JP4974917B2 - 光導波路の製造方法 - Google Patents

光導波路の製造方法

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Description

本発明は、光導波路の製造方法に関する。
従来、種々の電子回路において、信号伝達の高速化(高周波化)に伴い、回路の一部を銅等の導電配線から光導波路による光配線に置き換えた光電混載回路が用いられている。
この種の光電混載回路では、垂直共振器面発光レーザ(VCSEL)等の発光素子とフォトダイオード(PD)等の受光素子とが、回路基板に搭載されており、発光素子から出射した光が、光導波路を介して受光素子に入射する。
一般に、光電混載回路では、発光素子から回路基板に向けて垂直に出射された光は、その光進行方向が45度の角度を有するミラー部により回路基板に水平になるように90度反射されて、光導波路内を光が伝播する方法が取られている。
例えば、特許文献1には、上述したミラー部を有する光導波路を、金型を用いて製造する方法が提案されている。この光導波路の製造方法では、ミラー部と光が伝播するコア層とが、金型を用いて形成される。具体的には、金型の溝に液状の紫外線硬化樹脂を充填した後、この樹脂に紫外線を照射して、ミラー部及びコア層が形成される。
特開2006−139119号公報
しかし、特許文献1に記載の光導波路の製造方法では、金型の溝に液状の紫外線硬化樹脂を充填する際に、溝の上に樹脂があふれでる部分があり、溝の上に樹脂があふれた状態で樹脂が硬化されるので、樹脂の硬化後にこの樹脂を除去する必要がある。また、コア層が金型を用いて形成されるのに対して、コア層を囲むクラッド層は樹脂シートを積層して形成されるので、それぞれの製造方法が異なるため、全体として光導波路の製造が複雑となる。さらに、金型は、ミラー部及びコア層それぞれを形成するための複雑な形状の溝を有するので、このような金型を寸法精度良く形成することは困難である。さらにまた、液状の紫外線硬化樹脂が、所定の形状及び寸法を有する金型の溝の隅々まで充填されない場合もある。
従って、本発明の目的は、光導波路の製造方法を提供することにある。また、本発明の目的は、製造が容易であって製造コストを低減できる光導波路の製造方法を提供することにある。更に、本発明の目的は、ミラー部の形状を精度良く形成することが可能な光導波路の製造方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の光導波路の製造方法は、一方の平面に平行な一対の溝が形成されている平板金型を用いて光導波路を製造する方法であって、ベース基板上に下クラッドシートを積層し、上記ベース基板上の上記下クラッドシートを、上記一対の溝に跨るように、上記平板金型における上記一方の平面上に積層し、上記ベース基板を、上記下クラッドシートを介して上記平板金型に向かって押圧しながら、液状樹脂を上記一対の溝それぞれに充填し且つ該液状樹脂を硬化して、上記下クラッドシート上に一対のミラー形成部を形成し、上記平板金型を剥離した上記一対のミラー形成部上に金属反射膜を成膜し、上記金属反射膜を含む上記下クラッドシート上にコアシートを積層し、上記コアシート上に上クラッドシートを積層し、上記ベース基板を上記下クラッドシートから剥離する、工程を有することを特徴とする。
また、本発明の光導波路の製造方法は、一方の平面に平行な一対の溝が形成されている平板金型を用いて回路基板上に配置された光導波路を製造する方法であって、上記ベース基板を、上記一対の溝に跨るように、上記平板金型における上記一方の平面上に積層し、上記ベース基板を、上記平板金型に向かって押圧しながら、液状樹脂を上記一対の溝それぞれに充填し且つ該液状樹脂を硬化して、上記ベース基板上に一対のミラー形成部を形成し、上記平板金型を剥離した上記一対のミラー形成部の上に金属反射膜を成膜し、上記金属反射膜を含む上記ベース基板上にコアシートを積層し、上記コアシート上に上クラッドシートを積層して、上記上クラッドシート、上記コアシート及び上記金属反射膜が成膜された上記一対のミラー形成部からなるコアシート複合体を形成し、上記ベース基板を、上記コアシート複合体における上記一対のミラー形成部が露出した面から剥離し、別途用意した回路基板上の光導波路配置予定の部位に、クラッドシートを構成し得る組成の接合シートを介在させて、上記コアシート複合体の上記面を接合する、工程を有することを特徴とする。
上述した本発明の光導波路の製造方法によれば、光導波路の製造が容易であって製造コストを低減でき、且つ、ミラー部の形状を精度良く形成することが可能である。
図1(a)〜(c)に、本発明に係る光導波路の製造方法の一実施態様に基づいて製造された光導波路の一実施形態を示す。
光導波路10は、図1(a)〜(c)に示すように、上クラッド層14と下クラッド層11との間に縦長のコア層12が介在配置されており、該コア層12の長手方向の両端それぞれには、ミラー部13が設けられている。
光導波路10は、全体として、直方体形状を有している。上クラッド層14及び下クラッド層12それぞれは、図1(a)に示すように、平面形状が縦長矩形の同一形状を有している。光導波路10は、両端にミラー部13が設けられたコア層12を3つ備えている。3つのコア層12それぞれは、互いに平行に配置されている。
コア層12は、全体として、縦長の直方体形状を有している。コア層12は、その長手方向と直交する方向の断面は矩形形状を有している。コア層12は、図1(c)に示すように、コア層12よりも低い屈折率を有する上クラッド層14及び下クラッド層11によって、挟まれるように囲まれている。コア層12の一つの面は、下クラッド層11と当接している。コア層12の他の3つの面それぞれは、上クラッド層13に包み込まれている。コア層12が存在しない部位では、上クラッド層14と下クラッド層11とは、直接接合されている。上クラッド層14と下クラッド層11とは、同じ材料により形成されることが好ましい。
一対のミラー部13は、図1(b)に示すように、縦長のコア層12の両端に光学的に接合して形成されている。ミラー部13は、上クラッド層14と下クラッド層11とに挟めた領域に形成されており、光導波路10の厚さ方向(図1(b)の上下方向)において、コア層12と同じ領域に配置されている。
ミラー部13は、光を反射する金属反射膜13bが、ミラー形成部13aの上に成膜されて形成されている。ミラー部13は、その断面形状が、図1(b)に示すように、直角2等辺三角形に形成されている。上記直角2等辺三角形の2つの等辺それぞれは、下クラッド層11のコア層12と接する面から形成される底辺と、45度の内角をなしている。また、上記直角2等辺三角形の内角90度を有する頂点は、上クラッド層14のコア層12と接する面に接している。このように、ミラー部13は、光導波路10の長手方向(図1(b)の左右方向)に対して、いわゆる45度面の光反射面を有している。
ミラー部13の上記直角2等辺三角形状を有する断面の寸法は、用途に応じて適宜設計することができるが、例えば、底辺を80μm、高さを40μmとすることができる。また、上クラッド層14及び下クラッド層11の寸法は、用途に応じて適宜設計することができるが、例えば、それぞれ40μmの厚さとすることができる。
光導波路10は、外部の発光素子(図示せず)からコア層12に向けて垂直に出射された光を、一方のミラー部13により、その光進行方向がコア層12に水平になるように90度反射して、コア層12内を伝播させる。そして、光導波路10は、コア層12内を伝播した光を、他方のミラー部13により、再度90度反射して、コア層12から垂直な方向に向かって、外部の受光素子(図示せず)に光を出射する。
光導波路10は、例えば、発光素子及び/又は受光素子を備えた回路基板に搭載されて、光電混載回路を構成することに用いられることが好ましい。
次ぎに、上述した光導波路10の製造方法を、本発明に係る光導波路の製造方法の好ましい第1実施態様に基づいて、図面を参照しながら以下に説明する。
まず、図2(a)〜(c)に示すように、ベース基板20上に下クラッドシート11Aを積層する。この下クラッドシート11Aは、後に光導波路10の下クラッド層11を形成する。
ベース基板20としては、例えばアクリル、ポリカーボネート、PET板等の樹脂を用いることができ、平坦度の高いことが望ましい。後述するミラー形成部連続体の形成に、液状の光硬化性樹脂を用いる場合には、ベース基板20を形成する樹脂は、光硬化性樹脂の硬化処理に用いる光に対する透過性が高いことが好ましい。又は、後述するミラー形成部の形成に、液状の熱硬化性樹脂を用いる場合には、ベース基板20を形成する樹脂は、熱硬化性樹脂の硬化処理に用いる加熱に対する耐熱性を有していることが好ましい。
下クラッドシート11Aとしては、光硬化性のアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、珪素系樹脂等の光硬化性樹脂、又は、電子線硬化性樹脂などを使用することができる。また、活性エネルギー線の照射によって溶剤に対する溶解性が高くなるものとして、光分解性のナフトキノン系樹脂等を使用することもできる。
また、下クラッドシート11Aとしては、熱硬化性のエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシアクリレート樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。またこの樹脂には、難燃性付与や、活性エネルギー線吸収のため、添加型あるいは反応型のハロゲン系、燐系、シリコン系等の難燃剤や紫外線吸収剤を含有させてもよい。また、これらのなかでも透明性が高く、耐熱性の高いものが好ましい。
