JP2005343152A - スプル保温・加熱機能を備えた射出成型金型 - Google Patents

スプル保温・加熱機能を備えた射出成型金型 Download PDF

Info

Publication number
JP2005343152A
JP2005343152A JP2004169199A JP2004169199A JP2005343152A JP 2005343152 A JP2005343152 A JP 2005343152A JP 2004169199 A JP2004169199 A JP 2004169199A JP 2004169199 A JP2004169199 A JP 2004169199A JP 2005343152 A JP2005343152 A JP 2005343152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sprue
injection
plate
blocking member
cavity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004169199A
Other languages
English (en)
Inventor
Eijo Ra
詠如 羅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2004169199A priority Critical patent/JP2005343152A/ja
Publication of JP2005343152A publication Critical patent/JP2005343152A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】樹脂注入後のスプルを金型中に保持して保温することにより射出成型効率と原料利用効率を向上した射出成型金型を提供する。
【解決手段】
射出成型金型は、受板10、可動側型板20、固定盤30、固定側型板40、スプルブシュ50及び遮断部材60を具える。
該可動側型板は、成型キャビティ26を有し、図示しない射出ノズルによりスプルブシュを押圧することにより、スプルブシュを遮断部材及びキャビティに密接した状態で溶融樹脂を射出注入し、分岐スプル542を経てキャビティ26に樹脂が注入される。樹脂注入後、射出ノズルが後退すると復帰スプリングにより遮断部材が上昇してキャビティと分岐ノズルの間を遮断し、キャビティ内の樹脂はスプルと分離されて速やかに取り出し温度まで冷却し、スプルはスプルブシュ内の加熱手段により次の射出温度に保持される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、液晶パネルなどのフラットディスプレイにおけるバックライト光源に用いられるバックライトモジュールのうちバックライト、モジュールフレーム、樹脂フレーム、拡散板及びその他樹脂物品の射出成型金型に関し、特に保温機能を備えた射出成型金型であって、スプルブシュと遮断部材が交互に動作するスプル遮断・分離構造によって、原料を射出後遮断部材がキャビティを閉じてキャビティ内の成型品が迅速に冷却するようにし、一方スプル内の原料を加熱して次に射出成型備えるよう温熱状態に保持されるようにして、成型品取り出し時間を短縮し、成型効率を向上させると共に、原料利用率をも向上させる保温機能を備えた射出成型金型に関する。
バックライトモジュールのバックライト、モジュールフレーム、樹脂フレーム、拡散板などといった部品の射出成型、一般に精密金型を使用して行うもので、公知技術では、射出成型に使用する金型構造は図1に示すように、主に可動盤1、可動型2、固定盤3及び固定型4を具え、該可動盤1と該固定盤3は向かい合い、該可動型2を該可動盤1と該固定盤3の間に設け、且つ該可動盤1に接続する。該可動型2は該固定盤3表面に隣接し、対称形状の2つのキャビティ202とランナ204を凹設し、該ランナ204は該各キャビティ202の間に位置し且つ該各キャビティと通じ、該固定盤3をくりぬいて収容部302を形成し、該固定型4を該収容部302内に嵌設して該可動型2と向かい合うよう配置する。更に該固定型4にスプル402を穿設し、該固定盤3に注入口304を穿設し、該スプル402の両端をそれぞれ該注入口304、該ランナ204に連通させ、樹脂原料を該注入口304、該スプル402、該ランナ204を経て該各キャビティ202内部に射出注入することにより平板状の成型品に成型する。
図1から図4に示すように、上述の公知の金型を使用して射出成型作業を行う場合、まず可動盤1に連動して該可動型2が移動して、該可動型2と該固定型4を密着させた後、射出機のノズル(図中未表示)を該注入口304に挿入し、溶融状態の樹脂原料を該注入口304から該スプル402に注入して該スプル402、該ランナ204及び該各キャビティ内部に充填する(図2参照)。続いて射出機のノズルを後退し、該可動型2と該固定型4を冷却し、該スプル402、該ランナ204及び該各キャビティ202内部に充填されている高温の樹脂原料は、冷却水路を通る水によって冷却される。このとき該スプル402、該ランナ204内の原料が冷却されてスプル部5を形成し、該キャビティ202内部の原料は冷却されて製品部6を形成し、該スプル部5は該各製品部6と一体につながっており、該スプル部5と該製品部6が冷却固化した後、図3に示すように該可動盤1と該可動型2を逆方向に移動して、該可動型2と該固定型4を分離して型を開く。該スプル402の形状構造により、該可動型2を移動して型を開くと、該スプル部5が該スプル402からはずれる。
図4に示すように、最後にエジェクタピン(図中未表示)などの部材により該製品部6を該キャビティ202から突き出して取り出し作業を完了する。公知の金型で成型して得られる該製品部6は該スプル部5と一体につながっているため、成型後に該スプル部5をカットしなければならず、成型品がバックライト、拡散板などの表面平坦度と精度が高度に要求される物品である場合、該スプル部5をカットした後に該製品部6側部に残留したバリを除去し、さらに該製品部6側部に精密な研磨や光沢出しなどの補修作業を施す必要がでてくる。
特表2002−527265号公報
公知の金型で射出成型する場合、原料を金型に注入後、製品部とスプル部が冷却固化しなければ金型を開くことができないが、製品部は肉薄の板材である一方スプル部は柱状体で、製品部の冷却スピードはスプル部より明らかに速いため、冷却固化の所要時間はスプル部に左右されることになり、型を開くまでの時間の短縮が難しく、成型作業効率が向上できない。
更に、公知金型で高い透明度が要求される物品(バックライトなど)を成型する場合、カット後のスプル部は、回収して成型材料として再利用しても成型品の透明度の劣化があるため高度の透明度の要求される同種原料には適さず、これらスプル部はカットした後は廃材とするか、透明度が要求されない他の製品の製造にまわすほかない。しかしバックライトなどといった高い透明度が要求される物品の成型ではこういった廃材の発生率が高く、成型原料の利用効率が向上できない。
またスプル部をカットした後の製品部には精密な補修作業が必要であるため加工プロセスが繁雑となる上、補修加工には精密さが要求され、補修の不具合は直ちに製品の透明度や表面平坦度・精密度に影響して、二級品や不良品に発生となる。これらは全て製造成型効率に影響し、バックライト、モジュールフレーム、拡散板などの表面平坦度・精密度の要求が高い平面板類の物品の生産コストの削減を難しくしている。
本発明は上述の欠点を解決することを課題とする。
ランナーからキャビティにいたるスプル部の温度を射出温度に保つ射出成型金型を提供し、スプルブシュの射出操作と遮断部材の遮断操作が交互に作動する構成により、該遮断部材でキャビティを閉じて成型品が迅速に冷却されるようにし、一方スプル内の原料を温熱状態を保って次の射出成型に備えることにより、離型時間を短縮して成型効率を向上するとともに、原料利用率を向上する。
離型時間を短縮して成型効率を向上するとともに原料利用率を向上し、補修工程が不要になって歩留まりが改善し、生産コストを削減できる。
図5、図7に示すように、本発明のランナーからキャビティにいたるスプル部の温度を射出温度に保つ射出成型金型の第一実施例は、受板10、可動側型板20、固定盤30、固定側型板40、スプルブシュ50及び遮断部材60を具える。該受板10と該固定盤30は向かい合い、該受板10に二つの位置決め孔12を凹設し、該位置決め孔12は一端が閉じた盲孔とし、該各位置決め孔12内に突き出しスプリング14を軸方向に配置し、該可動側型板20を該受板10と該固定盤30との間に設け、且つ該受板10と接するようにし、該可動側型板20の中央に軸方向に貫通する開口22を設けて該位置決め孔12と通じるようにし、該開口22の内壁に向かい合うように二つの凸縁24を突出して設け、該開口22の該凸縁24と該受板10の間に収容部222を形成する。
該可動側型板20の該固定盤30に面した表面に複数個のキャビティ26を凹設し、該各キャビティ26は該開口22の両側にそれぞれ配置されて該開口22に通じるようにされる。
該固定盤30の中央に軸方向にノズル受口32を穿設し、射出機のノズル(図中未表示)がノズル受口32から該固定盤30に進入できるようにする。該固定側型板40を該可動側型板20と該固定盤30の間に配置し、且つ該固定盤30に接続する。該固定側型板40の中央に軸向きに容室42を穿設し、該容室42の室壁に向かい合うように突出して二つの肩受部44を設け、該容室42の室壁の該各肩受部44には、該固定側型板40の端部に内向きに微小に突出して複数個の位置決め部46をそれぞれ設ける(図6と図8に示す)。
該スプルブシュ50を軸方向に可動に該容室42内に設け、且つ該各肩受部44の間に延伸し、該固定盤30が該スプルブシュ50に対して移動制限するようにし、該スプルブシュ50の一端と該位置決め部46の端面が接するようにして、該各位置決め部46によって該スプルブシュ50の軸方向を位置決めする。該スプルブシュ50の周面と該容室42の室壁及び該各肩受部44縁との間に複数個の隙溝51を形成し、該スプルブシュ50の両端にそれぞれ該各肩受部44に対応するようにして対称に二つの突出した肩部52を設けて、更に該各肩部52と該各肩受部44との間にリタンスプリング53を設ける。
該スプルブシュ50の中央部分に軸向きにスプル54を穿設し、該スプル54の一端は該ノズル受口32に対応し、他端は対称に斜め向きの複数の分岐スプル542を形成して、その末端はそれぞれ該スプルブシュの周縁部で各キャビティ26に連通し、原料が該スプル54、該各分岐スプル542を通過して該各キャビティ26内に注入され、板状物品を射出成型する。
該スプルブシュ50に二つの加熱機構55を嵌設し、該加熱機構55は電熱棒とする。ここで該加熱機構55は、電熱片やその他の熱を発生する同等効果の部材で代替することができる。該各加熱機構55は該スプル54に対称に配置して該スプル54内の原料を加熱し、温熱状態に保つ。また、該スプルブシュ50の該固定盤30に面した端面に複数個のくぼみ57を凹設して接触面積を低減して該スプルブシュ50から該固定盤30への熱伝導を減少させる。
該遮断部材60を該開口22内に摺動可動に設け、各位置決め孔12内の前記突き出しスプリング14の付勢作用により、該遮断部材60が開口24に沿って摺動してキャビティ26と分岐スプル542の間を遮断し、該各キャビティ26を閉じる。これにより射出後該スプル54と該キャビティ26の連結を遮断し、該スプル54と該キャビティ26の間の熱伝導も遮断するため、該キャビティ26内部の成型品の冷却スピードを加速でき、またスプル部の原料は保温されて次の射出工程に備えるため、成型効率と原料利用率を共に向上できる。
該遮断部材60両端の二つの突起部62は、収容部222内に突出させ、遮断部材の摺動に際して突縁24を当接させてその摺動範囲に対するリミッターとする。
図5から図13に示すように、本発明の第一実施例で射出成型する場合、まず該受板10に連動して該可動側型板20が移動し、該可動側型板20と該固定側型板40との向かい合う表面を密着させて型を閉じた状態を形成する(図9、図10参照)。このとき該スプルブシュ50と該固定盤30は接しており、該突き出しスプリング14の該遮断部材60に対する突き出し作用力により、該各突起部62と該各凸縁24が接して該遮断部材60と該固定側型板40で該各キャビティ26を閉じる。
図11に示すように、続いて射出機のノズル(図中未表示)が該スプルブシュ50を圧迫して移動させ、該スプルブシュ50が該遮断部材60を押し動かし、該遮断部材60は該キャビティ26端部を離れて該受板10に接して、これに伴って該スプルブシュ50が位置決めされて、該分岐スプル542が該各キャビティ26にそれぞれ通じて原料が該スプル54、該分岐スプル542を経て該キャビティ26に注入される。このとき該突き出しスプリング14は該遮断部材60と該受板10の移動によって軸方向に圧縮され、該リタンスプリング53は該肩部52と該肩受部44の移動によって軸方向に圧縮されている。
原料が注入され十分に該キャビティ26に充填された後、射出機のノズルが逆方向に移動すると、該リタンスプリング53の弾性回復力によって該スプルブシュ50が逆方向に移動して該固定盤30に当たり、該突き出しスプリング14の弾性回復力によって該遮断部材60が移動して該分岐スプル542と該キャビティ26との連結を遮断して、該キャビティ26を密封状態に保持する(図12に示す)。このとき該スプル54と該分岐スプル542内の原料は該加熱機構55が供給する熱によって温熱状態に保たれ、冷却固化されずにいつでも次の射出作業に入れる状態にある。該キャビティ26内に注入された原料は相対して低温な該遮断部材60により遮断密封され、スプル部の形成によって冷却効率に影響がでるのを効果的に防止して、該キャビティ26内の原料が迅速に冷却されて板状成型品9となる。成型品9が固化した後、図13に示すように該受板10に連動して該可動側型板20が逆方向に移動して該固定側型板40から離れ、成型品9と該キャビティ26が露出し、離型作業を行って成型品9を取り出せるようになり、次の射出成型工程の準備状態となる。
以上のように、該スプルブシュ50と該遮断部材60の交互作動により、原料が該キャビティ26に注入された後、該遮断部材60の原料に対する切断及び隔離作用で、成型品の側部にスプル部が形成されるのを防止し、また相対して低温の該遮断部材60は成型品9の冷却固化に悪影響を及ぼさずに、原料注入後の冷却固化の効率を効果的に向上して離型に要する時間を短縮する。更に、該加熱機構55により供給する熱が該スプル54と該分岐スプル542内の原料を相対して高温状態に保持し、原料注入後冷却固化し、型を開いて成型品を取り出すとき、該スプル54と該分岐スプル542内の原料は冷却固化されないでいつでも該キャビティ26に次の原料注入が行える状況にあるため、射出成型工程の所要時間が効果的に短縮され、成型効率が向上する。
また、該遮断部材60の切断隔離作用によりスプル部の形成を確実に避けられ、原料は十分に板状成型品の成型に利用され、廃材の発生を減少し、原料利用率を向上させるだけでなく、成型品にスプル部が形成されないために、成型品は優れた表面平坦度と表面精度を具え、離型後もスプル部カットと繁雑な精密研磨、光沢出しなどの補修作業を行う必要がなく、成型効率を向上でき、生産コストを大幅に削減できる。
更に、該スプルブシュ50周面に該隙溝51を形成したことにより、該スプルブシュ50は該位置決め部46でその軸方向を位置決めして、該スプルブシュ50が射出機のノズルに圧迫されて移動したときに該分岐スプル542は該キャビティ26と通じるように確保しているが、該スプルブシュ50と該位置決め部46は接触状態にあっても、熱伝導現象から分かるように、該加熱機構55が発生する熱は一部分内部へ伝達され該スプル54と該分岐スプル542内部の原料を温熱状態に保ち、また一部分は該スプルブシュ50に吸収されて外部へ伝達されるが、この外向きに伝達される熱で該位置決め部46を経て該固定側型板40に伝達されるのは極一部で、大部分は該隙溝51から放熱される。よって該スプルブシュ50の相対高温が該固定側型板40に引き起こす加熱作用は非常に微小であると言ってよく、該キャビティ26内の原料冷却固化のスピードには影響せず、冷却固化効率を確保できる。
前述の第一実施例を更に変化させて第二実施例としてもよい。図14に示すように、本発明の第二実施例の第一実施例との主な違いは、遮断部材60の底部に複数個の突き出しピン64を設けて第一実施例の突き出しスプリングを代替し、更に受板10に凹設する位置決め孔12を該受板10に貫通させ、該各突き出しピン64を該各位置決め孔12内に挿設し、該突き出しピン64末端を該受板10の外部に延伸して伝動構造(図中未表示)と連結することができる。これによりモータを利用して該伝動構造で該各突き出しピン64を駆動して同時に軸方向に移動するようにして、該遮断部材60を移動させてキャビティを閉じるようにできる。ここで、該突き出しピン64はエアシリンダ或いは油圧シリンダなどの作動設備の作動軸ピンを選択してもよく、同等の効果が得られる態様に置換できる。
前述の第一実施例を更に変化させて第三実施例としてもよい。図15に示すように、本発明の第三実施例の第一実施例との主な違いは、スプルブシュ50に駆動ピン56を二つ設け、第一実施例で肩部と肩受部の間に設けたリタンスプリングを除き、固定盤30に複数個の軸孔34を貫通して形成し、該各駆動ピン56を該各軸孔34内に挿設し、該駆動ピン56は該軸孔34を通過して該固定盤30外部へ延伸して別の伝動構造(図中未表示)に接続することができる。これによって該各駆動ピン56を同時に軸方向に移動させて、該スプルブシュ50を移動させる。同様に、該駆動ピン56も第二実施例のようにエアシリンダや油圧シリンダなどの作動設備の軸ピンを選択してもよい。
また、第二、第三実施例を組み合わせて、本発明のもう一つの実施例を構成してもよい。
公知の射出成型金型の軸方向断面図である。 公知の射出成型金型の型締射出状態の略図である。 公知の射出成型金型の型開状態の略図である。 公知の射出成型金型の離型状態の略図である。 本発明の第一実施例の軸方向断面図である。 図5の局部拡大図である。 図5の6−6断面図である。 図7の局部拡大図である。 本発明の第一実施例の型締状態の略図(1)である。 本発明の第一実施例の型締状態の略図(2)である。 本発明の第一実施例の射出状態の略図である。 本発明の第一実施例の原料遮断冷却状態の略図である。 本発明の第一実施例の型開状態の略図である。 本発明の第二実施例の軸方向断面図である。 本発明の第三実施例の軸方向断面図である。
符号の説明
1 可動盤
2 可動型
202 キャビティ
204 ランナ
3 固定盤
302 収容部
304 注入口
4 固定型
402 スプル
5 スプル部
6 製品部
10 受板
12 位置決め孔
14 突き出しスプリング
20 可動側型板
22 開口
222 収容部
24 凸縁
26 キャビティ
30 固定盤
32 ノズル受口
40 固定側型板
42 容室
44 肩受部
46 位置決め部
50 スプルブシュ
51 隙溝
52 肩部
53 リタンスプリング
54 スプル
542 分岐スプル
55 加熱機構
57 くぼみ
60 遮断部材
62 突起部
64 突き出しピン
34 軸孔
56 駆動ピン
9 成型品

Claims (3)

  1. 射出成型金型において、受板、可動側型板、固定盤、固定側型板、スプルブシュ及び遮断部材を具え、
    該受板と該固定盤とを対向配置して、該可動側型板を該受板と該固定盤との間に該受板に隣接して配置し、また、該可動側型板を貫通する開口を設け、該可動側型板に複数個のキャビティを凹設すると共に、該各キャビティは該開口の両側に対称に設けて且つ該開口に連通し、
    射出機の射出ノズルを受け入れるノズル受口を該固定盤に設けると共に、該固定側型板を該可動側型板と該固定盤との間に該固定盤に接して配置し、該固定側型板を貫通してスプルブシュを収容する容室を設け、更に該容室の室内壁には該固定側型板の端部に内向きに微小に突出した複数個の位置決め部を設け、
    該スプルブシュを該容室内部に軸方向に摺動可能に設け、更に該スプルブシュの一端と該位置決め部端面が接するように該スプルブシュの軸方向を位置決めし、且つ該スプルブシュと該容室室壁との間に複数個の隙溝を設け、該スプルブシュに複数個の駆動部材を設けて該スプルブシュを軸方向に駆動可能とすると共に該スプルブシュに上記ノズル受け口に相対して軸方向にスプルを穿設して該スプル末端から斜め方向に複数個の分岐スプルを互いに対称になるように設け、該各分岐スプルは該スプルブシュの周縁箇所においてそれぞれ外部、すなわち上記開口部のキャビティに開通せしめて原料が該スプルを通過してそれぞれ該各キャビティ内に注入されるようにし、
    該スプルブシュに加熱機構を設けて該スプル内部の原料を次の射出成型に備えて温熱状態に保つようにし、
    該遮断部材を該開口内部に軸方向に摺動可能に設け、更に該遮断部材底部に突き出し部材を設けて樹脂射出後、該突き出し部材により遮断部材を軸方向に摺動して上記開口を遮断して各キャビティを閉じるようにしてなる、
    ことを特徴とするスプル保温・加熱機能を備えた射出成型金型。
  2. 該突き出し部材は、突き出しスプリングとし、該突き出しスプリングの両端はそれぞれ該遮断部材、該受板を押圧して、該遮断部材を軸方向に移動させることにより、該キャビティを閉じ、
    該受板に位置決め孔を凹設し、該位置決め孔は一端が閉じた盲孔であって、突き出し用スプリングを上記軸方向に設置し、
    該開口の内壁内に相対して二つの凸縁を設け、該開口の該凸縁と該受板との間に収容部を形成し、該遮断部材の二つの突起部を該収容部内にそれぞれ突出せしめて該遮断部材の移動動作範囲の終点を位置決めするようにして成ることを特徴とする請求項1記載のスプル保温・加熱機能を備えた射出成型金型。
  3. 該駆動部材はリタンスプリングとして、該スプルブシュが射出後にもとの位置に復帰するよう駆動し、
    該容室室壁に向かい合うように突出して二つの肩受部を設け、該スプルブシュから突出した二つの肩部と該各肩受部が対応するようにし、該各リタンスプリングをそれぞれ対応する該各肩部と該各肩受部との間に設けて該スプルブシュの移動を駆動できるようにし、
    該スプルブシュの周縁と該各肩受部の間に複数個の隙溝を形成して該スプルブシュが放熱できるようにして、該可動側型板を相対して低温状態に保持するようにして成ることを特徴とする請求項1記載のスプル保温・加熱機能を備えた射出成型金型。

JP2004169199A 2004-06-07 2004-06-07 スプル保温・加熱機能を備えた射出成型金型 Pending JP2005343152A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004169199A JP2005343152A (ja) 2004-06-07 2004-06-07 スプル保温・加熱機能を備えた射出成型金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004169199A JP2005343152A (ja) 2004-06-07 2004-06-07 スプル保温・加熱機能を備えた射出成型金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005343152A true JP2005343152A (ja) 2005-12-15

Family

ID=35495952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004169199A Pending JP2005343152A (ja) 2004-06-07 2004-06-07 スプル保温・加熱機能を備えた射出成型金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005343152A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013095124A (ja) * 2011-11-07 2013-05-20 Nissei Plastics Ind Co 射出成形用金型
KR101278748B1 (ko) * 2011-05-18 2013-06-25 박경수 사출금형의 핫런너 장치
CN103434089A (zh) * 2013-08-02 2013-12-11 北京化工大学 一种滑板式热流道自锁喷嘴装置
CN109226675A (zh) * 2018-11-27 2019-01-18 禹州市昆仑模具有限公司 一种车钩提杆座覆膜砂模具
WO2019073586A1 (ja) * 2017-10-13 2019-04-18 株式会社プラモール精工 ゲートブッシュ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101278748B1 (ko) * 2011-05-18 2013-06-25 박경수 사출금형의 핫런너 장치
JP2013095124A (ja) * 2011-11-07 2013-05-20 Nissei Plastics Ind Co 射出成形用金型
CN103434089A (zh) * 2013-08-02 2013-12-11 北京化工大学 一种滑板式热流道自锁喷嘴装置
WO2019073586A1 (ja) * 2017-10-13 2019-04-18 株式会社プラモール精工 ゲートブッシュ
CN109226675A (zh) * 2018-11-27 2019-01-18 禹州市昆仑模具有限公司 一种车钩提杆座覆膜砂模具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4335266B2 (ja) 導光板の射出圧縮成形金型および導光板の射出圧縮成形方法
KR20090068113A (ko) 도광판의 성형 금형 및 도광판의 성형 방법
JP2010149450A (ja) 多色成形品の成形方法および多色成形用金型
JP2011230345A (ja) 複合成形品用射出成形機およびその成形方法
JP2005343152A (ja) スプル保温・加熱機能を備えた射出成型金型
JP6164715B1 (ja) カセット式金型装置
CN102223994A (zh) 光学元件制造方法及成型模具
JP5319392B2 (ja) 金型、および成形品の製造方法
JP2012250510A (ja) 射出成形金型、射出成形品及び射出成形方法
EP2011622A1 (en) Disk molding die, mirror disk, and method of manufacturing mirror disk
JP3562481B2 (ja) 射出成形方法および射出成形機
KR20160040964A (ko) 내, 외측으로 이동되는 언더컷성형링을 갖는 사출금형
JP2001341177A (ja) 導光板の射出成形方法および射出成形用金型
JP2010105168A (ja) 多材射出成形装置および多材射出成形方法ならびに多材射出成形金型
KR20060089939A (ko) 휴대폰의 이형부재 조립품 제조방법
JPH0623783A (ja) 厚肉品の射出成形金型および射出成形方法
WO2013146871A1 (ja) 熱可塑性樹脂製品の製造方法及び装置
CN220742183U (zh) 一种高效的双色倒料鞋模机
JP5018287B2 (ja) 射出成形用金型装置
JPH11333849A (ja) 多材料成形用金型装置およびこの金型装置を用いた多材料成形方法
JP2009149107A (ja) 導光板の射出圧縮成形金型および導光板の射出圧縮成形方法
JP2012179783A (ja) 射出成形金型及び射出成形方法
CN116872453A (zh) 用于生产具有侧面卡槽的塑胶产品的注塑模具
JP2004142366A (ja) 多重成形用金型
CN117754823A (zh) 一种快速成型组合式注塑模具及高效注塑成型系统

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060713

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060725

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20061219

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02