JP4967730B2 - 楽曲再生端末装置及び楽曲再生システム - Google Patents

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Description

本発明は、楽曲データを再生する楽曲データ再生装置に関する。
近年、集積回路の技術が向上し、記憶媒体の記憶密度は飛躍的に高くなった。フラッシュEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の半導体メモリによる記憶容量が増大したことにより、ポータブルオーディオ再生装置で持ち運びができる楽曲の数は数百曲から数千曲に至るほどとなっている。
ところが、所有する大量の楽曲の中には、ポータブルオーディオ再生装置を持ち運んだ場所や、季節や天候によっては聴くことがふさわしくない楽曲も存在する。利用者は楽曲再生に際して、こうした状況にふさわしくない楽曲を積極的に除外する必要があり、煩雑な操作を必要としていた。このような煩雑な操作を回避するための技術が開発されている(特許文献1〜2参照)。
特開2004−286784号公報 特開2003−84774号公報 しかし、特許文献1、2の技術では楽曲提供者側に「提供した楽曲の再生にふさわしい場所を限定したい」という要望があっても、一旦提供した楽曲の再生は利用者側の操作に応じて決定されるため、楽曲提供者の意向を反映することができなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、一旦利用者側に提供した楽曲であっても、提供者側の意図を反映した再生制限を行うことができる技術を提供する。
本発明の好適な態様である楽曲再生端末装置は、現在位置を示す現在位置情報を、GPSセンサを用いて生成する現在位置情報生成手段と、所定の外部の機器から楽曲データを受信し、かつ前記楽曲データの再生についての地理的条件を示す条件データを受信する楽曲データ受信手段と、前記楽曲データ受信手段が受信した前記楽曲データおよび条件データを対にして記憶する記憶手段と、前記記憶手段内の楽曲データを特定してその再生を指示する第1再生指示手段と、前記記憶手段内の楽曲データを特定しないでいずれかの楽曲データの再生を指示する第2再生指示手段と、前記第1再生指示手段によって再生が指示されると、前記特定された楽曲データおよび当該楽曲データと対になっている条件データを前記記憶手段から読み出す読出手段と、前記読出手段が読み出した楽曲データを再生する再生手段と、前記再生手段により前記楽曲データが再生された複数の位置を履歴データとして記憶する履歴記憶手段と、前記読出手段が読み出した条件データと前記現在位置生成手段が生成した現在位置情報とを比較し、比較結果に応じて前記再生手段の再生動作を制限する制限手段と、前記第2再生指示手段によって再生が指示されると、前記履歴記憶手段に記憶された履歴データに基づいて前記記憶手段に記憶された楽曲データおよび条件データの対を更新する更新手段とを具備し、前記読出手段は、前記第2再生指示手段によって再生が指示されると、前記更新手段によって更新された前記対に基づいて前記記憶手段内の楽曲データを特定し、特定された当該楽曲データおよび当該楽曲データと対になっている条件データを前記記憶手段から読み出すことを特徴とする。
また、上述の態様において、前記制限手段による前記楽曲データの再生動作の制限は、(a)当該楽曲データの全部又は一部の再生を禁止すること、(b)当該楽曲データの全部又は一部の再生品質を劣化させること、(c)当該楽曲データの再生の順序を示す順位を低下させることの少なくとも一つを含んでいてもよい。
また、上述の態様において、前記楽曲データは動画情報を含み、前記制限手段による前記楽曲データの再生動作の制限は、(a)当該楽曲データに含まれる動画情報の全部又は一部の再生を禁止すること、(b)当該楽曲データに含まれる動画情報の全部又は一部の再生品質を劣化させることの少なくとも一つを含んでいてもよい。
また、本発明の好適な態様である楽曲再生システムは、上述の楽曲再生端末装置と、前記GPSセンサに現在位置情報を生成させるための電波信号を送信するGPS衛星と、前記楽曲再生端末装置に前記楽曲データと当該楽曲データと対になる前記条件データを送信するサーバとを具備することを特徴とする。
本発明によれば、楽曲配信者が配信する楽曲に対して再生状況の制限を加えることができる。
次に、この発明を実施するための最良の形態を説明する。
[A]第一実施形態
まず、第一の実施形態について説明する。
(A−1)第一実施形態の構成
(A−1−1)楽曲再生システム1の全体構成
図1は、第一実施形態に係る楽曲再生システム1の全体構成を示す図である。
この楽曲再生システム1は、オーディオ再生装置10と、データ配信装置20、GPS(Global Positioning System)衛星30とを備えている。GPS衛星30は、搭載する原子時計に基づく時間データを、地球の周回軌道から所定周波数帯の電波によって地上に送信する人工衛星である。なお、GPS衛星30は楽曲再生システム1において複数必要であるが、説明の簡略のため図1では1つだけを示している。オーディオ再生装置10は、オーディオデータを再生して、オーディオ信号を出力する装置であり、例えばポータブルオーディオプレイヤーである。ここで、オーディオデータとは広く「音」(楽曲や音声など)を記録することができるデジタルデータのことをいい、例えば、MIDI(Musical Instrument Digital Interface:登録商標)形式データのように楽曲再生のための機器制御情報を記述したデータや、MP3(MPEG−1 Audio Layer−III)形式データのように音響波形をデジタルサンプリングし、必要に応じて圧縮処理したデータなどである。また、オーディオ再生装置10は、GPS衛星30が送信する電波を受信し、現在の場所情報を得る。データ配信装置20は、インターネットや固定電話網など様々な通信網によって構成されるネットワーク90を介して、オーディオ再生装置10にオーディオデータを配信する装置であり、例えばWWW(World Wide Web)サーバ装置である。オーディオ再生装置10及びデータ配信装置20はそれぞれ有線又は無線によってネットワーク90に接続されている。また、これらの装置が協働することによって、楽曲を再生する再生システムとして機能する。なお、オーディオデータは、ファイル形式のデータとして取り扱われるから、以下では、オーディオファイルという。
(A−1−2)データ配信装置20の構成
図2は、データ配信装置20の構成の一例を示す図である。
図2に示すように、データ配信装置20は、制御部21と、通信部22と、記憶部23とを備えている。制御部21は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算装置とROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの各種メモリを備えている。演算装置がこれらのメモリや記憶部に記憶されているコンピュータプログラムを読み出して実行することにより、データ配信装置20の各部を制御する。通信部22は、ネットワーク90に接続されており、制御部21による制御の下でオーディオ再生装置10と通信を行う。
記憶部23は、例えばハードディスクなどの大容量の記憶手段である。この記憶部23には、オーディオ再生装置10に配信されるオーディオファイル群23bと、オーディオファイルと対になって送信される条件レコードが記述された条件ファイル23cと、これらオーディオファイルや条件レコードをオーディオ再生装置10に配信するための手順が記述された楽曲配信プログラム23aの他、各種の画面データなどが記憶されている。なお、条件レコードの詳細については後述する。
(A−1−3)オーディオ再生装置10の構成
次に、図3のブロック図を参照しながら、オーディオ再生装置10の構成について説明する。図3に示すように、オーディオ再生装置10は、制御部11と、GPSセンサ12と、通信部13と、記憶部14と、操作部15と、表示部16と、放音部17とを備えている。制御部11は、例えばCPUなどの演算装置とROMやRAMなどの各種メモリとを備えている。演算装置がこれらのメモリや記憶部14に記憶されているコンピュータプログラムを読み出して実行することにより、オーディオ再生装置10の各部を制御する。また、制御部11は時間を計測するタイマも備えており、タイマの発信するクロックに基づいて割り込み処理を行う。
GPSセンサ12は、例えば、アンテナとプロセッサを備えており、複数のGPS衛星30から送信される電波信号をアンテナが受信し、プロセッサがこれらの電波信号に含まれる時刻データの時間差から、それぞれのGPS衛星30との相対的な距離差を算出して、現在の場所情報を得る装置である。第一実施形態ではGPSセンサ12は、現在の場所情報に加えて、受信した電波信号を基に現在の時刻情報も出力できる。
通信部13は、ネットワーク90に接続されており、制御部11による制御の下でデータ配信装置20と通信を行う。なお、通信部13とネットワーク90との間にパーソナルコンピュータを介在させてもよい。この場合、通信部13は、USBインタフェースや無線通信回路であり、有線又は無線を介して、パーソナルコンピュータと情報の遣り取りをすることで、ネットワーク90と接続することが可能である。操作部15は例えばメニュー画面に表示されたメニューのいずれかの項目を選択するための方向ボタンやスイッチなどを備えており、利用者による操作を受け付けてその操作内容に応じた信号を制御部11に出力する。ここで、利用者による操作とは例えば、オーディオファイルのダウンロード、再生、削除などである。表示部16は、例えば液晶ディスプレイ装置であり、制御部11から与えられるデータに基づいて利用者との対話画面や各種の情報を表示する。
記憶部14は、例えばハードディスクやフラッシュEEPROMなどの大容量の記憶手段であり、楽曲再生プログラム14aのほか、データ配信装置20からダウンロードしたオーディオファイル群14bと条件ファイル14cが記憶されている。放音部17はD/AコンバータやDSP(Digital Signal Processor)などを備えており、制御部11の制御の下で記憶部14から読み出されたオーディオファイルに基づき楽曲を放音又は出力する。
(A−1−4)条件ファイル14cの構成
