JP4986736B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ジョブ管理機能を備えた画像形成装置に係り、特に、複数の印刷ジョブに係る出力物が錯綜してしまうことを可及的に回避して、ユーザの利便性を向上することが可能な画像形成装置に関する。
従来、各ユーザ毎に備えられる複数の情報処理装置(以下、ユーザ端末という場合がある。)との間をネットワークを介して接続して構成され、各ユーザ端末から印刷ジョブを受け付けて、同受け付けられた管理対象となる印刷ジョブを、所定の順序で実行するジョブ管理機能を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の画像形成装置は、紙種情報取得手段と、紙種情報に基づいて、ジョブが現在装填されている転写紙で出力可能か否かを判断する判断手段と、制御手段とを備え、出力する際に、制御手段は、判断手段により現在装填されている転写紙で出力可能と判断されたジョブを通知すると共に、現在装填されている転写紙で出力できないジョブの順序を出力可能なジョブの後に変更するように制御する。例えば、「確認」ボタンが押された場合、現在装填されている転写紙で出力可能なジョブを表示するようになされる。また、「集約」ボタンが押された場合、実行可能なジョブを集約して出力順序を先頭に、即ち現在装填されている転写紙で出力できないジョブの順序を出力可能なジョブの後に変更するようになされる。
特許文献1に記載の画像形成装置によれば、ジョブを効率的に処理することができる。
ところが、かかる従来のジョブ管理技術では、例えば、ネットワーク経由で複数の各ユーザ端末からの指令に基づいて画像形成装置に印刷出力を行わせる場合であって、複数の印刷ジョブに係る各ユーザ毎の出力物が共通の排紙トレイに排出される場合、各ユーザ毎の出力物が錯綜してしまうことが起こり得る。また、この場合において、あるユーザが、他人の出力物を誤って持ち去ってしまうことも起こり得る。かかる場合において、他人が持ち去ってしまった出力物が、機密に係るものである場合には、このまま見過ごすことはできないといった予期せぬトラブルをも招来しかねない。
特開2006−25137号公報
解決しようとする問題点は、複数の印刷ジョブに係る出力物が錯綜してしまうおそれがあった点である。
本発明者は、ネットワーク経由で複数の各ユーザ端末からの指令に基づいて画像形成装置に印刷出力を行わせる場合であって、複数の印刷ジョブに係る各ユーザ毎の出力物が共通の排紙トレイに排出される場合に、各ユーザ毎の出力物の錯綜を未然に防止することを主要なテーマとして、日々研究に勤しんでいた。
そうしたところ、本発明者は、複数の印刷ジョブに係る各ユーザ毎の出力物の錯綜を防止するためには、ユーザ側では、錯綜防止対象となる印刷ジョブ(以下では、説明の便宜上、「控えめ印刷設定ジョブ」と呼ぶ。)を予め設定するとともに、印刷ジョブを要求する際には、当該印刷ジョブが控えめ印刷設定ジョブである旨を併せて送信する一方、かかる印刷ジョブを受け付けた管理側では、印刷ジョブ遂行を管理するための管理スケジュールを作成する際に、待機中の印刷ジョブに係る稼働状況を取得するとともに、当該控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力を、当該取得した稼働状況に基づく空いている時間帯に割り当てることが有効であるとの発想を得て、この錯綜防止技術について特許出願を行っている。
ところで、本発明者は、控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力を、待機中の印刷ジョブに係る稼働状況に基づく空いている時間帯に割り当てるにあたり、実際に、どのような時間帯に割り当てればよいのかについて思索を巡らせていた。
そうしたところ、本発明者は、例えば三段階などの複数の電力モードを備えた画像形成装置では、同装置が所定時間レディモード(通常待機モード)を維持している場合であって、その間にジョブの発生がなかった場合には、自身の電力モードを、操作パネルへの給電を停止する省電力モードに遷移させる電力制御技術が適用されていることに気付いた。そして、かかる電力制御技術に関連付けることで、錯綜防止という所期の目的を達成することが出来るのではないか?とのヒントを得て、さらなる思索を重ねた結果、遂に本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、複数の印刷ジョブに係る出力物が錯綜してしまうことを可及的に回避して、ユーザの利便性を格段に向上することを目的として、複数のユーザ端末との間をネットワークを介して接続して構成され、当該複数のユーザ端末から印刷ジョブを受付ける受付手段と、当該受付手段で受け付けた複数の印刷ジョブを管理するジョブ管理手段と、を有し、管理対象となる印刷ジョブを、所定の順序で実行するように構成された画像形成装置であって、前記受付手段で受け付けた印刷ジョブが、控えめ印刷設定に係るジョブであるか否かを判定する判定手段と、所定の条件に従って自身の電力モードを複数段階に切り換える制御を行う電力モード制御手段と、をさらに備え、前記ジョブ管理手段は、前記判定手段の判定の結果、前記受付手段で受け付けたジョブが、複数の控えめ印刷設定ジョブである旨の判定が下されたとき、前記電力モード制御手段から自身の電力モードに係る遷移状況を取得するとともに、前記複数の控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力を、待機中の印刷ジョブとは異なる時間帯であって、当該取得した遷移状況に基づく複数の遷移ステージのうち、相互に異なる遷移ステージとなる時間帯にそれぞれ割り当てることを最も主要な特徴とする。
本発明は、複数のユーザ端末との間をネットワークを介して接続して構成され、当該複数のユーザ端末から印刷ジョブを受付ける受付手段と、当該受付手段で受け付けた複数の印刷ジョブを管理するジョブ管理手段と、を有し、管理対象となる印刷ジョブを、所定の順序で実行するように構成された画像形成装置であって、前記受付手段で受け付けた印刷ジョブが、控えめ印刷設定に係るジョブであるか否かを判定する判定手段と、所定の条件に従って自身の電力モードを複数段階に切り換える制御を行う電力モード制御手段と、をさらに備え、前記ジョブ管理手段は、前記判定手段の判定の結果、前記受付手段で受け付けたジョブが、複数の控えめ印刷設定ジョブである旨の判定が下されたとき、前記電力モード制御手段から自身の電力モードに係る遷移状況を取得するとともに、前記複数の控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力を、待機中の印刷ジョブとは異なる時間帯であって、当該取得した遷移状況に基づく複数の遷移ステージのうち、相互に異なる遷移ステージとなる時間帯にそれぞれ割り当てるので、これによって、控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力は、待機中の印刷ジョブとは異なる時間帯であって、電力モード制御手段から取得した自身の電力モードに係る遷移状況に基づく時間帯に割り当て実行される結果として、複数の印刷ジョブに係る出力物と、控えめ印刷設定ジョブに係る出力物とが錯綜してしまうことを可及的に回避して、ユーザサイドの利便性向上に寄与することができる。
複数の印刷ジョブに係る出力物が錯綜してしまうことを可及的に回避して、ユーザサイドの利便性向上に寄与するといった目的を、判定手段の判定の結果、受付手段で受け付けたジョブが控えめ印刷設定ジョブである旨の判定が下されたとき、電力モード制御手段から自身の電力モードに係る遷移状況を取得するとともに、当該控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力を、待機中の印刷ジョブとは異なる時間帯であって、当該取得した遷移状況に基づく時間帯に割り当てるジョブ管理手段により実現した。
以下、本発明に係る画像形成装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下において、本発明に係る画像形成装置として、デジタル複合機を例示するとともに、同複合機にネットワークを介して接続されたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置(以下、ユーザ端末という。)から印刷ジョブを受け付けて、同受け付けた印刷ジョブに対してジョブ管理を実行する例を挙げて説明する。
[デジタル複合機周辺の概略構成]
図1は、デジタル複合機周辺の概略構成図である。
本機は、印刷出力、ファックス送信、メール送信、又はデータ送信のうち少なくとも一つの機能が利用可能であり、マイクロコンピュータ及び専用のハードウェア回路等から構成される主制御部11によって制御される。この主制御部11に接続され諸機能を担う入出力機器として、本機は、スキャナ部21、画像処理部31、エンジン部41、操作パネル部51、ファクシミリ通信部61、HDD(ハードディスクドライブ)63、並びに、ネットワークI/F(インタフェース)部65を備える。
主制御部11は、スキャナ機能を実現するための動作制御を行うスキャナコントローラ13と、ファクシミリ機能を実現するための動作制御を行うファクシミリコントローラ15、プリンタ機能を実現するための動作制御を行うプリンタコントローラ17、並びに、コピー機能を実現するための動作制御を行うコピーコントローラ19を内蔵し、本機全体の動作を統括制御する。
スキャナ部21は、図示しないスキャナを構成する画像照射ランプ23及びCCD(電荷結合素子:Charge Coupled Device)センサー25を含む。スキャナ部21は、画像照射ランプ23により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサー25で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データを画像処理部31へ出力する。
画像処理部31は、補正部33、画像加工部35及び画像メモリ37を含む。画像処理部31は、スキャナ部21で読み取られた画像データを必要に応じて補正部33及び画像加工部35により処理し、処理された画像データを画像メモリ37に記憶したり、エンジン部41、ファクシミリ通信部61等へ出力する。補正部33は、スキャナ部21で読み取られた画像データに対してレベル補正、Y補正等の所定の補正処理を行う。画像加工部35は、画像データの圧縮又は伸張処理、及び拡大又は縮小処理等の種々の加工処理を行う。
エンジン部41は、図示しない給紙カセットや給紙ローラ等から構成される用紙搬送部43、図示しない感光体ドラム、露光装置、現像装置等から構成される画像形成部45、図示しない転写ローラ等から構成される転写部47、及び図示しない定着ローラ等から構成される定着部49を含む。エンジン部41は、スキャナ部21で読み取られた画像データ、ネットワークI/F部65介してLAN(Local Area Network)によりクライアントPC(パーソナルコンピュータ)等から送信された画像データ、ファクシミリ通信部61を用いて外部のファクシミリ装置等から受信したファクスデータ等の画像データを用いて画像を用紙に印刷する。具体的には、用紙搬送部43は用紙を画像形成部45へ搬送し、画像形成部45は上記の画像データに対応するトナー像を形成し、転写部47はトナー像を用紙に転写し、定着部49はトナー像を用紙に定着させて画像を形成する。
操作パネル部51は、タッチパネル部53及び操作キー部55を含む。操作パネル部51は、ユーザがスキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能等に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作指令等を主制御部11に与える。
タッチパネル部53は、タッチパネルとカラーLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面、例えば、コピー機能実行時には、原稿サイズ、コピーサイズ、複写部数等に関する情報を表示するとともに、ユーザが該当部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン類を表示する。
操作キー部55は、ユーザの操作入力を受付けるための複数の操作キーを備えており、例えば、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能など諸機能のなかから、所要機能のキー入力操作をユーザが選択的に実行する際に、又は、ユーザが複写部数やコピー実行指令などを操作入力する際に用いられる。
ファクシミリ通信部61は、符号化/復号化部(図示省略)、変復調部(図示省略)及びNCU(Network Control Unit)(図示省略)を含む。ファクシミリ通信部61は、スキャナ部21によって読み取られた原稿の画像データを電話回線を介してファクシミリ装置等へ送信したり、ファクシミリ装置等から送信された画像データを受信する。
HDD(ハードディスクドライブ)63は、スキャナ部21によって読み取られた画像データ及び同画像データに設定されている出力形式等の種々のデータ等を記憶する。HDDに記憶されている画像データは、プリンタドライバ、プログラム及び記録媒体内部で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部65を介してクライアントPC等から確認したり、クライアントPCやFTPサーバ等の所定のフォルダへ転送される。
ネットワークI/F部65は、ネットワークインタフェース(10/100Base−TX)等を用い、LANを介して接続されたクライアントPC等のユーザ端末67に対する種々のデータの送受信を制御する。具体的には、ネットワークI/F部65は、例えば、ユーザ端末67から送信されてきた印刷ジョブ要求信号を受信し、同受信した信号を主制御部11宛に転送する一方で、主制御部11から返信されてきた該当する印刷ジョブ要求の管理スケジュールに係る情報を受信し、同受信した情報をユーザ端末67宛に転送する。
ユーザ端末67における印刷ジョブ設定に係る操作内容を表示するために、ユーザ端末67は、表示装置69を備えている。また、ユーザ端末67は、複数の印刷ジョブに係る出力物が錯綜してしまう事態を回避するために、例えば、機密管理を要する文書に係る印刷ジョブに対して控えめ印刷機能を設定する控えめ設定部71と、控えめ印刷機能設定に係る操作内容を表示させる制御を行う表示制御部73と、を含んで構成されている。
そして、ユーザ端末67から控えめ設定に係る印刷ジョブを受け付けたとき、同印刷ジョブに係る出力物が、複数の印刷ジョブに係る出力物と錯綜してしまう事態を可及的に回避するために、主制御部11は、ユーザ端末67からの印刷ジョブを受け付けるジョブ受付部75と、ユーザ端末67から受け付けた印刷ジョブを管理するためのジョブ管理テーブル77と、ジョブ受付部(本発明の「受付手段」に相当する。)75で受け付けた印刷ジョブが、控えめ印刷設定に係るジョブであるか否かを判定する控えめ設定判定部(本発明の「判定手段」に相当する。)79と、所定の条件に従って自身の電力モードを複数段階に切り換える制御を行う電力モード制御部(本発明の「電力モード制御手段」に相当する。)80と、控えめ設定判定部79における判定の結果、ジョブ受付部75で受け付けたジョブが控えめ印刷設定ジョブである旨の判定が下されたとき、電力モード制御部80から自身の電力モードに係る遷移状況を取得するとともに、控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力を、待機中の印刷ジョブとは異なる時間帯であって、当該取得した遷移状況に基づく時間帯に割り当てる機能を有するジョブ管理部(本発明の「ジョブ管理手段」に相当する。)81と、を備えて構成されている。
[本発明に係る画像形成装置の動作]
次に、本発明に係る画像形成装置の動作について、図2及び図3を参照して説明する。図2は、本画像形成装置の動作フローチャートを示し、図3は、三段階に階層化されている省電力モード毎の、各部への電力供給仕様を表す。
本発明に係る画像形成装置の動作説明に先立って、同装置に設定される省電力モードの概要について言及すると、画像形成装置は、図3に示すように、消費電力量毎に三段階に階層化(通常待機モードを含んだ場合には四段階)された省電力モードを有している。具体的には、レディモード(通常待機モード)では、操作パネル部51、エンジン部41、及びファクシミリ通信部61の全てに対して電力供給がなされるのに対し、第1の省電力モードでは、操作パネル部51を除いた、エンジン部41及びファクシミリ通信部61に対して電力供給がなされ、第2,第3の省電力モードでは、操作パネル部51及びエンジン部41を除いた、ファクシミリ通信部61に対して電力供給がなされる。ただし、第3の省電力モードにおいて、ファクシミリ通信部61では、主制御部11からの起動指令を監視する機能を除き、全ての電子部品への電力供給が遮断されるといった、特有の省電力モードで動作する点が、第2の省電力モードとは相違している。なお、主制御部11に対しては、省電力モードの如何にかかわらず、常時電力供給がなされている。こうして階層化された電力モードによれば、レディモードを起点として、第1の省電力モード、第2の省電力モード、第3の省電力モードと深い階層に遷移してゆくにつれて、消費電力量が削減されてゆくことになる。
また、以下では、特に説明のない限り、複数の印刷ジョブに係る出力物が錯綜してしまう事態を回避するために、本機での印刷ジョブに係る処理を試みるユーザが、ユーザ端末67を介してユーザ識別情報及び暗証番号(認証情報)の入力操作を行うとともに、機密管理を要する文書に係る印刷ジョブに対して控えめ印刷設定の入力操作を行った前提下で、動作の説明を進めることとする。
上述の控えめ印刷設定を伴う該当文書の印刷ジョブを受けて、主制御部11は、入力されたユーザ識別情報等と、予め登録されているユーザ識別情報等を照合することで、ログインしてきたユーザが正規ユーザか否かに係るログイン認証を行う。このログイン認証の結果、ログインユーザが正規ユーザであると認識されると、主制御部11は、該当文書の印刷ジョブを受け付ける(ステップS11)。
次に、主制御部11は、ステップS11で受け付けた印刷ジョブが、控えめ印刷設定に係るジョブであるか否かを判定する(ステップS12)。
ステップS12の控えめ設定判定の結果、上記の前提とは異なり、ステップS11で受け付けた印刷ジョブが、控えめ印刷設定に係るジョブでない旨の判定が下されたとき、主制御部11は、通常通りのルールに従って、該当ジョブを管理スケジュールのうち適宜の時間帯に割り当てる処理を行う(ステップS13)。
一方、ステップS12の控えめ設定判定の結果、上記の前提通りに、ステップS11で受け付けた印刷ジョブが、控えめ印刷設定に係るジョブである旨の判定が下されたとき、主制御部11は、電力モード制御部80から自身の電力モードに係る遷移状況を取得するとともに(ステップS14)、控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力を、管理スケジュールのうち、待機中の印刷ジョブとは異なる時間帯であって、当該取得した遷移状況に基づく時間帯に割り当てる処理を行う(ステップS15)。
ここで、ステップS15における割り当て処理について説明すると、この割り当て処理の基本的な考え方は、例えば、同装置の電力モードが、レディモード(通常待機モード)から省電力モードに遷移する場合や、第1の省電力モードから第2の省電力モードに遷移する場合等とは、一般に、同装置に対するジョブが所定時間を越えて生じていない場合であることに基づく。すなわち、同装置に対するジョブが所定時間を越えて生じていない場合に、控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力を行わせるようにすれば、複数の出力物に係る錯綜を予防することができる。そこで、本発明では、例えば、同装置の電力モードが、レディモード(通常待機モード)から、例えば第1の省電力モードに遷移する場合に、控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力を、管理スケジュールのうち、待機中の印刷ジョブとは異なる時間帯であって、当該取得した遷移状況に基づく時間帯に割り当てるようにしている。ここで、取得した遷移状況に基づく時間帯とは、具体的には、例えば、同装置の電力モードが、レディモード(通常待機モード)から第1の省電力モードに遷移するタイミングに同期した時間帯、或いは、第1の省電力モードから第2の省電力モードに遷移するタイミングに同期した時間帯のことを意味する。従って、例えば、同装置の電力モードが、レディモード(通常待機モード)から省電力モードに遷移する場合や、第1の省電力モードから第2の省電力モードに遷移する場合等に、かかる遷移タイミングに同期させて控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力を行わせることによって、複数の出力物に係る錯綜を予防することができる。
なお、例えば、同装置の電力モードが、第1の省電力モードから第2の省電力モードに遷移したタイミング、或いは、第2の省電力モードから第3の省電力モードに遷移したタイミングに同期した時間帯に、控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力を割り当てた場合には、第2又は第3の省電力モードでは、エンジン部41に対する電力供給が遮断されているので、例えば定着部49の温度が所要の温度に達していない等の理由によって、画像形成動作に支障を生じる事態が想定される。しかし、この場合には、例えば、通常の画像形成速度と比較して、低速での画像形成処理を実行することにより、画質を損なうことなく、控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力を実行させることができる。
ステップS13又はS15における管理スケジュールへの割り当て処理後に、主制御部11は、割り当てられた管理スケジュールに従って、印刷ジョブを含む各種ジョブの処理を実行する(ステップS16)。
以上述べたように、本発明に係る画像形成装置によれば、ジョブ管理部81は、控えめ設定判定部79の判定の結果、ジョブ受付部75で受け付けたジョブが控えめ印刷設定ジョブである旨の判定が下されたとき、電力モード制御部80から自身の電力モードに係る遷移状況を取得するとともに、控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力を、待機中の印刷ジョブとは異なる時間帯であって、当該取得した遷移状況に基づく時間帯に割り当てるので、これによって、控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力は、待機中の印刷ジョブとは異なる時間帯であって、電力モード制御部80から取得した自身の電力モードに係る遷移状況に基づく時間帯に割り当て実行される結果として、複数の印刷ジョブに係る出力物と、控えめ印刷設定ジョブに係る出力物とが錯綜してしまうことを可及的に回避して、ユーザサイドの利便性向上に寄与することができる。
ところで、複数の印刷ジョブに係る出力物と、控えめ印刷設定ジョブに係る出力物とが錯綜してしまうことを回避するためのアプローチのひとつとして、控えめ印刷設定ジョブに係る出力物が、その他ふつうの印刷ジョブに係る出力物と差別化して出力されれば、さらに利便性が高まる。
そうした観点から、ジョブ管理部81は、控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力が完了後に、当該控えめ印刷設定ジョブが完了した旨の指標を提供するように構成してもよい。ここでいう「控えめ印刷設定ジョブが完了した旨の指標を提供する」とは、例えば、控えめ印刷設定ジョブが完了した後に、当該ジョブで使用した用紙よりも大きい用紙を差し込んでおくことを含む。なお、この差し込み用紙は、なにも印刷していない白紙であっても良いし、或いは、控えめ印刷設定ジョブの差別化のための差し込み用紙である旨を明示するようにしても良い。このようにすれば、控えめ印刷設定ジョブに係る出力物に接したユーザは、それが控えめ印刷設定ジョブに係る出力物であることを一目で認識することが可能となる結果として、複数の印刷ジョブに係る出力物と、控えめ印刷設定ジョブに係る出力物とが錯綜してしまうことを回避して、ユーザサイドの利便性向上に寄与することができる。
また、複数の印刷ジョブに係る出力物の錯綜防止効果を高めるためのアプローチのひとつとして、控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力が完了後に、当該控えめ印刷設定ジョブが完了した旨を、該当ユーザ宛に通知することができれば、さらに利便性が高まる。
そうした観点から、ジョブ管理部81は、控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力が完了後に、当該控えめ印刷設定ジョブが完了した旨の指標を提供するように構成してもよい。すなわち、ここでいう「控えめ印刷設定ジョブが完了した旨の指標を提供する」とは、例えば、控えめ印刷設定ジョブが完了した後に、当該控えめ印刷設定ジョブが完了した旨を、該当ユーザ宛に、例えば電子メール等の適宜の情報伝達媒体を介して通知することを含む。このようにすれば、印刷設定ジョブが完了した旨の通知を受けたユーザは、自身の控えめ印刷設定ジョブの完了後に速やかに該当する出力物を入手することが可能となる結果として、複数の印刷ジョブに係る出力物と、控えめ印刷設定ジョブに係る出力物とが錯綜してしまうことを未然に回避して、ユーザサイドの利便性向上に寄与することができる。
さらに、ジョブ管理部81は、控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力に係る排出先を、通常の印刷ジョブとは異なる排出先に割り当てるように構成してもよい。このようにすれば、通常の印刷ジョブとは異なる排出先に存在する出力物に接したユーザは、これが控えめ印刷設定ジョブに係る出力物であることを一目で認識することが可能となる結果として、複数の印刷ジョブに係る出力物と、控えめ印刷設定ジョブに係る出力物とが錯綜してしまうことを回避して、ユーザサイドの利便性向上に寄与することができる。
[その他]
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う画像形成装置もまた、本発明における技術的範囲の射程に包含されるものである。
すなわち、例えば本発明実施例において、ジョブ管理部81は、控えめ設定判定部79の判定の結果、ジョブ受付部75で受け付けたジョブが控えめ印刷設定ジョブである旨の判定が下されたとき、電力モード制御部80から自身の電力モードが省電力モードに遷移するタイミングを取得するとともに、当該控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力を、待機中の印刷ジョブとは異なる時間帯であって、電力モード制御部80から取得した自身の電力モードに係る遷移状況に基づく時間帯に割り当てる態様を例示して説明したが、ジョブ管理部81のもとに、複数の控えめ印刷設定ジョブが送信されてきたときに、これら複数の控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力を、管理スケジュールのうちどのような時間帯にそれぞれ割り当てるかが問題となる。
そうした観点から、ジョブ管理部81は、前記判定手段の判定の結果、前記受付手段で受け付けたジョブが、複数の控えめ印刷設定ジョブである旨の判定が下されたとき、前記電力モード制御手段から自身の電力モードに係る遷移状況を取得するとともに、前記複数の控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力を、当該取得した遷移状況に基づく複数の遷移ステージのうち、相互に異なる遷移ステージとなる時間帯にそれぞれ割り当てる態様を採用することができる。このようにすれば、複数の控えめ印刷設定ジョブのそれぞれは、複数の遷移ステージのうち、相互に異なる遷移ステージとなる時間帯にそれぞれ割り当てられる結果として、複数の控えめ印刷設定ジョブが生じた場合であっても、複数の出力物が錯綜してしまうことを未然に回避して、ユーザサイドの利便性向上に寄与することができる。
最後に、本発明は、請求項に記載の技術的範囲の射程に包含される限りにおいて、「印刷出力物の錯綜防止」といった目的に鑑みて、印刷出力物の錯綜が防止可能な程度に、待機中の印刷ジョブと、控えめ印刷設定ジョブとの実行スケジュールのそれぞれが、相互に異なる時間帯に割り当てられるあらゆる態様を含む。なお、ここで言う待機中の印刷ジョブとは、控えめ印刷設定ジョブの受付時点で待機中のものを含むことは当然として、控えめ印刷設定ジョブの受付後に入力されてきた印刷ジョブをも含むものであることは言うまでもない。
本発明に係る画像形成装置の動作制御対象となるデジタル複合機周辺の概略構成図である。 本発明に係る画像形成装置がインストールされたユーザ端末の動作に係るフローチャート図である。 本発明に係る画像形成装置において三段階に階層化されている省電力モード毎の、各部への電力供給仕様を表す。
符号の説明
11 主制御部
67 ユーザ端末
71 控えめ設定部
73 表示制御部
75 ジョブ受付部(受付手段)
77 ジョブ管理テーブル
79 控えめ設定判定部(判定手段)
80 電力モード制御部(電力モード制御手段)
81 ジョブ管理部(ジョブ管理手段)

Claims (4)

  1. 複数のユーザ端末との間をネットワークを介して接続して構成され、当該複数のユーザ端末から印刷ジョブを受付ける受付手段と、当該受付手段で受け付けた複数の印刷ジョブを管理するジョブ管理手段と、を有し、管理対象となる印刷ジョブを、所定の順序で実行するように構成された画像形成装置であって、
    前記受付手段で受け付けた印刷ジョブが、控えめ印刷設定に係るジョブであるか否かを判定する判定手段と、
    所定の条件に従って自身の電力モードを複数段階に切り換える制御を行う電力モード制御手段と、
    をさらに備え、
    前記ジョブ管理手段は、
    前記判定手段の判定の結果、前記受付手段で受け付けたジョブが、複数の控えめ印刷設定ジョブである旨の判定が下されたとき、前記電力モード制御手段から自身の電力モードに係る遷移状況を取得するとともに、前記複数の控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力を、待機中の印刷ジョブとは異なる時間帯であって、当該取得した遷移状況に基づく複数の遷移ステージのうち、相互に異なる遷移ステージとなる時間帯にそれぞれ割り当てる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記ジョブ管理手段は、
    前記判定手段の判定の結果、前記受付手段で受け付けたジョブが、複数の控えめ印刷設定ジョブである旨の判定が下されたとき、前記電力モード制御手段から自身の電力モードが省電力モードに遷移するタイミングを取得するとともに、前記複数の控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力を、当該取得した遷移タイミングに基づく複数の遷移ステージのうち、相互に異なる遷移ステージとなる時間帯にそれぞれ割り当てる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置であって、
    前記ジョブ管理手段は、
    前記控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力が完了後に、当該控えめ印刷設定ジョブが完了した旨の指標を提供する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記ジョブ管理手段は、
    前記控えめ印刷設定ジョブに係る印刷出力に係る排出先を、通常の印刷ジョブとは異なる排出先に割り当てる
    ことを特徴とする画像形成装置。
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