JP2010072097A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省電力への貢献を高水準で実現可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】認証部70は、アクセスしてきたユーザが正規ユーザか否かに係るユーザ認証を行う。アクセスしてきたユーザが正規ユーザである旨の判定が下されたとき、識別情報取得部71は、当該正規ユーザに係る識別情報を取得する一方、機能モジュール選択部75は、利用履歴情報記憶部73から読み出した該当ユーザの機能に係る利用履歴情報に基づいて、複数の機能モジュール83−1,2,3,・・・nのなかから、所定のルールに従う機能モジュールを電力供給対象として選択する。電力供給制御部77は、機能モジュール選択部7で選択された機能モジュールに係る電力供給制御を実行する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ又はこれらの複合機を含む画像形成装置に係り、特に、複数の機能モジュール単位で電力供給制御を実行することを通じて、省電力への貢献を高水準で実現可能な画像形成装置に関する。
従来、コピー、プリンタ、スキャナ、或いはファクシミリ等のジョブ処理機能を併せ持つ、いわゆるMFP(Multi Function Peripheral)とも呼ばれる画像形成装置が広く普及している。かかるMFPでは、昨今の地球環境保全等の高まりを受けて、省電力に配慮すべきことが社会的に強く要請されている。
かかる要請に応えるためのアプローチのひとつとして、ユーザのライセンスに関するユーザライセンス情報を管理するライセンス管理部と、ライセンス管理部から取得したユーザライセンス情報に従って複数の機能ブロックのなかから使用する機能ブロックを特定する機能ブロック特定部と、使用する機能ブロックには電源を供給する一方、使用しない機能ブロックには電源を供給しないように制御する電源制御部と、を有し、消費電力の最適化を実現しようとする省電力技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に係る省電力技術によれば、複数の各機能毎にライセンス管理されたライセンス情報に従って必要な機能ブロックのみを動作させることによって、画像処理装置の消費電力の最適化を図ることができる。
しかしながら、特許文献1に記載の省電力技術では、複数の各ユーザにおける機能に係る利用態様が一定であるか否かにかかわらず、各ユーザ毎に、使用する機能ブロックと使用しない機能ブロックとが画一的に設定されるため、例えば、使用しない旨の設定がなされている機能ブロックを使用する一方、使用する旨の設定がなされている機能ブロックを使用しない場合等、ユーザの機能に係る利用態様によっては、使用しない機能ブロックに電源が供給されて無駄な電力が消費されてしまう事態を生じる結果、省電力への貢献を高水準で実現することは難しかった。
特開2006−146075号公報
解決しようとする問題点は、従来技術では、省電力への貢献を高水準で実現することは難しかった点である。
本発明は、省電力への貢献を高水準で実現可能な画像形成装置を提供することを目的として、画像形成に係る各種機能を遂行する際に動作する複数の機能モジュールと、ユーザがアクセスしてくる毎に、当該ユーザが正規ユーザか否かに係るユーザ認証を行う認証部と、前記認証部におけるユーザ認証の結果、アクセスしてきたユーザが正規ユーザである旨の判定が下されたとき、当該正規ユーザに係る識別情報を取得する識別情報取得部と、複数の各ユーザ毎の識別情報にそれぞれ関連付けて、該当ユーザの機能に係る利用履歴情報が記憶される利用履歴情報記憶部と、アクセスしてきたユーザが正規ユーザである旨の判定が下されたとき、前記利用履歴情報記憶部から読み出した該当ユーザの機能に係る利用履歴情報に基づいて、前記複数の機能モジュールのなかから、所定のルールに従う機能モジュールを電力供給対象として選択する機能モジュール選択部と、前記機能モジュール選択部で選択された機能モジュールに係る電力供給制御を実行する電力供給制御部と、を備えたことを最も主要な特徴とする。
本発明に係る画像形成装置では、認証部は、ユーザがアクセスしてくる毎に、当該ユーザが正規ユーザか否かに係るユーザ認証を行う。認証部におけるユーザ認証の結果、アクセスしてきたユーザが正規ユーザである旨の判定が下されたとき、識別情報取得部は、当該正規ユーザに係る識別情報を取得する一方、機能モジュール選択部は、利用履歴情報記憶部から読み出した該当ユーザの機能に係る利用履歴情報に基づいて、複数の機能モジュールのなかから、所定のルールに従う機能モジュールを電力供給対象として選択する。そして、電力供給制御部は、機能モジュール選択部で選択された機能モジュールに係る電力供給制御を実行する。従って、アクセスしてきたユーザが常用している機能モジュールが電力供給対象として選択され、こうして選択された機能モジュール単位での細分化された電力供給制御が実行される結果として、省電力への貢献を高水準で実現可能な画像形成装置を提供することができる。
