JP4972483B2 - 金型 - Google Patents

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Description

本発明は、金型に関するものである。
車両などに搭載されるサイドターンランプは、レンズ部とハウジングとを備えている。ハウジングにはソケット部が形成され、そのソケット部には電球(ランプ)に電源を供給するための端子が内蔵されている(例えば、特許文献1参照)。
この種のサイドターンランプのソケット部は、電球に接続された直線形状の端子を覆うように形成されていた。しかし、このような構成では、サイドターンランプの設置スペースの省スペース化を図るには限界があった。そこで、このような問題を解消するために、端子を略L字状に折曲させ、それに合わせてソケット部を形成したサイドターンランプが提案されている。
特開2002−46141号公報
ところで、上述したソケット部が略L字状に折曲されたサイドターンランプは、射出成形装置にて、直線状の端子を配置した状態でハウジングを射出成形し、この半製品を射出成形装置から取り出して、それを別の部品加工装置にて端子をL字状に折曲し、再度射出成形装置にセットして、この端子部を覆うように射出成形して製造する必要があり、製造に手間がかかると共に、製造過程の製品を、頻繁に装置間を運搬する必要があり、製品の品質が低下する虞があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、製造に手間をかけず、品質の向上を図ることができる金型を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項に記載した発明は、燈体のハウジングを射出成形するための一対の金型において、前記ハウジングに取り付けられ、ランプと接続される端子の曲げ加工をするための部品加工装置が組み込まれていることを特徴としている。
請求項に記載した発明は、前記部品加工装置が、一方の金型本体に設けられた前記端子の側面を押圧するための押圧部と、前記端子の加工前に前記押圧部を待機位置に保持させるための付勢部材と、他方の金型本体に設けられ、この金型の型締め位置で前記押圧部に当接して、該押圧部を前記端子の側面を押圧する方向へ移動させるための押し棒と、で構成されていることを特徴としている。
請求項に記載した発明は、前記部品加工装置により加工された前記部品を覆うように射出成形するためキャビティが形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載した発明によれば、製品の製造過程において製品を運搬したりすることなく、射出成形をする金型内において製品に取り付けられる部品の加工まですることができる。したがって、製品の製造に手間をかけず、また、作業員の手に触れることなく射出成形およびその後の部品の加工まで行うことができ、品質の向上を図ることができる効果がある。
また、燈体のハウジングを射出成形する際に、端子を配置した状態で射出成形することができるとともに、その後、ハウジングの外側に突出している端子を部品加工装置により曲げ加工することができる。したがって、例えば端子を略L字状に曲げることができる効果がある。
請求項に記載した発明によれば、一対の金型を型締めする際に、その型締め力を利用して、部品加工装置の押圧部により確実に端子を曲げ加工することができる。つまり、一対の金型を型締めすると同時に、端子が部品加工装置の押圧部により曲げ加工される。したがって、例えば略L字状に折曲された端子が取り付けられた燈体のハウジングを一対の金型内にて製造することができる効果がある。また、部品加工装置はモータなどの動力を必要としないため、余分なエネルギーを使用することなく、効率的に製品を得ることができる効果がある。
請求項に記載した発明によれば、さらに一対の金型に形成されたキャビティに加工された部品を配置した状態で射出成形すると、その射出成形した部分と先に射出成形した製品とを一体化することができる。したがって、例えば略L字状に折曲された端子を有する燈体のハウジングにおいて、ハウジングから突出した端子を覆うように射出成形して一体化された製品とすることができ、例えば、L字状に形成されたソケット部を有した燈体のハウジングを、一対の金型内において製造することができる効果がある。
次に、本発明の実施形態を図1〜図19に基づいて説明する。なお、本実施形態においては、成膜成形装置を用いて車両のサイドターンランプを製造する場合の説明を行う。
図1に示すように、サイドターンランプ1は、レンズ部2と、電球3が組み込まれるハウジング4とで構成されている。レンズ部2およびハウジング4は半割り製品である一次製品として可動金型51、固定金型52でそれぞれ一次射出により成形し、可動金型51をスライド移動させてハウジング4の内面を成膜した後に、電球3を組み込み、可動金型51をスライド移動させて両一次製品同士を突き合わせ、その突き合わせ部5に樹脂材を二次射出して一体化成形されている。
図2に示すように、レンズ部2とハウジング4とで構成される中空部6に、電球3が配置されている。電球3には、導電性の端子7が接続されている。また、端子7はハウジング4の裏面27の略中央部に形成されたソケット部8内に配置され、端子の先端部7bはソケット部8内に露出している。
ここで、端子7は、ハウジング4からの突出量を抑えて省スペース化を図るためにL字状に折曲されて取り付けられている。また、その端子7の形状に合わせて略L字状にソケット部8が形成されている。
なお、レンズ部2を構成する材料は、例えば、透明のアクリル樹脂であり、ハウジング4を構成する材料は、例えば、ポリカーボネート樹脂である。また、電球3はLEDでもよい。
レンズ部2は椀形状で形成されており、開口周縁部2aにおいてハウジング4と接合されている。一方、ハウジング4は、電球(バルブ)3が取付けられる台座部21と、台座部21の外周縁から水平方向(左右方向)へ延設しているフランジ部22とで一体成形されている。フランジ部22の端縁部22aにおいて、レンズ部2と接合されている。
そして、レンズ部2とハウジング4とが突き合わされた状態で、その突き合わせ部5に樹脂材を二次射出してサイドターンランプ1が一体化成形される。ここで、樹脂材5は、レンズ部2の材料と同じ材料で構成されている。本実施形態においては、樹脂材はアクリル樹脂で構成されている。なお、樹脂材は、ハウジング4と同じ材料(ポリカーボネート樹脂)を採用してもよい。
図1に戻り、サイドターンランプ1は平面視略楕円形状をしており、車両ボディBに穿設された取付け孔9にハウジング4を嵌合組み込みすることになるが、フランジ部22の裏面27の長径方向一端には、取付け孔9に係止するための係止溝28を備えた係止突片29が形成され、他端には弾性を有する係止脚30が形成されている。そして、サイドターンランプ1は、係止脚30を中心側に弾性変形させるようにして取付け孔9に嵌合し、係止溝28が取付け孔9の孔縁に達した段階で係止脚30を一部弾性復帰させることで係止溝28に取付け孔9の内周縁が嵌合し、簡単な弾性取り付けができるように構成されている。
次に、サイドターンランプ1を成膜成形するための製造装置50について図3を用いて説明する。
図3に示すように、製造装置50は、主として可動金型51と固定金型52からなる一対の金型を備えている。可動金型51には、レンズ部2を型形成するための成形型53、ハウジング4を型形成するための成形型54、ハウジング4のソケット部8を型形成するための成形型55、ハウジング4を配置してレンズ部2と一体化成形するための成形型65が配置され、固定金型52には、レンズ部2を型形成するための成形型56、ハウジング4を型形成するための成形型57およびハウジング4のソケット部8を型形成するための成形型58と共に、成膜装置40を収容するための成膜型59が配置されている。なお、成形型53〜58,65および成膜型59は、可動金型51および固定金型52にそれぞれ着脱自在に取り付けられたものである。
ここで、成形型54,55は、隣接する成形型が配置された方向と直交する方向(紙面の表裏方向)に、各型面の平面視略中央部において2分割可能に構成されている。このように構成することで、各成形型54,55に形成されたキャビティ内で射出成形された製品を型内から取り出すことができる。また、成形型58,65も同様に2分割可能に構成されている。このように構成することで、前工程で射出成形されたハウジング4を、成形型58,65に形成されたキャビティ内に取り込むことができる。
また、可動金型51において、成形型53〜55が配置されている面と成形型65が配置されている面との間には段差が設けられ、成形型65の面の方が一段下がった位置に配置されている。
ここで、ハウジング4の成形型54の下方には、端子7を折曲させるための部品加工装置33が組み込まれている。部品加工装置33は、端子7を載置させるための台座34と、端子7の側面7aを押して端子7を曲げるための押圧部35と、台座34と押圧部35との間に接続された付勢部材36と、押圧部35の移動方向を案内するためのレール37とを備えている。また、成形型57の側方で押圧部35に対向した位置に押し棒38が取り付けられている。さらに、成形型54の側方で押し棒38に対応した位置には開口39が形成されている。そして、押圧部35における開口39に対応した位置(押し棒38に対応した位置)は、傾斜面35aが形成されている。
このように構成することで、可動金型51と固定金型52とを型締めする際に、押し棒38が開口39内に挿通され、押し棒38の先端が押圧部35の傾斜面35aに当接する。さらに、可動金型51と固定金型52とを型締め方向に移動させると、押し棒38の先端が傾斜面35aを滑り落ちる方向に移動しようとする。すると、押圧部35はレール37に案内されて端子7の側面7aを押す方向(図面の右方向)に移動する。端子7は、押圧部35により側面7aを押圧されると、成形型54の貫通孔端部60を支点にして、略直角に折曲される。つまり、端子7が略L字状に折曲されることとなる(図6参照)。
なお、可動金型51と固定金型52とを型開き方向に移動すると、押し棒38が傾斜面35aから離間し、付勢部材36の付勢力により押圧部35が待機位置に戻るように構成されている。
また、成形型55には端子7を覆うようにソケット部8を射出成形するためのキャビティが形成されている。また、端子7の先端部7bをソケット部8内で露出させる必要があるため、キャビティに挿入可能な突起部62が形成された補助成形型55aが成形型55の側方に設けられている。補助成形型55aは、成形型55の側面61に近接する方向および離間する方向にスライド可能に構成されている。
可動金型51は、図示しないアクチュエータ(サーボモータやシリンダ)により金型同士の近接・離間方向の移動と、型表面に沿った移動とができるように構成されている。
また、各型面において射出成形をする際にキャビティ内に射出材料を供給するための配管(バルブゲート)75が各所に設けられている。
成膜装置40は、公知の真空蒸着装置であり、成膜型59、成膜空間を真空にする真空ポンプ41、真空ポンプ41にバルブ42を介して接続される真空流路43、蒸着する金属(例えば、アルミニウムやクロム)を入れるボート(ターゲット)44、ボート44を加熱するためのヒータ45、およびヒータ45用の電源46などを備えて構成されている。
次に、サイドターンランプ1を成膜成形するための成膜成形装置10について図4を用いて説明する。
図4に示すように、成膜成形装置10は、筐体11内に製造装置50が配置されたものである。製造装置50は、可動金型51と固定金型52とからなる一対の金型を備えている。また、可動金型51と固定金型52とを型締めするためのトグル機構を有する型締め装置70が、製造装置50の可動金型51に連接されている。
筐体11の上面には、筐体11内を空調・換気するための空調機77が取り付けられており、筐体11に形成された開口部76に空調機77の下部に設けられた吹出口78が挿通され、筐体11内に空調空気を吹き出し可能に構成されている。また、筐体11の側面などには、適宜点検口12が設けられている。例えば、製造装置50の側面に対応した位置に点検口12が設けられており、容易に開閉可能に構成されている。ここで、点検口12は気密性を確保することができるタイプのものを採用することが好ましい。
また、筐体11の側面において、製造装置50などに対応した位置近傍は透明ガラスなどで構成し、筐体11内を視認できることが好ましい。
また、筐体11の側部近傍には、射出成形用の樹脂材料が収容された射出材料供給装置81と、成膜用の真空ポンプ41および電源46などが配置されている。
型締め装置70は、駆動部71とアーム部72とを備えている。アーム部72の一端に接続されている駆動部71に、制御部などが収容されており、制御部からの信号によりアーム部72が可動するように構成されている。また、アーム部72の他端には、可動金型51が接続されている。そして、アーム部72が可動することで、可動金型51が合わせて移動し、可動金型51と固定金型52とを型締め可能に構成されている。
射出材料供給装置81は、筐体11外に配置され、材料を収容しているタンク89と、材料を金型に形成されたキャビティへ供給する供給配管90と、供給配管90の途中に設けられ、供給経路を開閉可能に構成されたバルブ91とを備えている。供給配管90は、その途中で筐体11を貫通し、筐体11内へと導かれ、各金型内に設けられた配管(バルブゲート)75へ接続され、樹脂材料を各キャビティ内へ供給可能に構成されている。タンク89内に収容されている樹脂材料は、図示しない制御部からの指示によりバルブ91を開状態にした後、供給配管90を介して、各金型のキャビティ内へ供給され、一次射出および二次射出可能に構成されている。なお、複数の材料を用いて射出成形する場合には、射出材料供給装置81は、材料の種類分の装置が設けられることとなる。
成膜装置40に備えられている真空ポンプ41および電源46は、筐体11外に配置され、真空ポンプ41はそれに接続している真空流路43の途中で筐体11を貫通し、筐体11内へと導かれ、成膜を行う空間内へ接続されている。また、電源46には配線が接続され、その配線が筐体11を貫通して、ヒータ45へ接続されている。なお、真空ポンプ41および電源46は、筐体11内に配置されていてもよい。
次に、サイドターンランプ1を成膜成形する工程について、図5〜図19を用いて説明する。なお、成膜成形装置10が稼動している間は、空調機77も連動して稼動しており、筐体11内がクリーンルーム化されている。
図5に示すように、可動金型51の成形型53,54が固定金型52の成形型56,57にそれぞれ対向するように配置する。また、ハウジング4の成形型54の貫通孔63に端子7を、その先端部7bが台座34に当接するまで差し込む。
図6に示すように、可動金型51を固定金型52方向に移動して、型締め装置70にて可動金型51と固定金型52とを、トグル機構が機能するように型締めする。このとき、端子7は部品加工装置33により略L字状に折曲される。この状態で、レンズ部2およびハウジング4を構成する材料を一次射出する。ここで、一次射出する際は、射出材料供給装置81から供給された材料が配管(バルブゲート)75を介して、レンズ部2およびハウジング4を成形するためのキャビティにそれぞれ供給される。
図7に示すように、一次射出完了後、可動金型51を型開き方向に移動する。このとき、レンズ部2は固定金型52側に残るように、またハウジング4は可動金型51側に残るように型設計されている。
図8に示すように、可動金型51を、成形型54(ハウジング4)が成膜型59(成膜装置40)と対向するよう型表面に沿う方向(水平方向)に移動する。
図9に示すように、可動金型51を型締め方向に移動してハウジング4が成形されている成形型54と成膜装置40が内蔵された成膜型59により、封止状の成膜空間が形成された後、バルブ42を開放して成膜空間内の空気を真空ポンプ41により真空流路43から抜き、成膜空間を真空状態にする。
この状態で、ボート44へ配置された成膜材料を、電源46により加熱したヒータ45により溶融し、蒸気化する。そして、蒸気化された金属材料からなる成膜材料により、ハウジング4における成膜型59から露出した面が成膜され、成膜面66が形成される。なお、成膜工程では部材組み込み部67は図示しないマスキング材でマスキングされ、成膜面66が形成されないように構成されている。なお、成膜材料としては、例えばアルミニウムを使用する。
図10に示すように、成膜完了後、可動金型51を型開き方向に移動して、ハウジング4を成膜型59から離間させる。
図11に示すように、可動金型51側のハウジング4と固定金型52の成形型58とが対向するよう可動金型51を型表面に沿う方向(水平方向)に移動する。
図12に示すように、成形型54を2分割するとともに、成形型58を2分割して、ハウジング4を成形型58のキャビティ内に取り込む。このとき、図示しない係止部などによりハウジング4を保持しながら、ハウジング4を成形型58内へ移動させる。
図13に示すように、成形型58(ハウジング4)と成形型55とが対向するように可動金型51を型表面に沿う方向(水平方向)に移動する。
図14に示すように、ハウジング4の端子7が略L字状に折曲されているため、成形型55を2分割して、そのキャビティ内に端子7が位置するように固定金型52と可動金型51とを当接した後、成形型55をもとの位置に戻す。この状態で、成形型55と成形型58とを型締めする。同時に、成形型55の端子7の先端部7bが射出材料で埋設されないようにするための補助成形型55aをスライドさせて突起部62が成形型55のキャビティ内に位置するように構成する。このとき、突起部62に形成された穴64に端子7の先端部7bが挿入される。この状態で成形型55のキャビティ内にハウジング4と同じ材料で射出成形を行う。これによりハウジング4のソケット部8の射出成形をすることができる。ソケット部8が射出成形されると、補助成形型55aをスライドさせてもとの位置に戻す。
図15に示すように、ソケット部8が射出成形された後、成形型55を2分割して離間する。するとハウジング4は成形型58側に残る。その後、可動金型51を型表面に沿う方向に移動して、成形型58と成形型65とが対向するように配置する。
図16に示すように、成形型65を2分割するとともに、成形型58も2分割してハウジング4を成形型65に形成されたキャビティ内に配置する。その後、電球3を図示しない部材組み込み装置によりハウジング4の部材組み込み部67に組み込む。このとき、図示しない係止部などによりハウジング4を保持しながら、ハウジング4を成形型65内へ移動させる。
図17に示すように、可動金型51が型表面に沿う方向(水平方向)に移動して、レンズ部2とハウジング4とが対向するように配置する。なお、電球3を組み込むタイミングは、レンズ部2とハウジング4とが対向するように配置された後に行ってもよい。
図18に示すように、可動金型51を固定金型52方向に移動して型締めし、この型締め状態で、レンズ部2とハウジング4との突き合わせ部5に樹脂材を二次射出することで一体化成形する。ここで、樹脂材は射出材料供給装置81より供給される。
図19に示すように、可動金型51を型開き方向に移動するとともに、成形型65を2分割し、図示しない押し出し部材によりサイドターンランプ1を取り出す。そして、再び図5の状態に可動金型51を移動し、上述の一連の工程を繰り返すことで、サイドターンランプ1を連続して製造することができる。
この方法により、ハウジング4のソケット部8(端子7)が略L字状に折曲されたサイドターンランプ1を得ることができる。
本実施形態によれば、サイドターンランプ1のレンズ部2およびハウジング4を射出成形するための一対の金型51,52において、サイドターンランプ1に取り付けられる端子7の部品加工装置(曲げ加工装置)33を組み込んだ。
このように構成したため、サイドターンランプ1の製造過程において各部品を運搬したりすることなく、射出成形をする金型51,52内においてサイドターンランプ1に取り付けられる端子7の加工まですることができる。したがって、サイドターンランプ1の製造に手間をかけず、また、作業員の手に触れることなく射出成形およびその後の部品(端子7)の加工まで行うことができ、品質の向上を図ることができる。
また、サイドターンランプ1のハウジング4を射出成形する際に、端子7を配置した状態で射出成形することができるとともに、その後、ハウジング4の外側に突出している端子7を部品加工装置33により曲げることができる。したがって、端子7を略L字状に曲げることができる。
また、部品加工装置33を、一方の可動金型51に設けられた端子7の側面7aを押圧するための押圧部35と、端子7の加工前に押圧部35を待機位置に保持させるための付勢部材36と、他方の固定金型52に設けられ、この一対の金型51,52の型締め位置で押圧部35を押して、押圧部35を端子7の側面7aを押圧する方向へ移動させるための押し棒38と、で構成され、一方の可動金型51と他方の固定金型52とを型締めすると同時に、端子7が部品加工装置33の押圧部35により曲げ加工されるように構成した。
このように構成したため、一対の金型51,52を型締めする際に、その型締め力を利用して、部品加工装置33の押圧部35により確実に端子7を曲げることができる。つまり、可動金型51と固定金型52とを型締めすると同時に、端子7が部品加工装置33の押圧部35により曲げ加工される。したがって、略L字状に折曲された端子7が取り付けられたサイドターンランプ1のハウジング4を一対の金型51,52内にて製造することができる。また、部品加工装置33はモータなどの動力を必要としないため、余分なエネルギーを使用することなく、効率的に端子7が曲げ加工されたハウジング4を得ることができる。
また、部品加工装置33により加工された端子7を覆うように射出成形するためキャビティが形成されていることを特徴としている。
このように構成したため、一対の金型51,52にさらに形成されたキャビティに加工された端子7を配置した状態で射出成形すると、その射出成形した部分と先に射出成形した部品(ハウジング4)とを一体化することができる。したがって、略L字状に折曲された端子7を有するサイドターンランプ1のハウジング4において、ハウジング4から突出した端子7を覆うように射出成形して一体化された製品とすることができ、L字状に形成されたソケット部8を有したサイドターンランプ1のハウジング4を一対の金型51,52内において製造することができる。
さらに、サイドターンランプ1を射出成形するための一対の金型51,52を備えた製造装置50において、可動金型51に、サイドターンランプ1に取り付けられる端子7の部品加工装置33が組み込まれているとともに、部品加工装置33により加工された端子7を覆うように射出成形するためキャビティを形成した。
このように構成したため、製造装置50に上述した一対の金型51,52を備えたことにより、所望のサイドターンランプ1を作業員の手に触れることなく製造装置50内で自動的に製造することができる。したがって、サイドターンランプ1の製造に手間をかけず、かつ、サイドターンランプ1の品質の向上を図ることができる。また、歩留まりを低下することができる。
そして、上記製造装置50により製造されたサイドターンランプ1は、高品質な製品として提供することができる。
尚、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な材料や装置構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、サイドターンランプの端子をL字状に曲げる部品加工装置を備えた場合の説明をしたが、他の目的に使用する部品加工装置を適宜設けるようにしてもよい。
本発明の実施形態におけるサイドターンランプの側面図である。 本発明の実施形態におけるサイドターンランプの側面断面図である。 本発明の実施形態における製造装置の概略構成図である。 本発明の実施形態における成膜成形装置の概略構成図である。 本発明の実施形態におけるサイドターンランプの製造工程を示す説明図である。 図5の続きを示す説明図である。 図6の続きを示す説明図である。 図7の続きを示す説明図である。 図8の続きを示す説明図である。 図9の続きを示す説明図である。 図10の続きを示す説明図である。 図11の続きを示す説明図である。 図12の続きを示す説明図である。 図13の続きを示す説明図である。 図14の続きを示す説明図である。 図15の続きを示す説明図である。 図16の続きを示す説明図である。 図17の続きを示す説明図である。 図18の続きを示す説明図である。
符号の説明
1…サイドターンランプ(製品,燈体) 4…ハウジング 7…端子(部品) 7a…側面 33…部品加工装置 35…押圧部 36…付勢部材 38…押し棒 50…製造装置(射出成形装置) 51…可動金型(金型) 52…固定金型(金型)

Claims (3)

  1. 燈体のハウジングを射出成形するための一対の金型において、
    前記ハウジングに取り付けられ、ランプと接続される端子の曲げ加工をするための部品加工装置が組み込まれていることを特徴とする金型。
  2. 前記部品加工装置が、
    一方の金型本体に設けられた前記端子の側面を押圧するための押圧部と、前記端子の加工前に前記押圧部を待機位置に保持させるための付勢部材と、
    他方の金型本体に設けられ、この金型の型締め位置で前記押圧部当接して、該押圧部を前記端子の側面を押圧する方向へ移動させるための押し棒と、で構成されていることを特徴とする請求項に記載の金型。
  3. 前記部品加工装置により加工された前記部品を覆うように射出成形するためキャビティが形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の金型。
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