JP4978391B2 - 反射型液晶表示媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、反射型液晶表示媒体に関する。
コレステリック液晶は、棒状分子からなる螺旋構造を有し、螺旋ピッチが光学波長オーダーの場合には特定波長付近の可視光を選択的に反射する。この現象は、コレステリック液晶の選択反射として知られている。選択反射の反射率は、電気、磁気、光、熱、応力などにより螺旋軸の方向を制御し、または螺旋構造そのものを破壊/生成することによって、変化させることができる。これによって反射光をオンオフ制御するのが、コレステリック液晶を用いた反射型液晶表示媒体である。
コレステリック液晶を用いた反射型液晶表示媒体は、外光を照明として利用して表示を行う表示素子であるので、照明用の電力を必要とせず、低消費電力である。しかも、無電源で表示を保持できるメモリ性を有すること、そのため駆動に薄膜トランジスタなどの高価なアクティブマトリクス基板を必要としないこと、樹脂基板などのフレキシブル基板を利用できること、偏光板を用いないことから反射率が比較的高く鮮明な表示が可能であること、などの特長を有する。
この場合、例えば単色の光を選択反射するコレステリック液晶層を用いてモノクロ表示を行うことができるが、光の3原色である青色光、緑色光、赤色光を選択反射する3つのコレステリック液晶層を積層すれば、多色表示の反射型液晶表示媒体を得ることもできる。この反射型液晶表示媒体では、青色光、緑色光、赤色光を選択反射する各々のコレステリック液晶層のうちの1つを反射状態にし、他の2つを無色状態にすることによって、青色、緑色または赤色の表示が得られる。また、青色光、緑色光、赤色光を選択反射する各々のコレステリック液晶層のうちの2つを反射状態にし、他の1つを無色状態にすることによって、シアン、マゼンタまたは黄色の表示が得られる。さらに、青色光、緑色光、赤色光を選択反射する各々のコレステリック液晶層のすべてを反射状態にすることによって、白色表示が得られ、逆にすべてを無色状態にすれば、観察側と反対側の光吸収層によって、黒色表示が得られる。
しかし、上記コレステリック液晶層を用いた反射型表示装置では、コレステリック液晶の選択反射を用いるため円偏光の片側しか利用できず、反射強度は最大でも50%を超えないため表示品質が悪く利用分野が限られていた。
これに対し、モノクロ表示ではカイラリティーの異なる2層のコレステリック液晶分散膜を積層し反射率が改善できることが示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、前記コレステリック液晶層を複数積層した反射型カラー液晶表示装置においても白の反射強度には問題があったが、選択反射波長域の隣り合う層の液晶のカイラリティーを逆とすることにより、選択反射波長域の重なる領域で隣の選択反射の影響を受けなくなるため、各層の反射率が有効に利用され、白の反射率が大幅に改善するとされている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、各色の液晶層の色純度の改善と、視野角による色ずれを防ぐ目的で、反射色よりも短波長域の光を吸収するフィルターを各色層の観察者側に挿入することが開示されている(例えば、特許文献3〜6参照)。
特許第3209254号明細書 特許第3700756号明細書 特許第3599089号明細書 特許第3480428号明細書 特許第3493454号明細書 特許第3716935号明細書
本発明の目的は、液晶層にコレステリック液晶を用い、基板を樹脂基板とした場合でも、良好な反射特性を有する反射型液晶表示媒体を提供することである。
上記課題は、以下の本発明により達成される。
すなわち本発明の請求項1に係る発明は、一対の樹脂基板間に液晶層を有する光反射パネルを複数積層して構成され、
前記液晶層がコレステリック液晶を含み、少なくとも反射波長域が隣り合う液晶層ごとに液晶の螺旋ねじれ方向が異なり、
前記樹脂基板のうち、少なくとも積層後に積層方向の両端面となる樹脂基板以外のすべてが、ポリエーテルスルホンにより構成され、前記両端面となる樹脂基板が、ポリエチレンテレフタレートにより構成されることを特徴とする反射型液晶表示媒体である。
請求項に係る発明は、一対の樹脂基板間に液晶層を有する光反射パネルを複数積層して構成され、
前記液晶層がコレステリック液晶を含み、全ての液晶の螺旋ねじれ方向が同一であり、
前記樹脂基板のうち、少なくとも積層後に積層方向の両端面となる樹脂基板以外のすべてが、ポリエーテルスルホンにより構成され、前記両端面となる樹脂基板が、ポリエチレンテレフタレートにより構成され、前記複数の光反射パネルの間に、位相補償層を設けたことを特徴とする反射型液晶表示媒体である。
本発明の請求項1に係る発明によれば、液晶層にコレステリック液晶を用い、基板を樹脂基板とした場合でも、良好な反射特性を有する反射型液晶表示媒体を提供することができる。
請求項に係る発明によれば、さらに耐熱性、耐久性に優れ、高解像度の反射型液晶表示媒体を提供することができる。
請求項に係る発明によれば、逆のカイラリティーの液晶を積層することなく、反射特性に優れた反射型液晶表示媒体を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の反射型液晶表示媒体は、一対の樹脂基板間に液晶層を有する光反射パネルを複数積層して構成され、前記液晶層がコレステリック液晶を含み、少なくとも反射波長域が隣り合う液晶層ごとに液晶の螺旋ねじれ方向が異なり、前記樹脂基板のうち、少なくとも積層方向の端面となる樹脂基板以外のすべてが、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン及びポリ環状オレフィンから選択される1種以上により構成されることを特徴とする。
但し、本発明においては、少なくとも積層後に積層方向の両端面となる樹脂基板以外のすべてに、ポリエーテルスルホンにより構成される樹脂基板を適用し、両端面となる樹脂基板には、ポリエチレンテレフタレートにより構成される樹脂基板を適用する。
コレステリック液晶の選択反射は、螺旋構造に起因して生じるため、螺旋の捩じれ方向に依存した顕著な円偏光2色性を示す。すなわち、左捩じれのコレステリック液晶は、左円偏光を反射し、右円偏光を透過する。逆に、右捩じれのコレステリック液晶は、右円偏光を反射し、左円偏光を透過する。このため、前記コレステリック液晶を液晶層に用いた反射型液晶表示媒体では、太陽光、白熱灯、蛍光灯などの一般的な無偏光の照明下で、最大でも50%の反射率しか得られず、反射率が不十分であるという問題がある。
特に、例えば前記青色光、緑色光、赤色光をそれぞれ選択反射する複数の液晶層を積層して多色表示を行う場合には、彩度や明度が不足して、色鮮やかな明るい表示を得ることができないという問題がある。
上記に対しては、前記のように積層する液晶層について、反射波長域が隣り合う液晶層ごとに液晶の螺旋ねじれ方向を逆にすることにより反射率を向上させることができるが、例えば前記各色の液晶層を有する光反射パネルの基板として樹脂基板を用いた場合、これらを積層した表示媒体において充分に白色度(反射率)が向上しない場合があった。
この原因は明らかでないが、一般に樹脂は複屈折性を有するため積層されたコレステリック液晶間の樹脂基板の複屈折により、透過光の偏光状態に何らかの変化が生じていることが考えられる。
さらに本発明者等が検討した結果、樹脂基板を構成する材質により反射率の低下が大きいものとあまり低下しないものとがあり、また、反射率の低下が大きい材質からなる樹脂基板の場合でも、該樹脂基板を配置する位置によっては反射率に影響を及ぼさないことがわかった。
すなわち、まず樹脂の材質に関しては、樹脂基板として汎用的に用いられるポリエチレンテレフタレート(以下、「PET」を称する場合がある)に比べて、ポリエーテルスルホン(以下、「PES」と称する場合がある)、ポリカーボネート(以下、「PC」と称する場合がある)、環状ポリオレフィン(以下、「COP」と称する場合がある)、ポリ塩化ビニル(以下、「PVC」と称する場合がある)及びポリ塩化ビニリデン(以下、「PVDC」と称する場合がある)のいずれもが反射率低下に対して効果があることがわかった(以下、PES、PC、COP、PVC、PVDCで構成される樹脂基板をまとめて「特定樹脂基板」と称する場合がある)。
一方、前記樹脂基板を配置する位置に関しては、少なくとも積層後に積層方向の両端面となる樹脂基板以外のすべてが、前記反射率低下に対して効果がある樹脂で構成されている必要があることがわかった。
すなわち、後述するように比較的反射率低下が大きいPETで構成される樹脂基板(PET樹脂基板)の場合でも、光反射パネルを積層した後の表示媒体の積層方向における最表面、最裏面となる位置に該PET樹脂基板を配置した場合には、それ以外の内部のすべての樹脂基板を前記特定樹脂基板とすれば、反射率には影響がなくほとんど問題とならない。逆に、前記最表面、最裏面以外の内部の樹脂基板のうちの1つでもPET樹脂基板とした場合には、実用上問題となり得る反射率低下が起こってしまう。
換言すれば、積層構成された表示媒体における液晶層を1層でも通過した光が入射する位置には、前記特定樹脂基板を配置する必要がありPET樹脂基板を配置してはならない。一方、まだ液晶層を通過していない外部光が入射する基板としては、PET樹脂基板を用いることができる。勿論、少なくとも両端面以外の樹脂基板が特定樹脂基板であればよく、最表面、最裏面の樹脂基板が特定樹脂基板であってもよい。
以上のことから、本発明に不適であるPET樹脂基板では、無偏光等に対しては問題ないが、円偏光に対して偏光状態を変化させてしまい、前記異なるカイラリティーの液晶を積層した効果が充分発揮できなくなっていることが考えられる。
したがって本発明に用いられる特定樹脂基板としては、詳細は明らかでないが、一般的な無偏光やコヒーレントな光に対してではなく、液晶層等を通過した円偏光に対してその光特性を変化させずに透過させるものであることが望ましいと考えられる。より具体的には、透過する円偏光をほとんど回転させずに透過させることが可能な特性を有している樹脂基板であることが好適であると予想される。
なお、本発明における前記「少なくとも反射波長域の隣り合う液晶層ごとに液晶の螺旋ねじれ方向が異なり」に関しては、積層される複数の液晶層の反射波長域が異なっている場合に少なくとも上記条件を満たす必要があることを意味し、反射波長域が同じ2つの液晶層を積層する場合にも両者の螺旋ねじれ方向が異なっている必要がある。
本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る反射型液晶表示媒体の模式断面図である。本実施形態の反射型液晶表示媒体は、青色、黄色、緑色、赤色の4つの光を各々選択反射する液晶層を有する光反射パネルを積層したフルカラー表示用の反射型液晶表示媒体であり、図1(A)、(B)は、青色光及び赤色光を反射する液晶層間に黄色光及び緑色光を反射する液晶層を積層順を変えて構成したものである。
図1(A)に示す反射型液晶表示媒体では、図の矢印で示す観察側から順に、青色光反射パネル40、緑色光反射パネル60および赤色光反射パネル70を積層し、青色光反射パネル40と緑色光反射パネル60との間に黄色光反射パネル50を設けた構成となっている。
また、赤色光反射パネル70の裏面(図面下側)には黒色の遮光層35を、観察側には赤色フィルター32を形成するとともに、黄色光反射パネル50の観察側には黄色フィルター31を形成している。
なお、前記青色光、緑色光、黄色光、赤色光とは、それぞれ400〜500nm,500〜600nm,550〜650nm,600〜700nmの波長域にピークを有する色光を意味する。ただし、上記において各色のピーク波長の位置は必ず前記の順となっており、またこれらのピーク波長が重なることはない。
また、図において、符号11〜18は透明の樹脂基板であり、各樹脂基板の液晶層側に設けられた(各液晶層の両面に配置される)電極は省略している。この点は以下の他の実施形態でも同様である。
青色光反射パネル40は、それぞれ透明電極を形成した2枚の樹脂基板11,12間に、青色光を選択反射する右ねじれのコレステリック液晶からなる液晶層21(LB)を形成したものであり、緑色光反射パネル60は、それぞれ透明電極を形成した2枚の樹脂基板15,16間に、緑色光を選択反射する左ねじれのコレステリック液晶からなる液晶層23(LG)を形成したものであり、赤色光反射パネル70は、それぞれ透明電極を形成した2枚の樹脂基板17,18間に、赤色光を選択反射する左ねじれのコレステリック液晶からなる液晶層24(LR)を形成したものである。
そして、青色光反射パネル40と緑色光反射パネル60との間に配置された黄色光反射パネル50は、それぞれ透明電極を形成した2枚の樹脂基板13,14間に、黄色光を選択反射する右ねじれのコレステリック液晶からなる液晶層22(LY)を形成したものである。
上記反射型液晶表示媒体では、青色、緑色または赤色の表示時には、青色光、緑色光または赤色光を各々反射する液晶層21,23または24のみを反射状態にし、シアン表示時には、青色光および緑色光を反射する液晶層21および23を反射状態にし、マゼンタ表示時には、青色光および赤色光を反射する液晶層21および24を反射状態にする。黄色表示時には、(1)黄色光を反射する液晶層22のみを、または(2)緑色光および赤色光を反射する液晶層23および24を、あるいは(3)黄色光、緑色光および赤色光を反射する液晶層22,23および24を、反射状態にするが、高反射率を得る上では(3)が望ましい。
さらに、白色表示時には、青色光、黄色光、緑色光、赤色光を反射する液晶層21,22,23,24のすべてを反射状態にする。また、該すべての液晶層を無色状態にすれば、遮光層35によって、黒色表示が得られる。
この場合、観察側と反対側(図面下側)の液晶層ほど大きな光損失を受けるため、青色光、黄色光、緑色光、赤色光を各々反射する液晶層21,22,23,24の反射スペクトル(分光反射率)は、図3に青色101、黄色104、緑色102、赤色103の各反射スペクトルとして示すように、液晶層21,22,23,24の順に反射率が低くなる。
そして、白色表示時には、液晶層21,22,23,24のすべてが反射状態にされるので、白色表示時の反射スペクトルは、図3の105として示すように、液晶層21,22,23,24の反射スペクトルが合成された、約470〜630nmにかけてほぼ平坦な反射スペクトルとなる。この場合、前記のように青色101、緑色102、赤色103の順に反射率が低くなるため、全体として緑色から赤色にかけての波長域での反射率が低下する分を、黄色光を反射する液晶層22に基づく反射スペクトル104によって補っている。
一方、図1(B)に示した反射型液晶表示媒体では、図の矢印で示す観察側から順に、青色光反射パネル40、緑色光反射パネル60および赤色光反射パネル70を積層し、緑色光反射パネル60と赤色光反射パネル70との間に黄色光反射パネル50を設けた構成となっている。
また、赤色光反射パネル70の裏面には黒色の遮光層35を、観察側には赤色フィルター32を形成するとともに、緑色光反射パネル60の観察側には黄色フィルター31を形成している。
図1(B)に示す反射型液晶表示媒体においても、前記選択反射の波長域が隣り合う色光ごとに逆向きの旋光を利用することとなるようにする。具体的にこの構成では、青色光反射パネル40の液晶層21(LB)は右ねじれ、緑色光反射パネル60の液晶層23(LG)は左ねじれ、黄色光反射パネル50の液晶層22(LY)は右ねじれ、赤色光反射パネル70の液晶層24(LR)は左ねじれの、コレステリック液晶からなるものとする。
上記反射型液晶表示媒体では、青色光を反射する液晶層21と緑色光を反射する液晶層23、緑色光を反射する液晶層23と黄色光を反射する液晶層22、および黄色光を反射する液晶層22と赤色光を反射する液晶層24の、コレステリック液晶の螺旋ねじれ方向が異なるので、青色と緑色、緑色と黄色、および黄色と赤色の、反射スペクトルが重なる波長帯域で反射率が高くなって、シアン、黄色および白色の表示時、特に黄色および白色の表示時の彩度または明度が向上する。また、赤色およびマゼンタの表示時に、赤色光を反射する液晶層24から反射される不要な短波長成分が赤色フィルター32によってカットされるので、赤色およびマゼンタの彩度が向上する。
これに加えて、この反射型液晶表示媒体においても、黄色光を反射する液晶層22の反射ピーク波長を、図1(A)に示す反射型液晶表示媒体と同様に、緑色光を反射する液晶層23の反射ピーク波長、赤色光を反射する液晶層24の反射ピーク波長を考慮して設定されるので、白色表示時に白色バランスに優れ良好な白反射率を有する白色表示とすることができる。
なお、このようにして黄色光を反射する液晶層22が設定された本実施形態の反射型液晶表示媒体においては、白色表示時の彩度を10〜30の範囲とすることが望ましく、13〜24の範囲とすることがより好適である。また明度を50〜75の範囲とすることが望ましく、55〜70の範囲とすることがより好適である。
なお、上記彩度および明度は、L色度座標における明度Lおよび彩度c(=√(a*2+b*2))であり、ミノルタ社製分光光度計CM2002を用いて測定することができる。
本実施形態において、液晶層21〜24の螺旋ねじれ方向は、前記選択反射の波長域が隣り合う色の光ごとに逆向きの旋光を利用することとなるようにする。すなわち、低波長側から、青色光を反射する液晶層21及びと緑色光を反射する液晶層23、該緑色光を反射する液晶層23及び黄色光を反射する液晶層22、該黄色光を反射する液晶層22及び赤色光を反射する液晶層24を、各々逆の螺旋ねじれ方向とする。
これは、前記のようにコレステリック液晶が、螺旋ねじれ方向と同一方向の円偏光成分のみを反射する円偏光2色性を有し、原理上の最大反射率が50%しかないことから、反射スペクトルが重なり合う波長帯では、円偏光の回転方向が互いに異なる方が、回転方向が同一である場合より、上に積層されている反射層による影響を受けず高反射率になるためである。
液晶層21〜24に用いられるコレステリック液晶としては、例えば、コレステリル・クロライドやコレステリル・ノナノエートなどのコレステロール誘導体などの液晶性不斉炭素化合物や、ベンジリデンアニリン、アゾベンゼン、アゾキシベンゼン、シアノビフェニル、シアノターフェニル、フェニルシクロヘキサン、フェニルベンゾエート、シクロヘキシルシクロヘキサン、シクロヘキシルカルボン酸エステル、フェニルピリミジン、フェニルジオキサン、シクロヘキシルシクロヘキサンエステル、シクロヘキシルエタン、シクロヘキセン、トランなどの化学構造を含む公知のネマチック液晶性化合物に、2−メチル−n−ブチルシアノビフェニルなどのカイラル剤と呼ばれる不斉炭素化合物を添加した組成物を、用いることができる。これらの化合物は、低分子化合物でも高分子化合物でもよい。
液晶層21〜24は、上記以外の成分を含んでもよく、例えば、コレステリック液晶内に高分子や無機化合物をゲル状、マトリクス状、微粒子状に分散させたものや、逆に高分子マトリクス中にコレステリック液晶を液滴状に分散させたものや、液晶をマイクロカプセル状にしたものでもよいし、高分子の主鎖や側鎖に液晶性を誘発するメソゲンと呼ばれる官能基を有する、いわゆる高分子液晶であってもよい。
さらに、コレステリック液晶の配向状態を制御するために、それぞれの液晶層21〜24と接するように配向層を設けてもよい。
