JP6084024B2 - 光導波路装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光導波路装置及びその製造方法に関する。
近年、光ファイバ通信技術を中心に基幹系の通信回線の整備が着々と進行する中でボトルネックとなりつつあるのが電気機器や情報端末内の電気信号の伝達速度である。このような背景から、すべての信号伝達を電気信号によって行う従来の電気回路基板に代わって、電気信号の伝達速度の限界を補うために、高速部分を光信号で伝達するタイプの光電気複合基板が提案されている。
光電気複合基板では、光信号はコア層がクラッド層で囲まれた構造の光導波路によって伝達される。そして、光導波路の端部に設けられた光路変換ミラーによってコア層を伝播する光を垂直方向に反射させて光路を変換させる。
特開2009−180794号公報 特開2011−75688号公報
後述する予備的事項の欄で説明するように、光導波路装置に難燃性をもたせるためには、難燃性を有する材料を別の層として新規に導入する必要があり、コスト上昇を招く問題がある。
難燃性を有する新規な構造の光導波路装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
以下の開示の一観点によれば、基板と、前記基板の上に配置された光導波路と、前記基板の上に配置され、前記光導波路の一方の端部に光結合された光素子と、前記光素子の下に充填されたアンダーフィル樹脂と、前記光導波路の上面及び側面を被覆する難燃性接着層と、前記光導波路の他方の端部の上面及び側面に、前記難燃性接着層によって接着されたコネクタ部とを有し、前記難燃性接着層は前記アンダーフィル樹脂に接触している光導波路装置が提供される。
また、その開示の他の観点によれば、基板と、前記基板の上に配置された光導波路と、前記基板の上に配置され、前記光導波路の一方の端部に光結合された光素子と、前記基板の上に配置され、前記光素子と電気的に接続された回路素子と、前記光素子及び前記回路素子の下側に充填され、かつ前記光導波路を被覆する難燃性アンダーフィル樹脂とを有し、前記難燃性アンダーフィル樹脂は前記光素子及び前記回路素子の下側から前記光導波路の上面の全体に一体的に形成されている光導波路装置が提供される。
また、その開示の他の観点によれば、基板の上に光導波路を形成する工程と、前記光導波路の一方の端部に光結合される光素子を前記基板の上に配置する工程と、前記光素子の下にアンダーフィル樹脂を充填する工程と、前記光導波路の上面及び側面を難燃性接着層で被覆する工程と、前記光導波路の他方の端部の上面及び側面に、前記難燃性接着層によってコネクタ部を接着する工程とを有し、前記難燃性接着層は前記アンダーフィル樹脂に接触して形成される光導波路装置の製造方法が提供される。
また、その開示の他の観点によれば、基板の上に光導波路を形成する工程と、前記光導波路の一方の端部に光結合される光素子を前記基板の上に配置する工程と、前記基板の上に、前記光素子と電気的に接続される回路素子を配置する工程と、前記光素子及び前記回路素子の下側から前記光導波路の上面の全体に難燃性アンダーフィル樹脂を一体的に形成する工程とを有する光導波路装置の製造方法が提供される。
以下の開示によれば、光導波路の端部にコネクタ部を接着するための接着層として難燃性接着層を使用し、難燃性接着層を光導波路の上に延ばして形成することにより、難燃性をもたせている。
あるいは、光素子の下側を封止するアンダーフィル樹脂として難燃性アンダーフィル樹脂を使用し、難燃性アンダーフィル樹脂を光導波路の上に延ばして形成することにより、難燃性をもたせてもよい。
これにより、難燃層を特別に導入する必要がないので、コスト上昇を招くことなく、難燃性を有する光導波路装置を容易に製造することができる。
また、コネクタ部を備えていても、コネクタ部の下側領域を含む光導波路上の全体に難燃層を形成できるので、基板が屈曲されても難燃層が剥離するおそれがない。
図1(a)及び(b)は予備的事項に係る光導波路装置の一例を示す断面図及び側面図である。 図2は図1の光導波路装置を難燃層で被覆した様子を示す断面図である。 図3(a)及び(b)は第1実施形態の光導波路装置を示す断面図及び側面図である。 図4(a)〜(d)は第1実施形態の光導波路装置の製造方法を示す断面図(その1)である。 図5(a)〜(c)は第1実施形態の光導波路装置の製造方法を示す断面図(その2)である。 図6(a)及び(b)は第1実施形態の光導波路装置の製造方法を示す断面図(その3)である。 図7(a)及び(b)は第1実施形態の光導波路装置の製造方法を示す断面図及び側面図(その4)である。 図8は第2実施形態の第1の光導波路装置を示す断面図である。 図9は第2実施形態の第2の光導波路装置を示す断面図である。 図10(a)及び(b)は第2実施形態の第3の光導波路装置を示す断面図及び側面図である。 図11(a)及び(b)は第2実施形態の光導波路装置の製造方法を示す断面図である。
以下、実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
実施形態を説明する前に、基礎となる予備的事項について説明する。予備的事項では、光導波路装置に難燃層を設ける際の問題点を説明するので、各要素の詳細な説明は省略し、後述する実施形態で詳しく説明する。
図1(a)に示すように、予備的事項に係る光導波路装置では、配線層200を備えた配線基板100の上に、一方の端部に光路変換ミラーMを備えた光導波路300が配置されている。配線基板100の配線層200に発光素子などの光素子400が接続されており、光素子400は光導波路300の光路変換ミラーMに光結合されている。光素子400の下側にはアンダーフィル樹脂420が充填されている。
また、配線基板100の配線層200には、光素子400に関係をもたせたドライバ素子などの回路素子500が接続されている。また同様に、回路素子500の下側にはアンダーフィル樹脂520が充填されている。
図1(b)は図1(a)の光導波路装置をAの方向からみた側面図である。図1(b)を加えて参照すると、配線基板100及び光導波路300の他方の端部には、他の光ファイバなどに接続するためのコネクタ部600が接着層620によって接着されている。
図1(a)に示した光導波路装置の光導波路300自体は難燃性を有していない。このため、図2に示すように、光導波路装置に難燃性をもたせるためには、難燃性を有する材料を特別に用意し、難燃層320で光導波路300を被覆する必要がある。
このように、光導波路装置に難燃性をもたせるには、難燃層320を形成する工程が別途必要になり、材料費及び製造工程が増加するため、コスト上昇を招く問題がある。
また、配線基板100がポリイミドフィルムなどのフレキシブル基板の場合は、基板が屈曲されると、コネクタ部600と難燃層320との界面Bから難燃層320が剥離するおそれがあり、十分な信頼性が得られない。
以下に説明する実施形態では、前述した不具合を解消することができる。
(第1実施形態)
図3は第1実施形態の光導波路装置を示す図、図4〜図7は第1実施形態の光導波路装置の製造方法を示す図である。
図3(a)に示すように、第1実施形態の光導波路装置1は、配線基板10の上に光導波路30が配置されている。配線基板10では、基板12の両面に配線層20がそれぞれ形成されている。基板12には厚み方向に貫通するスルーホールTHが設けられており、スルーホールTHには貫通電極TEが充填されている。両面側の配線層20は貫通電極TEを介して相互接続されている。
なお、スルーホールTHの側壁に形成されたスルーホールめっき層を介して両面側の配線層20が相互接続され、スルーホールTHの残りの孔に樹脂が充填されていてもよい。
基板12はリジット基板であってもよいし、あるいはフレキシブル基板でもよい。
リジット基板とする場合は、基板12は例えばガラスエポキシ樹脂などから形成される。あるいは、フレキシブル基板とする場合は、基板12は例えばポリイミドフィルムなどから形成される。
光導波路30は、第1クラッド層32と、その上に形成されたコア層34と、それを被覆する第2クラッド層36とから形成され、コア層34が第1、第2クラッド層32,36で囲まれた構造を有する。コア層34の屈折率は、第1クラッド層32及び第2クラッド層36の屈折率よりも高くなるように設定されている。
光導波路30のコア層34の一方の端部には、光反射性の金属から形成された光路変換ミラーMが配置されている。
配線基板10の一方の端部には光素子40が配置されており、光素子40のバンプ電極40aが配線基板10の配線層20に接続されている。光素子40と配線基板10及び光導波路30との間には透明なアンダーフィル樹脂42が充填されている。
光素子40として、発光素子又は受光素子が使用される。発光素子としては、面発光レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)が好適に使用される。また、受光素子としては、フォトダイオードが好適に使用される。
