JP2873543B2 - 吸塵機構を備えたイオン化除電装置 - Google Patents

吸塵機構を備えたイオン化除電装置

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JP2873543B2
JP2873543B2 JP27493194A JP27493194A JP2873543B2 JP 2873543 B2 JP2873543 B2 JP 2873543B2 JP 27493194 A JP27493194 A JP 27493194A JP 27493194 A JP27493194 A JP 27493194A JP 2873543 B2 JP2873543 B2 JP 2873543B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸塵機構を備えたイオ
ン化除電装置に関する。
【0002】この除電装置は、たとえば小型スイッチ等
の製造工程内やプラスチック部品製造工程内等の清掃工
程において、部品等の微細部分の除電・除塵・吸塵を行
うために使用される。また、目薬容器等のような開口部
の小さい薬品・食品容器等の内部の除電・除塵・吸塵を
行うために使用される。
【0003】
【従来の技術】目薬容器等の液体、粉体等の容器等を製
造するプラスチック製造加工業界および薬品・食品業界
等、あるいはプラスチックを使用した小型スイッチ等を
製造する弱電等の業界では、塵埃等の異物除去の要求が
非常に高い。そのため、洗浄工程をその製造ライン中に
いくつも設けることも少なくない。
【0004】従来、異物除去の方法として水洗がよく行
われていたが、この方法は、その後の乾燥等の工程が必
要なことや、水洗用の水の管理さらに廃液処理の問題等
があり、また生産工程が高価なものになること等、問題
が数多くあり、他の有効な手段が切望されていた。
【0005】また、フロン洗浄も多く採用されてきた洗
浄方法であるが、環境およびコストの問題から、この方
法の見直し、他の方法への転換が急速に進んでいる。
【0006】近年、水洗やフロン洗浄に代わって、エア
洗浄の工程が多用されるようになってきた。しかし、こ
の方法では、プラスチック等の帯電しやすい対象物の場
合、静電気のため付着している塵埃が除去しにくく、ま
た、エア圧の設定やエアノズル先端形状の工夫等によっ
て、塵埃の除去が行えた場合も、静電気帯電は残ってい
るため、洗浄工程後に、塵埃が容易に再付着する。その
ため、エア洗浄においては、静電気除去装置(除電装
置)を組み込んだ除電用エアノズルがその工程における
重要な位置を占めるようになってきている。
【0007】この種の除電装置として、たとえば実公昭
59−38382号公報に記載されているように、放電
電極、接地電極、気体噴出機構および吸塵機構を備え、
放電電極と接地電極との間のコロナ放電により発生した
イオンを気体噴出機構から噴出される気体により除電対
象物に吹き付けて、除電対象物の除電を行い、除電によ
り除電対象物から除去された塵埃を吸塵機構で吸引して
取り除くようになされたものが知られている。
【0008】一般に、除電装置の放電電極には高電圧が
印加され、その周囲に接地電極が配置される。放電電極
と接地電極との間には、絶縁耐圧の関係から一定の間隙
を保つ必要がある。放電電極と接地電極との間隙が小さ
すぎると、本来行われるコロナ放電が火花放電に移行
し、電極の極端な摩耗や放電ノイズの発生等を引き起こ
し、本来の除電が行えない。また、この間隙が十分でな
いと、絶縁樹脂の経時変化によって沿面放電を生じ、除
電装置の製品寿命を極端に短くする。このようなことか
ら、除電電極(放電電極および接地電極)そのものの形
状寸法には一定の制限がある。
【0009】上記のような噴出気体を利用した除電装置
では、放電電極の周囲に中空状の接地電極を配置し、放
電電極と接地電極の間の間隙を小さくするため、これら
の電極の間に高絶縁材を入れる場合がある。そして、絶
縁材を入れない場合は、放電電極と接地電極との間隙を
噴出気体通路とし、絶縁材を入れる場合は、絶縁材と接
地電極との間隙を噴出気体通路とし、噴出気体通路に供
給された気体をその先端から噴出するようになってい
る。
【0010】また、除電・除塵を行う際には、当然、除
去した塵埃の吸塵が必要であり、従来は、吸塵フードを
別途製作し、これに吸塵機構を接続して、吸塵を行って
いた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の除電装置
では、気体が放電電極と接地電極の間の噴出気体通路を
通って噴出させられるため、噴出気体流の吹き出し方向
に対する断面積が大きくなり、微小面積を効率良く除塵
することが困難であった。また、前記の放電電極と接地
電極の間の絶縁距離の関係から、噴出気体通路の先端の
気体噴出口の断面形状を小さくすることが困難であり、
目薬容器のような開口部の小さい容器内の清掃には不向
きであった。
【0012】また、吸塵機構を別に設ける必要があるた
め、装置自体が大型化するとともに、複雑で高価なもの
となり、これが除電装置を用いたエア洗浄工程を採用す
るための大きな障害となっていた。
【0013】また、除電装置の放電電極には高電圧が印
加されているので、周囲の塵埃が引き寄せられて放電電
極に付着・堆積し、この塵埃によって放電電極先端の電
界が弱められることによって、除電装置の性能が劣化す
る。この性能劣化を回復するために、定期的に放電電極
を清掃することが除電装置の定期保守として必要不可欠
である。これに対し、保守作業の人的コストの問題やそ
の設置位置による清掃の作業性の問題から、メンテナン
スの不要な除電装置が要望されている。
【0014】本発明の目的は、微小面積の除塵および開
口部の小さい容器内の除塵を効率良く行うことができる
除電装置を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、除電装置を小型化し
て、除電・除塵・吸塵の機能を持った装置をコンパクト
に一体化させた装置を提供し、各業界の生産性、経済性
等に寄与することにある。
【0016】本発明のさらに他の目的は、放電電極への
塵埃の付着を低減させ、除電効果ひいては除塵効果の経
時変化による劣化を最小にし、除電装置のメンテナンス
期間を大幅に延ばすことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明による除電装置
は、放電電極、接地電極、気体噴出機構および吸塵機構
を備え、放電電極と接地電極との間のコロナ放電により
発生したイオンを気体噴出機構から噴出される気体によ
り除電対象物に吹き付けて、除電対象物の除電を行い、
除電により除電対象物から除去された塵埃を吸塵機構で
吸引して取り除くようになされたイオン化除電装置にお
いて、放電電極が中空状の電気良導体で構成され、接地
電極が放電電極の周囲に配置された中空状の電気良導体
で構成され、放電電極の内部に、先端部に気体噴出口を
有する気体噴出機構の噴出気体通路が形成され、放電電
極と接地電極の間に、先端部に吸引口を有する吸塵機構
の吸引通路が形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0018】気体噴出機構から噴出される気体として
は、たとえば、乾燥空気、窒素等が使用される。
【0019】たとえば、放電電極の外側面が電気絶縁体
製の絶縁被覆層で覆われている。
【0020】たとえば、放電電極の肉厚が薄くなってい
る。
【0021】たとえば、放電電極の先端部に鋭利な部分
が形成されている。
【0022】たとえば、絶縁被覆層が、放電電極の先端
より2mm以下の範囲で、気体噴出方向に突出させられ
ている。
【0023】たとえば、接地電極の先端部に、除電対象
物を覆うための吸塵フードが接続されるようになされて
いる。
【0024】たとえば、吸塵フードが接地電極を兼ねて
いる。
【0025】たとえば、電気絶縁体製の本体部を備え、
本体部に、放電電極を固定する放電電極固定機構、接地
電極を固定する接地電極固定機構、高圧電源からの高電
圧を供給するための高圧ケーブルを固定して高圧ケーブ
ルを放電電極に電気的に接続するケーブル固定機構、気
体噴出機構の給気用チューブを固定して給気用チューブ
を放電電極内部の噴出気体通路に連通させる給気用チュ
ーブ固定機構、および吸塵機構の吸塵用チューブを固定
して吸塵用チューブを放電電極と接地電極の間の吸引通
路に連通させる吸塵用チューブ固定機構が設けられてい
る。
【0026】たとえば、放電電極の外側面が電気絶縁体
製の絶縁被覆層で覆われており、放電電極および接地電
極がステンレス鋼製であり、本体部および放電電極の絶
縁被覆層がフッ素樹脂製である。
【0027】
【作用】中空状の放電電極の内部に、先端部に気体噴出
口を有する気体噴出機構の噴出気体通路が形成されてい
るので、噴出気体流の吹き出し方向に対する断面積を非
常に小さくすることが可能である。そして、加工上の制
限内で放電電極をできるだけ細く成形することにより、
放電電極の断面積すなわち噴出気体通路の断面積をきわ
めて小さくして、上記噴出気体流の断面積をきわめて小
さくすることができる。このため、微小面積にイオン化
した気体を集中させてその部分の除電・除塵・吸塵を効
率良く行ったり、開口部の小さい容器内にイオン化した
気体を送ってその内部の除電・除塵・塵を効率良く行
ったりすることができる。したがって、たとえば小型ス
イッチ等の製造工程内やプラスチック部品製造工程内等
の清掃工程において、部品等の微細部分の除電・除塵・
吸塵の工程を簡素化し、水洗あるいはフロン洗浄等の清
掃工程との置き換えが可能になる。また、目薬容器等の
ような開口部の小さい薬品・食品容器等の内部の除電・
除塵・吸塵工程に除電装置を用いて、安価な生産ライン
の構築を可能にし、作業能率、生産性を向上させること
ができる。
【0028】放電電極とその周囲の中空状の接地電極と
の間に、先端部に吸引口を有する吸塵機構の吸引通路が
形成されているので、吸引通路を別途設ける必要がな
く、吸塵機構が簡略化、小型化され、除電装置全体の小
型化が可能である。
【0029】また、噴出される気体が、常時、放電電極
の内部を通るので、放電電極内側面への塵埃の付着を防
止することができる。しかも、放電電極の外側面が電気
絶縁体製の絶縁被覆層で覆われていれば、放電電極と接
地電極との間の絶縁を良好にすることができ、かつ放電
電極外側面への塵埃の付着を防止することができる。し
たがって、除電性能を長期にわたって良好に保つことが
でき、放電電極の保守を簡素化し、メンテナンスの期間
を大幅に延ばすことができる。
【0030】放電電極の肉厚が薄くなっているか、ある
いは放電電極の先端部に鋭利な部分が形成されている場
合、十分な除電効果を得ることができる。
【0031】絶縁被覆層が、放電電極の先端より2mm
以下の範囲で、気体噴出方向に突出させられている場
合、電極および作業者を保護することができる。
【0032】接地電極の先端部に吸塵フードが接続され
るようになされている場合、吸塵フードで除電対象物を
覆って、除電対象物から除去された塵埃を効率良く吸
引、除去することができ、また、吸塵フードに接地電極
の機能を兼ねさせることもできる。
【0033】電気絶縁体製の本体部を備え、本体部に、
放電電極を固定する放電電極固定機構、接地電極を固定
する接地電極固定機構、高圧電源からの高電圧を供給す
るための高圧ケーブルを固定して高圧ケーブルを放電電
極に電気的に接続するケーブル固定機構、気体噴出機構
の給気用チューブを固定して給気用チューブを放電電極
内部の噴出気体通路に連通させる給気用チューブ固定機
構、および吸塵機構の吸塵用チューブを固定して吸塵用
チューブを放電電極と接地電極の間の吸引通路に連通さ
せる吸塵用チューブ固定機構が設けられている場合、除
電装置をコンパクトに一体化することができる。
【0034】放電電極および接地電極を構成するケーシ
ングがステンレス鋼製であり、本体部および放電電極の
絶縁被覆層がフッ素樹脂製である場合、たとえばアルコ
ールを入れた容器に装置を漬けて、全体を簡単に洗浄す
ることができる。
【0035】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。
【0036】図1は除電装置の主要部の構成の1例を示
し、図2および図3はさらにその一部を拡大して詳細に
示している。以下の説明において、上下左右は図1につ
いていうものとする。
【0037】図1に示すように、除電装置は、本体部
(1) 、ならびにこれに取り付けられた放電電極(2) 、接
地電極(3) 、高圧ケーブル(4) 、給気用エアチューブ
(5) および吸塵用エアチューブ(6) を備えている。
【0038】本体部(1) は、電気絶縁体によりブロック
状に形成されている。この実施例では、本体部(1) に高
絶縁性フッ素樹脂を用いた。本体部(1) の上下方向の中
心より下寄りの部分に、これを左右方向に貫通する水平
な穴(7) が形成されている。穴(7) の左側部分の左端部
および右側部分の右端部に、ねじ部(7a)(7b)がそれぞれ
形成されている。穴(7) の左右方向中央部は左右両側の
部分より小径になっており、この部分にもねじ部(7c)が