次に、図4は上述した条件ファイル14cの構成の一例を示す図である。図示のように、条件ファイル14cは複数の条件レコードを含んでいる。条件レコードは、オーディオファイル群14bの各オーディオファイルの再生条件を記述している。データ配信装置20は、1つのオーディオファイルにつき必ず1つの条件レコードを対にして送信する。
利用者が新しくオーディオファイルをデータ配信装置20からダウンロードするように指示をすると、制御部11はダウンロードしたオーディオファイルをオーディオファイル群14bに記憶させるとともに、これに対応する条件レコードを条件ファイル14cに挿入する。第一実施形態において条件レコードは、オーディオファイル名、時期条件、場所条件のフィールドを有している。オーディオファイル名とは当該条件レコードに対応する1のオーディオファイルのファイル名をいい、このオーディオファイル名により、条件レコードから対応するオーディオファイルへのアクセスが可能となり、反対に、オーディオファイル名に基づいて、条件ファイル14cから対応する条件レコードを抽出することができる。このようにして、オーディオファイル群14bに含まれるオーディオファイルとこれと対になる条件レコードの対応関係は常に保たれる。
また、利用者がオーディオファイル群14bから特定のオーディオファイルを削除するように指示をすると、制御部11は指示された当該オーディオファイルをオーディオファイル群14bから削除するとともに、これに対応する条件レコードを条件ファイル14cから削除する。
時期条件とは当該オーディオファイルを聴くことができる期間を示している。場所条件とは、緯度と経度の組み合わせからなる情報であり、当該オーディオファイルを聴くことができる場所の中心点を示している。なお、当該中心点から半径1km以内の場所がこのオーディオファイルを聴くことができる範囲である。例えば、図4に示すようにオーディオファイル名「A001.mid」というオーディオファイルを聴くことができる時期は3月中であり、聴くことができる場所は北緯34.7188度、東経137.7325度の地点から半径1km以内である。
データ配信装置20の記憶部23も条件ファイル23cを記憶しているが、条件ファイル14cと同一の構成であるため、説明を省略する。
(A−2)第一実施形態の動作
次に第一実施形態の動作について説明する。
(オーディオファイルをダウンロードするまでの動作)
図5は第一実施形態において、楽曲再生システム1が楽曲を再生する手順(楽曲再生プロセスS100)を示したシーケンス図である。
まず、利用者がオーディオ再生装置10の操作部15を介して、データ配信装置20への接続を指示すると、制御部11は通信部13を介してデータ配信装置20に対して接続を要求する(S101)。データ配信装置20の制御部21はこの要求に応じてオーディオ再生装置10にダウンロード画面を送信する(S102)。ダウンロード画面を見た利用者のダウンロード要求操作を受けて、制御部11はデータ配信装置20に対して楽曲のダウンロードを要求する(S103)。データ配信装置20の制御部21はこの要求に応じて、オーディオファイル群23bから当該要求により特定されるオーディオファイルを選び出し、選び出したオーディオファイルに対応する条件レコードを条件ファイル23cから抽出して、これらを対にしてオーディオ再生装置10に送信する(S104)。送信されたオーディオファイルは制御部11の制御の下に記憶部14に記憶され、これと対になって送信された条件レコードは条件ファイル14cに挿入される(S105)。以上により、オーディオ再生装置10がオーディオファイルをダウンロードするまでの動作が完了する。
(オーディオファイルの再生)
次に、利用者がオーディオ再生装置10の操作部15を介して、特定のオーディオファイルを選択して再生を指示する(S106)と、GPSセンサ12はGPS衛星30から場所及び時刻の情報(以下、場所時刻情報Inf1という)を受信し、場所時刻情報Inf1を制御部11に出力する(S107)。制御部11は、条件ファイル14cとGPSセンサ12が出力した場所時刻情報Inf1とを照合し、当該場所時刻情報Inf1が当該オーディオファイルに対応する条件レコードの条件に合致するかを判断する(S108)。その結果、合致する場合には(S108;YES)当該オーディオファイルの再生を行い(S109)、合致しない場合には(S108;NO)当該オーディオファイルの再生を禁止する(S110)。
[B]第二実施形態
次に、第二実施形態について説明する。第二実施形態は何らかのサーバ(第二実施形態において気象情報サーバ40)によって場所時刻情報Inf1から別の情報(第二実施形態において気象情報Inf2)を生成し、これを楽曲再生の判断材料とする点に特徴がある。また、条件レコードによって再生の可否が決まるのではなく、再生の優先度が決まる点に特徴がある。
(B−1)第二実施形態の構成
(B−1−1)楽曲再生システム2の全体構成
図6は、第二実施形態に係る楽曲再生システム2の全体構成を示す図である。
第二実施形態においては、ネットワーク90に気象情報サーバ40が接続されていることのみが図1に示す第一実施形態に係る楽曲再生システム1の全体構成と異なっている点であり、他の装置の構成は楽曲再生システム1と同じである。これにより、オーディオ再生装置10と気象情報サーバ40は相互に通信をすることができる。気象情報サーバ40とは、全国各地の観測地から送信される気象観測データをデータベースで管理しており、場所時刻情報Inf1を受信すると、受信した場所時刻情報Inf1が示す場所及び時刻にもっとも近い気象観測地において観測された気象情報(以下、気象情報Inf2という)を抽出して、送信するサーバである。気象情報サーバ40は、例えば、気象庁のサーバや、気象庁又はWMO(World Meteorological Organization)から気象観測データを取得したWWWサーバなどである。
(B−1−2)条件ファイル14cの構成
図7は第二実施形態における条件ファイル14cの構成の一例を示す図である。第二実施形態においては、条件レコードのフィールドとこれに格納される情報が異なっているほかは第一実施形態と同じであり、オーディオファイルと条件レコードを常に1対1で対応していることも同様である。条件レコードのフィールドは「晴れ」「曇り」「雨」「雪」であり、これらそれぞれについて0から9までの10段階の数値が記述されている。この数値は小さいほど、当該楽曲が当該フィールドの示す天候にふさわしくないことを意味し、反対にこの数値が大きいほど、当該楽曲が当該フィールドの示す天候にふさわしいことを意味する。この数値も第一実施形態と同様、オーディオファイルの配信時に予め設定されている。例えば、図7において、「A001.mid」というオーディオファイル名のオーディオファイルは「晴れ」のフィールドが「9」であり、「雨」「雪」のフィールドは「0」であるから、この楽曲は晴天にふさわしく、雨や雪が降っているときにはふさわしくない曲として設定されている。
(B−2)第二実施形態の動作
次に図8を用いて、第二実施形態の動作(楽曲再生プロセスS200)について説明する。第二実施形態において、オーディオ再生装置10がオーディオファイルをダウンロードするまでの動作(S201〜S205)は第一実施形態(S101〜S105)と同じであるので省略する。
(楽曲の再生指示制限)
まず、第二実施形態における楽曲の再生指示について説明する。第二実施形態においては、利用者はオーディオ再生装置10に対して楽曲の再生を指示するとき、特定の楽曲を選択することはできない。ただし、ダウンロード(すなわちオーディオファイル群14bに追加)する楽曲と削除する楽曲は選択することができる。したがって、利用者はオーディオ再生装置10に好みの楽曲を記憶させ、また、一度記憶させた楽曲が好みに合わなくなったときには、削除することで、所有するオーディオファイル群14bを好みに合わせていくが、再生についてはオーディオ再生装置10の制御部11の制御に従う。
(気象情報Inf2の獲得)
利用者がオーディオ再生装置10の操作部15を介して、再生を指示する(S206)と、GPSセンサ12はGPS衛星30から場所時刻情報Inf1を受信し、場所時刻情報Inf1を制御部11に出力する(S207)。制御部11はGPSセンサ12が出力した場所時刻情報Inf1を、通信部13を介して気象情報サーバ40へ送信する(S208)。気象情報サーバ40はオーディオ再生装置10から受信した場所時刻情報Inf1に基づいて、上述した気象情報Inf2をオーディオ再生装置10に送信する(S209)。
(オーディオファイルの再生)
オーディオ再生装置10の制御部11は気象情報サーバ40から受信した気象情報Inf2に基づいて条件ファイル14cを並べ替え(S210)、並べ替えられた条件ファイル14cの順序に沿ってオーディオファイルを再生する(S211)。
ここで、条件ファイル14cの並べ替えステップ(S210)について、図7を用いて、詳細を説明する。ここで、説明のため、図7に示すレコードは上から3行(すなわち、A001.midからA003.midまで)しかないと仮定する。例えば、気象情報サーバ40から受信した気象情報Inf2が示す天候が「曇り」であれば、それぞれの楽曲において「曇り」のフィールドに記述されている数値は「A001.mid」では1、「A002.wab」では2、「A003.mid」では8であるため、並べ替えると「A003.mid」が最も上位となり、次いで「A002.wab」、最下位が「A001.mid」となる。一方、気象情報Inf2が示す天候が「晴れ」であれば、「晴れ」のフィールドに記述されている数値は「A001.mid」では9、「A002.wab」では1、「A003.mid」では2であるため、順位は「A001.mid」「A003.mid」「A002.wab」となる。このようにして、その時その場所における天候に最もふさわしい楽曲が上位に抽出されるので、利用者は積極的に楽曲を選ばなくても、天候にふさわしくない楽曲の再生機会を制限することができる。
[C]第三実施形態
次に、第三実施形態について説明する。第一実施形態及び第二実施形態においては、条件レコードは配信時に予め設定された後は固定であったが、第三実施形態においては利用者の利用状況に応じて条件レコードが変更されていく点に特徴がある。そして、このためにオーディオ再生装置10に利用状況を記憶する仕組みを持たせている点にも特徴がある。また、利用者は楽曲を積極的に選択して再生する指示と、オーディオ再生装置10に再生する曲を選択させる指示とを選べることに特徴がある。
(C−1)第三実施形態の構成
第三実施形態は全体構成については第一実施形態と同一である。以下に、相違する構成についてのみ説明する。
(C−1−1)オーディオ再生装置10の構成
図9は第三実施形態におけるオーディオ再生装置10の構成を示す図である。これは記憶部14が履歴データベース14dと再生リスト14eを備えていることを除いて、図3と同じである。履歴データベース14dとは、利用者のオーディオ再生装置10の利用状況を記憶したデータベースである。また、再生リスト14eの詳細については後述する。
(C−1−2)履歴データベース14dの構成
ここで、履歴データベース14dの構成について、図10を用いて説明する。
図10は履歴データベース14dの構成の一例を示す図である。図10に示すように、履歴データベース14dは、オーディオファイル名テーブル14d−1と各オーディオファイルに対応する再生場所履歴テーブル14d−2を有している。オーディオファイル名テーブル14d−1はオーディオファイル群14bに含まれる全てのオーディオファイル名を記述したものであり、ダウンロードによってオーディオファイル群14bに含まれるオーディオファイルが追加されたときには、オーディオファイル名テーブル14d−1に当該オーディオファイル名も挿入され、削除操作によってオーディオファイル群14bに含まれるオーディオファイルが消滅したときには、オーディオファイル名テーブル14d−1から当該オーディオファイル名も削除される。再生場所履歴テーブル14d−2はオーディオファイル群14bに含まれる各オーディオファイルの再生場所を記述したもので、新しいものから6件まで記録可能であり、これを超えると古いものから消去されるようになっている。再生場所履歴テーブル14d−2は、各オーディオファイルがオーディオファイル群14bに追加されたときに同時に作成され、各オーディオファイルがオーディオファイル群14bから削除されたときに同時に削除されるようになっている。
(C−1−3)再生リスト14eの構成
図11は再生リスト14eの構成の一例を示す図である。再生リスト14eとは、オーディオファイル群14bに記憶したオーディオファイルのうちの一部を抽出したものであり、順位とオーディオファイル名の2つのフィールドを有するテーブル構造のファイルである。順位フィールドには、再生リスト14eの保有するレコード数をnとすると、1からnまでの自然数が重複なく記述されており、これにより対応するオーディオファイルの優先順位を特定することができる。例えば、図11に示す例は2件のレコードからなる再生リスト14eである。
(C−2)第三実施形態の動作
次に図12を用いて、第三実施形態の動作(楽曲再生プロセスS300)について説明する。第三実施形態においても、オーディオ再生装置10がオーディオファイルをダウンロードするまでの動作(S301〜S305)は第一実施形態(S101〜S105)と同じであるので省略する。
(楽曲の再生操作)
まず、第三実施形態におけるオーディオ再生装置10の再生操作について説明する。利用者は、オーディオ再生装置10にオーディオファイルの再生を指示するにあたって、通常再生指示とシャッフル再生指示を選択することができる。通常再生指示とはオーディオファイルを選択して、再生を指示することである。一方、シャッフル再生指示とはオーディオファイルを選択せずに、再生を指示することである。
(通常再生指示における楽曲再生動作)
利用者がオーディオファイルを選択して再生を指示すると(S306)、GPSセンサ12はGPS衛星30から場所時刻情報Inf1を受信し、場所時刻情報Inf1を制御部11に出力する(S307)。制御部11は操作部15から利用者の当該指示を受け取り、楽曲の選択操作をしているか否かの判断を行う(S308)。楽曲の選択操作をしている場合(S308;YES)は、制御部11は、履歴データベース14dに場所時刻情報Inf1を記録し(S309)、選択された当該オーディオファイルを再生する(S310)。
(シャッフル再生指示における楽曲再生動作)
一方、楽曲の選択操作をしていない場合(S308;NO)は、制御部11は履歴データベース14dで条件ファイル14cを更新し(S311)、場所時刻情報Inf1に基づいて、更新された条件ファイル14cを並べ替え(S312)、並べ替えられた条件ファイル14cから上位10件のオーディオファイル名を基に再生リスト14eを作成する(S313)。この再生リスト14eが作成されたら、制御部11はタイマの時刻情報や場所時刻情報Inf1を種として擬似乱数を発生させて、1から10までの数値をランダムに並べ替え、この数列に沿って対応する再生リスト14eのオーディオファイルを順番に再生する(S314)
ここで、S311の動作である「履歴データベース14dで条件ファイル14cを更新」することについて、図10及び図13を用いて説明する。図13(a)は更新前の条件ファイル14cの一例を示す図である。図13(a)に示すように、オーディオファイル名「A001.mid」の条件レコードの「場所条件」フィールドは、更新前においては「北緯34.7188,東経137.7325」である。ここで、上述のとおり、「A001.mid」が何回か通常再生指示により再生されると(S308〜S309)、履歴データベース14dにおいては、オーディオファイル名「A001.mid」に対応する再生場所履歴テーブル14d−2に、その再生場所が順次記録されていく。この再生場所の履歴が所定の条件を満たすときに、制御部11は再生場所の平均値を算出し、当該平均値が示す「場所条件」を新たに生成して、条件ファイル14cの「A001.mid」に対応する「場所条件」フィールドを書き換える。ここで所定の条件とは様々な態様が考えられるが、例えば図10に示すように、再生場所履歴テーブル14d−2に記録された再生場所が「北緯34.730,東経137.780」「北緯34.729,東経137.781」「北緯34.731,東経137.779」・・・というように「北緯34.730,東経137.780」近傍に集中していて、これらの地点が半径10km以内であった場合などである。フィールドを書き換える動作は、例えば上述の平均値が「北緯34.730,東経137.780」であった場合に、図13(b)に示すように「A001.mid」に対応する「場所条件」フィールドを「北緯34.730,東経137.780」に書き換えることである。
[D]変形例
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその一例を示す。なお、上述した実施形態及び、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
(1)上述した第二実施形態では、気象条件を示す条件レコードは天候であり、気象情報は「晴れ」「曇り」「雨」「雪」のいずれかであったが、気象条件はこれに限られるものではなく、例えば「風速」「気温」「気圧」「気圧変化」「降水量」などであってもよい。また、気象情報は「さくらの開花予想」など気象に応じて関係機関が発表する情報であってもよい。
(2)上述した実施形態では、時刻情報の獲得にはGPS衛星30から送信される電波を用いたが、時刻情報の獲得手段はこれに限られるものではなく、例えば電波時計により受信する標準周波数電波を用いてもよい。また、制御部11に備えられたタイマを用いてもよい。また、上述した第二実施形態では、気象情報Inf2として「場所時刻情報Inf1が示す場所及び時刻にもっとも近い気象観測地において観測された」としていたが、気象情報サーバ40が気象情報Inf2を観測データ中から選ぶ際に参照する時刻は場所時刻情報Inf1が示す時刻に限られない。例えば、気象情報サーバ40が第1制限情報を受信した時刻をサーバ内蔵のタイマによって参照してもよい。この場合には気象情報サーバ40に送信する第1制限情報には時刻情報を含めなくてもよい。さらに、気象情報サーバ40が単にその場所の最新の気象情報を送信するだけであれば観測データ中から気象情報Inf2を選ぶ際に時刻を参照しなくてもよい。
(3)上述した第二実施形態では、気象情報の獲得にはネットワーク90を経由する必要があったが、気象情報の獲得手段はネットワークを介するものに限定されず、例えば気象放送を受信してもよい。この場合には受信した放送と場所時刻情報Inf1とから現在時刻及び現在位置における気象情報を抽出すればよいので、場所時刻情報Inf1を外部機器へ送信する必要はない。具体的には例えば、気象放送がデータ放送の場合には、場所時刻情報Inf1の文字情報をキーにして、受信した当該データ放送に含まれる文字情報を自動的に検索し、合致した部分のデータから現在時刻及び現在位置における気象情報を獲得することができる。また、気象放送が音声による放送である場合には、放送される音声を音声認識処理し、文字情報に変換した上で前述と同様に場所時刻情報Inf1の文字情報をキーにして気象情報を自動的に獲得してもよい。
なお、上述の「場所時刻情報Inf1の文字情報をキーにして気象放送から気象情報を抽出する」ことや、第二実施形態における「場所時刻情報Inf1を気象情報サーバ40に送信し、当該気象情報サーバ40から当該場所時刻情報Inf1が示す場所及び時刻にもっとも近い気象観測地において観測された気象情報Inf2を受信する」ことは第1制限情報に基づき、さらにどのような情報が必要かを示す要求情報を生成し、その要求情報に応じて第2制限情報を取得するという処理内容となる。
(4)上述した実施形態では、オーディオ再生装置10はポータブルオーディオプレイヤーだったが、オーディオ再生装置10の形態はこれに限られるものではなく、例えば自動演奏楽器でもよい。この場合例えば、データ配信装置20で送信されるオーディオファイルはMIDI形式のファイルであり、自動演奏楽器が当該MIDI形式ファイルとこれと対になる条件レコードを読み込み、この条件レコードに応じて当該MIDI形式ファイルの自動演奏を制限してもよい。
(5)上述した第二実施形態では、オーディオ再生装置10から送信する情報(第1制限情報)に応じて受信する情報(第2制限情報)は「気象情報」であり、当該情報の獲得には気象情報サーバ40を用いたが、第2制限情報は気象情報に限られるものではなく、他のデータを用いてもよい。他のデータとしては例えば、楽曲の得票数、Webサイトのヒット件数、交通情報、為替・株式相場、競走馬の順位、野球やサッカーなどの試合結果、人口密度、店舗情報、擬似乱数などの様々なデータをGPSセンサ12が出力する現在の場所情報と関連付けて用いることができる。この場合、例えば、第2制限情報として交通情報を用いるならば、場所時刻情報Inf1が示す地域の渋滞状況に応じて楽曲の再生動作を制限してもよい。また、第2制限情報としてサッカーの試合結果を用いるならば、得点したチームの応援席にいるかどうかによって、楽曲の再生動作を制限してもよい。また、第2制限情報として人口密度を用いるならば、各GPSセンサ12から送信される場所情報の分布をもって人口分布とし、周囲の混雑具合によって、楽曲の再生動作を制限してもよい。
(6)上述した実施形態では、条件レコードをサーバが書き換えることはなかったが、配信後にサーバが条件レコードを書き換えてもよい。この場合、オーディオ再生装置10がデータ配信装置20とネットワーク90を介して通信したときにデータ配信装置20が新しい条件レコードを送信してもよい。また、条件レコードに期限情報を記述し、当該期限情報を基に対応するオーディオファイルを削除したり、条件レコードのダウンロードを促す表示をするとともに楽曲の再生を禁止したりしてもよい。
(7)上述した第一実施形態では、場所条件は記述された中心点から半径1km以内の範囲というものであったが、場所条件の記述方法はこれに限られるものではない。例えば、条件レコードにさらに半径を示す距離データを記述して、オーディオファイルごとに聴くことができる場所の広さを設定してもよい。また、場所情報を3以上の点群で構成し、この点群に囲まれた多角形の内部を当該場所として設定してもよい。
(8)上述した実施形態では、再生操作を契機にして、GPS衛星30からの電波信号を受信していたが、場所時刻情報Inf1の獲得のタイミングはこれに限られるものではなく、例えば制御部11内のタイマによって所定間隔毎の割り込み処理を起動し、GPS衛星30からの電波信号を受信してもよい。
(9)上述した第三実施形態では、通常再生指示とシャッフル再生指示の選択を行うようにしたが、再生指示の選択肢はこれに限られるものではなく、例えば、通常再生指示とシャッフル再生指示に加えて再生リスト14eの順番に再生することも選択できるようにしてもよい。この場合の順番は降順と昇順のいずれかを選択できるようにしてもよい。
(10)上述した実施形態では、再生する対象はオーディオファイルであったが、再生対象はオーディオファイルのみに限れられることなく、例えば、オーディオ再生装置10に動画再生機能を付与し、動画情報を伴ったオーディオファイルを再生対象としてもよい。この場合、ファイル再生に際して、条件レコードに応じた制限を与える態様としては、動画とオーディオの両方を同時に制限することのほか、動画のみを制限したり、オーディオのみを制限したりすることが考えられる。
(11)上述した第二実施形態及び第三実施形態では、並べ替えの対象は条件ファイル14cであったが、条件ファイル14cの全ての条件レコードに対応するレコードを持った再生リスト14eを生成し、当該再生リスト14eの順位フィールドを条件ファイル14cに基づいて記述してもよい。
(12)上述した第一実施形態ではオーディオファイルの再生の制限とは、許可と禁止の2者択一によるものであり、また、第二実施形態及び第三実施形態では、再生の順序によるものであったが、オーディオファイルの再生の制限はこれに限られるものではない。例えば、再生品質を劣化させたり、再生時間を限ったりすることが考えられる。再生品質を劣化させるとは、具体的には楽曲の再生であれば、所定の周波数範囲に含まれる音を遮断したり、サンプリングレートを下げたりするなど、音質に関わるパラメータの値を劣化する方向に加工するなどの処理である。また動画の再生であれば、色彩情報の一部または全部を遮断したりすることなど、画質に関わるパラメータを劣化させる方向に加工するなどの処理である。また、再生時間を限る方法とは具体的には、楽曲の開始から45秒のみ再生して、その後5秒間で再生音がフェードアウトすることなどの処理のように、再生時間について限定を加えるなどの処理である。
(13)上述した実施形態では、オーディオファイルと条件レコードは通信回線を介してデータ配信装置20により配信されたが、オーディオ再生装置10へのこれらの供給手段はデータ配信装置に限られるものではなく、オーディオファイルと条件レコードとが対になっていれば、どのような方法で供給されてもよい。例えば、オーディオCD(CD−DA;Compact Disc−Digital Audio)やDVD(Digital Versatile Disc)を再生する再生ドライブによりこれらが供給されてもよい。この場合においては、予めオーディオCD等の生産時にオーディオファイルと条件レコードとを対にして記録しておけばよい。
(14)上述した実施形態では、オーディオファイルと条件レコードとは別々の記憶領域(オーディオファイル群14b、条件ファイル14c)に記憶され、オーディオファイル名を介して両者を関係付けたが、オーディオファイルと条件レコードとを関係付ける方法はこのような態様に限られない。例えば、オーディオファイルの構造として楽曲を記録したコンテンツ領域とそれ以外の非コンテンツ領域を備えたコンテナ構造を採用し、非コンテンツ領域にタグ情報を組み込んで、当該タグ情報に条件レコードを含ませてもよい。また、データ隠蔽技術によって楽曲再生時に人間の聴感上気がつかないようにして、条件レコードをオーディオファイルのコンテンツ部分に含ませてもよい。さらにオーディオファイルと条件レコードとを切り離して利用することができないように、条件レコードを鍵とした暗号化をオーディオファイルに施し、条件レコードと切り離してオーディオファイルの再生ができなくなるようにしてもよい。
第一実施形態に係る楽曲再生システム1の全体構成を示す図である。 第一実施形態に係るデータ配信装置20の構成の一例を示す図である。 第一実施形態に係るオーディオ再生装置10の構成の一例を示すブロック図である。 第一実施形態に係る条件ファイル14cの構成の一例を示す図である。 第一実施形態に係る楽曲再生プロセスS100を示したシーケンス図である。 第二実施形態に係る楽曲再生システム2の全体構成を示す図である。 第二実施形態に係る条件ファイル14cの構成の一例を示す図である。 第二実施形態に係る楽曲再生プロセスS200を示したシーケンス図である。 第三実施形態に係るオーディオ再生装置10の構成を示す図である。 第三実施形態に係る履歴データベース14dの構成の一例を示す図である。 第三実施形態に係る再生リスト14eの構成の一例を示す図である。 第三実施形態に係る楽曲再生プロセスS300を示したシーケンス図である。 第三実施形態に係る更新前後の条件ファイル14cの一例を示す図である。
符号の説明
1、2…楽曲再生システム、10…オーディオ再生装置、11…制御部、12…GPSセンサ、13…通信部、14…記憶部、14a…楽曲再生プログラム、14b…オーディオファイル群、14c…条件ファイル、14d…履歴データベース、14e…再生リスト、15…操作部、16…表示部、17…放音部、20…データ配信装置、21…制御部、22…通信部、23…記憶部、23a…楽曲配信プログラム、23b…オーディオファイル群、23c…条件ファイル、30…GPS衛星、40…気象情報サーバ、90…ネットワーク

Claims (4)

  1. 現在位置を示す現在位置情報を、GPSセンサを用いて生成する現在位置情報生成手段と、
    所定の外部の機器から楽曲データを受信し、かつ前記楽曲データの再生についての地理的条件を示す条件データを受信する楽曲データ受信手段と、
    前記楽曲データ受信手段が受信した前記楽曲データおよび条件データを対にして記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段内の楽曲データを特定してその再生を指示する第1再生指示手段と、
    前記記憶手段内の楽曲データを特定しないでいずれかの楽曲データの再生を指示する第2再生指示手段と、
    前記第1再生指示手段によって再生が指示されると、前記特定された楽曲データおよび当該楽曲データと対になっている条件データを前記記憶手段から読み出す読出手段と、
    前記読出手段が読み出した楽曲データを再生する再生手段と、
    前記再生手段により前記楽曲データが再生された複数の位置を履歴データとして記憶する履歴記憶手段と、
    前記読出手段が読み出した条件データと前記現在位置生成手段が生成した現在位置情報とを比較し、比較結果に応じて前記再生手段の再生動作を制限する制限手段と
    前記第2再生指示手段によって再生が指示されると、前記履歴記憶手段に記憶された履歴データに基づいて前記記憶手段に記憶された楽曲データおよび条件データの対を更新する更新手段と
    を具備し、
    前記読出手段は、前記第2再生指示手段によって再生が指示されると、前記更新手段によって更新された前記対に基づいて前記記憶手段内の楽曲データを特定し、特定された当該楽曲データおよび当該楽曲データと対になっている条件データを前記記憶手段から読み出す
    とを特徴とする楽曲再生端末装置。
  2. 前記制限手段による前記楽曲データの再生動作の制限は、
    (a)当該楽曲データの全部又は一部の再生を禁止すること
    (b)当該楽曲データの全部又は一部の再生品質を劣化させること
    (c)当該楽曲データの再生の順序を示す順位を低下させること
    の少なくとも一つを含む請求項1に記載の楽曲再生端末装置。
  3. 前記楽曲データは動画情報を含み、
    前記制限手段による前記楽曲データの再生動作の制限は、
    (a)当該楽曲データに含まれる動画情報の全部又は一部の再生を禁止すること
    (b)当該楽曲データに含まれる動画情報の全部又は一部の再生品質を劣化させること
    の少なくとも一つを含む請求項1または2に記載の楽曲再生端末装置。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載の楽曲再生端末装置と、
    前記GPSセンサに現在位置情報を生成させるための電波信号を送信するGPS衛星と、
    前記楽曲再生端末装置に前記楽曲データと当該楽曲データと対になる前記条件データを送信するサーバと
    を具備することを特徴とする楽曲再生システム。
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