JP4965319B2 - 測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の熱電対をそれぞれ接続する複数の端子が固定された端子盤を備えて、端子の間の電位差および端子の温度に基づいて熱電対が配設されている測定対象体の温度を測定可能に構成された測定装置に関するものである。
この種の測定装置として、特開2004−79698号公報に開示されたモジュールが知られている。このモジュールは、矩形状に形成された筐体、および筐体内に収容されたプリント基板を備えて構成されている。また、このモジュールは、複数を連結した状態で使用することが可能に構成されている。この場合、複数のモジュールを連結するときには、各モジュールの側板同士を密着させて並設する。また、モジュールの筐体を構成する両側板の一方には、スリット状の小孔で構成された通気孔が形成され、両側板の他方には凹部が形成されている。このため、このモジュールでは、側板同士を密着させて並設したとしても、凹部によって側板と側板との間に隙間が生じるため、筐体内部の熱を外部に放熱することが可能となっている。
特開2004−79698号公報(第3頁、第1図)
ところが、従来のモジュールには、以下の問題点がある。すなわち、このモジュールでは、側板の一方に形成した通気孔から筐体内部の熱を外部に放出している。一方、この種のモジュールは、一般的に、筐体に取り付けられた接続端子に各種のセンサを接続して、測定対象体についての様々な物理量を測定する際に用いられる。例えば、温度センサとしての熱電対を用いて測定対象体における複数の測定箇所の温度を測定する際には、複数の熱電対を各接続端子に接続して、接続した一対の端子間の電位差と端子の温度とに基づいて各測定箇所の温度を算出する。この場合、一般的に、いずれか一対の端子に取り付けられたサーミスタ等の温度センサ(熱電対とは異なる温度センサ)によって測定した温度を各端子の温度として用いている。しかしながら、上記したように筐体内部の熱を外部に放出したとしても、筐体の温度を一定に維持するのが困難であるため、端子の配設位置によって端子の温度にばらつきが生じることがある。このため、温度センサが接続された端子と、熱電対が接続された端子とが異なるときには、温度センサによって測定した温度と熱電対が接続された端子の実際の温度との間に差異が生じて、算出した測定箇所の温度に誤差が生じるおそれがあるという問題点が存在する。この場合、各端子に個別的に温度センサを取り付ける方法も考えられるが、回路構成が複雑となるという問題点が存在する。また、端子に温度センサを取り付けたときには、温度センサが筐体から露出しているため、破損し易いという問題点も存在する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、熱電対を用いての温度測定を正確に行い得る測定装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定装置は、直方体状の筐体と、複数の熱電対をそれぞれ接続可能な複数の端子の基端部が固定されると共に前記筐体の一面に対向しかつ当該一面に形成された開口部に当該各端子の先端部が位置するようにして当該筐体内に配設された端子盤と、前記熱電対が接続された一対の前記端子間の電位差および当該各端子近傍の温度に基づいて前記熱電対が配設されている測定対象体の温度を測定可能に構成されて前記筐体内に配設された測定部と、前記各端子の基端部に対して電気的に絶縁されつつ接触した状態で前記端子盤に対向して配設されて当該各端子の温度を均熱化する均熱板を備え、前記筐体には、前記端子盤に対向して配設されている前記均熱板の端面が位置する部位の近傍に通気口が形成され、前記均熱板は、金属で形成された板状の第1部材と、前記第1部材に取り付けられると共に柔軟性および非導電性を有し前記各端子の前記基端部に接触させられる板状の第2部材とを備えて構成されている
また、請求項記載の測定装置は、請求項記載の測定装置において、前記通気口は、前記一面に隣接する前記筐体の4面に形成されている。
また、請求項記載の測定装置は、請求項1または2記載の測定装置において、前記各端子近傍の温度を検出する温度検出部を備え、前記温度検出部は、前記一面に形成された挿通孔に挿通されると共に当該挿通孔の縁部に対して非接触状態で取り付けられている。