本実施態様では、下クラッドシート11Aは、未硬化の光硬化性樹脂又は熱硬化性樹脂により形成されており、積層後、十分に硬化される。
次に、平板金型30を用意する。この平板金型30は、図3(a)〜(c)に示すように、その一方の平面Sには平行な一対の溝31が形成されており、この溝31の長手方向と直する方向の該溝の断面では、図3(b)及び(d)に示すように、一対の溝31それぞれにおける他方の溝側の部分31aが、溝31の深さ方向に向かって、該他方の溝から離間するように直線状に延びている。上記部分31aは、図3(a)〜(c)に示すように、縦長矩形の平面である。
溝31の上記断面は、図1に示す光導波路10のミラー形成部13aに対応する形状を有している。即ち、溝31の上記断面は、直角2等辺三角形である。平板金型30は、一対の溝31それぞれにおける他方の溝側の部分31aが、図3(d)に示すように、溝の深さ方向に向かって、平板金型30の上記一方の平面Sに対して135度の内角度を有し、直線状に延びている。また、本実施態様は、平板金型30の一対の溝31それぞれでは、部分31aと対向する他方の溝の部分31bは、部分31aと対称に形成されている。
平板金型30の一対の溝31は、詳しくは後述するが、図1に示す光導波路10のミラー形成部13aを形成する。図3(d)に示すように、部分31aと平面Sの延長線とのなす角度は45度となっている。平板金型30は、寸法精度が高く形成されていることが、ミラー部13の形状を精度良く形成する上で好ましい。本実施態様では、平板金型30の寸法精度を高く形成し得る材料としては、ステンレスを用いている。即ち、平板金型30は、ステンレスにより形成されている。他に、ニッケル・銅・クロム・亜鉛・シリコンなどの加工しやすい材料を用いてもよい。
平板金型30の一方の面Sには、後述するミラー形成部連続体13A及び圧着された下クラッドシート11Aを容易に離型する観点から、離型材を塗布しておくことが好ましい。少なくとも、平板金型30の一対の溝31には、離型剤を塗布しておくことが好ましい。
次に、ベース基板20上の下クラッドシート11Aを、図4(a)〜(c)に示すように、一対の溝31に跨るように、平板金型30における一方の平面S上に積層し、ベース基板20を、下クラッドシート11Aを介して、固定された平板金型30に向かって押圧し、一対の溝31が形成された部分を除いて、下クラッドシート11Aと平板金型30との対向する面の間の隙間をなくす。
上述したように、本実施態様では、下クラッドシート11Aは、未硬化の光硬化性樹脂又は熱硬化性樹脂により形成されており、柔軟性を有しているので、ベース基板20を押圧することにより、下クラッドシート11Aと平板金型30との対向する面の間の隙間を容易になくすことができる。
次に、ベース基板20を、図5(a)〜(c)に示すように、下クラッドシート11Aを介して、固定された平板金型30に向かって押しながら、液状樹脂としての液状の光硬化性樹脂又は熱硬化性樹脂を一対の溝31それぞれに充填し且つ該液状樹脂を硬化して、下クラッドシート11A上に一対のミラー形成部連続体13Aを形成する。
本実施態様では、液状の光硬化性樹脂又は熱硬化性樹脂を、一対の溝31それぞれに毛管力を用いて充填する。一対の溝31それぞれは、下クラッドシート11Aに覆われて筒状の空間を形成しているので、一対の溝31それぞれの端部から、上記筒状の空間内部に液状の光硬化性樹脂又は熱硬化性樹脂を注入することにより、毛管力によって上記筒状の空間内部の隅々まで、樹脂を行渡らせることができる。
従って、本実施態様では、一対の溝31の寸法、及び、液状の光硬化性樹脂又は熱硬化性樹脂の表面張力又は粘度等の物性値を、液状の光硬化性樹脂又は熱硬化性樹脂が、毛管力によって上記筒状の空間内部の隅々まで充填される範囲に設計することが好ましい。
一対のミラー形成部連続体13Aを形成するために、液状の光硬化性樹脂を用いる場合には、光を、光透過性を有するベース基板20側から樹脂に照射することが好ましい。照射された樹脂は硬化して、一対のミラー形成部連続体13Aを形成する。この一対のミラー形成部連続体13Aは、後に光導波路10の一対のミラー形成部13aを形成する。このようにして、一対のミラー形成部連続体13A及び下クラッドシート11Aからなる下クラッドシート複合体15を形成する。
また、一対のミラー形成部連続体13Aを形成するために、熱硬化性樹脂を用いる場合には、例えば、平板金型30を加熱することにより、液状の樹脂を熱硬化させることが好ましい。
一対のミラー形成部連続体13Aと、下クラッドシート11Aとの接合度を高める観点から、一対のミラー形成部連続体13Aと下クラッドシート11Aとが、同じ樹脂により形成されることが好ましい。
次に、平板金型30を、下クラッドシート複合体15から剥離し、下クラッドシート11Aから延出している一対のミラー形成部連続体13Aの部分を除去する。下クラッドシート複合体15は、図6(a)〜(c)に示すように、下クラッドシート11A上に、一対のミラー形成部連続体13Aが形成されている。各ミラー形成部連続体13Aは、縦長であり、下クラッドシート11Aの一方の端部から他方の端部に亘って形成されている。
この一対のミラー形成部連続体13Aそれぞれは、図6(b)に示すように、底角が45度を有する2等辺三角形の断面形状を有する。また、一対のミラー形成部連続体13Aにおける各等辺の部分は、平板金型30における溝31の上記部分31a及び31bにより形成されているので、これらの部分31a、31bと同様に、平面に形成されている。
次に、図7(a)〜(c)に示すように、下クラッドシート複合体15の上に、一対のミラー形成部連続体13Aのみ露出させて下クラッドシート11Aを覆うマスク40を載置する。マスク40としては、例えばステンレスなどのメタルマスクを用いることができる。
次に、図8(a)〜(c)に示すように、下クラッドシート複合体15における一対のミラー形成部連続体13A上に金属反射膜を成膜して、一対の金属反射部連続体13Bを形成する。この金属反射部連続体13Bが成膜された一対のミラー形成部連続体13Aは、後に光導波路10の一対のミラー部13を形成する。金属反射部連続体13Bの成膜方法としては、公知の方法を用いることができ、例えば、金等のスパッタリングを用いることができる。図8(b)に示すように、マスク40の上には、金属反射膜40Bが成膜されているが、マスク40に覆われている下クラッドシート11Aの部分には、金属反射膜は成膜されていない。
図8(b)に示すように、直角2等辺三角形の断面形状を有するミラー形成部連続体13Aにおける各等辺上に成膜された金属反射部連続体13Bは、下クラッドシート11Aの上側の面に対して、45度の角度を有して形成されている。この金属反射膜13Bは、後に、ミラー部13の金属反射部13bを形成する。一対のミラー形成部連続体13Aにおける各等辺の部分は、平面に形成されている。
次に、コアシート12Aを、図9(a)〜(c)に示すように、金属反射膜が成膜された一対のミラー形成部連続体13Aの間に埋め込むように、下クラッドシート複合体15上に積層する。このコアシート12Aは、パターニングされた後、光導波路10のコア層を形成する。コアシート12Aは、一対の金属反射部連続体13Bの上側の面に隙間なく密着して、一対の金属反射部連続体13B上に積層される。また、本実施態様では、コアシート12Aを、下クラッドシート11Aの全体を覆うように積層する。
コアシート12Aは、真空ラミネート等の積層法により、一対の金属反射部連続体13Bの上に積層し、一対の金属反射部連続体13Bの高さにあわせて、平らにする。本実施態様では、コアシート12Aとして、所定の可塑性を有する未硬化の光硬化性樹脂又は熱硬化性樹脂を用いることが好ましい。そして、このコアシート12Aを、一対の金属反射部連続体13Bの高さにあわせて、平らにして、後述のパターニング後に十分に硬化する。
上記コアシート12Aとしては、屈折率が異なる他は、下クラッドシート11Aと同様のものを用いることができる。
次に、図10(a)〜(c)に示すように、コアシート12Aを露光・現像によりパターニングして、金属反射膜が成膜された一対のミラー形成部連続体13Aそれぞれと直交し且つ互いに離間する縦長の複数のコアシート片12Bを形成する。このコアシート片12Bは、後に光導波路10のコア層12を形成する。
本実施態様では、コアシート12Aのパターニング後には、互いに平行な3つのコアシート片12Bの組が離間して2つ形成される。各コアシート片12Bは、金属反射部連続体13Bの長手方向に離間して、一対の金属反射部連続体13Bを跨ぐように形成されている。
コアシートの12Aの厚さは、その十分な硬化後に、一対の金属反射部連続体13Bの高さと一致するように設計することが好ましい。
次に、上クラッドシート14Aを、図11(a)〜(c)に示すように、コアシート片12Bにおける下クラッドシート11Aとの当接面を除いて、コアシート片12Bを包み込むように、且つ、複数のコアシート片12Bの間に埋め込むように、コアシート片12B上に積層する。この上クラッドシート14Aは、後に光導波路10の上クラッド層12を形成する。
上クラッドシート14Aは、図11(c)に示すように、コアシート片12Bを、該シート12Aの下クラッドシート11Aと接している面以外の部分を囲むように、下クラッドシート11Aの上に積層する。また、上クラッドシート14Aの下側の面は、図11(b)に示すように、金属反射部連続体13Bの内角が直角である頂点に接した状態で、コアシート片12B上に積層される。
本実施態様では、上クラッドシート14Aは、未硬化の光硬化性樹脂又は熱硬化性樹脂により形成されており、積層後、十分に硬化される。
次に、図12(a)〜(c)に示すように、ベース基板20を下クラッドシート11Aから剥離し、下クラッドシート複合体15上に複数のコアシート片12B及び上クラッドシート14Aが積層された光導波路連続体10Aを得る。その後、光導波路連続体10Aを、金属反射膜が成膜された一対のミラー形成部連続体13Aの一部と共に少なくとも1つのコアシート片12Bを含むように切断して、個々の光導波路10を製造する。
本実施態様では、光導波路連続体10Aを、図12(a)〜(c)に示すように、切断線Lに沿って切断し、図1(a)〜(c)に示す光導波路10を2つ得る。各光導波路10には、両端にミラー部13が設けられた3つの縦長のコア層12が離間して平行に配置されている。
上述した光導波路の製造方法の本実施態様によれば、光導波路10のミラー部13を、一対の溝31を有する平板金型30を用いて精度良く形成することができる。また、このミラー部13以外の形成は、樹脂シートの積層処理、いわゆるフィルムプロセス、を用いるので、製造が容易であり、製造コストの低減が可能である。
また、ミラー部13を形成する金型の材料としては、紫外線が透過しない材料を用いることができるので、金型材料の選択の自由度が高いため、製造コストの低減が可能である。
次に、本発明に係る光導波路の製造方法の第2実施態様を、図13〜図16を参照しながら以下に説明する。第2実施態様について特に説明しない点については、上述の第1実施態様に関して詳述した説明が適宜適用される。また、図13〜図16において、図1〜図12と同じ構成要素に同じ符号を付してある。本実施態様は、回路基板上に配置された光導波路の製造方法である。
まず、図13(a)〜(c)に示すように、ベース基板20と平板金型30と、を用意する。ベース基板20及び平板金型30は、上記第1実施態様で用いた金型と同じである。
次に、ベース基板20を、一対の溝31に跨るように、平板金型30における一方の平面S上に積層し、ベース基板20を、平板金型30に向かって押圧しながら、一対の溝31それぞれに、液状樹脂としての液状の光硬化性樹脂又は熱硬化性樹脂を充填し、且つ、該液状樹脂を硬化して、ベース基板20上に一対のミラー形成部連続体13Aを形成する。
次に、平板金型30を、一対のミラー形成部連続体13A及びベース基板20から剥離し、一対のミラー形成部連続体13Aに金属反射膜を成膜して一対の金属反射部13Bを形成し、金属反射膜が成膜された一対のミラー形成部連続体13Aの間に埋め込むように、金属反射膜を含むベース基板20上にコアシート12Aを積層した後、コアシート12Aを露光・現像によりパターニングして、金属反射膜が成膜された一対のミラー形成部連続体13Aそれぞれと直交し且つ互いに離間する縦長の複数のコアシート片12Bを形成する。
次に、図14(a)〜(c)に示すように、上クラッドシート14Aを、コアシート片12Bにおける下クラッドシート11Aとの当接面を除いて、コアシート片12Bを包み込むように、且つ、複数のコアシート片12Bの間に埋め込むように、コアシート片12B上に積層して、上クラッドシート14A、複数のコアシート片12B及び金属反射膜が成膜された一対のミラー形成部連続体13Aからなるコアシート複合体16を形成する。また、上クラッドシート14Aから延出している一対のミラー形成部連続体13Aの部分を、金属反射部連続体13Bと共に除去する。
次に、ベース基板20を、コアシート複合体16における一対のミラー形成部連続体13Aが露出した面から剥離し、ベース基板20を剥離したコアシート複合体16を、金属反射膜が成膜された一対のミラー形成部連続体13Aの一部と共に少なくとも1つのコアシート片12Bを含むように切断して、図15(a)〜(c)に示す個々の光導波路前駆体10Bを得る。
光導波路前駆体10Bは、図1に示す光導波路10から、下クラッド層11を取り除いた構成を有しており、図15(b)に示すように、下側の面から一対のミラー部13が露出している。本実施態様において、ここまでの光導波路の製造工程は、下クラッドシート11Aを用いていないことを除いては、上述した第1実施態様と同様である。
次に、図16(a)に示すように、回路基板60を別途用意する。回路基板60は、多層配線構造62の最上層にソルダーレジスト層64を有している。このソルダーレジスト層64は、光導波路配置予定の部位として、開口70を有しており、この開口70の内部には、多層配線構造62が露出している。また、ソルダーレジスト層64は開口66も有しており、この開口66には露出した接続パッド68が配置されている。
次に、図16(b)に示すように、回路基板60上の上記光導波路配置予定の部位に、クラッドシートを構成し得る組成の接合シート11を介在させて、光導波路前駆体10Bにおける一対のミラー部13が露出した上記面を接合する。光導波路前駆体10Bが回路基板60に接合された状態では、上記接合シートが光導波路10の下クラッド層11となる。
上記接合シートは、光導波路10の下クラッド層11を形成し得る組成の液状の接着剤、又は、同組成のシートを用いて形成できる。
上述した光導波路の製造方法の本実施態様によれば、上記接合シートとして、光導波路10の下クラッド層11を形成し得る組成の液状の接着剤を用いることにより、光導波路前駆体10Bを上記接着剤に接触した状態で、光導波路前駆体10Bを回路基板60に対して位置決めすることができるので、光導波路10を回路基板60に対して高い精度で接合することができる。
特に、回路基板60上に配設された光導波路10の上面(上クラッド層14の上面)の高さは、発光素子又は受光素子との相対的な配置の関係上、高い寸法精度を必要とする。本実施態様によれば、液状の接着剤から構成される上記接合シートを用いることにより、下クラッド層11の高さが調節可能となり、材料厚さのばらつきを吸収して、光導波路10の上面(上クラッド層14の上面)の高さを、高い寸法精度で調節できる。
次に、上述した本発明に係る光導波路の製造方法により製造された光導波路が、回路基板に搭載された光電混載回路の実施例を以下に説明する。
[実施例1]
光電混載回路の実施例1を図17に示す。図17に示す光電混載回路80は、図16に示す回路基板60における上記光導波路配置予定の部位に、上記第1実施態様により製造された光導波路10が、接着層67を介して接合されて構成されている。光導波路10の両端部の近傍に位置する一対の接続パッド68それぞれには、バンプ74を介して受発光部76が配設されている。受発光部76、76それぞれは、垂直共振器面発光レーザ(VCSEL)等の発光素子及びフォトダイオード(PD)等の受光素子が組み込まれており、光信号を送受信する。本実施例では、一対の受発光部76と光導波路10とにより光配線100が構成される。光配線100では、受発光部76間において光導波路10のコア層12を通る光信号Tが伝送される。
[実施例2]
光電混載回路の実施例2を図18に示す。本実施例では、一対の光電混載回路80が、光ファイバ90を介して光学的に接続された光配線200を有している。光電混載回路80は、上記第1実施態様により製造された光導波路10と、回路基板60とにより構成されている。
本実施例の回路基板60は、上述した実施例1の回路基板とは少し異なり、光導波路10の一方の端部のみに、受発光部76が配設されている。光導波路10の他方の端部には、上クラッド層14の上面に光学的に接合された光コネクタ78が配設されている。この光コネクタ78には、光ファイバ90の一方の端部が光学的に接続されている。光学ファイバ90の他方の端部は、別の回路基板60の光コネクタ78に光学的に接続されている。
各光電混載回路80は、受発光部76と、光導波路10と、光コネクタ78とから構成される光配線110を有している。そして、一対の光配線110と、光学ファイバ90とにより光配線200が構成される。
光配線200では、一方の光配線110の光導波路10内を光信号Tが伝送され、次に、光ファイバ90内を光信号Txが伝送され、次に、他方の光配線110の光導波路10内を光信号Tが伝送されて、一対の光電混載回路80間に光信号が伝送される。
上述した実施例1及び2の光電混載回路80においては、光導波路10として上記第1実施態様により製造された光導波路が搭載されていたが、光導波路10として、上記第2実施態様により製造された光導波路を搭載しても良い。
本発明の光導波路の製造方法は、上述した実施態様に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、上述した第1又は第2実施態様では、製造された1つの光導波路10には、3つのコア層12が配置されていたが、光導波路10は、コア層12を2つ又は3つ以上有するように製造されても良い。
また、上述した第1又は第2実施態様では、1つの光導波路10には、3つのコア層12が配置されており、また、製造工程において3つのコアシート12Aを含むように切断されていたが、本発明の光導波路の製造方法は、1つの光導波路が1つのコア層のみを有し、製造工程において切断されなくても良い。この場合には、下クラッドシート11Aが下クラッド層に対応し、コアシート12Aがコア層に対応し、一対のミラー形成部連続体13Aが一対のミラー形成部13aに対応し、一対の金属反射部連続体13Bが一対の金属反射部13bに対応し、上クラッドシート14Aが上クラッド層に対応する。
