JP4983785B2 - 電子制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アイドルストップ機能を備えた車両の電子制御装置に関する。
近年、燃費の低減および排気ガスの低減を目的として、車両が停止してエンジンの駆動が不要である場合(例えば、信号待ち等)にエンジンを自動的に停止させ、その後、運転者が走行再開を意図した操作を行うとエンジンを自動的に再始動させるというアイドルストップ機能を備えた自動車が実用化されている。
このようなアイドルストップ機能を備えた電子制御装置のなかには、エンジンを自動停止させる前に、エンジンを再始動させるためのスタータを駆動するスタータ駆動回路の異常を検出するものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。これにより、スタータ駆動回路が正常である場合にのみエンジンを自動的に停止させることが可能となり、エンジンを自動的に停止させた後にエンジンを確実に再始動させることができる。
特開2006−322332号公報
しかし、上記特許文献1に記載の技術では、エンジンを自動停止させた後にスタータ駆動回路が異常となった場合に、アイドルストップ機能によりエンジンを再始動させることができることができない。
このため車両の運転者は、通常のエンジン始動操作、すなわち、シフトレバーをD(ドライブ)からN(ニュートラル)またはP(パーキング)に切り替える操作とその後のキー操作を行う必要がある。しかし、停止している車両の運転者が、車両を発進させようとしたときにエンジンが再始動しないことに気付くと、早急に通常のエンジン始動操作を行わなければならないと考えて慌ててしまうという状況が想定される。これにより、運転者が通常のエンジン始動操作を円滑に行うことができなくなるというおそれがあった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、アイドルストップ機能に異常が発生した場合でもエンジンの再始動を円滑に行うことができる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の電子制御装置では、まずエンジン始動手段が、エンジンを始動させるために車両の使用者により行われるエンジン始動操作が実行されたことを示す予め設定されたエンジン始動条件が成立すると、エンジンを始動させる。またアイドルストップ制御手段が、予め設定されたエンジン停止条件が成立するとエンジンを停止させるとともに、エンジンの停止後に予め設定されたエンジン復帰条件が成立するとエンジンを始動させる。
そして第1異常判断手段が、アイドルストップ制御手段によりエンジンを始動させることができなくなる異常であるアイドルストップ始動異常が発生したか否かの判断を、アイドルストップ制御手段によってエンジンが停止させられてから、アイドルストップ制御手段によってエンジンが始動させられるまでの期間内に実行する。
このように構成された電子制御装置によれば、アイドルストップ制御手段によってエンジンが停止させられてから、アイドルストップ制御手段によってエンジンが始動させられるまでの期間(以下、アイドルストップ中期間ともいう)内に、アイドルストップ制御手段によりエンジンを始動させることができなくなる異常(アイドルストップ始動異常)が発生すると、このアイドルストップ始動異常の発生を検出することができる。
すなわち、請求項1に記載の電子制御装置は、停止している車両の運転者が車両を発進させようとする前に、アイドルストップ始動異常の発生を認識することができる。これにより、停止している車両の運転者が、車両を発進させようとしたときに初めてエンジンが再始動しないことに気付いて慌ててしまわないようにする対策を、車両発進前に行うことができる。このため、アイドルストップ始動異常が発生した場合でもエンジンの再始動を円滑に行うことができる。
また、請求項1に記載の電子制御装置において、第1異常時エンジン始動手段が、アイドルストップ始動異常が発生したと第1異常判断手段が判断した場合にエンジンを始動させる
このように構成された電子制御装置によれば、アイドルストップ始動異常が発生するとエンジンが自動的に再始動するので、アイドルストップ始動異常時に車両の運転者がエンジン始動操作を行う必要がない。したがって、アイドルストップ始動異常時にエンジンの再始動を円滑に行うことができる。
また、請求項1に記載の電子制御装置では、アイドルストップ制御手段としての機能は、当該電子制御装置が備える第1マイクロコンピュータを用いて実現され、第1異常時エンジン始動手段としての機能は、当該電子制御装置が備える第2マイクロコンピュータを用いて実現され、第1マイクロコンピュータと第2マイクロコンピュータは、それぞれ別々の電源から電源の供給を受けるようにしてもよい。また、第1マイクロコンピュータが制御するリレー駆動回路と、第2マイクロコンピュータが制御するリレー駆動回路が、それぞれ別々の電源から電源の供給を受ける
このように構成された電子制御装置によれば、第1マイクロコンピュータと第2マイクロコンピュータとが同一の電源から電源の供給を受けている場合と比較して、アイドルストップ制御手段によってエンジンが停止した後にエンジンを再始動させることができなくなるという状況の発生を抑制することができる。
なぜならば、第1マイクロコンピュータと第2マイクロコンピュータとが同一の電源から電源の供給を受けている場合には、上記同一の電源に異常が発生するとアイドルストップ制御手段と第1異常時エンジン始動手段の両方が同時に機能しなくなるのに対し、第1マイクロコンピュータと第2マイクロコンピュータが別々の電源から電源の供給を受けている場合には、2つの電源が同時に異常にならない限り、アイドルストップ制御手段と第1異常時エンジン始動手段の両方が同時に機能しなくなることがないからである。
また、請求項1に記載の電子制御装置において、請求項2に記載のように、第1報知手段が、アイドルストップ始動異常が発生したと第1異常判断手段が判断すると、アイドルストップ始動異常が発生した旨を報知するようにしてもよい。
このように構成された電子制御装置によれば、停止している車両の運転者が車両を発進させようとする前に、この運転者に、アイドルストップ始動異常が発生したことを認識させることができる。これにより、停止している車両の運転者が、車両を発進させようとしたときに初めてエンジンが再始動しないことに気付いて慌ててしまわないようにすることができる。このため、アイドルストップ始動異常が発生した場合でもエンジンの再始動を円滑に行うことができる。
また、請求項1〜請求項2の何れかに記載の電子制御装置において、請求項3に記載のように、IGオフ手段が、アイドルストップ始動異常が発生したと第1異常判断手段が判断すると、車両のイグニッションスイッチをオフにするようにしてもよい。
このように構成された電子制御装置によれば、アイドルストップ中期間に車両のイグニッションスイッチがオフになることにより、車両の運転者に、車両のイグニッションスイッチをオンにし、さらにエンジンを始動させる操作を行うことを、アイドルストップ中期間内に促すことができる。これにより、停止している車両の運転者が、車両を発進させようとしたときに初めてエンジンが再始動しないことに気付いて慌ててしまわないようにすることができる。このため、アイドルストップ始動異常が発生した場合でもエンジンの再始動を円滑に行うことができる。
また、請求項1に記載の電子制御装置において、エンジン始動禁止手段が、車両のシフトレバーがN(ニュートラル)およびP(パーキング)の位置以外に位置している場合に、エンジン始動手段によるエンジンの始動を禁止するとともに、第1始動禁止解除手段が、アイドルストップ始動異常が発生したと第1異常判断手段が判断すると、エンジン始動禁止手段の動作を禁止する
そして、第1マイクロコンピュータには、エンジンを始動させるためのスタータを駆動する第1スタータ駆動回路が接続され、第2マイクロコンピュータには、エンジンを始動させるためのスタータを駆動する第2スタータ駆動回路が接続され、第2スタータ駆動回路がスタータを駆動するために第2スタータ駆動回路とスタータとの間で接続される駆動線を備え、エンジン始動禁止手段は、車両のシフトレバーがN(ニュートラル)またはP(パーキング)の位置に位置している場合にオン状態となり、車両のシフトレバーがN(ニュートラル)およびP(パーキング)の位置以外に位置している場合にオフ状態となるニュートラルスイッチを備え、第1スタータ駆動回路は、駆動線における第2スタータ駆動回路とスタータとの間で駆動線に接続され、ニュートラルスイッチは、駆動線における第2スタータ駆動回路と第1スタータ駆動回路との間で、一端が第2スタータ駆動回路に接続され、他端がスタータに接続されるようにして、駆動線に接続される。
このように構成された電子制御装置によれば、アイドルストップ始動異常が発生していない場合には、車両のシフトレバーがNおよびPの位置以外に位置しているとエンジンを始動することができないのに対して、アイドルストップ始動異常が発生している場合には、車両のシフトレバーがNおよびPの位置以外に位置している場合であっても、エンジンを始動することができる。
これにより、停止している車両の運転者が車両を発進させようとしたときに初めてエンジンが再始動しないことに気付いて慌ててしまい、車両のシフトレバーをNまたはPの位置にすることなくエンジンスタートスイッチを操作する等のエンジン始動操作した場合でも、エンジンを始動することができる。このため、アイドルストップ始動異常が発生した場合でもエンジンの再始動を円滑に行うことができる。
また、請求項1〜請求項3の何れかに記載の電子制御装置において、請求項4に記載のように、エンジン始動手段、アイドルストップ制御手段、エンジン始動禁止手段がそれぞれ別々の電子制御装置に搭載されるようにしてもよい。
このように構成された電子制御装置によれば、エンジン始動手段、アイドルストップ制御手段、及びエンジン始動禁止手段のそれぞれが別々の電源から電源の供給を受けるようにすることができる。このため、エンジン始動手段、アイドルストップ制御手段、及びエンジン始動禁止手段が同一の電源から電源の供給を受けている場合と比較して、エンジン始動手段、アイドルストップ制御手段、及びエンジン始動禁止手段の全てが同時に機能しなくなるという状況の発生を抑制することができる。
なぜならば、エンジン始動手段、アイドルストップ制御手段、及びエンジン始動禁止手段が同一の電源から電源の供給を受けている場合には、上記同一の電源に異常が発生するとエンジン始動手段、アイドルストップ制御手段、及びエンジン始動禁止手段の全てが同時に機能しなくなるのに対し、エンジン始動手段、アイドルストップ制御手段、及びエンジン始動禁止手段が別々の電源から電源の供給を受けている場合には、3つの電源が同時に異常にならない限り、エンジン始動手段、アイドルストップ制御手段、及びエンジン始動禁止手段の全てが同時に機能しなくなることがないからである。
また、請求項1〜請求項4の何れかに記載の電子制御装置において、請求項5に記載のように、アイドルストップ始動異常は、第1マイクロコンピュータの異常であるようにするとよい。
また、請求項1〜請求項5の何れかに記載の電子制御装置において、アイドルストップ始動異常は、請求項6に記載のように、第1スタータ駆動回路の異常であるようにしてもよいし、請求項7に記載のように、第1スタータ駆動回路がスタータを駆動するために第1スタータ駆動回路とスタータとの間で接続される駆動線の断線であるようにしてもよいし、請求項8に記載のように、第1スタータ駆動回路に電源を供給する電源供給線の断線であるようにしてもよい。
また請求項9に記載の電子制御装置では、エンジンがアイドリング状態であることを示す予め設定されたエンジン停止条件が成立するとエンジンを停止させるアイドリング時停止処理を実行し、さらに、アイドリング時停止処理によるエンジンの停止後に予め設定されたエンジン復帰条件が成立するとエンジンを始動させるエンジン復帰処理を実行する。そして第2異常判断手段が、エンジン復帰処理によりエンジンを始動させることができなくなる異常であるアイドルストップ始動異常が発生したか否かの判断を、アイドリング時停止処理によってエンジンが停止させられてから、エンジン復帰処理によってエンジンが始動させられるまでの期間内に実行する。
また、第2異常時エンジン始動手段が、アイドルストップ始動異常が発生したと第2異常判断手段が判断した場合にエンジンを始動させる。
さらに、アイドリング時停止処理およびエンジン復帰処理としての機能は、当該電子制御装置が備える第1マイクロコンピュータを用いて実現され、第2異常時エンジン始動手段としての機能は、当該電子制御装置が備える第2マイクロコンピュータを用いて実現され、第1マイクロコンピュータと第2マイクロコンピュータは、それぞれ別々の電源から電源の供給を受ける。
そして、第1マイクロコンピュータには、エンジンを始動させるためのスタータを駆動する第1スタータ駆動回路が接続され、第2マイクロコンピュータには、エンジンを始動させるためのスタータを駆動する第2スタータ駆動回路が接続され、第2スタータ駆動回路がスタータを駆動するために第2スタータ駆動回路とスタータとの間で接続される駆動線を備え、エンジン始動禁止手段は、車両のシフトレバーがN(ニュートラル)またはP(パーキング)の位置に位置している場合にオン状態となり、車両のシフトレバーがN(ニュートラル)およびP(パーキング)の位置以外に位置している場合にオフ状態となるニュートラルスイッチを備え、第1スタータ駆動回路は、駆動線における第2スタータ駆動回路とスタータとの間で駆動線に接続され、ニュートラルスイッチは、駆動線における第2スタータ駆動回路と第1スタータ駆動回路との間で、一端が第2スタータ駆動回路に接続され、他端がスタータに接続されるようにして、駆動線に接続される。
このように構成された電子制御装置は、請求項1に記載の電子制御装置を構成する装置であり、請求項1に記載の電子制御装置と同様の効果を得ることができる。
また、請求項9に記載の電子制御装置において、請求項10に記載のように、第2報知手段が、アイドルストップ始動異常が発生したと第2異常判断手段が判断すると、アイドルストップ始動異常が発生した旨を報知するようにしてもよい。
このように構成された電子制御装置は、請求項2に記載の電子制御装置を構成する装置であり、請求項2に記載の電子制御装置と同様の効果を得ることができる。
また、請求項9または請求項10に記載の電子制御装置において、アイドルストップ始動異常は、請求項11に記載のように、第1スタータ駆動回路の異常であるようにしてもよいし、請求項12に記載のように、第1スタータ駆動回路がスタータを駆動するために第1スタータ駆動回路とスタータとの間で接続される駆動線の断線であるようにしてもよいし、請求項13に記載のように、第1スタータ駆動回路に電源を供給する電源供給線の断線であるようにしてもよい。
(第1実施形態)
以下に本発明の第1実施形態について図面とともに説明する。
図1は、本実施形態のアイドルストップ制御システム1の構成を示すブロック図である。
アイドルストップ制御システム1は、車両に搭載され、図1に示すように、車両のエンジン2の運転を制御するエンジンECU11と、インストルメントパネル(不図示)に設けられて車両の各種状態を表示する表示部(不図示)を制御するメータECU12と、エンジン2の始動と自動停止を制御するアイドルストップECU13と、エンジン2を始動させるための始動装置14と、オン状態の時に通電して直流電源VB1からの電源電圧を供給するIGリレー15と、インストルメントパネル(不図示)に設けられてアイドルストップ機能の異常を報知するインジケータ16とを備える。
これらのうちアイドルストップECU13は、IGリレー15をオン状態にするための駆動信号を出力するIGリレー駆動回路31と、スタータリレー42(後述)をオン状態にするための駆動信号を出力するスタータリレー駆動回路32と、ニュートラルスイッチ41(後述)のオン・オフを指示するオン・オフ指示信号を出力するニュートラルスイッチ駆動回路33と、スタータリレー42(後述)をオン状態にするための駆動信号を出力するスタータリレー駆動回路34と、IGリレー駆動回路31とスタータリレー駆動回路32とニュートラルスイッチ駆動回路33を制御する始動制御マイコン35と、スタータリレー駆動回路34を制御するアイドルストップ制御マイコン36とを備える。
そしてスタータリレー駆動回路34は、スタータリレー駆動回路34内において過熱、過電流、オープン故障が発生したか否かを検出し、これらのうちの何れかを検出した場合には、その旨を示すスタータリレー異常検出信号をアイドルストップ制御マイコン36に出力する。
また始動制御マイコン35及びアイドルストップ制御マイコン36は、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータであり、ROM及びRAMに記憶されたプログラムに基づいて各種処理を実行する。また始動制御マイコン35及びアイドルストップ制御マイコン36は、車内LAN(不図示)を介してエンジンECU11及びメータECU12と通信可能に接続される。また、始動制御マイコン35とアイドルストップ制御マイコン36とは、信号線LSを介して信号を入出力可能に接続される。
さらに始動制御マイコン35には、運転者がイグニッション系電源のオン・オフやエンジン2の始動・停止を指示するために操作するプッシュ式のスタートストップスイッチ3が押下操作されたことを示す信号と、運転者が操作するシフトレバー(不図示)の位置(シフトポジション)を検出するシフトポジションセンサ4からの検出信号が入力される。また始動制御マイコン35は、インジケータ16の点灯状態を指示するインジケータ信号を車内LAN(不図示)を介してメータECU12に送信する。
さらにアイドルストップ制御マイコン36には、車両のブレーキペダルが踏まれたときにオン状態となりストップランプを点灯させるストップランプスイッチ5のオン・オフ状態を示すストップランプ信号と、車速を検出する車速センサ6からの検出信号が入力される。またアイドルストップ制御マイコン36は、エンジン2の停止を指示するエンジン停止信号を車内LAN(不図示)を介してエンジンECU11に送信するとともに、一定時間以内毎に監視対象信号としてのウォッチドッグクリア信号を信号線LSを介して始動制御マイコン35へ出力する。
次に始動装置14は、ニュートラルスイッチ41とスタータリレー42とスタータモータ43とを備える。
ニュートラルスイッチ41は、ニュートラルスイッチ駆動回路33からのオン・オフ指示信号に従ってオン・オフするように構成されている。そしてニュートラルスイッチ41は、一端がスタータリレー駆動回路32に、他端がスタータリレー42のコイルに接続されている。これにより、ニュートラルスイッチ41がオン状態になると、スタータリレー駆動回路32からの駆動信号がスタータリレー42に入力可能となる。なお、スタータリレー駆動回路34からの駆動信号は、ニュートラルスイッチ41のオン・オフに関わらずスタータリレー42に入力可能となっている。
またスタータリレー42は、スタータリレー駆動回路32からの駆動信号により通電すると、直流電源VB2から電源電圧をスタータモータ43に供給する。
またスタータモータ43は、直流電源VB2からスタータリレー42を介して電源電圧が供給されると、エンジン2を始動させるために駆動する。
なお、IGリレー駆動回路31、スタータリレー駆動回路32、ニュートラルスイッチ駆動回路33、及び始動制御マイコン35は、直流電源VB1から電源電圧が供給される。また、スタータリレー駆動回路34及びアイドルストップ制御マイコン36は、直流電源VB2から電源電圧が供給される。
このように構成されたアイドルストップ制御システム1において、始動制御マイコン35は、エンジン2の始動に関連したエンジン始動制御処理を実行するとともに、アイドルストップ制御マイコン36は、アイドルストップに関連したアイドルストップ制御処理を実行する。
まず、アイドルストップ制御マイコン36が実行するアイドルストップ制御処理の手順を、図2を用いて説明する。図2はアイドルストップ制御処理を示すフローチャートである。このアイドルストップ制御処理は、アイドルストップ制御マイコン36が起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
このアイドルストップ制御処理が実行されると、アイドルストップ制御マイコン36は、まずS10にて、後述のS280の処理で始動制御マイコン35から出力されるマイコン異常検出信号が入力したか否かを判断する。ここで、マイコン異常検出信号が入力した場合には(S10:YES)、アイドルストップ制御処理を一旦終了する。
一方、マイコン異常検出信号が入力していない場合には(S10:NO)、S20にて、スタータリレー駆動回路34の異常を検出する処理を行う。詳細には、以下の3つの異常の検出を行う。
まず第1の異常の検出は、スタータリレー駆動回路34の過熱、過電流、オープン故障の検出である。この異常は、スタータリレー駆動回路34からスタータリレー異常検出信号を入力することにより検出する(図1の検出ラインLD1を参照)。
また第2の異常の検出は、直流電源VB2からスタータリレー駆動回路34に電源電圧を供給するための電源ラインの断線の検出である(図1の検出ラインLD2を参照)。
さらに第3の異常の検出は、スタータリレー駆動回路34からスタータリレー42に駆動信号を出力するための駆動ラインの断線の検出である(図1の検出ラインLD3を参照)。
その後S30にて、スタータリレー駆動回路34の異常をS20の処理で検出したか否かを判断する。ここで、スタータリレー駆動回路34の異常を検出したと判断した場合には(S30:YES)、アイドルストップ制御処理を一旦終了する。
一方、スタータリレー駆動回路34の異常を検出していないと判断した場合には(S30:NO)、S40にて、アイドルストップが可能であるか否かを判断する。本実施形態では、車速センサ6からの検出信号に基づく車速が0km/hであり、且つ、ストップランプ信号がオン状態を示している場合に、アイドルストップが可能であると判断する。
ここで、アイドルストップが可能でないと判断した場合には(S40:NO)、S40の処理を繰り返すことにより待機する。一方、アイドルストップが可能であると判断した場合には(S40:YES)、S50にて、エンジン停止信号を車内LANを介してエンジンECU11に送信することにより、エンジン2を自動停止させる。
その後S60にて、マイコン異常検出信号が入力したか否かを判断する。ここで、マイコン異常検出信号が入力していない場合には(S60:NO)、S70にて、S20と同様にして、スタータリレー駆動回路34の異常を検出する処理を行う。
そしてS80にて、スタータリレー駆動回路34の異常をS70の処理で検出したか否かを判断する。ここで、スタータリレー駆動回路34の異常を検出していないと判断した場合には(S80:NO)、S90にて、アイドルストップから復帰させる条件(以下、アイドルストップ復帰条件という)が成立したか否かを判断する。本実施形態では、ストップランプ信号がオフ状態を示している場合に、アイドルストップ復帰条件が成立したと判断する。
ここで、アイドルストップ復帰条件が成立していないと判断した場合には(S90:NO)、S60に移行して上述の処理を繰り返すことにより待機する。一方、アイドルストップ復帰条件が成立したと判断した場合には(S90:YES)、S100にて、スタータリレー駆動回路34に駆動信号を出力させることにより、エンジン2を再始動させて、アイドルストップ制御処理を一旦終了する。
またS80にて、スタータリレー駆動回路34の異常を検出したと判断した場合には(S80:YES)、S110に移行する。
またS60にて、マイコン異常検出信号が入力した場合には(S60:YES)、S110に移行する。
そしてS110に移行すると、アイドルストップの異常を検出したことを示すアイドルストップ異常検出信号を信号線LSを介して始動制御マイコン35へ出力し、アイドルストップ制御処理を一旦終了する。
次に、始動制御マイコン35が実行するエンジン始動制御処理の手順を、図3を用いて説明する。図3はエンジン始動制御処理を示すフローチャートである。このエンジン始動制御処理は、始動制御マイコン35が起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
このエンジン始動制御処理が実行されると、始動制御マイコン35は、まずS210にて、IGリレー15がオン状態であるか否かを判断する。ここで、IGリレー15がオン状態である場合には(S210:YES)、S240に移行する。一方、IGリレー15がオフ状態である場合には(S210:NO)、S220にて、スタートストップスイッチ3が押下操作されたか否かを判断する。
ここで、スタートストップスイッチ3が押下操作されていない場合には(S220:NO)、S260に移行する。一方、スタートストップスイッチ3が押下操作された場合には(S220:YES)、IGリレー駆動回路31に駆動信号を出力させることにより、IGリレー15をオン状態にして、S260に移行する。
またS240に移行すると、スタートストップスイッチ3が押下操作されたか否かを判断する。ここで、スタートストップスイッチ3が押下操作されていない場合には(S240:NO)、S260に移行する。一方、スタートストップスイッチ3が押下操作された場合には(S240:YES)、S250にて、スタータリレー駆動回路32に駆動信号を出力させることによりエンジン2を始動させて、S260に移行する。なお、このときにエンジン2を始動させるには、ニュートラルスイッチ41がオン状態になっている必要がある。
そしてS260に移行すると、アイドルストップ制御マイコン36の異常を検出する処理を行う。詳細には、アイドルストップ制御マイコン36からのウォッチドッグクリア信号が、予め設定された所定監視時間継続して始動制御マイコン35に入力しない場合に、アイドルストップ制御マイコン36の異常が発生したと判断する。
その後S270にて、アイドルストップ制御マイコン36の異常をS260の処理で検出したか否かを判断する。ここで、アイドルストップ制御マイコン36の異常を検出していないと判断した場合には(S270:NO)、S290に移行する。一方、アイドルストップ制御マイコン36の異常を検出したと判断した場合には(S270:YES)、S280にて、アイドルストップ制御マイコン36の異常を検出した旨を示すマイコン異常検出信号をアイドルストップ制御マイコン36に出力し、S290に移行する。
そしてS290に移行すると、アイドルストップ制御マイコン36からアイドルストップ異常検出信号が入力したか否かを判断する。ここで、アイドルストップ異常検出信号が入力した場合には(S290:YES)、S300にて、ニュートラルスイッチ駆動回路33に駆動信号を出力させることによりニュートラルスイッチ41をオン状態にする。さらにS310にて、スタータリレー駆動回路32に駆動信号を出力させることによりエンジン2を始動させて、エンジン始動制御処理を一旦終了する。
一方、アイドルストップ異常検出信号が入力していない場合には(S290:NO)、S320にて、シフトポジションセンサ4からの検出信号に基づいて、シフトポジションがN(ニュートラル)またはP(パーキング)であるか否かを判断する。
ここで、シフトポジションがN(ニュートラル)またはP(パーキング)である場合には(S320:YES)、S330にて、ニュートラルスイッチ駆動回路33にオン・オフ指示信号を出力させることによりニュートラルスイッチ41をオン状態にして、エンジン始動制御処理を一旦終了する。
一方、シフトポジションがN(ニュートラル)またはP(パーキング)でない場合には(S320:NO)、S340にて、ニュートラルスイッチ駆動回路33にオン・オフ指示信号を出力させることによりニュートラルスイッチ41をオフ状態にして、エンジン始動制御処理を一旦終了する。
このように構成されたアイドルストップ制御システム1では、まず、IGリレー15がオン状態であり、且つ、スタートストップスイッチ3が押下操作された場合(S210:YES,S240:YES)に、エンジン2を始動させる(S250)。また、車速センサ6からの検出信号に基づく車速が0km/hであり、且つ、ストップランプ信号がオン状態を示している場合に、アイドルストップが可能であると判断して(S40:YES)、エンジン2を停止させる(S50)とともに、アイドルストップ復帰条件が成立すると(S90:YES)、エンジン2を始動させる(S100)。
そして、アイドルストップ制御マイコン36とスタータリレー駆動回路34の異常の検出を、S50の処理でエンジン2を停止させてから、S100の処理でエンジン2を始動させるまでの期間(以下、アイドルストップ中期間ともいう)内に実行する(S60,S70,S80,S260〜S280)。
このように構成されたアイドルストップ制御システム1によれば、アイドルストップ中期間内に、アイドルストップ制御マイコン36とスタータリレー駆動回路34によりエンジン2を始動させることができなくなる異常(以下、アイドルストップ始動異常ともいう)が発生すると、このアイドルストップ始動異常の発生を検出することができる。
すなわち、アイドルストップ制御システム1は、停止している車両の運転者が車両を発進させようとする前に、アイドルストップ始動異常の発生を認識することができる。これにより、停止している車両の運転者が、車両を発進させようとしたときに初めてエンジン2が再始動しないことに気付いて慌ててしまわないようにする対策を、車両発進前に行うことができる。このため、アイドルストップ始動異常が発生した場合でもエンジン2の再始動を円滑に行うことができる。
またアイドルストップ制御システム1では、アイドルストップ始動異常の発生を検出すると、エンジン2を始動させる(S310)。このため、アイドルストップ始動異常時に車両の運転者がエンジン始動操作を行う必要がない。したがって、アイドルストップ始動異常時にエンジン2の再始動を円滑に行うことができる。
また、始動制御マイコン35とアイドルストップ制御マイコン36は、それぞれ別々の電源から電源の供給を受ける。このため、始動制御マイコン35とアイドルストップ制御マイコン36とが同一の電源から電源の供給を受けている場合と比較して、アイドルストップ制御マイコン36によってエンジン2が停止した後にエンジン2を再始動させることができなくなるという状況の発生を抑制することができる。
なぜならば、始動制御マイコン35とアイドルストップ制御マイコン36とが同一の電源から電源の供給を受けている場合には、上記同一の電源に異常が発生すると、始動制御マイコン35による制御とアイドルストップ制御マイコン36による制御の両方が同時に機能しなくなるのに対し、始動制御マイコン35とアイドルストップ制御マイコン36が別々の電源から電源の供給を受けている場合には、2つの電源が同時に異常にならない限り、始動制御マイコン35による制御とアイドルストップ制御マイコン36による制御の両方が同時に機能しなくなることがないからである。
以上説明した実施形態において、アイドルストップECU13は本発明における請求項1に記載の電子制御装置、アイドルストップ制御マイコン36は本発明における請求項12に記載の電子制御装置、S250の処理は本発明におけるエンジン始動手段、S40,S50,S90,S100の処理は本発明におけるアイドルストップ制御手段、S60,S70,S80,S260〜S280の処理は本発明における第1異常判断手段および第2異常判断手段、S310の処理は本発明における第1異常時エンジン始動手段、S40,S50の処理は本発明におけるアイドリング時停止処理、S90,S100の処理は本発明におけるエンジン復帰処理、S110の処理は本発明における第2報知手段である。
また、S210,S240の処理の判断条件は本発明におけるエンジン始動条件、S40の処理の判断条件は本発明におけるエンジン停止条件、S90の処理の判断条件は本発明におけるエンジン復帰条件、アイドルストップ制御マイコン36は本発明における第1マイクロコンピュータ、始動制御マイコン35は本発明における第2マイクロコンピュータである。
(第2実施形態)
以下に本発明の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
第2実施形態のアイドルストップ制御システム1は、エンジン始動制御処理が変更された点以外は第1実施形態と同じである。図4は、第2実施形態のエンジン始動制御処理を示すフローチャートである。
第2実施形態のエンジン始動制御処理は、S310の処理が省略されてS312の処理が追加された点以外は第1実施形態と同じである。
すなわち、S300の処理が終了すると、S312にて、インジケータ16を点滅させることを指示するインジケータ信号をメータECU12に送信することにより、インジケータ16を点滅させ、エンジン始動制御処理を一旦終了する。
このように構成されたアイドルストップ制御システム1では、アイドルストップ始動異常の発生を検出すると、インジケータ16が点滅する(S312)。このため、停止している車両の運転者が車両を発進させようとする前に、この運転者に、アイドルストップ始動異常が発生したことを認識させることができる。これにより、停止している車両の運転者が、車両を発進させようとしたときに初めてエンジン2が再始動しないことに気付いて慌ててしまわないようにすることができる。このため、アイドルストップ始動異常が発生した場合でもエンジン2の再始動を円滑に行うことができる。
また、車両のシフトレバーがN(ニュートラル)およびP(パーキング)の位置以外に位置している場合には(S320:NO)、ニュートラルスイッチ41をオフ状態にする(S340)ため、スタートストップスイッチ3が押下操作されても、エンジン2は始動しない。一方、アイドルストップ始動異常の発生を検出すると(S290:YES)、ニュートラルスイッチ41をオン状態にする(S300)ため、車両のシフトレバーがN(ニュートラル)およびP(パーキング)の位置以外に位置している場合であっても、スタートストップスイッチ3が押下操作されると、エンジン2が始動する(S250)。
これにより、停止している車両の運転者が車両を発進させようとしたときに初めてエンジン2が再始動しないことに気付いて慌ててしまい、車両のシフトレバーをNまたはPの位置にすることなくスタートストップスイッチ3を押下操作した場合でも、エンジン2を始動することができる。このため、アイドルストップ始動異常が発生した場合でもエンジン2の再始動を円滑に行うことができる。
以上説明した実施形態において、S312の処理は本発明における第1報知手段、S340の処理は本発明におけるエンジン始動禁止手段、S300の処理は本発明における始動禁止解除手段である。
(第3実施形態)
以下に本発明の第3実施形態を説明する。なお、第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
第3実施形態のアイドルストップ制御システム1は、エンジン始動制御処理が変更された点以外は第1実施形態と同じである。図5は、第3実施形態のエンジン始動制御処理を示すフローチャートである。
第3実施形態のエンジン始動制御処理は、S310の処理が省略されてS314の処理が追加された点以外は第1実施形態と同じである。
すなわち、S300の処理が終了すると、S314にて、IGリレー駆動回路31に駆動信号の出力を中止させることにより、IGリレー15をオフ状態にして、エンジン始動制御処理を一旦終了する。
このように構成されたアイドルストップ制御システム1では、アイドルストップ始動異常の発生を検出すると、IGリレー15をオフ状態にする(S314)。このため、アイドルストップ中期間に車両のIGリレー15がオフ状態になることにより、車両の運転者に、車両のIGリレー15をオン状態にし、さらにエンジン2を始動させる操作を行うことを、アイドルストップ中期間内に促すことができる。これにより、停止している車両の運転者が、車両を発進させようとしたときに初めてエンジン2が再始動しないことに気付いて慌ててしまわないようにすることができる。このため、アイドルストップ始動異常が発生した場合でもエンジン2の再始動を円滑に行うことができる。
以上説明した実施形態において、S314の処理は本発明におけるIGオフ手段である。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態においては、アイドルストップ始動異常の発生を検出するとインジケータ16が点滅するものを示したが、これに限られるものではなく、例えば、スタートストップスイッチ3を点滅させるようにしてもよい。
また上記実施形態においては、始動制御マイコン35とアイドルストップ制御マイコン36が一つの電子制御装置に搭載されているものを示したが、始動制御マイコン35とアイドルストップ制御マイコン36がそれぞれ別々の電子制御装置に搭載されるようにしてもよい。これにより、始動制御マイコン35とアイドルストップ制御マイコン36のそれぞれが別々の電源から電源の供給を受けるようにすることができる。このため、始動制御マイコン35とアイドルストップ制御マイコン36が同一の電源から電源の供給を受けている場合と比較して、始動制御マイコン35とアイドルストップ制御マイコン36の全てが同時に機能しなくなるという状況の発生を抑制することができる。
また上記実施形態においては、エンジン2を始動する制御(S250)と、ニュートラルスイッチ41をオン・オフする制御(S300,S320,S330,S340)が始動制御マイコン35により実行されるものを示した。しかし、エンジン2を始動する制御を実行するマイコンと、ニュートラルスイッチ41をオン・オフする制御を実行するマイコンと、アイドルストップ制御マイコン36がそれぞれ別々の電子制御装置に搭載されるようにしてもよい。
これにより、エンジン2を始動する制御を実行するマイコンとニュートラルスイッチ41をオン・オフする制御を実行するマイコンとアイドルストップ制御マイコン36のそれぞれが別々の電源から電源の供給を受けるようにすることができる。このため、エンジン2を始動する制御を実行するマイコンとニュートラルスイッチ41をオン・オフする制御を実行するマイコンとアイドルストップ制御マイコン36が同一の電源から電源の供給を受けている場合と比較して、エンジン2を始動する制御を実行するマイコンとニュートラルスイッチ41をオン・オフする制御を実行するマイコンとアイドルストップ制御マイコン36の全てが同時に機能しなくなるという状況の発生を抑制することができる。
また上記実施形態においては、インジケータ信号を始動制御マイコン35から送信するものを示したが(S312)、アイドルストップ制御マイコン36がインジケータ信号を送信する処理を行うようにしてもよい。
また上記実施形態においては、S40,S50,S90,S100の処理をアイドルストップ制御マイコン36が実行するものを示した。しかし、S40,S50の処理を実行するマイコンと、S90,S100を実行するマイコンを別々に設け、それぞれ別々の電源から電源の供給を受けるようにしてもよい。これにより、この2つのマイコンが同一の電源から電源の供給を受けている場合と比較して、S40,S50の処理によってエンジンが停止した後に、S90,S100の処理によってエンジンを再始動させることができなくなるという状況の発生を抑制することができる。なお、この2つのマイコンは本発明における第3マイクロコンピュータと第4マイクロコンピュータである。
アイドルストップ制御システム1の構成を示すブロック図である。 アイドルストップ制御処理を示すフローチャートである。 第1実施形態のエンジン始動制御処理を示すフローチャートである。 第2実施形態のエンジン始動制御処理を示すフローチャートである。 第3実施形態のエンジン始動制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…アイドルストップ制御システム、2…エンジン、3…スタートストップスイッチ、4…シフトポジションセンサ、5…ストップランプスイッチ、6…車速センサ、11…エンジンECU、12…メータECU、13…アイドルストップECU、14…始動装置、15…IGリレー、16…インジケータ、31…IGリレー駆動回路、32…スタータリレー駆動回路、33…ニュートラルスイッチ駆動回路、34…スタータリレー駆動回路、35…始動制御マイコン、36…アイドルストップ制御マイコン、41…ニュートラルスイッチ、42…スタータリレー、43…スタータモータ、VB1,VB2…直流電源

Claims (13)

  1. 車両に搭載されたエンジンを制御する電子制御装置であって、
    前記エンジンを始動させるために前記車両の使用者により行われるエンジン始動操作が実行されたことを示す予め設定されたエンジン始動条件が成立すると、前記エンジンを始動させるエンジン始動手段と、
    予め設定されたエンジン停止条件が成立すると前記エンジンを停止させるとともに、前記エンジンの停止後に予め設定されたエンジン復帰条件が成立すると前記エンジンを始動させるアイドルストップ制御手段と、
    前記アイドルストップ制御手段により前記エンジンを始動させることができなくなる異常であるアイドルストップ始動異常が発生したか否かの判断を、前記アイドルストップ制御手段によって前記エンジンが停止させられてから、前記アイドルストップ制御手段によって前記エンジンが始動させられるまでの期間内に実行する第1異常判断手段と、
    前記アイドルストップ始動異常が発生したと前記第1異常判断手段が判断した場合に、前記エンジンを始動させる第1異常時エンジン始動手段と、
    前記車両のシフトレバーがN(ニュートラル)およびP(パーキング)の位置以外に位置している場合に、前記エンジン始動手段による前記エンジンの始動を禁止するエンジン始動禁止手段と、
    前記アイドルストップ始動異常が発生したと前記第1異常判断手段が判断すると、前記エンジン始動禁止手段の動作を禁止する第1始動禁止解除手段と
    を備え、
    前記アイドルストップ制御手段としての機能は、当該電子制御装置が備える第1マイクロコンピュータを用いて実現され、
    前記第1異常時エンジン始動手段としての機能は、当該電子制御装置が備える第2マイクロコンピュータを用いて実現され、
    前記第1マイクロコンピュータと前記第2マイクロコンピュータは、それぞれ別々の電源から電源の供給を受け、
    前記第1マイクロコンピュータには、前記エンジンを始動させるためのスタータを駆動する第1スタータ駆動回路が接続され、
    前記第2マイクロコンピュータには、前記エンジンを始動させるためのスタータを駆動する第2スタータ駆動回路が接続され、
    前記第2スタータ駆動回路が前記スタータを駆動するために前記第2スタータ駆動回路と前記スタータとの間で接続される駆動線を備え、
    前記エンジン始動禁止手段は、前記車両のシフトレバーがN(ニュートラル)またはP(パーキング)の位置に位置している場合にオン状態となり、前記車両のシフトレバーがN(ニュートラル)およびP(パーキング)の位置以外に位置している場合にオフ状態となるニュートラルスイッチを備え、
    前記第1スタータ駆動回路は、前記駆動線における前記第2スタータ駆動回路と前記スタータとの間で前記駆動線に接続され、
    前記ニュートラルスイッチは、前記駆動線における前記第2スタータ駆動回路と前記第1スタータ駆動回路との間で、一端が前記第2スタータ駆動回路に接続され、他端が前記スタータに接続されるようにして、前記駆動線に接続される
    ことを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記アイドルストップ始動異常が発生したと前記第1異常判断手段が判断すると、前記アイドルストップ始動異常が発生した旨を報知する第1報知手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記アイドルストップ始動異常が発生したと前記第1異常判断手段が判断すると、前記車両のイグニッションスイッチをオフにするIGオフ手段を備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項2の何れかに記載の電子制御装置。
  4. 前記エンジン始動手段、前記アイドルストップ制御手段、前記エンジン始動禁止手段がそれぞれ別々の電子制御装置に搭載される
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の電子制御装置。
  5. 前記アイドルストップ始動異常は、前記第1マイクロコンピュータの異常である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の電子制御装置。
  6. 前記アイドルストップ始動異常は、前記第1スタータ駆動回路の異常である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の電子制御装置。
  7. 前記アイドルストップ始動異常は、前記第1スタータ駆動回路が前記スタータを駆動するために前記第1スタータ駆動回路と前記スタータとの間で接続される駆動線の断線である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の電子制御装置。
  8. 前記アイドルストップ始動異常は、前記第1スタータ駆動回路に電源を供給する電源供給線の断線である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の電子制御装置。
  9. 車両に搭載されたエンジンを制御する電子制御装置であって、
    前記エンジンがアイドリング状態であることを示す予め設定されたエンジン停止条件が成立すると前記エンジンを停止させるアイドリング時停止処理と、
    前記アイドリング時停止処理による前記エンジンの停止後に予め設定されたエンジン復帰条件が成立すると前記エンジンを始動させるエンジン復帰処理と
    を実行するとともに、
    前記エンジン復帰処理により前記エンジンを始動させることができなくなる異常であるアイドルストップ始動異常が発生したか否かの判断を、前記アイドリング時停止処理によって前記エンジンが停止させられてから、前記エンジン復帰処理によって前記エンジンが始動させられるまでの期間内に実行する第2異常判断手段と、
    前記アイドルストップ始動異常が発生したと前記第2異常判断手段が判断した場合に、前記エンジンを始動させる第2異常時エンジン始動手段と、
    前記車両のシフトレバーがN(ニュートラル)およびP(パーキング)の位置以外に位置している場合に、前記エンジン始動手段による前記エンジンの始動を禁止するエンジン始動禁止手段と、
    前記アイドルストップ始動異常が発生したと前記第2異常判断手段が判断すると、前記エンジン始動禁止手段の動作を禁止する第2始動禁止解除手段と
    を備え、
    前記アイドリング時停止処理および前記エンジン復帰処理としての機能は、当該電子制御装置が備える第1マイクロコンピュータを用いて実現され、
    前記第2異常時エンジン始動手段としての機能は、当該電子制御装置が備える第2マイクロコンピュータを用いて実現され、
    前記第1マイクロコンピュータと前記第2マイクロコンピュータは、それぞれ別々の電源から電源の供給を受け、
    前記第1マイクロコンピュータには、前記エンジンを始動させるためのスタータを駆動する第1スタータ駆動回路が接続され、
    前記第2マイクロコンピュータには、前記エンジンを始動させるためのスタータを駆動する第2スタータ駆動回路が接続され、
    前記第2スタータ駆動回路が前記スタータを駆動するために前記第2スタータ駆動回路と前記スタータとの間で接続される駆動線を備え、
    前記エンジン始動禁止手段は、前記車両のシフトレバーがN(ニュートラル)またはP(パーキング)の位置に位置している場合にオン状態となり、前記車両のシフトレバーがN(ニュートラル)およびP(パーキング)の位置以外に位置している場合にオフ状態となるニュートラルスイッチを備え、
    前記第1スタータ駆動回路は、前記駆動線における前記第2スタータ駆動回路と前記スタータとの間で前記駆動線に接続され、
    前記ニュートラルスイッチは、前記駆動線における前記第2スタータ駆動回路と前記第1スタータ駆動回路との間で、一端が前記第2スタータ駆動回路に接続され、他端が前記スタータに接続されるようにして、前記駆動線に接続される
    ことを特徴とする電子制御装置。
  10. 前記アイドルストップ始動異常が発生したと前記第2異常判断手段が判断すると、前記アイドルストップ始動異常が発生した旨を報知する第2報知手段を備える
    ことを特徴とする請求項9に記載の電子制御装置。
  11. 前記アイドルストップ始動異常は、前記第1スタータ駆動回路の異常である
    ことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の電子制御装置。
  12. 前記アイドルストップ始動異常は、前記第1スタータ駆動回路が前記スタータを駆動するために前記第1スタータ駆動回路と前記スタータとの間で接続される駆動線の断線である
    ことを特徴とする請求項9請求項11の何れかに記載の電子制御装置。
  13. 前記アイドルストップ始動異常は、前記第1スタータ駆動回路に電源を供給する電源供給線の断線である
    ことを特徴とする請求項9請求項12の何れかに記載の電子制御装置。
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