液晶層21〜24の反射波長域(表示色波長域)は、前記コレステリック液晶の螺旋ピッチにより調整する。コレステリック液晶の螺旋ピッチは、ネマチック液晶に対するカイラル剤の添加量で調整することができ、例えば、表示色を青、緑、赤とする場合には、それぞれ選択反射の中心波長が、400nm〜500nm、500nm〜600nm、600nm〜700nmの範囲になるようにする。また、コレステリック液晶の螺旋ピッチの温度依存性を補償するために、ねじれ方向が異なる、または逆の温度依存性を示す複数のカイラル剤を添加する公知の手法を用いてもよい。
カイラル剤としては、コレステリルノナノエートなどのコレステロール誘導体や、2−メチルブチル基などの光学活性基を有する化合物等が利用できる。コレステリック液晶の螺旋ピッチはカイラル剤の種類や添加量、液晶の材質によって変化させることができる。
樹脂基板11〜18としては、少なくとも積層後に積層方向の両端面となる樹脂基板11、18以外のすべての樹脂基板(内部樹脂基板)を、PES、PC、PVC、PVCD及びCOPから選択される1種以上により構成されるものとする。この場合、内部樹脂基板すべてを同一の材質としてもよいし、異なるものとしてもよい。
また、前記両端面となる樹脂基板11、18を前記特定樹脂基板としてもよい。
PESは、ジクロロジフェニルサルホンとビスフェノールSとを原料として縮重合反応で合成される樹脂である。ガラス転移温度が220℃以上であり耐熱性に優れ、また耐溶剤性に優れることから、前記光学的特性に加え耐久性の点で本実施形態における樹脂基板として好適である。
PCは、一般的なエンジニアリングプラスチックであり、耐熱性はPESに比べて劣るが、透明性や寸法安定性等に優れるため有効である。特に樹脂基板を厚くした場合でも反射率低下が少ないため好適である。
COPは、シクロペンテン、2−ノルボルネン、テトラシクロドデセンなどの環状オレフィンを重合した樹脂であるが、単独重合は立体的に困難なのでαオレフィンとの付加重合か開環重合を行って得られる。具体的には、ジシクロペンタジエン(DCP)を原料に シクロペンタンを合成しオレフィン類と反応させモノマーのノルボルネンを合成し開環重合したZEONEX(日本ゼオン社製)や、DCPとメタクリル酸エステルとを原料として付加重合したアートン(JSR社製)などが挙げられる。
PVCは、塩化ビニル基を重合させた非晶性の熱可塑性樹脂であり、柔軟性に富み加工しやすく、また経年劣化も少なく好適である。
PVDCは、ビニリデン基を重合させた非晶性の熱可塑性樹脂であり、成形性や耐溶剤性に優れる。耐熱性は十分ではないが、酸素と水分に対してバリア性があることから、前記光学的特性に加えて耐環境性の点で好適である。
上記特定樹脂基板に用いられる樹脂の屈折率は1.4以上1.7以下であることが望ましく、1.45以上1.65以下であることがより望ましい。また、樹脂の100μm当たりのリタデーションは1nm以上50nm以下であることが望ましく、3nm以上30nm以下がより好適である。また、樹脂のヘイズ値は2%以下であることが望ましく、1.5%以下であることがより望ましい。さらに、ガラス転移温度は90℃以上であることが望ましく、140℃以上がより望ましい。
これらの特定樹脂基板の中では、耐熱性に優れたPESを用いることがより好ましく、内部樹脂基板をすべてPES樹脂基板とすることが、長期にわたる表示媒体の使用に対して反射率の低下を抑えることができるため最も好適である。なおこの場合に、最表面、最裏面の樹脂基板もPESにより構成してもよいが、PESはPETと比較して黄色味があるため青の反射率を低下させてしまう。また、PESのヘイズ値は1.4でありPETのヘイズ値0.6より大きいため緑や赤の反射率も低下させてしまう。以上の点でPET樹脂基板とすることが望ましい。
本実施形態における樹脂基板の厚さは5μm以上150μm以下とすることが望ましく、10μm以上100μm以下とすることがより望ましい。また、可視光領域での透過率は85%以上であることが望ましく、90%以上であることがより好適である。
前記樹脂基板上に形成される電極には、酸化インジウム錫、酸化錫、アルミニウム添加酸化亜鉛などの透光性を有する導電材料を用いる。これらの材料を、スパッタリング法、蒸着法、ゾルゲル法などによって基板上に薄膜状に成膜し、フォトエッチング法などによって所望の形状に加工して、電極を形成する。
遮光層35としては、可視波長域全域(400〜700nm)を吸収する黒色の色材、例えば、カーボンブラックやアニリンブラックなどの黒色顔料や黒色染料を含む塗料や、酸化クロムなどの無機材料を用いる。遮光層35は、赤色光を反射する液晶層24より下層にあればよく、液晶層24の下側の電極や基板と兼ねてもよい。
後述するように、本実施形態の反射型液晶表示媒体の製造にあたっては、各色光反射パネル同士を積層するに際し、接着層を設けることが望ましい。
接着層には、アクリル樹脂やエポキシ樹脂などの紫外線硬化型または熱硬化型の接着剤や、ポリエステルやポリエチレン−ポリビニルアルコール共重合体などのホットメルト接着剤や、ポリ酢酸ビニルなどの粘着剤など、公知の光学用の接着剤または粘着剤を用いることができる。ただし、接着層は透光性を有する必要がある。なお接着層には、パネル同士を接着するだけでなく、基板の表面反射を低減してコントラストを高める作用があるため、樹脂基板材料と屈折率が近い方が好ましい。
また、前記黄色フィルター31および赤色フィルター32は、顔料や染料を含む着色塗料を基板上に塗布し、または基板上にアクリル樹脂やゼラチン膜を設けて染料で染色するなど、公知の方法によって形成することができる。
黄色フィルター31は、青色光を反射する液晶層21と黄色光を反射する液晶層22との間にあればよく、黄色光反射パネル50の図面における上面または青色光反射パネル40の下面に形成し、または青色光反射パネル40と黄色光反射パネル50との間の接着層を兼ね、あるいは青色光を反射する液晶層21の直下や黄色光を反射する液晶層22の直上の電極や基板13を兼ねてもよい。赤色フィルター32についても、同様である。
これらのフィルターを設けることによって、表示彩度が向上するとともに、視角による表示色相の変化を抑制することができる。
黄色フィルター31は、青色光を吸収し緑色光及び赤色光を透過させるものであり、460nm付近にカットオフ波長を有し、それより短波長の青色の色光を吸収し、長波長の緑色および赤色の色光を透過するフィルターである。一方、赤色フィルター32は、570nm付近にカットオフ波長を有し、それより短波長の青色および緑色の色光を吸収し、長波長の赤色の色光を透過するフィルターである。
したがって、図1に示す反射型液晶表示媒体では、例えば外光の入射角が大きいことにより液晶層23の反射波長帯域が緑の波長帯域から青の波長帯域側にシフトしても、黄色フィルター31により青色光が吸収されるので、液晶層23によって青色光が反射されることがない。また、外光の入射角が大きいことにより液晶層24の反射波長帯域が赤の波長帯域から緑の波長帯域側にシフトしても、赤色フィルター32により緑色光および青色光が吸収されるので、液晶層24によって緑色光、さらには青色光が反射されることがない。
すなわち、本実施形態の反射型液晶表示媒体では、前述の反射率低下が少ないことに加えて、外光の入射角が大きいときでも、結果的に、液晶層23での反射波長帯域が本来の緑の波長帯域内で短波長側にシフトして狭くなるだけで、本来の緑の波長帯域より短波長側にシフトしてしまうことがない。また、液晶層24では、外光の入射角が大きいときでも、結果的に、反射波長帯域が本来の赤の波長帯域内で短波長側にシフトして狭くなるだけで、本来の赤の波長帯域より短波長側にシフトしてしまうことがない。したがって、見る角度によって表示色が変化しないとともに、色純度も低下しない。
反射型液晶表示媒体の反射特性は、すべての液晶層の反射率を最大とした状態で分光反射率を測定することにより評価することができる。本実施形態の反射型液晶表示媒体の反射特性としては、上記評価において420nm以上650nm以下の波長領域において反射率が20%以上60%以下であることが望ましく、25%以上55%以下であることがより好適である。
なお、上記「液晶層の反射率を最大とする」とは、例えばコレステリック液晶の場合には液晶をプレーナ状態として反射状態とすることを意味する。また、上記分光反射率は、紫外可視分光光度計U−4000(日立社製)によって測定した。
次に、本実施形態の反射型液晶表示媒体の作製方法の一例について説明する。
まず、電極を形成した一方の樹脂基板の端部に接着剤を塗布し、これに同様に電極を形成した他方の基板を、スペーサを介して両電極が対向するように一定間隔で接着する。これを各色分の4つ作製する。次いで、これらのそれぞれにおける一対の基板間に、青色光、黄色光、緑色光、赤色光を各々反射可能なコレステリック液晶を注入し、基板端部を封止して、青色光反射パネル40、黄色光反射パネル50、緑色光反射パネル60、赤色光反射パネル70を作製する。各々のパネルにおける液晶層21,22,23,24の厚みは、2〜20μmの範囲程度にする。
次に、黄色光反射パネル50の上面に黄色フィルター31を、赤色光反射パネル70の上面に赤色フィルター32、下面に遮光層35を、それぞれ形成する。最後に、青色光反射パネル40、黄色フィルター31が形成された黄色光反射パネル50、緑色光反射パネル60、赤色フィルター32および遮光層35が形成された赤色光反射パネル70を、各々接着層を介して接着する。
表示媒体の表示特性や表示の均一性などを良好にするために、前記各々の樹脂基板表面に形成された電極と液晶層21,22,23,24との界面に配向膜を設けてもよい。配向膜としては、ポリイミドやポリビニルアルコールなどの樹脂、アルキルアンモニウム化合物やアルキルシラン化合物などの低分子表面改質剤、SiOなどの無機薄膜などを用いることができる。配向膜としては、特に垂直配向性のものが好ましい。
なお、樹脂基板、電極、配向膜など、隣接する液晶層間に設けられる部材は偏光状態を乱さないようにする必要があり、そのため、これらの部材の光散乱が少ない方が望ましい。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態に係る反射型液晶表示媒体の模式断面図である。本実施形態の反射型液晶表示媒体は、図1に示した表示媒体の構成に、λ/2波長板(位相補償層)を挿入したものであり、その他の構成等は第1の実施形態で説明したものと同様である。
図2(A)に示す反射型液晶表示媒体では、図の矢印で示す観察側から順に、青色光反射パネル40、緑色光反射パネル60および赤色光反射パネル70を積層し、青色光反射パネル40と緑色光反射パネル60との間に黄色光反射パネル50を設け、さらに、黄色光反射パネル50と緑色光反射パネル60との間に位相補償層36を設けた構成となっている。
また、赤色光反射パネル70の裏面には黒色の遮光層35を、観察側には赤色フィルター32を形成するとともに、黄色光反射パネル50の観察側には黄色フィルター31を形成している。
上記反射型液晶表示媒体においても、前記選択反射の波長域が隣り合う色光ごとに逆向きの旋光を利用することとなるようにする。具体的にこの構成では、青色光反射パネル40の液晶層21(LB)、緑色光反射パネル60の液晶層23(LG)、黄色光反射パネル50の液晶層22(LY)、及び赤色光反射パネル70の液晶層24(LR)のコレステリック液晶の螺旋ねじれ方向をすべて同じに、例えば右ねじれとする。
位相補償層36は、円偏光を逆向きに変えるもので、常光と異常光との位相差を1/2波長とする、1/2波長板と呼ばれる複屈折性部材を用いる。このような複屈折性部材としては、雲母や水晶などの複屈折性の結晶や、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリエーテルスルフォンなどの高分子を延伸などによって分子配向した高分子フィルムなどを用いることができる。
また、このように位相補償層36を反射光パネルと別個の層として設ける代わりに、緑色光反射パネル60の観察者側の樹脂基板15、電極または電極と液晶層23との間の配向膜など、反射光パネルを構成する部材を、複屈折性部材として、位相補償層36と兼ねるようにしてもよい。
前記位相補償層36を通過した光は、その旋光が逆転する。このため、すべての液晶層のコレステリック液晶の螺旋ねじれ方向が同一でも、第1の実施形態のように、青色、緑色、黄色、赤色の順で液晶層のコレステリック液晶の螺旋ねじれ方向を交互に逆にした場合と同様に、青色と緑色、緑色と黄色、および黄色と赤色の、反射スペクトルが重なる波長帯域で反射率が高くなって、シアン、黄色および白色の表示時、特に黄色および白色の表示時の彩度または明度が向上し、色鮮やかな明るい多色表示が得られる。
これに加えて、本実施形態においても、黄色光を反射する液晶層22の反射ピーク波長を前記第1の実施形態と同様に、緑色光を反射する液晶層23の反射ピーク波長、赤色光を反射する液晶層24の反射ピーク波長を考慮して設定されるので、白色表示時に白色バランスに優れ良好な白反射率を有する白色表示とすることができる。そしてこの場合にも、第1の実施形態同様、少なくとも内部樹脂基板を特定樹脂基板としているため、反射率の低下を防止することができる。
(第3の実施形態)
図4は、第3の実施形態に係る反射型液晶表示媒体の模式断面図である。本実施形態の反射型液晶表示媒体は、青色、緑色、赤色の3つの光を各々選択反射する液晶層を有する光反射パネルを積層したフルカラー表示用の反射型液晶表示媒体であり、図4(B)の構成は、図4(A)の構成に1/2波長板を挿入したものである。
図4(A)に示す反射型液晶表示媒体では、図の矢印で示す観察側から順に、青色光反射パネル40、緑色光反射パネル60および赤色光反射パネル70を積層した構成となっている。また、赤色光反射パネル70の裏面(図面下側)には黒色の遮光層35を、観察側には赤色フィルター32を形成するとともに、緑色光反射パネル60の観察側には黄色フィルター31を形成している。
すなわち、この構成は図1に示した表示媒体の構成から、黄色光反射パネルを抜き取ったものであり、その他の構成等は第1の実施形態で説明したものと同様である。
青色光反射パネル40は、それぞれ透明電極を形成した2枚の樹脂基板11,12間に、青色光を選択反射する右ねじれのコレステリック液晶からなる液晶層21(LB)を形成したものであり、緑色光反射パネル60は、それぞれ透明電極を形成した2枚の樹脂基板15,16間に、緑色光を選択反射する左ねじれのコレステリック液晶からなる液晶層23(LG)を形成したものであり、赤色光反射パネル70は、それぞれ透明電極を形成した2枚の樹脂基板17,18間に、赤色光を選択反射する右ねじれのコレステリック液晶からなる液晶層24(LR)を形成したものである。
上記構成の反射型液晶表示媒体では、黄色反射パネルがないだけで基本的に表示方式は図1に示した構成の反射型液晶表示媒体と同じである。この場合、すべての液晶層を反射状態とした白色表示時にやや青みがかった白色となることがあるが、十分なフルカラー表示を行うことができる。そしてこの場合にも、第1の実施形態同様、少なくとも内部樹脂基板を特定樹脂基板としているため、反射率の低下を防止することができる。
図4(B)に示した反射型液晶表示媒体は、図4(A)に示した表示媒体の構成に、λ/2波長板(位相補償層)を挿入したものであり、その他の構成等は図4(A)に示した反射型液晶表示媒体と同様である。
図4(B)に示す反射型液晶表示媒体では、図の矢印で示す観察側から順に、青色光反射パネル40、緑色光反射パネル60および赤色光反射パネル70を積層し、さらに、緑色光反射パネル60と赤色光反射パネル70との間の赤色フィルター32の下側に位相補償層36を設けた構成となっている。
上記反射型液晶表示媒体においても、前記選択反射の波長域が隣り合う色光ごとに逆向きの旋光を利用することとなるようにするが、前記同様この構成では、位相補償層36が挿入されているので、青色光反射パネル40の液晶層21(LB)、緑色光反射パネル60の液晶層23(LG)及び赤色光反射パネル70の液晶層24(LR)のコレステリック液晶の螺旋ねじれ方向をすべて同じに、例えば右ねじれとすることができる。
また、この構成の表示方式は、図4(A)に示した表示媒体と全く同じであり、十分なフルカラー表示を行うことができる。そしてこの場合にも、第1の実施形態同様、少なくとも内部樹脂基板を特定樹脂基板としているため、反射率の低下を防止することができる。
(第4の実施形態)
図5は、第4の実施形態に係る反射型液晶表示媒体の模式断面図である。本実施形態の反射型液晶表示媒体は、黄色の光を選択反射する液晶層を有する光反射パネルを2つ積層した2色表示用の反射型液晶表示媒体であり、図5(B)の構成は、図5(A)の構成に1/2波長板を挿入したものである。
図5(A)に示す反射型液晶表示媒体では、図の矢印で示す観察側から順に、第一の黄色光反射パネル52及び第二の黄色光反射パネル54を積層した構成となっている。また、第二の黄色光反射パネル54の裏面(図面下側)には青色の遮光層39を形成している。
第一の黄色光反射パネル52は、それぞれ透明電極を形成した2枚の樹脂基板1,2間に、黄色光を選択反射する右ねじれのコレステリック液晶からなる液晶層25を形成したものであり、第二の黄色光反射パネル54は、それぞれ透明電極を形成した2枚の樹脂基板3,4間に、黄色光を選択反射する左ねじれのコレステリック液晶からなる液晶層26を形成したものである。
そして、上記構成の反射型液晶表示媒体においても、少なくとも内部樹脂基板(樹脂基板2、3)は前記特定樹脂基板とする必要がある。その他の構成等については、第1の実施形態で説明した内容に準ずる。
なお、上記第一の黄色光反射パネル52及び第二の黄色光反射パネル54の構成は同じであっても異なっていてもよいが、液晶層25、26の構成、反射波長域は同一であることが望ましい。
上記反射型液晶表示媒体では、白色表示時には、黄色光を反射する2つの液晶層25,26の両方を反射状態にする。また、該2つの液晶層を無色状態にすれば、遮光層39によって、青色表示が得られる。したがって、この反射型液晶表示媒体によれば、例えば白地に青色文字等の表示を行うことができる。
そしてこの場合にも、第1の実施形態同様、少なくとも内部樹脂基板を特定樹脂基板としているため、反射率の低下を防止することができる。
図5(B)に示した反射型液晶表示媒体は、図5(A)に示した表示媒体の構成に、λ/2波長板(位相補償層)を挿入したものであり、その他の構成等は図5(A)に示した反射型液晶表示媒体と同様である。
図5(B)に示す反射型液晶表示媒体では、図の矢印で示す観察側から順に、第一の黄色光反射パネル52及び第二の黄色光反射パネル54を積層し、さらに、第一黄色光反射パネル52と第二黄色光反射パネル54との間に位相補償層36を設けた構成となっている。
上記反射型液晶表示媒体においても、前記選択反射の波長域が隣り合う色光ごとに逆向きの旋光を利用することとなるようにするが、前記同様この構成では、位相補償層36が挿入されているので、第一黄色光反射パネル52の液晶層25、及び第二黄色光反射パネル54の液晶層26のコレステリック液晶の螺旋ねじれ方向をすべて同じに、例えば右ねじれとすることができる。
また、この構成の表示方式は、図5(A)に示した表示媒体と全く同じであり、明瞭な2色表示を行うことができる。そしてこの場合にも、第1の実施形態同様、少なくとも内部樹脂基板を特定樹脂基板としているため、反射率の低下を防止することができる。
(第5の実施形態)
図6は、第5の実施形態に係る反射型液晶表示媒体の模式断面図である。本実施形態の反射型液晶表示媒体は、青色、黄色の2つの光を選択反射する液晶層を有する光反射パネルを積層した4色表示用の反射型液晶表示媒体であり、図6(B)の構成は、図6(A)の構成に1/2波長板を挿入したものである。
図6(A)に示す反射型液晶表示媒体では、図の矢印で示す観察側から順に、青色光反射パネル42及び黄色光反射パネル56を積層した構成となっている。また、黄色光反射パネル56の裏面(図面下側)には黒色の遮光層35を形成している。
青色光反射パネル42は、それぞれ透明電極を形成した2枚の樹脂基板5,6間に、青色光を選択反射する右ねじれのコレステリック液晶からなる液晶層27を形成したものであり、黄色光反射パネル56は、それぞれ透明電極を形成した2枚の樹脂基板7,8間に、黄色光を選択反射する左ねじれのコレステリック液晶からなる液晶層28を形成したものである。
そして、上記構成の反射型液晶表示媒体においても、少なくとも内部樹脂基板(樹脂基板6、7)は前記特定樹脂基板とする必要がある。その他の構成等については、第1の実施形態で説明した内容に準ずる。
なお、上記青色光反射パネル42及び黄色光反射パネル56により優れた色調の白色表示を得るためには、液晶層27、28の反射波長域をそれぞれ選択反射の中心波長が、400nm〜500nm、550nm〜650nmの範囲となる関係とすることが望ましい。
上記反射型液晶表示媒体では、白色表示時には、青色光を反射する液晶層27及び黄色光を反射する液晶層28の両方を反射状態にする。また、該2つの液晶層を無色状態にすれば、遮光層35によって黒色表示が得られる。さらに青色光を反射する液晶層27を反射状態に黄色光を反射する液晶層28を無色状態にすれば青表示ができ、青色光を反射する液晶層27を無色状態に黄色光を反射する液晶層28を反射状態にすれば黄表示ができる。したがって、この反射型液晶表示媒体によれば、例えば白地に黒色、青色、黄色文字等の4色表示を行うことができる。
そしてこの場合にも、第1の実施形態同様、少なくとも内部樹脂基板を特定樹脂基板としているため、反射率の低下を防止することができる。
図6(B)に示した反射型液晶表示媒体は、図6(A)に示した表示媒体の構成に、λ/2波長板(位相補償層)を挿入したものであり、その他の構成等は図6(A)に示した反射型液晶表示媒体と同様である。
図6(B)に示す反射型液晶表示媒体では、図の矢印で示す観察側から順に、青色光反射パネル42及び黄色光反射パネル56を積層し、さらに、青色光反射パネル42と黄色光反射パネル56との間に位相補償層36を設けた構成となっている。
上記反射型液晶表示媒体においても、前記選択反射の波長域が隣り合う色光ごとに逆向きの旋光を利用することとなるようにするが、前記同様この構成では、位相補償層36が挿入されているので、青色光反射パネル42の液晶層27、及び黄色光反射パネル56の液晶層28のコレステリック液晶の螺旋ねじれ方向をすべて同じに、例えば右ねじれとすることができる。
また、この構成の表示方式は、図6(A)に示した表示媒体と全く同じであり、明瞭な2色表示を行うことができる。そしてこの場合にも、第1の実施形態同様、少なくとも内部樹脂基板を特定樹脂基板としているため、反射率の低下を防止することができる。
以上、本発明の反射型液晶表示媒体をいくつかの実施形態により説明した。上述した例は、電気的にコレステリック液晶表示媒体を駆動し、その表示を書き換える場合であるが、本発明の反射型液晶表示媒体は、電気以外の磁気、光、熱、応力などの外部刺激によって液晶表示媒体を駆動し、その表示を書き換える場合にも、同様に適用することができ、同様の効果が得られる。
<<試験例>>
以下に、本発明の試験例を示す。本発明はこの試験例により限定されるものではない。なお、評価用の反射型液晶表示媒体としては、図1(A)に示す構成のものを用いた。
<試験例1>
本試験例では、基板を各同一種の樹脂基板として表示媒体を作製する代わりに、各種の樹脂をガラスを用いたセル間に挟み、各々の分光反射特性を調べた。
(青色光、緑色光、黄色光、赤色光反射パネルの作製)
−各色光用液晶の調製−
青色光用コレステリック液晶および黄色光用コレステリック液晶として、メルク社製カイラル剤のR−811とR−1011とを4:1の質量比で混合した混合カイラル剤を、メルク社製ネマチック液晶E44に、青色光用コレステリック液晶については全体中の23.0質量%(440nm)、黄色光用コレステリック液晶については18.8質量%(550nm)、それぞれ添加して、それぞれ右ねじれのコレステリック液晶を調製した。
また、緑色光用コレステリック液晶および赤色光用コレステリック液晶として、メルク社製カイラル剤のS−811とS−1011とを4:1の質量比で混合した混合カイラル剤を、メルク社製ネマチック液晶E44に、緑色光用コレステリック液晶については20.2質量%(520nm)、赤色光用コレステリック液晶については16.8質量%(610nm)、それぞれ添加して、それぞれ左ねじれのコレステリック液晶を調製した。
−基板−
表面に、10mm×10mmのITO電極をパターニングした一対のガラス基板(コーニング社製7059、25mm×22mm×0.2mm)を用意した。この電極側の表面に、垂直配向用ポリイミド(SE7511L、日産化学社製)をエチルセルソルブで10倍に希釈した溶液をスピンコートにより塗布して配向膜を形成した。
一方、樹脂基板として、厚さ100μmのPET樹脂基板(住友ベークライト社製)、厚さ100μmのPES樹脂基板(住友ベークライト社製)、厚さ100μmのPC樹脂基板(帝人社製)、及び厚さ100μmのCOP樹脂基板(日本ゼオン社製、ゼオノア)を各々用意し、これらを各々前記ガラス基板と同一サイズにカットした。
−セルの作製及び液晶の注入−
前記作製したガラス基板の配向膜上にスペーサ粒子を散布し、さらにUV硬化樹脂で各基板端部にストライプ状にシールパターンを描画した。次いで、これらの一対の基板を対向させて貼り合せてUV硬化し、それぞれセルギャップが5μmの4個のセルを作製した。
次に、上記セルの開口部に、各々前記青色光用(右ねじれ)、緑色光用(左ねじれ)、黄色光用(右ねじれ)、赤色光用(左ねじれ)のコレステリック液晶を滴下し、毛細管現象を利用して液晶を注入し、その後それぞれのセルの開口部をUV接着剤で封止し、基板をガラス基板とする青色光反射パネル、緑色光反射パネル、黄色光反射パネル、赤色光反射パネルを得た。
(反射型液晶表示媒体の作製、評価)
アクリル樹脂溶液に黄色染料(Kayaset Yellow K−CL、日本化薬社製)を1質量%溶解した溶液を、黄色光反射パネルの上面に塗布し、乾燥させて、黄色フィルターを形成するとともに、アクリル樹脂溶液に赤色染料(PD400R・FX1、日立化成社製)を0.5質量%溶解した溶液を、赤色光反射パネルの上面に塗布し、乾燥させて、赤色フィルターを形成した。さらに、黒色樹脂溶液(BKR105、日本化薬社製)を、赤色光反射パネルの下面に塗布し、乾燥させて、遮光層を形成した。
このように作製した青色光反射パネル、黄色光反射パネル、緑色光反射パネル及び赤色光反射パネルを、この順に積層し紫外線硬化接着剤によって接着して、図1(A)に示すような各反射型液晶表示媒体を得た。
上記反射型液晶表示媒体につき、各液晶層の反射率を最大にした状態で、分光光度計CM2002(ミノルタ社製)を用いて、白色表示時のL色度座標を測定した。その結果、原点からの距離で定義される彩度C=((a+(b1/2は、20.5(a=−14.0、b=15.0)、明度は69.5であり、見た目でも若干黄色味を帯びた乳白色であった。
次に、各反射型液晶表示媒体について、前記各液晶層の反射率を最大にした状態(白色表示状態)で、紫外可視分光光度計U−4000(日立社製)により分光反射率を測定した。全反射パネル間にPET、PC、PES樹脂を2枚ずつ、計6枚挟んだものの結果を図7に、全反射パネル間にCOP樹脂を2枚ずつ、計6枚挟んだものの結果を図8に、各々参照とした樹脂を挟まないものの結果と併せて示す(図において、各々挟んだ樹脂を「基板:PET」等として示す)。
図7〜図8に示すように、基板をPC、PES、COP、PVDCからなる樹脂を挟んだ場合には、樹脂を挟まない場合と比較して、可視光領域(450nm以上650nm以下程度)で同等の反射率であったが、PET樹脂を挟んだ場合には前記領域での反射率が大きく低下することがわかる。
<試験例2>
本試験例では、試験例1で最も反射率低下が大きかったPET樹脂基板について、表示媒体中での配置位置による影響について検討した。
具体的には、試験例1と同様にして、1枚のPET樹脂を配置する位置を最表面と黄色反射パネル及び緑色反射パネルとに変えた測定サンプルを作製し(各々、図中で「最表面にPET1枚配置」「YG間にPET1枚配置」と表示)反射率の変動を調べた。
測定結果を参照とした樹脂を挟まないものと併せて図9示す。
図9に示すように、PET樹脂を液晶層間に配置した場合には、図7に示したPET樹脂を挟んだ場合と同様に可視光領域の反射率が大きく低下するが、PET樹脂を最表面に配置した場合にはほとんど反射率低下がないことがわかる。したがって、表示媒体の端面の樹脂基板としてであれば、PET樹脂基板も使用可能であるといえる。
<試験例3>
本試験例では、<試験例1>と同様に、基板を各同一種の樹脂基板として表示媒体を作製する代わりに、各種の樹脂をガラスを用いたセル間に挟み、各々の分光反射特性を調べた。
−液晶の調製−
緑色右ねじれ光用コレステリック液晶として、メルク社製カイラル剤のR−811とR−1011とを4:1の質量比で混合した混合カイラル剤を、メルク社製ネマチック液晶E44に20.2質量%(520nm)添加して調製した。
緑色左ねじれ光用コレステリック液晶として、メルク社製カイラル剤のS−811とS−1011とを4:1の質量比で混合した混合カイラル剤を、メルク社製ネマチック液晶E44に20.2質量%(520nm)添加して調製した。
−セルの作製及び液晶の注入−
<試験例1>と同様に、ITO電極をパターニングした一対のガラス基板表面にスピンコートにより配向膜を形成し、スペーサ粒子を散布した後、UV硬化樹脂を用いて張合わせて試験用のセルを得た。
上記セルの開口部に、各々前記右ねじれと左ねじれ緑色光用のコレステリック液晶を滴下し、毛細管現象を利用して液晶を注入し、その後それぞれのセルの開口部をUV接着剤で封止し、緑色右ねじれ光反射パネル、緑色左ねじれ光反射パネルを得た。
−反射率測定による樹脂の評価−
樹脂基板として、厚さ12μmのPVDC樹脂基板(旭化成社製、サランラップ)、厚さ12μmのPVC樹脂基板(リケンテクノス社製、リケンラップ)及び厚さ5μmのPET樹脂基板(東レ社製、ルミラー)を各々用意し、これらを各々前記ガラス基板と同一サイズにカットした。
次に、左右ねじれの反射型液晶表示媒体の反射率を最大にした状態で、紫外可視分光光度計U−4000(日立社製)により分光反射率を測定した。左右ねじれの反射パネル間にPVDC、PVC樹脂を挟んだものの結果を図10に、各々参照とした樹脂を挟まないものの結果と併せて示す。
図10に示すように、基板をPVDC、PVCからなる樹脂を挟んだ場合には、樹脂を挟まない場合と比較して同等の反射率であったが、PET樹脂を挟んだ場合には前記領域での反射率が大きく低下することがわかる。PET樹脂基板の厚みは5μmとしても、前記厚み100μmの場合と同様に反射率が低下した。
本発明の反射型液晶表示媒体の一例を示す模式断面図である。 本発明の反射型液晶表示媒体の他の一例を示す模式断面図である。 反射型液晶表示媒体における各液晶層及び白色表示時の反射スペクトルを示す図である。 本発明の反射型液晶表示媒体の他の一例を示す模式断面図である。 本発明の反射型液晶表示媒体の他の一例を示す模式断面図である。 本発明の反射型液晶表示媒体の他の一例を示す模式断面図である。 試験例の分光反射スペクトルを示す図である。 他の試験例の分光反射スペクトルを示す図である。 他の試験例の分光反射スペクトルを示す図である。 他の試験例の分光反射スペクトルを示す図である。
符号の説明
1〜8、11〜18 樹脂基板
21〜28 液晶層
31 黄色フィルター
32 赤色フィルター
35、39 遮光層
36 位相補償層
38 燈色フィルター
40、42 青色光反射パネル
50、52、54、56 黄色光反射パネル
60 緑色光反射パネル
70 赤色光反射パネル

Claims (2)

  1. 一対の樹脂基板間に液晶層を有する光反射パネルを複数積層して構成され、
    前記液晶層がコレステリック液晶を含み、少なくとも反射波長域が隣り合う液晶層ごとに液晶の螺旋ねじれ方向が異なり、
    前記樹脂基板のうち、少なくとも積層後に積層方向の両端面となる樹脂基板以外のすべてが、ポリエーテルスルホンにより構成され、前記両端面となる樹脂基板が、ポリエチレンテレフタレートにより構成されることを特徴とする反射型液晶表示媒体。
  2. 一対の樹脂基板間に液晶層を有する光反射パネルを複数積層して構成され、
    前記液晶層がコレステリック液晶を含み、全ての液晶の螺旋ねじれ方向が同一であり、
    前記樹脂基板のうち、少なくとも積層後に積層方向の両端面となる樹脂基板以外のすべてが、ポリエーテルスルホンにより構成され、前記両端面となる樹脂基板が、ポリエチレンテレフタレートにより構成され、前記複数の光反射パネルの間に、位相補償層を設けたことを特徴とする反射型液晶表示媒体。
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