JP4976122B2 - 生垣バリカンへのチップレシーバの取付構造 - Google Patents

生垣バリカンへのチップレシーバの取付構造 Download PDF

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Description

本発明は、生垣バリカンへチップレシーバを取り付けるための構造に関する。
生垣バリカンは、本体の前方に、固定板と、その固定板の下部で前後へ往復動する一対の可動刃とからなる刃部を突設して、可動刃の互いに逆の往復動によって枝葉等の刈り込みが可能となっている。この生垣バリカンで生垣の上面等を刈り込む際、刈り取った枝葉を直後に受け止めて集めることができるように、固定板に沿ってチップレシーバを装着することがよく行われている。このチップレシーバの取付構造としては、特許文献1に示すように、固定板から固定用ネジを上方へ延長形成し、チップレシーバに設けた取付用長孔に挿入して、固定用ネジにノブナットを螺合させることで、チップレシーバを簡易に取付可能としたものが知られている。
特開2003−111520号公報
しかし、上記チップレシーバの取付構造では、着脱の際にノブナットをいちいち回転操作する必要があって手間が掛かる。また、チップレシーバを取り外した際にはノブナットを紛失するおそれもあって使い勝手に問題があった。
そこで、本発明は、刃部への着脱操作がより簡単に行え、部品の紛失のおそれもなく使い勝手に優れる生垣バリカンへのチップレシーバの取付構造を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、固定板の左右の側面に係止溝を夫々形成する一方、チップレシーバにおける刃部への取付部に、左右の下端が固定板の係止溝に夫々弾性係止可能で、且つ任意に拡開操作可能なクリップを設けて、クリップによる固定板の挟持によってチップレシーバを刃部へ取付可能としたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に加えて、チップレシーバの取付操作をより簡略化するために、固定板の角部とクリップの下端との少なくとも一方に、固定板の角部とクリップの下端との当接によりクリップの下端を拡開方向へ案内する面取部を設けたものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1の目的に加えて、クリップを簡単に形成するために、クリップが金属製の線状体で折曲形成される構成としたものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3の目的に加えて、クリップを容易に拡開操作可能とするために、取付部に、クリップを拡開動作させる操作レバーを設けたものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4の目的に加えて、チップレシーバの着脱操作をより容易にするために、操作レバーは、所定の操作位置でクリップの拡開状態を維持可能としたものである。
請求項1に記載の発明によれば、クリップの簡単な操作でチップレシーバの着脱が可能となり、使い勝手に優れる。勿論部品等の紛失のおそれは生じない。
特に、固定板の側面を挟持するため、刃部での固定構造にかかわりなくチップレシーバの取付が可能となり、タイプの異なる生垣バリカンにも採用できる利点がある。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、取付の際にはクリップを拡開操作する必要がなく、ワンタッチで取り付けられる。よって、取付操作がより簡略化して使い勝手が向上する。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、金属製の線状体によってクリップが簡単に形成可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3の効果に加えて、操作レバーによってクリップの拡開動作が小さな力で容易に実現可能となり、操作性に優れたものとなる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4の効果に加えて、操作レバーによってクリップの拡開状態が維持されるので、チップレシーバの着脱操作がより容易となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、生垣バリカンの一例を示す斜視図で、チップレシーバ11を取り付けた状態を示している。この生垣バリカン1は、図示しないモータと、モータの回転を直線運動に変換するクランク機構とを内蔵した本体2の前方(図1の左側)に、クランク機構で動作する刃部3を突設してなる。この刃部3は、上下に位置する帯板状の固定板4,4と、その固定板4,4の間にあって左右の側縁に刃6,6・・を千鳥状に形成した二枚の可動刃5,5とからなり、クランク機構によって可動刃5,5が互いに逆方向へ前後移動することで、刃6による枝葉の刈り込みが可能となっている。7はトリガースイッチ8を設けた主ハンドル、9は本体2から斜め前方へ突設された補助ハンドル、10はプロテクタである。
チップレシーバ11は、図2,3にも示すように、生垣バリカン1の刃部3における上側の固定板4の上面に取り付けられる取付部としての板状部12と、その板状部12の一方の側縁に連設される皿状の受け部13とから形成されている。受け部13は、底部が板状部12よりも低くなる深底状に形成されて、刈り込み後に溜まる枝葉を溢れにくくして捕集性を高めている。また、受け部13の外周には、板状部12の前後端から連続する壁14が立ち上げ形成されている。但し、受け部13の下面は、刈り込みの邪魔にならないように、チップレシーバ11を刃部3に装着した際に刃部3の下面よりも低くならないように設定されている。
そして、板状部12には、刃部3の固定ネジ15,15との干渉を回避するための逃げ孔16,16・・が、前後方向に沿って複数並設されており、逃げ孔16,16の間で前後二カ所には、板状部12における受け部13の連設側と逆の側縁から板状部12と直交状に一対の溝17,17が形成され、各溝17内にクリップ18が夫々設けられている。
このクリップ18は、中心板19の左右に弾性片20,20を介して一対の係止体21,21を連結した合成樹脂の成形品で、溝17の前後縁を繋いで上方へ突出する断面逆U字状のホルダ22内に収容され、ホルダ22の内面中心で下向きに突設されたボス23に、中心板19がネジ24で固定されることで、係止体21,21をホルダ22の左右に露出させた状態で保持されている。
また、各クリップ18における係止体21,21の互いの対向面の下端には、前後方向に沿った係止爪25,25が突設されて、生垣バリカン1の上側の固定板4の左右の側面へ全長に亘って凹設された被係止部としての係止溝26,26に係止可能となっている。
さらに、クリップ18は、係止爪25が係止溝26に係止していない状態では、弾性片20,20により、係止爪25,25の間隔が固定板4の幅よりもやや小さくなる狭小位置に保持されており、係止体21,21の上端を指でつまんで互いの近接方向へ移動させると、弾性片20の付勢に抗して係止体21,21の下端が拡開するものとなる。但し、各係止体21の下端面には、係止爪25の先端側へ行くに従って上昇する面取部27が夫々形成されて、固定板4との当接に伴い、面取部27の案内で係止体21,21の下端間が拡開可能となっている。なお、ここでは固定板4の角部にも係止体21,21の拡開を案内する面取部28,28が形成されている。
以上の如く構成されたチップレシーバ11を生垣バリカンへ取り付ける際は、前後のクリップ18の係止体21,21の下端を夫々固定板4の左右の側縁にあてがった状態で下方へ押し込むと、面取部27,28の案内によって係止体21,21の下端間が拡開して係止爪25,25間への固定板4の進入を許容する。そして、各係止爪25が係止溝26に達すると、係止爪25が互いの対向側に付勢されて図3のように係止溝26に係止する。よって、前後のクリップ18,18で固定板4を挟持する格好でチップレシーバ11の取付がなされる。なお、このように固定板4を挟持する構造のため、図4のように逆向きでの取付も同様に行える。
一方、チップレシーバ11を取り外す際は、各クリップ18の係止体21,21の上端を左右から指でつまむと、下端間が拡開して係止爪25が係止溝26から外れるため、チップレシーバ11の取り外しが可能となる。
このように上記形態のチップレシーバ11の取付構造によれば、固定板4の左右の側面に係止溝26を夫々形成する一方、チップレシーバ11の板状部12に、左右の下端が固定板4の係止溝26に夫々弾性係止可能で、且つ任意に拡開操作可能なクリップ18を設けて、クリップ18による固定板4の挟持によってチップレシーバ11を刃部3へ取付可能としたことで、クリップ18の簡単な操作でチップレシーバ11の着脱が可能となり、使い勝手に優れる。勿論部品等の紛失のおそれは生じない。また、固定板4の側面を挟持するため、刃部3での固定構造にかかわりなくチップレシーバ11の取付が可能となり、タイプの異なる生垣バリカンにも採用できる利点がある。
特にここでは、固定板4の角部とクリップ18の下端とに、固定板4の角部とクリップ18の下端との当接によりクリップ18の下端を拡開方向へ案内する面取部27,28を設けたことで、取付の際にはクリップ18を拡開操作する必要がなく、ワンタッチで取り付けられる。よって、取付操作がより簡略化して使い勝手が向上する。
なお、クリップは、係止体の両方とも弾性係止するものに限らず、一方の係止体をチップレシーバの板状部に固定し、他方の係止体にのみ弾性を付与して固定板を挟持させるようにしても差し支えない。また、クリップ側の面取部のみでも拡開の案内は可能であるので、固定板側の面取部は省略することができる。逆に、固定板側にのみ面取部を設けてクリップ側の面取部を省略することもできる。
さらに、クリップの数を増やしたり、固定板の係止溝に代えて断続的な凹部にしたり等、適宜設計変更可能である。
そして、クリップは、上記形態のような合成樹脂成形品に限らず、金属製の板バネや線状体でも形成可能である。図5は、線状体によるクリップを設けたチップレシーバ11aを示すもので、上が平面、中が正面、下が底面を夫々示す。
ここで用いられるクリップ30は、図6,7にも示すように、鋼製の線状体を折り曲げ形成した2つの第1フック31、第2フック32とから形成されて、溝17の周縁に立設される仕切壁33間の前後に架設される第1保持部34、第2保持部35に夫々保持されている。まず第1フック31は、中央でU字状に折曲した平行な線状体を、断面逆L字状の第1保持部34の外面に沿うように四角形状に折曲して、上側の一対の自由端36,36を第1、第2保持部34,35間に差し込んで下方へ垂下させる一方、下側に位置する中央の第1U字部37を、第1保持部34の下方で受け部13側へ突出させて係止爪としたものである。
次に、第2フック32は、下端が第1フック31の第1U字部37と対向する第2U字部38を折り曲げ形成した平面視板状に形成されるものであるが、第1フック31のような前後対称形ではなく、一方の辺が中央へ行くほど高くなるように上方へ傾斜して、他方の辺よりも高い位置で一対の自由端39,39を前後方向へ平行に折曲させている。この自由端39,39を、第2保持部35の端部に高低差を持って形成された軸支溝40,40に夫々嵌入させることで、第2U字部38が第2保持部35の下方にあって第1フック31の第1U字部37と対向し、反対側の端部が仕切壁33によって溝17の幅よりも大きく形成された平面視円形状の終端部41内の上方に位置する傾斜姿勢で保持される。この状態で第1U字部37と第2U字部38との間隔は、生垣バリカン1の固定板4の幅よりもやや小さくなる設定となっており、ここから第2フック32の上側端部を指で引っ掛けて起こすようにすると、自由端39,39を中心に第2フック32を回転させて第2U字部38を第1U字部37から離して両者間を拡開させることができる。上側端部から指を離すと弾性によって最初の位置へ戻る。
以上の如く構成されたチップレシーバ11aを生垣バリカン1の固定板4へ取り付ける際には、第2フック32の上側端部を指で起こすようにして回転させると、先述のように第2U字部38が第1フック31の第1U字部37から遠ざかり、両者間の距離が固定板の幅よりも大きくなる。よって、そのまま第1フック31の第1U字部37を一方の係止溝26に係止させて板状部12を固定板4上にセットして、第2フック32の上側端部から指を離すと、第2フック32の第2U字部38が他方の係止溝26へ弾性的に係止して固定板4を挟持し、チップレシーバ11aの取付がなされる。
チップレシーバ11aを取り外す際には、取付の際と逆に、第2フック32の上側端部を指で起こすようにして回転させ、第2U字部38を係止溝26から外した後、当該側を浮かせるようにしてチップレシーバ11aを傾け、第1フック31の第1U字部37を他方の係止溝26から外せばよい。
このように、本変更例のチップレシーバ11aにおいても、クリップ30による固定板4の挟持によってチップレシーバ11aを刃部3へ取付可能としたことで、クリップ30の簡単な操作でチップレシーバ11aの着脱が可能となって使い勝手に優れ、部品等の紛失のおそれも生じない。また、固定板4の側面を挟持するため、刃部3での固定構造にかかわりなくチップレシーバ11aの取付が可能となり、タイプの異なる生垣バリカンにも採用できる。
さらに、この変更例では、鋼線によってクリップ30が簡単に形成可能となる上、仕切壁33の終端部41によって第2フック32の上側端部が保護され、偶発的な脱却のおそれがなくなる。また、溝17よりも広い円形状であるので、指による上側端部の操作がしやすくなっている。
なお、この変更例では、板状体12の側縁側を第1フック31、受け部13側を第2フック32としているが、互いに逆に設置してもよい。また、第2フック32のみを係止溝26に弾性係止させているが、第1フックも同様の構成として弾性を付与して、両フックを指でつまんで拡開させるようにしても差し支えない。
その他、クリップは、2つのフックで形成するものに限らず、1本の線状体でクリップを形成することもできる。図8はその一例を示すもので、中央右が図示を省略したチップレシーバにおける溝17部分の断面、左が正面、上が平面、下が底面を夫々表している。このクリップ42は、1本の鋼線を用いて下端に第1、第2U字部43,44が形成される左右対称のブロック状に折曲形成したもので、上方の一辺側中央で下向きに位置させた一対の自由端45,45を、溝17内に架設される位置決め部46に穿設された固定孔47に挿入させて、位置決め部46を抱持するようにセットしている。48は溝17の内壁に突設されて自由端45と反対側の上方他辺に係止する抜け止め用の突起である。
このクリップ42の場合は、チップレシーバを傾けて第2U字部44をまず固定板4の一方の係止溝26に係止させ、そのままチップレシーバを他方側へ引っ張るようにすると、第2U字部44側が位置決め部46から離れるように外方へ撓んで第1U字部43との間隔を広げることができる。よって、引っ張り状態のままチップレシーバを水平に戻して固定板4上にセットし、引っ張りを解除すれば、クリップ42の弾性復帰で第1U字部43が他方の係止溝26に係止して固定板4の挟持がなされる。チップレシーバを取り外す場合は逆の手順で、チップレシーバをまず引っ張って第1U字部43を係止溝26から外した後、当該側を上方に引き上げてチップレシーバを傾けて引っ張りを解除すれば、そのまま第2U字部44を他方の係止溝26から外すことができる。
この変更例の場合も、クリップ42による固定板4の挟持によってチップレシーバを刃部へ取付可能としたことで、図5等の変更例と同様の効果が得られるが、特にここでは一本の線状体でクリップが形成できる上、位置決め部の構造もシンプルで済むので、先の変更例よりもコスト面で有利となる。
また、図9,10のような構造も考えられる。ここで用いられるクリップ50は、固定板4の係止溝26に係止する一対の第1,第2U字部51,52を1本の線状体で形成する点は図8の形態と同様で、チップレシーバ11の前後方向で所定間隔をおいて突設された一対の保持壁53,53の対向面間の突起54,54によってクリップ50の中間部が夫々保持されると共に、保持壁53,53の端部間を繋ぐように立設された連結壁55で第1U字部51が内側で保持されている。
一方、保持壁53,53における連結壁55と反対側の端部で第2U字部52の内側には、前後方向のピン56によって操作レバー57の基端が回転可能に軸着されている。この基端の軸着部58は、回転中心から放射方向へ突出端58aが突出するカム形状となっており、図9(B)のように操作レバー57がチップレシーバ11の上面に沿った倒伏位置では、突出端58aがチップレシーバ11の裏面側に突出する斜め下方へ向くようになっている。第2U字部52は、この操作レバー57の倒伏位置で、操作レバー57の軸着部58よりも先端寄りに穿設した透孔59を貫通し、軸着部58の外周に沿って回り込んで係止溝26に係止している。60は、クリップ50における軸着部58の上方で山形に折曲された折曲部である。
よって、この取付構造の場合は、倒伏位置から操作レバー57をチップレシーバ11から起こすようにして第1U字部51側へ回転させると(なお、操作レバー57の先端は、この起立操作がし易いように先端へ行くほどチップレシーバ11の上面から遠ざかるくの字状に形成されている。)、軸着部58の突出端58aがクリップ50の図9(B)での右回転の弾性力に抗して内側から押し上げながら回転し、図9(B)に二点鎖線で示すように、第2U字部52を引っ張るように撓ませて第1U字部51との間隔を開かせる。そして、軸着部58の突出端58aが折曲部60に嵌合する位置にくると、突出端58aはクリップ50の右回転の弾性力から解放されて、図11のように操作レバー57が起立位置で保持されてクリップ50の拡開状態が維持される。よって、そのまま第1U字部51を固定板4の一方の係止溝26に係止させることができ、取付や取り外しの操作がしやすくなる。
次に、操作レバー57を逆に倒伏側へ回転させ、軸着部58を図9に示す倒伏位置に復帰させると、クリップ50の弾性によって第2U字部52が他方の係止溝26に係止して第1U字部51との間で固定板4の挟持を行い、チップレシーバ11の取付が完了する。
チップレシーバ11を取り外す場合も同様に、操作レバー57をまず起立位置へ回転させて第2U字部52を係止溝26から外した後、当該側を上方に引き上げてチップレシーバ11を傾ければ、そのまま第1U字部51を係止溝26から外してチップレシーバ11を刃部3から取り外すことができる。
この変更例の場合も、クリップ50による固定板4の挟持によってチップレシーバ11を刃部3へ取付可能としたことで、図5等の変更例と同様の効果が得られるが、特にここでは、クリップ50を拡開動作させる操作レバー57を設けたことで、拡開動作が小さな力で容易に実現可能となり、操作性に優れたものとなる。
なお、操作レバーは、軸着部をカム状にするものに限らず、クリップの拡開動作が可能であれば単純な板状としてもよいし、さらにはピンを軸着部の両端へ一体に突設させる等、具体的な形状は適宜設計変更可能である。また、操作レバーは第1U字部側へ設けることもできるし、操作レバーを両U字部側へ夫々設けて、一対の操作レバーを同時につまむように回転操作してクリップの拡開動作を得るようにすることもできる。
チップレシーバを取り付けた生垣バリカンの斜視図である。 チップレシーバの分解斜視図である。 チップレシーバの取付構造を示す断面図である。 反対側にチップレシーバを取り付けた生垣バリカンの斜視図である。 チップレシーバの変更例を示す説明図である。 (A)はA−A線断面図、(B)はB−B線断面図である。 変更例のチップレシーバの取付構造を示す分解斜視図である。 チップレシーバの取付構造の他の変更例を示す説明図である。 チップレシーバの取付構造の他の変更例を示す説明図で、(A)が平面、(B)がC−C断面、(C)がD−D断面、(D)がE−E断面を夫々示す。 (A)は図9のF−F断面図、(B)は同G−G断面図である。 操作レバーを起立位置へ回転させた状態を示す断面図である。
符号の説明
1・・生垣バリカン、2・・本体、3・・刃部、4・・固定板、11・・チップレシーバ、12・・板状部、13・・受け部、17・・溝、18,30,42,50・・クリップ、20・・弾性片、21・・係止体、25・・係止爪、26・・係止溝、27,28・・面取部、31・・第1フック、32・・第2フック、37,43,51・・第1U字部、38,44,52・・第2U字部、53・・保持壁、56・・ピン、57・・操作レバー、58・・軸着部。

Claims (5)

  1. 生垣バリカンの本体の前方へ突設され、固定板の下部に可動刃を設けてなる刃部に、チップレシーバを取り付けるための構造であって、
    前記固定板の左右の側面に係止溝を夫々形成する一方、
    前記チップレシーバにおける前記刃部への取付部に、左右の下端が前記固定板の係止溝に夫々弾性係止可能で、且つ任意に拡開操作可能なクリップを設けて、
    前記クリップによる前記固定板の挟持によって前記チップレシーバを前記刃部へ取付可能としたことを特徴とする生垣バリカンへのチップレシーバの取付構造。
  2. 固定板の角部とクリップの下端との少なくとも一方に、前記固定板の角部とクリップの下端との当接により前記クリップの下端を拡開方向へ案内する面取部を設けた請求項1に記載の生垣バリカンへのチップレシーバの取付構造。
  3. クリップが金属製の線状体で折曲形成される請求項1に記載の生垣バリカンへのチップレシーバの取付構造。
  4. 取付部に、クリップを拡開動作させる操作レバーを設けた請求項3に記載の生垣バリカンへのチップレシーバの取付構造。
  5. 操作レバーは、所定の操作位置でクリップの拡開状態を維持可能とした請求項4に記載の生垣バリカンへのチップレシーバの取付構造。
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