請求項1記載の測定装置によれば、各端子の基端部に対して電気的に絶縁されつつ接触した状態で端子盤に対向して配設されて各端子の温度を均熱化する均熱板を備えたことにより、均熱化のための手段が講じられていない構成とは異なり、各端子を同じ温度に維持する(均熱化する)ことができる。したがって、複数の熱電対を接続した各端子に個別的に温度検出部を取り付けることなく、端子の数よりも少ない数の温度検出部によって検出された温度を用いて、複数の熱電対を用いての複数箇所の温度を十分正確に測定することができる。また、この測定装置によれば、筐体における、取付け状態の均熱板の端面が位置する部位の近傍に通気口を形成したことにより、均熱板に伝導した筐体内部の熱を筐体の外部に確実に放熱することができるため、端子の温度上昇を確実に防止して低い温度に均熱化することができる。
また、の測定装置によれば、金属で形成された第1部材と、第1部材に取り付けられると共に柔軟性および非導電性を有する第2部材とを備えて均熱板を構成したことにより、第1部材と端子盤とで第2部材をはさみ込むことで各端子の基端部に第2部材を確実に接触させることができる。したがって、この測定装置によれば、第1部材の熱を第2部材を介して各端子に確実に伝導させると共に、各端子の熱を第2部材を介して第1部材に確実に伝導させることができる結果、各端子の温度を均熱板の温度と同じ温度に維持して、各端子の温度を確実に均熱化することができる。
また、請求項記載の測定装置によれば、一面に隣接する筐体の4面に通気口を形成したことにより、均熱板に伝導した筐体内部の熱を効率的に筐体の外部に放熱することができるため、端子の温度上昇を一層確実に防止して低い温度に均熱化することができる。
また、請求項記載の測定装置によれば、端子近傍の温度を検出する温度検出部を、筐体の一面に形成された挿通孔に挿通させかつ挿通孔の縁部に対して非接触状態で取り付けたことにより、温度検出部を筐体に対して非接触の状態に維持することができる結果、端子の先端部と、温度検出部とを同じ温度となる状態に維持することができる。このため、この測定装置によれば、温度検出部によって検出された温度に基づいて、測定対象体の温度を一層正確に測定することができる。また、この測定装置によれば、温度検出部が筐体の外部に露出していないため、温度検出部の破損を確実に防止することができる。
以下、本発明に係る測定装置の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、測定システム100の構成について説明する。図1,2に示す測定システム100は、測定装置1、通信装置2、電源装置3および取付け盤4を備えて、測定対象体300における複数の測定点の温度を測定してその測定結果を外部装置に送信可能に構成されている。この場合、測定装置1、通信装置2および電源装置3は、取付け盤4に取り付け(着脱)可能に構成されて、取付け盤4のコネクタ4aおよびバス4bを介して互いに電気的に接続される。なお、図2に示すように、この測定システム100では、取付け盤4に複数の測定装置1を取り付ける(増設する)ことが可能となっているが、発明の理解を容易とするため、以下、1台の測定装置1が取り付けられている例について説明する。
測定装置1は、本発明に係る測定装置の一例であって、図4に示すように、ケース(本発明における筐体)11、端子盤12、均熱板13および複数の回路基板14を備えて構成されている。ケース11は、互いに嵌合可能な第1ケース21、第2ケース22および第3ケース23を備えて構成されている。また、ケース11は、図5に示すように、各ケース21,22,23を嵌合した状態において全体として直方体状となるように構成されて、嵌合状態において形成される内部空間に端子盤12、均熱板13および各回路基板14を収容する。この場合、第2ケース22の天面22aおよび底面22bには、内部の熱を外部に放出するためのスリット状の放熱口22cが形成されている(図4,5では、天面22aの放熱口22cのみを図示している)。
また、図4に示すように、第3ケース23の前面(本発明における一面)23aには、端子盤12に取り付けられている後述する端子42の先端部42bを前面23a側に位置させるための開口部31が形成されている。また、第3ケース23の前面23aには、同図および図8に示すように、端子盤12に取り付けられている後述する2つの温度センサ43を挿通させる断面半円状の2つの筒状部32が形成されている。さらに、第3ケース23の天面23bおよび底面23cには、図4,6に示すように、平面視長方形状の通気口33aがそれぞれ形成されている。また、第3ケース23の両側面23d,23eにおける上下方向の中央部には、凹部34がそれぞれ形成され、その凹部34には、スリット状の通気口33b(以下、上記した通気口33aと区別しないときには「通気口33」ともいう)がそれぞれ形成されている。この場合、各通気口33は、後述する均熱板13の熱をケース11の外部に放熱するための通気口であって、図7に示すように、第3ケース23に収容された端子盤12に対向してその背面に均熱板13が配設された状態において、均熱板13の端面が位置する部位の近傍の位置にその形成位置が規定されている。つまり、各通気口33は、上記のように配設されている均熱板13の端面が臨める位置に形成されている。
