JP4970823B2 - 培養組織用トレイ - Google Patents
培養組織用トレイ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4970823B2 JP4970823B2 JP2006094269A JP2006094269A JP4970823B2 JP 4970823 B2 JP4970823 B2 JP 4970823B2 JP 2006094269 A JP2006094269 A JP 2006094269A JP 2006094269 A JP2006094269 A JP 2006094269A JP 4970823 B2 JP4970823 B2 JP 4970823B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tray
- tissue
- cultured tissue
- container
- cultured
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M45/00—Means for pre-treatment of biological substances
- C12M45/22—Means for packing or storing viable microorganisms
Landscapes
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Description
図1に示すように、包装容器2は、容器本体4と、蓋体20と、本トレイであるトレイ30と、トレイ操作部50とを備えている。図4には、本トレイ30を示すとともに、図1には、包装容器2の全体の概略を示し、図2および図3には、それぞれ容器本体4にトレイ30とトレイ操作部50を収容して蓋体20で施蓋した状態の断面図を示している。
容器本体4は、培養組織を保存、維持するための液体(以下「保存培地」という)の液密性を確保できる液密性材料で形成されていればよい。容器本体4は、培養組織100の取り扱い性から上方に開口4aを有する形態であることが好ましい。容器本体4の全体形状は、円筒状、方形の箱状等各種の形態を取ることができる。
蓋体20は、容器本体4に注入された保存培地に対して、液密性を確保できる程度に容器本体4の開口4aに対して施蓋できればよく、液密性材料で形成されることが好ましい。容器本体4の開口4aに対する蓋体20の装着形態としては、図1に示すような螺合のほか、嵌合などの形状に依存する機械的な結合によるものであってもよいし、接着剤や溶着など化学的な結合相を介したものであってもよい。螺合や嵌合によって蓋体20を容器本体4に対して装着する場合には、螺合や嵌合による蓋体20の容器本体4への装着動作に伴って、後述するようにトレイ30や操作部50の容器本体4の底部方向への押圧固定が容易にできるとともに、その固定強度も容易に確保することができる。
本トレイ30は、包装容器2とは独立して培養組織100を持ち運んだり、洗浄やトリミング等の処理を行うトレイとして用いることができる。一方、容器本体4と蓋体20によって形成される空間内に収容可能に形成して、インナートレイとしても利用することができる。ここで、包装用の空間は、容器本体4の開口4aが蓋体20によって施蓋されることによって形成される。したがって、「包装用の空間に収容される」とは、包装容器2に収容されることと同義である。一方、「容器本体4に収容される」という場合には、蓋体20によって施蓋されていない状態の容器本体4に収容された状態あるいは収容されることを意味している。
次に、トレイ操作部(以下、単に操作部ともいう。)50について説明する。操作部50は、トレイ30を容器本体4に収容したり、取り出したり、あるいは持ち運ぶためのものである。操作部50は、手指やピンセットあるいはロボットなどによって把持(挟持、係止などを含む)される1個または2個以上のハンドル部52を有している。操作部50は、トレイ30を操作可能であればよく、トレイ30に一体に設けられていてもよいが、トレイ30とは別体であってもよい。トレイ30が包装容器2のインナートレイとして使用される場合には、包装容器2内に収容可能に形成されていることが好ましい。
本包装容器2には、収容されるトレイ30の載置面32上の培養組織100の上方移動を抑制可能な規制部90を備えることができる。規制部90は、少なくとも載置面32の上方を遮蔽して載置面32の高さ範囲程度に培養組織100の上下動範囲を規制するものであることが好ましい。したがって、載置面32の上方のみに形成して上下動を規制してもよいし、トレイ30の開口を完全に遮蔽する蓋体のように形成してもよい。規制部90によるトレイ30の遮蔽状態は、少なくとも包装時において形成されていればよい。
以下、包装方法について図9〜図11を参照して説明する。作業者は、清潔な台の上にトレイ30の下面が台に接するようにトレイ30を載置して準備するとともに、支持部60が台に接するようにして載置した操作部50、容器本体4、および蓋体20を準備する。その後、作製した培養組織100をスパーテル等で培養容器から剥離し、剥離した培養組織100をスパーテルですくい上げ、培養容器に接していた面が下方となるようにトレイ30の載置面32上に静かに載置する。
作業者が保存培地を通液用の空間35を介して容器本体4内に静かに注入する。保存培地が徐々に蓄積され、トレイ30の底面に達すると、保存培地は貫通孔42を通ってトレイ30内に侵入し、載置面32に載置された培養組織100を浸漬する。さらに、注入された保存培地によって、容器本体4内の空気は空間35、貫通孔42および貫通孔92を通って上方で排除される。したがって、トレイ30と規制部90で構成された収容空間からは空気が排除され、保存培地で満たされる。
なお、上記説明においては、インナートレイを挿入した容器本体に保存培地を注入したが、予め保存培地を注入した容器本体にインナートレイを挿入してもよい。また、インナートレイに培養組織100を載置した後、インナートレイを支持部に載置したが、支持部に載置した状態のインナートレイに培養組織100を載置してもよい。
このような包装体200は、包装容器2内にトレイ30を操作する操作部50を合わせて収容しているため、開封後の培養組織100の取り出しが容易になっている。また、操作部50は容器本体4と蓋体20とによって包装容器2内に安定的に保持されており、培養組織100の輸送を妨げないようになっている。また、トレイ30は、当接部46と受け部8とによって包装容器2内に保持されているとともに、当接部54および規制部90によっても押圧されているため、安定して保持される。一方、操作部50も容器本体4内で安定して保持されている。
培養組織100の使用にあたって、包装体200は清潔な台の上に載置され、作業者は蓋体20の螺合を解除し、包装容器2を開封する。作業者は操作部50のハンドル部52を把持し、操作部50とトレイ30とを上方に引き上げる。規制部90に貫通孔92を有しているため、規制部90上の保存培地は貫通孔92を介して流下するため、容易に操作部50を引き上げることができる。ハンドル部52をさらに引き上げていくと、支持部60がトレイ30を係止して支持し、さらに操作部50を引き上げることによって、支持部60がトレイ30を支持した状態で操作部50が容器本体4から取り出される。保存培地からの引き上げの際、トレイ30内の保存培地は貫通孔42から排出されるため、容易に引き上げることができる。すなわち、培養組織100が載置されたトレイ30からは保存培地が除去され、培養組織100が載置面32に載置された状態となっている。また、取り出し後においては、規制部90はハンドル部52とともにトレイ30から離れた上方に位置されており、トレイ30内の培養組織100は開放されている。
Claims (10)
- 培養組織を載置可能な載置面を有する培養組織用トレイであって、
前記載置面を囲む側壁の一部を開口部位および/またはスロープ状部位とすることにより形成され、前記載置面に載置された培養組織を前記培養組織用トレイから外へ移動させることが可能な大きさの移出部を有している、培養組織用トレイ。 - 前記載置面は透明性を有している、請求項1に記載の培養組織用トレイ。
- 前記載置面および前記トレイの側壁のいずれかには少なくとも1個の貫通孔を有する、請求項1又は2に記載の培養組織用トレイ。
- 前記トレイは、把持可能な搬送用ハンドル部を有する、請求項1〜3のいずれかに記載の培養組織用トレイ。
- 前記トレイは、容器本体と該容器本体に施蓋可能な蓋体とを備える包装容器に収容されるインナートレイである、請求項1〜4のいずれかに記載の培養組織用トレイ。
- 前記包装容器内収容時において、前記蓋体に当接される当接部を有する、請求項5に記載の培養組織用トレイ。
- 前記トレイは、前記容器本体内収容時において把持可能な取出し用ハンドル部を有する、請求項5又は6に記載の培養組織用トレイ。
- 前記当接部は前記取出し用ハンドル部の少なくとも一部である、請求項7に記載の培養組織用トレイ。
- 前記取出し用ハンドル部は、前記トレイの上方中央部分で把持可能に形成されている請求項7又は8に記載の培養組織用トレイ。
- 前記取出し用ハンドル部は、可倒式に形成されている、請求項7〜9のいずれかに記載の培養組織用トレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006094269A JP4970823B2 (ja) | 2006-03-30 | 2006-03-30 | 培養組織用トレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006094269A JP4970823B2 (ja) | 2006-03-30 | 2006-03-30 | 培養組織用トレイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007267619A JP2007267619A (ja) | 2007-10-18 |
JP4970823B2 true JP4970823B2 (ja) | 2012-07-11 |
Family
ID=38671072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006094269A Active JP4970823B2 (ja) | 2006-03-30 | 2006-03-30 | 培養組織用トレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4970823B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5898025B2 (ja) * | 2012-09-26 | 2016-04-06 | テルモ株式会社 | 膜状組織の保存輸送容器 |
