JP4969828B2 - 流体弁の開閉装置 - Google Patents

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本発明は、既設管内の流路を開閉する弁体と、既設管の外方から既設回動軸回りに回動操作可能な既設回動部を端部に有する弁軸と、が少なくとも設けられる流体弁に接続される流体弁の開閉装置に関する。
従来の流体弁は、既設管の外方から既設回動軸回りに弁軸の既設回動部を正回動することにより弁体を閉口し、且つ逆回動することにより弁体を開口できるように形成されており、流体弁の開閉操作は、開閉装置により行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−82803号公報(第2頁、第1図)
しかしながら、特許文献1に記載の流体弁は、既設管路の適所に点在して埋設されており、特に管路の破損等の緊急の際に、流体弁の開閉操作を要する場合が多い。ここで既存の流体弁には、既設回動軸視右回りを正回動とする右回動流体弁と、左回りを正回動とする左回動流体弁の2種類が周知のように存在しており、いずれの流体弁が埋設されているかは、各自治体(市町村等)ごとの管理区域により異なっている場合が多い。したがって特に上述した緊急の際において、流体弁の回動方向を確認後に、開閉装置により開閉操作をすることが手間であり、また回動方向を誤まって開閉操作し弁体が損傷する恐れがあった。
特に、昨今の市町村合併に伴い、該合併前の各市町村ごとの管理区域に夫々管理されていた右回動流体弁及び左回動流体弁が、該合併後において同一の管理区域内に混在する場合が多く見られ、このような状況下にあって、流体弁の回動方向の確認手間を更に要し、管理上不具合が発生する原因となっていた。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、右回動流体弁と左回動流体弁の2種類が存在する既存の流体弁の回動操作方向を、いずれか一方に統一できる流体弁の開閉装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の流体弁の開閉装置は、
地中に埋設された既設管内の流路を開閉する弁体と、前記既設管の外方から既設回動軸回りに回動操作可能な既設回動部を端部に有する弁軸と、が少なくとも設けられ、前記弁軸を正回動で前記弁体を閉口し且つ逆回動で前記弁体を開口する流体弁に接続される流体弁の開閉装置であって、
前記既設回動部に組付け可能な取付け部と、該取付け部の回動方向を正逆切替え可能でありカバー体に収納された回動方向切替部と、該回動方向切替部を介して前記取付け部に接続される回動操作部と、前記取付け部と一体に回動し前記方向切替部に連結する動作シャフトと、該動作シャフトと前記取付け部を嵌挿する筒体とスプリングとを前記カバー体と前記既設回動部との間に設け、前記動作シャフトにはマーキングを付し、前記取付け部を既設回動部に組付けた際に、前記筒体が前記動作シャフトに付したマーキングを覆うか否かにより前記弁軸の正回動の回動方向が右回動形状であるか若しくは前記左回動形状であるかを判定する判定手段と、から少なくとも構成されており、
前記カバー体に、先端が地盤に当接する脚部が設けられており、前記脚部の先端が当接する地盤を反力として利用して、前記回動操作部を回動操作軸回りに回動操作することにより、前記取付け部に組付けられた前記既設回動部が、前記回動方向切替部が正状態においては前記回動操作部の回動方向と同方向に回動動作し、前記回動方向切替部が逆状態においては前記回動操作部の回動方向と逆方向に回動動作することを特徴としている。
この特徴によれば、回動方向切替部の正/逆状態に応じて、既設回動部の回動動作方向が、回動操作部の回動操作方向と同/逆方向に切り替わるため、右回動を正回動とする右回動流体弁と、左回動を正回動とする左回動流体弁の2種類が存在している流体弁の回動操作方向を統一できる。
また、弁軸の正回動の回動方向が右回動形状であるか若しくは左回動形状であるかを判定するための判定手段を、動作シャフトにマーキングを付し該動作シャフトを筒体とスプリングにより嵌挿するだけで簡易に構成することができ、取付け部を既設回動部に組付けると同時に、弁軸の正回動の回動方向を判定することができる。
また、カバー体に脚部が設けられているため、脚部の先端が当接する基盤(地盤)を反力として利用して、回動操作部を安定的に回動操作できる。
本発明の請求項2に記載の流体弁の開閉装置は、請求項1に記載の流体弁の開閉装置であって、前記取付け部は、前記既設回動部に取付けたキャップに対し組付け可能であることを特徴としている。
この特徴によれば、既存のキャップが設けられている汎用の流体弁の既設回動部からキャップを取り外すことなく、容易に開閉装置の取付け部を組付けることができる。
本発明の請求項3に記載の流体弁の開閉装置は、請求項に記載の流体弁の開閉装置であって、
前記キャップが、前記弁軸の正回動の回動方向が前記既設回動軸平面視右回動であることを示す右回動形状又は左回動であることを示す左回動形状に、予め形成されており、前記取付け部の近傍に、前記キャップの前記右回動形状若しくは前記左回動形状を判定する判定手段が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、取付け部を既設回動部に組付ける時に、取付け部の近傍に設けられている判定手段によりキャップの形状を判定できるため、その判定に基づいて回動方向切替部の正逆切替えを行い、開閉装置による流体弁の開閉操作を正確且つスムーズにできる。
本発明の請求項4に記載の流体弁の開閉装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の流体弁の開閉装置であって、
前記回動方向切替部が、前記回動操作部寄りに接続されていることを特徴としている。
この特徴によれば、流体弁が地中に埋設され地上から回動操作部を回動操作する場合でも、回動操作部寄りの回動方向切替部を地上に配置できるため、回動方向切替部が支障となることがない。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の第1実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、流体弁を有する既設管路を示す概略図である。図2は、従来の開栓器による流体弁の開閉操作を示した概略図である。図3(a)は、右回動形状のキャップを示した側面図及び平面図であり、(b)は、左回動形状のキャップを示した側面図及び平面図である。図4は、第1実施例における開閉装置の全体を示した一部断面図である。図5は、図4と同じく平面図である。図6は、開閉装置による逆回動位置での閉操作を示した一部断面図である。図7は、図6と同じく正回動位置での閉操作を示した一部断面図である。
図1に示されるように、内部流体が上水である既設水道管1の管路部材として、流体弁5が適所に配設されている。本実施例の流体弁5は、図2に示されるように、既設水道管1内の流路を開閉する弁体7と、既設水道管1の外方から仮想の既設回動軸C回りに回動操作可能な既設回動部6aを上方に突出する端部に有する弁軸6と、が設けられている仕切弁であって、既設回動部6aを所定方向の正回動に回動操作することで弁体7が下降して閉口し、且つ逆回動に回動操作することで弁体7が上昇して開口するようになっている。
本実施例の流体弁5は、地下1m程度の深度において地中に埋設されており、流体弁5の上部には内部が空洞の弁筐2が埋設され、弁筐2の上部には、上面が地面レベルと略面一であって地上から開閉可能に形成される蓋部3が設けられている。更に、既設回動部6aに後述するキャップ9(若しくはキャップ19)が取付けられている(図3参照)。
図2に示されるように、流体弁5の弁体の従来における開閉操作について説明すると、先ず、地上から蓋部3を開放すると、平面視既設回動部6aに取付けられたキャップ9(若しくはキャップ19)が外部から視認できるようになっている。次に、既設回動部6aの回動手段であって、回動ハンドル8aと、本体部8bと、嵌合部8cと、から構成される周知の開栓器8を地上から挿入して、キャップ9(若しくはキャップ19)に嵌合部8cを嵌合し、一体に組付ける。
次に、地上において開栓器8の操作者が、回動ハンドル8aを本体部8bの軸回り(既設回動軸Cと略一致)に回動操作することにより、嵌合部8cと一体に既設回動部6aが回動され、弁体7の開閉操作が可能となる。
ここで従来の流体弁は、既設回動軸Cを上方から見て右回りを正回動(閉操作)とする右回動流体弁と、左回りを正回動(閉操作)とする左回動流体弁の2種類が周知のように存在している。
次に、キャップの形状について説明すると、図3(a)に示されるように、右回動流体弁の場合、上述した開栓器8の嵌合部8cと嵌合する頭部9aと、上部に鍔部9cを有した胴部9bと、からなる右回動形状に予め形成されているキャップ9を既設回動部に組付けることが、日本水道協会規格により規定されている(JWWA Z103)。
また、図3(b)に示されるように、左回動流体弁の場合、上述と同様の頭部19aと、上記鍔部を有しない胴部19bと、からなる左回動形状に予め形成されているキャップ19を既設回動部に組付けるように規定されている。
この右回動形状のキャップ9若しくは左回動形状のキャップ19を外方から視認することにより、地中に埋設された流体弁が、右回動流体弁であるか又は左回動流体弁であるかを判定することができる。
しかし弁筐2内部は暗所であり、地上から弁筐2内部の視認が困難である場合が多く、開閉操作を行う流体弁5が、右回動流体弁若しくは左回動流体弁のいずれかであるかを確認するのに手間がかかることが多い。このような手間を解消する等の目的で、後述のように、流体弁5に開閉装置を設置する。
次に、本実施例における流体弁5の弁体7を開閉操作する開閉装置10について説明する。
図4及び図5に示されるように、開閉装置10は、既設回動部6aに設けられたキャップ19(若しくはキャップ9)に組付け可能な取付け部11と、動作シャフト15を介して取付け部11の回動方向を正逆切替える回動方向切替部12と、回動方向切替部12を介して取付け部11と接続される回動操作部である操作ハンドル13と、回動方向切替部12のカバー14に設けられる脚部17と、から主に構成されている。脚部17は、周知のカメラ用三脚等と同様に、脚の伸縮構造及び折り畳み構造を有している。
このようにカバー14に脚部17が設けられているため、脚部17の先端が当接する基盤(地盤)を反力として利用して、操作ハンドル13を安定的に回動操作できる。
図6及び図7に示されるように、本実施例における回動方向切替部12は、操作ハンドル13と一体に仮想の回動操作軸D回りに回動する第1ギア12a及び第3ギア12cと、第3ギア12cと噛合する第4ギア12dと、回動操作軸Dと略平行の近傍位置に配置する既設回動軸C回りに回動する第2ギア12bと、第2ギア12bを後述する逆回動位置G若しくは正回動位置Sにシフト可能なシフトフォーク12e及びシフトレバー12fと、から主に構成されており、上述した構成品はカバー14内に収納されている。
また、本発明の判定手段の構成について説明すると、内径が、取付け部11の外径及びキャップ19の胴部19bの外径よりわずかに大径であって、外径が、キャップ9の鍔部9cよりも小径に形成される筒体16が、動作シャフト15に嵌挿されており、筒体16の上端は、筒体16と略同径であって上部がカバー14に固着されるスプリング18と接続されている。筒体16の下端は、非開閉操作時において、取付け部11の下端よりも若干下方の近傍位置に配置されている。また、動作シャフト15の上部にはマーキングMが付されており、該非開閉操作時において、マーキングMを視認できるようになっている。
次に、判定手段による流体弁の回動方向の判定と、該判定に基づいた開閉装置による閉操作について説明する。ここで本説明における流体弁は、右回動流体弁であり、操作者の行う正回動(閉操作)は左回動であるものとする。
図6に示されるように、地上から開閉装置の操作者は、取付け部11を右回動形状に予め形成されるキャップ9の頭部9aに嵌合する。このように既設回動部6aと取付け部11との間に、上述したキャップ9(若しくはキャップ19)が介在していても、既存のキャップ9(若しくはキャップ19)が設けられている汎用の流体弁5の既設回動部6aからキャップ9(若しくはキャップ19)を取り外すことなく、容易に開閉装置10の取付け部11を組付けることができる。
取付け部11をキャップ9に組付ける時に、取付け部11の外周に亘って形成される筒体16の下端部が鍔部9c上面と当接することにより、筒体16が、鍔部9cを反力としスプリング18の下方付勢に反して、取付け部11に対し上方に移動する。
これにより、筒体16の上端部が、動作シャフト15に付されたマーキングMを被覆するため、マーキングMは視認できなくなる。即ち操作者は、マーキングMの視認ができなくなることにより、既設の流体弁5が、右回動形状のキャップ9の設けられた右回動流体弁であることを判定できる。このようにすることで、操作者は、その判定に基づいて後述する回動方向切替部12の正逆切替え操作を行い、開閉装置10による流体弁5の開閉操作を正確且つスムーズにできる。
この場合は、右回動流体弁を左回動で閉操作するため、シフトレバー12fにより第2ギア12bを逆回動位置Gにシフトすることで回動方向切替部12が逆状態となり、次に操作者は、操作ハンドル(図示略)を左回動することで、取付け部11と一体に組付けられる既設回動部6aが、逆方向である右回動する。
ここで、逆状態における回動方向切替部12のギア動作について説明すると、逆回動位置Gにおいて第2ギア12bは、第1ギア12aと噛合している。第1ギア12aと同軸の操作ハンドルを左回動することにより、第2ギア12bを介して同軸の取付け部11は、逆方向である右回動する。同様に、操作ハンドルを右回動することにより、取付け部11は、逆方向である左回動する。
また、図4に示されるように、回動方向切替部12が操作ハンドル13寄りに接続されており、このようにすることで、本実施例のように流体弁5が地中に埋設され地上から操作ハンドル13を回動操作する場合でも、操作ハンドル13寄りの回動方向切替部12を地上に配置できるため、回動方向切替部12が支障となることがない。
次に、流体弁は左回動流体弁であり、操作者の行う正回動(閉操作)は左回動であるものとして、上記判定と閉操作について説明する。
図7に示されるように、上述と同様に取付け部11を左回動形状に予め形成されるキャップ19の頭部19aに嵌合する。この時に取付け部11の外周に亘って形成される筒体16の下端部は、上述のように鍔部と当接することなく、非開閉操作時と同じく取付け部11の下端よりも若干下方の近傍位置のまま移動しない。
これにより、筒体16の上部が、動作シャフト15に付されたマーキングMを被覆することなく、操作者はマーキングMを視認できる。即ち操作者は、マーキングMの視認ができることにより、既設の流体弁5が、左回動形状のキャップ19の設けられた左回動流体弁であることを判定できる。
この場合は、左回動流体弁を左回動で閉操作するため、シフトレバー12fにより第2ギア12bを正回動位置Sにシフトすることで、回動方向切替部12が正状態となり、操作ハンドルを左回動することにより、取付け部11と一体に組付けられる既設回動部6aが、同方向である左回動する。
ここで、正状態における回動方向切替部12のギア動作について説明すると、正回動位置Sにおいて第2ギア12bは、カバー14に軸支されている第4ギア12dと噛合している。第2ギア12bと略対向した位置で第4ギア12dと噛合している第3ギア12cと同軸の操作ハンドルを、左回動することにより、第4ギア12d及び第2ギア12bを介して取付け部11は、同方向に左回動する。同様に、操作ハンドルを右回動することにより、取付け部11は、同方向に右回動する。
上述のように、回動方向切替部12の正状態若しくは逆状態に応じて、既設回動部6aの回動動作方向が、操作ハンドル13の回動操作方向と同方向若しくは逆方向に切り替わるため、右回動を正回動とする右回動流体弁と、左回動を正回動とする左回動流体弁の2種類が、同一区域内に点在している流体弁の回動操作方向を統一できる。
次に、本発明の開閉装置の第2実施例を図面に基づいて説明すると、図8は、第2実施例における開閉装置による逆回動位置での閉操作を示した一部断面図である。尚、上述した第1実施例と重複する構成については説明を省略する。
図8に示されるように、回動方向切替部22の内部構成について説明すると、回動方向切替部22は、図示しない操作ハンドルと一体に仮想の回動操作軸D’回りに回動する第5ギア22aと、第5ギア22aと噛合し回動操作軸D’と略直交する直交軸E回りに回動する第6ギア22b、22bと、第5ギア22aと対向した位置において第6ギア22b、22bと噛合し取付け部11と一体に既設回動軸C回りに回動する第7ギア22cと、から構成されている。
また、本実施例における開閉装置が流体弁5に接続された状態において、操作ハンドルを回動する回動操作軸D’が、既設回動軸Cと略同軸上にある。
次に、本実施例の開閉装置による閉操作について説明する。本説明における流体弁は、左回動流体弁であり、閉操作は右回動であるものとする。判定手段による流体弁の回動方向の判定については、上述の実施例と同様であるため説明を省略する。
開閉装置の操作者が、第5ギア22aと一体に形成された操作ハンドルを、右方向に回動操作すると、第5ギア22aと同期して、第6ギア22b、22bが、直交軸E回りに互いに相反する方向に回動動作される。該回動動作により第6ギア22b、22bと同期して回動動作する第7ギア22cを介して、取付け部11と接続された既設回動部6aが、操作ハンドルの回動操作の方向とは反対の左方向に回動動作するようになっている。
このように開閉装置が流体弁5に接続された状態において、回動操作軸D’が、既設回動軸Cと略同軸に位置しているため、回動トルクの伝達が容易である。また、本実施例のように既設回動部6aの周辺に回動孔である弁筐が設けられている場合でも、回動操作軸D’が既設回動軸Cと略同軸に位置していることで、弁筐を利用して操作ハンドルの回動操作ができる。
尚、本実施例における回動方向切替部の回動方向の正逆切替え機構については、特に図示しないが、上述の第1実施例における各種ギアの構成及びシフトフォーク12e、シフトレバー12fからなる正逆切替機構と同等の機能を有する周知の機構であれば何でもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、回動方向切替部は、いわゆる傘歯車若しくは平歯車の組合せの構成により回動方向を正逆切替えるものであるが、回動方向切替部は、回動方向を正逆切替えるものであれば上記実施例に限られず、例えば内歯歯車やウオームギア等を用いた組合せの構成であってもよい。
また、上記実施例では、本発明の既設管である既設水道管1の管内流体は上水であるが、既設管の管内流体は、例えば下水でもよいしガスでもよい。
また、上記実施例では、流体弁5は、既設回動部6aを回動操作することで弁体が下降若しくは上昇して管路を開閉する仕切弁であるが、本発明の流体弁は、既設回動部6aを回動操作することで管路を開閉可能とするものであれば、例えばいわゆるボール弁であってもよいし、バタフライ弁であっても構わない。
流体弁を有する既設管路を示す概略図である。 従来の開栓器による流体弁の開閉操作を示した概略図である。 (a)は、右回動形状のキャップを示した側面図及び平面図であり、(b)は、左回動形状のキャップを示した側面図及び平面図である。 第1実施例における開閉装置の全体を示した一部断面図である。 図4と同じく平面図である。 開閉装置による逆回動位置での閉操作を示した一部断面図である。 図6と同じく正回動位置での閉操作を示した一部断面図である。 第2実施例における開閉装置による逆回動位置での閉操作を示した一部断面図である。
符号の説明
1 既設水道管(既設管)
2 弁筐
3 蓋部
5 流体弁
6 弁軸
6a 既設回動部
7 弁体
8 開栓器
8a 回動ハンドル
8b 本体部
8c 嵌合部
9 キャップ(右回動形状)
9a 頭部
9b 胴部
9c 鍔部
10 開閉装置
11 取付け部
12 回動方向切替部
12a 第1ギア
12b 第2ギア
12c 第3ギア
12d 第4ギア
12e シフトフォーク
12f シフトレバー
13 操作ハンドル
14 カバー
15 動作シャフト
16 筒体
17 脚部
18 スプリング
19 キャップ(左回動形状)
19a 頭部
19b 胴部
22 回動方向切替部
22a 第5ギア
22b 第6ギア
22c 第7ギア
C 既設回動軸
D、D’ 回動操作軸
E 直交軸
M マーキング
S 正回動位置
G 逆回動位置

Claims (4)

  1. 地中に埋設された既設管内の流路を開閉する弁体と、前記既設管の外方から既設回動軸回りに回動操作可能な既設回動部を端部に有する弁軸と、が少なくとも設けられ、前記弁軸を正回動で前記弁体を閉口し且つ逆回動で前記弁体を開口する流体弁に接続される流体弁の開閉装置であって、
    前記既設回動部に組付け可能な取付け部と、該取付け部の回動方向を正逆切替え可能でありカバー体に収納された回動方向切替部と、該回動方向切替部を介して前記取付け部に接続される回動操作部と、前記取付け部と一体に回動し前記方向切替部に連結する動作シャフトと、該動作シャフトと前記取付け部を嵌挿する筒体とスプリングとを前記カバー体と前記既設回動部との間に設け、前記動作シャフトにはマーキングを付し、前記取付け部を既設回動部に組付けた際に、前記筒体が前記動作シャフトに付したマーキングを覆うか否かにより前記弁軸の正回動の回動方向が右回動形状であるか若しくは前記左回動形状であるかを判定する判定手段と、から少なくとも構成されており、
    前記カバー体に、先端が地盤に当接する脚部が設けられており、前記脚部の先端が当接する地盤を反力として利用して、前記回動操作部を回動操作軸回りに回動操作することにより、前記取付け部に組付けられた前記既設回動部が、前記回動方向切替部が正状態においては前記回動操作部の回動方向と同方向に回動動作し、前記回動方向切替部が逆状態においては前記回動操作部の回動方向と逆方向に回動動作することを特徴とする流体弁の開閉装置。
  2. 前記取付け部は、前記既設回動部に取付けたキャップに対し組付け可能であることを特徴とする請求項1に記載の流体弁の開閉装置。
  3. 前記キャップが、前記弁軸の正回動の回動方向が前記既設回動軸平面視右回動であることを示す右回動形状又は左回動であることを示す左回動形状に、予め形成されていることを特徴とする請求項2に記載の流体弁の開閉装置。
  4. 前記回動方向切替部が、前記回動操作部寄りに接続されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の流体弁の開閉装置。
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