JP5067616B2 - 排水器具 - Google Patents

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本発明は、貯水部底面に設けられた排水口に取り付けられる排水器具に関し、詳しくは、排水口から排水が流入するとともに、オーバーフロー口から排出されたオーバーフロー水を排水器内に導入して排出するようにした排水器具に関する。
従来より、洗面台等における貯水部100には、図8に示すように、底面に貯水部100内の水を排出するための排水口101が備わるとともに、排水栓102等で排水口101が閉塞された場合に水が貯水部100から溢れ出て床等を濡らすことを防止するために、貯水部100の上部にオーバーフロー口103を開口している。排水口101には、排水器具105が設けられ、このオーバーフロー口103には屈曲管104の一端が固着されており、この屈曲管104を介して、排水口101から下方に延びる排水器具105に連通している(例えば、特許文献1、特許文献2)。
このように構成することで、図示しない蛇口を開放して貯水部100を使用するときに、排水口101を開放している場合には、水道水を排水口101から排水して排水器具105を介して下水等へ排出することができ、排水口101を排水栓102で閉塞している場合には、貯水部100内にオーバーフロー口103の水位まで水道水が貯まったときに、オーバーフロー口103から水道水を排出し、屈曲管104及び排水器具105を介して下水等へ排出することができる。
特開2001−214488 特開2006−63515
しかし、上述のような構成では排水口101を開放して水道水を排水口101から排水する場合にも、オーバーフロー口103は開放されたまま排水器具105に連通しているので、排水口101から勢い良く排水が流出したときに、屈曲管内を通じて空気が排水の流速に基づいて発生する負圧に吸引されて排水器具105内に流れ込み、排水器具105内又は排水器具105と連結されている図外の排水管内でゴボゴボと不快音を発生させる問題がある。
そこで、本発明は排水口を開放して水道水を排水口から排水する場合に、不快音の発生を抑制することができる排水器具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の排水器具は、貯水部の底面に設けられた排水口から下方に延設され、側周面にオーバーフロー水を流入させる受入口を備えた排水口管と、該排水口管の内周面に沿って上下にスライドし、前記受入口を開閉可能なシャッタと、前記排水口を開閉自在な排水栓と、前記シャッタに固定されるとともに前記排水口に向かって突出する突出部と、前記シャッタを上方に付勢する付勢手段と、を備える排水器具であって、前記排水栓が前記排水口を閉塞するとき、前記突出部が前記排水栓下面に押圧されて、前記シャッタを下方にスライドさせ、前記受入口を開放し、前記排水栓が前記排水口を開放するとき、前記付勢手段が前記シャッタを上方にスライドさせ、前記受入口を閉塞することを特徴としている。
また、請求項2に記載の排水器具は、貯水部の底面に設けられた排水口から下方に延設され、側周面にオーバーフロー水を流入させる受入口を備えた排水口管と、該排水口管の内周面に沿って上下にスライドし、前記受入口を開閉可能なシャッタと、前記排水口を開閉自在な排水栓と、上端が前記排水栓の下面に固着されて前記排水栓を支持するとともに、下端が上下に動作可能な駆動装置に載置される軸部と、前記軸部と前記シャッタとを連結する連結部と、を備える排水器具であって、前記駆動装置により前記軸部が下方に移動したとき、前記排水栓が前記排水口を閉塞するとともに、前記シャッタが前記受入口を開放し、前記駆動装置により前記軸部が上方に移動したとき、前記排水栓が前記排水口を開放するとともに、前記シャッタが前記受入口を閉塞することを特徴としている。
なお、ここで「駆動装置」とは、遠隔操作式排水栓装置のように、蛇口付近に設けられた操作部の操作により排水栓を開閉動作させる装置における駆動装置であり、例えばスラストロック機構が用いられたものが挙げられる。
そして、請求項3に記載の排水器具は、貯水部の底面に設けられた排水口から下方に延設され、側周面にオーバーフロー水を流入させる受入口を備えた排水口管と、該排水口管の内周面に沿って回転し、前記受入口を開閉可能なシャッタと、前記排水口を開閉自在な排水栓と、上端が前記排水栓の下面に固着されて前記排水栓を支持するとともに、中間部に上下運動を回転運動に変換する変換部を有し、下端が上下に動作可能な駆動装置に載置される軸部と、前記変換部により変換された回転運動を前記シャッタに伝達する連結部と、を備える排水器具であって、前記駆動装置により前記軸部が下方に移動したとき、前記排水栓が前記排水口を閉塞するとともに、前記シャッタがスライド回転して前記受入口を開放し、前記駆動装置により前記軸部が上方に移動したとき、前記排水栓が前記排水口を開放するとともに、前記シャッタがスライド回転して前記受入口を閉塞することを特徴としている。なお、ここで「スライド回転」とは、軸部が上方あるいは下方へ移動しながらシャッタが回転することを意味する。
さらに、請求項4に記載の排水器具は、請求項2又は請求項3に記載の排水器具であって、前記連結部は、前記排水口から流入した排水の異物を濾し取る網状に形成されることを特徴としている。
請求項1に記載の排水器具によると、排水栓が排水口を閉塞するときには、シャッタに固定された突出部が排水栓下面に当接して押圧され、シャッタを下方にスライドさせて、オーバーフロー水を受け入れる受入口を開放するので、オーバーフロー水を排水口管に流入させ下水等に排出することができる。一方、排水口を開放するときには、付勢手段がシャッタを上方にスライドさせて受入口を閉塞する。したがって、オーバーフロー水の流路と排水口管とは連通されないので、排水口から排水が流下しても、オーバーフロー水の流路内の空気が排水に巻き込まれて不快音が発生することを抑止することができる。
請求項2に記載の排水器具によると、駆動装置により軸部が下方に移動したとき、排水栓が排水口を閉塞するとともにシャッタが受入口を開放するので、オーバーフロー水を排水口管に流入させ、下水等に排水することができる。一方、駆動装置により軸部が上方に移動したとき、排水栓が排水口を開放するとともに、シャッタが受入口を閉塞するので、オーバーフロー水の流路と排水口管とが連通せず、排水口から排水が流下しても、オーバーフロー水の流路内の空気が排水に巻き込まれて不快音が発生することを抑止することができる。
請求項3に記載の排水器具によると、駆動装置により軸部が下方に移動したとき、排水栓が排水口を閉塞するとともに、シャッタがスライド回転して受入口を開放するので、オーバーフロー水を排水口管に流入させ下水等に排出することができる。一方、駆動装置により軸部が上方に移動したとき、排水栓が排水口を開放するとともに、シャッタがスライド回転して受入口を閉塞するので、オーバーフロー水の流路と排水口管とが連通せず、排水口から排水が流下しても、オーバーフロー水の流路内の空気が排水に巻き込まれて不快音が発生することを抑止することができる。また、請求項3の排水器具によると、シャッタは回転するだけで受入口を開閉することができるので、シャッタが上下にスライドして受入口を開閉する場合に比べて排水器具の上下方向の長さを短くすることができる。したがって、排水器具の設置スペースを減らすことができ、スペースを収納ボックスなどに有効に利用することができる。
請求項4に記載の排水器具によると、軸部とシャッタとを連結する連結部が、排水口から流入した排水の異物を濾し取る網状に形成されるので、異物が例えば排水トラップに詰まることがない。すなわち連結部が、軸部とシャッタとを連結する役割のほかに、所謂目皿としての役割も果たす。このように、連結部が2つの役割を果たすことで部品点数を削減することができ、製造コスト及び設置コストを抑制することができる。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態について、図1及び図2を参照しつつ説明する。
第1の実施形態の排水器具10は、上部に排水口11を形成した円筒の排水口管12、排水口管12の内周面に沿って上下にスライド可能なシャッタ13、シャッタ13に固定されるとともに排水口11に向かって突出する突出部14、シャッタ13に下方から当接してシャッタ13を上方に付勢する付勢手段としてのバネ16、排水口管12の内周面に環状に設けられた突条17に載置されるバネ止リング18と、排水口11を閉塞する排水栓19と、により構成されている。
排水口管12の上部は、外周側にやや広がって排水口11を形成しており、貯水部20の底面に設けられた開口に嵌合して固定される。この排水口管12の側面2箇所には、貯水部20の側面に開いた図示しないオーバーフロー口から排出されたオーバーフロー水を受け入れる受入口21が設けられている。この受入口21の外周には環状のオーバーフロー水導入部22が水密性を保って外装されており、オーバーフロー口と受入口21とは、このオーバーフロー水導入部22の側面から延びる連結管23及び屈曲管24により構成されるオーバーフロー流路25を介して、連通している。
シャッタ13は、排水口管12の内周面と同一径の外周面を有し、受入口21の高さよりもやや大きく形成された円筒であり、このシャッタ13上部には突出部14が固定されている。また、シャッタ13はバネ16の上端に載置されている。突条17は排水口管12内周面の受入口21の下方位置に設けられており、この突条17の上にバネ止リング18を載置して、更にその上にバネ16を載置したときに、バネ16の上端が、受入口21の下端とほぼ同じ高さになるように形成されている。
排水栓19を排水口11から離して排水口11を開放したときには、図1に示すように、シャッタ13を載置させた状態でバネ16が伸びるので、シャッタ13は受入口21を覆い、受入口21は閉塞される。一方、排水栓19を排水口11に嵌合させて排水口11を閉塞するときには、図2に示すように、排水栓19の下面に突出部14が当接して押圧され、突出部14及び突出部14が固定されているシャッタ13に下方向きの圧力が加わる。そして、シャッタ13に加わった下向きの圧力によりバネ16が縮んで、突出部14及び突出部14が固定されているシャッタ13が下方に移動し、排水栓19が排水口11に嵌合して固定されることで、シャッタ13も下方位置に固定される。このときシャッタ13の位置は、受入口21の下端よりもやや低くなるので、受入口21はシャッタ13に覆われず開放される。
以上のように、本実施形態の排水器具10を用いると、排水口11から排水栓19を外したときにはシャッタ13により受入口21は閉塞され、排水口11に排水栓19を嵌合させたときには受入口21は開放される。したがって、排水口11を排水栓19で閉塞したときには、オーバーフロー流路25は排水口管12と連通するので、図示しないオーバーフロー口から溢れ出たオーバーフロー水は、排水口管12を通って下水に排水される。一方、排水口11を開放したときには、オーバーフロー流路25と排水口管12とは連通しないので、排水口11から排水口管12に排水が流下したときに、オーバーフロー流路25内の空気が排水に巻き込まれて排水口管12に流れ込むことはない。したがって、オーバーフロー流路25内の空気が排水に巻き込まれて不快音を発生させることがない。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について、図3及び図4を参照しつつ説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成は同一の符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態の排水器具30は、例えば図示しない蛇口付近に設置した操作部31を操作することにより、排水口11を開閉することができる遠隔操作式排水栓32を用いる場合に適用するものである。排水器具30は、排水口11を上端に形成した排水口管12、排水管12の内周面に沿って上下にスライド自在な円筒状のシャッタ13、排水口11に嵌合する遠隔操作用排水栓32、遠隔操作用排水栓32の下面に一端が固定されて下方に延びる軸部33、軸部33とシャッタ13とを連結する連結部34、及び軸部33の下端に形成された当接部35、により構成されている。
そして当接部35は、スラストロック機構により上下に移動可能なスラストロック装置36の上下動部材37に載置されている。このスラストロック装置36はレリースワイヤ38により操作部31に連結されており、操作部31を押下するとレリースワイヤ37を介してスラストロック装置36に伝わり、上下動部材37が上下に動作する。
図3に示すように、遠隔操作式排水栓32が上方に押し上げられて排水口11が開放されているときに操作部31が押下されると、レリースワイヤ38を介してスラストロック装置36に動作が伝わり、上方位置に保持されていた上下動部材37が下方位置移動する。そして、上下動部材に載置されている当接部35及び軸部33も上下動部材37の動きに従って下方に移動する。さらに、軸部33の上端に固定されている遠隔操作式排水栓32も下方に移動して排水口11を閉塞する。軸部33は連結部34によりシャッタ13とも連結されているので、軸部33の移動に従って、シャッタ13も下方に移動し受入口21を開放する(図4の状態となる)。
一方、図4に示すように、遠隔操作式排水栓32が排水口11に嵌合して、排水口11が閉塞されているときに操作部31が押下されると、レリースワイヤ38を介してスラストロック装置36に動作が伝わり、下方位置に保持されていた上下動部材37が上方位置に移動する。そして、これに従って、当接部35、軸部33、遠隔操作式排水栓32、及びシャッタ13も同様に上方に移動する。したがって、遠隔操作式排水栓32が排水口11から離れるので排水口11は開放される。また、シャッタ13は、受入口21を覆う位置に移動するので、受入口21は閉塞される(図3の状態となる)。
以上のように、本実施形態の排水器具30を用いると、遠隔操作式排水栓32により排水口11を開閉する場合にも、排水口11が開放されたときにはシャッタ13により受入口21は閉塞され、排水口11が閉塞されたときには受入口21は開放される。したがって、排水口11を遠隔操作式排水栓32により閉塞したときには、オーバーフロー流路25は排水口管12と連通するので、図示しないオーバーフロー口から溢れ出たオーバーフロー水は、排水口管12を通って下水に排水される。一方、排水口11を開放したときには、オーバーフロー流路25と排水口管12とは連通しないので、排水口11から排水口管12に排水が流下したときに、オーバーフロー流路25内の空気が排水に巻き込まれて排水口管12に流れ込むことはない。したがって、オーバーフロー流路25内の空気が排水に巻き込まれて不快音を発生させることがない。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について、図5から図7を参照しつつ説明する。なお、第1の実施形態又は第2の実施形態と同一の構成は同一の符号を付して説明を省略する。
第3の実施形態の排水器具40は、第2の実施形態と同様に遠隔操作式排水栓32を用いる場合に適用するものである。排水器具40は、排水口11を上端に形成した排水口管12、排水口11に嵌合する遠隔操作用排水栓32、遠隔操作用排水栓32の下面に一端が固定されて下方に延びる中間にネジ山41が形成された軸部42、軸部42を軸として排水管12の内周面に沿って回転自在なシャッタ43、軸部42とシャッタ43とを連結し、排水口から流入する毛髪などの異物を濾し取る目皿44、及び軸部42の下端に形成された当接部35、により構成されている。
シャッタ43は、排水口管12の内周面と同一径の外周面を有し、受入口21の高さよりもやや大きく形成された円筒であり、その側面の対面する2箇所には、受入口21よりも大きな開口部45が開口している。また、当接部35は、第2の実施形態の排水器具30と同様に、スラストロック装置36の上下動部材37に載置されており、操作部31の押下操作により上下動可能となっている。
そして、目皿44の中心には、ネジ山41に螺合するネジ孔46が貫通している。軸部42の上下動によりネジ山41が上下に動くときに、ネジ孔46はこのネジ山41に対してスライドして、ネジ山41の上下動を軸部42を軸とする回転トルクに変換する。
なお、本発明の「変換部」は、本実施形態においては、ネジ山41及びネジ孔46がこれに相当するが、これに限定されるものではなく、直線運動を回転運動に変換できる種々の機構を用いることができる。
図6に示すように、遠隔操作式排水栓32が上方に押し上げられて排水口11が開放されているときに操作部31が押下されると、レリースワイヤ38を介してスラストロック装置36に動作が伝わり、上方位置に保持されていた上下動部材37が下方位置移動する。そして、これに従って、当接部35、軸部42、及び遠隔操作式排水栓32も下方に移動して、遠隔操作式排水栓32が排水口11を閉塞する。このとき軸部42の中間に設けられたネジ山41も下方に移動する。そして、ネジ山41に螺合するネジ孔46は例えば反時計回りに回転する。
ネジ山41及びネジ孔46により変換された回転トルクは、目皿44を介してシャッタ43に伝わる。そしてシャッタ43は開口部45が受入口21と整合する位置まで回転する。したがって、受入口21は開口部45によって開放される(図7の状態となる)。
図7に示すように、遠隔操作式排水栓32が排水口11に嵌合して、排水口11が閉塞されているときに操作部31が押下されると、レリースワイヤ38を介してスラストロック装置36に動作が伝わり、下方位置に保持されていた上下動部材37が上方位置移動する。そして、これに従って、当接部35、軸部42、及び遠隔操作式排水栓32も上方に移動して、遠隔操作式排水栓32が離れて排水口11が開放される。このとき軸部42の中間に設けられたネジ山41も上方に移動し、ネジ山41に螺合するネジ孔46は例えば時計回りに回転する。
ネジ山41及びネジ穴46により変換された回転トルクは、目皿44を介してシャッタ43に伝わる。そして開口部45と受入口21との位置がずらされて、シャッタ43は受入口21を閉塞する(図6の状態となる)。
なお、本実施形態のシャッタ43は円筒形状であって側面に開口部45を有する構成であるが、これに限られるのもではなく、例えば2枚のアーチ上のシャッタが目皿44により連結されるものであっても良い。
以上のように、本実施形態の排水器具40を用いると、遠隔操作式排水栓32により排水口11を開閉する場合にも、排水口11が開放されたときにはシャッタ43により受入口21は閉塞され、排水口11が閉塞されたときには受入口21は開放される。したがって、排水口11を遠隔操作式排水栓32により閉塞したときには、オーバーフロー流路25は排水口管12と連通するので、図示しないオーバーフロー口から溢れ出たオーバーフロー水は、排水口管12を通って下水に排水される。一方、排水口11を開放したときには、オーバーフロー流路25と排水口管12とは連通しないので、排水口11から排水口管12に排水が流下したときに、オーバーフロー流路25内の空気が排水に巻き込まれて排水口管12に流れ込むことはない。したがって、オーバーフロー流路25内の空気が排水に巻き込まれて不快音を発生させることがない。
また、本実施形態の排水器具40は、排水口から流入する毛髪などの異物を濾し取る目皿44が、軸部42とシャッタ43とを連結する役割も果たす。このように目皿44が2つの役割を果たすことで、部品点数を減少させることができ、製造作業及び設置作業を簡略化することができる。また、このような網状の目皿44を、第2の実施形態である排水器具30に適用しても良い。
なお、上述の第1の実施形態、第2の実施形態、及び第3の実施形態は一例であり、実施の形態は、上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
本発明の排水器具は、例えば貯水部底面に設けられた排水口に取り付けられる排水器具であって、排水口から排水が流入するとともに、オーバーフロー口から排出されたオーバーフロー水を排水器内に導入して排出するようにした排水器具に好適に適用することができる。
第1の実施形態の排水器具の排水口が開放された状態を示す断面図である。 第1の実施形態の排水器具の排水口が閉塞された状態を示す断面図である。 第2の実施形態の排水器具の排水口が開放された状態を示す断面図である。 第2の実施形態の排水器具の排水口が閉塞された状態を示す断面図である。 第3の実施形態の排水器具の排水栓、シャッタ、軸部、及び当接部を示す斜視図である。 第3の実施形態の排水器具の排水口が開放された状態を示す断面図である。 第3の実施形態の排水器具の排水口が閉塞された状態を示す断面図である。 従来の貯水部におけるオーバーフロー構造を示す一部省略断面図である。
符号の説明
10 排水器具
11 排水口
12 排水口管
13 シャッタ
14 突出部
16 バネ(付勢手段)
19 排水栓
21 受入口
30 排水器具
32 遠隔操作式排水栓
33 軸部
34 連結部
36 スラストロック装置(駆動装置)
41 ネジ山(変換部)
42 軸
43 シャッタ
44 目皿(連結部)
46 ネジ孔(変換部)

Claims (4)

  1. 貯水部の底面に設けられた排水口から下方に延設され、側周面にオーバーフロー水を流入させる受入口を備えた排水口管と、
    該排水口管の内周面に沿って上下にスライドし、前記受入口を開閉可能なシャッタと、
    前記排水口を開閉自在な排水栓と、
    前記シャッタに固定されるとともに前記排水口に向かって突出する突出部と、
    前記シャッタを上方に付勢する付勢手段と、を備える排水器具であって、
    前記排水栓が前記排水口を閉塞するとき、前記突出部が前記排水栓下面に押圧されて、前記シャッタを下方にスライドさせ、前記受入口を開放し、
    前記排水栓が前記排水口を開放するとき、前記付勢手段が前記シャッタを上方にスライドさせ、前記受入口を閉塞することを特徴とする排水器具。
  2. 貯水部の底面に設けられた排水口から下方に延設され、側周面にオーバーフロー水を流入させる受入口を備えた排水口管と、
    該排水口管の内周面に沿って上下にスライドし、前記受入口を開閉可能なシャッタと、
    前記排水口を開閉自在な排水栓と、
    上端が前記排水栓の下面に固着されて前記排水栓を支持するとともに、下端が上下に動作可能な駆動装置に載置される軸部と、
    前記軸部と前記シャッタとを連結する連結部と、を備える排水器具であって、
    前記駆動装置により前記軸部が下方に移動したとき、前記排水栓が前記排水口を閉塞するとともに、前記シャッタが前記受入口を開放し、
    前記駆動装置により前記軸部が上方に移動したとき、前記排水栓が前記排水口を開放するとともに、前記シャッタが前記受入口を閉塞することを特徴とする排水器具。
  3. 貯水部の底面に設けられた排水口から下方に延設され、側周面にオーバーフロー水を流入させる受入口を備えた排水口管と、
    該排水口管の内周面に沿って回転し、前記受入口を開閉可能なシャッタと、
    前記排水口を開閉自在な排水栓と、
    上端が前記排水栓の下面に固着されて前記排水栓を支持するとともに、中間部に上下運動を回転運動に変換する変換部を有し、下端が上下に動作可能な駆動装置に載置される軸部と、
    前記変換部により変換された回転運動を前記シャッタに伝達する連結部と、を備える排水器具であって、
    前記駆動装置により前記軸部が下方に移動したとき、前記排水栓が前記排水口を閉塞するとともに、前記シャッタがスライド回転して前記受入口を開放し、
    前記駆動装置により前記軸部が上方に移動したとき、前記排水栓が前記排水口を開放するとともに、前記シャッタがスライド回転して前記受入口を閉塞することを特徴とする排水器具。
  4. 前記連結部は、前記排水口から流入した排水の異物を濾し取る網状に形成されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の排水器具。
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