JP4972806B2 - 送風式イオン生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気中でコロナ放電を発生させて正負の空気イオンを生成し、この空気イオンを空気流により移送して帯電体の除電を行なう送風式イオン生成装置に関する。
従来、除電電極と、該除電電極に高電圧を供給する交流高電圧電源とを備えると共に送風機を備え、除電電極により生成した正負の空気イオンを送風機の空気流により帯電体に向けて移送して帯電体を除電する送風式イオン生成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の送風式イオン生成装置において採用される除電電極は、所定間隔を存して配設された複数の放電針を備える放電電極部と、該放電電極部に対向して設けられた接地電極部とによって構成され、放電電極部に交流高電圧電源からの電圧を印加することにより両電極間部にコロナ放電を発生させて正負の空気イオンを生成する。即ち、放電電極部に正の電圧が印加された場合には、生成された正負の空気イオンのうち負イオンが放電針に向かって移動し、正イオンが接地電極部に向かって移動する。ここで、大部分の正イオンは接地電極部に捕獲されるが、一部の正イオンは接地電極部を越えて帯電体に向かって放出される。また、放電電極部に負の電圧が印加された場合には、正の電圧が印加された場合と全く逆の現象が生じ、生成された正負のイオンのうち、大部分の負イオンが接地電極部に捕獲され、一部の負イオンが接地電極部を越えて帯電体に向かって放出される。そして、送風式イオン生成装置においては、このようにして除電電極により生成された正負の空気イオンを送風機の空気流に移送させるために比較的遠く離れた位置にある帯電体であっても良好に除電することができる。
しかし、この種の除電電極においては、空気イオンの生成時に放電針の先端に電界が集中するため、空気中に微細な塵埃が浮遊していると、この塵埃が放電針に引き寄せられて付着する。特に、この種の送風式イオン生成装置においては、空気イオンを移送すべく空気流を形成しているために空気中の塵埃の浮遊が活発化し、放電針に引き寄せられて付着する塵埃の浮遊量が増加する。そして、放電針に付着した塵埃は、時間とともに放電針を覆い、コロナ放電の発生を阻害するために正負の空気イオンの生成個数が減少し、除電効率が悪化する。
そこで、定期的にブラシ等を用いて放電針を掃除し、除電性能を回復させる必要がある。しかし、こうした掃除を行なう際には、放電針から剥離した塵埃の周囲への飛散を避けることができず、特に、クリーンルームに設置されている送風式イオン生成装置では、放電針の掃除に伴い飛散した塵埃によってクリーンルームが汚染される不都合があった。
一方、この種の送風式イオン生成装置において、放電針を放電電極部から着脱自在に設けたものが知られている(例えば、引用文献2参照)。これによれば、放電針を放電電極部から取り外して、例えば、クリーンルーム外の別の場所で放電針の掃除が行なえる。しかし、交流高電圧電源から放電電極部に高電圧が印加されるものでは、放電針を放電電極部から着脱自在とする構造部分から高電圧の漏洩が生じるおそれがある。このため、高電圧が印加される放電電極部においては放電針を着脱自在とする構造を採用することが困難となる不都合があった。
特開2000−133413号公報(第4頁、第7図) 特開2005−216539号公報
かかる不都合を解消して、本発明は、高い除電効果が得られ、高電圧の漏洩を防止して、放電電極に付着する塵埃の掃除を周囲を汚染することなく極めて容易に行うことができる送風式イオン生成装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、筐体と、該筐体に形成された空気取入口から取り入れた空気を、筐体に形成された空気吹出口から強制的に吹き出させる送風機と、該筐体に内蔵された交流高電圧電源から供給される高電圧により空気イオンを生成する除電電極とを備え、該除電電極により生成した空気イオンを空気吹出口から吹き出す空気流により移送して帯電体の除電を行なう送風式イオン生成装置において、該空気吹出口の側縁から空気の吹き出し方向に沿って、筐体の外方に延びる絶縁体によって形成された空気整流部材を備え、前記除電電極は、高電圧が印加される電界形成電極部と、該電界形成電極部に空隙を存して対向する接地された放電電極部とを備えて前記空気整流部材の先端部に設けられ、前記電界形成電極部は、前記交流高電圧電源に高圧送電ケーブルを介して接続された金属パイプと、該金属パイプを非露出状態に被覆する絶縁パイプとを備え、前記放電電極部は、金属棒状の基部に複数の放電針が所定間隔を存して配設された放電電極部材と、該放電電極部材を着脱自在に支持する支持部材とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、前記放電電極部においては、金属棒状の基部に複数の放電針が所定間隔を存して配設された放電電極部材を、前記支持部材によって着脱自在に支持する構成となっているので、放電針が塵埃に覆われるに先立って、除電電極から放電電極部材のみを取り外して、放電電極部材の放電針を容易に掃除することができる。特に、送風式イオン生成装置がクリーンルームに設置されている場合には、取り外した放電電極部材のみをクリーンルームから持ち出して掃除が行なえるので、クリーンルーム内への塵埃の飛散を確実に防止することができる。
更に、放電電極部材は基部と複数の放電針とが一体のまま前記支持部材から取り外せるので、取り外しや取り付けの作業が極めて迅速に行えるだけでなく、例えば、同一形状の放電電極部材を複数用意しておけば、塵埃が付着した放電電極部材を取り外した後、即座に新しい放電電極部材又は既に掃除済みの放電電極部材に付け替えることができるので、放電電極部材の掃除のために送風式イオン生成装置の運転が中断する時間を飛躍的に短縮させることができる。
また、本発明における除電電極は、放電電極部に高電圧を印加するのではなく、前記電界形成電極部に高電圧を印加して、放電電極部は接地回路を形成するものであるので、放電電極部材が支持部材に着脱自在に支持される構成を採用しても、支持部材と放電電極部材との間から高電圧が漏洩するおそれは全くない。しかも、前記電界形成電極部は、高電圧が印加される金属パイプが絶縁パイプにより非露出状態に被覆されているので、電界形成電極部からの高電圧の漏洩も確実に防止することができる。
ところで、例えば、除電電極を筐体内部に収容して送風式イオン生成装置を形成した場合には、筐体が金属製の接地体であったり、他の部品が金属製の接地体であったりすると、電界形成電極部から筐体や他の部品に向かう電界も形成されるので、放電電極部への電界の集中が不十分となり、空気イオンの生成個数が減少する。そこで、本発明は、絶縁体によって形成した前記空気整流部材を設けて、該空気整流部材を介して除電電極を前記筐体から離間した位置に保持するので、電界形成電極部からの電界を放電電極部に確実に集中させることができ、十分な量の空気イオンを生成することができる。
そして、前述の効果を得ることができる本発明の第1の態様として、前記空気整流部材は、円筒状に形成されてその後端部が前記空気吹出口の側縁に連結され、前記電界形成電極部は、環状に形成されて前記空気整流部材の先端部に設けられ、前記放電電極部の放電電極部材は、前記電界形成電極部と同心の環状に形成されて該電界形成電極部の内側に着脱自在に設けられていることが挙げられる。
また、前述の効果を得ることができる本発明の第2の態様として、前記空気整流部材は、前記空気吹出口を介して互いに対向する一対の平板状に形成されて夫々の後端部が該空気吹出口の側縁に連結され、前記電界形成電極部は、一対設けられてその夫々が各空気整流部材の先端部に設けられ、前記放電電極部の放電電極部材は、両電界形成電極部の間に着脱自在に設けられていることが挙げられる。
また、前述の効果を得ることができる本発明の第3の態様として、前記空気整流部材は、円筒状に形成されてその後端部が前記空気吹出口の側縁に連結され、前記放電電極部の放電電極部材は、環状に形成されて前記空気整流部材の先端部に着脱自在に保持され、前記電界形成電極部は、前記放電電極部材と同心の環状に形成されて該放電電極部材の内側に設けられていることが挙げられる。
また、前述の効果を得ることができる本発明の第4の態様として、前記空気整流部材は、前記空気吹出口を介して互いに対向する一対の平板状に形成されて夫々の後端部が該空気吹出口の側縁に連結され、前記放電電極部の放電電極部材は、一対設けられてその夫々が各空気整流部材の先端部に着脱自在に保持され、前記電界形成電極部は、両放電電極部材の間に設けられていることが挙げられる。
また、本発明における前記放電電極部は、金属棒状の基部に複数の放電針が所定間隔を存して配設された放電電極部材に替えて、長尺平板状の基部の一側縁に鋸歯状の先端鋭利な複数の放電突起が形成された放電電極部材を備えてもよい。このときにも、該放電電極部材を前記支持部材により着脱自在に支持する。
長尺平板状の基部の一側縁に鋸歯状の先端鋭利な複数の放電突起が形成された放電電極部材は、例えば金属製板材から打抜く等によって極めて容易に形成することができ、安価に製造することができる。また、基部から鋸歯状の放電突起にかけて平板状に形成されていることにより、空気吹出口からの空気流に対して抵抗も少ないだけでなく、この空気流の整流作用も得ることができ、空気流による空気イオンの移送が一層円滑に行なわれる。
また、本発明において、前記電界形成電極部は、前記金属パイプに替えて、金属芯線が絶縁被覆されてなる高圧送電ケーブルを備え、該高圧送電ケーブルを前記絶縁パイプにより非露出状態に被覆して形成してもよい。
このように、電界形成電極部は高圧送電ケーブルを利用して形成することができ、安価に製造することができる。また、絶縁パイプに高圧送電ケーブルが収容された状態で電界形成電極部が形成されているので、例えば、絶縁パイプにピンホールが存在していたり、絶縁パイプが損傷するといった事態が生じても、高圧送電ケーブルは金属芯線が絶縁被覆されているので、金属芯線の絶縁状態が確実に維持され、高電圧の漏洩を確実に防止することができる。
また、本発明においては、前記空気整流部材の外側に位置し、少なくとも空気吹出口から吹き出す空気流の通過範囲を開放して前記除電電極を囲繞する外套部材を設けてもよい。例えば、除電電極に人体等の接地体が接近すると、電界形成電極部から接近した接地体に向かう電界も形成されるので、放電電極部への電界の集中が不十分となり、空気イオンの生成個数が減少する。そこで、前記外套部材を設けることによって、接近した接地体への電界形成を抑制することができ、電界形成電極部からの電界を確実に放電電極部に集中させることができる。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は第1の実施形態の送風式イオン生成装置の外観を示す説明的斜視図、図2は図1のII−II線断面図、図3は第2の実施形態の送風式イオン生成装置の外観を示す説明的斜視図、図4は図3のIV−IV線断面図、図5は第3の実施形態の送風式イオン生成装置の外観を示す説明的斜視図、図6は図5のVI−VI線断面図、図7は第4の実施形態の送風式イオン生成装置の外観を示す説明的斜視図、図8は図7のVIII−VIII線断面図、図9は他の放電電極部材を示す側面図、図10は他の電界形成電極部を示す断面図、図11は外套部材の取り付け状態の一例を示す説明的斜視図、図12は送風式イオン生成装置の特性を評価する試験装置の概略構成図である。
先ず、本発明の第1の実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。第1の実施形態の送風式イオン生成装置1は、図1及び図2に示すように、前面に空気吹出口2が形成され、背面に空気取入口3が形成された筐体4を備えている。空気吹出口2には、絶縁体により形成された円筒状の空気整流部材5が設けられている。筐体4の内部には送風機6が設けられている。送風機6は、空気を空気取入口3から筐体4内部に強制的に取り入れ、更に空気吹出口2から筐体4外部に吹き出して、空気流を形成する。空気整流部材5は空気吹出口2から吹き出す空気を整流する。
空気整流部材5には、除電電極7が保持されている。除電電極7は、電界形成電極部8と放電電極部9とによって構成されている。電界形成電極部8は、環状に形成され、空気整流部材5の先端縁に沿って取付けられている。電界形成電極部8は、図2に示すように、金属パイプ10を絶縁パイプ11によって非露出状態に被覆して形成されている。金属パイプ10には、空気整流部材5に形成されている配線穴12を介して高圧送電ケーブル13に接続されている。高圧送電ケーブル13は、筐体4内部に収容された交流高電圧電源14に接続されている。電界形成電極部8は、交流高電圧電源14により高電圧が印加される。このとき、電界形成電極部8の金属パイプ10が絶縁パイプ11によって非露出状態に被覆されていることにより、高電圧の漏洩が確実に防止されている。
放電電極部9は、図1及び図2に示すように、空気整流部材5の内壁に形成された複数の支持ブロック15に設けられた支持部材16と、支持部材16に支持された放電電極部材17とによって構成されている。図2に示すように、放電電極部材17は、金属製の基部18と、該基部18に一体に取付けられた複数の放電針19とによって形成されている。基部18は電界形成電極部8と同心で径の小さい環状に形成されており、各放電針19は基部18の前側周面に所定間隔を存して配列され、前方に突出するように設けられている。支持部材16は、弾性を有する金属板により形成されて放電電極部材17を着脱自在に支持し、リード線20を介して接地されている。支持部材16により、放電電極部材17は電界形成電極部8に適度な空隙を存して空気整流部材5の内側に接地された状態で支持される。
そして、筐体4の前面に設けられたスイッチ21(図1に示す)をONして、交流高電圧電源14から高電圧が電界形成電極部8に印加されると、電界形成電極部8から接地された放電電極部9に向かって高電界が形成され、コロナ放電によって正負の空気イオンが生成される。このとき、スイッチ21をONしたことにより送風機6も駆動され、空気整流部材5により形成される空気流により、空気イオンを移送することができる。
第1の実施形態の送風式イオン生成装置1は、放電電極部9を上記のように構成したことにより、放電電極部材17を支持部材16から取り外して、放電針19に付着する塵埃を容易に掃除することができる。また、放電電極部9は、接地回路を構成しているので、放電電極部材18を支持部材16によって着脱自在に支持する構成であっても、高電圧の漏洩は全くない。更に、除電電極7を絶縁体により形成された空気整流部材5に保持したことにより、電界形成電極部8と筐体4とを離間させることができ、しかも、電界形成電極部8と筐体4前面との間に放電電極部9が位置しているので、例えば筐体4が金属製の接地体であっても電界形成電極部8と筐体4との間で電界が形成され難く、電界を放電電極部9の放電針19に集中させて空気イオンの生成を効率よく行なうことができる。そして、除電電極7によって空気整流部材5の先端部内側において生成された空気イオンは、送風機6によって空気吹出口2から吹き出される空気流に乗って離れた位置にある帯電体に移送され、帯電体の静電気を中和して効率よく除電することができる。
次に、第2の実施形態について、図3及び図4に基づいて説明する。第2の実施形態の送風式イオン生成装置101は、図3及び図4に示すように、横長の筐体104を備えており、筐体104の前面には、筐体104の形状に沿った横長の空気吹出口102が形成されている。筐体104の底面には空気取入口103が形成され、筐体104内部の空気取入口103の上部には送風機106が設けられている。空気吹出口102には、絶縁体により板状に形成された上下一対の空気整流部材105が設けられている。なお、本実施形態においては、絶縁体により形成された角筒状体を設けてその上下に一対の空気整流部材105を構成した。
各空気整流部材105の先端部には除電電極107が設けられている。除電電極107は、一対の電界形成電極部108と、両電界形成電極部108の間に設けられた放電電極部109とによって構成されている。電界形成電極部108は、直線棒状に形成され、夫々、空気整流部材105の先端縁に沿って互いに平行に配置されている。電界形成電極部108は、図4に示すように、金属パイプ110を絶縁パイプ111によって非露出状態に被覆して形成されて、一方端部がリードフランジ122に、他方端部がエンドフランジ123に支持されている。両電界形成電極部108の金属パイプ110は、図示しないが、リードフランジ122の内部及びエンドフランジ123の内部で高圧送電ケーブル113に接続され、高圧送電ケーブル113は、筐体104内部に収容された交流高電圧電源114に接続されている。電界形成電極部108は、交流高電圧電源114により高電圧が印加される。このとき、電界形成電極部108の金属パイプ110が絶縁パイプ111によって非露出状態に被覆されていることにより、高電圧の漏洩が確実に防止されている。
放電電極部109は、リードフランジ122とエンドフランジ123との内面に設けられた支持部材116と、支持部材116に両端部が支持された放電電極部材117とによって構成されている。放電電極部材117は、金属製の直線棒状の基部118と、該基部118に一体に取付けられた複数の放電針119とによって形成されている。各放電針119は基部118の前側周面に所定間隔を存して配列され、前方に突出するように設けられている。支持部材116は、弾性を有する金属板により形成されて放電電極部材117を着脱自在に支持し、リード線120を介して接地されている。支持部材116により、放電電極部材117は両電界形成電極部108の間に空隙を存して空気整流部材105の内側に接地された状態で支持される。
そして、筐体104に設けられたスイッチ(図示せず)をONすることにより、交流高電圧電源114から高電圧が両電界形成電極部108に印加されると、両電界形成電極部108から接地された放電電極部109に向かって高電界が形成され、コロナ放電によって正負の空気イオンが生成される。このとき、スイッチをONしたことにより送風機106も駆動され、空気整流部材105により形成される空気流により、空気イオンを移送することができる。
第2の実施形態の送風式イオン生成装置101においても、放電電極部材117が支持部材116によって着脱自在に設けられていることにより、放電電極部材117を取り外して、放電針119に付着する塵埃を容易に掃除することができる。また、放電電極部109は、接地回路を構成しているので、放電電極部材119を支持部材116によって着脱自在に支持する構成であっても、高電圧の漏洩は全くない。更に、除電電極107が空気整流部材105の先端部に位置して、電界形成電極部108と筐体104とが離間しており、電界形成電極部108と筐体104前面との間に放電電極部109が位置しているので、例えば筐体104が金属製の接地体であっても電界形成電極部108からの電界が筐体104に向かって形成され難く、電界を放電電極部109の放電針119に集中させて空気イオンの生成を効率よく行なうことができる。
次に、第3の実施形態を図5及び図6に基づいて説明する。第3の実施形態の送風式イオン生成装置201は、第1の実施形態と同様に、前面に空気吹出口202が形成され、背面に空気取入口203が形成された筐体204を備えている。図5及び図6に示すように、空気吹出口202には、絶縁体により形成された円筒状の空気整流部材205が設けられている。筐体204の内部には送風機206が設けられている。送風機206は、空気を空気取入口203から筐体204内部に強制的に取り入れ、更に空気吹出口202から筐体204外部に吹き出して、空気流を形成する。空気整流部材205は空気吹出口202から吹き出す空気を整流する。
空気整流部材205には、除電電極207が保持されている。除電電極207は、電界形成電極部208と放電電極部209とによって構成されている。放電電極部209は、空気整流部材205の先端縁に設けられた複数の支持部材216と、支持部材216に支持された放電電極部材217とによって構成されている。放電電極部材217は、空気整流部材205の先端周縁に沿って環状に形成され、金属製の基部218と、該基部218に一体に取付けられた複数の放電針219とによって形成されている。各放電針219は基部218の前側周面に所定間隔を存して配列され、前方に突出するように設けられている。支持部材216は、弾性を有する金属板により形成されて放電電極部材217を着脱自在に支持し、リード線220を介して接地されている。
電界形成電極部208は、放電電極部材209と同心で径の小さい環状に形成され、空気整流部材205の内壁に形成された複数の支持ブロック215に固定されている。電界形成電極部208は、金属パイプ210を絶縁パイプ211によって非露出状態に被覆して形成されている。金属パイプ210には、筐体204内部に収容された交流高電圧電源214から延びる高圧送電ケーブル213が接続されている。電界形成電極部208は、交流高電圧電源214により高電圧が印加される。このとき、電界形成電極部208の金属パイプ210が絶縁パイプ211によって非露出状態に被覆されていることにより、高電圧の漏洩が確実に防止されている。
そして、筐体204の前面に設けられたスイッチ221をONすることにより、交流高電圧電源214から高電圧が電界形成電極部208に印加されると、電界形成電極部208から接地された放電電極部209に向かって高電界が形成され、コロナ放電によって正負の空気イオンが生成される。このとき、スイッチ221をONしたことにより送風機206も駆動され、空気整流部材205により形成される空気流により、空気イオンを移送することができる。
第3の実施形態の送風式イオン生成装置201は、放電電極部209を上記のように構成したことにより、放電電極部材217を支持部材216から取り外して、放電針219に付着する塵埃を容易に掃除することができる。このとき更に、放電電極部材217が空気整流部材205の先端に露出して設けられていることにより、掃除の際に支持部材216からの着脱作業が極めて容易に行なえる。また、放電電極部209は、接地回路を構成しているので、放電電極部材217を支持部材216によって着脱自在に支持する構成であっても、高電圧の漏洩は全くない。しかも、除電電極207を絶縁体により形成された空気整流部材205に保持したことにより、電界形成電極部208と筐体204とが離間しており、例えば筐体204が金属製の接地体であっても電界形成電極部208からの電界が筐体204に向かって形成され難く、電界を放電電極部209の放電針219に集中させて空気イオンの生成を効率よく行なうことができる。そして、除電電極207によって空気整流部材205の先端部内側において生成された空気イオンは、送風機206によって空気吹出口202から吹き出される空気流に乗って離れた位置にある帯電体に移送され、帯電体の静電気を中和して効率よく除電することができる。
次に、第4の実施形態について、図7及び図8に基づいて説明する。第4の実施形態の送風式イオン生成装置301は、第2の実施形態と同様に、横長の筐体304を備えており、筐体304の前面には、筐体304の形状に沿った横長の空気吹出口302が形成されている。図7及び図8に示すように、筐体304の底面には空気取入口303が形成され、筐体304内部の空気取入口303の上部には送風機306が設けられている。空気吹出口302には、絶縁体により板状に形成された上下一対の空気整流部材305が設けられている。
各空気整流部材305の先端部には除電電極307が設けられている。除電電極307は、一対の放電電極部309と、両放電電極部309の間に設けられた電界形成電極部308とによって構成されている。放電電極部309は、夫々、空気整流部材305の先端縁に設けられた支持部材316と、支持部材316に両端部が支持された放電電極部材317とによって構成されている。放電電極部材317は、夫々、空気整流部材305の先端縁に沿って互いに平行に配置されており、金属製の直線棒状の基部318と、該基部318に一体に取付けられた複数の放電針319とによって形成されている。各放電針319は基部318の前側周面に所定間隔を存して配列され、前方に突出するように設けられている。支持部材316は、弾性を有する金属板により形成されて各放電電極部材317を着脱自在に支持し、リード線320を介して接地されている。各放電電極部材317は、支持部材316により電界形成電極部308の上下位置に間に空隙を存して空気整流部材305の先端縁に接地された状態で支持される。
電界形成電極部308は、金属パイプ310を絶縁パイプ311によって非露出状態に被覆して、直線棒状に形成され、一方端部がリードフランジ322に、他方端部がエンドフランジ323に支持されている。両電界形成電極部308の金属パイプ310は、詳しくは図示しないが、リードフランジ322の内部及びエンドフランジ323の内部で高圧送電ケーブル313に接続され、高圧送電ケーブル313は、筐体304内部に収容された交流高電圧電源314に接続されている。電界形成電極部308は、交流高電圧電源314により高電圧が印加される。このとき、電界形成電極部308の金属パイプ310が絶縁パイプ311によって非露出状態に被覆されていることにより、高電圧の漏洩が確実に防止されている。
そして、筐体304に設けられたスイッチ(図示せず)をONすることにより、交流高電圧電源314から高電圧が電界形成電極部308に印加されると、両電界形成電極部308から接地された両放電電極部309に向かって高電界が形成され、コロナ放電によって正負の空気イオンが生成される。このとき、スイッチをONしたことにより送風機306も駆動され、空気整流部材305により形成される空気流により、空気イオンを移送することができる。
第4の実施形態の送風式イオン生成装置301においても、両放電電極部材317が支持部材316によって着脱自在に設けられていることにより、両放電電極部材317を取り外して、放電針319に付着する塵埃を容易に掃除することができる。このとき更に、両放電電極部材317が空気整流部材305の先端に露出して設けられていることにより、掃除の際に支持部材316からの着脱作業が極めて容易に行なえる。また、両放電電極部309は、接地回路を構成しているので、放電電極部材317を支持部材316によって着脱自在に支持する構成であっても、高電圧の漏洩は全くない。更に、除電電極307が空気整流部材305の先端部に位置して、電界形成電極部308と筐体304とが離間しているので、例えば筐体304が金属製の接地体であっても電界形成電極部308からの電界が筐体304に向かって形成されにくく、電界を両放電電極部309の放電針319に集中させて空気イオンの生成を効率よく行なうことができる。
なお、上記の各実施形態においては、例えば図4に示すように、何れも棒状の基部118に複数の放電針119を設けてなる放電電極部材117を示したが、この放電電極部材117に替えて、図9に示すように、金属製板材を打抜く等によって長尺の基部24と複数の放電突起25とが一体とされた放電電極部材26を用いてもよい。該放電電極部材26においては、各放電突起25は基部24の一側縁から所定間隔を存して突出し、先端が鋭利な鋸歯状に形成されている。これによって、放電電極部材26を容易に形成することができ、安価に製造することができる。また、基部24から鋸歯状の放電突起25にかけて平板状に形成されていることにより、特に、第1の実施形態や第2の実施形態に示すもののように、放電電極部材17,117が空気整流部材5,105の内側で空気流を横切るように設けられているものでは、図1乃至図4に示した放電電極部材17,117に替えて、図9に示す放電電極部材26を採用することが好ましい。これにより、空気吹出口2,102からの空気流に対して抵抗も少ないだけでなく、この空気流の整流作用も得ることができ、空気流による空気イオンの移送が一層円滑に行なわれる。
また、上記の各実施形態においては、例えば図2に示すように、金属パイプ10を絶縁パイプ11によって非露出状態に被覆して形成された電界形成電極部8を示したが、これに替えて、図10に示すように、高圧送電ケーブル27に絶縁パイプ28を装着した電界形成電極部29を採用してもよい。高圧送電ケーブル27は、金属芯線30が絶縁チューブ31により被覆されているので、これを更に絶縁パイプ28により非露出状態に被覆することにより、極めて高い絶縁効果が得られる。更に、絶縁パイプ28にピンホールが存在していたり、絶縁パイプ28が損傷するといった事態が生じても、高圧送電ケーブル27の絶縁チューブ31によって、金属芯線30の絶縁被覆状態が確実に維持され、高電圧の漏洩を確実に防止することができる。
また、上記の各実施形態においては、一例として第2の実施形態における送風式イオン生成装置101を用いて図11に示すように、空気整流部材105の外側に、空気吹出口102から吹き出す空気流の通過範囲を開放して除電電極107を囲繞する外套部材32を設けることが好ましい。外套部材32を設けることによって、除電電極107が覆われるので、除電電極107において生成される空気イオンを一層確実に空気流に乗せることができる。また、例えば、除電電極107に人体等の接地体が接近しても、電界形成電極部108から接近した接地体に向かう電界が形成され難くなり、電界形成電極部108からの電界を確実に放電電極部109に集中させることができる。なお、図11においては、第2の実施形態の構成に外套部材32を設けた例を示したが、外套部材32の形状は除電電極や空気整流部材の形状に応じて適宜設定することが可能であるので、上記の各実施形態において同様に採用することができる。
以上のように本発明の送風式イオン生成装置は、各実施形態において説明した通り各種の構成を採用することができるものであるが、更に発明者は、本発明の送風式イオン生成装置と従来の送風式イオン生成装置との除電効果を比較する試験を行い、本発明の送風式イオン生成装置の除電特性が良好であることを確認した。そこで、この試験によって確認された本発明の送風式イオン生成装置の除電特性について説明する。
先ず、送風式イオン生成装置の特性試験を行なう試験装置について説明すれば、試験装置は、図12に示すように、金属製プレート50の電荷減衰時間及びイオンバランスを測定する帯電プレートモニタ51が採用されている。帯電プレートモニタ51は、本体52側面に絶縁体による支持部53を介して150mm角の前記金属製プレート50を支持する。金属製プレート50は除電すべき帯電体を模擬するものである。本体52には、表面電位測定装置54、高電圧電源55及びタイマ56が内蔵されており、金属製プレート50には、高電圧電源55から電荷が与えられる。金属製プレート50の電圧は、表面電位測定装置54により測定され、その電圧の減衰時間はタイマ56により測定される。
そして、帯電プレートモニタ51の一側方には所定の距離Lを存して送風式イオン生成装置101を配置する。送風式イオン生成装置101において生成された空気イオンは空気流により帯電プレートモニタ51の金属製プレート50に移送される。このとき、例えば、空気中の正負イオンに偏りがある場合には、金属製プレート50に電荷が蓄積して、その電圧の絶対値が大きくなる。この電圧はオフセット電圧と呼ばれ、イオンバランスの指標となる。また、金属製プレート50を高電圧電源55により±1000Vに帯電させ、これに送風式イオン生成装置101から送り出された空気イオンを当てて中和し、±100Vまで低下するのに要する減衰時間を測定する。
この試験では、第2の実施形態において示した横長形状の送風式イオン生成装置101を用い、放電電極部材として図9に示すものを採用し、電界形成電極部には図10に示すものを採用した。なお、放電電極部材及び電界形成電極部の長さは400mmとした。
また、従来の送風式イオン生成装置として採用したものは、図示しないが、同様に送風機が内蔵されるが、その除電電極は、単一の放電電極部(例えば図4示の放電電極部材117を着脱できない構成としたもの)に交流高電圧を印加し、この放電電極部の両側に一対の接地電極を備えるものを用いた。なお、送風式イオン生成装置101に内蔵された交流高電圧電源114は巻線トランスで、出力電圧を7kVとし、前記の距離Lは300mm、金属製プレート50位置での空気流の速度は約1.5m/sとした。
本発明の送風式イオン生成装置101と従来の送風式イオン生成装置との比較結果を表1に示す。
Figure 0004972806
表1においては、本発明の送風式イオン生成装置101を用いた場合と従来の送風式イオン生成装置を用いた場合とで、除電による金属製プレート50における電圧の減衰時間(秒)と、イオンバランスを示すオフセット電圧(V)とを比較した。表1に示すように、本発明の送風式イオン生成装置101は従来の送風式イオン生成装置と同等の除電特性が得られることが明らかである。また、本試験の説明では、第2の実施形態において示した送風式イオン生成装置101を採用したが、他の各実施形態において示した送風式イオン生成装置1,201,301においても同等の結果が得られた。
第1の実施形態の送風式イオン生成装置の外観を示す説明的斜視図。 図1のII−II線断面図。 第2の実施形態の送風式イオン生成装置の外観を示す説明的斜視図。 図3のIV−IV線断面図。 第3の実施形態の送風式イオン生成装置の外観を示す説明的斜視図。 図5のVI−VI線断面図。 第4の実施形態の送風式イオン生成装置の外観を示す説明的斜視図。 図7のVIII−VIII線断面図。 他の放電電極部材を示す側面図。 他の電界形成電極部を示す断面図。 外套部材の取り付け状態の一例を示す説明的斜視図。 送風式イオン生成装置の特性を評価する試験装置の概略構成図。
符号の説明