JP6035106B2 (ja) * | 2012-10-12 | 2016-11-30 | テルモ株式会社 | 膜状組織の保持部材および、それを用いる保存輸送容器 |
JP6394088B2 (ja) * | 2014-06-12 | 2018-09-26 | 大日本印刷株式会社 | 細胞シート製造用容器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62118878A (ja) * | 1985-11-18 | 1987-05-30 | Snow Brand Milk Prod Co Ltd | 細胞培養装置 |
CN100580076C (zh) * | 2003-10-16 | 2010-01-13 | 株式会社日本组织工程 | 培养细胞片包装体 |
-
2006
- 2006-03-30 JP JP2006094269A patent/JP4970823B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007267619A (ja) | 2007-10-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4878195B2 (ja) | 培養組織の包装容器 | |
JP4749155B2 (ja) | 培養細胞シート包装体 | |
JP4572258B2 (ja) | 培養細胞シート包装体 | |
JP2012130311A (ja) | 膜状組織の保存輸送容器及び保存輸送方法 | |
JP2007119033A (ja) | 培養組織のための包装体及び培養組織包装体 | |
JP4970823B2 (ja) | 培養組織用トレイ | |
US6681925B2 (en) | Autoclavable and resealable endo file container | |
US20140302602A1 (en) | Film-shaped tissue storage transport container and storage transport method | |
WO2007080600A1 (en) | Device for culturing and transporting cells | |
JP5990403B2 (ja) | 培養皿及び培養キット | |
WO2015190090A1 (ja) | 接着系細胞用の閉鎖系培養容器 | |
WO2016117281A1 (ja) | 細胞培養容器、細胞培養方法、及び細胞培養容器の使用方法 | |
JP2001299326A (ja) | 培養器 | |
JPWO2015076115A1 (ja) | 細胞培養容器及び細胞培養物収容済み容器 | |
JP6412369B2 (ja) | 接着性細胞の培養方法 | |
EP3078736B1 (en) | Apparatus for culturing cells | |
KR100580346B1 (ko) | 배양세포 시트 포장체 및 시트끼움부재 | |
JP2005318868A (ja) | 培養容器 | |
JP2005087029A (ja) | 培養装置及び培養キット | |
JP7353086B2 (ja) | 閉鎖系細胞培養容器 | |
JP3157029U (ja) | 細胞実験キット | |
JP2013116061A (ja) | 細胞培養容器、その開放器具、及び開放方法 | |
CN215503572U (zh) | 手持式细胞膜片移植装置 | |
JP2015119684A (ja) | シート状細胞培養物保存容器およびシート状細胞培養物保存容器の使用方法 | |
WO2008059945A1 (fr) | Dispositif de pincement d'un morceau de tissu et kit de culture |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090319 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101021 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110906 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111102 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120327 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120405 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4970823 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |