JP4966683B2 - 電気掃除機用の集塵容器 - Google Patents

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Description

この発明は、電気掃除機に備えられている集塵容器に関する。
電気掃除機では、一般に、その本体に、電動送風機および集塵容器が収容されており、電動送風機を駆動させたときに発生する吸引力によって塵埃が吸い込まれ、この塵埃は、集塵容器で捕獲される(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の集塵容器には、吸気口および開口部が形成された集塵室(ケースに相当する。)が備えられている。開口部には、これを塞ぐようにフィルタが配設されている。この集塵容器では、塵埃および空気は、電動送風機の吸引力によって、吸気口を介して集塵室内に取り込まれる。そして、フィルタによって、集塵室内に取り込まれた空気と塵埃とが分離される。つまり、塵埃は、フィルタで捕獲されて集塵室内に溜められる。集塵室に溜められた塵埃は、フィルタを取り外して開口部を開くことによって、捨てることができる。
特開2005−318915号公報
特許文献1に記載の集塵容器に備えられるフィルタにおいて、集塵室の開口部に対向して塵埃を捕獲する面(対向面という。)は、平坦である。また、集塵室に溜められた塵埃は、それを捨てるためにフィルタを取り外したときに、フィルタの対向面上に載置される。そのため、集塵室に溜められた塵埃を捨てるためにフィルタを取り外すときは、フィルタの対向面を上向きにするのはもちろんのこと、この対向面を水平にしなければ、対向面上の塵埃が不意にこぼれ落ち、床面を汚す不具合が生じる。
また、特許文献1に記載の集塵容器では、集塵室とフィルタとの間に使い捨てフィルタを介在させ、フィルタに先立って、使い捨てフィルタで塵埃を捕獲することで、フィルタの延命を図っている。ここで、使い捨てフィルタを使用する場合には、これを集塵容器に対して容易に装着できることが望ましい。
また、集塵容器は、その集塵能力の向上が常に望まれている。
また、集塵容器は、なるべく簡易な構成であり、さらに容易に扱えることが望ましい。
そして、集塵容器は、電気掃除機本体に収容されるので、その大型化を抑制する必要がある。
この発明は、かかる課題を解決するためになされたもので、集塵容器に溜められた塵埃を、不意にこぼすことなく、円滑に捨てることができる電気掃除機用の集塵容器を提供することを主たる目的とする。
この発明は、使い捨てフィルタを容易に装着することができる集塵容器を提供することを他の目的とする。
この発明は、集塵能力の向上を図ることができる集塵容器を提供することをさらに他の目的とする。
この発明は、簡易な構成の集塵容器を提供することをさらに他の目的とする。
この発明は、容易に扱うことができる集塵容器を提供することをさらに他の目的とする。
この発明は、大型化の抑制を図ることができる集塵容器を提供することをさらに他の目的とする。
請求項記載の発明は、電気掃除機の本体に着脱される集塵容器であって、一方面に空気および塵埃を取り込む吸気口が形成され、他方面側は開放されているケースと、
前記ケースに対して、その他方面側に取り付けられ、前記ケースの他方面側に対向する主面と、前記主面の端から前記主面の交差方向に立ち上がる側面と、を有し、前記主面および前記側面によって、塵埃を溜める貯留部が形成され、かつ、前記ケースの他方面側から流れ出る空気は通過させるが、塵埃は捕獲するフィルタ装置と、
前記ケースに嵌合され、前記ケースと協働して、前記吸気口から入る空気および塵埃を主として通し、空気中の塵埃に遠心力を付与するための旋回流路、前記吸気口から前記フィルタ装置への空気の流れを確保するためのバイパス流路、および、前記貯留部と対向する集塵面を形成する内ケースとを有し、
前記フィルタ装置は、一端部がヒンジを介して前記ケースに連結されることで、前記ケースに対して回動可能であり、
前記貯留部は、前記一端部側から、前記貯留部に対する前記一端部の反対側へ向って幅広く、かつ浅くなっているものであり、
前記集塵面には、塵埃を取り込んで圧縮するための圧縮室が複数設けられ、
前記バイパス流路には、通過する空気中の塵埃に遠心力を付与するための旋回部と、前記圧縮室と、が設けられていることを特徴とする、集塵容器である。
請求項記載の発明は、前記ケースの前記他方面と前記フィルタ装置との間には、ティッシュペーパーを装着可能であり、前記ケースまたは前記内ケースは、前記圧縮室を区画するための圧縮室区画リブを有し、前記圧縮室区画リブは、前記ケースに対して前記フィルタ装置が取り付けられたときに、ティッシュペーパーを、前記貯留部の形状に沿うように、前記フィルタ装置に押しつけることを特徴とする、請求項1に記載の集塵容器である。
請求項記載の発明は、前記内ケースは、前記集塵面を区画するための集塵面区画リブを有し、前記集塵面区画リブは、前記ケースに対して前記フィルタ装置が取り付けられたときに、ティッシュペーパーを、前記貯留部の形状に沿うように、前記フィルタ装置に押しつけることを特徴とする、請求項1または2に記載の集塵容器である。
請求項記載の発明は、前記内ケースは、前記バイパス流路を区画するためのバイパス流路区画リブを有し、前記バイパス流路区画リブは、前記ケースに対して前記フィルタ装置が取り付けられたときに、ティッシュペーパーを、前記貯留部の形状に沿うように、前記フィルタ装置に押しつけることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の集塵容器である。
請求項記載の発明は、前記内ケースの一部は、前記ケースから前記他方面側にはみ出ており、このはみ出た部分は、前記ケースに対して前記フィルタ装置が取り付けられたときに、前記貯留部に格納されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の集塵容器である。
