JP2002096693A - モールの取付け構造 - Google Patents

モールの取付け構造

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JP2002096693A
JP2002096693A JP2000287634A JP2000287634A JP2002096693A JP 2002096693 A JP2002096693 A JP 2002096693A JP 2000287634 A JP2000287634 A JP 2000287634A JP 2000287634 A JP2000287634 A JP 2000287634A JP 2002096693 A JP2002096693 A JP 2002096693A
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JP
Japan
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molding
clip
mounting groove
held
groove
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JP2000287634A
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English (en)
Inventor
Shigeo Oi
茂雄 大井
Masahiro Kuwabara
正寛 桑原
Fumiaki Uchimura
史章 内村
Keiichi Fukushima
啓市 福島
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Togo Seisakusho Corp
Tokai Kogyo Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
Tokai Kogyo Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モール取付け溝の深さ等がばらついても、確
実にモールの装着を行うことができるようにする。 【解決手段】 自動車のルーフパネルの合わせ面にはモ
ール取付け溝2が凹設されている。このモール取付け溝
2の上面を覆うモールMの内面には被挟持板5が垂下さ
れている。モール取付け溝2の底面には金属製のばね板
材よりなるクリップCが固定されるとともに、クリップ
Cには一対の挟持片6が撓み可能に起立している。挟持
片6には挟持部6Bが対向している。モール取付け溝2
の溝深さがばらついても、挟持片6は被挟持板5を任意
の高さ位置で挟み付け、モールMを抜け止め状態で保持
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モールの取付け
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のルーフパネルは中央
部に配されるものと左右の両サイドに配されるものとの
合わせパネルとなっている。合わせ部は溶接等される
が、この部分の見栄え保持のために、合わせ部には長さ
方向に沿ってモール取付け溝を形成しここにモールを取
付け、取付け溝全体をモールで覆ってしまうようにして
きた。
【0003】通常、モールmの取付けは図9および図1
0に示すように、モール取付け溝40の底面に樹脂製の
クリップ41を固定し、このクリップ41に対しモール
m側に備えられた係止部材42を係止させることによっ
てモールmの取付けを行ってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ルーフパネル
はプレスによる曲げ加工がなされてモール取付け溝40
を形成しているが、よく知られるように、加工上のばら
つきが避けられず、モール取付け溝40の深さにばらつ
きを生じる。また、同様な理由から、モール取付け溝4
0の開口縁の曲面形状もばらつきを生じる。こうしたば
らつきがあると、図9および図10に示されるように、
モールmの両縁部がモール取付け溝40の開口縁部に当
接しても、係止部材42がクリップ41との係止部位に
まで届かず、両者の係止がなされないおそれがあった。
本発明は上記した問題点に鑑みて開発工夫されたもので
あり、その目的とするところは、モール取付け溝の高さ
等がばらついても、確実にモールの装着を行うことがで
きるモールの取付け構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、自動車のパネルに凹設されたモ
ール取付け溝に対し、その上面部を覆いつつ長さ方向に
沿って装着されるモールと、前記モール取付け溝の底面
に固定されたクリップと、前記モールと前記クリップと
のいずれか一方に配され前記モールの幅方向に所定の隙
間をもって対向する少なくとも一対の挟持片と、前記モ
ールと前記クリップとのいずれか他方に配され前記モー
ルが前記モール取付け溝の上面部を覆ったときに前記隙
間に差し込まれて前記挟持片によって弾性的に挟持され
てモールを抜け止め状態に保持する被挟持部材とからな
ることを特徴とするものである。請求項2の発明は、請
求項1記載のものにおいて、前記モールには合成樹脂製
の前記被挟持部材が垂下され、前記クリップには金属製
の板ばね材よりなる前記挟持片が備えられ、前記モール
が前記モール取付け溝の上面部を覆ったときには前記被
挟持部材は前記挟持片によって弾性的に挟持されること
を特徴とするものである。
【0006】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、モ
ール取付け溝の上方からモールを長さ方向に沿って被せ
付ける。そして、モールがモール取付け溝の開口縁部に
密着するような正規の高さ位置に押し付けられると、被
挟持部材が挟持片の隙間の間に差し込まれ、挟持片によ
って挟持される結果、モール全体が抜け止め状態で保持
される。この際において、モール取付け溝の深さあるい
は開口縁の曲率のばらつき等によって、モール取付け溝
に対するモールの差込み深さ位置、ひいては係止軸の差
込み深さがばらつくが、挟持片の隙間への被挟持部材の
差込み深さを調節することによって、高さ方向のばらつ
きに応じた適度な位置に被挟持部材を挟持することがで
きる。このため、上記のばらつきに拘わらず、確実にモ
ールを装着することができる。請求項2の発明によれ
ば、挟持片がばね材により形成されているため、被挟持
部材は対向する挟持片の弾性力によって確実に挟持がな
される。
【0007】
【発明の実施の形態】−実施形態1− 以下、本発明の実施形態1を図面に基づいて説明する。
図1において、1は自動車のルーフパネルであり、第1
パネル1aと第2パネル1bとの端縁同士を溶接などに
よって接合させてなる。両パネル1a,1bの接合部分
はプレス加工によって階段状に曲げ形成され、下端部同
士を重ね合わせることによって両パネル1a,1b間に
自動車の前後方向に沿ってモール取付け溝2が凹み形成
されている。また、第1・第2の両パネル1a,1bに
おけるほぼ同じ高さ位置には係止段部3が形成されてい
る。
【0008】一方、モールMはパネル1の両係止段部3
間に掛け渡し可能な幅寸法をもってベルト状に形成され
ている。そして、その内面のほぼ中央には適当長さ範囲
をもって樹脂製の被挟持板5(被挟持部材)が垂下され
ている。被挟持板5は均一な厚み寸法をもって形成さ
れ、その先端は両側から面取りがなされ、先細り状をな
す導入部5Aが形成されている。なお、被挟持板5の高
さ寸法は、モール取付け溝2の深さのばらつき、あるい
は係止段部3の曲げ加工のばらつき等を考慮して設定さ
れている。また、詳しくは図示しないが、被挟持板5の
内部には長さ方向に沿って芯金がインサートされてい
て、被挟持板5が長さ方向に蛇行するような変形が規制
されるようになっている。
【0009】上記したモールMを取付けるためのクリッ
プCは、この実施形態においては、金属製のばね板材に
よって形成されている。クリップCには両長辺部分にお
ける中央部を所定幅範囲(モールの被挟持板5の長さと
ほぼ同じ寸法)に亘って切り起こしてあり、これによ
り、一対の挟持片6が対向して形成されている。挟持片
6はクリップCの基板部7からほぼ直角に起立した側片
部6Aとこの側片部6Aの上端縁から内向きにかつ対向
して折り曲げられた挟持部6Bとからなっている。両挟
持部6Bの先端間の隙間は自然状態では被挟持板5の幅
寸法よりも小さく形成されているが、両挟持片6は共に
外方への撓みが許容されていることから、両挟持部6B
間に被挟持板5が挿入されると両挟持部6Bは両間の隙
間寸法を拡大させつつ被挟持板5を弾性力をもって挟み
付ける。また、両挟持部6Bは内方へ下向きに傾斜して
おり、被挟持板5の導入部5Aの傾斜面と協働して被挟
持板5の挿入の円滑性が図られている。
【0010】クリップCは接着片8を介してモール取付
け溝2の底面に取付けられる。接着片8は熱硬化テープ
あるいはホットメルトタイプの樹脂板が使用されてい
る。なお、このような接着片8を使用せず、クリップC
を溶接等によって直接モール取付け溝2へ固定するよう
にしてもよい。
【0011】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用効果を具体的に説明する。まず、クリップCの下
面に両面接着テープ等の適当な手段にて接着片8を貼着
しておき、その状態で接着片8をモール取付け溝2の底
面に押し付けて仮付けする。その状態で、乾燥炉の熱等
を利用して接着片8を加熱する。加熱はルーフパネルの
塗装を乾燥させるための乾燥炉の熱を利用して行うと都
合がよい。この加熱の間に接着片8は溶け、加熱後に冷
えて固化すれば、クリップCがモール取付け溝2の底面
に固定される。
【0012】この後、モールMをモール取付け溝2の上
方に沿わせつつ被挟持板5の導入部5Aを両挟持片6の
間の隙間に適合させる。そして、モールMが両パネル1
a,1bの係止段部3に当接する位置まで押し込まれれ
ば、導入部5Aは両挟持片6の間の所定の位置で被挟持
板5が両挟持部6Bによって弾性的に挟持される。この
とき、仮にモール取付け溝2の深さがばらついたり、あ
るいは係止段部3の曲げ加工の程度にばらつきがあった
場合には、モールMの被挟持板5とクリップC側との高
さ方向の相対的な位置関係にばらつきを生じることとな
るが、そのような事態が生じても、本実施形態によれ
ば、両挟持片6は被挟持板5の任意の差込み深さ位置に
おいても確実に挟持してモールMを抜け止め状態で保持
することができるため、もってモール取付け溝2の深さ
のばらつきなどがあってもクリップCを、つまりはモー
ルMを確実に固定することができる。
【0013】−実施形態2− 図7及び図8は本発明の実施形態2を示すものである。
実施形態1ではクリップCを接着片8を介してモール取
付け溝2の底面に固定していたが、これに代えてクリッ
プCを直接モール取付け溝2に係止させることによって
固定するようにしたものである。
【0014】すなわち、モール取付け溝2の底面には各
クリップCに対応してそれぞれ一対の装着孔4が配さ
れ、両装着孔4は共に両パネル1a,1bを整合状態で
貫通している。一方、クリップCにおける基板部7の両
短辺部を切り込んで下向きに抜け止め脚片9が形成され
ている。両抜け止め脚片9の先端はそれぞれ内向きに対
向するようにして屈曲し撓み可能な抜け止め部10とな
っている。この抜け止め部10は対応する装着孔4へ窄
みつつ挿通可能であり、装着孔4を通過後に復帰し先端
が装着孔4の孔縁に係止することで、クリップCを両パ
ネル1a,1bに対して抜け止め状態で保持する。な
お、他の構成は実施形態1と同様であり、もって同様の
作用効果を発揮することができる。
【0015】本発明は種々の変更が可能であり、次のよ
うな変形例も本発明の技術的範囲に含まれる。 両実施形態のものとは逆に、被挟持板5をクリップ側
に、挟持片6をモールM側に形成するようにしてもよ
い。 挟持片6の先端を鋸歯状に形成し、被挟持板5の側面
に食い込むようにして抜け止め状況を強化させるように
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】モールの取付け構造を示す分解斜視図
【図2】クリップを示す平面図
【図3】同じく正面図
【図4】モール取付け溝にクリップを取付けた状態を示
す側断面図
【図5】モールの装着状態を示す側断面図
【図6】同じく正断面図
【図7】実施形態2におけるモールの装着状態を示す側
断面図
【図8】同じく正断面図
【図9】従来の問題点を示す断面図
【図10】従来の問題点を示す断面図
【符号の説明】
1…ルーフパネル 2…モール取付け溝 5…被挟持板 6…挟持片 C…クリップ M…モール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大井 茂雄 愛知県愛知郡東郷町大字春木字蛭池1番地 株式会社東郷製作所内 (72)発明者 桑原 正寛 愛知県大府市長根町四丁目1番地 東海興 業株式会社内 (72)発明者 内村 史章 愛知県大府市長根町四丁目1番地 東海興 業株式会社内 (72)発明者 福島 啓市 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D023 AA01 AB01 AC08 AD26

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のパネルに凹設されたモール取付
    け溝に対し、その上面部を覆いつつ長さ方向に沿って装
    着されるモールと、前記モール取付け溝の底面に固定さ
    れたクリップと、前記モールと前記クリップとのいずれ
    か一方に配され前記モールの幅方向に所定の隙間をもっ
    て対向する少なくとも一対の挟持片と、前記モールと前
    記クリップとのいずれか他方に配され前記モールが前記
    モール取付け溝の上面部を覆ったときに前記隙間に差し
    込まれて前記挟持片によって弾性的に挟持されてモール
    を抜け止め状態に保持する被挟持部材とからなることを
    特徴とするモールの取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記モールには合成樹脂製の前記被挟持
    部材が垂下され、前記クリップには金属製の板ばね材よ
    りなる前記挟持片が備えられ、前記モールが前記モール
    取付け溝の上面部を覆ったときには前記被挟持部材は前
    記挟持片によって弾性的に挟持されることを特徴とする
    請求項1記載のモールの取付け構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008113651A (ja) * 2006-10-12 2008-05-22 Makita Corp 生垣バリカンへのチップレシーバの取付構造
CN102991432A (zh) * 2012-12-11 2013-03-27 力帆实业(集团)股份有限公司 轿车顶盖装饰条卡装结构

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