また、上述した第1又は第2実施態様により製造された光導波路10では、ミラー部13は、その長手方向に直交する向きの断面形状が直角2等辺三角形であったが、金属反射部13bが外部から入射した光をコア層12に水平に反射でき且つコア層12を水平に伝播した光を外部に出射できる角度を有していれば良く、ミラー部13の上記断面形状は、三角形、縦長の矩形、又は、台形であっても良い。
上述した一の実施態様又は実施形態における要件は、適宜、実施態様又は実施形態間で相互に置換可能である。
本発明に係る光導波路の製造方法の第1実施態様により製造される光導波路の一実施形態を示しており、(a)は平面図、(b)は(a)のX1aーX1a断面図、(c)は(a)のX1bーX1b断面図である。 本発明に係る光導波路の製造方法の第1実施態様における一工程を示しており、(a)は平面図、(b)は(a)のX2aーX2a断面図、(c)は(a)のX2bーX2b断面図である。 本発明に係る光導波路の製造方法の第1実施態様における図2の次の工程を示しており、(a)は平面図、(b)は(a)のX3aーX3a断面図、(c)は(a)のX3bーX3b断面図であり、(d)は(b)の部分拡大図である。 本発明に係る光導波路の製造方法の第1実施態様における図3の次の工程を示しており、(a)は平面図、(b)は(a)のX4aーX4a断面図、(c)は(a)のX4bーX4b断面図である。 本発明に係る光導波路の製造方法の第1実施態様における図4の次の工程を示しており、(a)は平面図、(b)は(a)のX5aーX5a断面図、(c)は(a)のX5bーX5b断面図である。 本発明に係る光導波路の製造方法の第1実施態様における図5の次の工程を示しており、(a)は平面図、(b)は(a)のX6aーX6a断面図、(c)は(a)のX6bーX6b断面図である。 本発明に係る光導波路の製造方法の第1実施態様における図6の次の工程を示しており、(a)は平面図、(b)は(a)のX7aーX7a断面図、(c)は(a)のX7bーX7b断面図である。 本発明に係る光導波路の製造方法の第1実施態様における図7の次の工程を示しており、(a)は平面図、(b)は(a)のX8aーX8a断面図、(c)は(a)のX8bーX8b断面図である。 本発明に係る光導波路の製造方法の第1実施態様における図8の次の工程を示しており、(a)は平面図、(b)は(a)のX9aーX9a断面図、(c)は(a)のX9bーX9b断面図である。 本発明に係る光導波路の製造方法の第1実施態様における図9の次の工程を示しており、(a)は平面図、(b)は(a)のX10aーX10a断面図、(c)は(a)のX10bーX10b断面図である。 本発明に係る光導波路の製造方法の第1実施態様における図10の次の工程を示しており、(a)は平面図、(b)は(a)のX11aーX11a断面図、(c)は(a)のX11bーX11b断面図である。 本発明に係る光導波路の製造方法の第1実施態様における図11の次の工程を示しており、(a)は平面図、(b)は(a)のX12aーX12a断面図、(c)は(a)のX12bーX12b断面図である。 本発明に係る光導波路の製造方法の第2実施態様における一工程を示しており、(a)は平面図、(b)は(a)のX13aーX13a断面図、(c)は(a)のX13bーX13b断面図である。 本発明に係る光導波路の製造方法の第2実施態様における図13の次の工程を示しており、(a)は平面図、(b)は(a)のX13aーX13a断面図、(c)は(a)のX13bーX13b断面図である。 本発明に係る光導波路の製造方法の第2実施態様における図14の次の工程を示しており、(a)は平面図、(b)は(a)のX15aーX15a断面図、(c)は(a)のX13bーX13b断面図である。 本発明に係る光導波路の製造方法の第2実施態様における図15の次の工程を示す図であり、(a)は光導波路前駆体及び回路基板を示す図であり、(b)は光導波路前駆体が回路基板に接合された状態を示す図である。 本発明に係る光導波路の製造方法により製造された光導波路を用いた光電混載回路を示す図である。 本発明に係る光導波路の製造方法により製造された一対の光導波路を用いた光電混載回路を示す図である。
符号の説明
10 光導波路
10A 光導波路連続体
10B 光導波路前駆体
11 下クラッド層
11A 下クラッドシート
12 コア層
12A コアシート
13 ミラー部
13a ミラー形成部
13b 金属反射部
13A ミラー形成部連続体
13B 金属反射部連続体
14 上クラッド層
14A 上クラッドシート
15 下クラッドシート複合体
16 コアシート複合体
20 ベース基板
30 平板金型
31 溝
31a 溝の部分
32b 溝の部分
40 マスク

Claims (10)

  1. 一方の平面に平行な一対の溝が形成されている平板金型を用いて光導波路を製造する方法であって、
    ベース基板上に下クラッドシートを積層し、
    前記ベース基板上の前記下クラッドシートを、前記一対の溝に跨るように、かつ、前記一対の溝の各々の両端部が前記下クラッドシートの対向する2つの側面よりも外側に位置するように、前記平板金型における前記一方の平面上に積層し、
    前記一対の溝が形成された部分を除いて、前記下クラッドシートと前記平板金型との対向する面の間の隙間をなくすように、前記ベース基板を、前記下クラッドシートを介して前記平板金型に向かって押圧しながら、液状樹脂を前記一対の溝それぞれに毛管力を用いて充填し且つ該液状樹脂を硬化して、前記下クラッドシート上に一対のミラー形成部を形成し、
    前記平板金型を剥離した前記一対のミラー形成部上に金属反射膜を成膜し、
    前記金属反射膜を含む前記下クラッドシート上にコアシートを積層し、
    前記コアシート上に上クラッドシートを積層し、
    前記ベース基板を前記下クラッドシートから剥離する、
    工程を有することを特徴とする光導波路の製造方法。
  2. 前記平板金型は、前記一対の溝の長手方向と直する方向における該溝の断面では、前記一対の溝それぞれにおける他方の溝側の部分が、溝の深さ方向に向かって、該他方の溝から離間するように直線状に延びている請求項1に記載の光導波路の製造方法。
  3. 前記一対のミラー形成部を形成する工程は、前記液状樹脂を、前記一対の溝それぞれに、毛管力を用いて充填する請求項1又は2に記載の光導波路の製造方法。
  4. 前記コアシートを積層する工程は、前記コアシートを、前記金属反射膜が成膜された前記一対のミラー形成部の間に埋め込むように、前記金属反射膜を含む前記下クラッドシート上に積層し、
    前記上クラッドシートを積層する工程は、前記上クラッドシートを、前記コアシートにおける前記下クラッドシートとの当接面を除いて、前記コアシートを包み込むように該コアシート上に積層する請求項1から3の何れか一項に記載の光導波路の製造方法。
  5. 前記コアシートを積層する工程の後に、前記コアシートをパターニングして、前記一対のミラー形成部それぞれと直交し且つ互いに離間する縦長の複数のコアシート片を形成し、
    前記上クラッドシートを積層する工程は、前記上クラッドシートを、前記複数のコアシート片の間に埋め込むように、前記複数のコアシート片の上に積層し、
    前記ベース基板を前記下クラッドシートから剥離する工程の後に、前記一対のミラー形成部が形成された前記下クラッドシート上に前記複数のコアシート片及び前記上クラッドシートが積層された光導波路連続体を、前記金属反射膜が成膜された前記一対のミラー形成部の一部と共に少なくとも1つの前記コアシート片を含むように切断して、個々の光導波路を得る、請求項1から4の何れか一項に記載の光導波路の製造方法。
  6. 前記ベース基板は平坦である請求項1から5の何れか一項に記載の光導波路の製造方法。
  7. 前記平板金型は、ステンレスにより形成されている請求項1から6の何れか一項に記載の光導波路の製造方法。
  8. 前記液状樹脂は、光硬化性樹脂又は熱硬化性樹脂である請求項1から7の何れか一項に記載の光導波路の製造方法。
  9. 一方の平面に平行な一対の溝が形成されている平板金型を用いて回路基板上に配置された光導波路を製造する方法であって、
    ベース基板を、前記一対の溝に跨るように、かつ、前記一対の溝の各々の両端部が前記ベース基板の対向する2つの側面よりも外側に位置するように、前記平板金型における前記一方の平面上に積層し、
    前記一対の溝が形成された部分を除いて、前記ベース基板と前記平板金型との対向する面の間の隙間をなくすように、前記ベース基板を、前記平板金型に向かって押圧しながら、液状樹脂を前記一対の溝それぞれに毛管力を用いて充填し且つ該液状樹脂を硬化して、前記ベース基板上に一対のミラー形成部を形成し、
    前記平板金型を剥離した前記一対のミラー形成部の上に金属反射膜を成膜し、
    前記金属反射膜を含む前記ベース基板上にコアシートを積層し、
    前記コアシート上に上クラッドシートを積層して、前記上クラッドシート、前記コアシート及び前記金属反射膜が成膜された前記一対のミラー形成部からなるコアシート複合体を形成し、
    前記ベース基板を、前記コアシート複合体における前記一対のミラー形成部が露出した面から剥離し、
    別途用意した回路基板上の光導波路配置予定の部位に、クラッドシートを構成し得る組成の接合シートを介在させて、前記コアシート複合体の前記面を接合する、
    工程を有することを特徴とする光導波路の製造方法。
  10. 前記ベース基板は平坦である請求項9に記載の光導波路の製造方法。
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