JP4982189B2 - カラーフィルター基板及びこれを備えた液晶表示パネル - Google Patents

Description

本発明はカラーフィルター基板及びこれを備えた液晶表示パネルに係り、さらに詳しくは、導電性カラムスペーサーを有するカラーフィルター基板及びこれを備えた液晶表示パネルに関する。

液晶表示装置は、従来のＣＲＴ（Ｃａｔｈｏｄｅ Ｒａｙ Ｔｕｂｅ）と比較して小型・軽量化及び大画面化が可能であるという長所を有することから、その開発が活発になされている。また、この種の液晶表示装置は、ノート型パソコンだけではなく、デスクトップ型パソコンのモニター、大型表示装置及び移動通信端末のディスプレイ装置にも用いられており、その使用範囲が急速に広がってきている。かかる液晶表示装置は、マトリックス状に配列された複数の制御用のスイッチに印加される映像信号に基づいて光の透過量が調節されて、液晶表示装置のパネルに所望の画像を表示する。

図１は、通常の液晶表示装置の単位画素の等価回路図である。前記液晶表示装置の単位画素は、スイッチ素子である薄膜トランジスター（ＴＦＴ）１３、液晶に電圧を印加する画素電極１４、及び液晶電圧を１フレーム周期中に一定に維持するためのストレージキャパシターＣ_Ｓを備える。

順次に選択されたゲート線１１にゲート駆動電圧が印加されると、ゲート線１１に接続されたＴＦＴ１３がターンオンさせる。このとき、データ線１２を介して供給されるデータ電圧Ｖ_ｄがＴＦＴを通じて液晶セルキャパシターＣ_ｌｃとストレージキャパシターＣ_Ｓを充電させながら、画素電極１４にデータ電圧Ｖｄが印加され、次のフレームにおいてリフレッシュされるまで画素電極はデータ電圧を維持する。

図２Ａは、従来の技術によるカラーフィルター基板の概略断面図であり、図２Ｂは、従来の技術による液晶表示装置の概略断面図である。

前記図２Ａを参照すると、透明な絶縁基板２１の上にブラックマトリックス２２が形成される。前記ブラックマトリックス２２の上に赤色Ｒ、青色Ｂ及び緑色Ｇのカラーフィルター２３が形成され、その上部に平坦化層２４が形成されている。前記平坦化層２４の上に共通電極２５が形成され、前記共通電極２５の上に液晶のセルギャップを一定に維持するためのカラムスペーサー２６が所定の間隔を隔てて形成されている。

前記図２Ｂは、前記図２Ａに示すカラーフィルター基板と薄膜トランジスター基板が組み合わせられた液晶表示装置の概略断面図である。

前記薄膜トランジスター基板には薄膜トランジスター、ストレージ電極及び画素電極が形成され、前記カラーフィルター基板と薄膜トランジスター基板との間には前記カラムスペーサー２６が配置されて、一定の液晶のセルギャップを維持する。

一方、カラーフィルター基板に印加される電圧（以下、「共通電圧」）は、通常、薄膜トランジスター基板のエッジ部に形成されたセルスペーサを介して共通電極に印加される。そして、薄膜トランジスター基板のストレージ電極に印加される電圧（以下、「ストレージキャパシター電圧」）も同様に、薄膜トランジスター基板の左右側においてストレージ電極に接続されたストレージ電極線を介して印加される。このように、共通電圧及びストレージキャパシター電圧は基板の周縁部から印加されるため、基板のエッジ部と中央部において前記共通電圧とストレージキャパシター電圧のバラツキが発生し、これにより、緑がかり（ｇｒｅｅｎｉｓｈ）、フリッカー、及び水平信号歪みなどの問題点が発生する。

図３Ａは、従来の技術による液晶表示装置の単位画素の反転駆動を示すディスプレイ表示例であり、図３Ｂは、液晶表示装置の中央部の緑がかりを示すディスプレイ表示例である。

前記図３Ａには、２本のゲート線を選択する度に極性を反転させる２×１反転駆動が示してあり、前記図３Ｂには、このような２×１反転駆動により駆動された液晶表示装置における中央部の緑がかりが示してある。このような中央部の緑がかりは、基板の中央部における共通電圧とストレージキャパシター電圧のバラツキが大きいことに起因する。
米国特許第５，９６６，１９０号明細書

本発明は上述の如き従来の問題点を克服するためのものであり、その技術的な課題は、基板の上における共通電圧のバラツキ及びストレージキャパシター電圧のバラツキを極力抑えると共に、基板の中央部における共通電圧とストレージキャパシター電圧のバラツキを極力抑えるための導電性カラムスペーサーを有するカラーフィルター基板及びこれを備えた液晶表示パネルを提供するところにある。

前記本発明の目的を達成するために、本発明の１側面によれば、第１の導電性カラムスペーサーを備える第１の基板と、前記第１の基板と対向する第２の基板と、前記第１の基板と第２の基板との間に注入された液晶と、を備え、前記第１の導電性カラムスペーサーは、前記第１の基板の表示領域内に配置されており、前記第２の基板は、透明な絶縁基板と、前記透明な絶縁基板の上に配置された複数のストレージ電極と、前記ストレージ電極の上に配置されていると共に、前記ストレージ電極の一部を露出させるコンタクトホールを有する絶縁膜と、前記コンタクトホールの上に配置されていると共に、隣設するストレージ電極同士を接続するためのコンタクトと、を備え、前記第１の導電性カラムスペーサーは、前記コンタクトと接触することを特徴とする液晶表示パネル。

本発明によれば、カラーフィルター基板の上に導電性を有するようにしたカラムスペーサーを形成し、このような導電性のカラムスペーサーを用いて共通電極とストレージ電極を電気的に接続することにより、基板の上における共通電圧のバラツキ及びストレージキャパシター電圧のバラツキを極力抑え、また、基板の中央部における共通電圧とストレージキャパシター電圧のバラツキを極力抑えることが可能になる。その結果、緑がかり、フリッカー及び水平信号歪みを改善することができる。

以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。

なお、層、膜、領域、板などの部分が他の部分の上部または上にあると表現される場合には、各部分が他の部分の直ぐ上部または直ぐ上にある場合だけではなく、各部と他の部分との間にさらに他の部分が介在される場合も含む。

図４Ａから図４Ｅは、本発明の一実施形態によるカラーフィルター基板の製造工程断面図である。

前記図４Ａを参照すると、まず、基板１１０の上にブラックマトリックス１２０を形成する（図４Ａ）。このとき、前記基板としては、透明な絶縁基板、通常、ガラス基板を用い、前記ブラックマトリックスは、クロムなどの金属薄膜やカーボン系の有機材料を用いて形成する。また、ブラックマトリックス１２０は各画素の境界付近に設けられてカラーフィルターを別々に分離すると共に、薄膜トランジスター基板の画素電極が制御できない領域の液晶セルを通って出射される光を遮断して液晶表示装置のコントラスト比を高める。

前記図４Ｂを参照すると、前記ブラックマトリックス１２０が形成された基板１１０の上に複数のカラーフィルター１３０、例えば、赤色Ｒ、青色Ｂ及び緑色Ｇのカラーフィルターが形成される。

かかるカラーフィルター１３０を形成する過程を説明すると、基板の上に赤色成分の顔料が分散されたネガティブのカラーフォトレジストを塗布した後、マスクを用いて露光を行う。このとき、マスクは、赤色カラーフィルターが形成されるべき領域を開放した後、これらの領域を露光させる。その後、現像液を用いてネガティブのカラーフォトレジストを現像すると、露光された領域の光重合開始剤が反応してポリマーが形成されるため、現像時に除去されずにパターンとして残留し、残りの未露光領域だけが除去される。その結果、基板の上には赤色カラーフィルターが形成され、これらの過程を繰り返し行うと、青色カラーフィルター及び緑色カラーフィルターが形成される。

前記図４Ｃを参照すると、前記複数のカラーフィルター１３０の上に平坦化層１４０が形成される。前記平坦化層１４０は、以下の共通電極の形成時に良好なステップカバレージを得るために形成され、アクリル樹脂などをカラーフィルターの上に塗布して形成することができる。

前記図４Ｄを参照すると、前記平坦化層１４０の上に一定の液晶のセルギャップを維持するためのカラムスペーサー１５０（第１のカラムスペーサー）が形成される。すなわち、カラムスペーサー１５０は、カラーフィルター基板に対向して設けられる薄膜トランジスター基板と間で一定の間隔（これを液晶のセルギャップをいう）を維持するための役割を果たす。

前記カラムスペーサー１５０は、前記ブラックマトリックス１２０領域に対応するカラーフィルター基板の上に一定の間隔を隔てて配置される。また、前記カラムスペーサー１５０の形状は、図示するようにその断面が台形で、その側壁がストレートな形状となっている。もちろんそのほかの断面四角形状などであってもよいし、側壁が階段状に形成されてもよい。

また、本発明の実施形態によれば、前記カラムスペーサー１５０は、液晶表示パネルの表示領域内に一定の間隔を隔てて形成されることが好ましい。ここで、前記液晶表示パネルの表示領域は、液晶表示パネルの駆動時に画面がディスプレイされる領域のことであり、以下、同様である。

かかるカラムスペーサー１５０を形成する過程を説明すると、前記平坦化層１４０の上にカラムスペーサーの形成のための有機絶縁膜を塗布した後、カラムスペーサーの形成のためにマスクを用いてフォトリソグラフィ工程を行うことによりカラムスペーサー１５０を形成する。

図４Ｅを参照すると、前記平坦化層１４０及びカラムスペーサー１５０の全面に共通電極１６０としての透明伝導層がスパッタリングなどの方法により形成される。このとき、前記共通電極１６０は、インジウム錫酸化物（ＩＴＯ）またはインジウム亜鉛酸化物（ＩＺＯ）から形成する。

このようなカラーフィルター基板の製造工程により、カラムスペーサー１５０の上に共通電極１６０が形成されるため、共通電極１６０を有するカラムスペーサー１５０は導電性を有することになる。

図５は、本発明の他の実施形態によるカラーフィルター基板の断面図である。

前記図５を参照すると、前記カラーフィルター基板は、透明な絶縁基板１１０、ブラックマトリックス１２０、複数のカラーフィルター１３０、平坦化層１４０、カラムスペーサー１５５（第１のカラムスペーサー）及び共通電極１６０を備える。

前記透明な絶縁基板１１０、例えば、ガラス基板の上にブラックマトリックス１２０が形成される。前記ブラックマトリックス１２０が形成された基板１１０の上に複数のカラーフィルター１３０、例えば、赤色Ｒ、青色Ｂ及び緑色Ｇのカラーフィルターが形成される。そして、前記複数のカラーフィルター１３０の上に平坦化層１４０が形成され、前記平坦化層１４０の全面に共通電極１６０としての透明伝導層がスパッタリングなどの方法により形成される。このとき、前記共通電極１６０は、インジウム錫酸化物（ＩＴＯ）またはインジウム亜鉛酸化物（ＩＺＯ）から形成する。

前記共通電極１６０の上に一定の液晶のセルギャップを維持するためのカラムスペーサー１５５が形成されるが、このとき、前記カラムスペーサー１５５は導電性材料により形成することで導電性を有するようにしている。

前記カラムスペーサー１５５は、前記ブラックマトリックス１２０領域に対応するカラーフィルター基板の上に一定の間隔を隔てて配置される。本発明の実施形態によれば、前記カラムスペーサー１５５は、液晶表示パネルの表示領域内に一定の間隔を隔てて形成されることが好ましい。

図６Ａは、本発明による液晶表示パネルの薄膜トランジスター基板の概略平面図であり、図６Ｂ及び図６Ｃは、図６Ａに示す液晶表示パネルのＡ−Ａ’線概略矢視図である。

前記図６Ａを参照すると、薄膜トランジスター基板は、透明な絶縁基板の上にゲート信号を伝え、第１の方向に延在すると共に、所定の間隔を隔てて配列された複数のゲート線２２０と、前記ゲート線２２０と絶縁されるように前記ゲート線２２０と交差して形成される複数のデータ線２７０と、前記ゲート線２２０とデータ線２７０により限定された画素領域に形成された画素電極２９０と、前記画素電極に接続されてゲート線２２０とデータ線２７０との交差点にマトリックス状に形成された複数の薄膜トランジスターと、前記ゲート線２２０に平行に延在するストレージ電極線２３０と、前記ストレージ電極線２３０に接続されて画素領域の内部に延在し、前記画素電極と重なり合うストレージ電極２３３と、を備える。

また、前記薄膜トランジスター基板は、前記ストレージ電極２３０と前記カラムスペーサー１５０、１５５を電気的に接続するためのコンタクト２９５を備える。前記コンタクト２９５は、画素の境界に形成されて隣設するストレージ電極を電気的に接続することができる。