請求項記載の発明は、前記フィルタ装置は、前記貯留部を有し、前記ヒンジを介して前記ケースに連結されることで、前記ケースに対して回動可能な第1フィルタと、前記第1フィルタに対して、前記ケースの反対側に配置される第2フィルタと、を有し、前記第2フィルタは、前記第1フィルタの前記ケースに対する回動軸とは異なる位置にある軸を中心として、前記第1フィルタに対して回動可能に連結されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の集塵容器である。
請求項記載の発明によれば、フィルタ装置は、一端部がヒンジを介してケースに連結されることで、ケースに対して回動可能であり、貯留部は、一端部側から、貯留部に対する一端部の反対側へ向って幅広く、かつ浅くなっている。つまり、フィルタ装置の貯留部は、ヒンジに近い一端部側から、上述した反対側へ向かうにつれて、幅広く、かつ浅くなるので、上述した一端部側が把持部側となる塵取形状になる。そのため、貯留部に溜められた塵埃を、貯留部における上述した反対側から円滑に捨てることができる。
また、集塵容器では、ケースおよび内ケースによって旋回流路が形成されているので、いわゆるサイクロン方式で集塵を行なうことできる。また、集塵容器には、バイパス流路が形成されているので、旋回流路が詰まっても、吸気口からフィルタ装置への空気の流れを確保することができる。
そして、内ケースが形成する集塵面は、塵埃を溜める貯留部に対向するので、旋回流路で遠心力が付与された塵埃は、集塵面と貯留部との間に集められる。ここで、集塵面には、塵埃を取り込んで圧縮するための圧縮室が複数設けられているので、集塵面と貯留部との間が塵埃によって早期に詰まることを防止できる。
また、バイパス流路には、通過する空気中の塵埃に遠心力を付与するための旋回部が設けられているので、バイパス流路を通過する空気から塵埃を分離することができる。そして、バイパス流路には、上述した圧縮室が設けられているので、旋回部で空気から分離された塵埃を圧縮することができ、バイパス流路が塵埃によって早期に詰まることを防止できる。これにより、集塵容器の集塵能力の向上を図ることができる。
請求項記載の発明によれば、ケースの他方面とフィルタ装置との間には、使い捨てフィルタであるティッシュペーパーを装着可能であるので、フィルタ装置に先立って、ティッシュペーパーで、塵埃を捕獲することができる。これによって、フィルタ装置の延命を図ることができる。また、ティッシュペーパーが塵埃で汚れた場合には、新しいティッシュペーパーに取り替えるだけでよいので、メンテナンスが容易である。
また、圧縮室を区画するための圧縮室区画リブは、ケースに対してフィルタ装置が取り付けられたときに、ティッシュペーパーを、フィルタ装置に押しつける。
これにより、圧縮室区画リブは、圧縮室を区画するのに加えて、ティッシュペーパーを位置決めすることもできるので、ティッシュペーパーを位置決めする部品を別途設ける必要がなく、集塵容器を簡易に構成することができる。
そして、ケースに対してフィルタ装置を取り付けると、ティッシュペーパーの位置決めも一緒に行なうことができるので、ティッシュペーパーの装着が容易である。
さらに、圧縮室区画リブは、ティッシュペーパーを、貯留部の形状に沿うように、フィルタ装置に押しつけるので、ティッシュペーパーを、破くことなく装着することができる。
請求項記載の発明によれば、集塵面を区画するための集塵面区画リブは、ケースに対してフィルタ装置が取り付けられたときに、ティッシュペーパーを、フィルタ装置に押しつける。
これにより、集塵面区画リブは、集塵面を区画するのに加えて、ティッシュペーパーを位置決めすることもできるので、ティッシュペーパーを位置決めする部品を別途設ける必要がなく、集塵容器を簡易に構成することができる。
そして、ケースに対してフィルタ装置を取り付けると、ティッシュペーパーの位置決めも一緒に行なうことができるので、ティッシュペーパーの装着が容易である。
さらに、集塵面区画リブは、ティッシュペーパーを、貯留部の形状に沿うように、フィルタ装置に押しつけるので、ティッシュペーパーを、破くことなく装着することができる。
請求項記載の発明によれば、バイパス流路を区画するためのバイパス流路区画リブは、ケースに対してフィルタ装置が取り付けられたときに、ティッシュペーパーを、フィルタ装置に押しつける。
これにより、バイパス流路区画リブは、バイパス流路を区画するのに加えて、ティッシュペーパーを位置決めすることもできるので、ティッシュペーパーを位置決めする部品を別途設ける必要がなく、集塵容器を簡易に構成することができる。
そして、ケースに対してフィルタ装置を取り付けると、ティッシュペーパーの位置決めも一緒に行なうことができるので、ティッシュペーパーの装着が容易である。
さらに、バイパス流路区画リブは、ティッシュペーパーを、貯留部の形状に沿うように、フィルタ装置に押しつけるので、ティッシュペーパーを、破くことなく装着することができる。
請求項記載の発明によれば、内ケースの一部は、ケースから他方面側にはみ出ており、このはみ出た部分は、ケースに対してフィルタ装置が取り付けられたときに、貯留部に格納される。これにより、集塵容器は、内ケースがケースからはみ出た分だけ大きくなることはなく、集塵容器の大型化の抑制を図ることができる。
請求項記載の発明によれば、フィルタ装置は、貯留部を有し、ヒンジを介してケースに連結されることで、ケースに対して回動可能な第1フィルタと、第1フィルタに対して、ケースの反対側に配置される第2フィルタと、を有している。これにより、たとえば、第1フィルタで比較的大きい塵埃を捕獲し、第2フィルタで比較的小さい塵埃を捕獲するというように、このフィルタ装置では、大きさなどの違いを問わずに、塵埃を捕獲することができる。
また、第1フィルタを、ヒンジの回動軸回りに回動させることでケースに対して開くと、貯留部に溜まった塵埃を捨てることができる。
そして、第2フィルタは、第1フィルタのケースに対する回動軸とは異なる位置にある軸を中心として、第1フィルタに対して回動可能に連結されている。これにより、第1フィルタの回動軸と第2フィルタの回動軸とが同じ場合に比べて、第1フィルタに対して第2フィルタを回動させやすい(開きやすい)。そのため、第2フィルタで捕獲された塵埃を円滑に捨てることができる。
この結果、集塵容器を容易に扱うことができる。
以下には、図面を参照して、この発明の具体的な実施形態について説明をする。
図1は、この発明の一実施形態に係る電気掃除機本体1の斜視図である。図1に示される電気掃除機本体1において、左斜め下方側を前方、右斜め上方側を後方として説明し、以降の説明においても、方向を特定する場合は、この方向に従って前後、左右および上下を特定する。
本体1は、たとえば樹脂で成形されたハウジング2によってその外形が区画されており、ハウジング2の前面には吸込ホース装着孔3が形成されている。また、ハウジング2の後方寄り左右両側には、比較的大径の車輪4が備えられている。さらに、ハウジング2の上面には、図示の折り畳まれた状態から起立状態に立ち上げることのできる取っ手5が設けられている。取っ手5の前方側には、開閉可能なカバー6が配置されている。カバー6は、後方側に開閉の支点を有し、前方側が上方へ開いてその内部を露出させることができる。
図2は、電気掃除機本体1からカバー6を取り外した状態の斜視図である。カバー6で覆われた電気掃除機本体1内には、吸込ホース装着孔3に連通する集塵室7が形成されていて、集塵室7内には集塵容器10が着脱自在に収容されている。集塵室7の後方には、図示しない電動送風機が内蔵されている。
図3は、集塵容器10の斜視図であり、図において左斜め下方が、集塵容器10の前面である。また、図4は、集塵容器10の分解斜視図であり、図4においては、右側が集塵容器10の前面である。ここで、図2〜図4および、後述する図5〜図7に示す集塵容器10は、あくまでその概要を説明するためのものであって、細部においては、本願発明の集塵容器10と異なっている。
図3および図4を参照して、集塵容器10は、外ケース11(ケース)、内ケース12、および、フィルタ装置13を有している。
外ケース11は、透明または半透明の樹脂で形成されていて、その内部を透かして見ることができる。外ケース11の一方面である前面には、吸気口14が形成されている。集塵容器10が電気掃除機本体1の集塵室7に収容された状態では、吸気口14は本体1に形成された吸込ホース装着孔3と連通する(図2参照)。よって吸込ホース(図示せず)により吸い込まれる空気および塵埃は、この吸気口14から外ケース11内へ取り込まれる。外ケース11の他方面である背面側は開放されている。
内ケース12は、たとえば黄色、赤、青等の原色に着色された樹脂で形成されており、外ケース11の背面側から外ケース11内に嵌合される(図4参照)。嵌合された状態では、外ケース11が透明または半透明であるから、外ケース11を透かして内ケース12がその内部に配置されていることを確認することができる。内ケース12は、外ケース11に嵌合された状態において、外ケース11と協働して、外ケース11の吸気口14から入る空気および塵埃を主として通し、空気中の塵埃に遠心力を付与するための旋回流路25、吸気口14から入る空気の流れを確保するためのバイパス流路30、塵埃が溜まる集塵空間26、および、後述する集塵面27を形成する。なお、旋回流路25、バイパス流路30、集塵空間26、および集塵面27は、後述する図6に示されている。
このように、集塵容器10では、外ケース11および内ケース12によって旋回流路25が形成されているので、いわゆるサイクロン方式で集塵を行なうことできる。また、集塵容器10には、バイパス流路30が形成されているので、旋回流路25が詰まっても、吸気口14からフィルタ装置13への空気の流れを確保することができる。
これらの構成について詳説すると、図4に示すように、内ケース12の正面には、吸気口14から入る空気を受け入れるバッファ空間15、バッファ空間15の空気を正面視時計回りに誘導する旋回流路形成部16、および、旋回流路形成部16の内側に前方向きに突設された半柱状の凸部17が含まれている。凸部17の周面で、旋回方向下流寄りの周面には多数の通気用小孔18が穿設されている。吸気口14からバッファ空間15に入った空気および塵埃は、主として旋回流路形成部16に沿って正面視時計回りに旋回しながら下流側へと流れる。つまり、空気および塵埃は、凸部17を中心に旋回する。その際、凸部17には通気用小孔18が多数形成されているから、旋回する空気の一部は、通気用小孔18を通って背面側へと流れる。このように、凸部17に形成された多数の通気用小孔18は、吸気口14から入る空気の流れを確保するためのバイパス流路30を形成している。
フィルタ装置13は、その下端部が外ケース11の下方部にヒンジ21を介して連結されている。外ケース11に内ケース12が嵌合され、外ケース11に対してヒンジ21を中心にフィルタ装置13が回動されて、外ケース11の背面側に対向するように閉じられることにより、フィルタ装置13が外ケース11に取り付けられ、図3に示すように、集塵容器10が構成される。
外ケース11には、その上面側に取っ手19が設けられている。また取っ手19の後端側には、押ボタン22、および、押ボタン22と連動してフィルタ装置13を閉じた状態に係止するためのフック(図6参照)23が備えられている。また、フィルタ装置13にはフック受け51が備えられている。フック受け51には、前後方向に貫通した係止孔52が形成されており、上述したフック23を、係止孔52に挿通させてからフック受け51に係合することで、フィルタ装置13を閉じた状態が維持される。なお、押ボタン22
を操作することで、フック23とフック受け51との係合状態を解除して、フィルタ装置13を外ケース11に対して開く(取り外す)ことができる。
図5は、集塵容器10内における旋回流路25を流れる空気の流れを説明するための図で、外ケース11および内ケース12を分離し、かつ、フィルタ装置13を外ケース11から外した状態で、集塵容器10を正面斜め前方から示した斜視図である。
図5の太線矢印で示すように、外ケース11の吸気口14から入った空気は、内ケース12により区画されたバッファ空間15に溜まり、バッファ空間15から凸部17を中心に正面視時計回りに回るように、まず左方向に流れ、凸部17を中心に右回りに旋回する。
図6は、集塵容器10内における空気および塵埃の流れを説明するための図で、集塵容器10を背面側から見た斜視図であり、フィルタ装置13が開かれた状態の図である。
図6を参照して、外ケース11および内ケース12によって旋回流路25が形成されており、旋回流路25に沿って空気および塵埃20が流れる(図示太線矢印参照)。背面側から見ると、旋回流路25の下流側内方部を形成する凸湾曲状に滑らかに膨出したガイド面24が、内ケース12により区画されている。ガイド面24は、内ケース12により形成されるバッファ空間15(図4、図5参照)の裏面側である。このガイド面24は、旋回流路25の下流側で、旋回流路25を流れてくる空気および塵埃20をスムーズに案内し、空気および塵埃20の旋回を助ける。
旋回流路25の下流側周囲には集塵空間26が区画されている。ここで、ガイド面24を含め、旋回流路25および集塵空間26を区画する外ケース11の内面および内ケース12の背面(裏面)をまとめて集塵面27という。すなわち、集塵面27は、外ケース11および内ケース12によって形成されている。集塵空間26は、正面側では集塵面27に区画され、背面側では、閉じた状態にあるフィルタ装置13に区画される。旋回流路25を空気および塵埃20が通過する間に、空気中の塵埃20に遠心力が付与されるので、塵埃20は旋回流路25の外側を流れ、図6に模式的に示すように、集塵空間26の外側から溜まっていく。
そして、集塵空間26に多くの塵埃20が溜まっても、旋回流路25の下流側は、内ケース12により、前述した滑らかに膨出したガイド面24を有しており、このガイド面24には塵埃20がほとんど付着せず、旋回流路25において空気の旋回が可能である。(図示破線矢印で示すように、空気が旋回する。)
よって、集塵空間26に塵埃20が多く溜まった状態でも、旋回流路25自体の空気の流れは妨げられず、空気が旋回し、吸引力はほとんど低下しない。
旋回流路25を空気および塵埃20がスムーズに流れ、塵埃20がガイド面24に付着せず、集塵空間26の周囲からスムーズに溜まっていけるように、外ケース11の内面および内ケース12の表裏両面に、たとえばテフロン(登録商標)などの弗素樹脂を分子レベルでコーティングしてもよい。あるいは、外ケース11の内面や内ケース12の表裏両面に、カーボンを蒸着させてもよい。弗素樹脂を分子レベルでコーティングしたり、カーボンを蒸着させたりすることにより、外ケース11の内面や内ケース12の表裏両面の撥水性の向上、塵埃離れの改善、汚れの防止、流れる空気に対する抵抗の軽減等が図れ、より性能の向上した集塵容器とすることができる。
次に、フィルタ装置13について説明をする。
フィルタ装置13は、図4に示すように、また、上述したように、一対のヒンジ21によって外ケース11に連結されている。そして、フィルタ装置13には、その外周を形成するフィルタフレーム35および36と、フィルタフレーム35、36により保持される2種類のフィルタとが含まれている。
具体的には、図6を参照して、フィルタフレームは、2層構造であり、外ケース11の背面外周縁に接続される第1フィルタフレーム35と、第1フィルタフレーム35の背面に接続される第2フィルタフレーム36とを有している。
第1フィルタフレーム35の正面側には、目の細かな矩形状のメッシュフィルタ37が配置されている。メッシュフィルタ37は、外ケース11に対向する面(対向面という。)が平坦であり、集塵空間26に溜まった塵埃20を捕獲し、この塵埃20が後方(図6においては、メッシュフィルタ37の下方)へ移動するのを阻止する。大きな塵埃20はこのメッシュフィルタ37で阻止され、微細な塵埃20はメッシュフィルタ37を通過して、空気とともに後方へ流れ得る。つまり、メッシュフィルタ37は、外ケース11の背面側から流れ出る空気を通過させる一方で、大きな塵埃20を捕獲する。なお、第1フィルタフレーム35およびメッシュフィルタ37を、まとめて第1フィルタということがある。また、上述したヒンジ21は、フィルタ装置13において、第1フィルタフレーム35に取り付けされている。
第2フィルタフレーム36には、微細な塵埃を捕獲するためのプリーツフィルタ34が備えられている。プリーツフィルタ34は、断面形状が交互に反対方向に折り畳まれて連続する山谷形状を有するフィルタである。プリーツフィルタ34は、外ケース11の背面側から流れ出る空気を通過させる一方で、微細な塵埃20を捕獲する。なお、プリーツフィルタ34を通過した空気は、電動送風機(図示せず)を経て機外へ排出される。このように、このフィルタ装置13では、メッシュフィルタ37で比較的大きい塵埃20を捕獲し、プリーツフィルタ34で比較的小さい塵埃20を捕獲することによって、大きさの違いを問わずに、塵埃20を捕獲することができる。
そして、プリーツフィルタ34を保持するために、第2フィルタフレーム36には、図4に示すように、プリーツフィルタ34用の保持部材38が備えられている。保持部材38は、プリーツフィルタ34の山谷形状に合わせた凹凸を有し、プリーツフィルタ34の端部および中央部を保持する。なお、プリーツフィルタ34自体を図示すると、煩雑なため、図4では、保持部材38が示され、プリーツフィルタ34自体は省略されている。なお、第2フィルタフレーム36およびプリーツフィルタ34を、まとめて第2フィルタということがある。第2フィルタは、第1フィルタ(第1フィルタフレーム35およびメッシュフィルタ37)に対して、外ケース11の反対側、つまり、外ケース11から最も背面側に離れた位置に配置されている。
第1フィルタフレーム35の正面側およびそこに配置されたメッシュフィルタ37に対し、前述した外ケース11の内面や内ケース12の表裏両面に施したコーティング加工を施してもよい。すなわち、第1フィルタフレーム35の正面側およびメッシュフィルタ37に対して、弗素樹脂を分子レベルでコーティングしたり、または、カーボンを蒸着させてもよい。このようにすれば、第1フィルタフレーム35の正面側やメッシュフィルタ37に付着した塵埃が容易に離れるようにでき、また、メッシュフィルタ37を通過する空気に対する抵抗の軽減が図れる。
図7は、図6において、メッシュフィルタ37にティッシュペーパー40を載せた状態を示している。図6に示すように、フィルタ装置13の正面側(図6における上面側)には、前述したように、メッシュフィルタ37が設けられており、捕獲された塵埃20は、
メッシュフィルタ37の、外ケース11との対向面で捕獲され、集塵空間26に溜められる。
ここで、集塵容器10に溜まった塵埃20を捨てる場合は、外ケース11に対してフィルタ装置13を開いて、集塵空間26やメッシュフィルタ37の対向面上に溜まった塵埃20を捨てる。この場合において、メッシュフィルタ37の対向面に細かな塵埃20が付着し、メッシュフィルタ37が目詰まりしたり、メッシュフィルタ37に付着した塵埃20が捨てにくいことがある。
そこで、この実施形態では、図7に示すように、メッシュフィルタ37の上にティッシュペーパー40を載せ、捕獲された塵埃20がティッシュペーパー40の上に溜まって、外ケース11に対してフィルタ装置13を開いたときに、捕獲された塵埃20を捨て易いようにされている。つまり、図7に示す状態において、メッシュフィルタ37の上にティッシュペーパー40を載せてからフィルタ装置13と外ケース11とを互いに閉じると、フィルタ装置13と外ケース11とによってティッシュペーパー40を挟み、これらの間に装着することができる。これにより、フィルタ装置13に先立って、ティッシュペーパー40で塵埃20を捕獲することができるので、フィルタ装置13の延命を図ることができる。また、ティッシュペーパー40が塵埃20で汚れた場合には、新しいティッシュペーパー40に取り替えるだけでよいので、メンテナンスが容易である。
ここで、上述したように、メッシュフィルタ37において、塵埃20を捕獲する対向面は平坦である(図6参照)。そのため、外ケース11に対してフィルタ装置13を開いた際に、メッシュフィルタ37の対向面を上向きにするのはもちろんのこと、これを水平にしなければ、メッシュフィルタ37の対向面上のティッシュペーパー40に載った塵埃20が不意にこぼれ落ち、床面を汚す不具合が生じる(図7参照)。なお。ティッシュペーパー40を使用しない場合においても、同様の不具合が生じる。
図8は、図6において本願発明を適用した態様を示している。図9は、図7において本願発明を適用した態様を示している。図10は、図9において、ティッシュペーパー40および塵埃20を捨てる状態を説明するための図である。
このような不具合を解消するため、図8に示すように、メッシュフィルタ37は、貯留部41を有している。貯留部41は、外ケース11に対向する主面28と、側面29とで立体的に形成されている。詳しくは、主面28は、ヒンジ21側からフック受け51へ向って幅広となりながら、第1フィルタフレーム35のフック受け51側の周縁に接続される略台形状の傾斜面である。側面29は、主面28の端(フック受け51側は除く)から主面28の交差方向に立ち上がって第1フィルタフレーム35の周縁(フック受け51側は除く)に接続される傾斜面である。すなわち、貯留部41は、ヒンジ21側から、貯留部41に対するヒンジ21側の反対側(フック受け51側)ヘ向かって幅広く、かつ浅くなっており、底を有する皿状、詳しくは、ヒンジ21側が把持部側となる塵取形状に形成されている。
そのため、メッシュフィルタ37上にティッシュペーパー40を載せると、このティッシュペーパー40は、図9に示すように、メッシュフィルタ37の貯留部41の形状に沿って変形し、貯留部41に似た塵取り形状になる。これにより、外ケース11に対してフィルタ装置13を開いた際に、貯留部41を水平にしなくても、ティッシュペーパー40に載った塵埃20は、ティッシュペーパー40の周りからこぼれ落ちたり、舞い上がったりすることがなく、この塵埃20およびティッシュペーパー40を、貯留部41におけるフック受け51側から円滑に捨てることができる。
そして、図10に示すように、外ケース11とフィルタ装置13とが互いに開いた状態で、取っ手19を掴んで、フック受け51側が下向きとなるように、集塵容器10全体を傾けると、ティッシュペーパー40およびティッシュペーパー40上の塵埃20は、ヒンジ21側から離れるように、下方へずれ落ちる(図示太線矢印参照)。ずれ落ちる先にゴミ箱(図示せず)を配置しておくと、塵埃20を、床面にこぼすことなく、ゴミ箱に捨てることができる。
また、図8を参照して、外ケース11および内ケース12の背面形状は、図6で示したものと異なる形状となっている。
詳しくは、外ケース11の背面側周縁において、内ケース12のガイド面24に近い側、つまり、図8における左側部分には、メッシュフィルタ37側へ突出するリブ(圧縮室区画リブ42という。)が一体的に設けられている。
また、内ケース12の背面側における略右上部分には、上述した凸部17に沿って集塵面27を区画する曲面状(背面視略C字状)のリブ(集塵面区画リブ43)が一体的に設けられている。集塵面区画リブ43は、集塵面27の、図8における右上側を区画しており、メッシュフィルタ37側へ突出している。
また、集塵面27における、図8での右側部分には、集塵面区画リブ43に連続し、メッシュフィルタ37側へ突出するリブ(バイパス流路区画リブ44という。)が一体的に設けられている。バイパス流路区画リブ44は、背面視略逆L字状であり、バイパス流路30の、図8における下側を区画している。なお、互いに連続する集塵面区画リブ43およびバイパス流路区画リブ44によって、バイパス流路30と、旋回流路25および集塵空間26との間が区画されている。
そして、バイパス流路30、詳しくは、凸部17の内側には、背面視略逆S字状で背面側へ延びる壁(旋回壁45という。)が設けられている。旋回壁45を設けることによって、バイパス流路30には、背面視略C字形状の旋回流路(バイパス内旋回流路46(旋回部)という。)が設けられている。これにより、通気用小孔18を通って凸部17の内側のバイパス流路30へと流れる空気は、バイパス内旋回流路46において、背面視で反時計回りに旋回される(図示1点鎖線矢印参照)。このとき、空気中の塵埃20には、遠心力が付与される。これにより、バイパス流路30を通過する空気から塵埃20を分離することができる。ここで、旋回壁45は、図8における右端において、バイパス流路30における空気の流れ方向に沿って、フック23側に直線的に延びている。
これらの圧縮室区画リブ42、集塵面区画リブ43、バイパス流路区画リブ44および旋回壁45は、外ケース11の背面側周縁から、さらに背面側、つまりメッシュフィルタ37側にはみ出ており(図12参照)、それぞれのはみ出た部分は、外ケース11とフィルタ装置13とを互いに閉じたときに、メッシュフィルタ37の貯留部41に格納される。特に、集塵面区画リブ43、バイパス流路区画リブ44および旋回壁45は、内ケース12側の部品であり、内ケース12が外ケース11からはみ出ているといえる。しかし、このように、内ケース12においてはみ出た部分が貯留部41に格納されるので、集塵容器10は、内ケース12が外ケース11からはみ出た分だけ大きくなることはなく、集塵容器10の大型化の抑制を図ることができる。なお、外ケース11とフィルタ装置13とを互いに閉じたときに、集塵面27と貯留部41とは、互いに対向する。
また、メッシュフィルタ37上にティッシュペーパー40を載せてから、外ケース11とフィルタ装置13とを互いに閉じると、図9に示す圧縮室区画リブ42、集塵面区画リブ43、バイパス流路区画リブ44は、このティッシュペーパー40を、メッシュフィル
タ37の貯留部41の塵取り形状に沿うように、フィルタ装置13に押し付ける。これによって、ティッシュペーパー40は、フィルタ装置13と外ケース11との間で位置決めされ、貯留部41の形状とほぼ等しい塵取り形状になる。
また、ティッシュペーパー40が位置決めされるのと同時に、圧縮室区画リブ42と、図8における左側の側面29と主面28と集塵面27との間には、第1圧縮室47(圧縮室)が形成される。つまり、圧縮室区画リブ42は、第1圧縮室47を区画する。また、集塵面区画リブ43とバイパス流路区画リブ44と主面28と集塵面27との間には、第2圧縮室48(圧縮室)が形成される。また、旋回壁45において、上述したようにフック23側に延びる部分と、図8における右側の側面29との間には、第3圧縮室49(圧縮室)が形成される。なお、説明の便宜上、第1圧縮室47、第2圧縮室48および第3圧縮室49は、外ケース11および内ケース12の背面側に示している。ここで、第1圧縮室47および第2圧縮室48は、集塵面27に設けられ、第3圧縮室49は、バイパス流路30に設けられているといえる。また、第1圧縮室47、第2圧縮室48および第3圧縮室49は、貯留部41の周縁側に設けられており、貯留部41の中央(詳しくは、主面28の中央)から外れた位置にある。
このように、圧縮室区画リブ42は、第1圧縮室47を区画するのに加えて、ティッシュペーパー40を位置決めすることもできる。また、集塵面区画リブ43は、集塵面27を区画するのに加えて、ティッシュペーパー40を位置決めすることもできる。そして、バイパス流路区画リブ44は、バイパス流路30を区画するのに加えて、ティッシュペーパー40を位置決めすることもできる。そのため、ティッシュペーパー40を位置決めする部品を別途設ける必要がなく、集塵容器10を簡易に構成することができる。
そして、外ケース11に対してフィルタ装置13を取り付ける(閉じる)と、ティッシュペーパー40の位置決めも一緒に行なうことができるので、ティッシュペーパー40の装着が容易である。なお、メッシュフィルタ37に載せたティッシュペーパー40が動くのを防止するため、フィルタ装置13は静止させて、外ケース11をフィルタ装置13に対して閉じるのが好ましい。
さらに、圧縮室区画リブ42、集塵面区画リブ43およびバイパス流路区画リブ44は、ティッシュペーパー40を、貯留部41の形状に沿うように、フィルタ装置13に押しつけるので、ティッシュペーパー40を、破くことなく装着することができる。
そして、集塵面27は、上述したように、塵埃20を溜める貯留部41に対向しており、旋回流路25で遠心力が付与された塵埃20は、集塵面27と貯留部41との間(集塵空間26側)に集められ、そのうちの一部が第1圧縮室47に取り込まれる。この塵埃20は、引き続き第1圧縮室47に取り込まれる塵埃20によって圧縮される(図示実線矢印参照)。第1圧縮室47において一杯まで塵埃20が取り込まれると、旋回流路25に沿って流れる塵埃20は、今度は、第2圧縮室48に取り込まれて、第1圧縮室47での場合と同様に、圧縮される(図示破線矢印参照)。このように、集塵面27に第1圧縮室47および第2圧縮室48が設けられているので、集塵面27と貯留部41との間が塵埃20によって早期に詰まることを防止できる。これにより、集塵容器10の集塵能力の向上を図ることができる。
また、凸部17の内部、つまりバイパス流路30を流れる塵埃20は、上述したように、遠心力が付与されながら背面視で反時計回りに旋回されることによって、バイパス内旋回流路46の外側を流れて第3圧縮室49に取り込まれ、第1圧縮室47および第2圧縮室48での場合と同様に圧縮される(図示1点鎖線矢印参照)。このように、バイパス流路30に第3圧縮室49が設けられているので、バイパス内旋回流路46で空気から分離
された塵埃20を圧縮することができ、バイパス流路30が塵埃20によって早期に詰まることを防止できる。これにより、集塵容器10の集塵能力の向上を図ることができる。
また、上述したように、第1圧縮室47、第2圧縮室48および第3圧縮室49は、貯留部41の中央から外れた位置に配置されている。ここで、貯留部41の中央は、電気掃除機本体1の作動時に吸引力が集中しやすい位置であり、塵埃20を取り込む第1圧縮室47、第2圧縮室48および第3圧縮室49を貯留部41の中央から外すことで、吸引力の低下を抑制することができる。
図11は、外ケース11とフィルタ装置13とを互いに閉じた状態での集塵容器10の側面図である。図12は、外ケース11とフィルタ装置13と互いに開いて床面に載置した状態での集塵容器10の側面図である。図13は、図12において、取っ手19を掴んで集塵容器10を宙に浮かせた状態を示す。
図11を示すように、外ケース11の背面側周縁(図11における右側周縁)と、これに対向するメッシュフィルタ37の貯留部41の周縁(図11における左側周縁)とは、外ケース11とフィルタ装置13とを互いに閉じたときに、外ケース11の背面側から流れ出る空気の通過方向Xに対して傾斜するように形成されている。これにより、貯留部41の周縁が空気の通過方向Xに対して直交する場合と比べて、貯留部41では、外ケース11から流れ出る空気を多く通過させることができ、また、貯留部41を形成する主面28および側面29を大きくすることができる。そのため、貯留部41が塵埃20によって早期に詰まることを防止できる。これにより、集塵容器10の集塵能力の向上を図ることができる。また、主面28および側面29を大きくすることで、メッシュフィルタ37での塵埃20の捕獲量の増加を図ることができる。
さらに、図12に示すように、外ケース11の背面側周縁(図12における上側周縁)と、貯留部41の周縁(図12における上側周縁)とは、外ケース11とフィルタ装置13と互いに開いたときには、水平方向にほぼ連続するように形成されている。そのため、貯留部41にティッシュペーパー40を載せやすく、このティッシュペーパー40が貯留部41からこぼれ落ちることを防止できる。
また、プリーツフィルタ34および第2フィルタフレーム36は、図13に示すように、第1フィルタフレーム35の外ケース11に対する回動軸(ヒンジ21の軸)とは異なる位置にある軸57を中心として、第1フィルタフレーム35に対して回動可能に連結されている。ここで、取っ手19を掴み、集塵容器10を宙に浮かせた状態で外ケース11とフィルタ装置13とを互いに開くと、第2フィルタフレーム36が第1フィルタフレーム35に対して下方へ回動し、第1フィルタフレーム35と第2フィルタフレーム36との間が開く。これにより、第1フィルタフレーム35と第2フィルタフレーム36との間から、上述したプリーツフィルタ34が露出され、これを取り出すことができる。
このように、第2フィルタフレーム36の回動軸57と、第1フィルタフレーム35の回動軸(ヒンジ21の軸)とは異なる位置にあるので、これらが同じ場合に比べて、第1フィルタフレーム35に対して第2フィルタフレーム36およびプリーツフィルタ34を回動させやすい(開きやすい)。そのため、プリーツフィルタ34で捕獲された塵埃20を円滑に捨てることができる。この結果、集塵容器10を容易に扱うことができる。
図14は、ティッシュペーパー40を挟んで外ケース11とフィルタ装置13とを閉じた状態の集塵容器10の側断面図である。
上述したように、フィルタ装置13(詳しくは、第2フィルタフレーム36)にはフッ
ク受け51が備えられており、フック受け51には係止孔52が形成されている(図8参照)。
外ケース11に設けられたフック23は、フック受け51と係合する際、図14に示すように、フック23の先(図14において右側)が、係止孔52内に進入する。このとき、ティッシュペーパー40において係止孔52に位置する部分が、フック23とフック受け51とに挟まれる。これによって、フック23がフック受け51に対して係合しにくくなったり、逆に、フック23とフック受け51との係合状態が解除しにくくなったり、さらには、ティッシュペーパー40がフック23とフック受け51との間に挟まれた部分で破けたりする虞がある。なお、ティッシュペーパー40を、フック23とフック受け51との間に挟まれないように、全体的に小さくすると、いわゆる挟み代が全体的に小さくなるので、外ケース11とフィルタ装置13との間でティッシュペーパー40を挟みにくくなる。
図15は、本願発明に係る使い捨てシート53の平面図であり、図16は、図7において、使い捨てシート53を適用した図である。図17は、図15において、変形例を適用したものである。
上述した不具合を解消するために、図15および図16に示す使い捨てシート53が適用される。
詳しくは、使い捨てシート53において、メッシュフィルタ37上に使い捨てシート53を載せたときにフック受け51に近い部分が切り欠かかれている。つまり、使い捨てシート53には、図15に示すようなV字状の切欠き58が形成されている。これにより、図16に示すように、使い捨てシート53を、切欠き58において、フック受け51から避けて、メッシュフィルタ37上に載せることができる。そのため、外ケース11とフィルタ装置13とを互いに閉じたときには、使い捨てシート53は、フック23とフック受け51とに挟まれることはなく、上述した不具合を解消することができる。また、この使い捨てシート53では、切欠き58以外の部分において、外ケース11とフィルタ装置13とに挟まれるのに必要な挟み代を確保することができる。
なお、使い捨てシート53の変形例として、図17に示すように、切欠き58が、半円形状であってもよい。
図18は、集塵容器10に取付ける掬い枠54の平面図である。図19は、外ケース11に対してフィルタ装置13を開いて塵埃20を捨てるときの集塵容器10の側断面図である。図20は、図19において、ネット56を適用した図である。
集塵容器10の塵埃20を捨てるときに、図18に示す掬い枠54を用いることで、より円滑に行うことができる。
掬い枠54は、メッシュフィルタ37の周縁に近似する略矩形枠形状であり、ヒンジ21に支持されている(図19参照)。掬い枠54は、外ケース11とフィルタ装置13とを互いに閉じたときには、外ケース11とメッシュフィルタ37の周縁との間に挟まれる。ここで、外ケース11とフィルタ装置13とを互いに閉じるときに、掬い枠54と外ケース11との間でティッシュペーパー40を挟む。そして、図19に示すように、外ケース11に対してフィルタ装置13を開き、これを下方へ回動させると、掬い枠54は、略水平に沿う姿勢をとり、図示されていないが、掬い枠54の上にティッシュペーパー40が載る。しかしながら、掬い枠54は、上述したように略矩形枠形状であるので、内側は空間になっている。そのため、ティッシュペーパー40上の塵埃20が、ティッシュペー
パー40における掬い枠54の内側部分に偏って溜まることで、ティッシュペーパー40は、袋状に変形して掬い枠54の内側からゴミ箱55に落下する。ここで、ティッシュペーパー40が袋状に変化することで、塵埃20は、ティッシュペーパー40に包み込まれることとなり、ティッシュペーパー40から舞い上がることはほとんどない。
また、図20に示すように、掬い枠54の内側にネット56を張ってもよい。このネット56は、伸縮性を有し、その中央位置に穴が開いている。そのため、塵埃20を載せたティッシュペーパー40は、ネット56の穴を通過するときに確実に袋状に変形して、ゴミ箱55に落下する。これにより、ティッシュペーパー40からの塵埃20の舞い上がりを十分に防止することができる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
この発明の一実施形態に係る電気掃除機本体1の斜視図である。 電気掃除機本体1からカバー6を取り外した状態の斜視図である。 集塵容器10の斜視図である。 集塵容器10の分解斜視図である。 集塵容器10内における旋回流路25を流れる空気の流れを説明するための図で、外ケース11および内ケース12を分離し、かつ、フィルタ装置13を外ケース11から外した状態で、集塵容器10を正面斜め前方から示した斜視図である。 集塵容器10内における空気および塵埃の流れを説明するための図で、集塵容器10を背面側から見た斜視図であり、フィルタ装置13が開かれた状態の図である。 図6において、メッシュフィルタ37にティッシュペーパー40を載せた状態を示している。 図6において本願発明を適用した態様を示している。 図7において本願発明を適用した態様を示している。 図9において、ティッシュペーパー40および塵埃20を捨てる状態を説明するための図である。 外ケース11とフィルタ装置13とを互いに閉じた状態での集塵容器10の側面図である。 外ケース11とフィルタ装置13と互いに開いて床面に載置した状態での集塵容器10の側面図である。 図12において、取っ手19を掴んで集塵容器10を宙に浮かせた状態を示す。 ティッシュペーパー40を挟んで外ケース11とフィルタ装置13とを閉じた状態の集塵容器10の側断面図である。 本願発明に係る使い捨てシート53の平面図である。 図7において、使い捨てシート53を適用した図である。 図15において、変形例を適用したものである。 集塵容器10に取付ける掬い枠54の平面図である。 外ケース11に対してフィルタ装置13を開いて塵埃20を捨てるときの集塵容器10の側断面図である。 図19において、ネット56を適用した図である。
1 電気掃除機本体
10 集塵容器
11 外ケース
12 内ケース
13 フィルタ装置
14 吸気口
21 ヒンジ
25 旋回流路
27 集塵面
28 主面
29 側面
30 バイパス流路
34 プリーツフィルタ
35 第1フィルタフレーム
36 第2フィルタフレーム
37 メッシュフィルタ
40 ティッシュペーパー
41 貯留部
42 圧縮室区画リブ
43 集塵面区画リブ
44 バイパス流路区画リブ
46 バイパス内旋回流路
47 第1圧縮室
48 第2圧縮室
49 第3圧縮室
57 軸

Claims (6)

  1. 電気掃除機の本体に着脱される集塵容器であって、一方面に空気および塵埃を取り込む吸気口が形成され、他方面側は開放されているケースと、
    前記ケースに対して、その他方面側に取り付けられ、前記ケースの他方面側に対向する主面と、前記主面の端から前記主面の交差方向に立ち上がる側面と、を有し、前記主面および前記側面によって、塵埃を溜める貯留部が形成され、かつ、前記ケースの他方面側から流れ出る空気は通過させるが、塵埃は捕獲するフィルタ装置と、
    前記ケースに嵌合され、前記ケースと協働して、前記吸気口から入る空気および塵埃を主として通し、空気中の塵埃に遠心力を付与するための旋回流路、前記吸気口から前記フィルタ装置への空気の流れを確保するためのバイパス流路、および、前記貯留部と対向する集塵面を形成する内ケースとを有し、
    前記フィルタ装置は、一端部がヒンジを介して前記ケースに連結されることで、前記ケースに対して回動可能であり、
    前記貯留部は、前記一端部側から、前記貯留部に対する前記一端部の反対側へ向って幅広く、かつ浅くなっているものであり、
    前記集塵面には、塵埃を取り込んで圧縮するための圧縮室が複数設けられ、
    前記バイパス流路には、通過する空気中の塵埃に遠心力を付与するための旋回部と、前記圧縮室と、が設けられていることを特徴とする、集塵容器。
  2. 前記ケースの前記他方面と前記フィルタ装置との間には、ティッシュペーパーを装着可能であり、
    前記ケースまたは前記内ケースは、前記圧縮室を区画するための圧縮室区画リブを有し、前記圧縮室区画リブは、前記ケースに対して前記フィルタ装置が取り付けられたときに、ティッシュペーパーを、前記貯留部の形状に沿うように、前記フィルタ装置に押しつけることを特徴とする、請求項1に記載の集塵容器。
  3. 記内ケースは、前記集塵面を区画するための集塵面区画リブを有し、
    前記集塵面区画リブは、前記ケースに対して前記フィルタ装置が取り付けられたときに、ティッシュペーパーを、前記貯留部の形状に沿うように、前記フィルタ装置に押しつけることを特徴とする、請求項1または2に記載の集塵容器。
  4. 記内ケースは、前記バイパス流路を区画するためのバイパス流路区画リブを有し、
    前記バイパス流路区画リブは、前記ケースに対して前記フィルタ装置が取り付けられたときに、ティッシュペーパーを、前記貯留部の形状に沿うように、前記フィルタ装置に押しつけることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の集塵容器。
  5. 前記内ケースの一部は、前記ケースから前記他方面側にはみ出ており、このはみ出た部分は、前記ケースに対して前記フィルタ装置が取り付けられたときに、前記貯留部に格納されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の集塵容器。
  6. 前記フィルタ装置は、
    前記貯留部を有し、前記ヒンジを介して前記ケースに連結されることで、前記ケースに対して回動可能な第1フィルタと、
    前記第1フィルタに対して、前記ケースの反対側に配置される第2フィルタと、を有し、前記第2フィルタは、前記第1フィルタの前記ケースに対する回動軸とは異なる位置にある軸を中心として、前記第1フィルタに対して回動可能に連結されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の集塵容器。
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