JP2009077283A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自身の意図に合致した画像に容易にアクセス可能とすることを通じて、蓄積文書の有効活用を促進する。
【解決手段】文書蓄積部73に蓄積されている複数の文書ファイルに係る画像のなかから、自身の意図に沿った画像にアクセスしようと試みるユーザが、表示対象となる文書ボックスを指定操作すると、指定された文書ボックスに収容されている文書ファイルに係る画像が、スライドショー機能に適合したファイル形式に変換され、かかる形式変換後の文書ファイルに係る画像が、表示手段の表示画面上に順次スライドショー表示される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、文書蓄積機能を有する形成装置に係り、特に、蓄積文書の有効活用を促進可能な画像形成装置に関する。
従来、例えばプリンタや複合機等を含む画像形成装置において、文書蓄積機能を有するものが知られている。この種の画像形成装置では、読み取った文書ファイルに係る画像を蓄積しておき、この蓄積された画像に対し、例えば変倍等の所要の画像処理を行って、記録紙上に画像形成出力することができる。
こうした文書蓄積機能を有する画像形成装置の一例として、ユーザが文書蓄積ボタンを押下すると、現在の機能が蓄積制限対象の機能であるか判断し、蓄積制限対象の場合、蓄積文書数が範囲内であるか判断し、範囲内であるときには、蓄積ページ数が範囲内であるか判断し、範囲内であるときには、文書蓄積機能を有効にする一方、いずれかが範囲外であるときには、蓄積機能が無効である旨の表示を行って、文書蓄積機能を無効にする技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の技術によれば、ユーザ毎に文書の蓄積状態を設定でき、記憶可能な文書数およびページ数を監視して多数のユーザが蓄積機能を有効利用することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、画像形成装置に蓄積されている複数の文書ファイルに係る画像のなかから、ユーザが自身の意図に沿った画像にアクセスしようと試みた場合に、その作業を補助する機能は備えられていない。そのため、かかる作業は困難を極め、蓄積文書を有効活用する観点から改良の余地があった。
特開2004−112691号公報
解決しようとする問題点は、従来技術では、画像形成装置に蓄積されている複数の文書ファイルに係る画像のなかから、ユーザが自身の意図に沿った画像にアクセスしようと試みた場合に、その作業は困難を極め、蓄積文書を有効活用する観点から改良の余地があった点である。
本発明は、画像形成装置に蓄積されている複数の文書ファイルに係る画像のなかから、ユーザが自身の意図に沿った画像に簡易かつ速やかにアクセス可能とすることで、蓄積文書の有効活用を促進することを目的として、文書ボックス単位で文書ファイルに係る画像が蓄積される文書蓄積手段と、各種情報を表示画面上に表示可能な表示手段と、表示対象となる文書ボックスを操作指定する際に用いられる操作手段と、前記操作手段で指定された文書ボックスに収容されている文書ファイルに係る画像を、スライドショー機能に適合したファイル形式に変換する形式変換手段と、当該形式変換手段で形式変換後の文書ファイルに係る画像を、前記表示手段の表示画面上に順次スライドショー表示させる制御を行う表示制御手段と、を備えて構成されることを最も主要な特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、文書ボックス単位で文書ファイルに係る画像が蓄積される文書蓄積手段と、各種情報を表示画面上に表示可能な表示手段と、表示対象となる文書ボックスを操作指定する際に用いられる操作手段と、前記操作手段で指定された文書ボックスに収容されている文書ファイルに係る画像を、スライドショー機能に適合したファイル形式に変換する形式変換手段と、次述する表示制御手段と、を備えて構成され、表示制御手段は、前記形式変換手段で形式変換後の文書ファイルに係る画像を、前記表示手段の表示画面上に順次スライドショー表示させる制御を行うので、これによって、表示対象となる文書ボックスを指定操作すると、指定された文書ボックスに収容されている文書ファイルに係る画像が、スライドショー機能に適合したファイル形式に変換され、かかる形式変換後の文書ファイルに係る画像が、表示手段の表示画面上に順次スライドショー表示されるので、ユーザは、こうしてスライドショー表示された画像を視ることで、自身の意図に合致した画像に容易にアクセスすることが可能となる結果として、蓄積文書の有効活用を促進することができる。
蓄積文書の有効活用を促進するといった目的を、形式変換手段で形式変換後の文書ファイルに係る画像を、表示手段の表示画面上に順次スライドショー表示させる制御を行う表示制御手段により実現した。
以下、本発明に係る画像形成装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下において、本発明に係る画像形成装置として、デジタルカラー複写機を例示して説明する。
[デジタルカラー複写機周辺の概略構成]
図1は、デジタルカラー複写機周辺の概略構成図、図2は、本機に搭載された操作パネル部の外観図である。
本デジタルカラー複写機は、印刷出力、スキャナ、ファックス送信、メール送信、及びデータ送信を含む各種機能を利用可能であり、マイクロコンピュータ及び専用のハードウェア回路等から構成される主制御部11によって制御される。この主制御部11に接続され諸機能を担う入出力機器として、本機は、スキャナ部21、画像処理部31、エンジン部41、操作パネル部51、ファクシミリ通信部61、HDD(ハードディスクドライブ)63、並びにネットワークI/F(インタフェース)部65を備える。
主制御部11は、スキャナ機能を実現するための動作制御を行うスキャナコントローラ13と、ファクシミリ機能を実現するための動作制御を行うファクシミリコントローラ15、プリンタ機能を実現するための動作制御を行うプリンタコントローラ17、並びに、コピー機能を実現するための動作制御を行うコピーコントローラ19を内蔵し、本機全体の動作を統括制御する。
スキャナ部21(本発明の「読取手段」に相当する。)は、図示しないスキャナを構成する画像照射ランプ23及びCCD(電荷結合素子:Charge Coupled Device)センサー25を含む。スキャナ部21は、画像照射ランプ23により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサー25で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データを画像処理部31へ出力する。
画像処理部31は、補正部33、画像加工部35及び画像メモリ37を含む。画像処理部31は、スキャナ部21で読み取られた画像データを必要に応じて補正部33及び画像加工部35により処理し、処理された画像データを画像メモリ37に記憶したり、エンジン部41、ファクシミリ通信部61等へ出力する。補正部33は、スキャナ部21で読み取られた画像データに対してレベル補正、Y補正等の所定の補正処理を行う。画像加工部35は、画像データの圧縮又は伸張処理、及び拡大又は縮小処理等の種々の加工処理を行う。
エンジン部41は、図示しない給紙カセットや給紙ローラ等から構成される用紙搬送部43、図示しない感光体ドラム、露光装置、現像装置等から構成される画像形成部45、図示しない転写ローラ等から構成される転写部47、及び図示しない定着ローラ等から構成される定着部49を含む。エンジン部41は、スキャナ部21で読み取られた画像データ、ネットワークI/F部65を介してLAN(Local Area Network)によりクライアントPC(パーソナルコンピュータ)等から送信された画像データ、ファクシミリ通信部61を用いて外部のファクシミリ装置等から受信したファクスデータ等の画像データを用いて画像を用紙に印刷する。具体的には、用紙搬送部43は用紙を画像形成部45へ搬送し、画像形成部45は上記の画像データに対応するトナー像を形成し、転写部47はトナー像を用紙に転写し、定着部49はトナー像を用紙に定着させて画像を形成する。
操作パネル部51は、図2に示すように、タッチパネル部53及び操作キー部55を含む。操作パネル部51は、ユーザがスキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能等に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作指令等を主制御部11に与える。
タッチパネル部53(本発明の「表示手段」に相当する。)は、タッチパネルとカラーLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面、例えば、コピー機能実行時には、原稿サイズ、コピーサイズ、複写部数等に関する情報を表示するとともに、ユーザが該当部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン類を表示する。また、タッチパネル部53は、後述する通り、文書ボックスに収容されている文書ファイルに係る画像を、順次スライドショー表示する際に用いられる。
操作キー部(本発明の「操作手段」に相当する。)55は、ユーザの操作入力を受付けるための複数の操作キーを備えており、例えば、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能など諸機能のなかから、所要機能のキー入力操作をユーザが選択的に実行する際に、又は、ユーザが複写部数やコピー実行指令などを操作入力する際に用いられる。また、操作キー部53は、表示対象となる文書ボックスを操作指定する際、又はスライドショー機能のコントロール操作を行う際などに用いられる。
ファクシミリ通信部61は、符号化/復号化部(図示省略)、変復調部(図示省略)及びNCU(Network Control Unit)(図示省略)を含む。ファクシミリ通信部61は、スキャナ部21によって読み取られた原稿の画像データを電話回線を介してファクシミリ装置等へ送信したり、ファクシミリ装置等から送信された画像データを受信する。
HDD(ハードディスクドライブ)63は、複数の文書ボックスのための記憶領域を有しており、スキャナ部21によって読み取られた画像データ及び同画像データに設定されている出力形式等の種々のデータ等を記憶する。HDDに記憶されている画像データは、画像形成装置、プログラム及び記録媒体内部で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部65を介してクライアントPC等から確認したり、クライアントPCやFTPサーバ等の所定のフォルダへ転送される。
ネットワークI/F部65は、ネットワークインタフェース(10/100Base−TX)等を用い、LANを介して接続されたクライアントPC等に対する種々のデータの送受信を制御する。
画像形成装置に蓄積されている複数の文書ファイルに係る画像のなかから、ユーザが自身の意図に沿った画像に簡易かつ速やかにアクセス可能とすることで、蓄積文書の有効活用を促進するために、主制御部11は、表示対象となる文書ボックスに係る操作指定情報を操作キー部55を介して取得する操作情報取得部71と、文書ボックス単位で文書ファイルに係る画像が蓄積される文書蓄積部(本発明の「文書蓄積手段」に相当する。)73と、操作情報取得部71で取得した文書ボックスに収容されている文書ファイルに係る画像を、スライドショー機能に適合したファイル形式に変換する形式変換部(本発明の「形式変換手段」に相当する。)75と、形式変換部75で形式変換後の文書ファイルに係る画像を、タッチパネル部53の表示画面上に順次スライドショー表示させる制御を行う表示制御部(本発明の「表示制御手段」に相当する。)77と、を含んで構成されている。なお、表示制御部77は、スライドショー表示に係る画像のコマ送り時間を設定するための時間設定機能を有している。
ここで、スライドショー機能とは、複数の画像を表示画面上に次々と表示していく機能である。スライドショー機能は、サムネイルと呼ばれる、画像データのイメージを小さく表示した縮小画像に基づいて実行される。
[本発明実施例に係る画像形成装置の動作]
次に、本発明実施例に係る画像形成装置の動作について、図3〜図5を参照して説明する。図3は、本画像形成装置の動作フローチャートを示し、図4は、画像のスライドショー表示に係る表示画面例を示し、図5は、ファイル形式変換に係る概念図を示す。
文書蓄積部73に蓄積されている複数の文書ファイルに係る画像のなかから、自身の意図に沿った画像にアクセスしようと試みるユーザが、操作キー部55を介して表示対象となる文書ボックスを指定操作すると(ステップS11)、この操作指定情報が操作情報取得部71に送られる。次いで、ユーザが「スライドショー画像準備」ボタン(図4参照)を押下すると(ステップS12)、その旨が形式変換部75に送られる。これを受けて形式変換部75は、ステップS11で指定された文書ボックスに収容されている文書ファイルに係る画像を、スライドショー機能に適合したファイル形式に変換する(ステップS13)。
ここで、文書ボックスに蓄積される文書ファイルの形式として、JPEG,TIFF,PDFの三つがサポートされている場合を想定して説明すると、スライドショー機能では、JPEG,TIFFについてはそのまま使えるが、PDFについては、JPEG又はTIFF形式に変換する必要がある。そのため、指定された文書ボックス中にPDF形式の文書ファイルが存在する場合には、原則として、図5に示すように、スライドショー機能に適合したJPEG又はTIFF形式に変換することとしている。図5の例では、PDF形式の文書ファイルを、JPEG形式(図5中の下線付きで明示)に自動変換する態様を示している。なお、ユーザが「設定」ボタン(図4参照)を操作することで、PDF形式の文書ファイルを表示対象から除外する設定を行うことができるように構成してもよい。
次いで、ユーザが「再生」ボタン(図4参照)を押下すると(ステップS14)、その旨が表示制御部77に送られる。これを受けて表示制御部77は、ステップS13で形式変換後の文書ファイルに係る画像を、タッチパネル部53の表示画面上に順次スライドショー表示させる制御を行う(ステップS15)。なお、複数の文書ボックスの各々には、各自を一意に識別するための識別情報(例えば、「#1」,「#2」,「#3」・・・)が付されている。この場合、表示制御部77は、ステップS11で指定された文書ボックスに収容されている文書ファイルに係る画像を、識別情報に従う順序(例えば昇順又は降順などの、予めユーザが設定可能な順序)でスライドショー表示するように構成してもよい。ユーザは、こうしてスライドショー表示された画像を視ることで、自身の意図に合致した画像に容易にアクセスすることが可能となる結果として、蓄積文書の有効活用を促進することができる。
なお、図4に示す表示画面例のうち、「一時停止」ボタンはユーザがスライドショーを一時停止させる際に操作されるものであり、また、「停止」ボタンはユーザがスライドショーを停止させる際に操作されるものである。なお、「設定」ボタンは、PDF形式の文書ファイルを表示対象から除外する設定を行う以外に、ユーザがスライドショー表示に係る画像のコマ送り時間(例えば3秒等のユーザが適宜設定可能な時間)を設定する際にも操作される。
以上述べたように、本発明実施例に係る画像形成装置によれば、文書蓄積部73に蓄積されている複数の文書ファイルに係る画像のなかから、自身の意図に沿った画像にアクセスしようと試みるユーザが、表示対象となる文書ボックスを指定操作すると、指定された文書ボックスに収容されている文書ファイルに係る画像が、スライドショー機能に適合したファイル形式に変換され、かかる形式変換後の文書ファイルに係る画像が、表示手段の表示画面上に順次スライドショー表示されるので、ユーザは、こうしてスライドショー表示された画像を視ることで、自身の意図に合致した画像に容易にアクセスすることが可能となる結果として、蓄積文書の有効活用を促進することができる。
[その他]
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う画像形成装置もまた、本発明における技術的範囲の射程に包含されるものである。
本発明に係る画像形成装置(デジタルカラー複写機)周辺の概略構成図である。 本画像形成装置に搭載された操作パネル部の外観図である。 本画像形成装置の動作フローチャート図である。 画像のスライドショー表示に係る表示画面例を示す図である。 ファイル形式変換に係る概念図である。
符号の説明
11 主制御部
21 スキャナ部(読取手段)
51 操作キー部(操作手段)
53 タッチパネル部(表示手段)
71 操作情報取得部
73 文書蓄積部(文書蓄積手段)
75 形式変換部(形式変換手段)
77 表示制御部(表示制御手段)

Claims (5)

  1. 文書ボックス単位で文書ファイルに係る画像が蓄積される文書蓄積手段と、
    各種情報を表示画面上に表示可能な表示手段と、
    表示対象となる文書ボックスを操作指定する際に用いられる操作手段と、
    前記操作手段で指定された文書ボックスに収容されている文書ファイルに係る画像を、スライドショー機能に適合したファイル形式に変換する形式変換手段と、
    当該形式変換手段で形式変換後の文書ファイルに係る画像を、前記表示手段の表示画面上に順次スライドショー表示させる制御を行う表示制御手段と、
    を備えて構成されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    原稿画像を読み取る読取手段をさらに備え、
    前記文書蓄積手段には、
    前記読取手段で読み取った画像が蓄積される、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置であって、
    前記形式変換手段で形式変換後の文書ファイルに係る画像は、JPEG又はTIFF形式のサムネイル画像である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記表示制御手段は、
    前記スライドショー表示に係る画像のコマ送り時間を設定するための時間設定機能を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記文書ボックスには識別情報が付されており、
    前記表示制御手段は、
    前記操作手段で指定された文書ボックスに収容されている文書ファイルに係る画像を、前記識別情報に従う順序でスライドショー表示する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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