前記ゲート線２２０は横方向に配置され、前記ゲート線２２０の一部が突出してゲート電極２２３が形成される。前記データ線２７０は縦方向に配置され、前記データ線２７０の一部が突出してソース電極２７３が形成される。前記薄膜トランジスターは、ゲート線２２０に供給される信号に応答して、データ線２７０から印加される画素信号であるデータ電圧を画素電極２９０に充電させる。前記薄膜トランジスターは、ゲート線２２０に接続されたゲート電極２２３と、データ線２７０に接続されたソース電極２７３と、画素電極２９０に接続されたドレイン電極２７５と、を備える。

前記図６Ｂを参照すると、前記薄膜トランジスター基板は、透明な絶縁基板２１０、ゲート線２２０、ストレージ電極２３３、ストレージ電極線２３０、ゲート絶縁膜２４０及びコンタクト２９５を備える。

そして、前記薄膜トランジスター基板と対向するように配置されたカラーフィルター基板は、前述した図４Ｅに示されたカラーフィルター基板である。すなわち、カラーフィルター基板は、透明な絶縁基板１１０、ブラックマトリックス１２０、複数のカラーフィルター１３０、平坦化層１４０、導電性を有するようにされたカラムスペーサー１５０、及び共通電極１６０を備える。

前記薄膜トランジスター基板の透明な絶縁基板２１０の上には、ゲート線２２０及び前記ゲート線２２０と所定の間隔を隔ててストレージ電極２３３またはストレージ電極線２３０が形成され、その上部にゲート絶縁膜２４０が形成される。前記ストレージ電極２３３またはストレージ電極線２３０の一部にはコンタクトホールが形成され、前記コンタクトホールが形成されたゲート絶縁膜の上にコンタクト２９５が形成されて、隣設するストレージ電極２３３またはストレージ電極線２３０を電気的に接続する。

一方、前記カラーフィルター基板の前記カラムスペーサー１５０は、前記コンタクト２９５と接触して配置されることにより、前記共通電極１６０と前記ストレージ電極２３３を電気的に接続する。また、前記カラムスペーサー１５０は、基板の表示領域内に所定の間隔を隔てて形成される。

このため、前記カラムスペーサー１５０とコンタクトを介してカラーフィルター基板の共通電極と薄膜トランジスター基板のストレージ電極が互いに電気的に接続されるため、基板の表示領域の全面に亘って略同じ共通電圧とストレージキャパシター電圧（すなわち、ストレージ電極とストレージ電極線に印加される電圧）が印加される。その結果、基板上の共通電圧のバラツキ及びストレージキャパシター電圧のバラツキはもちろん、基板の中央部における共通電圧とストレージキャパシター電圧のバラツキを極力抑えることが可能になる。結果として、共通電圧とストレージキャパシター電圧のバラツキにより発生する基板の中央部における緑がかりはもちろん、電圧のバラツキに起因する他の問題点、例えば、フリッカー及び水平信号歪みなどを改善することが可能になる。

前記図６Ｃに示す液晶表示パネルは、前記図６Ｂに示す液晶表示パネルとは、カラーフィルター基板のカラムスペーサー１５５だけが異なり、残りの構成要素はほとんど同じである。すなわち、図６Ｃに示す液晶表示パネルは、前述した図５に示されたカラーフィルター基板を用いたものである。その作用効果は、前記した図６Ｂに示された液晶表示パネルと同じである。

図７Ａ及び図７Ｂは、従来の技術及び本発明によるカラーフィルター基板の共通電圧と薄膜トランジスター基板のストレージキャパシター電圧の分布をそれぞれ示す図面である。

前記図７Ａは、従来の技術によるカラーフィルター基板の共通電極に印加される共通電圧の分布Ａと薄膜トランジスター基板のストレージ電極に印加されるストレージキャパシター電圧の分布Ｂを示し、前記図７Ｂは、本発明によるカラーフィルター基板の共通電極に印加される共通電圧の分布Ａ’と薄膜トランジスター基板のストレージ電極に印加されるストレージキャパシター電圧の分布Ｂ’を示している。

前記図７Ａを参照すると、ＡとＢのバラツキが極めて大きく、特に、それは中央部において一層激しくなることが分かる。これに対し、前記図７Ｂを参照すると、Ａ’とＢ’のバラツキがほとんどなく、中央部においてもバラツキがほとんどないことが分かる。

図８Ａは、従来の技術によるセルスペーサを有する液晶表示パネルの概略断面図であり、図８Ｂは、本発明による液晶表示パネルの概略断面図である。

前記図８Ａを参照すると、前記液晶表示パネルは、薄膜トランジスター基板３０、前記薄膜トランジスター基板３０の一端に形成された共通電圧印加端子６０、カラーフィルター基板２０、前記カラーフィルター基板２０の上に形成された共通電極２５、前記薄膜トランジスター基板とカラーフィルター基板を貼り合わせるためのシールパターン４０、前記液晶表示装置のセルギャップを維持するために前記薄膜トランジスター基板３０とカラーフィルター基板２０との間に配置されたスペーサー８０、及び前記共通電圧印加端子６０と共通電極２５を電気的に接続するセルスペーサ５０を備える。前記セルスペーサ５０は、前記共通電極２５に電圧を印加するための共通電圧印加端子６０とカラーフィルター基板２０の共通電極２５とを電気的に接続して、前記薄膜トランジスター基板３０を介して前記カラーフィルター基板２０の共通電極２５に電圧を印加可能にする。

一方、本発明によるカラムスペーサーを備えると、セルスペーサを形成するための工程を省くことができるため、材料コストを節減することが可能になる。以下、図８Ｂに基づき、カラムスペーサー１５７（第２のカラムスペーサー）を用いたカラーフィルター基板の共通電極に共通電圧を印加する液晶表示パネルを説明する。

前記図８Ｂを参照すると、前記液晶表示パネルのカラーフィルター基板は、透明な絶縁基板１１０の上に形成されたブラックマトリックス１２０、前記ブラックマトリックスの上に形成された複数のカラーフィルター１３０、前記複数のカラーフィルターの上に形成された平坦化層１４０、前記平坦化層１４０の上に形成されたカラムスペーサー１５７及び前記平坦化層１４０とカラムスペーサー１５７の上に形成された共通電極１６０を備える。このとき、前記カラムスペーサー１５７は前記基板の周縁部に形成され、好ましくは、基板の非表示領域に形成される。ここで、基板の非表示領域は、液晶表示パネルの駆動時に画面がディスプレイされない領域を意味し、以下、同様である。

前記カラムスペーサー１５７の形成は、前述したカラムスペーサー１５０と形成領域が異なるのみで同じように形成することができる。また、図示していないが、前記カラムスペーサー１５７は、前述したカラムスペーサー１５５と同様形態に、カラムスペーサー１５７自体が導電性材料を含むようにして形成してもよい。

前記薄膜トランジスター基板には、液晶に信号電圧を印加・遮断するスイッチング素子である薄膜トランジスターと、画素電極（図示せず）と、前記画素電極に印加された信号電圧を一定時間以上に維持するストレージキャパシター（図示せず）と、が形成され、シールパターン４００は前記基板の周辺部に形成されて、前記カラーフィルター基板と薄膜トランジスター基板を貼り合わせる。前記薄膜トランジスターは、ゲート電極を有するゲート線２２０、ゲート絶縁膜２４０、活性層２５０、オーミック接触層２６０、ソース／ドレイン電極２７０及び絶縁膜２８０を備える。

前記薄膜トランジスター基板の周辺部には前記共通電極１６０に電圧を印加するための共通電圧印加端子２３５が形成され、前記共通電圧印加端子２３５と前記カラムスペーサー１５７は、コンタクト２９７を介して電気的に接続される。このとき、前記カラムスペーサー１５７は、前記共通電圧印加端子２３５と直接的に接続されてもよい。その結果、別途のセルスペーサを形成することなく、カラムスペーサー１５７を用いて共通電極１６０に共通電圧を印加することが可能になる。

なお、図８Ｂにおいては非表示領域にカラムスペーサー１５７を用いた例を説明したが、これに加えて表示領域内にはカラムスペーサー１５０または１５５を設けるようにしてもよい。

以上、本発明によるカラーフィルター基板及びこれを備えた液晶表示パネルについて説明したが、これは単なる例示的なものに過ぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、特許請求の範囲において請求するように、本発明の要旨を逸脱することなく、この技術分野における通常の知識を持った者であれば誰でも種々の変更実施が行える範囲まで本発明の技術的な精神があると言えるであろう。

通常の液晶表示装置の単位画素の等価回路図である。 従来の技術によるカラーフィルター基板の概略断面図である。 従来の技術による液晶表示装置の概略断面図である。 従来の技術による液晶表示装置の単位画素の反転駆動を示すディスプレイ表示例の図面代用写真である。 従来の技術による液晶表示装置の中央部の緑がかりを示すディスプレイ表示例の図面代用写真である。 本発明の一実施形態によるカラーフィルター基板の製造工程断面図である。 図４Ａに続く本発明の一実施形態によるカラーフィルター基板の製造工程断面図である。 図４Ｂに続く本発明の一実施形態によるカラーフィルター基板の製造工程断面図である。 図４Ｃに続く本発明の一実施形態によるカラーフィルター基板の製造工程断面図である。 図４Ｄに続く本発明の一実施形態によるカラーフィルター基板の製造工程断面図である。 本発明の他の実施形態によるカラーフィルター基板の断面図である。 本発明による液晶表示パネルの薄膜トランジスター基板の概略平面図である。 図６ＡのＡ−Ａ’線概略矢視図である。 図６ＡのＡ−Ａ’線概略矢視図である。 従来の技術及び本発明によるカラーフィルター基板の共通電圧と薄膜トランジスター基板のストレージキャパシター電圧の分布を示す図である。 本発明によるカラーフィルター基板の共通電圧と薄膜トランジスター基板のストレージキャパシター電圧の分布を示す図である。 従来の技術によるセルスペーサを有する液晶表示パネルの概略断面図である。 本発明による液晶表示パネルの概略断面図である。

符号の説明

１１０、２１０：透明な絶縁基板
１２０：ブラックマトリックス
１３０：カラーフィルター
１４０：平坦化層
１５０、１５５、１５７：カラムスペーサー
１６０：共通電極
２２０：ゲート線
２３０：ストレージ電極線
２３３：ストレージ電極
２９５：コンタクト

Claims (6)

1. 第１の導電性カラムスペーサーを備える第１の基板と、
   前記第１の基板と対向する第２の基板と、
   前記第１の基板と第２の基板との間に注入された液晶と、を備え、
   前記第１の導電性カラムスペーサーは、前記第１の基板の表示領域内に配置されており、
   前記第２の基板は、
   透明な絶縁基板と、
   前記透明な絶縁基板の上に配置された複数のストレージ電極と、
   前記ストレージ電極の上に配置されていると共に、前記ストレージ電極の一部を露出させるコンタクトホールを有する絶縁膜と、
   前記コンタクトホールの上に配置されていると共に、隣設するストレージ電極同士を接続するためのコンタクトと、を備え、
   前記第１の導電性カラムスペーサーは、前記コンタクトと接触することを特徴とする液晶表示パネル。
2. 前記第１の基板は、
   透明な絶縁基板と、
   前記透明な絶縁基板の上に配置されたブラックマトリックスと、
   前記透明な絶縁基板及び前記ブラックマトリックスの上に配置された複数のカラーフィルターと、
   前記複数のカラーフィルターの上に配置された平坦化層と、
   前記平坦化層の上に配置された共通電極と、を備え、
   前記共通電極は前記第１の導電性カラムスペーサーと前記平坦化層との間に配置され、前記第１の導電性カラムスペーサーは導電性材料を含むと共に、液晶のセルギャップを維持するために前記共通電極の上に配置されていることを特徴とする請求項１に記載の液晶表示パネル。
3. 前記第１の導電性カラムスペーサーは、前記ブラックマトリックスに対応する領域内に配置されていることを特徴とする請求項２に記載の液晶表示パネル。
4. 前記第１の基板は第２の導電性カラムスペーサーをさらに備え、前記第２の導電性カラムスペーサーは前記第１の基板の非表示領域内に配置されていることを特徴とする請求項２または３に記載の液晶表示パネル。
5. 前記第２の基板は、前記第１の基板の共通電極に電圧を印加するための共通電圧印加端子をさらに備えることを特徴とする請求項４に記載の液晶表示パネル。
6. 前記共通電圧印加端子は、前記第２の基板の周縁部に配置されていると共に、前記第２の導電性カラムスペーサーと電気的に接続されていることを特徴とする請求項５に記載の液晶表示パネル。