JP2001341177A - 導光板の射出成形方法および射出成形用金型 - Google Patents

導光板の射出成形方法および射出成形用金型

Info

Publication number
JP2001341177A
JP2001341177A JP2000163433A JP2000163433A JP2001341177A JP 2001341177 A JP2001341177 A JP 2001341177A JP 2000163433 A JP2000163433 A JP 2000163433A JP 2000163433 A JP2000163433 A JP 2000163433A JP 2001341177 A JP2001341177 A JP 2001341177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
mold
light guide
guide plate
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000163433A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3457261B2 (ja
Inventor
Ikuo Asai
郁夫 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiki Seisakusho KK
Original Assignee
Meiki Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiki Seisakusho KK filed Critical Meiki Seisakusho KK
Priority to JP2000163433A priority Critical patent/JP3457261B2/ja
Publication of JP2001341177A publication Critical patent/JP2001341177A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3457261B2 publication Critical patent/JP3457261B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導光板を、優れた光学特性と品質安定性をも
って射出成形することが出来、特に、ゲート部分の仕上
げ加工が容易乃至は不要とされて、優れた成形性が発揮
される、導光板の新規な射出成形方法を提供すること。 【解決手段】 成形キャビティ18への溶融樹脂材料2
8の充填を、固定金型10と可動金型12の間に所定の
しめしろを残して完了した後、ゲート46を遮断し、そ
の後、型締力を及ぼすことによって、目的とする導光板
54を射出圧縮成形するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、液晶表示装置のバックライト等
に使用される照明装置用の導光板の射出成形方法および
射出成形用金型に関するものである。
【0002】
【背景技術】パソコンやワープロ,カーナビゲーション
システム,液晶テレビ,液晶ビデオ,液晶DVD等に採
用されている液晶表示装置は、液晶パネルの裏面側にバ
ックライトを配設し、バックライトから投射される光を
液晶パネルに透過させて調光することによって、液晶パ
ネルに設定された各ドットを発光表示させるようになっ
ている。
【0003】また、このような液晶表示装置に採用され
るバックライトは、液晶パネルの全面を広く均一に照射
する必要があることから、一般に、液晶パネルの略全面
に亘る大きさの平板形状を有する導光板を用い、該導光
板の外周端面に対して冷陰極放電灯等から投射した光
を、導光板を通じて液晶パネルの略全面に導いて照射さ
せるようになっている。
【0004】ところで、液晶表示装置に採用されている
導光板は、従来から、一般に、固定金型と可動金型の型
合わせ面間に形成された成形キャビティに対して、固定
金型に設けたランナからゲートを通じてメタクリル樹脂
等の溶融樹脂材料を射出充填することによって生産され
ているが、かかる導光板の性能は、直接に液晶表示装置
の性能に影響を与えるものであり、優れた導光性能を安
定して確保することが要求される。そこで、従来では、
例えば、導光板の最も厚肉となる入射面に溶融樹脂材料
を成形キャビティに充填するためのゲートを設定して、
成形品におけるフローマークの発生を抑えると共に、射
出成形後に、かかるゲート部分を高精度に研磨仕上げす
ることによって、対応している。
【0005】ところが、近年では、液晶表示装置の大画
面化と薄肉化に伴って導光板の面積が大きく、且つ肉厚
寸法が小さくなって来ているために、狭幅の成形キャビ
ティの全体に亘って溶融樹脂材料を完全に充填すること
が難しい場合があった。
【0006】しかも、導光板の入射面には、高い精度が
要求されることから、成形品においてゲートをカットし
た後に、高精度な研磨作業が必要となり、生産性が悪く
高コスト化が避けられないことに加えて、製品の品質を
安定して確保することも難しいという問題があった。
【0007】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、液晶表示装置用の導光板を、優れた生産性
とコスト性のもとに、安定した品質で製造することの出
来る、新規な導光板の射出成形方法を提供することにあ
る。
【0008】また、本発明は、かかる導光板の射出成形
方法の実施に際しても有利に採用され得て、高精度で安
定した品質の導光板を、優れた生産性とコスト性をもっ
て製造することの出来る、新規な構造の導光板の射出成
形用金型を提供することも、目的とする。
【0009】
【解決手段】以下、このような課題を解決するために為
