JP4903621B2 - バルブ用逆回転操作装置 - Google Patents

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本発明は、仕切弁等のバルブの開閉操作方向を変更する場合に用いられるバルブ用逆回転操作装置に関する。
既設の水道配管系統等の流体輸送配管系統には仕様の異なる多数の仕切弁等のバルブが装備されているが、その中には開閉操作方向の異なるバルブが混在するため、例えば、反時計方向が閉じ方向となる仕様のバルブでは、開き状態にあるバルブを緊急に閉じ操作する必要が生じた際、誤って開き方向である時計方向に回動操作することがあり、この場合、操作方向が逆であると気付くまでに時間を要して閉弁が遅れる可能性があるとともに、バルブケースの弁操作軸に錆付きや故障が発生していると誤判断する可能性もある。
そのため、一般仕様の開閉操作方向とは異なるバルブの開閉操作方向を変更するバルブ用逆回転操作装置を設置することが要望されており、このバルブ用逆回転操作装置として、従来では、図12、図13に示すように、円筒状のギアケース50に、人為操作具で回転操作される逆転操作軸51と、バルブケース2から上方に突設されている弁操作軸1に対して上方から一体回転状態で嵌合接続可能な逆転伝動軸49とを軸支し、かつ、前記逆転操作軸51と逆転伝動軸49とを連動する逆回転機構52を内装して、バルブケース2の弁操作軸1を逆回転操作するための逆回転操作本体Aを構成してある。
前記逆回転操作本体Aのギアケース50の左右両側板部に、前記バルブケース2に外装可能な左右一対の門の字状の取付け板53を複数本のボルト54で固定連結し、この両取付け板53の脚部の上下中間部位に亘って、前記バルブケース2に対して上方外装可能な半矩形環状枠体55を複数本のボルト54で固定連結するとともに、前記両取付け板53の脚部の下端部には、前記バルブケース2に締付け固定するための締付け固定手段Cを構成する複数本の固定ボルト56を設けている。
前記逆回転機構52は、前記ギアケース50に軸支された中間伝動軸57の両側部に、前記逆転操作軸51の内端部に外嵌固定された入力用のベベルギア52A及び前記逆転伝動軸49の内端部に外嵌固定された出力用のベベルギア52Bと噛合連動する一対の逆転用のベベルギア52C,52Dを外嵌固定して構成されている。
従来のバルブ用逆回転操作装置では、前記バルブケース2の弁操作軸1に対する逆転伝動軸49の嵌合連結位置から締付け固定手段Cの固定ボルト56による締付け固定位置までの高さが一定であるため、バルブの仕様によっては、前記逆転伝動軸49をバルブケース2の弁操作軸1に嵌合させたとき、前記固定ボルト56の先端がバルブケース2に当接可能であっても、バルブケース2のボルト接当部位が固定ボルト56を安定的に締め付け固定し難い形状であったり、或いは、バルブケース2の外面からの距離がボルトの有効締付け範囲外となる部位に位置することがあった。
そのため、前記ギアケース50の左右両側板部に固定連結される取付け板53として、バルブの種類に応じた長さの異なる複数種類のものを準備する必要があり、製造コスト面及び施工面で改善の余地があった。
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、逆転伝動軸の嵌合連結位置から締付け固定手段の締付け固定位置までの高さが異なる複数種類のバルブに対しても、バルブケースの弁操作軸を確実に逆転操作できる状態で能率良く容易に取付けることのできるバルブ用逆回転操作装置を提供する点にある。
本発明のバルブ用逆回転操作装置による第1の特徴構成は、弁操作軸が上方に突設されているバルブケースに外装可能な取付け枠と、前記弁操作軸に対して一体回転状態で嵌合接続可能な逆転伝動軸及びこれに逆回転機構を介して連動する逆転操作軸を有する逆回転操作本体と、この逆回転操作本体と前記取付け枠とを固定連結する固定連結手段とが備えられているとともに、前記取付け枠には、前記バルブケースに締結固定するための締結固定手段が設けられ、前記固定連結手段には、前記取付け枠と逆回転操作本体との上下方向の取付け間隔を調節する高さ調整手段が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、前記固定連結手段で固定連結された逆回転操作本体と取付け枠とのうち、前記取付け枠をバルブケースに外装するとともに、前記逆回転操作本体の逆転伝動軸を前記バルブケースに突設された弁操作軸に対して一体回転状態で嵌合接続する。
このとき、前記取付け枠は、前記固定連結手段及び逆回転操作本体を介してバルブケースの弁操作軸に吊下げ支持された不安定な状態にあり、この取付け枠に設けられている締付け固定手段を操作して、前記取付け枠をバルブケースに締付け固定することにより、前記逆回転操作本体の逆転操作軸に対する人為操作具の操作反力が作用しても、前記逆回転操作本体及び前記取付け枠をバルブケースに強固に取付けることができる。
しかも、流体輸送配管系統に装備されている既設バルブが仕様の異なる多種多様なバルブから構成されていて、例えば、前記取付け枠の締付け固定手段による締付け固定位置に相当するバルブケースの部位が、前記締付け固定手段による締付け固定が安定的に行い難い形状であったり、或いは、バルブケースの外面からの距離が前記締付け固定手段の有効締付け固定範囲外となる部位にあっても、前記固定連結手段に設けた取付け間隔変更手段を操作して、前記取付け枠と逆回転操作本体との上下方向での取付け間隔を変更することにより、前記取付け枠の締付け固定手段をバルブケースのなかでも最も締付け力を確実、安定的に付与し易い距離及び形状の部位に簡便に当て付けることができる。
従って、前記逆転伝動軸の嵌合連結位置から締付け固定手段の締付け固定位置までの高さが異なる複数種類のバルブに対しても、バルブケースの弁操作軸を確実に逆転操作できる状態で能率良く容易に取付けることができる。
本発明による第2の特徴構成は、前記固定連結手段における前記取付け枠と前記逆回転操作本体との間の連結中間位置に補強枠が固定連結可能に構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、前記逆回転操作本体の逆転伝動軸を前記バルブケースの弁操作軸に対して一体回転状態で嵌合接続し、かつ、前記取付け枠の締付け固定手段でバルブケースに締付け固定するのであるが、このとき、前記逆転伝動軸の嵌合連結位置から締付け固定手段の締付け固定位置までの高さが大きい場合には、前記固定連結手段の連結中間位置に補強枠を固定連結することにより、前記逆回転操作本体の逆転操作軸を人為操作具等で回動操作する際の操作反力が固定連結手段に作用しても、この固定連結手段の捩じれ変形を抑制することができ、前記逆回転操作本体の逆転操作軸に加えられた操作力をバルブケースの弁操作軸に効率良く確実に伝えることができる。
本発明による第3の特徴構成は、前記補強枠が前記取付け枠と同一形状に構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、前記逆回転操作本体の逆転操作軸の操作時における操作反力に起因する固定連結手段の捩じれ変形を抑制するための補強枠を、前記取付け枠をそのまま利用して構成することができるから、部品の共通化によって製造コストの低廉化を図ることができる。
本発明による第4の特徴構成は、前記逆回転操作本体を構成するに、前記固定連結手段に対する取付け部を備えたケースの軸受け部に、前記逆転伝動軸と逆転操作軸が夫々平行姿勢で回転自在に支承されているとともに、前記ケース内に位置する逆転伝動軸及び逆転操作軸の軸部には、前記逆回転機構を構成する一対のギアが噛合状態で設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、前記逆回転操作本体を構成するにあたっても、前記ケースに二本の軸と一対のギアとを組付けるだけで済むから、この逆回転操作本体を構造面及び製造コスト面で有利に製作することができる。
本発明による第5の特徴構成は、前記締付け固定手段が、前記取付け枠に螺合した複数本のネジ部材から構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、前記締付け固定手段を、例えば、締め付け固定状態と締め付け解除状態とに回動切換可能なカム体を備えたカム機構から構成してある場合に比して、構造の簡素化と製造コストの低廉化を図ることができるばかりでなく、バルブケースの外面から取付け枠までの距離が変動しても、前記取付け枠をバルブケースの外面に確実に固定することができる。
本発明による第6の特徴構成は、前記固定連結手段が、前記取付け枠の複数箇所に形成された取付け部と、これに上下方向で対応する逆回転操作本体の複数箇所に形成された取付け部とのうち、上下方向で相対向する取付け部にわたって挿通されるネジ軸と、前記各取付け部に固定する状態でネジ軸に螺合されたナットから構成され、更に、前記取付け間隔変更手段が、前記ネジ軸のネジ調節範囲を前記取付け間隔変更範囲に設定することにより構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、前記固定連結手段を構成するに、前記取付け枠の複数の取付け部と逆回転操作本体の複数の取付け部とにわたってネジ軸を挿通したのち、このネジ軸に螺合されたナットで各取付け部に締付け固定することにより、前記取付け枠と逆回転操作本体とを強固に固定連結することができるとともに、前記固定連結手段自体の構造の簡素化を図ることができ、しかも、前記ネジ軸のネジ調節範囲を前記取付け間隔変更範囲に設定するだけの簡単かつ安価な改造で取付け間隔変更手段を構成することができる。
本発明による第7の特徴構成は、前記逆転伝動軸の下端部側に、前記弁操作軸に対して一体回転状態で嵌合接続可能な嵌合筒部が形成され、前記逆回転操作本体の逆回転機構を内装するケースの底面側には、前記逆転伝動軸の嵌合筒部の少なくとも一部が入り込み可能な凹部が形成されている点にある。

上記特徴構成によれば、前記ケースの底面側の凹部内に前記逆転伝動軸の嵌合筒部の少なくとも一部を入り込み配置することにより、この凹部を構成する前記ケースの下部延長ケース部がバルブケースの弁操作軸に対するカバー機能を発揮することになる。
本発明による第8の特徴構成は、前記凹部を構成する前記ケースの下部延長ケース部の下端側に、前記固定連結手段の取付け部が形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、前記ケースの下部延長ケース部の分だけ、前記逆回転操作本体の取付け部と前記取付け枠の取付け部との間の固定連結距離が短くなり、前記固定連結手段のコンパクト化を図ることができる。
本発明による第9の特徴構成は、前記逆転伝動軸の嵌合筒部が、前記弁操作軸の最大外径よりも大きな内径に形成されているとともに、前記嵌合筒部には、前記弁操作軸に対して相対回転不能に締付け固定するための回り止め手段が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、前記逆転伝動軸の嵌合筒部を、前記弁操作軸の最大外径よりも大きな内径に形成して、径の異なる複数種類の弁操作軸に対応しながらも、前記嵌合筒部に設けた回り止め手段により、前記逆回転操作本体の逆転操作軸に加えられた操作力をバルブケースの弁操作軸に確実に伝えることができる。
〔第1実施形態〕
図1〜図9は、水道配管系統等の流体輸送配管系統に装備されているバルブの一例で、バルブケース2の上端部から上方に弁操作軸1が突設されている仕切弁Vの逆回転操作装置を示し、これには、前記バルブケース2の上部ケース2Aに上方から外装可能な環状の取付け枠3と、前記弁操作軸1に対して上下方向から一体回転状態で嵌合接続可能な逆転伝動軸4及びこれに逆回転機構5を介して連動する逆転操作軸6を有する逆回転操作本体Aと、この逆回転操作本体Aと前記取付け枠3とを固定連結する固定連結手段Bとが備えられているとともに、前記取付け枠3には、前記バルブケース2に締付け固定するための締付け固定手段Cが設けられ、更に、前記固定連結手段Bには、前記取付け枠3と逆回転操作本体Aとの上下方向での取付け間隔を変更する取付け間隔変更手段Dが設けられている。