省電力への貢献を高水準で実現可能な画像形成装置を提供するといった目的を、アクセスしてきたユーザが正規ユーザである旨の判定が下されたとき、前記利用履歴情報記憶部から読み出した該当ユーザの機能に係る利用履歴情報に基づいて、前記複数の機能モジュールのなかから、所定のルールに従う機能モジュールを電力供給対象として選択する機能モジュール選択部と、前記機能モジュール選択部で選択された機能モジュールに係る電力供給制御を実行する電力供給制御部と、の組合せに係る構成により実現した。
以下、本発明実施例に係る画像形成装置10について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
[画像形成装置周辺の概略構成]
図1は、本発明実施例に係る画像形成装置10の概略構成を示す機能ブロック図、図2は、同画像形成装置における操作パネル部の外観図、図3は、同画像形成装置において主要部を構成するASIC内部の概略構成を示す機能ブロック図である。
本発明実施例に係る画像形成装置10は、例えば、コピージョブ、Fax送信ジョブ、印刷ジョブ、又はネットワーク送信(メール送信やデータ送信)ジョブを含む諸機能が利用可能であり、マイクロコンピュータ及び専用のハードウェア回路等から構成される主制御部11によって制御される。この主制御部11に接続され諸機能を担う入出力機器として、本装置10は、スキャナ部21、画像処理部31、エンジン部41、操作パネル部51、ファクシミリ通信部61、HDD(ハードディスクドライブ)63、ネットワークI/F(インタフェース)部65、並びに、ICカード通信部67を備える。
主制御部11は、スキャナ機能を実現するための動作制御を行うスキャナコントローラ13と、ファクシミリ機能を実現するための動作制御を行うファクシミリコントローラ15、プリンタ機能を実現するための動作制御を行うプリンタコントローラ17、並びに、コピー機能を実現するための動作制御を行うコピーコントローラ19を内蔵し、本装置全体の動作を統括制御する。
スキャナ部21は、図示しないスキャナを構成する画像照射ランプ23及びCCD(電荷結合素子:Charge Coupled Device)センサー25を含む。スキャナ部21は、画像照射ランプ23により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサー25で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データを画像処理部31へ出力する。
画像処理部31は、補正部33、画像加工部35及び画像メモリ37を含む。画像処理部31は、スキャナ部21で読み取られた画像データを必要に応じて補正部33及び画像加工部35により処理し、処理された画像データを画像メモリ37に記憶したり、エンジン部41、ファクシミリ通信部61等へ出力する。補正部33は、スキャナ部21で読み取られた画像データに対してレベル補正、ガンマ補正等の所定の補正処理を行う。画像加工部35は、画像データの圧縮又は伸張処理、及び拡大又は縮小処理等の種々の加工処理を行う。
エンジン部41は、図示しない給紙カセットや給紙ローラ等から構成される用紙搬送部43、図示しない感光体ドラム、露光装置、現像装置等から構成される画像形成部45、図示しない転写ローラ等から構成される転写部47、及び図示しない定着ローラ等から構成される定着部49を含む。エンジン部41は、スキャナ部21で読み取られた画像データ、ネットワークI/F部65を介してLAN(Local Area Network)によりクライアントPC(パーソナルコンピュータ)等から送信された画像データ、ファクシミリ通信部61を用いて外部のファクシミリ装置等から受信したファクスデータ等の画像データを用いて画像を用紙に印刷する。具体的には、用紙搬送部43は用紙を画像形成部45へ搬送し、画像形成部45は上記の画像データに対応するトナー像を形成し、転写部47はトナー像を用紙に転写し、定着部49はトナー像を用紙に定着させて画像を形成する。
操作パネル部51は、図1及び図2に示すように、タッチパネル部53及び操作キー部55を含む。操作パネル部51は、ユーザがスキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能等に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作指令等を主制御部11に与える。