形成されている。本体部(1) の下部に、その下面から穴
(7) の右側部分のねじ部(7b)より左側の部分に達する垂
直なねじ穴(8)が形成されている。本体部(1) の上面中
央部に凹所(9) が形成され、この凹所(9) の底から穴
(7) の中央ねじ部(7c)に達する垂直な段付き穴(10)が形
成されている。本体部(1) の上部左側部分に、左端面か
ら凹所(9) のすぐ左側まで達する水平なねじ穴(11)が形
成され、このねじ穴(11)と凹所(9) がねじ穴(11)より小
径の水平な穴(12)によって連通させられている。
【0039】放電電極(2) は、たとえば電気良導体であ
る金属により中空状に形成されており、左右方向に水平
にのびるように配置されている。この実施例では、放電
電極(2) に外径約2.1mm、内径約1.7mmの電解
研磨されたステンレス鋼製パイプを用いた。放電電極
(2) の基端部(左端部)は、ステンレス鋼製の六角穴付
き止めねじ(13)を介して本体部(1) に固定されている。
図2に詳細に示すように、止めねじ(13)の中心に貫通穴
(14)が形成され、その上部周壁に上面から穴(14)に達す
るねじ穴(15)が形成されている。止めねじ(13)の穴(14)
に放電電極(2) の左端部が挿入され、溶接により気密状
に固定されている。止めねじ(13)より突出した放電電極
(2) の外側面が、電気絶縁体製の絶縁被覆層(16)で覆わ
れている。絶縁被覆層(16)の外径は、止めねじ(13)のそ
れより少し小さい。この実施例では、絶縁被覆層(16)
は、外径約4mm、内径約2mmの高絶縁フッ素樹脂製
チューブの内側に放電電極(2) を圧入することにより形
成した。図3に詳細に示すように、絶縁被覆層(16)は、
放電電極(2) の先端(右端)より2mm以下の範囲で、
右側に突出している。この実施例では、約0.8mm突
出している。止めねじ(13)が本体部(1) の穴(7) の中央
ねじ部(7c)にねじはめられて固定され、これにより放電
電極(2) の左端部が本体部(1) に固定されている。放電
電極(2) は穴(7)の右側部分を通って、本体部(1) の右
端面から右側に水平にかつ長くのびている。放電電極
(2) の絶縁被覆層(16)の外側面と穴(7) の右側部分の内
側面との間には、かなり大きな隙間があいている。ま
た、止めねじ(13)は、ねじ穴(15)が上部にきて段付き穴
(10)の下端部と合致するように固定されている。そし
て、本体部(1) の段付き穴(10)に上から挿入されたステ
ンレス鋼製の高圧ジョイントピン(17)の下端部が止めね
じ(13)のねじ穴(15)にねじはめられ、これにより止めね
じ(13)が固定されている。止めねじ(13)およびジョイン
トピン(17)により、本体部(1) に放電電極(2) を固定す
る放電電極固定機構が構成されている。放電電極(2)の
内部が後述する気体噴出機構の噴出気体通路(18)とな
り、その先端部(右端部)が気体噴出口(19)となってい
る。
【0040】本体部(1) の穴(7) の右側ねじ部(7b)に、
ステンレス鋼製のパイプコネクタ(20)がねじはめられて
固定されている。コネクタ(20)の中心には、放電電極
(2) の絶縁被覆層(16)の外径より内径の大きい貫通穴(2
1)が形成され、放電電極(2) および絶縁被覆層(16)の長
さの中間部が半径方向に隙間をあけてコネクタ(20)の穴
(21)に挿通されている。コネクタ(20)より右側に突出し
た放電電極(2) の周囲に、中空状の接地電極(3) が同心
状に配置され、その左端部がコネクタ(20)の穴(21)の右
端部に挿入されて気密状に固定されている。接地電極
(3) も、たとえば電気良導体である金属により中空状に
形成されている。この実施例では、接地電極(3) にステ
ンレス鋼製パイプを用いた。接地電極(3) の先端寄りの
部分を円周方向に3等分する位置の周壁に形成されたね
じ穴(22)に高絶縁フッ素樹脂製のねじ(23)がねじはめら
れて固定されており、これらにより、放電電極(2) と接
地電極(3) が同心状になってこれらの間に環状の空間が
形成されるように、これらの間隔が保持されている。コ
ネクタ(20)により、本体部(1) に接地電極(3) を固定す
る接地電極固定機構が構成されている。放電電極(2) の
先端部は、接地電極(3)の先端より少し右側に突出して
いる。放電電極(2) と接地電極(3) との間の環状の空間
が後述する吸塵機構の吸引通路(24)となり、その先端部
が吸引口(25)となっている。
【0041】本体部(1) の右端面とコネクタ(20)との間
にアース線(26)に固定された圧着端子(27)が挟み止めら
れており、接地電極(3) はアース線(26)を介して100
Ω以下の接地抵抗をもって接地されている。
【0042】接地電極(3) の先端部に、除電対象物(28)
を覆うための円錐状の吸塵フード(29)が着脱可能に固定
されるようになっている。この実施例では、フード(29)
はステンレス鋼製であり、接地電極の機能を兼ねるよう
になっている。
【0043】本体部(1) の上部左側部分のねじ穴(11)に
チューブコネクタ(30)がねじはめられて固定され、コネ
クタ(30)の中心に高圧ケーブル(4) の先端(右端)寄り
の部分が挿通されている。ケーブル(4) は、芯線(4a)
と、これを被覆するシリコンゴム製被覆(4b)とから構成
された高耐圧構造のものである。コネクタ(30)より右側
に出たケーブル(4) の右端部が本体部(1) の穴(12)を通
って凹所(9) 内に挿入され、止めねじ(13)にねじはめら
れた前述のジョイントピン(17)の上端部が被覆(4b)を突
き破って芯線(4a)に達するようにこの部分のケーブル
(4) に刺し止められており、これにより、ケーブル芯線
(4a)と止めねじ(13)の電気的導通が確保され、その結
果、芯線(4a)と放電電極(2) とが電気的に導通させられ
ている。凹所(9) 内にケーブル(4) の固定およびシール
のための高絶縁性のシリコン樹脂(31)が充填され、凹所
(9) の上部開口が高絶縁フッ素樹脂製のカバー(32)によ
って密閉されている。ケーブル(4) は損傷防止のため
に、シリコンゴム製保護チューブ(33)で被覆されてお
り、この保護チューブ(33)の先端部(右端部)がコネク
タ(30)の左端部の内側に挿入されて固定されている。図
示は省略したが、ケーブル(4)の他端部は、交流高圧電
源に接続されている。コネクタ(30)およびジョイントピ
ン(17)により、本体部(1) にケーブル(4) を固定してこ
れを放電電極(2) に電気的に接続するケーブル固定機構
が構成されている。
【0044】本体部(1) の穴(7) の左側ねじ部(7a)に給
気用エアジョイント(34)がねじはめられて固定され、ジ
ョイント(34)の左端部に給気用エアチューブ(5) の先端
部(右端部)が挿入されて固定されている。図示は省略
したが、チューブ(5) の他端部は、乾燥空気供給源に接
続されている。チューブ(5) は、ジョイント(34)内の通
路(35)および本体部(1) の穴(7) の左側部分を介して放
電電極(2) の噴出気体通路(18)に連通させられている。
そして、ジョイント(34)および穴(7) の左側部分によ
り、本体部(1) に給気用チューブ(5) を固定してこれを
放電電極(2) 内部の噴出気体通路(18)に連通させる給気
用チューブ固定機構が構成されている。また、チューブ
(5) 、ジョイント(34)、穴(7) の左側部分、ならびに放
電電極(2)の噴出気体通路(18)および気体噴出口(19)に
より、気体噴出機構の一部が構成されている。
【0045】本体部(1) の下部のねじ穴(8) にL字状の
吸塵用エアジョイント(36)がねじはめられて固定され、
左側にのびたジョイント(36)の下部の左端部に吸塵用エ
アチューブ(6) の先端部(右端部)が挿入されて固定さ
れている。図示は省略したが、チューブ(6) の他端部
は、真空発生装置に接続されている。チューブ(6) は、
ジョイント(36)内の屈曲状の通路(37)、本体部(1) の穴
(7) の右側部分およびコネクタ(20)の穴(21)を介して放
電電極(2) と接地電極(3) との間の吸引通路(24)に連通
させられている。そして、ジョイント(36)、穴(7) の右
側部分およびコネクタ(20)の穴(21)により、本体部(1)
に吸塵用チューブ(6) を固定してこれを吸引通路(24)に
連通させる吸塵用チューブ固定機構が構成されている。
また、チューブ(6) 、ジョイント(36)、穴(7) の右側部
分、放電電極(2) の絶縁被覆層(16)とコネクタ(20)の穴
(21)との間の環状空間、ならびに放電電極(2) と接地電
極との間の吸引通路(24)および吸引口(25)により、吸塵
機構の一部が構成されている。
【0046】図1は、平坦な取付面(38)に固定された除
電対象物(28)の除電・除塵・吸塵を行う場合の状態を示
している。
【0047】この場合、接地電極(3) の先端部にフード
(29)が取り付けられ、フード(29)の先端開口部が取付面
(38)に密着させられて、除電対象物(28)が覆われる。こ
のような状態で、交流高圧電源から出力された高電圧が
ケーブル(4) の芯線(4a)を通り、ジョイントピン(17)を
介して放電電極(2) に印加される。このため、放電電極
(2) と接地電極(3) およびフード(29)との間に大きな電
位差が発生し、放電電極(2) の絶縁被覆層(16)を介して
高電界がかかり、放電電極(2) の先端部でコロナ放電が
発生する。一方、乾燥空気供給源からチューブ(5) を介
して供給された乾燥空気がジョイント(34)の通路(35)、
本体部(1) の穴(7) の左側部分および放電電極(2) の噴
出気体通路(18)を通って、気体噴出口(19)からフード(2
9)内に吹き出される。その際、放電電極(2) の先端部で
発生しているコロナ放電のために、乾燥空気が電気的に
励起されてイオン化し、プラスとマイナスのイオンに変
換される。そして、これらのイオンが噴出口(19)から吹
き出される乾燥空気によって除電対象物(28)に吹き付け
られ、これにより、除電対象物(28)が除電・除塵され、
除電対象物(28)から除去された塵埃が舞い上がる。この
とき、放電電極(2)の絶縁樹脂層(16)と接地電極(3) と
の間の吸引通路(24)は、チューブ(6) を介して接続され
た真空発生装置の働きで負圧になっている。このため、
フード(29)内に吹き出された空気および舞い上がった塵
埃が、吸引口(25)から吸引通路(24)内に吸引され、さら
にコネクタ(20)の穴(21)、本体部(1) の穴(7) の右側部
分およびジョイント(36)の通路(37)を通ってチューブ
(6) に吸引される。その結果、フード(29)内の塵埃は外
部に出ることなく回収されて、吸塵が行われる。
【0048】図4は、たとえば目薬容器等のような開口
部の小さい容器の内部の除電・除塵・吸塵を行う場合の
状態を示している。
【0049】この場合、接地電極(3) にはフード(29)は
取り付けられず、放電電極(2) の先端部が開口部(39a)
を通して容器(除電対象物)(39)内に挿入され、接地電
極(3) の先端部が開口部(39a) の周縁部に押し当てられ
て、開口部(39a) がほぼ密閉される。このような状態
で、放電電極(2) に印加される高電圧により放電電極
(2) と接地電極(3) との間にコロナ放電が発生し、気体
噴出口(19)から吹き出される乾燥空気とコロナ放電によ
り発生したイオンが容器(39)の内面に吹き付けられて、
除電・除塵が行われる。そして、前記同様、容器(39)の
内面から除去された塵埃が、容器(39)内に吹き出された
乾燥空気とともに、吸引口(25)から吸引通路(24)内に吸
引されて、吸塵が行われる。
【0050】上記の除電装置に、乾燥空気を給気用チュ
ーブ(5) を介して供給し、真空発生装置に吸塵用チュー
ブ(6) を接続し、波形制御された交流高電圧をケーブル
(4)を介して印加した。また、絶縁保持された金属板を
疑似帯電板とし、直流高圧電源を用いてそれを5000
Vに帯電させた。そして、除電装置から吹き出されたイ
オン化空気を疑似帯電板に吹き付け、その帯電板が除電
されていく様子を静電気測定器を用いて観測した。その
結果、上記の除電装置の使用によって疑似帯電板が確実
に除電されることが確認された。
【0051】また、上記実施例のような中空状の放電電
極(2) を使用しても、電極(2) の肉厚もしくは先端形状
などの選定によって、高電界をかけることができ、火花
放電に至らないコロナ放電を行わせ、除電に必要なプラ
スとマイナスのイオンを十分に生成できることが確認さ
れた。すなわち、図3に示すように、放電電極(2) の先
端部が直角に切断されていても、肉厚を薄くすることに
より、除電効果を高めることができる。また、図5に示
すように、放電電極(2) の先端部を斜めに切断して、鋭
利部分(2a)を1箇所形成したり、図6に示すように、放
電電極(2) の先端部に鋭利部分(2b)を2箇所形成したり
することによっても、除電効果を高めることができる。
なお、図5および図6において、図3と同じ部分には同
一の符号を付している。
【0052】なお、疑似帯電板と上記の除電装置の放電
電極(2) の先端の気体噴出口(19)との設置距離が50m
m以下の場合は、疑似帯電板の帯電極性がプラスであっ
てもマイナスであっても、5000Vから500V以下
まで除電するのに要する時間は1秒以下であった。ま
た、設置距離の増大に伴い除電に要する時間は増加し、
供給空気圧の増加に伴い除電に要する時間は短縮され
た。さらに、図5あるいは図6に示すように放電電極
(2) の先端を適切な形状に加工することにより、除電時
間をわずかながら短縮させることができた。
【0053】また、波形制御をしていない正弦波の交流
高電圧を印加すると、帯電物を上記の除電装置で処理し
ても、残留帯電もしくは逆帯電のため、0V付近までの
完全な除電が行われない。
【0054】なお、上記の除電装置を実際の除電工程で
使用する際には、交流高電圧電源の機能と電極への印加
電圧、対象物との設置距離、供給する気体の圧力、吸塵
のための真空圧、吸塵フードが必要な場合のその形状・
寸法等を十分に検討する必要がある。
【0055】
【発明の効果】本発明の除電装置によれば、上述のよう
に、噴出気体流の吹き出し方向に対する断面積をきわめ
て小さくすることができ、除電対象物の微小部分や開口
部の小さい容器内の除電・除塵・吸塵を、簡単かつ安価
な装置で効率良く行うことができる。
【0056】また、吸塵機構の吸引通路を別途設ける必
要がなく、吸塵機構が簡略化、小型化され、除装置全
体の小型化が可能である。したがって、実ラインへの設
置上の問題が大幅に軽減され、除電装置を的確な位置に
配置して的確な除電を行うことができる。
【0057】さらに、噴出される気体が、常時、放電電
極の内部を通るので、放電電極内側面への塵埃の付着を
防止することができ、しかも、放電電極の外側面が電気
絶縁体製の絶縁被覆層で覆われていることにより、放電
電極と接地電極との間の絶縁を良好にすることができ、
かつ放電電極外側面への塵埃の付着を防止することがで
きる。したがって、除電性能を長期にわたって良好に保
つことができ、放電電極の保守を簡素化し、メンテナン
スの期間を大幅に延ばすことができる。
【0058】放電電極の肉厚が薄くなっているか、ある
いは放電電極の先端部に鋭利な部分が形成されているこ
とにより、十分な除電効果を得ることができる。
【0059】絶縁被覆層が、放電電極の先端より2mm
以下の範囲で、気体噴出方向に突出させられていること
により、電極および作業者を保護することができる。
【0060】接地電極の先端部に吸塵フードが接続され
るようになされていることにより、吸塵フードで除電対
象物を覆って、除電対象物から除去された塵埃を効率良
く吸引、除去することができ、また、吸塵フードに接地
電極の機能を兼ねさせることもできる。
【0061】電気絶縁体製の本体部を備え、本体部に、
放電電極を固定する放電電極固定機構、接地電極を固定
する接地電極固定機構、高圧電源からの高電圧を供給す
るための高圧ケーブルを固定して高圧ケーブルを放電電
極に電気的に接続するケーブル固定機構、気体噴出機構
の給気用チューブを固定して給気用チューブを放電電極
内部の噴出気体通路に連通させる給気用チューブ固定機
構、および吸塵機構の吸塵用チューブを固定して吸塵用
チューブを放電電極と接地電極の間の吸引通路に連通さ
せる吸塵用チューブ固定機構が設けられていることによ
り、除電装置をコンパクトに一体化することができる。
【0062】放電電極および接地電極を構成するケーシ
ングがステンレス鋼製であり、本体部および放電電極の
絶縁被覆層がフッ素樹脂製であることにより、たとえば
アルコールを入れた容器に装置を漬けて、全体を簡単に
洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す除電装置の主要部の縦
断面図である。
【図2】図1の放電電極の基端部近傍を拡大して示す縦
断面図である。
【図3】図1の放電電極の先端部近傍を拡大して示す縦
断面図である。
【図4】図1と異なる使用状態を示す放電電極の先端部
近傍の縦断面図である。
【図5】放電電極の先端形状の変形例を示す部分切欠き
斜視図である。
【図6】放電電極の先端形状の他の変形例を示す部分切
欠き斜視図である。
【符号の説明】
(1) 本体部 (2) 放電電極 (2a)(2b) 鋭利部分 (3) 接地電極 (4) 高圧ケーブル (5) 給気用エアチューブ (6) 吸塵用エアチューブ (7) 穴 (13) 止めねじ (16) 絶縁被覆層 (17) 高圧ジョイントピン (18) 噴出気体通路 (19) 気体噴出口 (20) パイプコネクタ (21) 穴 (24) 吸引通路 (25) 吸引口 (28) 除電対象物 (29) 塵フード (30) チューブコネクタ (34) 給気用エアジョイント (35) 通路 (36) 塵用エアジョイント (37) 通路 (39) 容器(除対象物)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−47488(JP,A) 特開 平2−284396(JP,A) 特開 平2−210798(JP,A) 特開 平6−37121(JP,A) 特開 平4−37069(JP,A) 実開 昭59−36842(JP,U) 実公 昭59−38382(JP,Y2) 特表 平5−504297(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B08B 5/04 B08B 6/00 H05F 3/04 - 3/06 H01T 19/00 B67C 3/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放電電極、接地電極、気体噴出機構および
    吸塵機構を備え、放電電極と接地電極との間のコロナ放
    電により発生したイオンを気体噴出機構から噴出される
    気体により除電対象物に吹き付けて、除電対象物の除電
    を行い、除電により除電対象物から除去された塵埃を吸
    塵機構で吸引して取り除くようになされたイオン化除電
    装置において、 放電電極が中空状の電気良導体で構成され、接地電極が
    放電電極の周囲に配置された中空状の電気良導体で構成
    され、放電電極の内部に、先端部に気体噴出口を有する
    気体噴出機構の噴出気体通路が形成され、放電電極と接
    地電極の間に、先端部に吸引口を有する吸塵機構の吸引
    通路が形成されていることを特徴とする吸塵機構を備え
    たイオン化除電装置。
  2. 【請求項2】放電電極の外側面が電気絶縁体製の絶縁被
    覆層で覆われていることを特徴とする請求項1の吸塵機
    構を備えたイオン化除電装置。
  3. 【請求項3】放電電極の肉厚が薄くなっていることを特
    徴とする請求項1の吸塵機構を備えたイオン化除電装
    置。
  4. 【請求項4】放電電極の先端部に鋭利な部分が形成され
    ていることを特徴とする請求項1の吸塵機構を備えたイ
    オン化除電装置。
  5. 【請求項5】絶縁被覆層が、放電電極の先端より2mm
    以下の範囲で、気体噴出方向に突出させられていること
    を特徴とする請求項2の吸塵機構を備えたイオン化除電
    装置。
  6. 【請求項6】接地電極の先端部に、除電対象物を覆うた
    めの吸塵フードが接続されるようになされていることを
    特徴とする請求項1の吸塵機構を備えたイオン化除電装
    置。
  7. 【請求項7】吸塵フードが接地電極を兼ねていることを
    特徴とする請求項6の吸塵機構を備えたイオン化除電装
    置。
  8. 【請求項8】電気絶縁体製の本体部を備え、本体部に、
    放電電極を固定する放電電極固定機構、接地電極を固定
    する接地電極固定機構、高圧電源からの高電圧を供給す
    るための高圧ケーブルを固定して高圧ケーブルを放電電
    極に電気的に接続するケーブル固定機構、気体噴出機構
    の給気用チューブを固定して給気用チューブを放電電極
    内部の噴出気体通路に連通させる給気用チューブ固定機
    構、および吸塵機構の吸塵用チューブを固定して吸塵用
    チューブを放電電極と接地電極の間の吸引通路に連通さ
    せる吸塵用チューブ固定機構が設けられていることを特
    徴とする請求項1の吸塵機構を備えたイオン化除電装
    置。
  9. 【請求項9】放電電極の外側面が電気絶縁体製の絶縁被
    覆層で覆われており、放電電極および接地電極がステン
    レス鋼製であり、本体部および放電電極の絶縁被覆層が
    フッ素樹脂製であることを特徴とする請求項8の吸塵機
    構を備えたイオン化除電装置。
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