JPH09232068A - 負イオン発生装置 - Google Patents

負イオン発生装置

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JPH09232068A
JPH09232068A JP3521196A JP3521196A JPH09232068A JP H09232068 A JPH09232068 A JP H09232068A JP 3521196 A JP3521196 A JP 3521196A JP 3521196 A JP3521196 A JP 3521196A JP H09232068 A JPH09232068 A JP H09232068A
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JP
Japan
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negative
ion generator
electrode
negative ion
high voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP3521196A
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English (en)
Inventor
Hideaki Ishii
英明 石井
Terukazu Suzuki
輝一 鈴木
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SUNRISE SYST KK
Original Assignee
SUNRISE SYST KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単で小型の負イオン発生装置に関す
るものである。 【解決手段】 ケース13内に内蔵されている直流高圧
発生回路で、接続プラグから印加されている交流100
ボルトから、数千ボルトの高圧を発生させる。そして、
その発生した直流の高圧のマイナス側を針状のマイナス
電極に接続している。そして、明示的にはプラス電極を
設けていない。この針状のマイナス電極は、ガード11
で手などが触れないように保護している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負イオン発生装置
に関し、特に構成の簡単で小型の負イオン発生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、健康に対して効果があるとさ
れている負イオン発生装置は存在していた。しかし、こ
れらの従来の負イオン発生器は、通常、コロナ放電によ
る集塵器や空気清浄機の副産物として、負イオンの発生
を利用しているものである。
【0003】たとえば、図4に従来の空気清浄機の構成
の一例を示す。この従来の空気清浄機において、1はカ
バー、2は集塵紙、3は基板、4はイオン化線(マイナ
ス電極)、5は集塵板(プラス電極)である。このよう
な構成における空気清浄機の動作を図5を用いて説明す
る。
【0004】図5において、イオン化線4と集塵板5と
の間に、高圧(数千ボルト)の直流電圧が印加されてい
るため、このイオン化線4と集塵板5との間にコロナ放
電が発生する。そして、イオン化線4から集塵板に向か
って電子が飛び出す。この電子は、イオン化線の周囲の
分子(主として酸素分子)に付着して、負イオンとな
る。この負イオンは、空気中に浮遊している埃等にもマ
イナスの電荷を与える。これらの負イオンやマイナスの
電荷を与えられた埃等は、電気力線にそって集塵板へ移
動する。
【0005】このように、これらの従来の空気清浄機に
おいては、マイナス電極とプラス電極の間でコロナ放電
を起こし、発生する電子による負イオンをプラス電極で
集める構成である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の空気
清浄機の構成では、マイナス電極で発生した負イオン
は、近くにあるプラス電極で消滅するため、負イオン
は、結果的に大量には発生しないことになる。
【0007】本発明の目的は、簡単で小型の構成で、大
量の負イオンを発生される負イオン発生器を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、明示的にプラ
スの電極を設けなくても負イオンを発生することを見い
だしたことに基づいている。
【0009】そして、上記目的を達成するために、本発
明の構成は、高圧発生回路の出力端子において、負側の
みに電極を設け、正側には電極を明示的に設けないこと
を特徴とする負イオン発生装置である。
【0010】また、この負イオン発生装置において、負
電極の形状を針状とすることを特徴としている。
【0011】負イオン発生装置は、負電極の周囲に保護
のための絶縁物によるガードを設けたことを特徴として
いる。
【0012】負イオン発生装置は、高圧発生回路は、変
圧器の1次側にコンデンサの放電電流を流すことで、2
次側に高圧が発生するものを用いていることを特徴とし
ている。
【0013】負イオン発生装置は、前記コンデンサの放
電電流を発生させるスイッチング素子として、サイリス
タを用いていることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】図を用いて、本発明の実施形態を
説明する。
【0015】図1は、本発明を適用した実施形態の1例
である負イオン発生装置の構成を示している。図1
(a)は側面図、図1(b)は正面図、図1(c)は平
面図である。この図において、12は針状のマイナス電
極であり、11はそのマイナス電極を覆っているガード
で、13はケース、14は接続プラグである。ガード1
1およびケース13は、絶縁物たとえばプラスチックを
用いて形成されている。
【0016】図1に示されている構成で、ケース13内
に内蔵されている直流高圧発生回路で、接続プラグから
印加されている交流100ボルトから、数千ボルトの高
圧を発生させる。そして、その発生した直流の高圧のマ
イナス側を針状のマイナス電極に接続している。そし
て、明示的にはプラス電極を設けていない。この針状の
マイナス電極は、ガード11で手などが触れないように
保護している。
【0017】図2は、ケースに内蔵されている直流高圧
発生回路の一例である。図2において、AC100ボル
トは、上記の接続プラグ14から回路に入力されてい
る。そして、トランスTの出力側に発生した高圧は、マ
イナス側が、抵抗、耐圧ダイオードを介して、針状のマ
イナス電極12に接続されている。そして、トランスの
出力側のプラス側は、どこにも接続されていない。この
回路の動作を次に説明する。
【0018】さて、サイリスタSCRがオフ状態である
とする。入力された交流は、正の半波のとき、ダイオー
ドD1を介してコンデンサCに電荷を蓄積する。蓄積さ
れた電荷によるコンデンサの電圧がサイリスタSCRの
ブレークオーバ電圧を越えるとサイリスタSCRはオン
となる。すると、コンデンサに蓄積された電荷は、サイ
リスタSCRを介して流れる。このため、このコンデン
サの放電電流は、トランスTの1次側にも流れ、この放
電電流のサージにより、トランスTの2次側に高圧が発
生する。交流の負の半波となると、サイリスタは逆の電
圧が印加されることでオフ状態となる。
【0019】この様にして、たとえば図2に示した高圧
発生回路を用いて、図1の針状の電極に対して負の高圧
を印加する。すると、この針状の電圧から電子が飛び出
し、周囲の分子(主として酸素分子)をマイナスのイオ
ンとする。
【0020】出願人において実験した結果を図3のグラ
フに示す。この図は、上記図1に示した針状電圧の電圧
と、針状電極の近傍(15mm)でのイオン密度とのグ
ラフである。この図でもわかるように、8千ボルトで1
ccあたり百万個程度のイオンが発生している。
【0021】このように、本発明の実施形態でも理解で
きるように、簡単で小型の形状で、大量の負イオンを発
生することができる。そして、プラス電極が明示的にな
いため、発生した負イオンは近くのプラス電極で消滅す
ることがなく、発生した負イオンを有効に用いることが
できる。
【0022】また、発生した電子や負イオンのため、埃
等の浮遊している塵も負の電荷を帯びることになる。こ
れらの負の電荷を帯びた塵は、周囲の壁面や床、電線等
に付着する。これにより、空中に浮遊する塵は少なくな
る。
【0023】なお、本発明に用いる高圧発生回路は、図
2に示されるものに限らず、数千ボルト程度発生するこ
とができるものであればよい。
【0024】また、電極の形状も針状のものに限らず、
他の形状のものでもよい。
【0025】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、マイナ
ス電極のみを明示的に設けることにより、簡単で小型の
構成で、有効に負イオンを発生することができる。
【0026】そして、空中に浮遊する塵もすくなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の負イオン発生装置の外観図である。
【図2】本発明の負イオン発生装置に用いられる高圧発
生回路の例を表す回路図である。
【図3】本発明の負イオン発生装置による負イオン発生
の実験例を表すグラフである。
【図4】従来の空気清浄機の構成例を示す図である。
【図5】従来の空気清浄機の動作を説明する図である。
【符号の説明】
11 ガード 12 マイナス電極 13 ケース 14 プラグ R1,R2,R3,R4 抵抗 D1,D2,D3 ダイオード C コンデンサ T トランス SCR サイリスタ D4 耐圧ダイオード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧発生回路の出力端子において、負側
    のみに電極を設け、正側には電極を明示的に設けないこ
    とを特徴とする負イオン発生装置。
  2. 【請求項2】 前記負電極の形状を針状とすることを特
    徴とする請求項1記載の負イオン発生装置。
  3. 【請求項3】 前記負電極の周囲に保護のための絶縁物
    によるガードを設けたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の負イオン発生装置。
  4. 【請求項4】 前記高圧発生回路は、変圧器の1次側に
    コンデンサの放電電流を流すことで、2次側に高圧が発
    生するものを用いていることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか記載の負イオン発生装置。
  5. 【請求項5】 前記コンデンサの放電電流を発生させる
    スイッチング素子として、サイリスタを用いていること
    を特徴とする請求項4記載の負イオン発生装置。
JP3521196A 1996-02-22 1996-02-22 負イオン発生装置 Pending JPH09232068A (ja)

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