そして、光素子40は光導波路30の光路変換ミラーMに光結合されている。光素子40が発光素子の場合は、発光素子の下面に配置された発光部が光路変換ミラーMと光結合される。あるいは、光素子40が受光素子の場合は、受光素子の下面に配置された受光部が光路変換ミラーMと光結合される。
また、光素子40横方向の配線基板10上に回路素子50が配置されており、回路素子50のバンプ電極50aが配線基板10の配線層20に接続されている。回路素子50と配線基板10との隙間にアンダーフィル樹脂52が充填されている。
回路素子50は配線基板10の配線層20を介して光素子40に電気的に接続されている。
光素子40が発光素子の場合は、回路素子50としてドライバ素子が使用される。あるいは、光素子40が受光素子の場合は、回路素子50としてアンプ素子(TIA : Transimpedance Amplifierなど)が使用される。
そして、光導波路30の上面及び側面を含む全体が難燃性接着層38で被覆されている。難燃性接着層38の一例としては、ニチモリ社製の「NB3000」を好適に使用することができる。難燃性接着層38として、エポキシ樹脂などにシリカ粒子、銀粒子又は水酸化マグネシウムなどの難燃剤を含有させて難燃性をもたせたものがある。
図3(b)は図3(a)の光導波路装置1をA側からみた側面図である。図3(a)は図3(b)のI−Iに沿った断面図に相当する。
図3(a)に図3(b)を加えて参照すると、配線基板10及び光導波路30の他方の端部には難燃性接着層38によってコネクタ部60が接着されている。
第1実施形態の光導波路装置1では、コネクタ部60を接着するための接着層として難燃性接着層38として使用する。そして、難燃性接着層38を光導波路30の上に延ばして形成することにより、光導波路装置1の上面及び側面を含む全体に難燃性をもたせている。このように、第1実施形態では、コネクタ部60を接着するための接着層が難燃層を兼ねるようにしている。
従って、難燃性を有する材料を別の層として新規に導入する必要がないと共に、難燃層を形成する工程を追加する必要もない、これにより、コスト上昇を招くことなく、難燃性を有する光導波路装置1を容易に製造することができる。
また、難燃性接着層38は、コネクタ部60の下側領域を含む光導波路30のほぼ全体に同一層として一体的に形成されるため、光導波路30上で他の材料との境界が存在しない。このため、基板12がポリイミドフィルムなどのフレキシブル基板の場合に、基板12が屈曲されるとしても、難燃性接着層38が剥離するおそれがなくなる。
図3(b)に示すように、光導波路装置1に取り付けられたコネクタ部60の外端の側面には嵌合孔60aが設けられている。外部の光ファイバなどのアライメントピン(不図示)をコネクタ部60の嵌合孔60aに嵌め込むことにより、外部の光ファイバなどが光導波路30に位置合わせされて配置され、光導波路30に光結合するようになっている。
次に、第1実施形態の光導波路装置1の光伝搬について説明する。光素子40が発光素子の場合は、回路素子50がドライバ素子として配置される。そして、ドライバ素子から出力される電気信号が発光素子に供給され、発光素子の発光面から下側に光が出射される。
発光素子から出射される光は、アンダーフィル樹脂42、第2クラッド層36及びコア層34を透過して光路変換ミラーMに到達する。さらに、光路変換ミラーMで光が反射され、光路が90°変換されてコア層34に入射する。
次いで、コア層34に入射した光は、コア層34内で全反射を繰り返して伝播し、コネクタ部60を介して外部の光ファイバなどに入射される。
逆に、光素子40が受光素子の場合は、回路素子50がアンプ素子として配置される。この場合は、上記した光経路と逆方向に光伝搬され、受光素子の受光面に光が入射される。さらに、受光素子は光信号を電気信号に変換し、アンプ素子に電気信号が供給される。
次に、第1実施形態の光導波路装置の製造方法について説明する。図4(a)に示すように、まず、前述した構造の配線基板10を用意する。配線基板10のスルーホールTHはドリルやレーザなどで形成され、両面側の配線層20及び貫通電極TEはめっき及びフォトリソグラフィなどを使用して形成される。