タッチパネル部53は、タッチパネルとカラーLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面、例えば、コピー機能実行時には、原稿サイズ、コピーサイズ、複写部数等に関する情報を表示するとともに、ユーザが該当部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン類を表示する。
操作キー部55は、ユーザの操作入力を受付けるための複数の操作キーを備えており、例えば、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能など諸機能のなかから、所要機能のキー入力操作をユーザが選択的に実行する際に、又は、ユーザが複写部数やコピー実行指令などを操作入力する際に用いられる。
ファクシミリ通信部61は、符号化/復号化部(図示省略)、変復調部(図示省略)及びNCU(Network Control Unit)(図示省略)を含む。ファクシミリ通信部61は、スキャナ部21によって読み取られた原稿の画像データを電話回線を介してファクシミリ装置等へ送信したり、ファクシミリ装置等から送信された画像データを受信する。
HDD(ハードディスクドライブ)63は、スキャナ部21によって読み取られた画像データ及び同画像データに設定されている出力形式等の種々のデータ等を記憶する。HDDに記憶されている画像データは、画像形成装置、プログラム及び記録媒体内部で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部65を介してクライアントPC等から確認したり、クライアントPCやFTPサーバ等の所定のフォルダへ転送される。
ネットワークI/F部65は、ネットワークインタフェース(10/100Base−TX)等を用い、LANを介して接続されたクライアントPC等のユーザ端末に対する種々のデータの送受信を制御する。
ICカード通信部67は、ユーザが所持しているICタグ等のカードキー69のアクセスを検知し、カードキー69に記憶されているユーザ識別情報を読み出して、主制御部11に転送する機能を備えている。
ところで、画像形成に係る各種機能を遂行する際に動作する複数の機能モジュール単位で電力供給制御を実行することを通じて、省電力への貢献を高水準で実現可能とするために、図1及び図3に示すように、主制御部11は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途向け集積回路)81によって構成されている。
このASIC81は、図3に示すように、画像形成に係る各種機能を遂行する際に動作する複数の機能モジュール83と、ユーザがアクセスしてくる毎に、当該ユーザが正規ユーザか否かに係るユーザ認証を行う認証部70と、認証部70におけるユーザ認証の結果、アクセスしてきたユーザが正規ユーザである旨の判定が下されたとき、当該正規ユーザに係る識別情報を取得する識別情報取得部71と、複数の各ユーザ毎の識別情報にそれぞれ関連付けて、該当ユーザの機能に係る利用履歴情報が記憶される利用履歴情報記憶部73と、アクセスしてきたユーザが正規ユーザである旨の判定が下されたとき、利用履歴情報記憶部73から読み出した該当ユーザの機能に係る利用履歴情報に基づいて、前記複数の機能モジュールのなかから、所定のルールに従う機能モジュールを電力供給対象として選択する機能モジュール選択部75と、機能モジュール選択部75で選択された機能モジュールに係る電力供給制御を実行する電力供給制御部77と、を備えて構成されている。
[本発明実施例に係る画像形成装置の動作]
次に、本発明実施例に係る画像形成装置10の動作について、図4〜図6を参照して説明する。図4は、本画像形成装置の動作フローチャート図、図5は、利用履歴情報記憶部に記憶されている利用履歴情報テーブル例に係る説明図、図6は、ユーザ識別Aの利用履歴情報テーブル例に係る説明図である。
本動作説明に先立って、前提となる画像形成装置の構成に言及する。本発明実施例に係る画像形成装置10は、ユーザが所持するカードキー69との間で認証情報に係るデータ交換を通じて装置の使用を許可するカードキー認証モードと、ユーザ識別情報及び暗証番号(認証情報)のキー入力操作をユーザに要求することを通じて装置の使用を許可するパネル認証モードとを二通り備えており、原則として、カードキー認証モードで動作している。以下の実施例では、原則通りの処理であるカードキー認証モードでの、画像形成装置10の動作について説明してゆく。
まず、ICカード通信部67は、ICカードキー69のアクセスを常時監視している。このとき、ユーザが、ICカードキー69を画像形成装置10における所定位置にセットすると、ICカード通信部67は、ICカードキー69のアクセスを検知し(ステップS11)、ICカードキー69に記憶されているユーザ識別情報を読み取り、読み取ったICカードキー69のユーザ識別情報を、ASIC81宛に転送する。
認証部70は、ICカード通信部67から転送されてきたユーザ識別情報と、利用履歴情報記憶部73に予め登録されているユーザ識別情報等を照合することで、カードキー認証を介してアクセスしてきたユーザが正規ユーザか否かに係るユーザ認証を行う(ステップS12)。なお、ユーザ認証に際して、暗証番号によるログイン管理機能を追加しても良い。
ステップS12のユーザ認証の結果、アクセスしてきたユーザが正規ユーザである旨の判定が下されたとき、識別情報取得部71は、当該ログインユーザに係る識別情報を取得(ステップS13)するとともに、このユーザ識別情報に基づいて、該当ユーザの利用履歴情報を、利用履歴情報記憶部73から読み出し(ステップS14)、該読み出した利用履歴情報を機能モジュール選択部75に渡す。
次いで、機能モジュール選択部75は、前記読み出された利用履歴情報に基づいて、本装置10に実装されている複数の機能モジュール83−1,2,3,・・・nのなかから、所定のルールに従う機能モジュールを電力供給対象として選択する処理を実行する(ステップS15)。
ここで、ステップS15における選択処理について詳しく述べると、例えば、前記利用履歴情報は、ユーザの機能に係る利用頻度を含んでおり、この場合、機能モジュール選択部75は、アクセスしてきたユーザが正規ユーザである旨の判定が下されたとき、利用履歴情報記憶部73から読み出した該当ユーザの機能に係る利用履歴情報に基づいて、利用頻度の高い機能モジュールを優先的に電力供給対象として選択する構成を採用することができる。このように構成すれば、アクセスしてきたユーザが頻用している機能モジュールが電力供給対象として選択され、こうして選択された機能モジュール単位での細分化された電力供給制御が実行される。ここで選択された機能モジュールは、当該ユーザによって利用される蓋然性が高いと考えられるから、省電力への貢献をさらに高水準で実現可能な画像形成装置を提供することができる。
また、前記ユーザの機能に係る利用頻度は、直近期間における利用頻度であり、この場合、機能モジュール選択部75は、アクセスしてきたユーザが正規ユーザである旨の判定が下されたとき、利用履歴情報記憶部73から読み出した該当ユーザの機能に係る利用履歴情報に基づいて、直近期間において利用頻度の高い機能モジュールを優先的に電力供給対象として選択する構成を採用してもよい。このように構成すれば、アクセスしてきたユーザが直近期間において頻用している機能モジュールが電力供給対象として選択され、こうして選択された機能モジュール単位での細分化された電力供給制御が実行される。ここで選択された機能モジュールは、当該ユーザによって利用される蓋然性がきわめて高いと考えられるから、省電力への貢献をより一層高水準で実現可能な画像形成装置を提供することができる。
次いで、電力供給制御部77は、機能モジュール選択部75で選択された機能モジュールに係る電力供給制御を実行する(ステップS16)。なお、電力供給制御部77は、ステップS16における電力供給制御と同時に、機能モジュール選択部75で電力供給対象から除外された機能モジュールについて、動作クロック信号の供給を停止するか、或いは、前記動作クロック信号の周期を遅くすることにより、電力供給対象から除外された機能モジュールに係る電力供給制御を実行する。
ステップS16における電力供給制御の実行後に、主制御部11は、ユーザによる機能に係る選択操作の有無を監視する。この監視中に、ユーザによる機能に係る選択操作があった旨の判定が下されたとき(ステップS17の”Yes”)、主制御部11は、処理の流をステップS16へと戻して、当該選択操作された機能モジュールに係る電力供給制御を実行させる。一方、前記電力供給制御の実行後から起算して所定時間(例えば10秒程度等の、適宜の値に設定された時間。)が経過する前に、ユーザによる機能に係る選択操作がない旨の判定が下されたとき(ステップS17の”No”)、主制御部11は、処理の流を次のステップS18へと進ませる。
ステップS18において、主制御部11は、ユーザの機能に係る利用履歴を、利用履歴情報として利用履歴情報記憶部73に記憶させて、この記憶更新処理の実行後に、一連の処理の流を終了させる。
ここで、利用履歴情報記憶部73に格納されている利用履歴情報テーブル例について、図5乃至図6を参照して説明すると、利用履歴情報テーブル85では、複数の各ユーザ毎の識別情報(例えば、図5に示すユーザA,B,C,D,Eを参照)にそれぞれ関連付けて、該当ユーザの機能に係る利用履歴情報(例えば、図5に示す直近1ヶ月以内の利用回数)が記憶されている。また、複数の各ユーザのうち、ユーザ識別Aに係る利用履歴情報テーブル87では、複数の機能モジュール83−1,2,3,・・・nにそれぞれ関連付けて、直近の期間をパラメータとして振った利用履歴情報(例えば図6に示すように、直近1週間以内の利用回数、直近1ヶ月以内の利用回数、及び直近6ヶ月以内の利用回数)が記憶されている。複数の機能モジュール83−1,2,3,・・・nとしては、例えば図6に示すように、カラー出力機能、白黒出力機能、拡大縮小機能、ソート機能、シート供給機能、ステープル機能、パンチ機能、PDL(page description language :ページ記述言語)対応機能、FAX機能、iFAX(インターネットファクシミリ)機能、センド(send:送信)機能、或いはボックス(box)機能などを例示することができる。
本発明の理解をさらに容易にするために、本発明実施例の構成について具体例をあげて説明する。一般に、画像形成に係る各種機能のうち、あるユーザが利用する機能には、偏りがある場合が多い。例えば、カラーコピー出力が可能であるにもかかわらず、主としてモノクロコピーを利用するユーザや、拡大縮小機能を利用しないユーザを例示することができる。
主としてモノクロコピーを利用するユーザに係る電力供給制御では、ASIC81内部においてカラー画像処理を担当するカラー出力機能モジュール83−1について、動作クロック信号の供給を停止するか、或いは、動作クロック信号の周期を遅くすることにより、同機能モジュール83−1の動作をスリープさせる。このとき、モノクロ画像処理を担当する白黒出力機能モジュール83−2については、動作クロック信号を供給することにより、同機能モジュール83−2の動作をアクティブにさせる。
同様に、拡大縮小機能を利用しないユーザに係る電力供給制御では、ASIC81内部において拡大縮小に係る画像処理を担当する拡大縮小機能モジュール83−3について、動作クロック信号の供給を停止するか、或いは、動作クロック信号の周期を遅くすることにより、同機能モジュール83−3の動作をスリープさせる。
このように、アクセスしてきたユーザが常用している機能モジュールが電力供給対象として選択され、こうして選択された機能モジュール単位での細分化された電力供給制御が実行される結果として、省電力への貢献を高水準で実現可能な画像形成装置を提供することができる。
[実施例の作用効果]
以上述べたように、本発明実施例に係る画像形成装置10では、認証部70は、ユーザがアクセスしてくる毎に、当該ユーザが正規ユーザか否かに係るユーザ認証を行う。認証部70におけるユーザ認証の結果、アクセスしてきたユーザが正規ユーザである旨の判定が下されたとき、識別情報取得部71は、当該正規ユーザに係る識別情報を取得する一方、機能モジュール選択部75は、利用履歴情報記憶部73から読み出した該当ユーザの機能に係る利用履歴情報に基づいて、複数の機能モジュール83−1,2,3,・・・nのなかから、所定のルールに従う機能モジュールを電力供給対象として選択する。そして、電力供給制御部77は、機能モジュール選択部7で選択された機能モジュールに係る電力供給制御を実行する。従って、アクセスしてきたユーザが常用している機能モジュールが電力供給対象として選択され、こうして選択された機能モジュール単位での細分化された電力供給制御が実行される結果として、省電力への貢献を高水準で実現可能な画像形成装置を提供することができる。
また、前記利用履歴情報は、ユーザの機能に係る利用頻度を含んでおり、この場合、機能モジュール選択部75は、アクセスしてきたユーザが正規ユーザである旨の判定が下されたとき、利用履歴情報記憶部73から読み出した該当ユーザの機能に係る利用履歴情報に基づいて、利用頻度の高い機能モジュールを優先的に電力供給対象として選択する構成を採用した場合には、アクセスしてきたユーザが頻用している機能モジュールが電力供給対象として選択され、こうして選択された機能モジュール単位での細分化された電力供給制御が実行される。ここで選択された機能モジュールは、当該ユーザによって利用される蓋然性が高いと考えられるから、省電力への貢献をさらに高水準で実現可能な画像形成装置を提供することができる。
さらに、前記ユーザの機能に係る利用頻度は、直近期間における利用頻度であり、この場合、機能モジュール選択部75は、アクセスしてきたユーザが正規ユーザである旨の判定が下されたとき、利用履歴情報記憶部73から読み出した該当ユーザの機能に係る利用履歴情報に基づいて、直近期間において利用頻度の高い機能モジュールを優先的に電力供給対象として選択する構成を採用した場合には、アクセスしてきたユーザが直近期間において頻用している機能モジュールが電力供給対象として選択され、こうして選択された機能モジュール単位での細分化された電力供給制御が実行される。ここで選択された機能モジュールは、当該ユーザによって利用される蓋然性がきわめて高いと考えられるから、省電力への貢献をより一層高水準で実現可能な画像形成装置を提供することができる。
[その他]
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う画像形成装置もまた、本発明における技術的範囲の射程に包含されるものである。
すなわち、本発明実施例において、カードキー認証モードで動作中の画像形成装置を例示して説明したが、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば、ユーザ識別情報及び暗証番号のキー入力操作をユーザに要求することを通じて装置の使用を許可するパネル認証モードで動作中の画像形成装置にも、本発明を適用可能であることはいうまでもない。
本発明実施例に係る画像形成装置の概略構成図である。 同画像形成装置における操作パネル部の外観図である。 同画像形成装置において主要部を構成するASIC内部の概略構成を示す機能ブロック図である。 本発明実施例に係る画像形成装置の動作フローチャート図である。 利用履歴情報記憶部に記憶されている利用履歴情報テーブル例に係る説明図である。 ユーザ識別Aの利用履歴情報テーブル例に係る説明図である。
符号の説明
11 主制御部
70 認証部
71 識別情報取得部
73 利用履歴情報記憶部
75 機能モジュール選択部
77 電力供給制御部
81 ASIC
83 複数の機能モジュール

Claims (5)

  1. 画像形成に係る各種機能を遂行する際に動作する複数の機能モジュールと、
    ユーザがアクセスしてくる毎に、当該ユーザが正規ユーザか否かに係るユーザ認証を行う認証部と、
    前記認証部におけるユーザ認証の結果、アクセスしてきたユーザが正規ユーザである旨の判定が下されたとき、当該正規ユーザに係る識別情報を取得する識別情報取得部と、
    複数の各ユーザ毎の識別情報にそれぞれ関連付けて、該当ユーザの機能に係る利用履歴情報が記憶される利用履歴情報記憶部と、
    アクセスしてきたユーザが正規ユーザである旨の判定が下されたとき、前記利用履歴情報記憶部から読み出した該当ユーザの機能に係る利用履歴情報に基づいて、前記複数の機能モジュールのなかから、所定のルールに従う機能モジュールを電力供給対象として選択する機能モジュール選択部と、
    前記機能モジュール選択部で選択された機能モジュールに係る電力供給制御を実行する電力供給制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記利用履歴情報は、ユーザの機能に係る利用頻度を含んでおり、
    前記機能モジュール選択部は、
    アクセスしてきたユーザが正規ユーザである旨の判定が下されたとき、前記利用履歴情報記憶部から読み出した該当ユーザの機能に係る利用履歴情報に基づいて、利用頻度の高い機能モジュールを優先的に電力供給対象として選択する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置であって、
    前記ユーザの機能に係る利用頻度は、直近期間における利用頻度であり、
    前記機能モジュール選択部は、
    アクセスしてきたユーザが正規ユーザである旨の判定が下されたとき、前記利用履歴情報記憶部から読み出した該当ユーザの機能に係る利用履歴情報に基づいて、直近期間において利用頻度の高い機能モジュールを優先的に電力供給対象として選択する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記利用履歴情報記憶部の記憶内容は、
    複数の各ユーザにおけるログイン毎に更新される、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記電力供給制御部は、
    前記機能モジュール選択部で電力供給対象から除外された機能モジュールについて、動作クロック信号の供給を停止するか、或いは、前記動作クロック信号の周期を遅くすることにより、前記機能モジュールに係る電力供給制御を実行する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015141608A (ja) * 2014-01-29 2015-08-03 株式会社リコー 画像形成システム、印刷システム、画像形成システム用サーバ、画像形成方法

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