JP4976204B2 - 不正防止カバー及び遊技機 - Google Patents
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そこで、請求項1に記載された発明は、既存の遊技機の内部構成を改変することなく、制御基板への不正部品の接続を防止可能な不正防止カバーを提供することを目的とし、請求項2、3に記載された発明は、請求項1に係る不正防止カバーを備えた遊技機を提供することを目的とする。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、結線(51)の両端に設けられたコネクタのうちの一方のコネクタと接続可能な第一基板コネクタを有する第一基板と、前記結線の両端に設けられたコネクタのうちの他方のコネクタと接続可能な第二基板コネクタを有する第二基板と、が筐体(1)内部に設けられた遊技機に用いられる(ハーネスカバー6)である。
前記「支持体」は、枠体又は箱体とすることができ、例えばリールユニット(20)の回転リール(23)を支持する枠材を含み、この支持体(21)は遊技装置以外のもの、例えば主基板(241)を固定することが可能であってもよい。またこの支持体(21)は、筐体(1)に着脱自在に形成されていてもよい。
また、カバー部材(60)は、筐体(1)内部の所定の固定部に設置固定されることにより、コネクタの接続部分を覆い隠すことができるようになっている。「固定部」は、筐体(1)に収納されている又は収納される装置の一部(例えばリールユニット(20)の枠組み)をも含む。例えば、筐体(1)に対して着脱自在に形成された交換ユニット(2)の支持枠(21)にカバー部材(60)を固定することも、「所定の固定部」に固定することに含まれる。
(作用)
本発明において、遊技機(遊技機の一部を含む)が遊技場に設置された状態においては、前記不正防止カバー(6)はすでに筐体(1)内の所定位置に固定されている。すなわち、不正防止カバー(6)は遊技機の製造組み立て工場において設置固定するものである。
そして、カバー部材(60)と移動固定部材(70)に封印固定部材(80)を取り付ければ、移動固定部材(70)がカバー部材(60)に移動不能に固定され、カバー部材(60)はコネクタの接続部分を被覆している固定部に固定される。例えば、カバー部材(60)と移動固定部材(70)が、筐体(1)に設けられた突起や筐体(1)に収納されている装置の一部などを挟み込んだり、移動固定部材(70)が前記固定部に固定されることにより、カバー部材(60)が所定位置から移動できなくなる。これにより、コネクタの接続部分に触れることができなくなり、コネクタを引き抜くことができなくなる。
このように、カバー部材(60)を取り外すためには封印固定部材(80)を破壊しなければならず、しかも封印固定部材(80)は遊技機の製造組み立て工場において取り付けられるものであるため、遊技店でカバー部材(60)を取り外すとその痕跡が残ることとなる。このため、例えば遊技機の遊技を制御する主基板(241)に接続されているコネクタを引き抜いて打ち込み機などの不正部品を接続するような行為を効果的に抑制することができる。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、請求項1記載の不正防止カバー(6)を備えた遊技機であって、遊技機内部には、前記支持体(21)に設けられた固定部としての枠部(210)と、前記第一コネクタが設けられた前記第一基板と、前記第二コネクタが設けられた前記第二基板とが少なくとも設けられ、前記枠部(210)及び前記第一基板及び前記第二基板は、所定方向から見たときに手前側から枠部(210)、第二基板、第一基板の順に並んで配置されているとともに、前記第一基板と前記第二基板とは、前記所定方向から見たときにそれぞれの基板面が向いている方向が交わる方向となるように配置されており、前記第一基板と前記第二基板とは、一端部に前記第一基板コネクタが設けられ他端部には前記第二基板コネクタが設けられた結線(51)により、電気的に接続されており、前記不正防止カバー(6)のカバー部材(60)は、前記枠部(210)に固定したとき前記第一基板側に位置する第一開放部及び前記第二基板側に位置する第二開放部とを備えた箱形に形成され、前記第一コネクタ、前記第二コネクタ、及び前記第一コネクタと前記第二コネクタとをつなぐ結線(51)の少なくとも一部を被覆可能であり、前記固定位置にある前記移動固定部材(70)と前記カバー部材(70)とが前記封印固定部材(80)で固定され、前記移動固定部材(70)が前記固定位置から前記固定解除位置に移動不能となることによって、前記カバー部材(60)が前記支持体(21)から取り外し不可能となるように形成され、前記封印固定部材(80)が破壊されてその固定が解除され、前記移動固定部材(70)が前記固定位置から前記固定解除位置へ移動可能となることによって、前記カバー部材(70)が前記支持体(21)から取り外し可能となるように形成されていることを特徴とする。
(特徴点)
請求項3記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、上記した請求項2記載の遊技機であって、正面に開口部(11)を有する筐体(1)と、筐体(1)の内部に設けられ複数の図柄表示手段を有するリールユニット(20)と、前記リールユニット(20)、前記第一基板、前記第二基板を一体的に固定して前記筐体(1)内部に収納可能な支持体(21)とを少なくとも備え、前記支持体(21)の少なくとも正面側には、横方向に延設された、前記不正防止カバー(6)を固定するための固定部としての枠部(210)が設けられている。前記第一基板及び第二基板のうち、一方の基板は遊技を制御するものであり、他方の基板は、前記一方の基板から送信される信号を受信可能になっている。
また本発明においては、少なくとも支持体(21)を交換することにより、遊技を司るハード部分(リールユニット(20))とソフト部分(主基板(241))が交換され、筐体(1)や筐体(1)に設置される他の構成部品(例えばホッパーユニット(5)など)を据え置いたまま、遊技機の機種交換が可能となる。
前記他方の基板は、支持体(21)に搭載される交換部品と、筐体(1)に据え置かれる非交換部品との間の電気信号のやりとりを中継するためのものとすることができる。
そして、本発明においては、前記第一基板は、前記枠部(210)よりも奥側(遊技機の内部側)の位置に、基板面を正面側(遊技機を正面視したときの手前側)に向けて設置されるとともに、前記第二基板は、前記第一基板よりも手前側であって前記枠部(210)よりも奥側の位置に、基板面を上側に向けて設置されている。
本発明におけるカバー部材(60)は、第一基板と第二基板の接続部分をすっぽり覆い隠すようにしたものである。
ここで、スロットマシンなどの遊技機においては、行政機関が遊技機の内部を定期的に点検するために、主基板(241)を正面側から視認可能な位置に設置するよう義務づけられている。このような配置では、どうしても主基板コネクタ(52)が抜き差し操作しやすい場所に配置されてしまうが、本発明に係るカバー部材(60)を固定することにより、不正なコネクタ着脱を防止することができる。
(図面の説明)
図1乃至図10は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシンSの外観斜視図、図2はスロットマシンSの分解斜視図、図3は及び図4は交換ユニット2の斜視図、図5は交換ユニット2の部分断面図、図6及び図7はハーネスカバー6の斜視図、図8乃至図10はハーネスカバー6の断面図である。
本実施の形態におけるスロットマシンSは、図2に示すように、大きく分けて、正面側に開口部11を有する筐体1、筐体1の内部に着脱自在に設けられる交換ユニット2、筐体1の開口部11を開閉可能に塞ぐ前扉3とから構成されている。そして、この前扉3は、筐体1の開口上部13を開閉可能に塞ぐ上扉30、筐体1の開口下部14を開閉可能に塞ぐ下扉40とに分割されている。
筐体1は、図2に示すように、底板15及び側板16及び天板17及び裏板18からなる前面(遊技者と対峙する正面)側に開口する箱体であり、高さ方向略中央部には、二つの側板16の間に水平方向に中板12が設けられている。そして、底板15には、電源ユニット4が固定されホッパーユニット5が設置されており、正面左側の側板16の下方には、下扉40を係合させ、回転自在に支持するためのヒンジ19が、上下方向に間隔をおいて二個設けられている。
ここで、前記電源ユニット4は、特に図示しないが電源装置が内装されていると共に、ホール管理者が種々の設定を行うためのスイッチ等を有しているものである。前記ホッパーユニット5は、メダルを貯留可能であるとともに入賞時等にメダルを払い出すためのものである。
前記電源ユニット4、ホッパーユニット5、筐体コネクタ90は、スロットマシンSの全機種に共通して使用可能な構成部品であり、いわゆる面替えの際には、筐体1に残したままにしておけるものである。そして、筐体1は、面替えに際して、遊技場に設置したままにしておけるものである。
交換ユニット2は、図2及び図3に示すように、方形枠状の支持枠21を備え、この支持枠21には、リールユニット20と、スロットマシンSの作動を制御する主たる制御基板である主基板ユニット24と、リールユニット20の制御の中継を行うためのメインリール基板ユニット25が固定されている。また、図5に示すように、メインリール基板ユニット25の裏面側には、筐体1に設けられた筐体コネクタ90と接続可能な交換ユニットコネクタ100が設けられている。そして、本実施の形態においては、図4に示すように、前記主基板ユニット24とメインリール基板ユニット25との接続部分を覆い隠すための不正防止カバーとしてのハーネスカバー6を取り付けることができるようになっている。なお、図3はハーネスカバー6を装着していない状態を示したものである。
前記主基板ユニット24は、CPUを中心にROM、RAMを備え、当選役を決定する抽選、回転リール23の回転及び停止等、遊技に関するすべての制御を行うための制御基板としての主基板241と、この主基板241を収納した主基板ケース240とから構成されている(図5参照)。そして、主基板ユニット24は、基板収納部21Bの奥側に、基板面を正面側に向けて、支持枠21に固定されている。
また、メインリール基板ユニット25の背面側には、メインリール基板251と接続された外部接続端子である交換ユニットコネクタ100が設けられている。交換ユニットコネクタ100は、交換ユニット2の筐体1への収納固定時に、筐体1に設けられた筐体コネクタ90と接続され、これにより筐体1の設置装置と交換ユニット2の搭載装置とが電気的に接続されるものである。
前記主基板ユニット24は、機種ごとに異なるものであって、これを変更することにより遊技内容が変更される。そして、交換ユニット2を交換することにより、遊技を行わせるためのソフト部分(主基板241)とハード部分(リールの図柄配列等)が同時に交換されることとなる。なお、特に図示しないが、遊技に付随する演出を制御するための演出制御装置をサブ基板として設け、これを交換ユニット2に搭載してもよい。
さらに、交換ユニット2を筐体1に収納する際に、筐体コネクタ90と交換ユニットコネクタ100が接続され、筐体1の設置装置と交換ユニット2の搭載装置との電気的接続が完了する。従って、面倒なハーネスの接続などを行う必要が無く、交換作業を迅速に行うことができるとともに、ハーネスの接続ミスや交換ユニット2の設置時におけるハーネスの噛み込みなどのトラブルを回避できる。
上扉30は、筐体1の開口上部13を塞ぐための板状の扉であり、交換ユニット2の支持枠21に設けられた支持体ヒンジ22に回動自在に軸支されている。そして図1に示すように、略中央部に前記回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31が形成された上パネル34を有している。また、図柄表示窓31の上方には、動画等により種々の演出表示を行うための液晶表示装置32が設けられており、上パネル34の周囲には、ランプ等の電飾を含む飾り部33が設けられている。
上扉30の裏面側には、図2に示すように、音声を出力するためのスピーカ35が設けられているとともに、支持体ヒンジ22と係合可能な上扉係合部39が設けられている。
(下扉40)
下扉40は、筐体1の筐体ヒンジ19に回動自在に軸支された上扉30よりも幅厚の扉であり、図1に示すように、下扉40の上部は、スロットマシンSを作動させるためのカウンター状の操作部41となっている。また、下扉40の下部には、ホッパーユニット5から払い出されたメダルを貯めておくことができる下皿46が形成されており、下皿46と前記操作部41の間には、遊技内容その他の表示をするための下パネル47が嵌め込まれている。
なおスロットマシンSは、メダルの投入又はベットスイッチ43の操作によりスタートスイッチ44の操作が有効となり、スタートスイッチ44の操作によって回転リール23が回転開始する。そして主基板ユニット24により行われる当選判定の抽選結果が所定の当選役に当選している場合に、ストップスイッチ45の操作により当選図柄が入賞の態様となるように回転リール23を停止させることができると入賞となり、ホッパーユニット5からメダルが払い出されたり、ボーナスゲームなどの有利な遊技が開始されるようになっている。
そして、下扉40を閉めると、ラッチ錠により自動的にロックされ、筐体1の開口下部14が密閉されるものである。また、前記鍵穴40Aに所定の鍵を差し込んで回すと、下扉40のロックが解除され、下扉40を解放することにより、上扉30のロックを解除することができるようになっている。
下扉40は、下パネル47を交換することにより、異なる機種にも対応させることができる。すなわち、機種交換に際して、下扉40本体は筐体1に残しておけるものである。また、下扉40本体が破損した場合や、機種変更により操作部41の形態が変更される場合には、筐体1から取り外して新たな下扉40と交換することができるものである。
ここで、ハーネスカバー6について詳述する。
ハーネスカバー6は、図4に示すように、交換ユニット2の支持枠21の仕切り枠210と、主基板ユニット24の主基板ケース240の正面下側との間に取り付けられる箱形のカバーである。そして、図5に示すように、主基板ユニット24とメインリール基板ユニット25とを接続するメインハーネス50(図3参照)を覆い隠すカバー部材60と、カバー部材60の内側に配置されるとともに、その一部がカバー部材60の上面から露出するロック部材70と、前記カバー部材60及びロック部材70を固定するためのカシメピン80とから構成されている。
カバー部材60は、図5及び図8に示すように、背面側に背面開放部60A、底面側に底面開放部60Bを有する箱体であり、図7に示すように、上面略中央部には、前後方向に長い長孔61が形成されているとともに、長孔61の近傍には、内部側に突出(図10参照)する係止突起62が設けられている。また、長孔61を挟んで係止突起62の反対側には、カシメピン80を挿入するためのピン孔63が形成されている。なお、特に図示しないが、カバー部材60の上面において長孔61の近傍には、手前側に「LOCK」、奥側に「OPEN」の文字が付されており、後述するロック部材70のつまみ71をその位置に合わせることにより、カバー部材60が取り外し可能となることを表示してある。
(ロック部材70)
ロック部材70は、図7に示すように、上面から突出し前記カバー部材60の長孔61に下側から挿入可能なつまみ71を有し、前記カバー部材60に取り付けたとき前記係止突起62と係合可能な爪部を備える係止片72と、前記ピン孔63と位置一致可能なピン固定孔73とを有している。また、ロック部材70の前面76の下部には、前方に突出する前面張り出し部74が形成されているとともに、左右の側面には横方向に張り出す側面張り出し部75が形成されている。
ロック部材70をもっとも手前側の位置(固定位置)に移動させた場合には、図10に示すように、係止片72が撓んでカバー部材60の係止突起62と係合し、ロック部材70はカバー部材60に仮固定される。このとき、図9(A)に示すように、カバー部材60の切り欠き部64の下面64Aと、ロック部材70の前面張り出し部74の上面74Aとの間には、支持枠21の仕切り枠210の水平片212を上下方向から挟持可能な間隙が形成されるとともに、カバー部材60の前方垂下片66の裏面66Aとロック部材70の前面66との間には、仕切り枠210(仕切り枠210に固定されているリール枠20Aの正面上枠を含む。以下同様)を前後方向から挟持可能な間隙が形成される。またこのとき、カバー部材60のピン孔63とロック部材70のピン固定孔73が合致する。そして、ピン孔63とピン固定孔73にカシメピン80を貫通させることにより、ロック部材70がカバー部材60に固定されるようになっている。
カシメピン80は、図7に示すように、リング状の頭部81と、差し込み側先端部に開閉爪を有する軸部82を有する一方向固定ピンであり、頭部81には横方向に張り出す舌片83が設けられている。前記頭部81は、軸部82の一端部を中心にして3〜4個のリブで連結されており、ある程度の力を加えると軸部82から切り離せるようになっている。前記軸部82は、ピン孔63及びピン固定孔73を挿通可能であるが、図8に示すように、先端の開閉爪がピン固定孔73を貫通すると開閉爪が広がって抜き取ることができなくなるようになっている。そしてこれにより、カバー部材60とロック部材70が着脱不能に固定される。
(ハーネスカバー6の着脱)
次に、上記構成を有するハーネスカバー6の交換ユニット2への着脱について説明する。ここで、ハーネスカバー6は、交換ユニット2の製造過程において工場側で取り付け、台交換によって交換ユニット2が回収されてきたときには、工場側で取り外して再利用することができるものである。
また、ハーネスカバー6は、カバー部材60に対してスライド自在に取り付けられたロック部材70によって固定されており、カバー部材60とロック部材70を固定するカシメピン80を取り外すことにより固定が解除される。このため、カバー部材60及びロック部材70はそのまま再利用できるので、環境性、経済性に優れている。
また、上記実施の形態では、メインハーネス50の全体がハーネスカバー6によってすっぽり覆われるように形成してあったが、少なくともコネクタ部分(主基板コネクタ52及びメインリール基板コネクタ53)がハーネスカバー6によって覆われ、抜き差し操作ができないようになっていればよい。すなわち、結線51の一部がハーネスカバー6から露出していてもかまわない。ただし、結線51に悪戯されないようにするため、メインハーネス50の全体を覆うのが好ましい。
また、スロットマシンSは、交換ユニット2と上扉30を一体として交換可能に形成してあったが、遊技機としては、上記したような分離型スロットマシンに限られず、リールユニット20や主基板ユニット24が筐体1に固定されているスロットマシンであってもよい。この場合、ハーネスカバー6は、リールユニット20の枠体や筐体1に固定するようにしてもよい。そして、スロットマシン以外の遊技機であって、筐体内に主基板などの制御基板を備えその接続部が抜き差し操作可能な位置に配置されている遊技機にも、本発明を応用することができる。
1 筐体 2 交換ユニット
3 前扉 4 電源ユニット
5 ホッパーユニット 6 ハーネスカバー(不正防止カバー)
10 ハーネスダクト 11 開口部
12 中板 13 開口上部
14 開口下部 15 底板
16 側板 17 天板
18 裏板 19 筐体ヒンジ
20 リールユニット(遊技装置) 20A リール枠
21 支持枠(支持体) 210 仕切り枠(枠部)
211 垂直片 212 水平片
215 縦枠 216 正面下枠
22 支持体ヒンジ 23 回転リール
24 主基板ユニット 240 主基板ケース
241 主基板(第一制御基板)
25 メインリール基板ユニット(第二制御基板・中継基板)
250 リール基板ケース 251 メインリール基板
30 上扉 31 図柄表示窓
32 液晶表示装置 33 飾り部
35 スピーカ 34 上パネル
40 下扉 41 操作部
42 メダル投入口 43 ベットスイッチ
44 スタートスイッチ 45 ストップスイッチ
46 メダル皿 47 下パネル
48 メダルセレクター
50 メインハーネス(接続手段) 51 結線
52 主基板コネクタ(第一コネクタ)
53 メインリール基板コネクタ(第二コネクタ・中継基板コネクタ)
60 カバー部材 61 長孔
62 係止突起 63 ピン孔
64 切り欠き部 64A 下面(上側当接部)
65 ガイドレール 66 前方垂下片
66A 裏面(当接部)
70 ロック部材 71 つまみ
72 係止片 73 ピン固定孔
74 前面張り出し部(突起) 74A 上面(下側当接部)
75 側面張り出し部 76 前面(固定当接部)
80 カシメピン(封印固定部材) 81 頭部
82 軸部 83 舌片
90 筐体コネクタ 100 交換ユニットコネクタ
Claims (3)
- 結線の両端に設けられたコネクタのうちの一方のコネクタと接続可能な第一基板コネクタを有する第一基板と、前記結線の両端に設けられたコネクタのうちの他方のコネクタと接続可能な第二基板コネクタを有する第二基板と、が筐体内部に設けられた遊技機に用いられる不正防止カバーであって、
遊技機内部に設けられた枠部材または板部材であって、相対する方向から挟持されることが可能な位置に配置された固定部を有する支持体に設置され、前記結線の両端に設けられたコネクタのうちの少なくとも一方のコネクタの接続部分を被覆して、当該被覆されたコネクタの抜き差し操作を不能とするためのカバー部材と、
このカバー部材の内側に移動可能に支持される移動固定部材と、
前記移動固定部材をカバー部材に固定するための封印固定部材とを備え、
前記移動固定部材は、前記カバー部材に支持された状態でカバー部材の表面から露出する操作部を有し、
この操作部が操作されることによって、前記カバー部材に支持された前記移動固定部材が、固定位置と固定解除位置との間を移動可能であり、
前記固定位置は、前記支持体に設置された前記カバー部材及び前記カバー部材に支持された前記移動固定部材を前記封印固定部材によって固定することが可能な位置であり、
前記固定解除位置は、前記支持体に設置された前記カバー部材及び前記カバー部材に支持された前記移動固定部材を前記封印固定部材によって固定することが不可能な位置であり、
前記封印固定部材によって前記カバー部材と前記移動固定部材とが固定された場合には、前記封印固定部材の一部を破壊しないと当該固定を解除できないように形成され、
前記カバー部材は、前記固定部の一部に当接可能な当接部を備え、
前記移動固定部材は、前記固定部の一部であって前記当接部が当接する部分の対抗側に当接可能な固定当接部を備え、
前記固定位置にある前記移動固定部材と前記カバー部材とが前記封印固定部材で固定され、前記移動固定部材が前記固定位置から前記固定解除位置に移動不能となることによって、前記カバー部材が前記支持体から取り外し不可能となるように形成され、
前記封印固定部材が破壊されてその固定が解除され、前記移動固定部材が前記固定位置から前記固定解除位置へ移動可能となることによって、前記カバー部材が前記支持体から取り外し可能となるように形成されていることを特徴とする不正防止カバー。 - 請求項1記載の不正防止カバーを備えた遊技機であって、
遊技機内部には、前記支持体に設けられた固定部としての枠部と、前記第一コネクタが設けられた前記第一基板と、前記第二コネクタが設けられた前記第二基板とが少なくとも設けられ、
前記枠部及び前記第一基板及び前記第二基板は、所定方向から見たときに手前側から枠部、第二基板、第一基板の順に並んで配置されているとともに、前記第一基板と前記第二基板とは、前記所定方向から見たときにそれぞれの基板面が向いている方向が交わる方向となるように配置されており、
前記第一基板と前記第二基板とは、一端部に前記第一基板コネクタが設けられ他端部には前記第二基板コネクタが設けられた結線により、電気的に接続されており、
前記不正防止カバーのカバー部材は、前記枠部に固定したとき前記第一基板側に位置する第一開放部及び前記第二基板側に位置する第二開放部とを備えた箱形に形成され、前記第一コネクタ、前記第二コネクタ、及び前記第一コネクタと前記第二コネクタとをつなぐ結線の少なくとも一部を被覆可能であり、
前記固定位置にある前記移動固定部材と前記カバー部材とが前記封印固定部材で固定され、前記移動固定部材が前記固定位置から前記固定解除位置に移動不能となることによって、前記カバー部材が前記支持体から取り外し不可能となるように形成され、
前記封印固定部材が破壊されてその固定が解除され、前記移動固定部材が前記固定位置から前記固定解除位置へ移動可能となることによって、前記カバー部材が前記支持体から取り外し可能となるように形成されていることを特徴とする遊技機。 - 正面に開口部を有する筐体と、
筐体の内部に設けられ複数の図柄表示手段を有するリールユニットと、
前記リールユニット、前記第一基板、前記第二基板を一体的に固定して前記筐体内部に収納可能な支持体とを少なくとも備え、
前記支持体の少なくとも正面側には、横方向に延設された、前記不正防止カバーを固定するための固定部としての枠部が設けられ、
前記第一基板及び前記第二基板のうち、一方の基板は遊技を制御するものであり、他方の基板は、前記一方の基板から送信される信号を受信可能になっており、
前記第一基板は、前記枠部よりも奥側(遊技機の内部側)の位置に、基板面を正面側(遊技機を正面視したときの手前側)に向けて設置されるとともに、前記第二基板は、前記第一基板よりも手前側であって前記枠部よりも奥側の位置に、基板面を上側に向けて設置され、
前記不正防止カバーのカバー部材は、前記枠部に固定したとき奥側に位置する背面開放部及び下側に位置する底面開放部とを備えた箱形に形成され、前記枠部の上側に当接可能な前記当接部としての上側当接部を備えるとともに、前記背面開放部を前記第一コネクタの手前側に位置させ、前記底面開放部を前記第二コネクタの上側に位置させて、前記第一コネクタ、前記第二コネクタ、及び前記第一コネクタと前記第二コネクタとをつなぐ結線の全てを被覆可能であり、
前記移動固定部材は、前記カバー部材に対して水平方向に移動可能に支持されているとともに、前記枠部の下側に当接可能な前記固定当接部としての下側当接部を備え、前記固定位置にあっては前記下側当接部の少なくとも一部が前記枠部の真下になり、前記固定解除位置にあっては前記下側当接部の全てが前記枠部の真下から外れるように形成されていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
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