次いで、図4(b)に示すように、配線基板10上の光導波路形成領域に、第1クラッド層32を得るための感光性樹脂層(不図示)を形成し、フォトリソグラフィに基づいて露光/現像を行う。その後に、感光性樹脂層を100℃〜140℃程度の加熱処理によって硬化させる。これより、配線基板10上の光導波路形成領域に第1クラッド層32が形成される。第1クラッド層32の厚みは、例えば10μm〜30μm程度である。
感光性樹脂層としては、UV硬化型エポキシ樹脂などが好適に使用される。感光性樹脂層の形成方法としては、半硬化状態(B−ステージ)の感光性樹脂シートを貼付してもよいし、あるいは、液状の感光性樹脂を塗布してもよい。
後述するコア層34及び第2クラッド層36を形成する工程においても同様な樹脂が好適に使用される。
続いて、図4(c)に示すように、第1クラッド層32の上に感光性樹脂層(不図示)を形成する。さらに、フォトリソグラフィに基づいて露光/現像を行った後に、感光性樹脂層を100℃〜140℃程度の加熱処理によって硬化させる。
これにより、光導波路30の光路変換ミラーMが配置される部分を含む帯状領域に、断面が四角状の突出パターン35aを得る。
さらに、図4(d)に示すように、突出パターン35aの一部をダイシング装置のブレードで斜め方向にダイシングカットすることにより、光路変換傾斜面ISを有する光路変換部材35を得る。光路変換傾斜面ISは、配線基板10の表面に対して好適には45°で傾斜して形成される。
次いで、図5(a)に示すように、マスク蒸着などにより、光路変換部材35の光路変換傾斜面ISに光反射性の金属層を部分的に形成して光路変換ミラーMを得る。光反射性の金属として、金又はアルミニウムなどがある。
続いて、図5(b)に示すように、第1クラッド層32の上にコア層を得るための感光性樹脂層(不図示)を形成する。さらに、フォトリソグラフィに基づいて露光/現像を行った後に、感光性樹脂層を100℃〜140℃程度の加熱処理によって硬化させる。
これにより、第1クラッド層32の上にコア層34が複数の帯状パターンとして並んで形成される。また、光路変換ミラーMはコア層34内に埋設された状態となる。コア層34の厚みは30μm〜80μm程度であり、コア層34の配置ピッチは250μm程度である。
次いで、図5(c)に示すように、第1クラッド層32及びコア層34の上に、第2クラッド層36を得るための感光性樹脂層(不図示)を形成する。さらに、フォトリソグラフィに基づいて露光/現像を行った後に、感光性樹脂層を100℃〜140℃程度の加熱処理によって硬化させる。
これにより、コア層34を被覆する第2クラッド層36が第1クラッド層32の上に形成される。第2クラッド層36の厚みは、コア層34の上で10μm〜30μm程度の厚みになるように設定される。
以上により、コア層34が第1クラッド層32と第2クラッド層36によって囲まれた構造の光導波路30が配線基板10の上に得られる。
続いて、図6(a)に示すように、光素子40のバンプ電極40aを配線基板10の配線層20にはんだなどを介して接続する。光素子40は光導波路30の光路変換ミラーMに光結合されるように配線基板10に配置される。さらに、光素子40の下側にアンダーフィル樹脂42を充填する。
次いで、回路素子50のバンプ電極50aを配線基板10の配線層20にはんだなどを介して接続する。回路素子50は光素子40の横領域に並んで配置され、配線層20を介して光素子40に電気的に接続される。さらに同様に、回路素子50の下側にアンダーフィル樹脂52を充填する。
続いて、図6(b)に示すように、光導波路30上の全体に未硬化の難燃性接着層38aを形成する。未硬化の難燃性接着層38aは、液状の難燃性接着剤を塗布してもよいし、あるいは、未硬化(B−ステージ)の難燃性樹脂フィルムを貼り付けてもよい。
その後に、図7(a)及び(b)に示すように、内部に空洞60bが設けられた逆U字状のコネクタ部60を用意する。図7(b)は図7(a)をA方向からみた側面図である。そして、コネクタ部60の空洞60bに光導波路30の他方の端部が配置されるように、コネクタ部60を未硬化の難燃性接着層38aを介して光導波路30の上に配置する。
その後に、90℃〜100℃の温度で加熱処理することにより、未硬化の難燃性接着層38aを硬化させる。これにより、前述した図3に示したように、コネクタ部60が硬化した難燃性接着層38によって光導波路30及び配線基板10に接着される。
前述したように、第1実施形態の光導波路装置の製造方法では、コネクタ部60を接着する接着層として難燃性接着層38を使用し、その難燃性接着層38で光導波路30を被覆することにより難燃性をもたせている。このため、新規な難燃材料を別の層として導入する必要はなく、また難燃層を形成する工程を追加する必要もないので、コスト上昇を招くことなく、難燃性を有する光導波路装置を容易に製造することができる。
(第2実施形態)
図8〜図10は第2実施形態の光導波路装置を示す図、図11は第2実施形態の光導波路装置の製造方法を示す図である。
図8に示すように、第2実施形態の第1の光導波路装置2aでは、第1実施形態の光導波路装置1の難燃性接着層38の代わりに、光素子40の下側に充填されるアンダーフィル樹脂として、難燃性を有する透明の難燃性アンダーフィル樹脂43を使用する。
そして、光素子40と配線基板10の隙間から光導波路30上の全体に難燃性アンダーフィル樹脂43を延ばして形成する。難燃性を有する透明の難燃性アンダーフィル樹脂43としては、エポキシ樹脂などにシリカ粒子などの難燃剤を含有させたものを使用することができる。
図8の例では、回路素子50と配線基板10との隙間にも同一材料の難燃性アンダーフィル樹脂43が充填されている。このように、第1の光導波路装置2aでは、光素子40の下側、回路素子50の下側、及び光導波路30の上に難燃性アンダーフィル樹脂43が一体的に形成される。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、難燃性を有する材料を別の層として新たに導入する必要はなく、また難燃層を形成する工程を追加する必要もないので、コスト上昇を招くことなく、難燃性を有する光導波路装置を容易に製造することができる。
図9には、第2実施形態の第2の光導波路装置2bが示されている。図9に示すように、第2の光導波路装置2bでは、難燃性アンダーフィル樹脂43を光素子40の下側から光導波路30の上にのみ形成し、回路素子50の下側には別のアンダーフィル樹脂45を充填している。
つまり、回路素子50の下側には、必ずしも難燃性アンダーフィル樹脂43を充填する必要はなく、難燃性を有さない非透明のアンダーフィル樹脂を充填してもよい。
図8及び図9の形態では、光導波路装置2a,2bでは、端部にコネクタ部が設けられていない。この形態では、光素子40が発光素子の場合は、同じ配線基板10上の光導波路30の反対側の末端部に受光素子(不図示)が光結合されている。また逆に、光素子40が受光素子の場合は、同じ配線基板10上の光導波路30の反対側の末端部に発光素子(不図示)が光結合されている。
図10(a)には、第2実施形態の第3の光導波路装置2cが示されている。図10(b)は図10(a)の光導波路装置2cをAの方向からみた側面図である。
図10(a)及び(b)に示すように、第3の光導波路装置2cでは、図8の第1の光導波路装置2aの光導波路30の他方の端部に接着層39によってコネクタ部60が接着されている。第3の光導波路装置2cの接着層39は、難燃性を有する必要はないが、難燃性を有していても差し支えない。
第3の光導波路装置2cでは、難燃性アンダーフィル樹脂43は、コネクタ部60の下側領域を含む光導波路30のほぼ全体に同一層として一体的に形成され、光導波路30上で他の材料との境界が存在しない。
このため、第1実施形態と同様に、基板12がポリイミドフィルムなどのフレキシブル基板の場合に、基板12が屈曲されるとしても、難燃性アンダーフィル樹脂43が剥離するおそれがなくなる。前述した第1、第2の光導波路装置2a,2bにおいても同様である。
第3の光導波路装置2cでは、第1実施形態と同様に、コネクタ部60の嵌合孔60aに外部の光ファイバなどのアライメントピン(不図示)が嵌め込まれ、光ファイバなどが光導波路30に光結合される。
第2実施形態の光導波路装置の製造方法では、図11(a)に示すように、まず、第1実施形態と同様な方法により、配線基板10の上に光導波路30を形成し、光素子40及び回路素子50を配線基板10の配線層20にそれぞれ接続する。
次いで、図11(b)に示すように、ディスペンサ(不図示)などによって難燃性アンダーフィル樹脂43を光素子40及び回路素子50の近傍及び光導波路30の上に塗布する。
難燃性アンダーフィル樹脂43は、毛細管現象により光素子40及び回路素子50と配線基板10との隙間に浸透すると共に、光導波路30の上に塗り広がる。その後に、難燃性アンダーフィル樹脂43を100℃〜150℃の温度で加熱処理することにより硬化させる。
図9の第2の光導波路装置2bを製造する際には、最初に、光素子40の下側から光導波路30の上に難燃性アンダーフィル樹脂43を形成し、硬化させた後に、回路素子50の下側に別のアンダーフィル樹脂45を充填し、硬化させる。
あるいは、上記とは逆に、最初に、回路素子50の下側にアンダーフィル樹脂45を充填し、硬化させた後に、光素子40の下側から光導波路30の上に難燃性アンダーフィル樹脂43を形成し、硬化させてもよい。
前述したように、第2実施形態の光導波路装置の製造方法では、光素子40の下側を封止するアンダーフィル樹脂として、難燃性アンダーフィル樹脂43を使用し、その難燃性アンダーフィル樹脂43で光導波路30を被覆することにより難燃性をもたせている。
このため、第1実施形態と同様に、コスト上昇を招くことなく、難燃性を有する光導波路装置を容易に製造することができる。
1,2a、2b、2c…光導波路装置、10…配線基板、12…基板、20…配線層、30…光導波路、32…第1クラッド層、34…コア層、35a…突出パターン、35…光路変換部材、36…第2クラッド層、38…難燃性接着層、38a…未硬化の難燃性接着層、39…接着層、40…光素子、50…回路素子、40a,50a…バンプ電極、43…難燃性アンダーフィル樹脂、42,45,52…アンダーフィル樹脂、60…コネクタ部、60a…嵌合孔、60b…空洞、IS…光路変換傾斜面、M…光路変換ミラー、TH…スルーホール、TE…貫通電極。

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板の上に配置された光導波路と、
    前記基板の上に配置され、前記光導波路の一方の端部に光結合された光素子と、
    前記光素子の下に充填されたアンダーフィル樹脂と、
    前記光導波路の上面及び側面を被覆する難燃性接着層と、
    前記光導波路の他方の端部の上面及び側面に、前記難燃性接着層によって接着されたコネクタ部とを有し、
    前記難燃性接着層は前記アンダーフィル樹脂に接触していることを特徴とする光導波路装置。
  2. 基板と、
    前記基板の上に配置された光導波路と、
    前記基板の上に配置され、前記光導波路の一方の端部に光結合された光素子と、
    前記基板の上に配置され、前記光素子と電気的に接続された回路素子と、
    前記光素子及び前記回路素子の下側に充填され、かつ前記光導波路を被覆する難燃性アンダーフィル樹脂とを有し、
    前記難燃性アンダーフィル樹脂は、前記光素子及び前記回路素子の下側から前記光導波路の上面の全体に一体的に形成されていることを特徴とする光導波路装置。
  3. 前記光導波路の他方の端部に接着層で接着されたコネクタ部を有することを特徴とする請求項2に記載の光導波路装置。
  4. 前記光素子は発光素子又は受光素子であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光導波路装置。
  5. 基板の上に光導波路を形成する工程と、
    前記光導波路の一方の端部に光結合される光素子を前記基板の上に配置する工程と、
    前記光素子の下にアンダーフィル樹脂を充填する工程と、
    前記光導波路の上面及び側面を難燃性接着層で被覆する工程と、
    前記光導波路の他方の端部の上面及び側面に、前記難燃性接着層によってコネクタ部を接着する工程とを有し、
    前記難燃性接着層は前記アンダーフィル樹脂に接触して形成されることを特徴とする光導波路装置の製造方法。
  6. 基板の上に光導波路を形成する工程と、
    前記光導波路の一方の端部に光結合される光素子を前記基板の上に配置する工程と、
    前記基板の上に、前記光素子と電気的に接続される回路素子を配置する工程と、
    前記光素子及び前記回路素子の下側から前記光導波路の上面の全体に難燃性アンダーフィル樹脂を一体的に形成する工程とを有することを特徴とする光導波路装置の製造方法。
  7. 前記難燃性アンダーフィル樹脂を形成する工程の後に、
    前記光導波路の他方の端部に接着層でコネクタ部を接着する工程を有することを特徴とする請求項に記載の光導波路装置の製造方法。
  8. 前記光素子は発光素子又は受光素子であることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載の光導波路装置の製造方法。
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