1,101,201,301…送風式イオン生成装置、2,102,202,302…空気吹出口、3,103,203,303…空気取入口、4,104,204,304…筐体、5,105,205,305…空気整流部材、6,106,206,306…送風機、7,107,207,307…除電電極、8,108,208,308,29…電界形成電極部、9,109,209,309…放電電極部、10,110,210,310…金属パイプ、11,111,211,311,28…絶縁パイプ、13,113,213,313,27…高圧送電ケーブル、14,114,214,314…交流高電圧電源、16,116,216,316…支持部材、17,117,217,317,26…放電電極部材、18,118,218,318,24…基部、19,119,219,319…放電針、25…放電突起、32…外套部材。

Claims (8)

  1. 筐体と、該筐体に形成された空気取入口から取り入れた空気を、筐体に形成された空気吹出口から強制的に吹き出させる送風機と、該筐体に内蔵された交流高電圧電源から供給される高電圧により空気イオンを生成する除電電極とを備え、該除電電極により生成した空気イオンを空気吹出口から吹き出す空気流により移送して帯電体の除電を行なう送風式イオン生成装置において、
    該空気吹出口の側縁から空気の吹き出し方向に沿って、筐体の外方に延びる絶縁体によって形成された空気整流部材を備え、
    前記除電電極は、高電圧が印加される電界形成電極部と、該電界形成電極部に空隙を存して対向する接地された放電電極部とを備えて前記空気整流部材の先端部に設けられ、
    前記電界形成電極部は、前記交流高電圧電源に高圧送電ケーブルを介して接続された金属パイプと、該金属パイプを非露出状態に被覆する絶縁パイプとを備え、
    前記放電電極部は、金属棒状の基部に複数の放電針が所定間隔を存して配設された放電電極部材と、該放電電極部材を着脱自在に支持する支持部材とを備えることを特徴とする送風式イオン生成装置。
  2. 前記空気整流部材は、円筒状に形成されてその後端部が前記空気吹出口の側縁に連結され、
    前記電界形成電極部は、環状に形成されて前記空気整流部材の先端部に設けられ、
    前記放電電極部の放電電極部材は、前記電界形成電極部と同心の環状に形成されて該電界形成電極部の内側に着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1記載の送風式イオン生成装置。
  3. 前記空気整流部材は、前記空気吹出口を介して互いに対向する一対の平板状に形成されて夫々の後端部が該空気吹出口の側縁に連結され、
    前記電界形成電極部は、一対設けられてその夫々が各空気整流部材の先端部に設けられ、
    前記放電電極部の放電電極部材は、両電界形成電極部の間に着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1記載の送風式イオン生成装置。
  4. 前記空気整流部材は、円筒状に形成されてその後端部が前記空気吹出口の側縁に連結され、
    前記放電電極部の放電電極部材は、環状に形成されて前記空気整流部材の先端部に着脱自在に保持され、
    前記電界形成電極部は、前記放電電極部材と同心の環状に形成されて該放電電極部材の内側に設けられていることを特徴とする請求項1記載の送風式イオン生成装置。
  5. 前記空気整流部材は、前記空気吹出口を介して互いに対向する一対の平板状に形成されて夫々の後端部が該空気吹出口の側縁に連結され、
    前記放電電極部の放電電極部材は、一対設けられてその夫々が各空気整流部材の先端部に着脱自在に保持され、
    前記電界形成電極部は、両放電電極部材の間に設けられていることを特徴とする請求項1記載の送風式イオン生成装置。
  6. 前記放電電極部は、金属棒状の基部に複数の放電針が所定間隔を存して配設された放電電極部材に替えて、長尺平板状の基部の一側縁に鋸歯状の先端鋭利な複数の放電突起が形成された放電電極部材を備え、該放電電極部材を前記支持部材により着脱自在に支持したことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載の送風式イオン生成装置。
  7. 前記電界形成電極部は、前記金属パイプに替えて、金属芯線が絶縁被覆されてなる高圧送電ケーブルを備え、該高圧送電ケーブルを前記絶縁パイプにより非露出状態に被覆したことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載の送風式イオン生成装置。
  8. 前記空気整流部材の外側に位置し、少なくとも空気吹出口から吹き出す空気流の通過範囲を開放して前記除電電極を囲繞する外套部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項記載の送風式イオン生成装置。
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