JP4984345B2 - 半導体装置 - Google Patents

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    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/86Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable only by variation of the electric current supplied, or only the electric potential applied, to one or more of the electrodes carrying the current to be rectified, amplified, oscillated or switched
    • H01L29/861Diodes
    • H01L29/872Schottky diodes

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電力用半導体整流素子(電力用ダイオード)などの半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電力用ダイオードは、様々な用途に利用されているが、近年、数kHzから数十kHzの電力用素子としては比較的高周波で動作するインバータ回路などに使われるようになってきた。このような高周波動作で使用される電力用ダイオードには、スイッチング速度を速くすることが強く求められている。従来の電力用ダイオードは、主にpnダイオードであり、このダイオードはpn接合で耐圧を確保するために、ショットキー接合で耐圧を確保するショットキーダイオードに比べて、漏れ電流が小さい。しかしながら、pnダイオードは、オン動作時に、nベース層に少数キャリアが過度に蓄積され、この蓄積されたキャリアを逆回復動作時に掃き出す必要があり、このキャリアの掃き出しに時間が掛かるために、スイッチング速度が遅くなる。それを早めるために、金原子や白金原子などの重金属拡散や電子線照射などでライフタイムキラーをnベース層に導入して、素子の高速化を図ってる。
【0003】
近年、pnダイオードとショトキーダイオードを1チップ内に並列に配置させたMPS(Merged pin/Schottky Diode)構造の電力用の半導体整流素子(電力用ダイオード)が発表されている。このMPS構造において、特開昭60−31271号公報に開示されているプレーナ型では、ショットキー接合部での電界強度を十分低く抑えられないために、漏れ電流が増大する。それを解決するために、トレンチ溝を形成し、このトレンチ溝の底部と場合によっては側面にpn接合を形成し、トレンチ溝に挟まれた箇所の表面にショットキー接合を形成した構造が特開平5−63184号公報、特開平5−110062号公報、特開平5−226638号公報に開示されている。
【0004】
これらのトレンチ型のMPS構造の電力用ダイオードの活性領域はトレンチ溝が形成され、トレンチ溝の底部にはpn接合が形成され、側面には絶縁膜が形成され、メサ部(凸部)にはショットキーダイオードが形成されていることが開示されているが、耐圧構造と活性領域の関係は論じられていない。
通常、活性領域を囲むように配置される耐圧構造にはガードリングやフィールドプレートが採用される。
【0005】
このトレンチ型のMPS構造の電力用ダイオードに逆バイアスを印加すると、活性領域内のトレンチ溝に挟まれた箇所は空乏化し、耐圧は確保されるが、耐圧構造に空乏層が達して、耐圧構造が有効に働くためには、耐圧構造とこの耐圧構造に隣接するトレンチ溝の距離が重要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記のトレンチ溝と耐圧構造(ガードリングやフィールドプレート)との距離が離れすぎると、空乏層が耐圧構造部に達しにくくなり、この箇所で電界強度が高まり素子が破壊してしまう。また、トレンチ溝の平面形状が円形で、幅が狭く、深さが深くなり過ぎると、トレンチ溝を充填するポリシリコンに空洞が発生して、トレンチ溝部の抵抗を増大させる。
【0007】
この発明の目的は、前記の課題を解決して、耐圧構造近傍での電界集中を防止し、安定した耐圧を確保できる半導体装置、または、トレンチ溝部の抵抗を小さくできる半導体装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、第1導電形の半導体基板の第1主面の表面層に形成された活性領域と、該活性領域を取り囲むように形成された耐圧構造と、該耐圧構造内に形成され、所定の幅を有する4つの直線状の辺が曲線状のコーナー部を介して互いに直交するように接続してリング形状を形成してなる第2導電形ガードリングと、互いに隣り合う複数のトレンチ溝と該トレンチ溝間および該トレンチ溝の周りに隣接する前記第1主面の表面層を1組とする単位構造が前記活性領域の表面層に周期的に複数組配置されてなるトレンチ群と前記トレンチ溝の底部に形成された第2導電形のアノード層と、該トレンチ溝に挟まれた半導体基板の表面に形成されたショットキー接合と、前記半導体基板の第2主面の表面層に形成されたカソード層とを有する半導体装置において、
前記単位構造において前記互いに隣り合う複数のトレンチ溝の間隔が1種類以上ある中で最も長い前記間隔をLとし、
前記耐圧構造の最内周に配置された前記第2導電形ガードリングの一方の辺と、該一方の辺に対向するトレンチとの距離をAとし、
前記ガードリングの一方の辺と直交する他方の辺と、該他方の辺に対向するトレンチとの距離をBとし、
前記Aは前記Bと異なる値であり、前記AおよびBのうち長い方の距離をWとして、該Wを前記L以下とする構成とする。
【0009】
前記最も長い間隔Lとなる2つの前記トレンチ溝において、該トレンチ溝の底部にて該トレンチ溝幅よりも広く形成された前記第2導電形のアノード層間の間隔をL’とし、
前記距離Aとなる前記第2導電形ガードリングの一方の辺と前記トレンチ溝において、前記第2導電形ガードリングの一方の辺と、前記トレンチ溝の底部にて該トレンチ溝幅よりも広く形成された前記第2導電形のアノード層との距離をA’とし、
前記距離Bとなる前記他方の辺と前記トレンチ溝において、前記他方の辺と、前記トレンチ溝の底部にて該トレンチ溝幅よりも広く形成された前記第2導電形のアノード層との距離をB’とし、
前記A’は前記B’と異なる値であり、前記A’およびB’のうち長い方の距離をW’として、該W’を前記L’以下とすると好ましい。
【0010】
また、前記トレンチ溝が前記活性領域の表面層に選択的に形成されると好ましい。
【0011】
また、前記第2導電形ガードリングの拡散深さが、前記第2導電形のアノード層底部の前記第1主面からの深さより深いとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の第1実施例の半導体装置で、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のX−X線で切断した要部断面図である。以下の一連の図の説明で、平面図はすべて半導体表面での図であり、アノード電極10や金属膜11などは図示されていない。
【0013】
この半導体整流素子はn+ カソード層1の上にn型の中間層2をエピタキシャル成長させ形成させ、n中間層2の濃度より少し低くなるように、さらにエピタキシャル成長させて、n- ドリフト層3を得る。ここで、n中間層2の有無は重要でなくn- ドリフト層3のみでも構わない。このn- ドリフト層3に等間隔に配置されたトレンチ溝4を形成し、トレンチ溝4の側壁と底部に酸化膜(図では側壁の酸化膜5が示されている)を形成し、底部の酸化膜を除去する。
【0014】
その後、ポリシリコン6を充填し、図示しないポリシリコン6の箇所が開口された酸化膜をマスクとして、このポリシリコン6を介して、100keVで1×1014cm-2のドーズ量のボロンを注入し、熱処理してp- アノード層7を形成する。表面にアノード電極10を形成する。このアノード電極10とn- ドリフト層3の表面はショットキー接合が形成されるようにする。このとき、ポリシリコン6の表面とアノード電極10はオーミック接触する。
【0015】
このようにして、p- アノード層7とn- ドリフト層3で形成されるpnダイオード部Aと、アノード電極10とn- ドリフト層3で形成されるショットキーダイオード部Bが並列に配置されたMPS構造の半導体整流素子が形成される。
ここで素子の諸元について説明する。トレンチ深さは3μm、トレンチ溝幅は3μm、メサ幅L1(ショットキー接合16を形成する部分の幅)は5μm、p- アノード層7の拡散深さは0.5μm、n- ドリフト層3の濃度は1×1014cm-3、n+ カソード層1の濃度は1×1018cm-3である。この活性領域13の回りには耐圧構造14であるガードリングを構成するp+ 層8が複数本形成され、その接合深さは約8μmである。
【0016】
このガードリングの最内周のp+ 層8のトレンチ溝4と対向する端部と、最外周に形成されるトレンチ溝4のp+ 層8と対向する端部との間隔をW1とし、トレンチ溝間の間隔をL1としたとき、W1≦L1とすることで、後述の図4で説明されるように耐圧を確保することができる。このとき、p+ 層8の拡散深さ(接合深さ)がトレンチ溝4の深さより深い方が耐圧確保上望ましい。これは、トレンチ溝4の深さが浅い場合、この浅いトレンチ溝4並にp+ 層8の拡散深さが浅くなると、ガードリング部での耐圧が確保できなくなる可能性があるためである。
【0017】
前記したp- アノード層幅はトレンチ溝幅とほぼ同じに形成される場合である。また、トレンチ溝間隔L1が等間隔でない場合には、L1は最長間隔とする。尚、図中の9は絶縁膜、11は金属膜である。尚、耐圧構造として、図示したガードリングの外側にフィールドプレートを配置しても構わない。
また、図2は、このトレンチ溝4が、p+ 層8に接した場合でW1=0の場合を示す図であり、図3は、このトレンチ溝4が、p+ 層8内に一部入り込んだ場合を示す図である。この場合もW1≦L1を満足するので耐圧を確保できる。
【0018】
また、p+ 層8の拡散深さがトレンチ溝4の底部に形成されるp- アノード層7の底部の深さ(メサ部のn- ドリフト層3表面からの深さ)より深いとき、トレンチ溝4とp- アノード層7がp+ 層8内に完全に入り込んでも、入り込んだトレンチ溝4の隣のトレンチ溝とp+ 層8との間隔がW1以下となるため耐圧は確保できる。
【0019】
図4は、図1の半導体装置において、p+ 層8とトレンチ溝4との距離W1と耐圧の関係を示す図である。W1がトレンチ間隔L1より大きくなると耐圧が低下する。これは、最外周に配置されたトレンチ溝4の底部のp- アノード層7からn- ドリフト層3に伸びる空乏層がp+ 層8に達しにくくなり、そのため、この箇所で電界強度が高まるためである。このことから、前記したように、p+ 層8と最外周に配置されるトレンチ溝4との間隔W1をトレンチ溝間隔L1以下とすると耐圧が確保されることが分かる。
【0020】
図5は、この発明の第2実施例の半導体装置で、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のX−X線で切断した要部断面図である。
図1との違いは、p- アノード層7がトレンチ溝4幅よりも広く飛び出している点である。この場合も、最内周に配置されるp+ 層8のトレンチ溝4と対向する端部と、最外周に配置されるトレンチ溝4の底部に形成されるp- アノード層7のp+ 層8と対向する端部との間隔W2を、p- アノード層間隔L2以下とすることで、耐圧を確保することができる。また、p+ 層8の拡散深さをp- アノード層7の底部の深さより深くすると、一層安定した耐圧を確保することができる。
【0021】
図6は、この発明の第3実施例の半導体装置で、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のX−X線で切断した要部断面図である。トレンチ溝24の平面形状が円形の場合である。この場合もp+ 層8と最外周に配置されるトレンチ溝24との距離W3をトレンチ溝間隔L3以下とすることで、図1と同様の効果が期待できる。尚、トレンチ溝間隔L3は、トレンチ溝24間で最も離れている箇所の間隔とし、図では対角線に配置されたトレンチ溝24の間隔がこれに相当する。尚、このトレンチ溝24の平面形状は円形に限らず、多角形や帯状をしていても構わない。
【0022】
図7は、この発明の第4実施例の半導体装置で、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のX−X線で切断した要部断面図である。図6との違いはp- アノード層7がトレンチ溝24幅よりも広く飛び出している点である。この場合も、p+ 層8と最外周に配置されるトレンチ溝4の底部に形成されるp- アノード層7との間隔W4をp- アノード層7間隔L4以下とすることで、耐圧を確保することができる。
【0023】
図8は、この発明の第5実施例の半導体装置で、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のX−X線で切断した要部断面図である。ショットキー接合16を形成するメサ部31が島状に形成された場合である。p+ 層8と最外周に配置されるメサ部31との間隔W5をメサ部の幅L5以下とすることで、耐圧を確保することができる。島の平面形状は円形や多角形でも構わない。
【0024】
図9は、この発明の第6実施例の半導体装置で、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のX−X線で切断した要部断面図である。図8との違いは、p- アノード層47がトレンチ溝よりも広く飛び出している点である。この場合も、p+ 層8と最外周に配置されるトレンチ溝44の底部に形成されるp- アノード層47との間隔W6をp- アノード層47間隔L6以下とすると、図1と同様の効果が期待できる。
【0025】
図10は、この発明の第7実施例の半導体装置で、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のX−X線で切断した要部断面図である。
耐圧構造14がフィールドプレートの場合であり、この場合は、W7はフィールドプレート端(トレンチ溝4と対向する絶縁膜51の端部:絶縁膜51の内端に相当する)であり、L7はトレンチ溝4間隔である。この場合もW7≦L7とすると、耐圧が確保できる。また、図5に相当するp- アノード層7の幅がトレンチ幅より広い場合には、図5と同様に考えることができるので説明は省略する。尚、図中の52はn- ドリフト層3の電位を金属膜53に伝えるn+ 層で、金属膜53はフィールドプレートの低電位側となる。
【0026】
図11は、この発明の第8実施例の半導体装置で、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のX−X線で切断した要部断面図である。
図10との違いは、トレンチ溝24の配置が正三角配置である点である。この配置にすると、隣り合うトレンチ溝24の距離が全て等しくなる。その結果、隣り合うp- アノード層間隔L8も全て等しくなり、そのため、各セル間のピンチオフ電圧が等しくなり、電界強度が緩和される。また、p+ 層8と最外周に配置されるトレンチ溝24の底部に形成されるp- アノード層7との間隔W8をp- アノード層7間隔L8以下とすることで、図7と同様に耐圧を確保することができる。尚、セルとは、トレンチ溝24とpアノード層7を含めた単位ユニットをいう。
【0027】
図12は、この発明の第9実施例の半導体装置で、(a)はセルの平面図、(b)は(a)のX−X線で切断したセル断面図である。
前記したトレンチ溝との違いは、トレンチ溝の形状がリング状となっている点である。図7の円形のトレンチ溝24では、充填したポリシリコン6内に空洞(簾)が発生する場合があるが、リング状のトレンチ溝24aとすることで、この空洞の発生を防止できる。
【0028】
これは、円形のトレンチ溝24では、側壁上部に堆積するポリシリコン量の方が、底部に堆積するポリシリコン量より多くなるために、上部がポリシリコンで塞がれても、内部では空洞が埋まらない状態が生じる。一方、ストライプ状のトレンチ溝では、側壁が細長く平行して対向しており、上部が塞がれた場合には下部も塞がれ、空洞が発生しない。リング状のトレンチ溝24aも、ストライプ状のトレンチ溝と類似で、側壁は対向しており、そのため、円形のトレンチ溝24と比べると、空洞が出来にくくなる。
【0029】
空洞の発生が防止されることで、ポリシリコン6の抵抗を小さくできる。その結果、オン電圧の低い半導体装置とすることができる。
このリング状のトレンチ溝24aでは、トレンチ溝24aの深さTが深い程、外周直径D1が小さい程、および内周直径D2が小さい程およびトレンチ溝の幅((D1−D2)/2)が小さい程、充填するポリシリコン6に空洞が発生し易い。例えば、Tが数μm、D2が1μm程度の場合は、D2/D1≦0.5とすることで、充填するポリシリコンに空洞が発生することを防止できる。
【0030】
また、リング状のトレンチ溝24aの底部に形成される各p- アノード領域7は、互いに接触しないように形成する。
また、このリング状のトレンチ溝24aを図7のように配置することで、図7と同様の効果が得られることは勿論である。
尚、ストライプ状のトレンチ溝の場合も、両端部の曲率部分を、半円のリング状とすることで、この箇所での空洞の発生を防止できる。
【0031】
【発明の効果】
この発明は、耐圧構造とトレンチ溝またはトレンチ溝の底部に形成されるp- アノード層との距離Wとp- アノード層間隔Lの関係をW≦Lにすることによって、耐圧構造近傍の電界集中を防止することができて、安定した耐圧特性を得ることができる。
【0032】
また、トレンチ溝を正三角形配置することで、各セル間のピンチオフ電圧を等しくして、電界強度を緩和し、安定した耐圧特性を得ることができる。
さらに、トレンチ溝の平面形状をリング状(リング状セル)にすることで、トレンチ溝を充填するポリシリコンに、空洞が発生することが防止され、トレンチ溝部での抵抗を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の半導体装置で、(a)は平面図、(b)は(a)のX−X線で切断した要部断面図
【図2】図1のトレンチ溝4が、p+ 層8に接した場合でW1=0の場合を示す図
【図3】図1のトレンチ溝4が、p+ 層8内に一部入り込んだ場合を示す図
【図4】図1の半導体装置において、p+ 層8とトレンチ溝4との距離W1と耐圧の関係を示す図
【図5】この発明の第2実施例の半導体装置で、(a)は平面図、(b)は(a)のX−X線で切断した要部断面図
【図6】この発明の第3実施例の半導体装置で、(a)は平面図、(b)は(a)のX−X線で切断した要部断面図
【図7】この発明の第4実施例の半導体装置で、(a)は平面図、(b)は(a)のX−X線で切断した要部断面図
【図8】この発明の第5実施例の半導体装置で、(a)は平面図、(b)は(a)のX−X線で切断した要部断面図
【図9】この発明の第6実施例の半導体装置で、(a)は平面図、(b)は(a)のX−X線で切断した要部断面図
【図10】この発明の第7実施例の半導体装置で、(a)は平面図、(b)は(a)のX−X線で切断した要部断面図
【図11】この発明の第8実施例の半導体装置で、(a)は平面図、(b)は(a)のX−X線で切断した要部断面図
【図12】この発明の第9実施例の半導体装置で、(a)はセルの平面図、(b)は(a)のX−X線で切断したセル断面図
【符号の説明】
1 n+ カソード層
2 n中間層
3 n- ドリフト層
4、24 トレンチ溝
5 酸化膜
6 ポリシリコン
7 p- アノード層
8 p+
9 絶縁膜
10 アノード電極
11 金属膜
12 カソード電極
13 活性領域
14、51 耐圧構造
16 ショットキー接合
24a リング状のトレンチ溝
31 メサ部
A pnダイオード部
B ショットキーダイオード部

Claims (4)

  1. 第1導電形の半導体基板の第1主面の表面層に形成された活性領域と、該活性領域を取り囲むように形成された耐圧構造と、該耐圧構造内に形成され、所定の幅を有する4つの直線状の辺が曲線状のコーナー部を介して互いに直交するように接続してリング形状を形成してなる第2導電形ガードリングと、互いに隣り合う複数のトレンチ溝と該トレンチ溝間および該トレンチ溝の周りに隣接する前記第1主面の表面層を1組とする単位構造が前記活性領域の表面層に周期的に複数組配置されてなるトレンチ群と前記トレンチ溝の底部に形成された第2導電形のアノード層と、前記トレンチ溝に挟まれた前記表面に形成されたショットキー接合と、前記半導体基板の第2主面の表面層に形成されたカソード層とを有する半導体装置において、
    前記単位構造において前記互いに隣り合う複数のトレンチ溝の間隔が1種類以上ある中で最も長い前記間隔をLとし、
    前記耐圧構造の最内周に配置された前記第2導電形ガードリングの一方の辺と、該一方の辺に対向するトレンチ溝との距離をAとし、
    前記第2導電形ガードリングの一方の辺と直交する他方の辺と、該他方の辺に対向するトレンチ溝との距離をBとし、
    前記Aは前記Bと異なる値であり、前記AおよびBのうち長い方の距離をWとして、該Wを前記L以下とすることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記最も長い間隔Lとなる2つの前記トレンチ溝において、該トレンチ溝の底部にて該トレンチ溝幅よりも広く形成された前記第2導電形のアノード層間の間隔をL’とし、
    前記距離Aとなる前記第2導電形ガードリングの一方の辺と前記トレンチ溝において、前記第2導電形ガードリングの一方の辺と、前記トレンチ溝の底部にて該トレンチ溝幅よりも広く形成された前記第2導電形のアノード層との距離をA’とし、
    前記距離Bとなる前記他方の辺と前記トレンチ溝において、前記他方の辺と、前記トレンチ溝の底部にて該トレンチ溝幅よりも広く形成された前記第2導電形のアノード層との距離をB’とし、
    前記A’は前記B’と異なる値であり、前記A’およびB’のうち長い方の距離をW’として、該W’を前記L’以下とすることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記トレンチ溝が前記活性領域の表面層に選択的に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記第2導電形ガードリングの拡散深さが、前記第2導電形のアノード層底部の前記第1主面からの深さより深いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体装置。
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