JP4970575B2 - 録画予約方法および録画装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複数録画ソース(複数番組)からの録画予約の改善に関する。特に、複数TVチューナ(または1以上の内部TVチューナと別の外部チューナ入力)からの複数放送番組を無駄なく予約する方法および装置に関する。
近年、DVDビデオレコーディング(DVD−VR)規格に基づくデジタルビデオレコーダが開発され、その高画質、簡便性、アクセス性の高さなどから、急速に普及が進んでいる。とくに、DVD規格に基づく光ディスクの他に、記録媒体として大容量ハードディスクドライブ(HDD)も装備したDVD/HDDハイブリッドレコーダが、その機能性の高さから好評を受けている。このようなハイブリッドレコーダでは、複数録画ソースの同時録画が可能なため、複数のTVチューナを装備して複数のTV番組が(たとえ放送時間が重なっていても)録画可能になっている。
さらに近年、従来の地上アナログ放送の他に衛星デジタル放送や地上デジタル放送が視聴可能となり、レコーダ側での録画予約対象が増えてきている。このため、ユーザにとって録画予約設定が以前に増して手間取るようになってきた。この録画予約の手間を軽減する手段として、放送局あるいは外部サーバから電子番組情報を取り込んでユーザ所望の番組を電子的に検索できるように構成したものがある(特許文献1参照)。
特開平07−160732号公報
ユーザ所望の番組を電子的に検索できるようになれば、放送の多局化が進んでも所望の予約番組を見つけ易くはなる。しかしながら、複数の番組予約を一度に行なう場合、電子的な番組検索が可能であっても、録画予約番組の重複をユーザがチェックする手間は残る。さらに、重複した録画予約番組の全てが録画可能であれば良いのだが、使用する機器状況により重複した予約番組のうちの一部しか完全な予約録画ができない場合、どの番組を優先させて予約設定するかの手間もかかる。
この発明の課題の1つは、録画予約番組に重複があっても無駄なく最善の録画予約ができるようにすることである。
この発明の一実施の形態に係る録画予約方法は、1以上のTVチューナ(302〜304)および/または1以上の外部入力(301、305)からの複数録画ソース(種々な放送局から種々な時間帯に放送される番組および/またはAV信号のアナログライン入力や外部AV機器からのデジタル入力等)に対して録画予約を行なう録画装置(図1)に適用できる。この方法では、録画予約しようとする番組あるいは録画ソース(TV番組、ネット配信されるAVコンテンツ等)の送出時間帯と録画予約しようとする番組あるいは録画ソースの供給源(TVチューナ、ライン入力、インターネットのサイト等)を選定し(図3のST16)、前記時間帯および前記供給源が重ならないように複数の番組あるいは録画ソースの録画予約を自動的に登録する(図3のST18〜ST34)ようにしている。
録画予約番組に重複があっても無駄なく最善の録画予約ができる。
この発明の一実施の形態に係るデジタルビデオレコーダ(複数チューナを装備したDVD/HDDハイブリッドレコーダ)の構成を説明する図。 図1の装置で用いられるリモートコントローラの一例を説明する図。 この発明の一実施の形態に係る「録画予約自動登録」処理を説明するフローチャート図。 この発明の他の実施の形態に係る「録画予約再配置」処理を説明するフローチャート図。
以下この発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施の形態に係る装置(録画予約が可能な映像機器:具体的にはマルチチューナ内蔵のDVD/HDDハイブリッドレコーダ)の一例を説明するブロック図である。この装置は、マクロプロセッシングユニット(MPU)部100、キー入力部101、リモコン102aからのユーザ操作情報を受け取るリモコン受信部102b、表示部103等を有する。
選択部300には、オーディオビデオ入力部301a/301b、アナログの地上波チューナ302からのアナログ信号、地上波デジタルチューナ303からのアナログ信号、BSデジタルチューナ304からのアナログ信号、外部チューナ(セットトップボックス:STB)305からのアナログ信号が入力可能となっている(地上波チューナ302は同じものを複数台装備していてもよい)。STB305は、図示しない衛星アンテナに接続されており、受信したデジタル放送データのデコードを行なってAV信号(アナログとデジタル)を発生させ、そのAV信号を出力する(デジタルストリームについてはIEEE1394に基づく信号伝送を利用できる)。また、選択部300は、入力するストリームを選択し、主エンコーダ401及び又は副エンコーダ402に供給することができる。主エンコーダ401と副エンコーダ402は、入力信号を所定のフォーマット(DVD規格又はこれに類似するフォーマット;例えばDVD−VR規格または次世代HD_DVD−VR規格のフォーマット)に変換し、その出力をデータ処理部11に供給する。
エンコーダ401、402内は、A/D変換器、ビデオエンコード部、ビデオエンコード部への入力切換セレクタ、オーディオエンコード部、副映像エンコード部、フォーマット部、バッファメモリ等を含んで構成されている。図1の装置は、主エンコーダ部401、副エンコーダ部402(主エンコーダ部と同一構成でよい)を有し、同時に2つのエンコード出力を得て、このエンコード出力を情報記録媒体(光ディスク14および/またはハードディスクHDD15)に記録することができる。
STB部(衛星および/または地上波デジタルチューナ)305で受け取ったMPEG−TSパケットデータは、エンコーダ部401および/または402内のフォーマッタ部でパケットグループ化されバッファメモリへ保存される。そして、バッファメモリに一定量たまった時点(1またはその整数倍のCDA分がたまった段階で)でディスク(14および/または15)に記録される。この時の動作は、TSパケットを受信すると85パケット(またはその整数倍のパケット)づつグルーピング化し、パケットグループヘッダを作成する。
また、地上波チューナ303やライン入力301a/301bから入力されたアナログ信号は、A/D部(図示せず)でデジタル変換される。そのデジタル信号は、各エンコーダ部401、402へ入力される。エンコーダ401、402内では、ビデオ信号はビデオエンコード部(図示せず)へ、オーディオ信号はオーディオエンコード部(図示せず)へ、文字放送などの文字データは副映像エンコード部(図示せず)へ入力される。そして、ビデオ信号はMPEGエンコードされ、オーディオ信号はAC−3(R)またはMPEGオーディオエンコード(AACエンコードなど)され、文字データはランレングスエンコードされる。
各エンコーダ部401、402内では、エンコードされた圧縮データが、1ブロック2048バイトになるようにブロック化されて、フォーマッタ部へ入力される。フォーマッタ部では、各パケットがブロック化され、さらに、多重化され、データ処理部11へ送られる。データ処理部11は、記録データの16(又は32)データブロック毎に、エラー訂正データを付加したECCブロックを形成し、所定の変調を行なう。そして、変調されたデータは、データ暗号および復号化部13aを介してディスクドライブ部13に送られるとともに、データ暗号および復号化部15aを介してハードディスクドライブ部15に送られる。
ここで、例えばドライブ部13がシーク中やトラックジャンプなどの場合のため、ビジー状態の場合には、一次記憶部12が利用され、ドライブ部13の準備ができるまで待つこととなる。データ処理部11は、MPU部100の制御の下で、記録するデータを、ディスクドライブ部13、ハードディスクドライブ(HDD)部15に記録データ単位毎(例えば物理的な連続記録単位であるCDA単位毎)に時分割で送ることができる。
各エンコーダ部401、402には、フォーマッタ部があり、先の記録データをデータ処理部11に送ると共に、録画中、各切り分け情報を作成し、定期的にMPU部100へ送る(GOP先頭割り込みなど)。ここでの切り分け情報としては、ドライブへのアクセス単位となるビデオオブジェクトユニットVOBUの論理ブロックLB数、VOBU先頭からのIピクチャのエンドアドレス、VOBUの再生時間などがある。
システムタイムカウンタ(STC)部500は、27MHzベースでクロックカウントを行うように構成され、装置の各部のブロックの基準クロックを生成している。
601は、デコーダ部である。再生時に光ディスク14および/またはハードディスク15から読み取られたデータは、データ処理部11で、増幅及びエラー訂正処理が行われ、デコーダ部601に送られる。デコーダ部601は、メモリを内蔵する分離部、縮小画像(サムネールなど)の生成部を内蔵するビデオデコード部、副映像(SP)デコード部、オーデオデコード部、TSパケット転送部、ビデオプロセサ(V−PRO)部、オーディオ用D/A変換器等を含んで構成される。デコーダ部601内のD/A変換器からのアナログ出力(モノラル、ステレオ、あるいはAAC5.1CHサラウンド)は、図示しないAVアンプ等で増幅されて出力されスピーカ部605に入力される。ここでは、必要本数のスピーカが適宜駆動される。
録画中のコンテンツをテレビジョンなどの表示部604に表示するために、記録するストリームデータを、データ処理部11に送るのと同時に、デコーダ部601へも同時に送り、その再生(録画モニタ)を行うことができる。この場合、MPU部100はデコーダ部601へ再生時の設定を行い、その後はデコーダ部601が自動的に再生処理を行う。このときに用いるストリームデータの設定情報は、MPU部100内のSTI設定部で作成することができる。
MPU部100は、録画予約等において時刻を参照するためのタイマと、図3〜図4を参照して説明する録画予約処理をファームウエアとして実行する録画予約処理部(録画予約の結果を登録するメモリも含む)も備えている。
MPU部100は、さらに、ネットワークI/F700を介してインターネットに接続可能に構成されている。MPU部100は、デジタルチューナ303〜305あるいはインターネット上のEPGサイトから、適宜電子番組情報(EPG情報)を取り込むことができるようになっている。ネットワークI/F700からは、ネット配信されるAVコンテンツ等を取り込むこともできる。このEPG情報(放送時間情報、放送チャネル情報、タイトル情報その他の関連情報コードなど)から、録画しようとするコンテンツの内容を特定できる。
なお、図1の装置構成において、光ディスクドライブ13もHDD15も高速リード・ライトが可能なため、録画するコンテンツがコピー制限されていない(コピーフリー)であれば、以下のような処理が可能となっている;
(1)エンコーダ401および402からの記録データを記憶部12に一旦バッファリングする。記憶部12からエンコーダ401のデータをディスク14に高速ダビング中に、その後のエンコーダ401からの記録データを記憶部12にバッファリングする。このバッファリング中に、記憶部12から以前バッファリングしたエンコーダ402のデータをディスク14に高速ダビングする。以上の処理を交互に反復することにより、2つのコンテンツ(例えば地上アナログチューナ302からの放送コンテンツとライン入力301aからのコンテンツ)を、ディスク14に同時録画(ダブル録画またはW録画)できる。
(2)エンコーダ401および402からの記録データを記憶部12に一旦バッファリングする。記憶部12からエンコーダ401のデータをHDD15に高速ダビング中に、その後のエンコーダ401からの記録データを記憶部12にバッファリングする。このバッファリング中に、記憶部12から以前バッファリングしたエンコーダ402のデータをHDD15に高速ダビングする。以上の処理を交互に反復することにより、2つのコンテンツを、HDD15に同時録画(ダブル録画)できる。
(3)上記(1)の処理に加えて、さらに、ディスク14に同時録画をしている最中に、エンコーダ401または402からのデータをHDD15にパラレルに録画することもできる。あるいは、録画途中でディスク14を使いきってしまった場合に、続きの録画をHDD15に継続すること(リレー録画またはリリーフ録画)もできる。
(4)上記(2)の処理に加えて、さらに、HDD15に同時録画をしている最中に、エンコーダ401または402からのデータをディスク14にパラレルに録画することもできる。あるいは、録画途中でHDD15を使いきってしまった場合に、続きの録画をディスク14に継続すること(リリーフ録画)もできる。
(5)エンコーダ401(または402)からのデータをディスク14に録画中に、エンコーダ402(または401)からのデータをHDD15に録画する。これにより、2つのコンテンツを、ディスク14とHDD15に同時録画(ダブル録画)できる。
上記(1)〜(5)の処理は、録画するコンテンツがいずれもコピー制限されていない(コピーフリー)場合には問題なく実行できる。一方、録画するコンテンツがコピーネバーでありその移動(ムーブ)もできない場合は、上記(1)〜(5)の処理は実行できない。しかし、録画するコンテンツがコピーワンスである場合は、そのムーブの可否の条件も加味すると、上記(1)〜(5)の処理の幾つかは制限付で実行可能となる。
なお、以下の説明では2つの入力1と入力2の同時録画を想定しているが、入力1と入力2は図1の選択部300で選択されるソースのうちの任意の2つでよい。ここで、入力1および/または入力2として選択されたソースがCGMS(Copy Generation Management System)方式でコピー管理されないコンテンツであるときは、それはコピーフリーとして扱うことにする。一方、マクロビジョン(R)方式などでコピーが禁止されたアナログソースが入力されたときは、そのソースのコンテンツはコピーネバーとして扱うことにする。
もし、録画予約時に録画しようとするソースがコピーネバーであることが分かっているときはそのソースは録画予約対象から外される。録画予約時にコピーネバーであることに気づかずそのまま録画予約されてしまったとき(例えばAV入力301aからの信号を録画予約したところその信号がコピーネバーであった場合など)は、その録画予約は実行されない。あるいは、予約されたコピーネバーのソースより優先度の低い予約が同じ時間帯に登録されておれば、この優先度の低い予約が実行されるようにしてもよい。
図2は、図1の装置で用いられるリモートコントローラ102aの一例を説明する図である。リモートコントローラ102aには、各種のキーが設けられているが、主に、この発明の実施に関連するキーについて説明することにする。リモートコントローラ中央上部に配置されているキーは、左右上下にカーソルを移動させるためのカーソルキー11a、11b、11c、11dであり、このカーソルキーの中央には決定キー11eが設けられている。また11fはメニューキーであり、11gは番組表キーである。地上アナログ放送の電子番組表(CH10のADAMS等)、地上デジタルの電子番組表、および/またはBSデジタルの電子番組表は、番組表キー11gを押すと表示部604に表示される。また、クイックメニューキー11hを押すと、表示部604に、種々なユーザ操作を選択させるメニュー表示がポップアップするようになっている。
図3は、この発明の一実施の形態に係る「録画予約自動登録」処理を説明するフローチャート図である。この処理は、例えば図2のリモートコントローラ102aを用いて、図1の映像機器(マルチチューナ内蔵のDVD/HDDハイブリッドレコーダ)に対して実行できる。
まず、ユーザがリモートコントローラ102aの番組表キー11gを押し、例えば全チャネル表示モードを選択すると、図1の表示部(外部モニタまたはTV)604に、そのレコーダで録画可能な全チャネルの番組表(図示せず)が表示される。この番組表は、例えば左縦列に放送局またはライン入力を示す記号(CH1、BS103、L−1等)が表示され、左側から右側に向かう横列には、放映時間系列に沿って、順に、各放送局の放映予定番組の名称または記号が列挙される。この番組表上にはカーソル(図示せず)があり、このカーソルはリモートコントローラ102aのカーソルキー11a,11b,11c,11dにより左右上下に移動可能となっている。
ユーザ所望の番組上にカーソルが移動されたあと決定キー11eが押されると、そのときにカーソルが存在した位置にある番組が録画予約の候補として選択される。例えば、地上アナログCH1の9:00〜10:00PMの番組位置にカーソルがあるときに決定キー11eが押されると、その番組放映日の9:00〜10:00PMにCH1で放送され地上波チューナ302で受信されるその番組が、録画予約の候補となる(ここで候補としたのは、この録画予約候補が別の録画予約と重複する等の場合に、結果的に有効な録画予約とならない可能性があるからである)。
録画予約の候補となった番組は、録画予約自動登録候補番組群(q)の一部として、図1のMPU100に設けられた、録画予約処理部内の登録メモリに格納される。この登録メモリに格納される候補番組には、ユーザ指定の優先度(例えば最も優先度の高い優先度1から最も優先度の低い優先度9まで)が付される。なお、ユーザが優先度指定しないときは、録画予約が重複する番組に関して、最新の選択候補を優先度1とし、選択が古くなるに従い優先度を1つずつ繰り下げ、最終的には優先度9でストップするように構成できる。ここで、優先度指定の方法は幾つか考えられる。すなわち、最新の録画予約ほど優先度を高める方法(この方法が例えばデフォルトであるとする)の他に、ジャンル別に優先度をユーザが事前に決めておくことができる。例えばアニメ番組を最優先とし、映画番組を第2優先とし、ドラマ番組を第3優先とする等である。
以上のような「録画予約する候補番組」の選択処理が未だ終わっていないときは(ステップST12ノー)、前記登録メモリ内の録画予約自動登録候補番組群(q)から、前記優先度の高い順に、1つの番組情報(p)が前記登録メモリから取得される(ステップST16)。そして、取得された番組情報(p)と放送局(放送チャネル)が同じで、かつ取得された番組情報(p)の放映時間帯(予定された放映開始時刻から放映終了時刻まで)を包含するものが前記登録メモリ内の録画予約自動登録候補番組群(q)の中に既に存在するかどうか、使用チューナを問わずにチェックされる(ステップST18)。既に存在するときは(ステップST18イエス)、その番組情報(p)は正規の録画予約として登録されることなく、その次の優先度の番組情報(p)が前記登録メモリ内の録画予約自動登録候補番組群(q)から取得され(ステップST16)、同様なチェックが行われる(ステップST18)。
上記のチェック過程において、取得された番組情報(p)と放送局が同じで、かつ取得された番組情報(p)の放映時間帯を包含するものが前記登録メモリ内の録画予約自動登録候補番組群(q)の中に存在しないときは(ステップST18ノー)、その番組情報(p)の放送が第1チューナ(例えば図1の地上波チューナ302)を用いた既存録画予約と放送時間帯が重複するかどうかチェックされる(ステップST20)。ここで、この「既存録画予約」の情報は、図1のMPU100に設けられた録画予約処理部内の登録メモリ(録画予約自動登録候補番組群(q)とは別アドレス)に格納しておくことができる。重複しないときは(ステップST20ノー)、その番組情報(p)を正規の録画予約として登録(前記登録メモリ内に格納)する(ステップST28)。そして、次の優先度の番組情報(p)が前記登録メモリ内の録画予約自動登録候補番組群(q)から取得され(ステップST16)、同様なチェックが行われる(ステップST18)。
上記のチェック過程において、その番組情報(p)の放送が第1チューナを用いた既存録画予約と放送時間帯が重複するときは(ステップST20イエス)、その番組情報(p)の放送が第1チューナでしか録画できないものであるかどうかチェックされる(ステップST22)。その番組情報(p)の放送が第2チューナ(図1の地上波デジタルチューナ303あるいはBSデジタルチューナ304もしくは図示しない別の装置内蔵地上波アナログチューナ等)でも録画できるものであるときは(ステップST22ノー)、その番組情報(p)の放送が第2チューナを用いた既存録画予約と放送時間帯が重複するかどうかチェックされる(ステップST24)。重複しなければ(ステップST24ノー)、その番組情報(p)を正規の録画予約として登録(前記登録メモリ内に格納)する(ステップST28)。そして、次の優先度の番組情報(p)が前記登録メモリ内の録画予約自動登録候補番組群(q)から取得され(ステップST16)、同様なチェックが行われる(ステップST18)。
上記のチェック過程において、その番組情報(p)の放送が第2チューナを用いた既存録画予約と放送時間帯が重複するときは(ステップST24イエス)、その番組情報(p)は正規の録画予約として登録されることなく、その次の優先度の番組情報(p)が前記登録メモリ内の録画予約自動登録候補番組群(q)から取得され(ステップST16)、同様なチェックが行われる(ステップST18)。
上記のチェック過程において、その番組情報(p)の放送が第1チューナでしか録画できないものであるときは(ステップST22イエス)、その番組情報(p)と放送時間帯が重複する既存録画予約群(q)の中に第1チューナでしか録画できないものがあるかどうかチェックされる(ステップST30)。第1チューナでしか録画できないものがあるときは(ステップST30イエス)、その番組情報(p)は正規の録画予約として登録されることなく、その次の優先度の番組情報(p)が前記登録メモリ内の録画予約自動登録候補番組群(q)から取得され(ステップST16)、同様なチェックが行われる(ステップST18)。
上記のチェック過程において、その番組情報(p)と放送時間帯が重複する既存録画予約群(q)の中に第1チューナでしか録画できないものはないときは(ステップST30ノー)、既存録画予約群(q)の中に、第2チューナで既存録画予約と放送時間帯が重複するものがあるかどうかチェックされる(ステップST32)。重複するものがないときは(ステップST32ノー)、既存録画予約群(q)の全てを第2チューナによる録画予約に変更し(ステップST34)、その番組情報(p)を正規の録画予約として登録(前記登録メモリ内に格納)する(ステップST28)。そして、次の優先度の番組情報(p)が前記登録メモリ内の録画予約自動登録候補番組群(q)から取得され(ステップST16)、同様なチェックが行われる(ステップST18)。
既存録画予約群(q)の中に、第2チューナで既存録画予約と放送時間帯が重複するものがあるときは(ステップST32イエス)、の番組情報(p)は正規の録画予約として登録されることなく、その次の優先度の番組情報(p)が前記登録メモリ内の録画予約自動登録候補番組群(q)から取得され(ステップST16)、同様なチェックが行われる(ステップST18)。
以上の処理が全ての優先度の番組情報(p)に対して実行し終えたら(ステップST12イエス)、図3の録画予約自動登録処理は終了する。処理が終了すると、その旨をユーザに告げるダイアログ(図示せず)が図1の表示部604にオンスクリーン表示される。このとき図2のリモートコントローラ102aの番組表キー11gを押すと、図1のレコーダはその他の処理モード(例えば再生モード等)に移行できる。
図4は、この発明の他の実施の形態に係る「録画予約再配置」処理を説明するフローチャート図である。まず、ユーザがリモートコントローラ102aのクイックメニューキー11hを押し、予約変更(予約キャンセル)の項目を選択すると、図1の表示部(外部モニタまたはTV)604に、そのレコーダで現在録画予約されている内容(図示せず)が表示される。
この「予約変更(予約キャンセル)」の処理が未だ終わっていないときは(ステップST42ノー)、表示された全録画予約内容から、1つの録画予約(p)が選択される(ステップST46)。この選択は、ユーザがリモートコントローラ102aの矢印キー11a〜11dで図示しないカーソルを移動させ、所望の録画予約箇所にカーソルがきたら決定キー11eを押すことで、実行できる。決定キー11eが押されると、選択された録画予約(p)の予約内容が変更できるような表示(図示せず)が表示部604に表示される。
ユーザは、表示を見ながら、その録画予約(p)について、放送チャネル、予約日、予約開始時刻、予約終了時刻、使用チューナ、録画を行なう媒体(HDD/DVD等)の変更(予約キャンセルでもよい)を行なう(ステップST48)。この変更操作後に決定キー11eが押されると、MPU100は録画予約(p)の変更後の予約開始時刻、予約終了時刻等の情報を獲得する(ステップST50)。
変更後の録画予約(p)が他の録画予約と時間帯と重複するときは(ステップST52イエス)、変更後の録画予約(p)と重複相手の録画予約(1または複数)との間で優先度が比較される。重複相手全ての優先度よりも変更後の録画予約(p)の優先度の方が高いときは(ステップST54イエス)、変更後の録画予約(p)が正規の録画予約として再登録(MPU100内の登録メモリ内に格納)される(ステップST58)。そうでないときは(ステップST54ノー)、更後の録画予約(p)はキャンセルされる。
なお、重複相手全ての優先度のうち最も優先度の高いものと変更後の録画予約(p)の優先度とが同じ場合は、ステップST54でイエスの場合と同様に、変更後の録画予約(p)を正規の録画予約として再登録するように構成してもよい。
以上の操作(ステップST46〜ST58)が、予約変更したい全ての録画予約(p)に対して実行されたら(ステップST42イエス)、図4の録画予約再配置処理は終了する。
上述した図3〜図4の処理を実行するプログラムは、図1のMPU部100内のファームウエアROM内に格納しておくことができる。また、このプログラムの実行時に用いるワークエリアには、MPU部100内のワークメモリを利用することができる。さらに、プログラムの実行時に、適宜、MPU部100内のROM/RAMを利用することもできるようになっている。例えば、デジタルチューナやインターネットのEPGサイトから得たEPGデータは、MPU部100内のRAMに格納できる。また、事前に分かっている各放送局の情報(局を示すロゴやアイコンなど)は、MPU部100内のROMに格納しておくことができる。
<実施の形態による効果>
(1)時間帯および録画ソース(録画予約に使用するチューナ等)が重なった録画予約があっても予約された録画が欠けることはない。
(2)同一の番組を複数のチューナで幾つも(ダブって)録画するような無駄がない。
(3)録画予約の自動再配置によって、可能な限り多くの予約録画が可能となる。
(4)ユーザが意図した優先度で録画予約を実行できる。
(5)録画予約の再配置によって、ユーザの優先する録画が欠けることがない。
以上から、ユーザに手間をかけさせずに予約を自動登録する一方で、ユーザが意識して行った予約は確実に実行するという、録画機器としての基本機能と付加価値を両立できる。
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されるものではなく、現在または将来の実施段階では、その時点で利用可能な技術に基づき、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。例えば、図1の実施の形態では2エンコーダ/2ドライブ構成で2番組の同時録画が可能な構成を例示しているが、同様な考え方で、Nエンコーダ/Mドライブ構成に発展させることもできる(例えば4エンコーダ/3ドライブ構成とか、2エンコーダ/2ドライブ構成の機器を2台ネットワーク接続して一体化し実質的に4エンコーダ/4ドライブ構成にするなど)。また、DVD/HDDドライブとTVチューナを備えたパーソナルコンピュータにおいても、この発明を用いたソフトウエアをインストールすることにより、この発明を実施することができる。さらに、予約された録画対象を記録する媒体は、光ディスクやHDDだけに限られることはなく、録画実行時点で利用可能なその他の記憶媒体(半導体メモリ等)を適宜使用(併用)してもよいし、IEEE1394やUSB等のパソコンインターフェースを介して接続された外部機器の記憶装置も利用できる。
また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
13…光ディスクドライブ部;14…光ディスク(DVD−RAM、DVD±RW、DVD±Rなど);15…ハードディスクドライブ部(HDD);100…制御MPU部。

Claims (3)

  1. 第1及び第2のチューナと、
    前記第1及び第2のチューナから入力されるコンテンツを録画する録画手段と、
    録画の予約を行なう録画予約処理部であって、
    前記第1のチューナを用いて録画でき、前記第2のチューナを用いて録画できない第1のコンテンツを録画予約するときであって、既に前記第1のチューナを用いて録画予約されている第2のコンテンツが前記第2のチューナを用いて録画予約できるとき、前記第2のコンテンツの録画で用いるチューナを前記第2のチューナに変更し、前記第1のコンテンツを前記第1のチューナを用いて録画予約する録画予約処理部と
    を具備し、
    前記コンテンツの録画予約には優先度が割り当てられ、
    前記録画予約が変更された場合に変更後の録画予約が他の録画予約と重複するとき、前記変更後の録画予約の優先度と前記他の録画予約の優先度が同じならば、前記変更後の録画予約を正規の録画予約とするように構成された録画装置。
  2. 前記録画予約には選択可能な候補があり、この候補の選択が古くなるほど前記優先度が落ちるように構成された請求項2に記載の録画装置。
  3. 前記第1及び第2のチューナから入力されるコンテンツに対して録画予約を行なう録画予約方法であって、
    前記第1のチューナを用いて録画でき、前記第2のチューナを用いて録画できない第1のコンテンツを録画予約するときであって、既に前記第1のチューナを用いて録画予約されている第2のコンテンツが前記第2のチューナを用いて録画予約できるとき、前記第2のコンテンツの録画で用いるチューナを前記第2のチューナに変更し、
    前記第1のコンテンツを前記第1のチューナを用いて録画予約する録画予約方法において、
    前記コンテンツの録画予約には優先度が割り当てられ、
    前記録画予約が変更された場合に変更後の録画予約が他の録画予約と重複するとき、前記変更後の録画予約の優先度と前記他の録画予約の優先度が同じならば、前記変更後の録画予約を正規の録画予約とする録画予約方法。
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