前記取付け枠3は、図1、図8、図9に示すように、前記バルブケース2の上部ケース2Aの平面視における略長円形状の輪郭と相似形又はそれに近い形状の装着口3aを有し、かつ、一方の一対の長辺側枠部3Aは略直線状に、他方の一対の短辺側枠部3Bは略半円弧状にそれぞれ形成してある鋳鉄製の環状枠に一体成形され、その四隅に相当する部位には、前記固定連結手段Bに対する取付け部を構成する円筒状のボス部3Cが、上方側にのみ突出する状態で一体形成されている。
また、前記取付け枠3の一対の短辺側枠部3Bの中央部には、前記バルブケース2の上部ケース2Aの長径方向両側に吊下げフック2Bが突設されているタイプ(図2、図4参照)の仕切弁Vにおいて、前記吊下げフック2Bの入り込みを許容する傾斜面3cが形成されているとともに、前記取付け枠3の一対の長辺側枠部3Aの中央位置には、前記バルブケース2の上部ケース2Aの短径方向両側に吊下げフック2Bが突設されているタイプ(図5の仮想線で示す部位参照)の仕切弁Vにおいて、前記吊下げフック2Bの入り込みを許容する通路3bを確保するべく、短径方向外方に突出する凹状突曲部3Dが形成され、この両凹状突曲部3Dの長径方向両側脇には、前記締付け固定手段Cを構成する複数本(当該実施形態では4本)のネジ部材である固定ボルト7が水平方向から螺合装着される雌ネジ部3Eが形成されている。
前記締付け固定手段Cは、図1〜図5に示すように、前記取付け枠3の雌ネジ部3Eとこれに螺合される固定ボルト7及び該固定ボルト7を緩み止め固定するロックナット8から構成されている。
前記逆回転操作本体Aのケース10は、図6、図7に示すように、前記逆転操作軸6の下端軸部及び逆転伝動軸4の中間軸部を互いに平行姿勢で回転自在に支承する軸受け部11a,11bを備えた鋳鉄製の略楕円筒状のケース本体11と、前記逆転操作軸6の中間軸部及び逆転伝動軸4の上端軸部を互いに平行姿勢で回転自在に支承する軸受け部12a,12bを備えた鋳鉄製の蓋体12とをボルト13で脱着自在に固定連結してあり、前記ケース本体11の底壁部11Aには、前記逆転伝動軸4の下半軸部が下方に突出する貫通孔11cが形成されているとともに、前記蓋体12には、前記逆転操作軸6の上半軸部が上方に突出する貫通孔12cが形成されている。
前記逆転操作軸6のケース10内に位置する下半軸部及び前記逆転伝動軸4のケース10内に位置する上半軸部は、前記逆回転機構5を構成する一対のギアの一例であるハスバギア5A,5Bが噛合状態で外嵌固定されているとともに、前記逆転伝動軸4の下半軸部が、前記弁操作軸1に対して一体回転状態で嵌合接続可能な嵌合筒部4Aに形成され、前記ケース本体11の底壁部11Aの底面側には、前記逆転伝動軸4の嵌合筒部4Aの少なくとも一部が入り込み可能な凹部14が形成されている。
前記凹部14を構成する前記ケース本体11の下部延長ケース部11Bは、図4、図6に示すように、前記ケース本体11の底壁部11Aに一体形成される長円筒状に構成され、この下部延長ケース部11Bの下端側の四隅から短径方向に一体的に突出形成されたブラケット部11Dで、かつ、前記取付け枠3のボス部3Cに対して上下方向で相対向する部位には、前記固定連結手段Bに対する取付け部を構成する円筒状のボス部11Eが、下方側に突出する状態で一体形成されている。
前記固定連結手段Bは、図1〜図5に示すように、前記取付け枠3の4箇所に形成したボス部3Cと、これに上下方向で対応する逆回転操作本体Aの下部延長ケース部11Bの4箇所に形成したボス部11Eとのうち、上下方向で相対向するボス部3C,11Eにわたって挿通されるネジ軸16と、前記各ボス部3C,11Eのネジ軸芯方向両側から締付け固定する状態でネジ軸に螺合されたナット17から構成され、更に、前記取付け間隔変更手段Dが、前記ネジ軸16のネジ調節範囲Lを前記取付け間隔変更手段Dの変更範囲に設定することにより構成されている。
また、前記取付け間隔変更手段Dは、図1〜図3、図10、図11に示すように、前記取付け枠3と逆回転操作本体Aとの上下方向での取付け間隔を広範囲にわたって変更する必要がある場合には、前記ネジ軸16として長さの異なる複数種類のものを準備し、仕切弁Vの取付け間隔に応じた長さのネジ軸16を選定する。
前記逆転操作軸6の上半軸部には、図6に示すように、人為回転操作具20の操作筒部20Aと一体回転状態で嵌合する回転操作キャップ18が外嵌固定されているとともに、前記逆転伝動軸4の嵌合筒部4Aが、前記弁操作軸1の最大外径と同一又はそれよりも大きな内径に形成されているとともに、前記嵌合筒部4Aには、前記弁操作軸1に対して相対回転不能に締付け固定するための回り止め手段19が設けられている。
この回り止め手段19は、四角柱状に形成された前記弁操作軸1の四つの側面に対してそれぞれ径方向外方から螺進される回り止めボルト19Aと、この回り止めボルト19Aを緩み止め固定するロックナット19Bとから構成されている。
そして、図2、図6に示すように、前記固定連結手段Bで固定連結された前記逆回転操作本体Aと取付け枠3とのうち、前記取付け枠3をバルブケース2に外装するとともに、前記逆回転操作本体Aの逆転伝動軸4の嵌合筒部4Aを前記バルブケース2に突設された四角柱状の弁操作軸1に対して外嵌し、前記嵌合筒部4Aの各回り止めボルト19Aを前記弁操作軸1の側面に当接する状態にまで締付け側に螺合操作し、その状態をロックナット19Bで固定する。
このとき、前記取付け枠3は、前記固定連結手段B及び逆回転操作本体Aを介してバルブケース2の弁操作軸1に吊下げ支持された不安定な状態にあり、この取付け枠3に設けられている締付け固定手段Cの各固定ボルト7を締付け側に螺合操作して、前記取付け枠3をバルブケース2の上部ケース2Aに締付け固定することにより、前記逆回転操作本体Aの逆転操作軸6に対する人為操作具20の操作反力が作用しても、前記逆回転操作本体A及び前記取付け枠3をバルブケース2に強固に取付けることができる。
しかも、流体輸送配管系統に装備されている既設バルブVが仕様の異なる多種多様なバルブから構成されていて、例えば、前記取付け枠3の締付け固定手段Cの各固定ボルト7による締付け固定位置に相当するバルブケース2の部位が、前記締付け固定手段Cの各固定ボルト7による締付け固定が安定的に行い難い形状であったり、或いは、バルブケース2の外面からの距離が前記締付け固定手段Cの各固定ボルト7の有効締付け固定範囲外となる部位にあっても、前記固定連結手段Bに設けた取付け間隔変更手段Dを操作して、つまり、前記取付け間隔変更手段Dの変更範囲に設定されているネジ軸16のネジ調節範囲L内において、該ネジ軸16に螺合されている各ナット17を操作して、前記取付け枠3と逆回転操作本体Aとの上下方向での取付け間隔を変更する、換言すれば、前記バルブケース2に対する取付け枠3の上下方向での取付け位置を変更することにより、前記取付け枠3に設けられた締付け固定手段Cの各固定ボルト7をバルブケース2のなかでも最も締付け力を確実、安定的に付与し易い距離及び形状の部位に簡便に当て付けることができる。
図10(イ),(ロ)は、図2、図3に示す仕切弁Vよりも前記取付け枠3と逆回転操作本体Aとの間の取付け間隔が広い場合を示す。この場合、少し長尺のネジ軸16を用いて各ナット17を取付け間隔拡張側に螺合操作してある。
また、図11(イ),(ロ)は、前記取付け枠3と逆回転操作本体Aとの間の取付け間隔が更に大きい場合、前記ネジ軸16としてより長尺のものを用いるのであるが、このとき、前記固定連結手段Bにおける前記取付け枠3と前記逆回転操作本体Aとの間の連結中間位置には、前記取付け枠3と同一形状に構成されている補強枠15を固定連結する。
前記補強枠15には、前記バルブケース2に締付け固定するための締付け固定手段Cは装備しない。
また、前記補強枠15は前記取付け枠3と同一形状に構成されているため、該取付け枠3の各構成と同じ番号を付記してそれの説明は省略する。
図11に示すように、前記逆回転操作本体Aの逆転伝動軸4の嵌合筒部4Aを前記バルブケース2の弁操作軸1に対して一体回転状態で嵌合接続し、かつ、前記取付け枠3の締付け固定手段Cでバルブケース2に締付け固定するのであるが、このとき、前記逆転伝動軸4の嵌合筒部4Aによる嵌合連結位置から締付け固定手段Cの各固定ボルト7による締付け固定位置までの高さが大きい場合には、前記固定連結手段Bの連結中間位置、つまり、前記ネジ軸16の連結中間位置に補強枠15である取付け枠3をナット17で固定連結することにより、前記逆回転操作本体Aの逆転操作軸6を人為回転操作具20等で回動操作する際の操作反力が固定連結手段Bに作用しても、この固定連結手段Bの捩じれ変形を抑制することができ、前記逆回転操作本体Aの逆転操作軸6に加えられた操作力をバルブケース2の弁操作軸1に効率良く確実に伝えることができる。
しかも、前記逆回転操作本体Aの逆転操作軸6の操作時における操作反力に起因する固定連結手段Bの捩じれ変形を抑制するための補強枠15を、前記取付け枠3をそのまま利用して構成することができるから、部品の共通化によって製造コストの低廉化を図ることができる。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の第1実施形態では、前記補強枠15に、前記バルブケース2に締付け固定するための締付け固定手段Cを装備していないが、必要に応じて締付け固定手段Cの一部又は全部を装備して、この補強枠15をバルブケース2に固定しもよい。
(2)上述の第1実施形態では、前記補強枠15として前記取付け枠3と同一形状のものを用いたが、この取付け枠3とは異なる形状の補強枠15を用いて実施してもよい。
(3)上述の第1実施形態では、前記逆転伝動軸4の嵌合筒部4Aを、前記弁操作軸1の最大外径と同一又はそれよりも大きな内径に形成したが、前記逆転伝動軸4の嵌合筒部4Aを、装着対象の弁操作軸1の外周面の横断面形状よりも少しだけ大きく形成して、該嵌合筒部4Aが弁操作軸1に一体回転状態で脱着自在に外嵌するように構成してもよい。
(4)上述の第1実施形態では、前記締付け固定手段Cを、前記取付け枠3に螺合した複数本のネジ部材(固定ボルト)から構成したが、この締付け固定手段Cを、例えば、締め付け固定状態と締め付け解除状態とに回動切換可能なカム体を備えたカム機構から構成してもよい。
要するに、前記締付け固定手段Cとしては前記取付け枠3をバルブケース2に固定することのできるものであれば、如何なる固定手段を採用してもよい。
(5)上述の第1実施形態では、前記固定連結手段Bを、前記取付け枠3の複数所(又は一箇所)に形成したボス部3Cと、これに上下方向で対応する逆回転操作本体Aのケース10の複数所(又は一箇所)に形成したボス部11Eとにわたって挿通されるネジ軸16と、前記各ボス部3C,11Eのネジ軸芯方向両側から締付け固定する状態でネジ軸に螺合されたナット17から構成したが、この固定連結手段Bをパンタグラフ式の伸縮可能なリンク機構から構成してもよい。
要するに、前記固定連結手段Bとしては、前記逆回転操作本体Aと取付け枠3とを上下方向での取付け間隔を変更可能な状態で固定連結することのできるものであれば、如何なる構造のものを採用してもよい。
本発明のバルブ用逆回転操作装置の第1実施形態を示す斜視図 逆回転操作装置のバルブ装着時の正面図 逆回転操作装置のバルブ装着時の側面図 逆回転操作装置のバルブ装着時の平面図 図3のA−A線断面図 逆回転操作本体の拡大断面正面図 逆回転操作本体の拡大断面側面図 取付け枠の拡大平面図 取付け枠の一部切欠き側面図 (イ),(ロ)はバルブ用逆回転操作装置の第2実施形態を示す正面図と側面図 (イ),(ロ)はバルブ用逆回転操作装置の第3実施形態を示す正面図と側面図 従来のバルブ用逆回転操作装置を示す縦断正面図 従来のバルブ用逆回転操作装置の側面図
符号の説明
A 逆回転操作本体
B 固定連結手段
C 締付け固定手段
D 取付け間隔変更手段
1 弁操作軸
2 バルブケース
3 取付け枠
3C 取付け部(ボス部)
4 逆転伝動軸
5 逆回転機構
5A ギア(ハスバギア)
5B ギア(ハスバギア)
10 ケース
11a 軸受け部
11b 軸受け部
11E 取付け部(ボス部)
12a 軸受け部
12b 軸受け部
15 補強枠

Claims (9)

  1. 弁操作軸が上方に突設されているバルブケースに外装可能な取付け枠と、前記弁操作軸に対して一体回転状態で嵌合接続可能な逆転伝動軸及びこれに逆回転機構を介して連動する逆転操作軸を有する逆回転操作本体と、この逆回転操作本体と前記取付け枠とを固定連結する固定連結手段とが備えられているとともに、前記取付け枠には、前記バルブケースに締付け固定するための締付け固定手段が設けられ、前記固定連結手段には、前記取付け枠と逆回転操作本体との上下方向での取付け間隔を変更する取付け間隔変更手段が設けられているバルブ用逆回転操作装置。
  2. 前記固定連結手段における前記取付け枠と前記逆回転操作本体との間の連結中間位置には補強枠が固定連結可能に構成されている請求項1記載のバルブ用逆回転操作装置。
  3. 前記補強枠が前記取付け枠と同一形状に構成されている請求項2記載のバルブ用逆回転操作装置。
  4. 前記逆回転操作本体を構成するに、前記固定連結手段に対する取付け部を備えたケースの軸受け部に、前記逆転伝動軸と逆転操作軸が夫々平行姿勢で回転自在に支承されているとともに、前記ケース内に位置する逆転伝動軸及び逆転操作軸の軸部には、前記逆回転機構を構成する一対のギアが噛合状態で設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載のバルブ用逆回転操作装置。
  5. 前記締付け固定手段は、前記取付け枠に螺合した複数本のネジ部材から構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のバルブ用逆回転操作装置。
  6. 前記固定連結手段は、前記取付け枠の複数箇所に形成された取付け部と、これに上下方向で対応する逆回転操作本体の複数箇所に形成された取付け部とのうち、上下方向で相対向する取付け部にわたって挿通されるネジ軸と、前記各取付け部に固定する状態でネジ軸に螺合されたナットから構成され、更に、前記取付け間隔変更手段が、前記ネジ軸のネジ調節範囲を前記取付け間隔変更範囲に設定することにより構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のバルブ用逆回転操作装置。
  7. 前記逆転伝動軸の下端部側には、前記弁操作軸に対して一体回転状態で嵌合接続可能な嵌合筒部が形成され、前記逆回転操作本体の逆回転機構を内装するケースの底面側には、前記逆転伝動軸の嵌合筒部の少なくとも一部が入り込み可能な凹部が形成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載のバルブ用逆回転操作装置。
  8. 前記凹部を構成する前記ケースの下部延長ケース部の下端側に、前記固定連結手段の取付け部が形成されている請求項7記載のバルブ用逆回転操作装置。
  9. 前記逆転伝動軸の嵌合筒部が、前記弁操作軸の最大外径よりも大きな内径に形成されているとともに、前記嵌合筒部には、前記弁操作軸に対して相対回転不能に締付け固定するための回り止め手段が設けられている請求項7又は8記載のバルブ用逆回転操作装置。
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