JP4971236B2 - 通信管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、所定のグループに属する利用者が携帯する通信端末の機能制限を行う通信管理システム、及び、その通信端末に関する。
従来より、親が子供に安心して携帯電話を持たせるために、携帯電話からのアクセス可能なサイトをフィルタリングして、いわゆる出会い系サイトや有害サイトといった利用者の年齢制限が望まれるサイト(以下、管理下サイトという)へのアクセスに制限をかけることにより、子供を携帯電話によるトラブルや犯罪から守ろうとするアクセス制限システム(例えば、特許文献1参照)が知られている。
この種のアクセス制限システムは、一般的に、管理下サイトのURLを記憶するデータベースを有するサーバと、インターネット上のサイトにアクセスする際にそのサイトのURLをサーバに送信する携帯電話とからなり、このうち、サーバが、携帯電話から送信されるURLと、データベースに記憶されているURLとを比較して閲覧の可否を判定し、その判定結果を示す情報(以下、判定情報という)を携帯電話に送信する。そして、サーバから判定情報を受信した携帯電話は、その判定情報が示す判定結果に応じてサイトへのアクセスが制限されるように構成されている。
特開2003−50758号公報
ところで、子供に携帯電話を持たせることは、その子供と親とがいつでも連絡が取れるという便利さを有する反面、児童や生徒がメールの送受信やサイトの閲覧および書き込みを授業中に行ったり、授業中以外であっても休み時間や放課後の校内で、メールの送受信やサイト(例えば、掲示板)への書き込み及び通話を介していじめを行ったりすることが問題とされている。なお、この場合、子供に携帯電話を持たせないようにすれば上記の問題が起こらずに済むと考えられるが、携帯電話を持っていないことで逆に仲間はずれにされたり、いじめの対象になったりすることもある。
特に携帯電話によるいじめは、個々人によるものばかりではなく、グループ化して行われやすい(例えば、掲示板に面白半分に書き込んだものに新たな書き込みが次々と加わる)ため、集団的ないじめにつながりやすく、ひどい場合では子供を自殺にまで追い込んでしまう要因になると云われている。
しかし、従来のアクセス制限システムでは、インターネット上のサイトへのアクセスを制限するように構成されているため、このような児童や生徒の携帯電話によるいじめを抑制しようとすると、サイト(例えば、掲示板への書き込み)によるものに対しては一定の効力を有するが、メールや通話によるもの(例えば、中傷メールの送受信)に対しては看過されてしまうという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するために、学校等の特定敷地内における通信機能を確実に制限することが可能な通信管理システム及び通信端末を提供することを目的とする。又、適切な通信機能の制限と使い勝手の良さとが両立する利便性の高い通信管理システム及び通信端末を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の通信管理システムは、所定のグループに属する利用者が携帯する通信端末と、該通信端末との間で無線通信を行う基地局に接続されて前記通信端末を管理する通信管理システムであって、前記通信端末の現在位置情報を送信する現在位置送信手段と、前記通信端末の利用者が属するグループの利用制限位置情報を記憶する利用制限位置情報記憶手段と、前記通信端末が送信してきた現在位置情報に基づき、前記利用制限位置情報記憶手段に記憶された利用制限位置情報に従って、該通信端末の現在位置が該利用制限位置情報に該当しない位置であるかを判断する利用制限位置判断手段と、前記通信端末の現在位置が前記利用制限位置情報に該当しない位置の場合には、該通信端末の機能を該通信端末の利用者が属するグループに設定された第1の機能制限状態にする第1の機能制限手段と、前記通信端末の現在位置が前記利用制限位置情報に該当する位置の場合には、該通信端末の利用者が属するグループに設定された第2の機能制限状態にする第2の機能制限手段と、を備える。そして、前記現在位置送信手段は、前記通信端末の現在位置が不明である場合には、該現在位置が不明であることを表す情報を前記現在位置情報として送信し、前記第2の機能制限手段は、前記通信端末の現在位置が不明である場合にも、前記通信端末の機能を前記第2の機能制限状態にすることを要旨とする。
つまり、通信管理システムは、所定のグループに属する利用者が携帯する通信端末と、その通信端末との間で無線通信を行う基地局に接続されて通信端末を管理するシステムであって、現在位置送信手段が、通信端末の現在位置情報を送信し、利用制限位置情報記憶手段が、通信端末の利用者が属するグループの利用制限位置情報を記憶する。なお、利用制限位置情報とは、例えば小学校や中学校等のグループが利用する施設の位置座標情報をいう。
そして、利用制限位置判断手段が、通信端末が送信してきた現在位置情報に基づき、利用制限位置情報記憶手段に記憶された利用制限位置情報に従って、その通信端末の現在位置がその利用制限位置情報に該当しない位置であるか否かを判断する。なお、利用制限位置情報に該当しない位置(又は、「非該当である位置」と記す場合もある)とは、例えば小学校や中学校等の施設の外の位置をいう。
ここで、利用制限位置情報記憶手段によって、通信端末の現在位置が利用制限位置情報に非該当である位置の場合には、第1の機能制限手段が、通信端末の機能をその通信端末の利用者が属するグループに設定された第1の機能制限状態にするための処理を行う。一方、通信端末の現在位置が前記利用制限位置情報に非該当である位置と判断できない場合には、第2の機能制限手段が、通信端末の機能をその通信端末の利用者が属するグループに設定された第2の機能制限状態にする処理を行う。
したがって、本発明の通信管理システムによれば、通信端末の現在位置が、通信端末の利用者の属するグループ(以下、所属グループという)の利用制限位置であるか否かに応じて、通信端末の機能制限状態を変更するため、所属グループの利用制限位置を学校等の特定敷地内としてその特定敷地内における通信端末の機能(通信機能)を確実に制限することができる。また、特定敷地外では、通信機能の制限をなくしたり少なくしたりすることにより、適切な通信機能の制限と使い勝手の良さとを両立させた高い利便性を確保することができる。
なお、請求項2に記載の通信管理システムは、前記通信端末の機能のうち、利用不可となり得るように該通信端末の利用者が属するグループに設定された機能を対象機能とし、前記第2の機能制限状態では、全ての対象機能を利用不可とし、前記第1の機能制限状態では、一部の対象機能を利用不可とすることを要旨とする。
つまり、通信管理システムは、第2の機能制限状態では、所属グループの利用者が受ける機能制限の全てを享受し、第1の機能制限状態では、所属グループの利用者が受ける機能制限の一部分を享受することが望ましい。
この場合、通信端末の現在位置が、所属グループの利用制限位置でないことが確認されると、通信端末の機能制限状態が緩和されるため、学校等の特定敷地内以外で通信端末を利用することに関して比較的高い自由度を利用者に供与することができる。
また、請求項3に記載の通信管理システムでは、前記全ての対象機能は、前記通信端末の通信機能のうち、前記属するグループの利用者に設定された連絡先との間の通信を除く全ての通信機能であることを要旨とする。
つまり、通信管理システムは、所属グループの利用者が受ける機能制限は、通信端末の利用者が属するグループの利用制限位置情報に該当する位置に居る場合に、通信先、及び通信機能の制限を行うことが望ましい。
この場合、利用者による学校等での通信端末を用いた通信を制限することによって、学校での児童や生徒の携帯電話等によるいじめを抑制することができる
また、本発明は、請求項4に記載のように、前記通信端末と、該通信端末との間で無線通信を行う基地局に接続されて前記通信端末を管理する管理装置とから構成できる。例えば、通信端末が、前記現在位置送信手段を備え、管理装置が、前記利用制限位置情報記憶手段、前記利用制限位置判断手段、前記第1の機能制限手段、及び前記第2の機能制限手段を備えて構成される。
次に、請求項に記載の通信端末は、所定のグループに属する利用者が携帯する通信端末であって、衛星から送信されるGPS信号を受信するGPS信号受信手段と、互いに直交する3軸の加速度および方位角度を検出する検出手段と、前記GPS信号受信手段により受信したGPS信号、又は、前記検出手段により検出した加速度および方位角度に基づき、当該通信端末の現在位置を算出する現在位置算出手段と、前記現在位置算出手段により算出した当該通信端末の現在位置を表す現在位置情報を、当該通信端末との間で無線通信を行う基地局に送信する現在位置送信手段と、を備えることを要旨とする。
つまり、通信端末では、所定のグループに属する利用者が携帯する通信端末であって、GPS信号受信手段が、衛星から送信されるGPS信号を受信し、検出手段が、互いに直交する3軸の加速度および方位角度を検出する。
そして、現在位置算出手段が、GPS信号受信手段により受信したGPS信号、又は、検出手段により検出した加速度および方位角度に基づき、当該通信端末の現在位置を算出し、現在位置送信手段が、現在位置算出手段により算出した当該通信端末の現在位置を表す現在位置情報を、当該通信端末との間で無線通信を行う基地局に送信する。
このように構成された通信端末によれば、請求項1ないし請求項に記載の通信管理システムのいずれであっても好適に用いることができる。
また、請求項に記載の通信端末では、前記現在位置算出手段は、前記GPS信号受信手段により前記GPS信号を受信できない場合に、前記検出手段により検出した加速度および方位角度に基づき、当該通信端末の移動距離および移動方向を求める移動算出処理を行うことによって、前記現在位置を算出する請求項に記載の通信端末であることを要旨とする。
つまり、現在位置算出手段は、GPS信号受信手段によりGPS信号を受信できない場合に、検出手段により検出した加速度および方位角度に基づき、当該通信端末の移動距離および移動方向を求める移動算出処理を行うことによって、現在位置を算出することが望ましい。
このように構成された通信端末によれば、例えば建物などによって遮蔽されて衛星から送られてくる電波が受信できない場合や、故意にGPS機能が停止させられた場合であっても、例えば加速度および方位角度を用いることにより通信端末の位置座標を追尾する慣性航法を利用して現在位置を算出することができる。
さらに、請求項に記載の通信端末は、前記検出手段により検出した加速度および方位角度を記憶する記憶手段を備え、前記現在位置算出手段は、前記記憶手段により記憶されている加速度および方位角度の所定期間における平均値を用いて、重力方向および地磁気方向に対する当該通信端末の姿勢を表す姿勢データを求め、該姿勢データに基づき、前記移動算出処理を行う通信端末であることを要旨とする。
つまり、通信端末は、記憶手段が、検出手段により検出した加速度および方位角度を記憶し、現在位置算出手段が、記憶手段により記憶されている加速度および方位角度の所定期間における平均値を用いて、重力方向および地磁気方向に対する当該通信端末の姿勢を表す姿勢データを求め、この姿勢データに基づいて移動算出処理を行うことが望ましい。
このように構成された通信端末によれば、加速度および方位角度の平均値を用いて通信端末の姿勢を求めて、その通信端末の姿勢に対する2次元座標での移動方向および移動距離を算出すればよいため、通信端末の3次元座標を追尾するような複雑な計算方法を用いることなく、現在位置を比較的簡易に算出することができる。
なお、請求項5〜7に記載の通信端末では、前記現在位置送信手段による現在位置情報の送信タイミングは、前記利用者による発信要求時であってもよい。
また、請求項5〜7に記載の通信端末では、前記現在位置送信手段による現在位置情報の送信タイミングは、前記基地局からの着信要求時であってもよい。
つまり、現在位置送信手段による現在位置情報の送信タイミングは、利用者による発信要求時であることや、基地局からの着信要求時であることが望ましい。なお、利用者による発信要求時とは、例えば利用者が通信しようとする相手先の電話番号等が入力されて発信ボタンが押下された時をいう。
これらの場合、通信端末が外部との通信を行う直前の事象をトリガとして通信可否が判定されるため、通信端末の利用者による通信利用を効率よく制限することができる
なお、本発明は、請求項8に記載のように、前記通信端末と、該通信端末との間で無線通信を行う基地局に接続されて前記通信端末を管理する通信管理システムであって、前記現在位置送信手段と、前記利用制限位置情報記憶手段と、前記利用制限位置判断手段と、前記通信端末の現在位置が前記利用制限位置情報に該当する位置の場合には、該通信端末の機能を該通信端末の利用者が属するグループに設定された機能制限状態にする機能制限手段とを備えて構成されてもよい。なお、前記現在位置送信手段は、前記通信端末の現在位置が不明である場合には、該現在位置が不明であることを表す情報を前記現在位置情報として送信し、前記機能制限手段は、前記通信端末の現在位置が不明である場合にも、該通信端末の機能を前記機能制限状態にすることとする。
以下に、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
<通信管理システムの全体構成>
図1は、本発明が適用された通信管理システム1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、通信管理システム1は、利用者により携帯される通信端末である携帯電話機2と、携帯電話機2の通信エリアや通信路等を管理する管理装置3とからなり、携帯電話機2と管理装置3との間で基地局4及び移動通信網6を介して無線通信が行われるように構成されている。
なお、移動通信網6は、当該移動通信網6の通信サービスエリア内に所在する各携帯電話機2に対して、通話サービスを提供するためのネットワークである移動電話網6aと、データ通信サービスを提供するためのネットワークである移動パケット通信網6bとからなり、管理装置3、基地局4、及びゲートウェイ交換局5が接続されている。
このうち、基地局4は、移動通信網6の通信サービスエリア内に多数設置されており、基地局4のカバーする通信エリア(又は、無線セルともいう)に在圏している携帯電話機2と無線通信を行うと共に、基地局4毎に割り当てられた基地局ID12b(図2参照)が含まれる無線信号(以下、基地局識別信号という)を、基地局4のカバーする通信エリアに常時ブロードキャストする。そして、携帯電話機2の現在位置を表す現在位置情報12c(図2参照)や後述する発信要求信号を携帯電話機2から受信すると、その受信信号を管理装置3に移動通信網6を介して送信すると共に、携帯電話機2の利用者による通信利用の許可または不可を表す可否情報や後述する着信要求信号を管理装置3から移動通信網6を介して受信すると、その受信信号を携帯電話機2に送信するように構成されている。
ゲートウェイ交換局5は、移動電話網6aと固定電話網7とを相互接続するゲートウェイ交換機5aと、移動パケット通信網6bとインターネット通信網8とを相互接続するゲートウェイサーバ5bとを有しており、異なる通信プロトコルを有する移動電話網6aと固定電話網7との間、及び、移動パケット通信網6bとインターネット通信網8との間でデータの授受を中継する。そして、固定電話網7に接続された固定電話機(但し、FAX機などを含む)7aや、インターネット通信網8に接続された端末装置(例えば、パーソナルコンピュータやサーバ等)8aから以下の発信要求信号を受信すると、その受信信号を管理装置3に移動通信網6を介して送信するように構成されている。
なお、本実施形態の発信要求信号は、携帯電話機2,固定電話機7a,端末装置8aから、これら携帯電話機2,固定電話機7a,端末装置8aの利用者が発信しようとする相手先の携帯電話機2との通信路が形成される前に、基地局4又はゲートウェイ交換局5に送信される信号であり、送信元である携帯電話機2,固定電話機7a,端末装置8aのいずれかと相手先の携帯電話機2との識別情報(例えば、電話番号,メールアドレス,URL等)が含まれている。一方、着信要求信号は、送信元と相手先との通信路が形成される前に、発信要求信号(即ち、識別情報)が指定する相手先の携帯電話機2の受信状態を確認するために基地局4から送信される信号である。
<管理装置の構成>
図2は、本実施形態における管理装置3の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、管理装置3は、基地局4及びゲートウェイ交換局5との間で各種情報の授受を行うためのデータ通信部11と、携帯電話機2やその利用者(又は、加入者ともいう)に関する各種情報が登録される加入者データベース(以下、加入者DBという)12と、携帯電話機2の利用者が属するグループの利用制限位置を記憶する座標データベース(以下、座標DBという)13と、いわゆる出会い系サイトや有害サイトといった利用者の年齢制限が望まれるサイト(以下、管理下サイトという)に関する各種情報が登録されるサイトデータベース(以下、サイトDBという)14と、データ通信部11の制御および加入者DB12の更新を行う制御部15とを備えている。
このうち、加入者DB12は、携帯電話機2の利用者(又は、利用者の親権者や、利用者が通う学校等)が契約時または契約変更時に申し込んだ各種サービスに係る加入者情報12aと、携帯電話機2がカバーされている基地局4(即ち、通信エリア)に対応する基地局ID12bと、携帯電話機2の現在位置を示す現在位置情報12cとが対応づけられている。
なお、本実施形態の加入者情報12aには、一般的な契約サービスに係る利用者の個人情報や携帯電話機2の識別情報、管理下サイトをフィルタリングするための契約サービスに係るフィルタリングの設定レベル、利用制限位置を学校の敷地内として学童による通信利用を制限するための契約サービス(以下、学童規制サービスという)に係る学校名や例外的にその制限が解除される連絡先(以下、許可連絡先という)等が含まれている。ちなみに、許可連絡先には、利用者の親権者や、警察、消防、児童相談所といった連絡先が挙げられる。また、許可連絡先や設定レベルは、利用者の属する学校毎に一律に設定されても良く、利用者の親権者により個別に設定されても良い。
座標DB13は、学童規制サービスの対象となる学校の敷地内を座標で表す敷地座標データ13aが、加入者DB12の学校名に対応づけて記憶されている。また、サイトDB14は、管理下サイトのURLが、加入者DB12の設定レベルに対応づけて記憶されている。
制御部15は、CPU,ROM,RAM,I/O及びバスライン等からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、後述する学童規制処理の他に、携帯電話機2から基地局4及び移動通信網6を介して後述するエリア確認情報又は現在位置情報12cを受信すると、加入者DB12内でその送信元である携帯電話機2の識別情報に該当する基地局ID12b又は現在位置情報12cを更新するように構成されている。
また、制御部15は、基地局4又はゲートウェイ交換局5から移動電話網6aを介して発信要求信号を受信すると、その受信信号に含まれている識別情報に基づいて、相手先の携帯電話機2宛の着信要求信号を基地局4に移動電話網6aを介して送信するように構成されている。
<携帯電話機の構成>
図3は、本実施形態における携帯電話機2の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、携帯電話機2は、アンテナ21aを有して前述した基地局4との間で無線通信を行うための無線通信部21と、携帯電話機2の現在位置を取得するための位置取得部22と、数字や文字、操作指示などを入力するための操作入力部23と、マイクロフォンやスピーカ、音声処理回路などを有して周知の通話処理を行う通話部24と、各種画像を表示するための液晶表示部25と、無線通信部21,位置取得部22,操作入力部23,通話部24からの入力に応じて各種処理を実行し、無線通信部21,通話部24,液晶表示部25を制御する制御部26とを備えている。
このうち、無線通信部21は、送話音声に関するデータやパケット通信用のデータ等を搬送波に重畳して送信信号を生成し、この生成した送信信号を基地局4にアンテナ21aを介して送信すると共に、アンテナ21aを介して基地局4から送られてくる無線信号を受信し、この受信信号を復調して携帯電話機2宛の受話音声に関するデータやパケット通信用のデータ等を得る。
位置取得部22は、GPS(Global Positioning System)用の人工衛星からの電波(即ち、GPS信号)をGPSアンテナ22fを介して受信してその受信信号を出力するGPSセンサ22aと、互いに直交する3軸の加速度(Ax,Ay,Az)を検出する加速度センサ22bと、ロール,ピッチ,ヨーの3軸の角速度(ωr,ωp,ωyw)を検出するジャイロセンサ22cと、地磁気から3次元の方位角度(θr,θp,θyw)を検出する地磁気センサ22dと、GPS信号に基づく協定世界時(UTC)により時刻を計時する時刻タイマ22eとを備えている。そして、GPSセンサ22a,加速度センサ22b,ジャイロセンサ22c,地磁気センサ22dからの各検出信号を定期的(例えば、50ms毎)に、時刻タイマ22eにより計時された時刻データと共に出力するように構成されている。
制御部26は、CPU,ROM,RAM,I/O及びバスライン等からなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、このうち、CPUが、ROMに記憶されているプログラムに基づいて、以下の現在位置算出処理および現在位置送信処理を実行する。
なお、ROMには、CPUにより実行される各種プログラムと共に、携帯電話機2用のオペレーティングシステムやWeb(World Wide Web)ブラウザのソフトウェア等が格納されている。一方、RAMは、CPUのワークエリアとして用いられると共に、各種のデータが一時的に格納され、位置取得部22による検出結果(検出データ)及び時刻データを所定の記録回数分だけ格納するためのセンサ記憶領域を有している。
また、制御部26は、無線通信部21を介して基地局4から基地局識別信号を受信すると、その受信信号に含まれている基地局ID12bをRAMに記憶すると共に、その基地局ID12bが前回RAMに記憶したものと異なる場合、携帯電話機2の識別情報と新たにRAMに記憶した基地局ID12bとからなるエリア確認情報を、基地局4に無線通信部21を介して送信するように構成されている。
<現在位置算出処理>
ここで、携帯電話機2の制御部26が実行する現在位置算出処理を、図4に示すフローチャートに沿って詳しく説明する。なお、本処理は、携帯電話機2に電源が投入されると起動され、電源が遮断されるまで後述する現在位置送信処理と並列実行される。また、本処理では、GPS信号が受信できない場合にカウント値CNTが更新されるカウンタ(以下、GPSカウンタという)が用いられる。
まず、本処理が起動されると、S110では、RAMのセンサ記憶領域に格納されている記録回数分の検出データ及び時刻データに基づいて、最新のGPSセンサ22aによる検出データ(以下、GPSデータという)が存在するか否かを判断し、肯定判断した場合にはS115に進み、否定判断した場合(即ち、GPS信号が受信できない場合)にはS125に進む。
S115では、GPSカウンタのカウント値CNTを0にリセットしてS120に進む。そして、S120では、RAMのセンサ記憶領域に格納されている最新のGPSデータに基づいて、携帯電話機2の位置座標を算出し、その算出結果である2次元のGPS座標を携帯電話機2の現在位置としてRAMに記憶(又は、更新)し、S110を再実行する。
一方、先のS110でGPS信号が受信できない場合に進むS125では、GPSカウンタのカウント値CNTを+1にインクリメントしてS130に進む。そして、S130では、S125でインクリメントしたGPSカウンタのカウント値CNTが、携帯電話機2の位置座標の算出精度を保つために予め設定された閾値N以上であるか否かを判断し、肯定判断した場合にはS140に進み、否定判断した場合にはS150に進む。
S140では、携帯電話機2の位置座標が不明であることを表すゼロ座標を携帯電話機2の現在位置としてRAMに記憶(又は、更新)し、S110を再実行する。一方、S150では、RAMのセンサ記憶領域に格納されている記録回数分の検出データ及び計時データに基づいて、加速度(Ax,Ay,Az)、角速度(ωr,ωp,ωyw)、及び方位角度(θr,θp,θyw)が、記録回数分に応じた保持期間(例えば、5秒間)中に変化したか否かを判断し、肯定判断した場合にはS160に進み、否定判断した場合にはS110を再実行する。
S160では、RAMのセンサ記憶領域に格納されている記録回数分の検出データから、加速度(Ax,Ay,Az)及び方位角度(θr,θp,θyw)の保持期間におけるそれぞれの平均値を求め、この求めた結果である平均加速度および平均方位角度に基づいて、携帯電話機2の姿勢を表す姿勢データを算出する。なお、本実施形態では、平均加速度に基づき、重力方向に対する携帯電話機2の傾斜角度αを、平均方位角度に基づき、地磁気方向に対する携帯電話機2の傾斜角度βをそれぞれ算出し、この算出結果である傾斜角度α,βを姿勢データとしてRAMに記憶している。
続くS170では、S160で算出した姿勢データと、RAMのセンサ記憶領域に格納されている最新の検出データとに基づいて、携帯電話機2の位置座標を算出し、その算出結果である2次元の相対座標を携帯電話機2の現在位置としてRAMに記憶(更新)し、S110を再実行する。なお、本実施形態では、方位角度(θr,θp,θyw)から実空間における移動方位を算出すると共に、加速度(Ax,Ay,Az)及び角速度(ωr,ωp,ωyw)から実空間における移動加速度を求め、この移動加速度を2回積分することにより携帯電話機2の移動距離を算出することによって、これら移動方位および移動距離から携帯電話機2の相対的な位置座標を算出している。
<現在位置送信処理>
ここで、携帯電話機2の制御部26が実行する現在位置送信処理を、図5に示すフローチャートに沿って詳しく説明する。なお、本処理は、携帯電話機2に電源が投入されると起動され、電源が遮断されるまで先の現在位置算出処理と並列実行される。
まず、本処理が起動されると、S210では、無線通信部21を介して基地局4から着信要求信号を受信したか否かを判断し、肯定判断した場合にはS220に進み、否定判断した場合にはS230に進む。
S220では、操作入力部23を介して外部との通信(外部通信)を行うための操作指示(発信要求)が利用者により行われたか否かを判断し、肯定判断した場合にはS230に進み、否定判断した場合にはS210を再実行する。
S230では、先の現在位置算出処理でRAMに記憶されて携帯電話機2の現在位置を表す現在位置情報12cを、無線通信部21を介して基地局4に送信し、S240に進む。なお、ここで送信される現在位置情報12cには、着信要求信号に含まれている発信元、又は、発信しようとする相手先と、携帯電話機2との識別情報(電話番号,メールアドレス,URL等)が付加されている。
S240では、無線通信部21を介して基地局4から後述する可否情報を受信したか否かを判断し、肯定判断した場合にはS250に進み、否定判断した場合には可否情報を受信するまで待機する。
S250では、S240で受信した可否情報に基づいて、携帯電話機2の利用者による通信利用が可能であるか否か(後述する判定フラグが0又は1のいずれであるか)を判断し、肯定判断した場合にはS260に進み、否定判断した場合にはS270に進む。
S260では、着信要求信号に含まれている発信元、又は、携帯電話機2が発信しようとする相手先との通信が許可された旨を、液晶表示部25に表示し、S210を再実行する。
一方、S260で携帯電話機2の利用者による通信利用が不可である場合に進むS280では、着信要求信号に含まれている発信元、又は、携帯電話機2が発信しようとする相手先との通信が不可である旨を、液晶表示部25に表示し、S210を再実行する。
<学童規制処理>
ここで、管理装置3の制御部15が実行する学童規制処理を、図6に示すフローチャートに沿って詳しく説明する。なお、本処理は、携帯電話機2から基地局4及び移動通信網6を介して(即ち、データ通信部11を介して)現在位置情報12cを受信すると起動される。
まず、本処理が起動されると、S310では、データ通信部11を介して受信した現在位置情報12cに付加されている識別情報に基づいて、携帯電話機2に発信しようとする発信元、又は、携帯電話機2が発信しようとする相手先が、加入者DB12に登録されている許可連絡先であるか否かを判断し、肯定判断した場合にはS350に進み、否定判断した場合にはS320に進む。
S320では、データ通信部11を介して受信した現在位置情報12cに基づいて、加入者DB12及び座標DB13を参照し、携帯電話機2の現在位置が学校の敷地外であるか否かを判断する。なお、本実施形態では、データ通信部11を介して受信した現在位置情報12cに付加されている識別情報に対応する学校名を加入者DB12から抽出し、この学校名に対応する敷地座標データ13aを座標DB13から選択することにより、携帯電話機2に対応する学校の敷地内の座標と現在位置情報12cの座標とを比較している。
ここで、携帯電話機2の現在位置が、学校の敷地外であることを確認した場合にはS330に進み、学校の敷地外であることが確認できなかった場合にはS355に進む。なお、ここで言う確認できなかった場合とは、受信した現在位置情報12cによって携帯電話機2の現在位置が確認できない場合(即ち、現在位置情報12cがゼロ座標である場合)も含まれる。
S330では、データ通信部11を介して受信した現在位置情報12cに付加されている識別情報に、携帯電話機2への発信元、又は、携帯電話機2が発信しようとする相手先のURLが含まれているか否かを判断し、肯定判断した場合にはS340に進み、否定判断した場合にはS350に進む。
S340では、加入者DB12及びサイトDB14を参照し、携帯電話機2への発信元、又は、携帯電話機2が発信しようとする相手先のURLが、加入者DB12の設定レベルに対応する管理下サイトのURLであるか否かを判断し、肯定判断した場合にはS350に進み、否定判断した場合にはS355に進む。
S350では、携帯電話機2と、携帯電話機2への発信元、又は、携帯電話機2が発信しようとする相手先との通信路を形成する。そして、続くS360では、携帯電話機2の通信可否を判定するための判定フラグを、携帯電話機2への発信元、又は、携帯電話機2が発信しようとする相手先との通信を許可することを表す0に設定し、S370に進む。
一方、S355では、携帯電話機2への発信元、又は、携帯電話機2が発信しようとする相手先との通信路を形成することなく、判定フラグを、通信を不可とすることを表す1に設定し、S370に進む。
S370では、S355又はS360で設定した判定フラグによって、携帯電話機2の利用者による通信利用の許可または不可を表す可否情報を、データ通信部11を介して基地局4に送信し、本処理を終了する。なお、ここで送信する可否情報には、本処理の起動時に受信した現在位置情報12cに対応する携帯電話機2の識別情報が付加されている。
<動作>
このように構成された通信管理システム1では、図7(a)に示すように、携帯電話機2の利用者により外部通信を行うための操作指示(例えば、送信ボタンの押下)がなされると、携帯電話機2の現在位置情報12cを含む発信要求信号が管理装置3に送られてくる。
管理装置3は、携帯電話機2から送られてきた現在位置情報12cと、管理装置3が記憶する敷地座標データ13a(携帯電話機2の利用者が属する学校の敷地座標)とに基づいて、携帯電話機2の現在位置が、敷地座標データ13aに該当しない位置であるか否かを判定する。そして、携帯電話機2の現在位置が、敷地座標データ13aに該当しない位置の場合には、移動通信網6の状態を、携帯電話機2の機能を許可連絡先との通信以外を不可とする機能制限状態(即ち、第2の機能制限状態に相当)にし、携帯電話機2の現在位置が、敷地座標データ13aに該当しない位置であると判断できない場合には、移動通信網6の状態を、管理化サイトとの通信を不可とする機能制限状態(即ち、第1の機能制限状態に相当)にする。さらに、これらの判定結果を表す可否情報を含む着信要求信号を携帯電話機2に送信する。
また、通信管理システム1では、図7(b)に示すように、管理装置3が携帯電話機2宛の発信要求信号を受け付けると、その発信要求信号が相手先として示す携帯電話機2に対して着信要求信号が送信され、この着信要求信号を受信した携帯電話機2により自動的に携帯電話機2の現在位置情報12cを含む応答検出信号が管理装置3に送られてくる。ちなみに、ここで言う応答検出信号は、携帯電話機2の受信状態を管理装置3に知らせるための信号である。
そして、管理装置3は、前述と同様に判定した判定結果に基づく機能制限状態にすると共に、その判定結果を表す可否情報を含む確認信号を携帯電話機2に送信する。なお、ここで言う確認信号は、発信要求信号の送信元と携帯電話機2とを繋ぐ送信路を形成する前に、携帯電話機2に送られる信号である。
ちなみに、携帯電話機2は、管理装置3から送られてくる可否情報に従って、外部通信が許可された旨または不可となった旨を、携帯電話機2の利用者に報知するように構成されている。
なお、上記実施形態において、GPSセンサ22aがGPS信号受信手段、加速度センサ22b,ジャイロセンサ22c及び地磁気センサ22dが検出手段、現在位置算出処理が現在位置算出手段、現在位置送信処理が現在位置送信手段、制御部26のRAMが記憶手段、座標DB13が利用制限位置情報記憶手段、S320が利用制限位置判断手段、S330,S340及びS355が第1の機能制限手段、S310,S350及びS360が第2の機能制限手段に相当する。
<本実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態の通信管理システム1では、管理装置3が、携帯電話機2から送られてくる現在位置情報12cと、管理装置3が記憶する敷地座標データ13aとに基づいて、携帯電話機2の現在位置が携帯電話機2の利用者の所属する学校敷地外であることを確認した場合に限り、その携帯電話機2による許可連絡先以外との外部通信についても許可を行う。
したがって、本実施形態の通信管理システム1によれば、管理装置3によって携帯電話機2の現在位置が学校敷地外であることが確認された場合に限り、携帯電話機2による許可連絡先以外との通信が許可されるため、ひいては学校敷地内における携帯電話機2の通信機能を確実に制限することができる。
なお、本実施形態の現在位置算出処理では、GPS信号が受信できない場合、加速度センサ22b、ジャイロセンサ22c及び地磁気センサ22dの検出データに基づいて、移動距離および移動方位を求めて携帯電話機2の相対的な位置座標を算出する。このため、学校の校舎によって遮蔽されてGPS信号が受信できない場合であっても、現在位置情報12cを管理装置3に送信することが可能となる。
また、本実施形態の学童規制処理では、携帯電話機2から送られてくる現在位置情報12cに基づいて、携帯電話機2の現在位置が学校敷地外であることを確認した場合であっても、管理下サイトをフィルタリングすることによってアクセス制限機能が実現され、学校敷地外であっても携帯電話によるトラブルや犯罪から子供を守ることが期待される。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態の座標DB13に記憶されている敷地座標データ13aは、携帯電話機2の利用者が通う学校敷地内を利用制限位置として座標で表すものであるが、これに限定されるものではなく、学校以外の塾や公園など児童や生徒が集まる敷地内を座標で表すものであってもよい。
また、上記実施形態の学童規制処理では、管理装置3に送られてくる現在位置情報12cに付加されている識別情報にURLが含まれている場合に、管理下サイトのフィルタリングを行っているが、これに限らずに、迷惑メールや迷惑電話のフィルタリングも行うようにしてもよい。この場合、上記実施形態のサイトDB14の他に、迷惑メールのメールアドレスや迷惑電話の電話番号などを記憶するデータベースを設けておけばよい。
さらに言えば、上記実施形態の学童規制処理では、携帯電話機2に発信しようとする発信元、又は、携帯電話機2が発信しようとする相手先が、加入者DB12に登録されている許可連絡先であれば、直ちに伝送路を形成しているが、これに限定されるものではなく、許可連絡先であるか否かに拘らずに携帯電話機2の現在位置が学校の敷地内であれば、伝送路を形成しないようにしても構わない。
そして、上記実施形態の携帯側規制処理では、携帯電話機2による現在位置情報12cの送信タイミングが、基地局4からの着信要求時または携帯電話機2による発信要求時であるが、これに限定されるものではなく、予め設定された一定間隔経過時であってもよいし、エリア確認情報の送信時であってもよい。
また、上記実施形態の現在位置算出処理では、携帯電話機2の相対的な位置座標を、加速度センサ22b、ジャイロセンサ22c及び地磁気センサ22dの検出データに基づいて算出しているが、これに限定されずに少なくとも移動距離と移動方向が特定できればよく、加速度センサ22bと、ジャイロセンサ22c又は地磁気センサ22dのいずれかの方位センサとを備えていればよい。さらに言えば、上記実施形態の現在位置算出処理では、姿勢データ、移動距離および移動方向を求めて相対座標を算出しているが、これに限定されない他の慣性航法を利用してもよい。
さらに言えば、上記実施形態の通信管理システム1では、携帯電話機2と管理装置3とが協調して携帯電話機2による外部通信を制限するように構成されているが、これに限定されるものではなく、携帯電話機2が、利用者の所属する学校敷地内を座標で表す敷地座標データ13aを記憶し、現在位置が学校敷地外であるか否かを判定して、その判定結果に応じて外部通信を制限するように構成されてもよい。
本発明が適用された通信管理システム1の構成を示すブロック図。 本実施形態における管理装置3の構成を示すブロック図。 本実施形態における携帯電話機2の構成を示すブロック図。 携帯電話機2の制御部26が実行する現在位置算出処理の詳細を示すフローチャート。 携帯電話機2の制御部26が実行する携帯側規制処理の詳細を示すフローチャート。 管理装置3の制御部15が実行する学童規制処理の詳細を示すフローチャート。 通信管理システム1の動作を説明するためのシーケンス図。
符号の説明
1…通信管理システム、2…携帯電話機、3…管理装置、4…基地局、5…ゲートウェイ交換局、6…移動通信網、7…固定電話網、8…インターネット通信網、11…データ通信部、12…加入者DB、13…座標DB、14…サイトDB、15…制御部、21…無線通信部、22…位置取得部、22a…GPSセンサ、22b…加速度センサ、22c…ジャイロセンサ、22d…地磁気センサ、22e…時刻タイマ、23…操作入力部、24…通話部、25…液晶表示部、26…制御部。

Claims (8)

  1. 所定のグループに属する利用者が携帯する通信端末と、該通信端末との間で無線通信を行う基地局に接続されて前記通信端末を管理する通信管理システムであって、
    前記通信端末の現在位置情報を送信する現在位置送信手段と、
    前記通信端末の利用者が属するグループの利用制限位置情報を記憶する利用制限位置情報記憶手段と、
    前記通信端末が送信してきた現在位置情報に基づき、前記利用制限位置情報記憶手段に記憶された利用制限位置情報に従って、該通信端末の現在位置が該利用制限位置情報に該当しない位置であるかを判断する利用制限位置判断手段と、
    前記通信端末の現在位置が前記利用制限位置情報に該当しない位置の場合には、該通信端末の機能を該通信端末の利用者が属するグループに設定された第1の機能制限状態にする第1の機能制限手段と、
    前記通信端末の現在位置が前記利用制限位置情報に該当する位置の場合には、該通信端末の利用者が属するグループに設定された第2の機能制限状態にする第2の機能制限手段と、
    を備え
    前記現在位置送信手段は、前記通信端末の現在位置が不明である場合には、該現在位置が不明であることを表す情報を前記現在位置情報として送信し、
    前記第2の機能制限手段は、前記通信端末の現在位置が不明である場合にも、前記通信端末の機能を前記第2の機能制限状態にすることを特徴とする通信管理システム。
  2. 前記通信端末の機能のうち、利用不可となり得るように該通信端末の利用者が属するグループに設定された機能を対象機能とし、
    記第2の機能制限状態では、全ての対象機能を利用不可とし、
    前記第1の機能制限状態では、一部の対象機能を利用不可とすることを特徴とする請求項1に記載の通信管理システム。
  3. 前記全ての対象機能は、前記通信端末の通信機能のうち、前記属するグループの利用者に設定された連絡先との間の通信を除く全ての通信機能であることを特徴とする請求項2に記載の通信管理システム。
  4. 所定のグループに属する利用者が携帯する通信端末と、該通信端末との間で無線通信を行う基地局に接続されて前記通信端末を管理する管理装置とからなる通信管理システムであって、
    前記通信端末は、
    当該通信端末の現在位置情報を送信する現在位置送信手段を備え、
    前記管理装置は、
    前記通信端末の利用者が属するグループの利用制限位置情報を記憶する利用制限位置情報記憶手段と、
    前記通信端末が送信してきた現在位置情報に基づき、前記利用制限位置情報記憶手段に記憶された利用制限位置情報に従って、該通信端末の現在位置が該利用制限位置情報に該当しない位置であるかを判断する利用制限位置判断手段と、
    前記通信端末の現在位置が前記利用制限位置情報に該当しない位置の場合には、該通信端末の機能を該通信端末の利用者が属するグループに設定された第1の機能制限状態にする第1の機能制限手段と、
    前記通信端末の現在位置が前記利用制限位置情報に該当する位置の場合には、該通信端末の利用者が属するグループに設定された第2の機能制限状態にする第2の機能制限手段と、
    を備え、
    前記現在位置送信手段は、前記通信端末の現在位置が不明である場合には、該現在位置が不明であることを表す情報を前記現在位置情報として送信し、
    前記第2の機能制限手段は、前記通信端末の現在位置が不明である場合にも、前記通信端末の機能を前記第2の機能制限状態にすることを特徴とする通信管理システム。
  5. 前記通信端末は、
    星から送信されるGPS信号を受信するGPS信号受信手段と、
    互いに直交する3軸の加速度および方位角度を検出する検出手段と、
    前記GPS信号受信手段により受信したGPS信号、又は、前記検出手段により検出した加速度および方位角度に基づき、当該通信端末の現在位置を算出する現在位置算出手段と、
    前記現在位置算出手段により算出した当該通信端末の現在位置を表す現在位置情報を、当該通信端末との間で無線通信を行う基地局に送信する現在位置送信手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の通信管理システム。
  6. 前記現在位置算出手段は、前記GPS信号受信手段により前記GPS信号を受信できない場合に、前記検出手段により検出した加速度および方位角度に基づき、当該通信端末の移動距離および移動方向を求める移動算出処理を行うことによって、前記現在位置を算出することを特徴とする請求項に記載の通信管理システム。
  7. 前記通信端末は、前記検出手段により検出した加速度および方位角度を記憶する記憶手段を備え、
    前記現在位置算出手段は、前記記憶手段により記憶されている加速度および方位角度の所定期間における平均値を用いて、重力方向および地磁気方向に対する当該通信端末の姿勢を表す姿勢データを求め、該姿勢データに基づき、前記移動算出処理を行うことを特徴とする請求項に記載の通信管理システム。
  8. 所定のグループに属する利用者が携帯する通信端末と、該通信端末との間で無線通信を行う基地局に接続されて前記通信端末を管理する通信管理システムであって、
    前記通信端末の現在位置情報を送信する現在位置送信手段と、
    前記通信端末の利用者が属するグループの利用制限位置情報を記憶する利用制限位置情報記憶手段と、
    前記通信端末が送信してきた現在位置情報に基づき、前記利用制限位置情報記憶手段に記憶された利用制限位置情報に従って、該通信端末の現在位置が該利用制限位置情報に該当しない位置であるかを判断する利用制限位置判断手段と、
    前記通信端末の現在位置が前記利用制限位置情報に該当する位置の場合には、該通信端末の機能を該通信端末の利用者が属するグループに設定された機能制限状態にする機能制限手段と、
    を備え、
    前記現在位置送信手段は、前記通信端末の現在位置が不明である場合には、該現在位置が不明であることを表す情報を前記現在位置情報として送信し、
    前記機能制限手段は、前記通信端末の現在位置が不明である場合にも、該通信端末の機能を前記機能制限状態にすることを特徴とする通信管理システム。
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