JP4969261B2 - 車載用表示装置 - Google Patents

車載用表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4969261B2
JP4969261B2 JP2007023920A JP2007023920A JP4969261B2 JP 4969261 B2 JP4969261 B2 JP 4969261B2 JP 2007023920 A JP2007023920 A JP 2007023920A JP 2007023920 A JP2007023920 A JP 2007023920A JP 4969261 B2 JP4969261 B2 JP 4969261B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front panel
vehicle
screen
displayed
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007023920A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008189080A (ja
Inventor
瑞樹 湯淺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2007023920A priority Critical patent/JP4969261B2/ja
Publication of JP2008189080A publication Critical patent/JP2008189080A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4969261B2 publication Critical patent/JP4969261B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、LCDなどの表示部材を使用して、車輌の走行速度の情報やその他の多種の情報を表示できる車載用表示装置に関する。
自動車の車室の前方に設けられている表示装置は、走行速度やエンジンの回転数ならびに燃料の残量などを表示するものであり、速度スケールなどの固定された情報を表示する計器パネルと、計器パネルの前方で動く指針とを有している。
また、以下の特許文献1に記載の指針計器は、液晶パネルの前方にムーブメントが対向しており、このムーブメントで指針を動作させている。指針が液晶パネルの前方で動作することで、速度メータ表示などを立体的に視認できるようにしたものである。
特開2006−162569号公報
しかし、従来の表示装置は、走行速度やエンジンの回転数などの特定された情報を表示するのみであり、多様な情報を切り換えて表示することはできない。そのために、カーナビゲーション情報や、車外を映しているモニター情報などを表示する画面を、前記表示装置とは別に設ける必要がある。したがって、車室内に配置すべき表示部の数が多くなり、運転者が表示部を見るときに、表示部の数と情報量が多くなりすぎて、運転時の注意が散漫になるおそれがある。また、車室の前方に配置する表示部の数が多くなると、表示部以外の各種機器の配置スペースや、エアコンの空気循環口などの配置箇所が制約を受けることになる。
前記特許文献1に記載されている発明においても、液晶パネルは、走行速度を示すスケールなどのような固定された特定の情報を表示するものであって、情報の内容を切り換えて表示できるものではない。
また、車室の前方に比較的面積の広い画面を有する表示部材を設け、この画面に、走行速度情報やエンジンの回転数の情報と共に、多種の情報を表示することも考えられている。しかし、運転者が運転中に広い画面の表示内容を見ると、どの情報が何処で表示されているかをとっさに判断しにくくなり、画面の表示内容を特定できず、画面を注視する時間が必要以上に長くなるなどの問題が生じやすい。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、表示部材によって、走行速度やエンジンの回転数の表示と、モニター画像などのその他の映像とを、切り換えて表示できる車載用表示装置を提供することを目的としている。
また、本発明は、液晶表示装置などの画面に表示される情報を、運転者が区別して認識しやすい車載用表示装置を提供することを目的としている。
本発明は、画面に表示する情報を変えることができる表示部材と、少なくとも1つの窓部が設けられた前面パネルと、前記前面パネルに設けられて前記窓部の内部で動く指針と、前記前面パネルを、前記画面の前方を覆う閉姿勢と、前記画面の全体または一部から外れる開姿勢との間で移動させる切り換え機構と、前記前面パネルが前記閉姿勢のときと前記開姿勢のときとで、前記画面に表示される情報を切り換える制御手段とが設けられており、
前記前面パネルが前記閉姿勢のときに、前記画面には、前記指針の背部に位置するスケールが表示されることを特徴とするものである。
本発明は、前記前面パネルが前記閉姿勢のときと前記開姿勢のときとで、前記画面に表示される情報を切り換える制御手段が設けられている。
本発明では、好ましくは、前面パネルが閉姿勢であるか開姿勢であるかを検知する検知手段が設けられ、この検知手段の検知動作に基づいて、前面パネルが閉姿勢に切り換えられたときと開姿勢に切り換えられたときとで、画面の表示が自動的に切り換えられる。
前面パネルが閉姿勢のときと開姿勢のときとで、画面に表示される情報を切り換えることによって、同じ表示部に多種の情報を表示することができる。
また、前記前面パネルが前記開姿勢のときに、前記画面に、車輌に備えられたカメラで写された車外の情報が表示されるものとして構成できる。この場合に、前記画面の一部に車輌の走行速度が表示されることが好ましい。
上記構成では、車輌の走行速度が所定値以下になると、前記前面パネルが前記閉姿勢から前記開姿勢に切り換えられるものとすることが可能であり、または、車輌の走行速度が所定値以下になり、且つ車輌が所定幅以下の道路を走行していると判断したときに、前記前面パネルが前記閉姿勢から前記開姿勢に切り換えられるものとすることが可能である。
また、本発明は、前記前面パネルが前記開姿勢のときに、車輌の動作状態を示す情報が表示されるもの、あるいは、前記前面パネルが前記開姿勢のときに、TV情報またはオーディオ情報を表示することが可能となるものであってもよい。
上記構成では、車輌が停止していると判断しているときに、前記前面パネルが前記開姿勢に設定され、車輌の走行を開始したときに、前記前面パネルが前記開姿勢から前記閉姿勢に切り換えられるものとなる。
本発明の車載用表示装置では、表示部材の画面の全体を利用して情報を表示することができ、さらに高速走行中のときなどには、表示部材の画面に情報を区分して表示することができ、運転中の運転者が画面に表示される情報を目視しやすくなる。
図1は本発明の実施の形態の車載用表示装置を示すものであり、前面パネルが閉姿勢の状態を示す斜視図である。図2は車載用表示装置の分解斜視図である。図3ないし図5は、前面パネルが閉姿勢から開姿勢になるまでを動作別に示す車載用表示装置の断面図である。図6は前面パネルが開姿勢のときの車載用表示装置を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、車載用表示装置10は、車室内でインストルメントパネルの一部として構成されるケース11を有している。図1と図3に示すように、ケース11は天井部12と底部13と、左右両側部14,14を有している。ケース11の正面部11aでは、天井部12と底部13および左右両側部14,14と連続して、正面部11aにおいてケース11の内方に向けて窪む内壁部15を有している。
内壁部15の内面部には開口部15aが形成されており、開口部15aよりもケース11の奥側には表示部材16が設置されている。表示部材16はカラー液晶表示パネルであり、その画面16aがケース11の正面部11aに向けられている。図2および図6に示すように、開口部15aは左右方向の幅寸法が高さ寸法よりも長い長方形であり、画面16aは、長方形状の開口部15aの全域を占めている。よって、運転者などが目視できる表示部材16の表示領域の形状および大きさは、開口部15aの形状および大きさと同じである。
車載用表示装置10では、正面部11aに前面パネル20が設けられている。図1と図2に示すように、前面パネル20には、中央窓部21、右側窓部22および左側窓部23が開口して形成されている。前面パネル20は合成樹脂材料などで形成されて非透明であり、中央窓部21、右側窓部22および左側窓部23を通してのみ、その後方に位置する表示部材16の画面16aを目視できる。中央窓部21と右側窓部22および左側窓部23は、いずれもほぼ円形であり、中央窓部21の内径寸法は、右側窓部22の内径寸法および左側窓部23の内径寸法よりも大きい。
中央窓部21には、その下端から突出する支持台24が設けられ、支持台24の先部には、中央窓部21の開口部の中央に位置する機構部25が設けられている。機構部25の内部にはステッピングモータと減速ギヤ群とを含む運針機構27(図3のブロック図参照)が収納されており、この運針機構27によって、指針26は、機構部25に設けられた軸を中心として、中央窓部21の開口部内で回動する。右側窓部22と左側窓部23の内部には機構部25や指針26は設けられていない。ただし、右側窓部22と左側窓部23の少なくとも一方に運針機構と指針が設けられていてもよい。
図2と図3に示すように、前面パネル20の上端部には、左右両側部のそれぞれから突出する上端案内突起28,28が設けられ、前面パネル20の下端部には、左右両側部のそれぞれから突出する下端案内突起29,29が設けられている。
図2と図3および図6に示すように、正面部11aの両側部に位置する内壁部15の表面には、垂直方向に延びる上下案内溝31,31が設けられ、その下方には、前後方向に向けて斜めに延びる前後案内溝32,32が設けられている。前面パネル20に設けられた上端案内突起28,28は、それぞれ上下案内溝31,31に摺動自在に挿入されており、下端案内突起29,29は、それぞれ前後案内溝32,32に摺動自在に挿入されている。
図3のブロック図に示すように、ケース11の内部には開閉駆動機構30が設けられている。開閉駆動機構30は、モータとモータの回転数を減速する減速ギヤ群と、回転運動を往復運動に変換するクランク機構とを有しており、このクランク機構によって、前面パネル20に設けられた下端案内突起29が前後案内溝32に沿って前後に往復移動させられる。
図3に示すように、開閉駆動機構30によって、下端案内突起29が前後案内溝32,32の内部側の端部に移動させられると、上端案内突起28が上下案内溝31の上端に移動させられる。このとき、図1にも示すように、前面パネル20は、表示部材16の画面16aの前方を覆う閉姿勢となる。閉姿勢の前面パネル20は画面16aとほぼ平行であり、開口部15aの全域を覆っている。すなわち、開口部15aから目視可能な画面16aの表示領域は、その全域が閉姿勢の前面パネル20で覆われている。
図5に示すように、開閉駆動機構30によって、下端案内突起29が前後案内溝32の正面側の端部まで移動させられると、上端案内突起28が上下案内溝31に沿ってその下端に移動させられる。このとき、図6にも示すように、前面パネル20は、開口部15aよりも下側の領域に斜めの姿勢で収納される開姿勢となる。開姿勢では、前面パネル20は、開口部15aの下端よりも下方に移動しており、運転者は、開口部15aの全領域、すなわち表示部材16の画面16aの表示領域の全域を目視することができる。
ケース11の正面部11aの底部側にはカバー35が設けられている。このカバー35は、合成樹脂板や金属板などの非透明な材料で形成されている。カバー35の正面側の端部は、軸36によって、ケース11の正面部11aの内部で回動自在に支持されている。カバー35は、図3と図5に示すように、斜めの姿勢のときが閉鎖位置である。この閉鎖位置から反時計方向へ回動させられると、図示しないスプリングの付勢力によって、カバー35は図3と図5に示す閉鎖姿勢へ回動復帰する。
前面パネル20が図3に示す閉姿勢のとき、カバー35は、前面パネル20の下部に対向している。このとき、前面パネル20の中央窓部21と右側窓部22および左側窓部23よりも下側の部分が、カバー35で覆われて隠されている。前面パネル20が図3に示す閉姿勢から図5に示す開姿勢へ向けて回動する途中で、図4に示すように、移動中の前面パネル20によってカバー35が反時計方向へ回動させられる。そして、図5に示すように、前面パネル20が開姿勢になると、前面パネル20の前面が全体的にカバー35で覆われるので、デザイン性が損なわれることがない。
図3に示すように、ケース11内には、前面パネル20が閉姿勢に設置されたことを検知する検知手段である閉センサー38と、前面パネル20が開姿勢に設置されたことを検知する検知手段である開センサー39が設けられている。閉センサー38と開センサー39は、前面パネル20によって直接に押されて動作する機構スイッチ、または前面パネル20の移動位置を検知する光検知器などで構成されている。
図3に示すように、ケース11内にはCPUを主体とした制御部40が設けられており、運針機構27と開閉駆動機構30は、制御部40によって制御される。また、閉センサー38と開センサー39の検知出力は制御部40に与えられる。ケース11内には、液晶表示パネルである表示部材16を動作させる表示ドライバ41と、表示部材16の画面16aに表示させるべき各種情報の表示パターンを記憶した画像メモリ42が設けられており、表示ドライバ41と画像メモリ42が制御部40によって制御される。
さらに、車輌には、カーナビゲーション装置43、TVチューナ44、オーディオ装置45が搭載されており、カーナビゲーション装置43、TVチューナ44、オーディオ装置45からそれぞれ出力される各種表示データが制御部40に与えられ、制御部40から表示ドライバ41に表示画像に関する情報が与えられる。
さらに、車輌には外部モニター装置46が搭載されている。外部モニター装置46は、車体に搭載されて外部の状況を撮像する複数のカメラと、このカメラで得られた画像に対して合成などの画像処理を行う画像制御部とを有している。外部モニター装置46の画像制御部で生成された外部モニター画像は制御部40に与えられ、表示ドライバ41に画像情報が与えられる。
外部モニター装置46の画像制御部で生成される外部モニター画像は、車体の前方を表示する画像、車体の後方を表示する画像、車体の両側方を表示する画像など、複数のカメラからの画像を合成して得られる画像であって、車体およびその周辺の状況があたかも上方から見たように表示されるいわゆるトップビュー画像などである。
次に、車載用表示装置10の動作の切り換えおよび表示内容の切り換えをパターン別に説明する。
(パターン1)
制御部40では、車軸の回転検出センサーなどから車輌の走行速度を検出する。車輌の走行速度が所定値以上(例えば5km/h以上や8km/h以上)のときは、前面パネル20を閉姿勢に設定する。このとき、図7(A)に示すように、前面パネル20の中央窓部21の背部で、表示部材16の画面16aに走行速度を表示する速度スケール51が表示される。また、制御部40によって機構部25の内部に位置する運針機構27が制御されて、指針26が速度スケール51における現時点の走行速度に対応する速度数値を指示する。あるいは、指針26の背部にエンジンの回転数を示すスケールが表示されてもよい。
このとき、右側窓部22の背部と左側窓部23の背部には、速度表示以外の車輌の走行に必要な情報が表示される。例えば、図7(A)に示すように、右側窓部22の背部において、表示部材16の画面16aに走行距離情報やトリップ距離情報が表示される。左側窓部23の背部では、表示部材16の画面16aに、燃料の残量表示や冷却水温度などが表示される。
その他、走行中に右側窓部22や左側窓部23の背部に表示される情報は、カーナビゲーション装置43から制御部40に与えられる地図表示と車輌の走行位置表示、車体の前方に装備されたレーダーの動作状態を示す情報表示などである。あるいは、サイドブレーキの動作状態を示す表示、シートベルトの着用状態を示す表示、ドアの開閉情報の表示、タイヤの空気圧を示す表示、バッテリーの残量表示などであってもよい。
また、中央窓部21の背部で速度スケール51の表示を継続した状態で、右側窓部22の背部または左側窓部23の背部で、画面16aの表示を一定の時間ごとに切り換えてもよい。例えば、1つの窓部の背部の表示を、燃料の残量表示および冷却水温度の情報表示と、カーナビゲーションの地図表示とで交互に切り換えたり、走行距離表示と燃料の残量表示とを交互に切り換えることが可能である。
上記のように、車輌の走行速度が所定値以上のときには、画面16aの前方に前面パネル20が位置し、画面16aに表示された情報が、中央窓部21、右側窓部22および左側窓部23内の限られた領域内においてのみ目視できるようになる。したがって、走行中に運転者により目視される情報表示を区分し且つ制限することができ、運転者が車輌の前方の視野に集中しやすくなる。
次に、制御部40において、車輌の走行速度が、人の走行速度とほぼ同じ所定値未満(例えば5km/h未満や8km/h未満)であると判断すると、開閉駆動機構30に動作指令が与えられて、図5および図6に示すように、前面パネル20が開姿勢に切り換えられる。そのため、図6および図7(B)に示すように、運転者は、表示部材16の横長の長方形の画面16aの全領域を目視することができる。
低速走行のときには、表示部材16の広い面積の画面16aを使用して、各種情報を表示することができる。図7(B)に示す例では、画面16aの広い領域(i)に、外部モニター装置46の画像制御部から得られたモニター画像が表示されている。低速走行のときのモニター画像は、車輌の左側の前輪とその周囲の状況を示す情報画像や、車輌の前部のバンパーとそれよりも前方の情報画像などである。このときに領域(i)に表示すべき画像は、予めの操作で設定でき、また、複数のモニター画像を並べることが可能である。このモニター画像を見ることで、車輌の左側の前輪とその周囲の状況や、前部のバンパーの直近の前方での状況を知ることができ、左前輪の脱輪やバンパーが障害物に当たるなどの事故を防ぎやすくなる。
なお、画面16aの領域(i)にモニター画像を表示しているときに、画面16aの比較的狭い領域(ii)に、車輌の走行速度の情報や燃料残量の情報などを表示しておくことが好ましい。図7(B)に示す例では、走行速度の情報や燃料残量の情報などを、図7(A)に示す高速走行のときの表示位置とは異なる場所に移動させて表示している。このとき、車輌の走行速度は画像の数字で示され、あるいは指針の動作が画像で表示される。
なお、前記のように、車輌の走行速度が所定値未満となったときに、前面パネル20が開姿勢に切り換わるのではなく、車輌の走行速度が所定値未満となり、且つカーナビゲーション装置43からの情報に基づいて車輌が走行している道路の幅が所定幅未満であると判断されたときに、前面パネル20が開姿勢となるように構成してもよい。あるいは、車輌の走行速度が所定値未満となり、且つカーナビゲーション装置43からの情報に基づき、車輌が駐車場に移動したと判断されたときに、図7(B)に示すように、前面パネル20が開姿勢となり、領域(i)にモニター画像が表示されるようにしてもよい。
また、車輌の走行速度が所定値未満の低速走行となり、且つ車体に設けられた光センサーにより、夜間などのように外部の光量が低下したと判断したときに、図7(B)に示す画面16aの領域(i)に、夜間表示用カメラで撮影した歩行者などの映像を表示してもよい。
なお、前面パネル20を閉姿勢に切り換えるときには、前面パネル20が閉姿勢に至ったことが閉センサー38で検知されたときに、制御部40により表示ドライバ41が制御されて、表示部材16の画面16aの表示が図7(A)などに示す情報に切り換えられる。また、前面パネル20を開姿勢に切り換えるときには、前面パネル20が開姿勢に至ったことが開センサー39で検知されたときに、制御部40によって表示ドライバ41が制御され、表示部材16の画面16aの表示が図7(B)などに示す情報に切り換えられる。
(パターン2)
自動車のギヤを切り換えるためのシフトレバーの動作に応じて、前面パネル20を閉姿勢と開姿勢とに切り換え、且つ画面16aに表示される情報を切り換えることも可能である。この場合、シフトレバーの切り換え位置を検知する検知手段が設けられ、この検知手段から制御部40へ検知出力が与えられる。
シフトレバーがドライブモード(前進走行モード)に切り換えられているときには、制御部40からの指令により、前面パネル20が閉姿勢に切り換えられる。そして、図7(A)に示すように、中央窓部21の背部において画面16aに速度スケール51が表示される。また、右側窓部22と左側窓部23の背部で、画面16aに、車輌の走行に関する各種情報が表示される。
シフトレバーがリバースモード(バック走行モード)に切り換えられると、制御部40の制御動作により、前面パネル20が開姿勢に切り換えられるとともに、画面16aにモニター画像が表示される。このときは、車体の後部に設けられた外部カメラで撮影された車輌の背部の景色と、さらに好ましくは後ろ側のバンパーの画像が背景と共に表示される。画面16aは横長の長方形であり、バック走行時のモニター画像は画面16aのほぼ全域に表示される。よって、バック走行時に車輌の後方の状況を広い視野で把握でき、バック走行時の安全性を高めることができる。
さらに、シフトレバーがパーキングモードに切り換えられると、前面パネル20が開姿勢となり、横長の画面16aのほぼ全域に、TVチューナ44で受信したテレビジョン画像や、その他の各種画像情報を表示することが可能になる。なお、シフトレバーがパーキングモードに切り換えられ、且つサイドブレーキが動作しているときにのみ、テレビジョン画像や各種画像表示が表示されるものであってもよい。
(パターン3)
イグニッションスイッチのON−OFFの切り換えに応じて、前面パネル20が閉姿勢と開姿勢とに切り換えられてもよい。
イグニッションスイッチがOFFのときには、前面パネル20は、図6に示す開姿勢となっている。また、画面16aには何も表示されていない。
イグニッションスイッチをONに切り換えると、前面パネル20は開姿勢のままであり、横長の画面16aに、車輌診断に関する情報が表示される。例えば、燃料の残量、エンジンオイルの量、冷却水の量、電気系統のチェック結果、各座席のポジションの確認画像などが表示される。さらに、前記車輌診断に関する情報の表示に続いて自動的に、外部モニター装置46からの画像に切り換えられる。この外部モニター装置46からの画像の表示の切り換えは手動で行われてもよい。このとき、画面16aには、車輌の外部での周囲全域の情報が表示される。例えば、複数のカメラで撮影された画像が合成されて、車輌とその周囲全域の景色とがいわゆるトップビュー方式で表示される。または、車体に取り付けられたカメラで撮影された画像が順番に切り換えられて、車輌の外部周囲の様子が、回転する映像で画面16aに表示される。このモニター画像の表示により、車輌の走行前に車輌の周囲の安全を確認できる。
その後、車輌が走行すると、図7(A)に示すように、前面パネル20が閉姿勢に切り換えられ、速度スケール51などが表示される。図7(A)に示す表示モードへの切り換えのタイミングは、パーキングブレーキの動作を解除したとき、シフトレバーをドライブモードに切り換えたとき、または車輌が走行を開始して、一定の速度以上(例えば5km/h以上や8km/h以上)となったとき、などである。
次に本発明の他の実施の形態の車載用表示装置について説明する。
図8に示す車載用表示装置110では、ケース11の正面部11aにおいて、表示部材16の前方に回動式の前面パネル120が設けられている。前面パネル120はその下端部が軸121に回動自在に支持されている。モータを有する開閉駆動機構の動力により、前面パネル120は、図8に実線で示す閉姿勢と破線で示す開姿勢との間で回動させられる。前面パネル120には、図2などに示す中央窓部21と右側窓部22および左側窓部23が形成されている。前面パネル120の開閉動作と表示部材16の画面16aの切り換え動作との関係は、図1ないし図7に示した実施の形態と同じである。
なお、前面パネル120は、その上端が軸に回動自在に支持されているものであってもよい。
図9に示す車載用表示装置210では、表示部材16の前方に上下に2つに分割された前面パネル220と222とが設けられ、下側の前面パネル220は下端が軸221に回動自在に支持され、上側の前面パネル222は上端が軸223に支持されている。そして、前面パネル220,222は、実線で示し閉姿勢と破線で示す開姿勢との間で切り換えられる。
図10は、本発明の他の実施の形態の車載用表示装置310を示す断面図である。この車載用表示装置310では、表示部材16の画面16aの正面側において、前面パネル320が画面16aと平行な姿勢で上下に移動できるように設けられている。前面パネル320は、図10において、破線で示す姿勢が閉姿勢であり、実線で示す姿勢が開姿勢である。
図2に示す前面パネル20と同様に、前面パネル320には、中央窓部21と右側窓部22および左側窓部23が形成されている。中央窓部21には、支持台24と機構部25および指針26が設けられており、機構部25内に運針機構27が設けられている。
前面パネル320が、図10において破線で示す閉姿勢のときの画面16aの表示状態は、図7(A)と同じである。前面パネル320が、図10において実線で示す開姿勢に切り換えられると、画面16aの全領域を目視することができる。
また、車載用表示装置310では、図11(A)に示すように、画面16aの一部である下半部が前面パネル320で覆われる半開姿勢のモードを設定することが可能である。
前面パネル320が閉姿勢のときには、図7(A)に示すように、画面16aの全域が前面パネル320で覆われ、中央窓部21の背部では、画面16aにフルスケールの速度スケール51が表示される。このときの速度スケール51の表示は180度を超える角度範囲であり、例えば270度程度である。図11(A)に示す半開姿勢のモードでは、中央窓部21の上半分のみが画面16aの正面を覆っている。このとき、図11(B)に示すように、中央窓部21の背部において、画面16aにハーフスケールの速度スケール51Aが表示され、指針26でこの速度スケール51A上の数字が指示される。このときの速度スケール51Aの表示範囲は、180度以下の角度範囲である。
図7(A)に示すフルスケールの速度スケール51は、ほぼ270度の範囲に0km/h〜240km/hまでの速度範囲が表示されるが、図11(B)に示すハーフスケールの速度スケール51Aでは、180度以下の角度範囲に0km/h〜240km/hまでの速度範囲が表示される。
上記のように、前面パネル320が閉姿勢から半開姿勢に切り換わると、画面16aの表示が速度スケール51から速度スケール51Aに切り換わるが、これに連動して、図7(A)と図11(A)(B)とでは、右側窓部22と左側窓部23の背部に表示される情報も切り換えられる。
図11(A)に示すように、半開姿勢のモードでは、画面16aの他の部分である上半分の横長の領域を運転者が目視できる。よって、画面16aの上半分にモニター画像などを表示することができる。
例えば、車輌の走行速度が所定値以上のときは、前面パネル320が閉姿勢に設定され、このときに、図7(A)に示すように、速度スケール51がフルスケールで表示される。そして、車輌の走行速度が所定位置以下になると、または車輌の走行速度が所定値以下で且つ所定幅以下の道路上を走行していると認識されたときに、あるいは車輌の走行速度が所定値以下で且つ車輌が駐車場内に位置していると判断されると、前面パネル320が図11(A)(B)に示す半開姿勢となり、画面16aの上半分の領域に、外部モニターの画像が表示される。
さらに、車輌を停止させて、パーキングブレーキを動作させるなどすると、前面パネル320がさらに下降して、画面16aの全体を目視できる完全な開姿勢に切り換えられる。
本発明の実施の形態の車載用表示装置を示す斜視図、 車載用表示装置の分解斜視図、 前面パネルが閉姿勢のときの車載用表示装置の断面図および回路ブロック図、 前面パネルが閉姿勢から開姿勢へ移動する途中を示す車載用表示装置の断面図、 前面パネルが開姿勢のときの車載用表示装置の断面図、 前面パネルが開姿勢のときの車載用表示装置を示す斜視図、 (A)は前面パネルが閉姿勢のときの表示状態を示す正面図、(B)は前面パネルが開姿勢のときの表示状態を示す正面図、 他の実施の形態の車載用表示装置を示す側面透視図、 他の実施の形態の車載用表示装置を示す側面透視図、 他の実施の形態の車載用表示装置を示す側面透視図、 (A)は図10に示す車載用表示装置において前面パネルの半開姿勢となった状態を示す正面図、(B)はその一部拡大図、
符号の説明
10 車載用表示装置
11 ケース
15a 開口部
16 表示部材
16a 画面
20 前面パネル
21 中央窓部
22 右側窓部
23 左側窓部
25 機構部
26 指針
27 運針機構
30 開閉機構
35 カバー
38 閉センサー
39 開センサー
40 制御部
41 表示ドライバ
51 速度スケール

Claims (8)

  1. 画面に表示する情報を変えることができる表示部材と、少なくとも1つの窓部が設けられた前面パネルと、前記前面パネルに設けられて前記窓部の内部で動く指針と、前記前面パネルを、前記画面の前方を覆う閉姿勢と、前記画面の全体または一部から外れる開姿勢との間で移動させる切り換え機構と、前記前面パネルが前記閉姿勢のときと前記開姿勢のときとで、前記画面に表示される情報を切り換える制御手段とが設けられており、
    前記前面パネルが前記閉姿勢のときに、前記画面には、前記指針の背部に位置するスケールが表示されることを特徴とする車載用表示装置。
  2. 前記前面パネルが前記開姿勢のときに、前記画面に、車輌に備えられたカメラで写された車外の情報が表示される請求項記載の車載用表示装置。
  3. 前記画面の一部に車輌の走行速度が表示される請求項記載の車載用表示装置。
  4. 車輌の走行速度が所定値以下になると、前記前面パネルが前記閉姿勢から前記開姿勢に切り換えられる請求項または記載の車載用表示装置。
  5. 車輌の走行速度が所定値以下になり、且つ車輌が所定幅以下の道路を走行していると判断したときに、前記前面パネルが前記閉姿勢から前記開姿勢に切り換えられる請求項または記載の車載用表示装置。
  6. 前記前面パネルが前記開姿勢のときに、車輌の動作状態を示す情報が表示される請求項記載の車載用表示装置。
  7. 前記前面パネルが前記開姿勢のときに、TV情報またはオーディオ情報を表示することが可能となる請求項記載の車載用表示装置。
  8. 車輌が停止していると判断しているときに、前記前面パネルが前記開姿勢に設定され、車輌の走行を開始したときに、前記前面パネルが前記開姿勢から前記閉姿勢に切り換えられる請求項または記載の車載用表示装置。
JP2007023920A 2007-02-02 2007-02-02 車載用表示装置 Expired - Fee Related JP4969261B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007023920A JP4969261B2 (ja) 2007-02-02 2007-02-02 車載用表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007023920A JP4969261B2 (ja) 2007-02-02 2007-02-02 車載用表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008189080A JP2008189080A (ja) 2008-08-21
JP4969261B2 true JP4969261B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=39749606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007023920A Expired - Fee Related JP4969261B2 (ja) 2007-02-02 2007-02-02 車載用表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4969261B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5656427B2 (ja) * 2010-03-16 2015-01-21 ダイハツ工業株式会社 インストルメントパネルのメータユニット取り付け構造
JP4806733B1 (ja) * 2010-10-04 2011-11-02 パイオニア株式会社 表示装置、表示装置取付方法、表示装置制御方法、表示装置制御プログラムおよび記録媒体
KR102124483B1 (ko) * 2014-05-12 2020-06-19 엘지전자 주식회사 비히클 및 그 제어 방법
JP2018194873A (ja) * 2015-10-05 2018-12-06 パイオニア株式会社 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体
JP6595930B2 (ja) * 2016-02-17 2019-10-23 矢崎総業株式会社 車両用表示システム
JP6643915B2 (ja) * 2016-02-17 2020-02-12 矢崎総業株式会社 車両用表示システム
JP6817136B2 (ja) * 2017-04-25 2021-01-20 矢崎総業株式会社 車両用表示装置
JP7213565B2 (ja) * 2021-02-16 2023-01-27 株式会社ユピテル 装置及びプログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3503466B2 (ja) * 1998-03-05 2004-03-08 日産自動車株式会社 車両用表示装置
JP4085645B2 (ja) * 2002-02-19 2008-05-14 トヨタ自動車株式会社 車両用表示装置
JP4456669B2 (ja) * 2004-01-14 2010-04-28 アルパイン株式会社 車載装置
JP2005241558A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Aisin Aw Co Ltd ナビゲーション装置
JP2008500919A (ja) * 2004-06-07 2008-01-17 シャープ株式会社 移動体用表示システム及び移動体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008189080A (ja) 2008-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4969261B2 (ja) 車載用表示装置
US7969294B2 (en) Onboard display device, onboard display system and vehicle
EP2730449B1 (en) Vehicular display system
KR101640053B1 (ko) 차량용 디스플레이 장치 및 이를 포함하는 차량
EP3040229B1 (en) Vehicle including display apparatus
US7898434B2 (en) Display system and program
JP5904137B2 (ja) 車両用表示装置
US20170097504A1 (en) Display device
US20090128307A1 (en) Display device and display method for a vehicle
JP2005028982A (ja) 車載用表示装置
JP2009262635A (ja) インストルメントパネル装置
JP2012242586A (ja) 表示装置
JP4725259B2 (ja) 車両用情報表示装置
KR101657656B1 (ko) 디스플레이 장치를 포함하는 차량
JP2010247645A (ja) 車載カメラ
JP4682760B2 (ja) 車両用情報表示装置
JP2007076383A (ja) 車両用情報表示装置
US11483519B2 (en) Safety device for vehicles
JP2016172480A (ja) 車両用表示装置
WO2005080140A1 (ja) 車載用表示制御装置
JP4784911B2 (ja) 車両用表示装置
JP2006298054A (ja) 車両用表示装置
JP2006232119A (ja) 運転支援装置
JP2006051903A (ja) ノートパソコン,車両用表示システム,車両,ホルダ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091008

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120403

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4969261

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees