JP4970127B2 - 紙受け装置 - Google Patents

紙受け装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4970127B2
JP4970127B2 JP2007118319A JP2007118319A JP4970127B2 JP 4970127 B2 JP4970127 B2 JP 4970127B2 JP 2007118319 A JP2007118319 A JP 2007118319A JP 2007118319 A JP2007118319 A JP 2007118319A JP 4970127 B2 JP4970127 B2 JP 4970127B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
printing
support member
paper receiving
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007118319A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008273680A (ja
Inventor
崇充 宮脇
晋基 谷本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duplo Seiko Corp
Original Assignee
Duplo Seiko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Duplo Seiko Corp filed Critical Duplo Seiko Corp
Priority to JP2007118319A priority Critical patent/JP4970127B2/ja
Publication of JP2008273680A publication Critical patent/JP2008273680A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4970127B2 publication Critical patent/JP4970127B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、印刷機及び複写機等の画像形成装置に備えられる紙受け装置であって、画像形成部で画像形成されて排出される用紙を、紙受け台上に順次積載する紙受け装置に関する。
画像形成装置、たとえば孔版印刷機のインクとして、従来、オイル成分を含んだウォータインオイル型のエマルジョンインクを主として使用しているが、昨今では、上記ウォータインオイル型のインクに代えて、オイル成分が0又は略0の水性インクを使用することが提案されている(たとえば特許文献1等)。すなわち、オイル成分を略0とすることにより、臭いの発生を抑制して環境への影響を減らし、かつ、乾燥効率を向上させている。
ところが、水性インクを用いると、前記利点が得られる反面、印刷後、インク水分が用紙表面から急速に浸潤することにより、用紙の巻き込み現象、すなわちカール現象が急速に発生する。
図5はカール現象の過程を具体的に示しており、印刷用紙Pは、印刷中は、最上段(A1)に示すように平面状態であるが、印刷後、印刷用紙Pの印刷面Paがインクの浸潤で伸びることにより、第2段(A2)に示すように左右両端部が印刷面(上面)Pa側と反対側に丸く反り返り、更に、第3段(A3)に示すように、印刷用紙P全体が印刷面Pa側に向けて凸状となる逆U字状に変形する。なお、図5のように、左右両端部がカールする印刷用紙Pは、主として紙繊維が前後方向(たとえば搬送方向)に延びている用紙であり、紙繊維が左右方向(搬送方向と直交する方向)に延びる印刷用紙では、印刷後、主として、前後端部がカールする。ちなみに、図5の(A1)〜(A3)に示す印刷用紙PのU字状の変化は、上面にラッカーコーティングが為されたような用紙では短時間で顕著に現れ、たとえば印刷後、1秒〜数秒間で変形する。
図5の第2段(A2)又は第3段(A3)のように変形した状態又は変形途中の状態で印刷用紙Pが紙受け台上に排出されると、図6に示すように、落下方式で印刷用紙Pを積載する際、印刷用紙Pの左右両端部を内側に巻き込んだ状態で積載され、印刷用紙Pの揃えが悪くなると共に印刷用紙Pの品質も低下する。勿論、印刷用紙Pの積載面の高さを一定に保つことも困難になる。
また、印刷後、殆ど時間を置かずに用紙を紙受け台100上に積載してゆく構造では、インクの乾燥が十分でないため、積載時に隣り合う印刷用紙Pにインクの裏写りが生じ、用紙を汚すことすことが多い。
上記カール発生を防止すると共に乾燥を促進するために、従来、幾つかのカール発生防止等の装置が開発されている。そのうちの一つ(特許文献2)として、紙受け台(パイル)の上方の用紙先端縁近傍に配置されて用紙と平行に空気を吹き出す空気吹き出し装置と、前記紙受け台の上方及び搬出装置の上方に配置されて略垂直下向きに空気を送るファン等とを有するカール発生防止装置がある。このカール発生防止装置によると、空気吹き出し装置及びファン等からの吹き出し空気で用紙を押さえ、用紙のカール発生を防ぐことができる。また、吹き付け空気により、乾燥を促進させることができる。
特開2005−272513号公報 特開昭58−31831号公報
前記従来例(特許文献2)の紙受け装置のように、排紙装置から排出される印刷用紙に、単に空気を吹き付けるだけの構造では、印刷用紙のカールの発生を抑制することはできるが、短時間で印刷用紙が積載されるので、乾燥時間を十分に稼ぐことはできず、積載時に隣り合う用紙にインクの裏写りが生じるのを防ぐ効果は小さい。
本件出願の発明者は、印刷用紙の特性に関し、図5の第3段(A3)のように印刷用紙Pが逆U字状のカールした後、数十秒経つと、今度は第4段(A4)に示すように、平面状態に戻るように印刷用紙の左右端部が上向きにカールすることに着目し、この特性を利用して、印刷直後のカールの発生の防止と共に、インクの乾燥時間の確保が十分にできる紙受け装置を提供しようとしたものである。
上記課題を解決するため、本願請求項1記載の発明は、画像形成部で画像形成された用紙を、紙受け台上に積層状態で載置する紙受け装置において、上下に対向する回転輪と、該回転輪間に巻き掛けられた無端体と、該無端体に該無端体移動方向に所定間隔をおいて設けられた複数の用紙支持部材と、から主構成される一対のコンベア機構を、前記紙受け台上方位置であって、用紙搬送方向と直交する水平方向の両側に配置し、前記用紙支持部材は、前記画像形成部から排出された用紙を概ね水平姿勢で受け取る用紙受取位置から該用紙受取位置より下方の用紙放出位置まで、前記用紙を所定距離だけ下方へ搬送すると共に、前記用紙放出位置において前記両側に離反することにより、用紙を紙受け台上に放出するように構成され、前記用紙受取位置の前記用紙支持部材に支持された用紙、及び前記用紙受取位置から前記用紙放出位置へ移動する行程中の前記用紙支持部材に支持された用紙に対し、上方から下向きに空気を吹き付ける送風機構を備えている
上記構成によると、画像形成部から排出された画像形成済みの用紙を、一旦、用紙支持部材上で保持し、所定時間保持しつつ、所定距離だけ下方に移動した後、紙受け台に放出するので、印刷用紙を用紙支持部材により強制的に平面状態に保持しつつ、印刷用紙自身の特性により前記図5の第4段(A4)に示すように平面状に戻る時間を稼ぐことができ、自然状態で平面状に戻った用紙を紙受け台に放出することができる。これにより、用紙を、紙受け台上に整然と積載することができる。
しかも、用紙支持部材で所定時間搬送することにより、インクの乾燥時間を稼ぐことができ、これにより、積載時の印刷用紙の裏写りを防止することができる。
さらに、前記用紙受取位置の用紙支持部材に支持された用紙、及び前記用紙受け取位置から前記用紙放出位置へ移動する行程中の前記用紙支持部材に支持された用紙に対し、上方から下向きに空気を吹き付ける送風機構を備えているので、用紙受取位置から用紙放出位置までの間、支持部材上の用紙の状態を、確実に平面状に維持することができ、しかも、印刷用紙に上方から空気を吹き付けることにより、インクの乾燥をさらに促進することができる。
請求項2記載の紙受け装置は、請求項1記載の紙受け装置において、前記送風機構は、用紙支持部材に支持された用紙の四隅部分に空気を吹き付けるように構成されている。
上記構成によると、用紙支持部材上の用紙を、効率良く、かつ、確実に平面状に維持できると共に、インクの乾燥を促進することができる。特に、用紙のカール現象は、用紙の四隅部分に急速に生じるが、この四隅部分に空気を送ることにより、用紙全体の空気を送らなくとも、用紙を効率良く平面状態に維持できるのである。
本発明の参考例
図1〜図3は紙受け装置を孔版印刷機に備えた参考例であり、これらの図面に基づいて本発明の参考例を説明する。
(印刷機の全体の概要)
図1は紙受け装置を備えた孔版印刷機の側面略図であり、説明の都合上、用紙供給側(図面の左側)を「後方」と称し、用紙搬送側、すなわち用紙排出側(図面の右側)を「前方」と称して、以下説明する。図1において、印刷機本体1には、後端部に給紙装置2が設けられ、前端部に紙受け装置3が設けられ、上側に画像読取装置4が設けられている。
印刷機本体1内には、前後方向の概ね中間部に、画像形成部として印刷ユニット5が設けられ、該印刷ユニット5の後上方には製版装置6が設けられ、印刷ユニット5の前上方には排版装置7が設けられ、印刷ユニット5と紙受け装置3との間には排紙装置8が設けられている。また、印刷ユニット5と給紙装置2との間には一対のタイミングローラ18が設けられている。
印刷ユニット5は、インク供給ローラ10が内接すると共に矢印R方向に回転駆動する印刷用版胴11と、該印刷用版胴11に下方から当接自在に対向する上下方向移動可能な押圧ローラ12と、から構成され、印刷用版胴11と押圧ローラ12との間で印刷用紙Pの上面に印刷する。使用するインクとしては、主として、オイル成分が0又は略0の水性インクが使用されるが、従来のウォータインオイル型のインクの使用も可能である。
製版装置6は、マスターロール13と、該マスターロール13から供給される孔版原紙Nを製版するサーマルヘッド14及びプラテンローラ15等とを備えており、マスターロール13からの孔版原紙Nをサーマルヘッド14等で製版し、所定寸法に切断した後、印刷用版胴11の表面に供給する。
排版装置7は、引込みローラ16及び巻取りローラ17等を備えており、印刷用版胴11に装着された使用済みの孔版原紙Nを取り外し、引込みローラ16で排版装置内部に引き込み、排版ローラ17で巻き取る。
給紙装置2は、給紙台23を備えると共に、該給紙台23の前端部に、給紙ローラ19及び捌き板20を備えており、給紙台23上に積載されている印刷用紙Pを、上から一枚ずつタイミングローラ18に供給する。
上下一対のタイミングローラ18は、印刷用版胴11の駆動と同期して適宜タイミングで回転し、印刷用紙Pを印刷ユニット5へ送り込む。
排紙装置8は、複数の排紙ベルト21と、吸引ボックス22と、吸引ファン23とを備えており、吸引ボックス22は吸引ファン23に接続され、また、排紙ベルト21の左右両側には、平板状のガイド板24が立設されている。吸引ボックス22の空気吸引作用により、排紙ベルト21上の用紙Pを排紙ベルト21に吸着し、紙受け装置3へ排出するようになっている。
(紙受け装置3の詳細な構造)
図1において、紙受け装置3は、印刷機本体1の前端面1aに略水平状態又は前下がり傾斜状態で支持された紙受け台31を備えると共に、該紙受け台31の上方位であって、前後方向に間隔をおいた前側部位と後側部位にそれぞれ左右一対のコンベア機構40を備えており、さらに、コンベア機構40の上方に4個の送風機構50を備えている。紙受け台31の上面には、前端部にストッパー板35が配設され、左右両側部にサイドガイド桿(又はガイド板)34が配設されている。また、コンベア機構40の上端部の前方近傍位置には、排紙装置8から排出された印刷用紙Pの前端が当接するストッパー49が配置されている。
図2は図1の紙受け装置のII-II断面拡大図であり、左右に間隔をおいて配設された各コンベア機構40は、下側駆動プーリ43と、該下側駆動プーリ43に対して上方から間隔をおいて対向する上側従動プーリ44と、上下のプーリ44,43間に巻き掛けられた搬送ベルト45と、該搬送ベルト45に、搬送ベルト移動方向B2に所定間隔をおいて設けられた多数の用紙支持部材46とから構成されている。下側駆動プーリ43と上側従動プーリ44とは、それぞれ用紙搬送方向F(図1)と平行な駆動軸41及び従動軸42に固着されている。
駆動軸41には駆動モータ48が連結されており、この駆動モータ48により、駆動プーリ43を矢印B1方向に回転し、これにより、搬送ベルト45を矢印B2方向に移動するようになっている。
左右の搬送ベルト45の各用紙支持部材46は、左右が同一位相に配設されており、また、左右の駆動プーリ43は同期回転し、同一速度で左右の搬送ベルト45をそれぞれB2方向に移動するように構成されている。前記搬送ベルト45の移動により、左右の用紙支持部材46は、略水平状態の最上位の用紙受取位置X1から、略水平姿勢を維持して下方に移動し、搬送ベルト45の略下端部近傍で左右に離れる放出位置X2に至るようになっている。前記用紙受取位置X1は、図1において、排紙装置8の排紙ベルト21の搬送面(上面)より少し低い位置に設定されており、排紙ベルト21から排出される印刷用紙Pが、略平面状態を保ちながら用紙受取位置X1の用紙支持部材46上に移載されるようになっている。また、図2の放出位置でX2では、左右の用紙支持部材46が左右に離れることにより、用紙支持部材46上の印刷用紙Pを下方に自然放出するようになっている。
図3は図1の紙受け装置の平面図であり、コンベア機構40の駆動モータ48は制御部52に電気的に接続されており、該制御部52により、運転及び停止並びに搬送速度の制御が行われる。特に、制御部52によるコンベア機構40の運転の制御は、多数の印刷用紙が印刷される間、連続運転するように制御することも、印刷速度に合わせて間欠運転するように制御することも可能である。
コンベア機構40の連続運転又は間欠運転のいずれを実施する場合でも、図1の排紙装置8から排紙される印刷用紙Pの排紙動作に合わせ、必ず用紙受取位置X1の左右一対の用紙支持部材46に対して、一枚の印刷用紙Pが供給されるように制御する。
前記送風機構50は、前記用紙受取位置X1の左右の用紙支持部材46の前後両端又はその近傍にそれぞれ空気を吹き付けるように配設されている。すなわち、用紙受取位置X1の用紙支持部材46上に支持される印刷用紙Pに対し、その四隅部分S1に上方から空気を吹き付けるように配設されている。ちなみに該参考例では、図3の平面視で、各送風機構50は、用紙支持部材46の領域からそれぞれ前後に外れる位置に配置され、斜めに空気を吹き付けるようになっており、これにより、用紙受取位置X1の上方に位置する他の支持部材46に邪魔されることなく、印刷用紙Pの四隅部分S1に確実に空気を吹き付けることができるようになっている。
(作用)
孔版印刷機全体の作用は、既に個々の装置の説明箇所で説明しているので、ここでは、印刷用紙Pが、図1の印刷ユニット5から排紙装置8を経て紙受け台31に排出されるまでの作用を説明する。
(1)図1において、印刷ユニット5において印刷用紙Pの上面に画像が印刷され、印刷済みの印刷用紙Pは、排紙装置8の排紙ベルト21上に排出される。
(2)排紙装置8では、吸引ボックス22により印刷用紙Pを排紙ベルト21の上面に吸着しつつ、前方に搬送するので、印刷用紙Pを略平面状に維持した状態で搬送することができる。すなわち、インク及び用紙の特性によっては、印刷直後から用紙Pの左右両端部が反り返り始めるが、排紙ベルト21上では、吸引ボックス22の吸引作用により印刷用紙Pが排紙ベルト21の上面に吸着されているので、用紙の反り返りを防止しつつ、前方に搬送することができる。また、左右のガイド板24により、印刷用紙が左右にずれるのを防ぐこともできる。
(3)次に、排紙ベルト21の前端部からコンベア機構40の用紙受取位置X1の用紙支持部材46上に、略水平状態で印刷用紙Pが排出される。図3において、用紙受取位置X1の用紙支持部材46上に排出された印刷用紙Pは、前端のストッパー49に当接して停止される。この時、印刷用紙Pの四隅部分S1は、各送風機構50から吹き付けられる空気により、用紙支持部材46に押し付けられ、確実に平面状に維持され、かつ、インクの乾燥も促進される。
(4)図2において、用紙受取位置X1の用紙支持部材46上に平面状に支持された印刷用紙Pは、前記用紙支持部材46の下降により所定距離及び所定時間、下方に搬送され、用紙放出位置X2において用紙支持部材46が左右に離れることにより、紙受け台31の積載用紙Pの上端面に、自然落下される。上記のように、用紙受取位置X1から用紙放出位置X2まで、所定時間をかけて印刷用紙Pを搬送することにより、乾燥時間を稼ぐことができると共に、前記図5の第4段(A4)で説明したように、印刷用紙自身の特性によって平面状態に戻る時間を稼ぐことができる。したがって、印刷用紙Pのインクの乾燥時間を十分に確保できると共に、カール現象による不揃いな用紙積載を回避することができる。
本発明の第1の実施の形態
図4は本発明による紙受け装置の第1の実施の形態であり、前記参考例の構成に加え、コンベア機構40の上端部近傍に配置された前記各送風機構50の下方に、間隔をおいて複数段に送風機構51を増設した構造である。その他の構造は、参考例と同様であり、同じ部品及び部分には同じ符号を付してある。
本実施の形態によると、用紙受取位置X1のみでなく、用紙受取位置X2に至るまでの搬送途中においても、送風機構51により印刷用紙Pのインクを順次乾燥させることができ、より速やかに印刷用紙Pを平面状に戻すと共に、乾燥させることができる。
第2の実施の形態
図7乃至図9は紙受け装置の第2の実施の形態であり、前記参考例の構成に加え、図7のように、コンベア機構40の各用紙支持部材46にノズルボックス60をそれぞれ設けると共に、該各ノズルボックス60に連通する圧縮エアボックス61及び該圧縮エアボックス61に圧縮エアを供給するエア供給機62を備えた構造となっている。その他の構造は、参考例と同様であり、同じ部品及び部分には同じ符号を付してある。
各ノズルボックス60は、各用紙支持部材46の移動方向B2側の面に設けられると共に、用紙受取位置X1から用紙放出位置X2に至る行程において、下向きにエアを噴射するノズル孔65が形成されている。
図8において、前記各ノズルボックス60は、各用紙支持部材46の前端部と後端部とに取り付けられており、各ノズル孔65は、用紙支持部材46上の印刷用紙Pの四隅部分S1に略真上からエアを噴射できる位置に形成されている。
図8のIX-IX断面略図である図9に示すように、エアボックス61の用紙支持部材46側の側壁であって、搬送ベルト45に当接している側壁に、上下方向に長いスリット状の長孔66が形成され、一方、各ノズルボックス60エアボックス61側の則壁にはエア通過孔67が形成され、さらに搬送ベルト45にも前記エア通過孔67に対応する位置にエア通過孔68が形成され、用紙支持部材46が用紙受取位置X1から用紙放出位置X2まで移動する行程において、対応するノズルボックス60は、前記エア通過孔67,68及びエアボックス61の長孔66を介してエアボックス61に連通するように構成されている。
該実施の形態によると、用紙受取位置X1から用紙放出位置X2までの行程でも印刷用紙Pにエアを吹き付ける構造において、前記第2の実施の形態のように、各段毎に送風機を備える必要はなく、部品コストが節約できると共に、用紙受取位置X1から用紙放出位置X2の間で搬送される用紙の四隅部分S1に、略真上から直角にエアを吹き付けることができ、カール防止効果も向上する。
[その他の実施の形態]
(1)前記実施の形態では、コンベア機構は、プーリと、搬送ベルトと、用紙支持部材から主構成されていたが、回転輪として、チェーンギヤ等を備え、無端体として前記チェーンギヤにチェーンを巻き掛けたチェーン式コンベア機構を備えることも可能である。勿論、その他の巻き掛け装置を利用したコンベア機構を利用することも可能である。
(2)送風機構50,51から温度の高い空気を用紙に吹き付ける構造とすることも可能であり、この場合は、用紙のインクの乾燥がさらに促進される。
(3)本発明は、孔版印刷機の紙受け装置には限定されず、画像形成部として、印刷ドラム等からなる印刷ユニットの代わりに、インクジェットノズルヘッドを備えたインクジェット印刷機の紙受け装置や、複写機等にも適用可能である。
(4)図1等の排紙装置8による排紙速度は、用紙の大きさや印刷の種類等によって変更することも可能である。
紙受け装置を備えた孔版印刷機の参考例を示す側面略図である。 図1の紙受け装置のII-II断面拡大図である。 図1の紙受け装置の平面図である。 本発明の第1の実施の形態による紙受け装置であって、図2と同様の断面拡大図である。 印刷後の用紙のカール現象の過程を示す断面図である。 紙受け台上にカールされた用紙が積載された状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態による紙受け装置であって、図2と同様の断面拡大図である。 図7の紙受け装置の平面図である。 図8のIX-IX断面略図である。
1 印刷機本体
3 紙受け装置
5印刷ユニット(画像形成部の一例)
8 排紙装置
21 排紙ベルト
22 吸引ボックス
24 サイドガイド板
31 紙受け台
40 コンベア機構
43 駆動プーリ(回転輪の一例)
44 従動プーリ(回転輪の一例)
45 搬送ベルト(無端体の一例)
46 用紙支持部材
50,51 送風機構
52 制御部

Claims (2)

  1. 画像形成部で画像形成された用紙を、紙受け台上に積層状態で載置する紙受け装置において、
    上下に対向する回転輪と、該回転輪間に巻き掛けられた無端体と、該無端体に該無端体移動方向に所定間隔をおいて設けられた複数の用紙支持部材と、から主構成される一対のコンベア機構を、前記紙受け台上方位置であって、用紙搬送方向と直交する水平方向の両側に配置し、
    前記用紙支持部材は、前記画像形成部から排出された用紙を概ね水平姿勢で受け取る用紙受取位置から該用紙受取位置より下方の用紙放出位置まで、前記用紙を所定距離だけ下方へ搬送すると共に、前記用紙放出位置において前記両側に離反することにより、用紙を紙受け台上に放出するように構成され、
    前記用紙受取位置の前記用紙支持部材に支持された用紙、及び前記用紙受け取位置から前記用紙放出位置へ移動する行程中の前記用紙支持部材に支持された用紙に対し、上方から下向きに空気を吹き付ける送風機構を備えていることを特徴とする、紙受け装置。
  2. 請求項1記載の紙受け装置において、
    前記送風機構は、前記用紙支持部材に支持された用紙の四隅部分に空気を吹き付けるように構成されている紙受け装置。
JP2007118319A 2007-04-27 2007-04-27 紙受け装置 Expired - Fee Related JP4970127B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007118319A JP4970127B2 (ja) 2007-04-27 2007-04-27 紙受け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007118319A JP4970127B2 (ja) 2007-04-27 2007-04-27 紙受け装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008273680A JP2008273680A (ja) 2008-11-13
JP4970127B2 true JP4970127B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=40052177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007118319A Expired - Fee Related JP4970127B2 (ja) 2007-04-27 2007-04-27 紙受け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4970127B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5231367B2 (ja) * 2009-09-09 2013-07-10 富士フイルム株式会社 用紙回収装置
JP5351683B2 (ja) * 2009-09-24 2013-11-27 富士フイルム株式会社 排紙ユニット及び印刷装置
JP5648459B2 (ja) * 2010-12-09 2015-01-07 株式会社リコー 用紙積載装置及び画像形成システム
CN113942684A (zh) * 2021-10-26 2022-01-18 江苏汤姆智能装备有限公司 一种自动叠袋装箱装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3130623A1 (de) * 1981-08-01 1983-02-10 Heidelberger Druckmaschinen Ag, 6900 Heidelberg Einrichtung in der auslage von bogenrotationsdruckmaschinen, um dem einrollen der bogenvorderkante entgegenzuwirken
JPS62275963A (ja) * 1986-05-24 1987-11-30 Koichi Muraoka 印刷機の排紙方法とその装置
JPH0453720U (ja) * 1990-09-11 1992-05-08
JPH07309502A (ja) * 1994-05-16 1995-11-28 Riso Kagaku Corp 印刷機の排紙装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008273680A (ja) 2008-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5956824B2 (ja) 画像形成装置
JP5112626B2 (ja) シート排出システム
JP5838150B2 (ja) 搬送装置及び画像形成装置
JP4970127B2 (ja) 紙受け装置
JP4340490B2 (ja) 両面印刷機
JP3135941U (ja) 給紙装置
JP2011001142A (ja) インクジェット記録装置
US9193184B2 (en) Inkjet recording apparatus
JP5053698B2 (ja) 紙受け装置
JP2008273663A (ja) 紙受け装置
JP5065918B2 (ja) 乾燥装置及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP6201375B2 (ja) 画像形成装置
JP2016160008A (ja) 搬送装置
JP5135089B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2002137514A (ja) ハイブリッド孔版印刷装置及び該ハイブリッド孔版印刷装置の印刷方法
JP4936988B2 (ja) 紙受け装置
JP4970157B2 (ja) 用紙のカール発生防止装置
JP4130618B2 (ja) 画像形成装置用給紙装置
JP2011143990A (ja) 排紙装置
JP4907425B2 (ja) 排紙装置
JP2012062156A (ja) 排紙装置及び画像形成装置
JP4503999B2 (ja) シートガイド装置
JP2020196560A (ja) 排出装置
JP2022050872A (ja) シート給送装置
JP2020196569A (ja) 排出装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091228

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120306

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120404

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4970127

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees