JP4982734B2 - カーボンナノチューブ分散ペースト、カーボンナノチューブ分散溶液およびその製造方法 - Google Patents
カーボンナノチューブ分散ペースト、カーボンナノチューブ分散溶液およびその製造方法 Download PDFInfo
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Description
CNT分散ペーストは、孤立分散させたいCNT凝集体(バンドル)と、両性分子と、を混合することで作製する。
CNT分散溶液は、上記製法によって得られたCNT分散ペーストを、極性が高いイオンおよび電荷を有する高分子の溶液に溶解することで得られる。この時、極性が高いイオンおよび電荷を有する高分子の組み合わせは、極性が高い陰イオンおよび酸性高分子、または極性が高い陽イオンおよび塩基性高分子、のいずれかとなる。以下、極性が高い陰イオンおよび酸性高分子を用いた場合について説明する。
本発明によって製造された、CNT分散ペーストおよびCNT分散溶液は、様々な物質への塗布、混合が可能である。
3 カーボンナノチューブ
5 3−(N,N−ジメチルステアリルアンモニオ)プロパンスルホネート分子
Claims (16)
- 複数のカーボンナノチューブバンドルを構成する各カーボンナノチューブの少なくとも一部分に両性分子を付着させ、前記複数のカーボンナノチューブバンドルのうち、一のカーボンナノチューブバンドルを構成するカーボンナノチューブに付着した両性分子が、隣接する他のカーボンナノチューブバンドルを構成するカーボンナノチューブに付着した両性分子と電気的に引き合うことにより、前記複数のカーボンナノチューブバンドルを構成する各カーボンナノチューブを孤立分散させて、ペーストを製造する、
カーボンナノチューブ分散ペーストの製造方法。 - 両性分子の安定剤をさらに使用する、請求項1記載のカーボンナノチューブ分散ペーストの製造方法。
- 請求項1記載または請求項2記載のいずれかの方法を用いて得られたカーボンナノチューブ分散ペーストを、ヨウ化物イオン、チオシアン酸イオン、過塩素酸イオン、フッ化ベリリウムイオンまたはテトラメチルアンモニウムイオンを溶媒に溶かした溶液に加える、カーボンナノチューブ分散溶液の製造方法。
- 請求項1記載または請求項2記載のいずれかの方法を用いて得られたカーボンナノチューブ分散ペーストを、ヨウ化物イオン、チオシアン酸イオン、過塩素酸イオン、フッ化ベリリウムイオンまたはテトラメチルアンモニウムイオンおよび電荷を有する高分子を溶媒に溶かした溶液に加える、カーボンナノチューブ分散溶液の製造方法。
- 前記イオンおよび電荷を有する高分子の組み合わせは、ヨウ化物イオン、チオシアン酸イオン、過塩素酸イオンもしくはフッ化ベリリウムイオンおよび酸性高分子、またはテトラメチルアンモニウムイオンおよび塩基性高分子、のいずれかである、請求項4記載のカーボンナノチューブ分散溶液の製造方法。
- カーボンナノチューブおよび両性分子を有するカーボンナノチューブ分散ペーストであって、
前記カーボンナノチューブの少なくとも一部分に前記両性分子が付着し、前記両性分子同士が電気的に引き合うことにより、前記カーボンナノチューブが孤立分散してペースト状となる、
カーボンナノチューブ分散ペースト。 - カーボンナノチューブと、両性分子と、ヨウ化物イオン、チオシアン酸イオン、過塩素酸イオン、フッ化ベリリウムイオンまたはテトラメチルアンモニウムイオンと、を有するカーボンナノチューブ分散溶液であって、
前記カーボンナノチューブの少なくとも一部に前記両性分子が付着し、前記カーボンナノチューブが前記溶液中に孤立分散している、カーボンナノチューブ分散溶液であり、
電荷を有する高分子をさらに有するカーボンナノチューブ分散溶液。 - 請求項1から請求項5記載のいずれかの方法を用いて得られた孤立分散状態のカーボンナノチューブを含有する、カーボンナノチューブ膜であって、
前記カーボンナノチューブは、所定の方向に配向されているカーボンナノチューブ膜。 - 請求項1から請求項5記載のいずれかの方法を用いて得られた孤立分散状態のカーボンナノチューブを含有する、カーボンナノチューブ含有アパタイトであって、
前記カーボンナノチューブは、所定の方向に配向されているカーボンナノチューブ含有アパタイト。 - 請求項1から請求項5記載のいずれかの方法を用いて得られた孤立分散状態のカーボンナノチューブを含有する、カーボンナノチューブ含有金属膜。
- 前記カーボンナノチューブは、所定の方向に配向されている、請求項10記載のカーボンナノチューブ含有金属膜。
- 請求項1から請求項5記載のいずれかの方法を用いて得られた孤立分散状態のカーボンナノチューブを含有する、カーボンナノチューブ含有ガラス。
- 前記カーボンナノチューブは、所定の方向に配向されている、請求項12記載のカーボンナノチューブ含有ガラス。
- 請求項1から請求項5記載のいずれかの方法を用いて得られた孤立分散状態のカーボンナノチューブを含有する、カーボンナノチューブ含有ビーズ。
- 請求項1から請求項5記載のいずれかの方法を用いて得られた孤立分散状態のカーボンナノチューブを含有する、カーボンナノチューブ含有繊維。
- 複数の0次元/1次元炭素構造体の凝集体を構成する各0次元/1次元炭素構造体の少なくとも一部分に両性分子を付着させ、前記複数の0次元/1次元炭素構造体の凝集体のうち、一の0次元/1次元炭素構造体の凝集体を構成する0次元/1次元炭素構造体に付着した両性分子が、隣接する他の0次元/1次元炭素構造体の凝集体を構成する0次元/1次元炭素構造体に付着した両性分子と電気的に引き合うことにより、前記複数の0次元/1次元炭素構造体の凝集体を構成する各0次元/1次元炭素構造体を孤立分散させて、ペーストを製造する、
0次元/1次元炭素構造体分散ペーストの製造方法。
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