JP4975468B2 - 炊飯器 - Google Patents
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Description
本発明の第1態様によれば、上部に開口が形成された炊飯器本体と、
上記炊飯器本体の内部に鍋収納部を形成しかつ樹脂により一体成形された保護枠と、
上記鍋収納部に収納される鍋と、
上記開口を開閉自在に覆う蓋体と、
上記鍋の底部の中央部周囲の部分に対向するように上記保護枠の一体成型時に上記樹脂内に固定され、上記鍋を誘導加熱する第1の誘導加熱コイルと、
上記鍋の底部のコーナー部に対向するように上記保護枠の一体成型時に上記樹脂内に固定され、上記鍋を誘導加熱する第2の誘導加熱コイルと、
上記第1の誘導加熱コイルの巻回方向と直交するように配置されるとともに上記第1の誘導加熱コイルより上記鍋から離れる側で上記保護枠の一体成型時に上記樹脂内に固定され、上記第1の誘導加熱コイルより発生した磁束の漏れを防止する複数の直線状の棒体である第1の磁性部材と、
上記第2の誘導加熱コイルの巻回方向と直交するように配置されるとともに上記第2の誘導加熱コイルより上記鍋から離れる側で上記保護枠の一体成型時に上記樹脂内に固定され、上記第2の誘導加熱コイルより発生した磁束の漏れを防止する、上記第1の磁性部材とは異なる複数の直線状の棒体である第2の磁性部材と、
を備え、
上記第1の磁性部材が上記第1の誘導加熱コイルの巻回中心軸に近づくに従い上記第1の誘導加熱コイルから遠ざかるように配置されるとともに、上記第2の磁性部材が上記第2の誘導加熱コイルの最外周の巻線と最内周の巻線とを結ぶ直線に略平行に配置されている、炊飯器を提供する。
また、フェライトの底外コイルに対応する部分がR形状に形成された従来の炊飯器に対して、本発明の炊飯器は、第1,第2の磁性部材をそれぞれ直線状の棒体で構成し、応力が集中する部分をなくすようにしている。
上記構成により、インサート形成等により磁性部材を保護枠の樹脂内に固定するときに生じる磁性部材の割れを従来に比べて大幅に抑えることが可能となるため、割れた磁性部材同士が接触することによるビビリ音の発生も大幅に抑えられる。
以下、本発明の最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明の実施形態にかかる炊飯器の構成について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる炊飯器の概略構成を示す断面図である。図2は、本発明の実施形態にかかる炊飯器における各誘導加熱コイルと各フェライトの配置関係を示す模式説明図である。
底外コイル52は、鍋3の底部31のコーナー部31bに対向するように、コーナー部31bに沿うように巻回され、保護枠2に一体成形されている。すなわち、底外コイル52は、保護枠2を構成する樹脂中に固定されている。
側部コイル53は、保護枠2の上部円筒状部の外周面に沿って巻回されている。
蓋部コイル54は、蓋体4の内蓋部42の上面に沿って蒸気穴44の周りに巻回されている。
それぞれの内フェライト61は、底内コイル51までの距離が同一となるように、すなわち底内コイル51の巻幅方向(巻回方向と直交する方向)と平行に配置されている。このように配置されることにより、複数の内フェライト61は、底内コイル51より発生した磁束をそれぞれの内部に均等に誘導して、鍋3の底部31の中央部周囲31aの温度分布を均等にすることができる。
次に、底内コイル51と底外コイル52と内フェライト61と外フェライト62とが保護枠2に一体成形されるときの、保護枠2の鍋収納部22の成形工程の一例を、図3A〜図3Dを参照しつつ説明する。図3A〜図3Dは、保護枠2の鍋収納部22の成形工程の各工程を示す一部断面図である。
保護枠成型用金型8は、保護枠2の鍋収納部22の内面に対応するよう形成された第1金型81と、保護枠2の鍋収納部22の外面に対応するように形成された第2金型82とで構成されている。
以上のように保護枠成型用金型8は構成されている。
以下、保護枠2の成形工程について説明する。
なお、内フェライト61と外フェライト62との距離が近すぎると、互いに対向するそれらの端面から流れ出た磁束が互いに打ち消し合って磁束が集中せずに、鍋3の温度分布が不均一になる恐れがある。このため、外フェライト62と内フェライト61とは、一方のフェライトの端面から漏れた磁束を他方のフェライトに誘導することができて磁束の漏れが発生しない程度に、一定の距離をおいて配置されることが好ましい。
例えば、上記実施形態では、磁性部材としてフェライトを一例に挙げたが、アモルファスであってもよい。
2 保護枠
21 上枠
22 鍋収納部
3 鍋
31 底部
32 フランジ部
4 蓋体
41 外蓋部
42 内蓋部
43 発熱板
44 蒸気穴
5 誘導加熱ユニット
51 底内コイル
52 底外コイル
53 側部コイル
54 蓋部コイル
6 磁束漏れ防止部
61 内フェライト
62 外フェライト
7 炊飯制御部
71 鍋底温度センサ
8 保護枠成形用金型
81 第1金型
82 第2金型
Claims (8)
- 上部に開口が形成された炊飯器本体と、
上記炊飯器本体の内部に鍋収納部を形成しかつ樹脂により一体成形された保護枠と、
上記鍋収納部に収納される鍋と、
上記開口を開閉自在に覆う蓋体と、
上記鍋の底部の中央部周囲の部分に対向するように上記保護枠の一体成型時に上記樹脂内に固定され、上記鍋を誘導加熱する第1の誘導加熱コイルと、
上記鍋の底部のコーナー部に対向するように上記保護枠の一体成型時に上記樹脂内に固定され、上記鍋を誘導加熱する第2の誘導加熱コイルと、
上記第1の誘導加熱コイルの巻回方向と直交するように配置されるとともに上記第1の誘導加熱コイルより上記鍋から離れる側で上記保護枠の一体成型時に上記樹脂内に固定され、上記第1の誘導加熱コイルより発生した磁束の漏れを防止する複数の直線状の棒体である第1の磁性部材と、
上記第2の誘導加熱コイルの巻回方向と直交するように配置されるとともに上記第2の誘導加熱コイルより上記鍋から離れる側で上記保護枠の一体成型時に上記樹脂内に固定され、上記第2の誘導加熱コイルより発生した磁束の漏れを防止する、上記第1の磁性部材とは異なる複数の直線状の棒体である第2の磁性部材と、
を備え、
上記第1の磁性部材が上記第1の誘導加熱コイルの巻回中心軸に近づくに従い上記第1の誘導加熱コイルから遠ざかるように配置されるとともに、上記第2の磁性部材が上記第2の誘導加熱コイルの最外周の巻線と最内周の巻線とを結ぶ直線に略平行に配置されている、炊飯器。 - 上記第1の磁性部材の延在方向の長さが、上記第1の誘導加熱コイルの巻幅よりも長い、請求項1に記載の炊飯器。
- 上記第2の誘導加熱コイルの延在方向の長さが、上記第2の誘導加熱コイルの巻幅よりも長い、請求項1又は2に記載の炊飯器。
- 上記それぞれの第2の磁性部材を上記巻幅方向と直交する面で切った断面積の総和が、上記それぞれの第1の磁性部材を上記巻幅方向と直交する面で切った断面積の総和よりも大きい、請求項1〜3のいずれか1つに記載の炊飯器。
- 上記第2の磁性部材は、上記第1の磁性部材よりも数が多い、請求項4に記載の炊飯器。
- 上記第2の磁性部材は、上記第1の磁性部材よりも太さが太い、請求項4に記載の炊飯器。
- 上記第1の磁性部材の延在方向の延長線上に上記第2の磁性部材が延在するよう配置されている、請求項1〜6のいずれか1つに記載の炊飯器。
- 上記第2の誘導加熱コイルと上記第2の磁性部材との最短距離が、上記第1の誘導加熱コイルと上記第1の磁性部材との最短距離よりも小さい、請求項1〜7のいずれか1つに記載の炊飯器。
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