された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各
態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の
組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至
は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることな
く、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの
記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づ
いて認識されるものであることが理解されるべきであ
る。
【0010】すなわち、導光板の製造方法に関する本発
明の第一の態様の特徴とするところは、固定金型と可動
金型の型合わせ面間に形成された成形キャビティに対し
て、固定金型に設けたランナからゲートを通じて溶融樹
脂材料を射出充填することにより、導光板を射出成形す
るに際して、成形キャビティへの溶融樹脂材料の充填
を、固定金型と可動金型の間に所定のしめしろを残して
完了した後、ゲートを遮断し、その後、型締力を及ぼす
ことによって射出圧縮成形する導光板の射出成形方法に
ある。
【0011】このような第一の態様においては、溶融樹
脂材料を成形キャビティに射出充填した後、ゲートを遮
断することによって成形キャビティがランナから分離さ
れて略閉鎖状態とされるのであり、その後に固定金型と
可動金型を型締めすることにより、目的とする導光板寸
法に対応した成形キャビティとされる。即ち、ゲートを
遮断することによって射出圧縮成形を導光板に適用し
て、流動可能な溶融状態の樹脂材料に対して、型締力に
よる圧縮力を直接に加えることによって、溶融樹脂材料
の成形キャビティ内への確実な充填と、偏った内部歪の
分散が実現されることとなり、特に、射出圧力を上回る
型締力を樹脂材料に及ぼすことが可能となることから、
成形品における入射面や投射面等の寸法精度を高度に且
つ安定して得ることが可能となるのである。
【0012】しかも、型締力の作用時には、ゲートが遮
断されることから、導光板の成形品においては、固定金
型と可動金型を型開きして取り出した際、既にゲート部
分が切断されてランナが取り外された状態とされること
から、ランナ除去等の後加工が不要となり、優れた生産
性が発揮され得る。
【0013】また、導光板の射出成形方法に関する本発
明の第二の態様は、前記射出成形方法に関する第一の態
様において、成形キャビティに対して、導光板の入射端
面を除く外周面の何れかの位置から、溶融樹脂材料を充
填することを、特徴とする。このような本態様の射出成
形方法に従えば、導光板におけるゲートカット位置の状
態が、導光板の光学特性に及ぼす影響を軽減乃至は回避
することが可能となり、導光板の成形後におけるゲート
カット部位の後仕上げが容易乃至は不要となる。それ
故、ゲート位置による悪影響が回避されて、より優れた
光学特性を備えた導光板を、優れた生産性をもって、容
易に製造することが可能となる。
【0014】また、導光板の射出成形方法に関する本発
明の第三の態様は、前記射出成形方法に関する本発明の
第一又は第二の態様において、ゲートを含むランナの一
部を形成するゲートブロックを、固定金型に対して相対
移動可能に組み込み、ランナからゲートを通じて成形キ
ャビティに溶融樹脂材料を充填した後、ゲートブロック
を固定金型に対して移動させてゲートの開口位置を成形
キャビティから外すことによってゲートを遮断し、その
後、型締力を及ぼして射出圧縮成形することを、特徴と
する。このような本発明方法においては、ゲートを含む
ランナの一部を構成するゲートブロックを、固定金型に
対して相対移動させることによって、ゲート部分を確実
に開口/遮断することが出来るのである。
【0015】また、導光板の射出成形方法に関する本発
明の第四の態様は、前記射出成形方法に関する第三の態
様において、固定金型に組み付けられるゲートブロック
であって、ランナの形状が異ならせられることによりゲ
ートの成形キャビティへの開口位置が相互に異なる位置
に設定されたものを複数個準備して、それら複数のゲー
トブロックを固定金型に対して選択的に装着することに
より、固定金型におけるゲートの成形キャビティへの開
口位置を変更設定するようにしたことを、特徴とする。
このような本発明方法においては、導光板の寸法や形
状、或いは成形条件等が変化した場合に、それに対応し
てゲートの成形キャビティへの開口位置を変更すること
が、固定金型本体を変更することなくゲートブロックを
交換するだけで、容易に行うことが出来るのであり、そ
れ故、簡単で且つ速やかな作業によって、目的とする導
光板の形状に応じたゲート位置の最適調節を行い、導光
板の性能をより高度に確保することが可能となる。
【0016】なお、特に、かかる第四の態様において
は、入射面でない導光板の両側端面、即ち、一般に導光
板の厚さ寸法が一方向に変化せしめられる端面に対し
て、ゲート位置を設定することが有効であり、それによ
って、ゲートカット位置に対する研磨等の高度な後加工
が不要となって生産性と性能安定性が向上されると共
に、ゲート位置を辺方向、即ち板厚が変化する方向に変
位させることによって、導光板の形状や成形条件等の変
更に対応したゲートの最適位置への調節を、効果的に行
うことが出来るのである。
【0017】一方、導光板の射出成形用金型に関する本
発明の第一の態様の特徴とするところは、互いに型合わ
せされることにより、導光板の成形キャビティを形成す
る固定金型と可動金型を備え、それら固定金型と可動金
型の型合わせ状態下で、固定金型に形成されたランナを
通じてゲートから成形キャビティに溶融樹脂材料を射出
充填することにより、導光板を成形する射出成形用金型
において、ゲートを含むランナの一部を形成するゲート
ブロックを、固定金型に対して相対移動可能に組み込む
と共に、該ゲートブロックを移動せしめて、ゲートを成
形キャビティに開口せしめる開口位置と、ゲートを成形
キャビティから遮断する遮断位置とに、選択的に位置せ
しめる駆動手段を設けたことを、特徴とする。
【0018】このような本発明に従う構造とされた導光
板の射出成形用金型においては、ゲートブロックを駆動
手段で移動させることによって、成形キャビティに対す
るゲートの開口状態と遮断状態を、速やかに且つ確実
に、択一的に発現せしめることが出来る。それ故、溶融
樹脂材料を成形キャビティに射出充填した後、ゲートを
遮断して成形キャビティを略閉鎖状態とした状態下で、
固定金型と可動金型を型締めすることにより、成形キャ
ビティ内の樹脂材料に対して大きな型締力を効率的に及
ぼすことが出来るのであり、以って、目的とする導光板
を安定して射出圧縮成形することが出来る。
【0019】また、本発明に従う構造とされた導光板の
射出成形用金型に関する第二の態様は、前記射出成形用
金型に関する第一の態様において、導光板の成形キャビ
ティを、固定金型と可動金型の型合わせ方向に対して直
交する方向に広がるように形成すると共に、前記ゲート
を、該成形キャビティに対して、前記導光板の入射端面
を除く外周面の何れかの位置において開口位置せしめら
れるように、少なくとも一つ形成したことを、特徴とす
る。このような本態様においては、導光板において高い
精度が要求される反射面と投射面にパーティングライン
が発生することが無いことに加えて、高い精度が要求さ
れる入射端面(発光源からの光が入射される端面を言
う)も避けてゲートが形成されることから、成形後の導
光板の仕上げが容易乃至は不要となり、優れた生産性と
安定した性能が実現され得る。
【0020】また、本発明に従う構造とされた導光板の
射出成形用金型に関する第三の態様は、前記射出成形用
金型に関する第二の態様において、ゲートブロックを、
固定金型に対して、固定金型と可動金型の型合わせ方向
に往復移動可能に配設せしめて、一方の移動端でゲート
が開口位置となり、他方の移動端でゲートが遮断位置と
なるようにしたことを、特徴とする。このような本態様
においては、ゲートブロックの移動によるゲートの開口
/遮断を、一層容易に且つ確実に行うことが可能とな
る。
【0021】また、本発明に従う構造とされた射出成形
用金型に関する第四の態様は、前記射出成形用金型に関
する第一又は第二の態様において、ゲートブロックを固
定金型から可動金型に向かって付勢して、ゲートブロッ
クを一方の移動端側に保持せしめる付勢手段を、固定金
型に設ける一方、該ゲートブロックを押圧して付勢手段
による付勢力に抗して他方の移動端側に移動させて保持
せしめるアクチュエータを、可動金型に設けて、それら
付勢手段とアクチュエータによりゲートブロックの駆動
手段を構成したことを、特徴とする。なお、付勢手段と
しては、例えばコイルスプリング等の金属ばねが好適に
採用される。また、アクチュエータとしては、エアシリ
ンダ機構や油圧シリンダ機構等が好適に採用される。こ
のような本態様においては、付勢手段を利用したことに
より、一つの単動式のシリンダ機構のような簡単な構造
のアクチュエータを用いて、ゲートブロックを安定して
作動させることが可能となる。
【0022】また、本発明に従う構造とされた射出成形
用金型に関する第五の態様は、前記射出成形用金型に関
する第一乃至第三の何れかの態様において、固定金型に
おけるランナの周りにヒータ手段を配してホットランナ
構造としたことを、特徴とする。このような本態様にお
いては、ゲートカットされて成形キャビティから分断さ
れたランナ部分に残留した溶融樹脂材料が、次サイクル
の成形に用いられることにより、導光板の連続的な射出
成形が容易に実現可能となる。
【0023】また、本発明に従う構造とされた射出成形
用金型に関する第六の態様は、前記射出成形用金型に関
する第一乃至第四の何れかの態様において、一つの固定
金型に対して選択的に組付可能なゲートブロックの複数
個を組み合わせて構成し、それら各ゲートブロックにお
けるランナ形状を相互に異ならせて、固定金型に対して
組み付けられるゲートブロックを選択変更することによ
って、成形キャビティにおけるゲートの開口位置を変更
調節可能としたことを、特徴とする。このような本態様
においては、目的とする導光板の寸法や形状、或いは成
形条件等が変化した場合に、固定金型本体を変更するこ
となくゲートブロックを交換するだけで、ゲートの成形
キャビティへの開口位置を変更して、フローマーク等が
防止されるゲートの最適位置への設定を容易に行うこと
が可能となる。
【0024】また、本発明に従う構造とされた射出成形
用金型に関する第七の態様は、前記射出成形用金型に関
する第一乃至第五の何れかの態様において、成形キャビ
ティにおける、導光板の厚さ寸法が変化せしめられた両
側端面の少なくとも一方の成形面を、ゲートブロックで
構成したことを、特徴とする。このような本態様におい
ては、入射面や投射面に比して要求される寸法精度の低
い導光板の両側端面に対して、ゲート位置が設定される
ことから、ゲートカット位置に対する研磨等の高度な後
加工が不要となって生産性と性能安定性が向上されると
共に、ゲート位置を辺方向、即ち板厚が変化する方向に
変更することによって、導光板の形状や成形条件等の変
更に対応したゲートの最適位置への調節を、より効果的
に行うことが出来るのである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の実施形態について、図面を参
照しつつ、詳細に説明する。
【0026】先ず、図1には、本発明に従う構造とされ
た射出成形用金型の概略構造が示されている。かかる射
出成形用金型は、固定金型10と可動金型12を含んで
構成されており、導光板の射出成形に際して、型締装置
の固定盤14と可動盤16にそれぞれ装着されて、型合
わせ面間に成形キャビティ18を形成するようになって
いる。
【0027】より詳細には、固定金型10は、成形キャ
ビティ18を形成するためのキャビティ形成用凹部20
が設けられた固定金型本体22を備えており、図面上で
は明示されていないが、この固定金型本体22に対し
て、スプルブッシュや分割ブロック等が組み付けられる
ことにより、ノズルタッチされた射出装置24のノズル
26から吐出される溶融樹脂材料28を成形キャビティ
18に導くランナ30が形成されていると共に、成形キ
ャビティ18内の充填樹脂材料を冷却するための冷却水
流路等が設けられている。
【0028】また、固定金型本体22には、キャビティ
形成用凹部20における一つの側壁部分に、全体として
厚肉の略矩形板形状を有するゲートブロック32が組み
込まれている。このゲートブロック32は、固定金型本
体22を型合わせ方向(図1,2中の左右方向)に延び
て形成されたスライド孔34に挿入されて収容配置され
ており、スライド孔34内で、型合わせ方向に移動可能
とされている。そして、かかるゲートブロック32によ
って、キャビティ形成用凹部20における一つの側壁面
が構成されている。換言すれば、ゲートブロック32と
固定金型本体22とによって、協働して、導光板の成形
用のキャビティ形成用凹部20が形成されている。
【0029】なお、ゲートブロック32における引込側
の後端部(可動金型12への対向面と反対側に位置す
る、固定盤14側の端部)には、板厚方向両側に突出す
る係止片36,36が一体形成されており、これらの係
止片36,36が、スライド孔34内において、スライ
ド孔34の先端口と後端口の径寸法を異ならせることに
より形成された、段差面38に当接することによって、
ゲートブロック32の突出側移動端(可動金型12に対
する接近方向への移動端)が規定されるようになってい
る。
【0030】また、スライド孔34の前方端は、固定金
型12に向かって開口せしめられている一方、スライド
孔34の後方端は、固定金型10が装着固定された固定
盤14によって覆蓋されており、かかる固定盤14によ
って、ゲートブロック32の引込側への抜け出しが阻止
されると共に、引込側(後退側)への移動端が規定され
るようになっている。
【0031】更にまた、スライド孔34内には、ゲート
ブロック32の後端面と固定盤14の間に位置して付勢
手段としてのコイルスプリング40が収容配置されてい
る。そして、このコイルスプリング40の付勢力が、常
時、ゲートブロック32に対して、前方(可動金型12
側)に向かって押し出す方向に及ぼされている。なお、
本実施形態では、ゲートブロック32が厚肉平板形状を
有していることから、ゲートブロック32に安定した付
勢力を及ぼすために、ゲートブロック32の長手方向に
並列的に二つのコイルスプリング40,40が配設され
ている。
【0032】さらに、ゲートブロック32には、略中間
部分において内部を移動方向に略平行に延びる移動ラン
ナ42が形成されており、この移動ランナ42の両端部
分がそれぞれゲートブロック32の一方の端面(成形キ
ャビティ18側の面)に開口せしめられている。そし
て、ゲートブロック32が、図1,2に示されている如
き、前進側移動端に位置せしめられた状態下において、
かかる移動ランナ42の一方の開口端部が、固定金型本
体22に形成された固定ランナ44に接続されるように
なっていると共に、移動ランナ42の他方の開口端部
が、成形キャビティ18に開口されるようになってい
る。即ち、本実施形態では、固定ランナ44と移動ラン
ナ42によって協働して、固定金型10にノズルタッチ
せしめられた射出装置24のノズル26から射出された
溶融樹脂材料28を成形キャビティ18に導くランナ3
0が形成されているのであり、また、移動ランナ42の
開口部位によってゲート46が構成されている。
【0033】また、固定金型本体22には、ランナ30
の周りにヒータ48が組み込まれており、ランナ30を
通じて導かれる樹脂材料が溶融状態に保持される所謂ホ
ットランナ構造とされている。なお、図面上では、固定
ランナ44の周りだけにヒータ48が配されているが、
必要に応じて、移動ランナ42の周りにもヒータを配設
しても良い。
【0034】一方、可動金型12は、成形キャビティ1
8を形成するためのキャビティ形成用凸部50が設けら
れた可動金型本体52を備えており、図面上では明示さ
れていないが、この可動金型本体52に対して、成形品
を離型させるためのエジェクタピンやエジェクタシリン
ダ等からなるエジェクタ機構等が組み付けられていると
共に、成形キャビティ18内の充填樹脂材料を冷却する
ための冷却水流路等が設けられている。なお、型開きに
際して成形品が可動金型12側に保持されるように、必
要に応じて、キャビティ形成用凸部50には、アンダカ
ット状係止部等が設けられる。
【0035】また、キャビティ形成用凸部50は、固定
金型10のキャビティ形成用凹部20よりも僅かに小さ
な断面形状とされており、固定金型10と可動金型12
が型合わせされた際、キャビティ形成用凹部20に対し
てキャビティ形成用凸部50がいんろう構造をもって嵌
め込まれるようになっている。これにより、固定金型1
0と可動金型12の型合わせ面間には、キャビティ形成
用凹部20がキャビティ形成用凸部50で覆蓋されて、
目的とする導光板の成形キャビティ18が形成されるよ
うになっている。
【0036】ここにおいて、本実施形態で製造される導
光板54は、図3に示されているように、全体として薄
肉の略矩形平板形状を有しており、板厚寸法が、図3中
の上端部から下端部に向かって次第に小さくなる略くさ
び断面形とされている。そして、一方の板面(前面)
が、液晶パネルの背面に対向位置せしめられる投射面5
6とされていると共に、他方の板面(後面)が、傾斜し
た反射面58とされており、図面上に明示はされていな
いが、最も厚肉とされた上端面(入射端面)60の外方
に離隔配置された冷陰極放電灯等から発せられた光が、
該入射端面60から導光板54に入射されて、導光板5
4内の全体に亘って導かれ、投射面56から液晶パネル
に向かって投射されるようになっている。なお、このよ
うな導光板54の前後面には、必要に応じて、拡散シー
トや反射シート等が配設される。
【0037】そして、このような導光板54の成形キャ
ビティ18においては、導光板54における投射面56
と反射面58の一方の面(本実施形態では、反射面5
8)の成形面が、キャビティ形成用凹部20の底面によ
って構成されていると共に、他方の面(本実施形態で
は、投射面56)の成形面が、キャビティ形成用凸部5
0の突出先端面によって構成されている。また、導光板
54の成形キャビティ18においては、導光板54の四
つの外周端面のうち、最も厚肉の入射端面60と、最も
薄肉の下端面62が、それぞれキャビティ形成用凹部2
0の内周面によって構成されている。更にまた、導光板
54の成形キャビティ18において、導光板54の両側
端面、即ち肉厚寸法が一方の側から他方の側に向かって
次第に変化する側端面64a,64bのうち、一方の側
端面64aが、キャビティ形成用凹部20の内周面によ
って構成されていると共に、他方の側端面64bが、ゲ
ートブロック32によって構成されている。
【0038】また、可動金型12には、固定金型10に
おけるゲートブロック32の配設位置に対応する部分に
位置して、油圧シリンダ機構66が組み付けられてい
る。この油圧シリンダ機構66は、型合わせ方向に駆動
されるピストン68を備えており、該ピストン68に
は、固定金型10に向かって突出する押圧ロッド70が
固設されている。そして、シリンダ内に組み込まれたリ
ターン用のコイルスプリング72によって、常時、固定
金型10から離隔する方向に付勢されており、油給排路
74を通じて作動油がシリンダ室に供給されることによ
って、ピストン68がコイルスプリング72の付勢力に
抗して駆動されて、押圧ロッド70が固定金型10に向
かって突出駆動されるようになっている。
【0039】更にまた、油圧シリンダ機構66は、固定
金型10と可動金型12の型合わせ状態下において、そ
の押圧ロッド70の先端面が、ゲートブロック32にお
ける前端面の略中央に当接されるように、位置が設定さ
れている。そして、油圧シリンダ機構66のピストン6
8を駆動させて、押圧ロッド70を突出駆動させること
により、固定金型10のゲートブロック32が押圧ロッ
ド70で押し込まれて、コイルスプリング40,40の
付勢力に抗して、引込側(後退側)に所定量だけ変位し
て位置せしめられるようになっている(図4参照)。
【0040】ここにおいて、固定金型10のゲートブロ
ック32においては、固定金型10と可動金型12の型
合わせ状態下、図1,2に示されている如き前進端位置
では、前述の如く、固定金型本体22に形成された固定
ランナ44と成形キャビティ18を接続するように位置
せしめられていた移動ランナ42が、図4に示されてい
るように、油圧シリンダ機構66の押圧ロッド70で押
し込まれて後退側移動端に位置せしめられた状態下で
は、固定ランナ44および成形キャビティ18の何れと
も遮断されるようになっている。
【0041】上述の如き構造とされた固定金型10と可
動金型12からなる成形用金型を用いて導光板を射出成
形するに際しては、先ず、図1〜2に示されているよう
に、固定金型10と可動金型12を型締装置によって型
閉じし、射出圧力に対抗する所定の保圧力を作用せしめ
て、ゲートブロック32を前進端に位置せしめた状態下
で、射出装置24のノズル26から溶融樹脂材料28を
射出させて、固定ランナ44と移動ランナ42を通じ
て、ゲート46から成形キャビティ18に充填する。な
お、かかる充填工程においては、固定金型10と可動金
型12を、型位置制御することによって、型締位置から
予め所定量のしめしろ分だけ開いた状態で位置決め保持
させておいても良く、或いは、圧力制御することによっ
て、当初の型締位置から溶融樹脂材料28の充填に伴
い、射出圧力に基づいて所定量のしめしろ分だけ開くよ
うにしても良い。何れにしても、成形キャビティ18へ
の溶融樹脂材料28の充填が、固定金型10と可動金型
12の間に所定のしめしろを残して完了するようにされ
る。
【0042】その後、図4に示されているように、可動
金型12における油圧シリンダ機構66を作動せしめて
押圧ロッド70を突出駆動させることにより、固定金型
10において、ゲートブロック32を後退させて、移動
ランナ42を成形キャビティ18から分離せしめること
により、ランナ30におけるゲート46を遮断して、成
形キャビティ18をランナ30から独立した閉鎖状態と
する。
【0043】続いて、型締装置によって、固定金型10
と可動金型12の間に、型締力を及ぼして型締作動せし
めることにより、成形キャビティ18に充填された溶融
樹脂材料28に型締力を及ぼして、圧縮成形する。な
お、型締力は、一般に、射出充填に際して射出圧力によ
って金型に及ぼされる型開き方向の力よりも大きく設定
されている。そして、型締状態下で、成形キャビティ1
8内の溶融樹脂材料28を冷却,固化せしめた後、型開
きして、成形品を離型し、取り出すことによって目的と
する導光板54(図3参照)を得ることが出来るのであ
る。
【0044】従って、このようにして得られた導光板5
4においては、ゲート46を遮断して成形キャビティ1
8を略閉鎖状態とした後、型締圧を及ぼして成形される
ことから、射出圧よりも大きな型締圧を溶融樹脂材料2
8に対して直接に及ぼすことが出来るのであり、それに
よって、効果的な射出圧縮成形が実現され得て、目的と
する導光板54を、高い寸法精度と、優れた光学特性を
もって、安定した品質のもとに製造することが出来るの
である。
【0045】しかも、得られた導光板54においては、
固定金型と可動金型を型開きして取り出した際、既にゲ
ート46部分が切断されてランナ30が取り外された状
態とされることから、ランナ除去等の後加工が不要とな
り、優れた生産性と品質が達成され得る。特に、本実施
形態では、ゲート位置が、導光板54において、光学特
性に影響を与えにくい側端面64bに設定されているこ
とから、ゲート46による光学特性への悪影響が一層有
利に軽減乃至は回避され得る。
【0046】また、本実施形態の射出成形用金型におい
ては、成形キャビティ18において厚さ寸法が変化せし
められる一方の端面が、ゲート46を形成するゲートブ
ロック32によって構成されていることから、導光板5
4の厚さ寸法の変更があった場合や、成形条件の変更が
あった場合等において、成形に際して最良とするゲート
位置が変化した際には、固定金型本体22を交換するこ
となく、例えば図2中に仮想線(二点鎖線)で示されて
いるように、ゲートブロック32だけを、そのゲート4
6の位置が異なるように移動ランナ42が異なる形態を
もって形成されたものに交換することによって、成形キ
ャビティ18におけるゲート46の位置を、容易に変
更,調節することが出来るといった利点があり、固定金
型本体22を、異なる寸法や成形条件の導光板54の成
形に際して、最適なゲート位置設定を行いつつ、共通し
て使用することが可能となる。
【0047】以上、本発明の実施形態について詳述して
きたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、か
かる実施形態における具体的な記載によって、何等、限
定的に解釈されるものでない。
【0048】例えば、本発明において採用される型締装
置や射出装置の構造は、何等限定されるものでなく、従
来から公知の各種装置が採用可能である。具体的には、
例えば型締装置としては、各種の油圧式型締装置や電動
式型締装置、或いはそれらを併用したハイブリッド式型
締装置等の何れもが採用可能である。
【0049】また、本発明においては、導光板54の任
意の成形面をゲートブロック32で構成することが可能
であり、成形キャビティ18の任意の位置に、一つ或い
は複数個開口する形態をもって、ゲートを設定すること
が出来る。具体的には、例えば、導光板54の入射端面
60をゲートブロック32で構成したり、下端面62を
ゲートブロック32で構成することも可能である。そこ
において、本発明においては、型締力の作用時に、ゲー
ト46が成形キャビティ18から遮断されることから、
導光板54の入射端面60にゲート46を位置せしめた
場合でも、ゲート位置に対する研磨等の後加工が容易乃
至は不要となって、優れた成形性と作業性が達成され得
るのである。
【0050】更にまた、ゲートブロック32を変位させ
るための油圧シリンダ機構66としては、例示の如き油
圧式の他、空気圧式のものも採用可能であり、また、リ
ターン用のコイルスプリング72を採用する代わりに複
動式のシリンダ機構を採用しても良い。また、シリンダ
機構に代えて、ソレノイド等の他のアクチュエータを採
用して、ゲートブロック32を駆動変位させることも可
能である。
【0051】また、そのようなゲートブロック32の駆
動手段は、ゲートブロック32が組み付けられた固定金
型10に対して組み付けることも可能である。
【0052】さらに、ゲートブロック32に形成される
移動ランナ42は、型締力の作用時に成形キャビティ1
8から遮断されれば良く、固定ランナ44には、常時接
続されていても良い。また、ゲートブロック32に形成
される移動ランナ42は、例示のように、ゲートブロッ
ク32の内部に形成する他、例えば、ゲートブロック3
2と固定金型本体22の合わせ面間に溝形状をもって形
成することも可能であり、或いは、ゲートブロック32
を板圧方向に貫通する貫通孔によって移動ランナ42を
形成することによって、ゲートブロック32をランナ3
0のゲート位置におけるシャッタバルブのように用いる
ことも可能である。
【0053】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
方法においては、ゲートを遮断して成形キャビティを略
閉鎖せしめた状態下で型締圧を及ぼして成形するように
したことから、射出圧よりも大きな型締圧を、成形キャ
ビティに射出充填された溶融樹脂材料に対して直接に及
ぼすことが出来るのであり、それによって、効果的な射
出圧縮成形が実現され得て、目的とする導光板を、高い
寸法精度と、優れた光学特性をもって、安定した品質の
もとに製造することが出来ると共に、ゲートカットや面
仕上げ等の後加工が不要乃至は容易となって、優れた生
産性が達成され得るのである。
【0055】また、本発明に従う構造とされた射出成形
用金型においては、ゲートブロックを駆動手段で移動さ
せることによって、成形キャビティに対するゲートの開
口状態と遮断状態を、速やかに且つ確実に切り換えるこ
とが出来るのであり、それ故、本発明方法を有利に実施
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての射出成形用金型の
概略構造を示す、モデル図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1に示された射出成形用金型による成形品の
一例としての導光板を示す斜視図である。
【図4】図1に示された射出成形用金型を用いた射出圧
縮成形の工程を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10 固定金型 12 可動金型 18 成形キャビティ 22 固定金型本体 28 溶融樹脂材料 30 ランナ 32 ゲートブロック 40 コイルスプリング 42 移動ランナ 44 固定ランナ 46 ゲート 52 可動金型本体 54 導光板 66 油圧シリンダ機構 70 押圧ロッド 72 コイルスプリング

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型と可動金型の型合わせ面間に形
    成された成形キャビティに対して、前記固定金型に設け
    たランナからゲートを通じて溶融樹脂材料を射出充填す
    ることにより、導光板を射出成形するに際して、 前記成形キャビティへの前記溶融樹脂材料の充填を、前
    記固定金型と前記可動金型の間に所定のしめしろを残し
    て完了した後、前記ゲートを遮断し、その後、型締力を
    及ぼすことによって射出圧縮成形することを特徴とする
    導光板の射出成形方法。
  2. 【請求項2】 前記成形キャビティに対して、前記導光
    板の入射端面を除く外周面の何れかの位置から、前記溶
    融樹脂材料を充填する請求項1に記載の導光板の射出成
    形方法。
  3. 【請求項3】 前記ゲートを含むランナの一部を形成す
    るゲートブロックを、前記固定金型に対して相対移動可
    能に組み込み、該ランナから該ゲートを通じて前記成形
    キャビティに前記溶融樹脂材料を充填した後、該ゲート
    ブロックを該固定金型に対して移動させて該ゲートの開
    口位置を該成形キャビティから外すことによって該ゲー
    トを遮断し、その後、前記型締力を及ぼして射出圧縮成
    形する請求項1又は2に記載の導光板の射出成形方法。
  4. 【請求項4】 前記固定金型に組み付けられる前記ゲー
    トブロックであって、前記ランナの形状が異ならせられ
    ることにより前記ゲートの前記成形キャビティへの開口
    位置が相互に異なる位置に設定されたものを複数個準備
    して、それら複数のゲートブロックを該固定金型に対し
    て選択的に装着することにより、該固定金型におけるゲ
    ートの成形キャビティへの開口位置を変更設定する請求
    項3に記載の導光板の射出成形方法。
  5. 【請求項5】 互いに型合わせされることにより、導光
    板の成形キャビティを形成する固定金型と可動金型を備
    え、それら固定金型と可動金型の型合わせ状態下で、該
    固定金型に形成されたランナを通じてゲートから該成形
    キャビティに溶融樹脂材料を射出充填することにより、
    導光板を成形する射出成形用金型において、 前記ゲートを含む前記ランナの一部を形成するゲートブ
    ロックを、前記固定金型に対して相対移動可能に組み込
    むと共に、該ゲートブロックを移動せしめて、該ゲート
    を前記成形キャビティに開口せしめる開口位置と、該ゲ
    ートを該成形キャビティから遮断する遮断位置とに、選
    択的に位置せしめる駆動手段を設けたことを特徴とする
    導光板の射出成形用金型。
  6. 【請求項6】 前記導光板の成形キャビティを、前記固
    定金型と前記可動金型の型合わせ方向に対して直交する
    方向に広がるように形成すると共に、前記ゲートを、該
    成形キャビティに対して、前記導光板の入射端面を除く
    外周面の何れかの位置において開口位置せしめられるよ
    うに、少なくとも一つ形成した請求項5に記載の導光板
    の射出成形用金型。
  7. 【請求項7】 前記ゲートブロックを、前記固定金型に
    対して、該固定金型と前記可動金型の型合わせ方向に往
    復移動可能に配設せしめて、一方の移動端で前記ゲート
    が開口位置となり、他方の移動端で該ゲートが遮断位置
    となるようにした請求項5又は6に記載の導光板の射出
    成形用金型。
  8. 【請求項8】 前記固定金型において、前記ゲートブロ
    ックを該固定金型から前記可動金型に向かって付勢し
    て、該ゲートブロックを一方の移動端側に保持せしめる
    付勢手段を設ける一方、前記可動金型において、該ゲー
    トブロックを押圧して該付勢手段による付勢力に抗して
    他方の移動端側に移動させて保持せしめるアクチュエー
    タを設けて、それら付勢手段とアクチュエータにより前
    記駆動手段を構成した請求項5乃至7の何れかに記載の
    導光板の射出成形用金型。
  9. 【請求項9】 前記固定金型において、前記ランナの周
    りにヒータ手段を配してホットランナ構造とした請求項
    5乃至8の何れかに記載の導光板の射出成形用金型。
  10. 【請求項10】 一つの前記固定金型に対して、選択的
    に組付可能な前記ゲートブロックの複数個を組み合わせ
    て構成し、それら各ゲートブロックにおける前記ランナ
    形状を相互に異ならせて、該固定金型に対して組み付け
    られる該ゲートブロックを選択変更することによって、
    前記成形キャビティにおける前記ゲートの開口位置を変
    更調節可能とした請求項5乃至9の何れかに記載の導光
    板の射出成形用金型。
  11. 【請求項11】 前記成形キャビティにおいて、前記導
    光板の厚さ寸法が変化せしめられた両側端面の少なくと
    も一方の成形面を、前記ゲートブロックで構成した請求
    項5乃至10の何れかに記載の導光板の射出成形用金
    型。
JP2000163433A 2000-05-31 2000-05-31 導光板の射出成形方法および射出成形用金型 Expired - Fee Related JP3457261B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000163433A JP3457261B2 (ja) 2000-05-31 2000-05-31 導光板の射出成形方法および射出成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000163433A JP3457261B2 (ja) 2000-05-31 2000-05-31 導光板の射出成形方法および射出成形用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001341177A true JP2001341177A (ja) 2001-12-11
JP3457261B2 JP3457261B2 (ja) 2003-10-14

Family

ID=18667184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000163433A Expired - Fee Related JP3457261B2 (ja) 2000-05-31 2000-05-31 導光板の射出成形方法および射出成形用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3457261B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008265270A (ja) * 2007-03-26 2008-11-06 Meiki Co Ltd 導光板の射出圧縮成形金型および導光板の射出圧縮成形方法、導光板および表示装置
JP2008273070A (ja) * 2007-04-28 2008-11-13 Meiki Co Ltd 導光板の成形金型および導光板の成形方法
JP2009034894A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Meiki Co Ltd 導光板の射出圧縮成形金型
JP2010260175A (ja) * 2009-04-28 2010-11-18 Plamo Kk 射出成型装置
CN103128924A (zh) * 2013-03-05 2013-06-05 北京化工大学常州先进材料研究院 一种定模可压缩模具
US8517591B2 (en) 2008-02-21 2013-08-27 Hitachi Displays, Ltd. Liquid crystal display device
KR101384323B1 (ko) 2010-10-07 2014-04-10 주식회사 엘지화학 사출압축성형용 금형장치 및 이를 이용한 사출압축성형 방법

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008265270A (ja) * 2007-03-26 2008-11-06 Meiki Co Ltd 導光板の射出圧縮成形金型および導光板の射出圧縮成形方法、導光板および表示装置
JP2008273070A (ja) * 2007-04-28 2008-11-13 Meiki Co Ltd 導光板の成形金型および導光板の成形方法
JP2009034894A (ja) * 2007-08-01 2009-02-19 Meiki Co Ltd 導光板の射出圧縮成形金型
US8517591B2 (en) 2008-02-21 2013-08-27 Hitachi Displays, Ltd. Liquid crystal display device
JP2010260175A (ja) * 2009-04-28 2010-11-18 Plamo Kk 射出成型装置
JP4628476B2 (ja) * 2009-04-28 2011-02-09 Plamo株式会社 射出成型装置
KR101384323B1 (ko) 2010-10-07 2014-04-10 주식회사 엘지화학 사출압축성형용 금형장치 및 이를 이용한 사출압축성형 방법
CN103128924A (zh) * 2013-03-05 2013-06-05 北京化工大学常州先进材料研究院 一种定模可压缩模具

Also Published As

Publication number Publication date
JP3457261B2 (ja) 2003-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4335266B2 (ja) 導光板の射出圧縮成形金型および導光板の射出圧縮成形方法
KR20090068113A (ko) 도광판의 성형 금형 및 도광판의 성형 방법
TWI358557B (ja)
JP2009208352A (ja) 薄板の射出圧縮成形金型
JP2001341177A (ja) 導光板の射出成形方法および射出成形用金型
JP2002316347A (ja) 金型装置および射出成形方法
JP4780621B2 (ja) 導光板の射出プレス成形方法
JP7163096B2 (ja) 多層成形レンズ
JP2008238686A (ja) 導光板の成形方法
WO2011040186A1 (ja) 光学素子用樹脂成形品の製造装置、及び、光学素子の製造方法
JP3578725B2 (ja) 厚みが一端部から他端部に向けて漸減するくさび形状の導光板の製造方法
JP2010058461A (ja) 光学部品製造装置
WO2011040158A1 (ja) 光学素子用樹脂成形品の製造装置、及び、光学素子用樹脂成形品の製造方法
JP2003053794A (ja) 射出成形金型のロック機構
JP4666523B2 (ja) サイドライト型導光板の射出圧縮成形金型およびサイドライト型導光板
JPH07223241A (ja) 射出成形機のシャットオフノズル
JP2002292690A (ja) 導光板の射出成形用金型および導光板の射出成形方法
JP2002036323A (ja) 楔形断面の薄板部材の成形方法および楔形断面の薄板部材の成形用型締装置
JP6720976B2 (ja) 成形金型及びそれを用いる板状部品の製造方法
JP2005343152A (ja) スプル保温・加熱機能を備えた射出成型金型
JP2005007713A (ja) プラスチック成形品の離型方法及び金型
JP2005036781A (ja) 燃料分配管の製造方法
JP4900823B2 (ja) 導光板の射出圧縮成形金型および導光板の射出圧縮成形方法
JP3898015B2 (ja) 導光板の成形装置
KR100650310B1 (ko) 선바이저 패널용 금형

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070801

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100801

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100801

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 8

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130801

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees