JP4971739B2 - 無電極放電灯点灯装置及びその照明器具 - Google Patents

無電極放電灯点灯装置及びその照明器具 Download PDF

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Description

本発明は無電極放電灯点灯装置及びその照明器具に関するものである。
第1の従来例として特開2005−158464号公報に示される無電極放電灯点灯装置がある。これは、共振回路を有する電力変換回路の出力を無電極放電灯に近接する誘導コイルに供給するものであり、図14に示すように、動作周波数finvが徐々に減少して始動周波数fmに達すると、電力変換回路の出力電圧Vxが始動電圧に達し、無電極放電灯が点灯して共振特性が曲線イから曲線ロへ変化することで出力電圧Vxが下降する。さらに無電極放電灯が点灯した後も動作周波数finvは始動終了周波数feまで減少し、その後、動作周波数finvは電力変換回路の共振電流が無電極放電灯の定格点灯時における所望のレベルになるように制御されて周波数fxに落ち着く。即ち、電力変換回路の出力は所定動作周波数での連続発振動作を行っている。
第2の従来例として特開2000−353600号公報に示される無電極放電灯点灯装置がある。これは、図15のように、無電極放電灯に近接する誘導コイルの両端電圧Vcoilの振幅を間欠的に変化させ、期間Tonでは無電極放電灯をターンオンして点灯させ、期間Toffでは誘導コイルの両端電圧を点灯維持電圧未満となるようにし、かつ誘導コイルの両端電圧をゼロにしないことで無電極放電灯をターンオフさせて消灯させ、一周期Tにおける期間Tonと期間Toffの時間比率により無電極放電灯の点滅動作を行い、所望の出力を得ている。
第3の従来例である特開2006−155963号公報に示されるように、無電極放電灯点灯時のプラズマ抵抗Rcと誘導コイルへの入力電力Pとの間には、Rc=2.0×106 ×P-1.8 のような関係がある。
特開2005−158464号公報 特開2000−353600号公報 特開2006−155963号公報
従来では無電極放電灯は電力変換回路の動作周波数として13.56MHz(ISMバンド)に代表される数MHz〜数百MHzの高周波が用いられていたが、近年、装置の小型化、低コスト化のため数十kHz〜数百kHzでの商品開発及び研究が行われている。
第1の従来例のように、電力変換回路の出力が所定動作周波数での連続動作を行う場合、動作周波数の低周波化により、電力変換回路のスイッチング素子から共振回路を含む負荷側を見たQが高いことで、部品定数のばらつきや、無電極放電灯の周囲に金属筐体が近接した場合や周囲温度変化により生じる共振回路の共振周波数ずれ等による電力変換回路出力ヘの影響がより大きくなり、無電極放電灯の点灯が不安定になったり、点灯維持電力を下回ることがあれば立ち消えが発生する等の問題があった。なお、Qが高いことは電力変換回路の出力が誘導コイルによるインダクタ負荷であること等が原因であり、従って例えば有電極の蛍光灯負荷と比較してもQが高くなるのである。また言い換えれば、安定点灯できる動作周波数の範囲が例えば有電極の蛍光灯負荷と比較して狭いのである。
また、第3の従来例である特開2006−155963号公報に示されるように、無電極放電灯点灯時のプラズマ抵抗Rcと誘導コイルへの入力電力Pとの間には、Rc=2.0×106 ×P-1.8 のような関係がある。即ち無電極放電灯が特に低出力の場合には、プラズマ抵抗Rcが増大し、負荷インピーダンスの影響を受けやすくなるため、さらに無電極放電灯の点灯が不安定になったり、立ち消えが発生しやすくなる、という問題があった。
さらに、第2の従来例のように点滅動作を行う場合においても、調光点灯時は点滅動作をするものの、全点灯時(即ち定格点灯時)では通常、第1の従来例のように電力変換回路の出力が所定動作周波数での連続発振動作となっており、特に定格点灯時、低周波では上述のような立ち消えが発生する、という問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は数十kHz〜数百kHzといった比較的に低い高周波電力で動作する無電極放電灯の点灯を安定させ、立ち消えを抑制することである。
本発明にあっては、上記の課題を解決するために、図1に示すように、直流電源Eからの電力供給を受け高周波電圧を出力する少なくともスイッチング素子Q3,Q4と共振回路を含む電力変換回路9と、前記電力変換回路9の出力端に接続され、バルブ内に放電ガスを封入した無電極放電灯6に近接配置される誘導コイル5と、前記電力変換回路9における動作周波数可変により前記無電極放電灯6を点滅動作させ、その点灯、消灯のデューティに応じて所定の電力を出力する周波数制御回路を有する無電極放電灯点灯装置において、PWM信号を前記周波数制御回路に入力するPWM発振回路13を有し、前記無電極放電灯6の定格出力時において前記点滅動作を維持し、前記点滅動作における点灯期間の前記動作周波数は、前記共振回路の共振周波数近傍に設定し、前記周波数制御回路は、前記動作周波数可変の際にスイープを行い、前記無電極放電灯6の点弧始動時及び再点弧始動時に前記誘導コイル5に発生する電圧を徐々に増加させることを特徴とするものである。
本発明によれば、PWM信号を周波数制御回路に入力するPWM発振回路を備え、無電極放電灯の定格点灯時において点滅動作を維持し、点滅動作における点灯期間の動作周波数は、共振回路の共振周波数近傍に設定し、周波数制御回路は、動作周波数可変の際にスイープを行い、無電極放電灯の点弧始動時及び再点弧始動時に誘導コイルに発生する電圧を徐々に増加させるので、数十kHz〜数百kHzといった低周波数で動作する無電極放電灯の点灯を安定させ、立ち消えを抑制可能な無電極放電灯点灯装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について説明するが、後述の実施形態2、3が請求項1、2の構成にそれぞれ対応しており、実施形態1は前提となる構成として説明する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1の構成を図1に示す。交流電源ACからの電力供給を受けて、直流電圧VDCを出力する直流電源Eと、直流電源Eからの電力供給を受けて高周波電圧Vcoilを出力する電力変換回路9と、電力変換回路9を駆動するドライブ回路11と、電力変換回路9の出力に接続される誘導コイル5と、誘導コイル5に近接配置される無電極放電灯6から構成され、無電極放電灯6は照明器具(図12、図13参照)に搭載される。またこれらのうち直流電源E、電力変換回路9、ドライブ回路11及びPWM発振回路13等により点灯回路1が構成される。
無電極放電灯6は、透明な球状のガラスバルブまたは内面に蛍光体が塗布された球状のガラスバルブ内に不活性ガス・金属蒸気等の放電ガス(例えば、水銀及び希ガス)が封入されている。
直流電源Eは、整流用ダイオードブリッジ10とスイッチング素子Q6、インダクタL10、ダイオードD10、制御回路2及び平滑用コンデンサC10からなる昇圧チョッパ回路で構成される。
電力変換回路9は、スイッチング素子Q3,Q4、インダクタLs、コンデンサCp、Csから構成されており、誘導コイル5に対して数十kHzから数百kHzの高周波電流を流すことにより、誘導コイル5に高周波電磁界を発生させて無電極放電灯6に高周波電力を供給する。これに応じて、無電極放電灯6内に高周波プラズマ電流を発生させて紫外線もしくは可視光を発生させるようになっている。
ドライブ回路11は、図2に示すように定電圧源Es、電圧制御発振器VCO、抵抗R10,R11で構成される。電圧制御発振器VCOの入力端子VIには、定電圧源Esの出力電圧が抵抗R10,R11で分圧されて与えられており、その分圧点からのシンク電流Ivpに応じて電圧が変化する。従って電圧制御発振器VCOの入力端子VIにはシンク電流Ivpに応じた電圧が入力され、電圧制御発振器VCOはそれに応じた動作周波数finvでHout端子とH−GND端子間、Lout端子とL−GND端子間に、相互に位相が略180°ずれたスイッチング素子Q3、Q4に対する略矩形波状の駆動信号を出力する。なお、スイッチング素子Q3、Q4としてFETを例示しているが、これに限定されるものではない。
PWM発振回路13は、ある周波数fpwmのオン、オフの繰り返しであるPWM信号(電圧Vpwm)を発生し、そのデューティ(時間比率)は所定値に設定され、PWM発振回路13の出力は抵抗、ダイオードを介してドライブ回路11に接続され、PWM信号に応じてシンク電流Ivpを変化させ、動作周波数finvを可変する。
本実施形態の動作について図3〜図5を参照しながら説明する。いま、ドライブ回路11において電圧制御発振器VCOの入力端子VIの電圧と動作周波数finvの関係は図3のように設定されているものとする。図4は、電力変換回路9の始動時の共振曲線イと点灯時の共振曲線ロを示す。
PWM信号VpwmがLレベルの時は動作周波数finv=fs、Hレベルの時は動作周波数finv=fe(<fs)となり、周波数feは無電極放電灯6の点弧始動に充分な高周波電圧Vcoilが発生できる程度に、電力変換回路9の共振周波数付近に設定され、周波数fsは無電極放電灯6が点灯維持できない程度の高周波電圧Vcoilが発生するように設定される。
図5に示すように、時間t=t1でVpwm=Hとすることで、高周波電圧Vcoilが増大し、時間t=t2で無電極放電灯6が初期点弧始動を行うことで点灯する。また、時間t=t3でVpwm=Lとすることで、高周波電圧Vcoilが減少し、無電極放電灯6が消灯する。さらに、時間t=t4でVpwm=Hとすることで高周波電圧Vcoilが増大し、時間t=t5で無電極放電灯6が再点弧始動を行うことで点灯し、時間t=t6でVpwm=Lとすることで、高周波電圧Vcoilが減少し、無電極放電灯6が消灯する。
ここで、図5に示すように、初期点弧始動時の最高電圧Vcoil=Vign1に対して再点弧始動時の最高電圧Vcoil=Vign2は小さくなるが、これは無電極放電灯6に残留するイオンの存在のためである。
以降、PWM信号に応じてこれらの一連の動作を繰り返し行うことにより無電極放電灯6の点滅動作が可能となり、PWM信号VpwmのONデューティを可変することにより、無電極放電灯6の出力を所定値に設定可能となる。
なお、動作周波数finvは装置の低コスト化のため、数十kHz〜数百kHzとし、点滅動作の周波数fpwmは人間の目にちらつき感を与えないよう、100Hz〜数kHzに設定される。
本発明で注目すべき点は、点滅動作時における点灯期間の動作周波数finvである周波数feは電力変換回路9の共振周波数付近に設定されることであり、無電極放電灯6が再点弧始動を行った後の動作点は、点灯時における曲線ロ(図4)のピーク付近となるため、部品定数のばらつきや、無電極放電灯の周囲に金属筐体が近接した場合や周囲温度変化により生じる共振回路の共振周波数ずれ等による電力変換回路9の出力への影響が小さくなり、無電極放電灯の点灯が不安定になったり、立ち消えしたりすることが抑制できるという効果がある。
さらに注目すべき点は、無電極放電灯6の定格点灯時においても点滅動作を維持していることであり、前述の第1の従来例(特開2005−158464号公報)のように、電力変換回路9の出力が所定動作周波数での連続動作である場合と比較して、動作周波数finv(=fe)は、より電力変換回路9の共振周波数に近づくように設定可能であるため、同様にして無電極放電灯の点灯が不安定になったり、立ち消えしたりすることが抑制できるという効果がある。
また、PWM発振回路13は点灯回路1に内蔵されるため、従来のように外部より信号線を経由してPWM信号を導入する場合と比較して、信号線を介して発生する雑音を低減でき、また逆に外部からの雑音誘導を抑制でき、安定動作ができるという効果がある。
(実施形態2)
図6に本発明の実施形態2の回路構成を示す。実施形態1と同一の構成、動作及び効果については説明を省略する。実施形態1(図1)との相違点は、始動スイープ回路12を有することであり、始動スイープ回路12はPWM発振回路13からのPWM信号を受けて動作周波数finvのスイープを行い、誘導コイル5に発生する電圧Vcoilを所定の速度で徐々に増加させ、無電極放電灯6の点弧始動、再点弧始動を行うことが可能となる。始動スイープ回路12は直流電圧E1、オペアンプQ8、抵抗R1、コンデンサC1からなる積分回路、コンデンサC1の電荷放電のためのスイッチング素子Q7、抵抗R2,R3等から構成される。
始動スイープ回路12の動作について説明すると、PWM信号Vpwmがスイッチング素子Q7の制御端子に入力され、スイッチング素子Q7がON→OFFに変化すると、直流電圧E1からの電力供給を受けて抵抗R1を介してコンデンサC1を充電し、コンデンサC1の両端電圧VC1をオペアンプQ8の非反転入力端子に印加し、その出力である制御電圧Vfを抵抗R4、ダイオードD4を介してドライブ回路11に出力する。その結果、抵抗R1、コンデンサC1より決定される時定数τ=τ1〔=C1×R1〕に応じて動作周波数finvは周波数fsから周波数feまで徐々にスイープする。図3の関係を考慮すると、動作周波数finvは減少方向にスイープすることとなり、電力変換回路9の共振曲線が図7であるとすると、スイープに応じて誘導コイル電圧Vcoilが増加し、無電極放電灯6の点弧始動が可能となる。
一方、スイッチング素子Q7がOFF→ONに変化すると、コンデンサC1の電荷が抵抗R3、スイッチング素子Q7を介して放電され、コンデンサC1の両端電圧VC1のレベルは抵抗R1と抵抗R2//R3の分圧で決定され、誘導コイル電圧Vcoil=Vst1となり、誘導コイル電圧Vcoilが減少するので、無電極放電灯6の点灯維持に必要な電圧より下回ることで消灯する。
従って、PWM信号Vpwmにより周期的にON、OFFを繰り返すことにより点滅動作が可能となり、PWM信号VpwmのONデューティを可変することにより、無電極放電灯6に対する平均的な電力が連続点灯時よりも低くなり、その結果、無電極放電灯6の出力が可変となり、PWM信号VpwmのONデューティを可変することにより、無電極放電灯6の出力を所定値に設定可能となる。
本発明で注目すべき点は、点滅動作における点灯期間の動作周波数finv=feを、電力変換回路9の共振周波数により近づけられることである。なぜなら、実施形態1の場合では周波数fsからfeに急激に変化させているが、動作周波数finv=feに近づくほど点弧始動時、再点弧始動時における電力変換回路9の出力インピーダンスはゼロに近づくため、最高電圧である誘導コイル電圧Vcoil=Vign1、Vign2は、オーバーシュート、振動等により過大となり、不安定動作となる可能性があり、近づけすぎることは好ましくないためである。
一方、本実施形態の場合、始動スイープ回路12の働きにより誘導コイル5に発生する電圧Vcoilを所定の速度で徐々に増加させることができるため、終点の周波数feに適するまでのある周波数fmで無電極放電灯6の点弧始動、再点弧始動を行うことができ(図7、図8参照)、周波数feを電力変換回路9の共振周波数により近づけたとしても、誘導コイル電圧Vcoilが不安定となることはない。即ち、周波数feを電力変換回路9の共振周波数により近づけられることで、無電極放電灯の点灯が不安定になったり、立ち消えしたりすることがより抑制できるという効果がある。
(実施形態3)
図9に本発明の実施形態3の回路構成を示す。実施形態2と同一の構成、動作及び効果については説明を省略する。実施形態2との相違点は、始動スイープ回路12とは別の始動スイープ回路14を有し、初期点弧始動時のスイープは始動スイープ回路12により行われ、再点弧始動時のスイープは始動スイープ回路14により行われることである。
図9、図10を参照して動作を説明する。始動スイープ回路12は初期点弧始動時のみ発生する始動制御信号Vtを受けて動作し、始動スイープ回路14はPWM発振回路13からのPWM信号を受けて動作する。始動スイープ回路14はコンデンサC2、抵抗R5、スイッチング素子Q8から構成される。
始動スイープ回路14の動作について説明すると、PWM信号Vpwmがスイッチング素子Q8の制御端子に入力され、スイッチング素子Q8がON→OFFに変化すると、シンク電流Ivpの供給を受けてコンデンサC2を充電し、一方、スイッチング素子Q8がOFF→ONに変化すると、コンデンサC2の電荷が抵抗R5、スイッチング素子Q8を介して放電され、始動スイープ回路12と同様に周波数fs〜feのスイープが行われる。
なお、始動制御信号VtとPWM信号VpwmのHレベルとなるタイミングが干渉しないように制御されており、始動スイープ回路12、14側に流れ込むシンク電流をそれぞれIs、Ipとすると、初期点弧始動時はシンク電流Ivp=Is、再点弧始動時はシンク電流Ivp=Ipとなる。
本実施形態で注目すべき点は、初期点弧始動時と再点弧始動時とで別々の始動スイープ回路12、14を用いることで、スイープの速度を個別に設定できることである。
特に初期点弧始動時では再点弧始動時と比較して、無電極放電灯6の始動に必要な印加エネルギーは大きくなるため、最高電圧である誘導コイル電圧Vcoil=Vign1は大きくなりがちとなる。よって出来るだけスイープ速度は遅くして誘導コイル電圧Vcoilを低減して回路ストレスを低減することが望ましい。
一方、図11に示すように点灯期間Tonの内、再点弧始動期間をT1、点灯後の期間をT2とすると、
(再点弧始動占有率)=T1/(T1+T2)×100(%)
と表わされる。この再点弧始動占有率は安定して点滅動作が行えるかどうかの重要なファクターでもあり、スイープ時間が長くなり、この割合が大きすぎると、例えば無電極放電灯6の周囲温度変化、金属筐体接近等による影響で、再点弧始動期間T1の変動に対する無電極放電灯6の出力変化が大きく、場合によっては不安定点灯、立ち消えの可能性がある。従って、あまりスイープ速度を遅くすることは望ましくない。
このような観点から、本実施形態のように両者のスイープの速度を個別に設定することで、初期点弧始動時の誘導コイル電圧Vcoilのストレスを小さくしたまま、安定した立消えのない再点弧始動動作を行うことができる、という効果がある。
なお、本実施形態では、ばらつき要因があっても安定動作させるため再点弧始動時のスイープ速度を、検討により(再点弧始動占有率)<50%となるよう設定する。
(実施形態4)
上述の実施形態1〜3の無電極放電灯点灯装置は、例えば、図12の街路灯15、図13の防犯灯16、あるいはダウンライト(図示せず)等の照明器具に広く用いることができ、上述の各実施形態で述べたのと同様の効果が得られる。
本発明の実施形態1の全体構成を示す回路図である。 本発明の実施形態1の要部構成を示す回路図である。 本発明の実施形態1の動作を示す特性図である。 本発明の実施形態1の共振特性を示す特性図である。 本発明の実施形態1の動作波形図である。 本発明の実施形態2の回路図である。 本発明の実施形態2の共振特性を示す特性図である。 本発明の実施形態3の動作波形図である。 本発明の実施形態3の回路図である。 本発明の実施形態3の動作波形図である。 本発明の実施形態3の動作波形図である。 本発明の実施形態4の街路灯の一部破断せる正面図である。 本発明の実施形態4の防犯灯の側面図である。 従来例の共振特性を示す特性図である。 従来例の動作波形図である。
符号の説明
1 点灯回路
5 誘導コイル
6 無電極放電灯
9 電力変換回路
13 PWM発振回路
E 直流電源

Claims (4)

  1. 直流電源からの電力供給を受け高周波電圧を出力する少なくともスイッチング素子と共振回路を含む電力変換回路と、
    前記電力変換回路の出力端に接続され、バルブ内に放電ガスを封入した無電極放電灯に近接配置される誘導コイルと、
    前記電力変換回路における動作周波数可変により前記無電極放電灯を点滅動作させ、その点灯、消灯のデューティに応じて所定の電力を出力する周波数制御回路を有する無電極放電灯点灯装置において、
    PWM信号を前記周波数制御回路に入力するPWM発振回路を有し、
    前記無電極放電灯の定格出力時において前記点滅動作を維持し、
    前記点滅動作における点灯期間の前記動作周波数は、前記共振回路の共振周波数近傍に設定し、
    前記周波数制御回路は、前記動作周波数可変の際にスイープを行い、前記無電極放電灯の点弧始動時及び再点弧始動時に前記誘導コイルに発生する電圧を徐々に増加させることを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
  2. 前記周波数制御回路は、前記点弧始動時と再点弧始動時とで独立して前記スイープの速度設定を行うことを特徴とする請求項に記載の無電極放電灯点灯装置。
  3. 前記点滅動作における点灯期間のうち前記再点弧始動に要する時間の占有率は50%より小さいことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置。
  4. 請求項1〜のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置を備えた照明器具。
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