JP4986624B2 - フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面処理方法、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面処理装置、pfa製チューブ状フィルムの内周面処理方法およびpfa製チューブ状フィルムの内周面処理装置 - Google Patents

フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面処理方法、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面処理装置、pfa製チューブ状フィルムの内周面処理方法およびpfa製チューブ状フィルムの内周面処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面処理方法と、この方法によって得られたフッ素樹脂製チューブ状フィルムと、このフッ素樹脂製チューブ状フィルムを用いたローラと、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面処理装置に関する。
また、本発明は、PFA製チューブ状フィルムの内周面処理方法と、この方法によって得られたPFA製チューブ状フィルムと、このPFA製チューブ状フィルムを用いたローラと、PFA製チューブ状フィルムの内周面処理装置に関する。
従来から、複写機、プリンタまたはファクシミリなどにおいて用紙にトナーを定着させるため、金属芯の外周面上にシリコーンゴムからなる弾性層およびPFA製チューブ状フィルムが順次被覆されたローラが用いられている。PFA製チューブ状フィルムはトナーとの粘着性が低いため、ローラの外周面にトナーが付着することを防止することができる。また、PFA製チューブ状フィルムは耐熱性および耐磨耗性に優れるため、金属芯を加熱した状態でローラを長時間駆動させることができる。
このようなPFA製チューブ状フィルムを用いたローラは、たとえば、円筒状金型の内面にPFA製チューブ状フィルムを固定し、そのPFA製チューブ状フィルムの内周面で取り囲まれた空間に金属芯を挿通した後に、PFA製チューブ状フィルムと金属芯との間にシリコーンゴムを注入し、注入されたシリコーンゴムを加熱して硬化させることにより形成される。
ここで、PFA製チューブ状フィルムとシリコーンゴムとは接着性が良好でないため、PFA製チューブ状フィルムの内周面の処理をすることによって、シリコーンゴムとの接着性を向上させることが行なわれている。
特開2003−122164号公報 特開平5−86222号公報 特許第3431079号公報 特開平9−208727号公報
PFA製チューブ状フィルムの内周面を処理する方法としては、たとえば薬液を用いた方法がある(たとえば特許文献1参照)。しかしながら、この方法においては、PFA製チューブ状フィルムの一端が加圧挟持されることによって封止された後に薬液が注入されるため、処理後のPFA製チューブ状フィルムに折り目が形成されてしまうという問題があった。このように折り目が形成されたPFA製チューブ状フィルムをトナーの定着用のローラに用いた場合には、折り目付近の凹凸の存在によってトナーの定着不良が発生することがあった。また、この場合には強い線圧でトナーを用紙に定着させる必要があり、トナー定着後の用紙がローラから離れにくくなるため、PFA製チューブ状フィルムの外周面に相当量のシリコーンオイルを塗布する必要があった。
また、PFA製チューブ状フィルムに折り目が形成されないようにするため、PFA製チューブ状フィルムの外周面を薬液槽内で連続的に薬液処理した後にPFA製チューブ状フィルムを裏返す方法がある(たとえば特許文献2参照)。しかしながら、この方法においては、薬液処理した後にPFA製チューブ状フィルムを裏返す必要があるため処理効率が悪いという問題があった。
また、PFA製チューブ状フィルムの内周面を処理する他の方法としては、PFA製チューブ状フィルムの内周面に所定の前処理液を付着させた後に紫外レーザ光を照射する方法がある(たとえば特許文献3参照)。しかしながら、この方法は、PFA製チューブ状フィルムの内周面を処理する前に、紫外線吸収性化合物およびフッ素系界面活性剤を含有する前処理液をPFA製チューブ状フィルムの内周面に塗布する必要があるため、工程数が増加するという問題があった。また、この方法は、紫外レーザ光をPFA製チューブ状フィルムの内周面に点状に照射して処理するために処理効率が悪く、また、PFA製チューブ状フィルムの内周面の処理にばらつきが生じてPFA製チューブ状フィルムとシリコーンゴムとの間の接着性が悪くなるという問題もあった。
なお、上記のような問題は、PFA製チューブ状フィルム以外のフッ素樹脂製チューブ状フィルムを用いた場合でもフッ素樹脂の被接着体に対する接着性の悪さから起こり得る。そして、被接着体にシリコーンゴム以外のゴムを用いた場合であってもフッ素樹脂製チューブ状フィルムを用いている以上は上記のような問題は当然に起こり得る。
上記の事情に鑑みて、本発明の目的は、ゴムとの接着性に優れたフッ素樹脂製チューブ状フィルムを得ることができるフッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面処理方法と、この方法によって得られたフッ素樹脂製チューブ状フィルムと、このフッ素樹脂製チューブ状フィルムを用いたローラと、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面処理装置とを提供することにある。
また、本発明の目的は、シリコーンゴムとの接着性に優れたPFA製チューブ状フィルムを得ることができるPFA製チューブ状フィルムの内周面処理方法と、この方法によって得られたPFA製チューブ状フィルムと、このPFA製チューブ状フィルムを用いたローラと、PFA製チューブ状フィルムの内周面処理装置とを提供することにある。
本発明は、金属芯と金属芯の外周面上に設置されたゴムからなる弾性層とを含むローラの弾性層の外周面上に被覆されるフッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面を処理する方法であって、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面で取り囲まれた空間内に電極を挿通する工程と、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの一端を締め付ける工程と、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの他端を締め付ける工程と、空間内にガスを導入する工程と、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの少なくとも一部を導電性の液体中に空間内に液体が入り込まないようにして浸漬させる工程と、空間内においてガスのプラズマを発生させる工程と、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面を処理する工程と、を含み、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面を処理する工程は、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面で取り囲まれた空間の圧力を、液体がフッ素樹脂製チューブ状フィルムの外周面に与える圧力以上とした状態で行なわれる、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面処理方法である。
ここで、本発明のフッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面処理方法においては、上記のガスがアルゴンとヘリウムと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、アルゴンとアンモニアとからなる混合ガス、ヘリウムとアンモニアとからなる混合ガス、アルゴンとヘリウムとアンモニアとからなる混合ガス、アルゴンと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、ヘリウムと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、ヘリウムと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンとヘリウムと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンと酸素とからなる混合ガス、ヘリウムと酸素とからなる混合ガス、またはアルゴンとヘリウムと酸素とからなる混合ガスであることが好ましい。
また、本発明は、上記のフッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面処理方法に用いられる装置であって、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面で取り囲まれた空間内に挿通される第1の電極と、フッ素樹脂製チューブ状フィルムと第1の電極との間にガスを導入する手段と、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの外周面に接触する導電性の液体と、導電性の液体と接触する第2の電極と、第1の電極と導電性の液体との間に交流電界を形成する手段とを含むフッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面処理装置である。
また、本発明は、金属芯と金属芯の外周面上に設置されたシリコーンゴムからなる弾性層とを含むローラの弾性層の外周面上に被覆されるPFA製チューブ状フィルムの内周面を処理する方法であって、PFA製チューブ状フィルムの内周面で取り囲まれた空間内に電極を挿通する工程と、PFA製チューブ状フィルムの一端を締め付ける工程と、PFA製チューブ状フィルムの他端を締め付ける工程と、空間内にガスを導入する工程と、PFA製チューブ状フィルムの少なくとも一部を導電性の液体中に空間内に液体が入り込まないようにして浸漬させる工程と、空間内においてガスのプラズマを発生させる工程と、PFA製チューブ状フィルムの内周面を処理する工程と、を含み、PFA製チューブ状フィルムの内周面を処理する工程は、PFA製チューブ状フィルムの内周面で取り囲まれた空間の圧力を、液体がPFA製チューブ状フィルムの外周面に与える圧力以上とした状態で行なわれる、PFA製チューブ状フィルムの内周面処理方法である。
ここで、本発明のPFA製チューブ状フィルムの内周面処理方法においては、上記のガスがアルゴンとヘリウムと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、アルゴンとアンモニアとからなる混合ガス、ヘリウムとアンモニアとからなる混合ガス、アルゴンとヘリウムとアンモニアとからなる混合ガス、アルゴンと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、ヘリウムと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、ヘリウムと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンとヘリウムと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンと酸素とからなる混合ガス、ヘリウムと酸素とからなる混合ガス、またはアルゴンとヘリウムと酸素とからなる混合ガスのうちいずれか1種の混合ガスであることが好ましい。
さらに、本発明は、上記のPFA製チューブ状フィルムの内周面処理方法に用いられる装置であって、PFA製チューブ状フィルムの内周面で取り囲まれた空間内に挿通される第1の電極と、PFA製チューブ状フィルムと第1の電極との間にガスを導入する手段と、PFA製チューブ状フィルムの外周面に接触する導電性の液体と、導電性の液体と接触する第2の電極と、第1の電極と導電性の液体との間に交流電界を形成する手段とを含むPFA製チューブ状フィルムの内周面処理装置である。
本発明によれば、ゴムとの接着性に優れたフッ素樹脂製チューブ状フィルムを得ることができるフッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面処理方法と、この方法によって得られたフッ素樹脂製チューブ状フィルムと、このフッ素樹脂製チューブ状フィルムを用いたローラと、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面処理装置とを提供することができる。
また、本発明によれば、シリコーンゴムとの接着性に優れたPFA製チューブ状フィルムを得ることができるPFA製チューブ状フィルムの内周面処理方法と、この方法によって得られたPFA製チューブ状フィルムと、このPFA製チューブ状フィルムを用いたローラと、PFA製チューブ状フィルムの内周面処理装置とを提供することができる。
本発明に係るPFA製チューブ状フィルムの好ましい一例の模式的な斜視図である。 本発明に係るPFA製チューブ状フィルムの内周面処理装置の一部の好ましい一例の模式的な側面図である。 本発明に係るPFA製チューブ状フィルムの内周面処理装置の好ましい一例の模式的な側面図である。 本発明に係るローラがトナーの定着用のローラとして用いられる場合を図解した模式的な断面図である。
符号の説明
1 PFA製チューブ状フィルム、2 内周面、3 外周面、4 空間、5 電極、6 誘電体、7 治具、8,11 台形治具、9 Oリング、10 ガス排出口、12 支持棒、13 下部治具、14 台座、15a,15b 孔、16 ガス流路、17 ガス導入口、18 液体、19 容器、20,23 ローラ、21 金属芯、22 弾性層、24 トナー、25 用紙。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本願の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
図1の模式的斜視図に、本発明に係るPFA製チューブ状フィルムの好ましい一例を示す。ここで、PFA製チューブ状フィルム1は、テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体からなるPFA樹脂を中空状に成形したものである。このようなPFA製チューブ状フィルム1は、たとえば押し出し成形または射出成形によって得ることができる。図1に示すPFA製チューブ状フィルム1は、その内周面2と、内周面2の反対側の面である外周面3と、内周面2で取り囲まれた空間4とを有している。
図2の模式的側面図に、本発明におけるPFA製チューブ状フィルムの内周面処理装置の一部の好ましい一例を示す。ここで、台座14上にはアース側の電極を兼ねた支持棒12が形成されており、この支持棒12には治具7が取り付けられている。また、台座14上には台形治具11が設置されている。
そして、PFA製チューブ状フィルム1の内周面で取り囲まれた空間に、誘電体6が設置された中空の電極5を挿通する。この誘電体6の一端には下部治具13が設置されている。ここで、電極5としては、たとえば、銅若しくはアルミニウムなどの金属単体からなる電極、ステンレス若しくは真鍮などの合金からなる電極、または金属間化合物からなる電極などが用いられる。また、誘電体6としては、ガラス、マイカ、二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、二酸化ジルコニウム若しくは二酸化チタンなどの金属酸化物、チタン酸バリウムなどの複酸化物またはポリテトラフルオロエチレン若しくはポリエチレンテレフタレートなどのプラスチックなどを用いることができる。なお、本発明においては、誘電体6は設置していなくてもプラズマの発生は可能であるが設置されている方が好ましい。
また、下部治具13の上面には1つの孔15aが形成されており、下部治具13の側面には十字の方向に4つの孔15bが形成されている。そして、下部治具13の内部には、孔15aから導入されたガスが4つの孔15bから排出されるようにガス流路16が形成されている。
続いて、治具7によって誘電体6を挟持した後に、治具7を上方にスライドさせることによって下部治具13と台形治具11とを分離させる。そして、PFA製チューブ状フィルム1の一端を中空の台形治具8に嵌め込み、Oリング9によってPFA製チューブ状フィルム1の一端を締め付ける。次いで、治具7を下方にスライドさせて下部治具13と台形治具11とを接触させる。そして、PFA製チューブ状フィルム1の他端を台形治具11に嵌め込み、PFA製チューブ状フィルム1の他端をOリング9によって締め付ける。
次いで、ガス導入口17から電極5の内部にガスが導入される。ここで、ガス導入口17から電極5の内部に導入されたガスは図中の矢印で表わされるように、下部治具13の孔15aに流れ込んだ後に孔15bから排出され、誘電体6とPFA製チューブ状フィルム1との間の空間を上方に流れる。そして、ガスは台形治具8と誘電体6との間の隙間に流れ込み、台形治具8の側面に形成されたガス排出口10から外部に排出される。また、本発明において用いられるガスとしては、PFA製チューブ状フィルム1の内周面とシリコーンゴムとの接着性を向上させる観点から、アルゴンとヘリウムと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、アルゴンとアンモニアとからなる混合ガス、ヘリウムとアンモニアとからなる混合ガス、アルゴンとヘリウムとアンモニアとからなる混合ガス、アルゴンと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、ヘリウムと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、ヘリウムと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンとヘリウムと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンと酸素とからなる混合ガス、ヘリウムと酸素とからなる混合ガス、またはアルゴンとヘリウムと酸素とからなる混合ガスのうちいずれか1種の混合ガスであることが好ましい。ここで、アルゴンとヘリウム以外のガスは、PFA製チューブ状フィルム1の内周面の平坦性を向上させる観点から、混合ガス全体の2体積%以下であることがより好ましい。また、本発明において用いられるアルゴンおよびヘリウムは、ネオンまたはクリプトンなどの他の希ガスでも代用することができるが、本発明においてはアルゴンおよび/またはヘリウムが用いられることが望ましい。
そして、図3の模式的側面図に示すように、PFA製チューブ状フィルム1の少なくとも一部を容器19に収容された導電性の液体18中にPFA製チューブ状フィルム1の内周面で取り囲まれた空間内に液体18が入り込まないようにして浸漬させる。ここで、導電性の液体18としては、たとえば水、塩化水素水溶液、塩化リチウム水溶液、塩化ナトリウム水溶液、塩化カリウム水溶液、塩化アンモニウム水溶液、臭化カリウム水溶液、ヨウ化ナトリウム水溶液、ヨウ化カリウム水溶液、硝酸カリウム水溶液、炭酸水素カリウム水溶液、水酸化ナトリウム水溶液、硝酸銀水溶液、塩化マグネシウム水溶液、塩化カルシウム水溶液、塩化ストロンチウム水溶液、塩化バリウム水溶液、硫酸ナトリウム水溶液、硫酸銅水溶液または硫酸亜鉛水溶液などが用いられる。
次いで、液体18に接触している支持棒12をアース側の電極とし、電極5に高周波電圧を印加することによって、電極5の表面上の誘電体6と導電性の液体18との間に交流電界を形成して、交流電界が形成された領域に導入されたガスのプラズマを発生させる。これにより、PFA製チューブ状フィルム1の内周面の処理が行なわれて、PFA製チューブ状フィルムとシリコーンゴムとの接着性を向上させることができる。
このように、本発明においてPFA製チューブ状フィルムとシリコーンゴムとの接着性を向上させることができる理由としては、上記のようにして生じさせたガスのプラズマを構成するイオンや原子などが官能基などの態様で導入されたPFA製チューブ状フィルムの内周面と、シリコーンゴムの表面との間に何らかの吸引力が働いているためと考えられる。
また、本発明においては、導電性の液体18を用いることによって、様々な大きさおよび形状のPFA製チューブ状フィルムを用いた場合でも装置の構成を変更することなく対応が可能になり、さらにPFA製チューブ状フィルムの内周面全体を同時に処理することができるため効率的な処理も可能になる。
また、本発明においては、PFA製チューブ状フィルムの内周面の処理時に折り目が形成されないため、折り目のないPFA製チューブ状フィルムを得ることができる。このように折り目がなく、シリコーンゴムとの接着性に優れたPFA製チューブ状フィルムをローラに適用することによって、トナーの定着不良を防止することができる。
ここで、本発明の内周面処理方法は、PFA製チューブ状フィルム1の内周面で取り囲まれた空間の圧力を、導電性の液体18がPFA製チューブ状フィルム1の外周面に与える圧力以上とした状態で行なわれることが好ましい。たとえば、PFA製チューブ状フィルム1の長さを500mmとし、導電性の液体18に水を用いて、PFA製チューブ状フィルム1の下端を水深550mm程度の箇所に位置させた場合には、PFA製チューブ状フィルム1にかかる圧力は最大で5.4×103Pa(相対圧)となるので、PFA製チューブ状フィルム1の内周面で取り囲まれた空間の圧力を相対圧で5.9×103Pa以上(絶対圧で約1.06×105Pa以上)とすることが望ましい。しかしながら、たとえばこの場合に、PFA製チューブ状フィルム1の内周面で取り囲まれた空間の圧力を相対圧で1.18×104Pa〜1.27×104Pa以上(絶対圧で約1.13×105Pa程度)にすると、PFA製チューブ状フィルム1のOリング9による締め付け部からガスが漏れたり、PFA製チューブ状フィルム1の強度の関係上、PFA製チューブ状フィルム1が破れたり変形したりするおそれがあるので、PFA製チューブ状フィルム1の内周面で取り囲まれた空間の圧力の上限はこれらの不具合が発生しない程度に適宜設定されることが好ましい。
また、電極5に印加される高周波電圧の周波数および電圧はそれぞれ適宜設定することができる。
上記のようにして内周面の処理が行なわれたPFA製チューブ状フィルムは円筒状金型の内面に固定され、その内周面に従来から公知のシリコーン系プライマーが塗布された後に、PFA製チューブ状フィルムの内周面で取り囲まれた空間にアルミニウムなどからなる金属芯が挿通される。そして、PFA製チューブ状フィルムと金属芯との間に液状のシリコーンゴムを注入し、注入された液状のシリコーンゴムを加熱して硬化させることにより、金属芯の外周面上にシリコーンゴムからなる弾性層およびPFA製チューブ状フィルムが順次被覆されたローラが形成される。ここで、PFA製チューブ状フィルムは、本発明によって内周面が処理されていることから、PFA製チューブ状フィルムとシリコーンゴムからなる弾性層との接着性に優れたローラが形成される。なお、シリコーンゴムからなる弾性層は、シリコーンゴムを主成分とするものであれば、充填剤などの添加剤が含まれていてもよいことは言うまでもない。
図4に、上記のようにして形成されたローラがトナーの定着用のローラとして用いられる場合を図解した模式的な断面図を示す。このローラ20は、金属芯21と、金属芯21の外周面上に設置されたシリコーンゴムからなる弾性層22と、弾性層22の外周面上に被覆された上記の内周面の処理後のPFA製チューブ状フィルム1とを含んでいる。そして、このローラ20に対向する位置にローラ23が設置されており、これらのローラの間にトナー24が付着した用紙25が搬送される。次いで、ローラ20とローラ23との間の線圧によってトナー24が用紙25に定着して排出されることになる。
なお、上記においては、PFA製チューブ状フィルムを用いた場合について説明しているが、本発明においてはPFA製チューブ状フィルム以外のフッ素樹脂製チューブ状フィルムを用いることもできる。本発明において用いられるフッ素樹脂製チューブ状フィルムとしては、PFA(四フッ化エチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂)製チューブ状フィルムの他に、たとえばFEP(四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合樹脂)製チューブ状フィルム、ETFE(四フッ化エチレン−エチレン共重合樹脂)製チューブ状フィルム、PTFE(四フッ化エチレン樹脂)製チューブ状フィルム、CTFE(三フッ化塩化エチレン樹脂)製チューブ状フィルムまたはPVDF(フッ化ビニリデン樹脂)製チューブ状フィルムなどを用いることができる。
また、上記においては、シリコーンゴムからなる弾性層を用いた場合について説明しているが、本発明においてはシリコーンゴム以外のゴムからなる弾性層を用いることもできる。本発明において用いられるゴムからなる弾性層としては、シリコーンゴムの他に、たとえばニトリルゴム、水素化ニトリルゴム、フッ素ゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、エピクロロヒドリンゴムまたは天然ゴムなどを用いることができる。
(実施例1)
図2に示す装置において、口径17.6mm、厚さ50μmおよび長さ530mmの折り目のないPFA製チューブ状フィルム1の内周面で囲まれた空間にマイカからなる誘電体6が設置された電極5を挿通し、このPFA製チューブ状フィルム1の一端を台形治具8に嵌め込んだ後にOリング9によってPFA製チューブ状フィルム1の一端を締め付けた。次いで、PFA製チューブ状フィルム1の他端を台形治具11に嵌め込んだ後にOリング9によってPFA製チューブ状フィルム1の他端を締め付けた。ここで、PFA製チューブ状フィルム1の嵌め込み長さはそれぞれ20mmとした。その後、ガス導入口17から電極5の内部を通して誘電体6とPFA製チューブ状フィルム1の内周面との間にガスが導入された。ここで、導入されたガスとしては、アルゴンとヘリウムと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガスが用いられた。
続いて、図3に示すように、この装置を容器19に収容された水深600mmの水中に浸漬させた。そして、誘電体6とPFA製チューブ状フィルム1の内周面との間の空間に上記のガスを15秒間流した後に、電極5に周波数5kHz、電圧4.0kVの高周波電圧を印加して5秒間プラズマを発生させた。ここで、電極5の口径は12mmであり、誘電体6とPFA製チューブ状フィルム1の内周面との間隔は2.8mmであった。また、PFA製チューブ状フィルム1の内周面の面積は約271cm2(1.76cm×3.14×49cm≒271cm2)であり、電流値は60mA(電流密度:0.22mA/cm2)であって、電力値は40W(電力密度:0.15W/cm2)であった。また、処理時における誘電体6とPFA製チューブ状フィルム1の内周面との間の空間の圧力は、ガス排出口10に取り付けられているバルブを調整して水圧以上の圧力(相対圧で6.9×103Pa)とされた。
その後、高周波電圧の印加を中止し、水中から図2に示す装置を一定速度でゆっくり引き上げた。そうすることで、PFA製チューブ状フィルム1の外周面の撥水性を利用してPFA製チューブ状フィルム1の外周面に水滴を付けずに取り出すことができた。次いで、上記の取り付けと逆の手順で図2に示す装置からPFA製チューブ状フィルム1を取り外した。そして、図2に示す装置から取り外されたPFA製チューブ状フィルム1について、その表面に帯びた静電気をイオナイザを用いて取り除いた。
次に、上記のようにして得られたPFA製チューブ状フィルムを490mmの長さにカットし、その内周面にシリコーン系プライマーを塗布した。一方、外周面がアルマイト処理され、加熱源が内設されている長さ490mm、外径46.3mmのアルミニウム製の金属芯と、長さ490mm、内径50.0mmの円筒状ステンレス金型とを準備した。そして、このステンレス金型の内面に上記のPFA製チューブ状フィルムを真空吸引によって固定し、固定されたPFA製チューブ状フィルムの内周面で取り囲まれた空間に上記の金属芯を挿通させた。次に、金属芯とPFA製チューブ状フィルムの内周面との間の約3.7mmの空間に、液状のシリコーンゴムを注入し、150℃で30分間熱風により加熱加硫してシリコーンゴムからなる弾性層が形成された。最後に、上記のステンレス金型を脱離してローラを得た。
そして、このローラの外周面のPFA製チューブ状フィルムの一部に切れ込みを入れ、その切れ込みからPFA製チューブ状フィルムを引っ張ったところ、弾性層であるシリコーンゴムが破壊した。これにより、PFA製チューブ状フィルムとシリコーンゴムの接着性が優れていることが確認された。
(実施例2)
口径40.1mm、厚さ30μmおよび長さ450mmの折り目のないPFA製チューブ状フィルムを用いて実施例1と同様の内周面の処理を行なった。
ここで、図2に示す電極5の口径は32mmであって、PFA製チューブ状フィルム1の台形治具8および台形治具11への嵌め込み長さはそれぞれ30mm、40mmであった。また、図2に示す装置は水深500mmの水中に浸漬させられた。さらに、PFA製チューブ状フィルム1の内周面の面積は約478cm2(4.01cm×3.14×38cm≒478cm2)であり、電流値は140mA(電流密度:0.247mA/cm2)であって、電力値は200W(電力密度:0.353W/cm2)であった。上記以外は実施例1と同一の条件で内周面の処理が行なわれた。
そして、上記の処理後のPFA製チューブ状フィルムの一部を切り取って試料とし、シリコーンゴムからなるシートにシリコーン系接着剤(信越化学工業(株)製の「信越シリコーンKE45脱オキシム型RTVゴム」)を塗布した後に、この試料の上記の処理面を接着剤に接するようにして貼り付けた。この状態で50℃の温度で10時間乾燥させたところ、この接着剤はシリコーンゴムとなった。その後、この試料を引っ張ったところ、シリコーンゴムからなるシートが破壊した。これにより、PFA製チューブ状フィルムとシリコーンゴムの接着性が優れていることが確認された。
(実施例3)
口径28.8mm、厚さ50μmおよび長さ250mmの折り目のあるPFA製チューブ状フィルムを用いて実施例1と同様の内周面の処理を行なった。
ここで、図2に示す電極5の口径は22mmであった。また、図2に示す装置は水深400mmの水中に浸漬させられた。さらに、PFA製チューブ状フィルム1の内周面の面積は約190cm2(2.88cm×3.14×25cm≒190cm2)であり、電流値は70mA(電流密度:0.368mA/cm2)であって、電力値は55W(電力密度:0.289W/cm2)であった。上記以外は実施例1と同一の条件で内周面の処理が行なわれた。
そして、上記の処理後のPFA製チューブ状フィルムの一部を切り取って試料とし、シリコーンゴムからなるシートにシリコーン系接着剤(信越化学工業(株)製の「信越シリコーンKE45脱オキシム型RTVゴム」)を塗布した後に、この試料の上記の処理面を接着剤に接するようにして貼り付けた。この状態で50℃の温度で10時間乾燥させたところ、この接着剤はシリコーンゴムとなった。その後、この試料を引っ張ったところ、シリコーンゴムからなるシートが破壊した。これにより、PFA製チューブ状フィルムとシリコーンゴムの接着性が優れていることが確認された。
(実施例4)
口径30mm、厚さ50μmおよび長さ300mmの折り目のないFEP製チューブ状フィルムを用いて実施例1と同様の内周面の処理を行なった。
ここで、図2に示す電極5の口径は22mmであって、FEP製チューブ状フィルム1の台形治具8および台形治具11への嵌め込み長さはそれぞれ30mm、30mmであった。また、図2に示す装置は水深350mmの水中に浸漬させられた。さらに、FEP製チューブ状フィルム1の内周面の面積は約226cm2(3cm×3.14×24cm≒226cm2)であり、電流値は130mA(電流密度:0.459mA/cm2)であって、電力値は250W(電力密度:0.883W/cm2)であった。上記以外は実施例1と同一の条件で内周面の処理が行なわれた。
そして、上記の処理後のFEP製チューブ状フィルムの一部を切り取って試料とし、シリコーンゴムからなるシートにシリコーン系接着剤(信越化学工業(株)製の「信越シリコーンKE45脱オキシム型RTVゴム」)を塗布した後に、この試料の上記の処理面を接着剤に接するようにして貼り付けた。この状態で50℃の温度で10時間乾燥させたところ、この接着剤はシリコーンゴムとなった。その後、この試料を引っ張ったところ、シリコーンゴムからなるシートが破壊した。これにより、FEP製チューブ状フィルムとシリコーンゴムの接着性が優れていることが確認された。
(実施例5)
口径30mm、厚さ100μmおよび長さ300mmの折り目のないETFE製チューブ状フィルムを用いて実施例1と同様の内周面の処理を行なった。
ここで、図2に示す電極5の口径は22mmであって、ETFE製チューブ状フィルム1の台形治具8および台形治具11への嵌め込み長さはそれぞれ30mm、30mmであった。また、図2に示す装置は水深350mmの水中に浸漬させられた。さらに、ETFE製チューブ状フィルム1の内周面の面積は約226cm2(3cm×3.14×24cm≒226cm2)であり、電流値は130mA(電流密度:0.459mA/cm2)であって、電力値は250W(電力密度:0.883W/cm2)であった。上記以外は実施例1と同一の条件で内周面の処理が行なわれた。
そして、上記の処理後のETFE製チューブ状フィルムの一部を切り取って試料とし、シリコーンゴムからなるシートにシリコーン系接着剤(信越化学工業(株)製の「信越シリコーンKE45脱オキシム型RTVゴム」)を塗布した後に、この試料の上記の処理面を接着剤に接するようにして貼り付けた。この状態で50℃の温度で10時間乾燥させたところ、この接着剤はシリコーンゴムとなった。その後、この試料を引っ張ったところ、シリコーンゴムからなるシートが破壊した。これにより、ETFE製チューブ状フィルムとシリコーンゴムの接着性が優れていることが確認された。
(実施例6)
口径30mm、厚さ50μmおよび長さ300mmの折り目のないPFA製チューブ状フィルムを用いて実施例1と同様の内周面の処理を行なった。
ここで、図2に示す電極5の口径は22mmであって、PFA製チューブ状フィルム1の台形治具8および台形治具11への嵌め込み長さはそれぞれ30mm、30mmであった。また、図2に示す装置は水深350mmの水中に浸漬させられた。さらに、PFA製チューブ状フィルム1の内周面の面積は約226cm2(3cm×3.14×24cm≒226cm2)であり、電流値は130mA(電流密度:0.459mA/cm2)であって、電力値は250W(電力密度:0.883W/cm2)であった。また、本実施例においては、PFA製チューブ状フィルムの内周面にシリコーン系プライマーを塗布しなかった。上記以外は実施例1と同一の条件で内周面の処理が行なわれた。
そして、上記の処理後のPFA製チューブ状フィルムの一部を切り取り、切り取ったPFA製チューブ状フィルムの処理面を上側にして金属容器内にセットして、2液熱硬化型シリコーンゴムをこのPFA製チューブ状フィルムの処理面上に注ぎ、オーブンにて150℃で10分間加熱することにより硬化した。
そして、上記のシリコーンゴムの硬化後に、PFA製チューブ状フィルムとシリコーンゴムとを引っ張ることにより接着評価をしたところ、シリコーンゴムの破壊が見られた。
なお、上記の2液熱硬化型シリコーンゴムとしては、液体ゴム(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)社製の「DY35−109」)と加硫剤とを100:1(質量比)の割合で混合したものを用いた。
(実施例7)
口径30mm、厚さ50μmおよび長さ300mmの折り目のないFEP製チューブ状フィルムを用いて実施例1と同様の内周面の処理を行なった。
ここで、図2に示す電極5の口径は22mmであって、FEP製チューブ状フィルム1の台形治具8および台形治具11への嵌め込み長さはそれぞれ30mm、30mmであった。また、図2に示す装置は水深350mmの水中に浸漬させられた。さらに、FEP製チューブ状フィルム1の内周面の面積は約226cm2(3cm×3.14×24cm≒226cm2)であり、電流値は130mA(電流密度:0.459mA/cm2)であって、電力値は250W(電力密度:0.883W/cm2)であった。上記以外は実施例1と同一の条件で内周面の処理が行なわれた。
そして、上記の処理後のFEP製チューブ状フィルムの一部を切り取って試料とし、フッ素ゴムからなるシートにシリコーン系接着剤(信越化学工業(株)製の「信越シリコーンKE45脱オキシム型RTVゴム」)を塗布した後に、この試料の上記の処理面を接着剤に接するようにして貼り付けた。この状態で50℃の温度で10時間乾燥させたところ、この接着剤はシリコーンゴムとなった。その後、この試料を引っ張ったところ、フッ素ゴムからなるシートが破壊した。
(実施例8)
口径30mm、厚さ100μmおよび長さ300mmの折り目のないETFE製チューブ状フィルムを用いて実施例1と同様の内周面の処理を行なった。
ここで、図2に示す電極5の口径は22mmであって、ETFE製チューブ状フィルム1の台形治具8および台形治具11への嵌め込み長さはそれぞれ30mm、30mmであった。また、図2に示す装置は水深350mmの水中に浸漬させられた。さらに、ETFE製チューブ状フィルム1の内周面の面積は約226cm2(3cm×3.14×24cm≒226cm2)であり、電流値は130mA(電流密度:0.459mA/cm2)であって、電力値は250W(電力密度:0.883W/cm2)であった。上記以外は実施例1と同一の条件で内周面の処理が行なわれた。
そして、上記の処理後のETFE製チューブ状フィルムの一部を切り取って試料とし、フッ素ゴムからなるシートにシリコーン系接着剤(信越化学工業(株)製の「信越シリコーンKE45脱オキシム型RTVゴム」)を塗布した後に、この試料の上記の処理面を接着剤に接するようにして貼り付けた。この状態で50℃の温度で10時間乾燥させたところ、この接着剤はシリコーンゴムとなった。その後、この試料を引っ張ったところ、フッ素ゴムからなるシートが破壊した。
(実施例9)
口径30mm、厚さ50μmおよび長さ300mmの折り目のないPFA製チューブ状フィルムを用いて実施例1と同様の内周面の処理を行なった。
ここで、図2に示す電極5の口径は22mmであって、PFA製チューブ状フィルム1の台形治具8および台形治具11への嵌め込み長さはそれぞれ30mm、30mmであった。また、図2に示す装置は水深350mmの水中に浸漬させられた。さらに、PFA製チューブ状フィルム1の内周面の面積は約226cm2(3cm×3.14×24cm≒226cm2)であり、電流値は130mA(電流密度:0.459mA/cm2)であって、電力値は250W(電力密度:0.883W/cm2)であった。上記以外は実施例1と同一の条件で内周面の処理が行なわれた。
そして、上記の処理後のPFA製チューブ状フィルムの一部を切り取って試料とし、フッ素ゴムからなるシートにシリコーン系接着剤(信越化学工業(株)製の「信越シリコーンKE45脱オキシム型RTVゴム」)を塗布した後に、この試料の上記の処理面を接着剤に接するようにして貼り付けた。この状態で50℃の温度で10時間乾燥させたところ、この接着剤はシリコーンゴムとなった。その後、この試料を引っ張ったところ、フッ素ゴムからなるシートが破壊した。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明によれば、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面に、たとえばアルゴンとヘリウムと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、アルゴンとアンモニアとからなる混合ガス、ヘリウムとアンモニアとからなる混合ガス、アルゴンとヘリウムとアンモニアとからなる混合ガス、アルゴンと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、ヘリウムと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、ヘリウムと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンとヘリウムと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンと酸素とからなる混合ガス、ヘリウムと酸素とからなる混合ガス、またはアルゴンとヘリウムと酸素とからなる混合ガスを導入し、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの外周面に導電性の液体を接触させて、上記の混合ガスのプラズマを発生させることにより、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面が処理されて、ローラのシリコーンゴムからなる弾性層との接着性が向上したフッ素樹脂製チューブ状フィルムを製造することができる。
また、本発明によれば、PFA製チューブ状フィルムの内周面に、たとえばアルゴンとヘリウムと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、アルゴンとアンモニアとからなる混合ガス、ヘリウムとアンモニアとからなる混合ガス、アルゴンとヘリウムとアンモニアとからなる混合ガス、アルゴンと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、ヘリウムと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、ヘリウムと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンとヘリウムと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンと酸素とからなる混合ガス、ヘリウムと酸素とからなる混合ガス、またはアルゴンとヘリウムと酸素とからなる混合ガスを導入し、PFA製チューブ状フィルムの外周面に導電性の液体を接触させて、上記の混合ガスのプラズマを発生させることにより、PFA製チューブ状フィルムの内周面が処理されて、ローラのシリコーンゴムからなる弾性層との接着性が向上したPFA製チューブ状フィルムを製造することができる。
また、この処理時においてはフッ素樹脂製チューブ状フィルムおよびPFA製チューブ状フィルムに折り目が形成されないため、外周面に凹凸を有しない平坦なローラを形成することができる。

Claims (6)

  1. 金属芯と前記金属芯の外周面上に設置されたゴムからなる弾性層とを含むローラの前記弾性層の外周面上に被覆されるフッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面を処理する方法であって、
    前記フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面で取り囲まれた空間内に電極を挿通する工程と、
    前記フッ素樹脂製チューブ状フィルムの一端を締め付ける工程と、
    前記フッ素樹脂製チューブ状フィルムの他端を締め付ける工程と、
    前記空間内にガスを導入する工程と、
    前記フッ素樹脂製チューブ状フィルムの少なくとも一部を導電性の液体中に前記空間内に前記液体が入り込まないようにして浸漬させる工程と、
    前記空間内において前記ガスのプラズマを発生させる工程と、
    前記フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面を処理する工程と、を含み、
    前記フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面を処理する工程は、前記フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面で取り囲まれた空間の圧力を、前記液体が前記フッ素樹脂製チューブ状フィルムの外周面に与える圧力以上とした状態で行なわれる、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面処理方法。
  2. 前記ガスが、アルゴンとヘリウムと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、アルゴンとアンモニアとからなる混合ガス、ヘリウムとアンモニアとからなる混合ガス、アルゴンとヘリウムとアンモニアとからなる混合ガス、アルゴンと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、ヘリウムと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、ヘリウムと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンとヘリウムと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンと酸素とからなる混合ガス、ヘリウムと酸素とからなる混合ガス、またはアルゴンとヘリウムと酸素とからなる混合ガスのうちいずれか1種の混合ガスであることを特徴とする、請求項1に記載のフッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面処理方法。
  3. 請求項1または2に記載のフッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面処理方法に用いられる装置であって、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面で取り囲まれた空間内に挿通される第1の電極と、前記フッ素樹脂製チューブ状フィルムと前記第1の電極との間にガスを導入する手段と、前記フッ素樹脂製チューブ状フィルムの外周面に接触する導電性の液体と、前記導電性の液体と接触する第2の電極と、前記第1の電極と前記導電性の液体との間に交流電界を形成する手段と、を含む、フッ素樹脂製チューブ状フィルムの内周面処理装置。
  4. 金属芯と前記金属芯の外周面上に設置されたシリコーンゴムからなる弾性層とを含むローラの前記弾性層の外周面上に被覆されるPFA製チューブ状フィルムの内周面を処理する方法であって、
    前記PFA製チューブ状フィルムの内周面で取り囲まれた空間内に電極を挿通する工程と、
    前記PFA製チューブ状フィルムの一端を締め付ける工程と、
    前記PFA製チューブ状フィルムの他端を締め付ける工程と、
    前記空間内にガスを導入する工程と、
    前記PFA製チューブ状フィルムの少なくとも一部を導電性の液体中に前記空間内に前記液体が入り込まないようにして浸漬させる工程と、
    前記空間内において前記ガスのプラズマを発生させる工程と、
    前記PFA製チューブ状フィルムの内周面を処理する工程と、を含み、
    前記PFA製チューブ状フィルムの内周面を処理する工程は、前記PFA製チューブ状フィルムの内周面で取り囲まれた空間の圧力を、前記液体が前記PFA製チューブ状フィルムの外周面に与える圧力以上とした状態で行なわれる、PFA製チューブ状フィルムの内周面処理方法。
  5. 前記ガスが、アルゴンとヘリウムと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、アルゴンとアンモニアとからなる混合ガス、ヘリウムとアンモニアとからなる混合ガス、アルゴンとヘリウムとアンモニアとからなる混合ガス、アルゴンと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、ヘリウムと二酸化炭素とメタンとからなる混合ガス、ヘリウムと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンとヘリウムと窒素と水素とからなる混合ガス、アルゴンと酸素とからなる混合ガス、ヘリウムと酸素とからなる混合ガス、またはアルゴンとヘリウムと酸素とからなる混合ガスのうちいずれか1種の混合ガスであることを特徴とする、請求項に記載のPFA製チューブ状フィルムの内周面処理方法。
  6. 請求項4または5に記載のPFA製チューブ状フィルムの内周面処理方法に用いられる装置であって、PFA製チューブ状フィルムの内周面で取り囲まれた空間内に挿通される第1の電極と、前記PFA製チューブ状フィルムと前記第1の電極との間にガスを導入する手段と、前記PFA製チューブ状フィルムの外周面に接触する導電性の液体と、前記導電性の液体と接触する第2の電極と、前記第1の電極と前記導電性の液体との間に交流電界を形成する手段と、を含む、PFA製チューブ状フィルムの内周面処理装置。
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