端子盤12は、図4に示すように、基板41、および複数(例えば4つ)の熱電対200のケーブルを接続可能な複数の端子42を備えて構成されている。各端子42は、図4に示すように、樹脂製の枠部材42cの中心部に立設された状態で枠部材42cと一体形成されており、図6に示すように、その基端部42aがはんだ付けされることによって枠部材42cと共に基板41に取り付けられている。この場合、端子42は、端子盤12が第3ケース23の前面23aに対向するようにして第3ケース23に収容(配設)された状態において、図5に示すように、その先端部42bが第3ケース23の前面23aに形成されている開口部31に位置して開口部31から先端部42bが臨めるように(一例として、先端部42bと前面23aとが面一となるように)その長さや取り付け位置が規定されている。また、先端部42bを取り囲む枠部材42cが取り付けられているため、先端部42bは、第3ケース23の前面23aに対して非接触の状態に維持されている。
また、基板41には、図4に示すように、端子42近傍の温度を検出するための2つの温度センサ43(本発明における温度検出部であって、一例として、サーミスタ型温度センサ)が取り付けられている。この場合、温度センサ43は、図8に示すように、端子盤12が第3ケース23に収容された状態において、筒状部32の中心孔(本発明における挿通孔)32aに挿通されかつ中心孔32aを形成する筒状部32の内周面(本発明における挿通孔の縁部(挿通孔を形成する壁面))に対して非接触状態となるようにその形状や取り付け位置が規定されている。ここで、この測定装置1では、温度センサ43が第3ケース23の前面23aよりも前方に突出しない状態で取り付けられている。このため、端子42に温度センサ43を直接接続して温度センサ43が露出している構成とは異なり、温度センサ43の破損を確実に防止することが可能となっている。
均熱板13は、図4,6に示すように、第1部材13aおよび第2部材13bを備え、端子盤12の基板41に対向するようにして配設されている。第1部材13aは、熱伝導率が大きいアルミニウム等の金属で板状に形成されており、主として回路基板14から発生する熱を伝導させる(伝熱する)機能を有している。第2部材13bは、柔軟性および非導電性を有しかつ熱伝導率が大きい樹脂で板状に形成されて、第1部材13aに密着するように構成されている。この場合、第2部材13bは、端子盤12の基板41と第1部材13aとによって挟み込まれることによって基板41に取り付けられている各端子42の基端部42aに対して電気的に絶縁されつつ確実に接触して、第1部材13aの熱を各端子42に伝導させ、また各端子42の熱を第1部材13aに伝導させる。この場合、第1部材13aの熱伝導率が大きいため、結果として、均熱板13は、第1部材13aの熱を各端子42に伝導させ、また各端子42の熱を第1部材13aに伝導させることによって各端子42の温度を均熱板13の温度と同じ温度に維持し、同時に、各端子42の温度を均熱化する。
回路基板14は、基板と、基板に実装された複数の電子部品(図示せず)とで構成されて、図4に示すように、第1ケース21および第2ケース22によって構成される空間内に収容されている。この場合、回路基板14の各電子部品により、図3に示す測定部51、制御部52、データメモリ53およびデータ入出力部54が構成される。この場合、測定部51は、制御部52の制御に従い、熱電対200のケーブルが接続された一対の端子42間の電位差と、各端子42近傍の温度とに基づいて熱電対200が配置されている測定対象体300の温度を測定して測定値を示す測定データDmを出力する。制御部52は、測定部51およびデータ入出力部54を制御する。また、制御部52は、測定部51から出力された測定データDmをデータメモリ53に記憶させる。データ入出力部54は、制御部52の制御に従い、データメモリ53に記憶されている測定データDmを取付け盤4のバス4bを介して通信装置2に送信する。
通信装置2は、LANや公衆回線網を介してパソコン等の外部装置との間で測定データDmを含む各種データの送受信を行う。電源装置3は、例えば、商用交流電源に接続されて、取付け盤4に取り付けられている測定装置1および通信装置2に対してコネクタ4aおよびバス4bを介して電力を供給する。
次に、測定システム100を用いて測定対象体300の温度を測定する際の測定システム100の動作について、測定装置1の動作を中心として図面を参照して説明する。
まず、測定対象体300の複数(例えば4つ)の測定箇所に熱電対200をそれぞれ配置し、次いで、図3に示すように、各熱電対200のケーブルを測定装置1における端子盤12の各端子42にそれぞれ接続する。一方、通信装置2がパソコン等の外部装置からの測定開始の指示信号を入力したときには、通信装置2が指示信号を測定装置1に出力する。これに応じて、測定装置1の制御部52が測定部51を制御して、測定処理を開始させる。
この場合、測定部51は、熱電対200のケーブルが接続された一対の端子42間の電位差と、温度センサ43から出力された検出信号Stによって特定される(つまり、温度センサ43によって検出された)端子42近傍の温度とに基づき、各熱電対200が配設された測定対象体300における各測定箇所の温度を測定して測定値を示す測定データDmを出力する。続いて、制御部52は、測定部51から出力された測定データDmをデータメモリ53に記憶させると共に、データ入出力部54を制御して、所定時間間隔でデータメモリ53に記憶されている測定データDmを通信装置2に出力させる。一方、通信装置2は、通信装置2から出力された測定データDmを外部装置に送信する。
ここで、この測定装置1では、端子42の先端部42bおよび温度センサ43の先端部43aが共に第3ケース23に対して非接触の状態に維持されている。つまり、端子42の先端部42bと、温度センサ43の先端部43aとが同じ(ほぼ同じ)温度となる状態に維持されている。このため、端子42の近傍に配設された温度センサ43によって検出された温度を各端子42の温度として測定箇所の温度の測定に用いることが可能となっている。また、この測定装置1では、各端子42の基端部42aに接触するようにして均熱板13が配設されているため、均熱化のための手段が講じられていない構成とは異なり、各端子42を同じ(ほぼ同じ)温度に維持する(各端子42の温度を均熱化する)ことが可能となっている。したがって、各温度センサ43によって検出された温度を用いて測定対象体300の温度を正確に測定することが可能となっている。
また、この測定装置1では、第3ケース23における均熱板13の端面が位置する部位の近傍の位置に各通気口33が形成されているため、均熱板13に伝導したケース11内部の熱をケース11の外部に確実に放熱しつつ均熱板13によって各端子42の温度を低い温度に均熱化することが可能となっている。さらに、この測定装置1では、側面23d,23eに凹部34が形成され、その凹部34に通気口33bが形成されているため、図1に示すように、例えば、測定装置1に隣接する通信装置2の側面と測定装置1の側面23dとが密着していたとしても、両側面との間に隙間を形成することが可能となっている。このため、この隙間に空気を流すことができる結果、側面23dの温度上昇、ひいては測定装置1内部の温度上昇を確実に防止することが可能となっている。
このように、この測定装置1によれば、各端子42の基端部42aに対して電気的に絶縁されつつ接触状態で端子盤12の基板41に対向して配設されて各端子42の温度を均熱化する均熱板13を備えたことにより、均熱化のための手段が講じられていない構成とは異なり、各端子42を同じ温度に維持する(均熱化する)ことができる。したがって、複数の熱電対200を接続した各端子42に個別的に温度センサ43を取り付けることなく、端子42の数よりも少ない数の温度センサ43によって検出された温度を用いて、複数の熱電対200を用いての複数箇所の温度を十分正確に測定することができる。また、この測定装置1によれば、ケース11における、取付け状態における均熱板13の端面が位置する部位の近傍に通気口33a,33bを形成したことにより、均熱板13に伝導したケース11内部の熱をケース11の外部に確実に放熱することができるため、端子42の温度上昇を確実に防止して低い温度に均熱化することができる。
また、この測定装置1によれば、金属で形成された第1部材13aと、第1部材13aに配設されて柔軟性および非導電性を有する第2部材13bとを備えて均熱板13を構成したことにより、第1部材13aと端子盤12の基板41とで第2部材13bをはさみ込むことで各端子42の基端部42aに第2部材13bを確実に接触させることができる。したがって、この測定装置1によれば、第1部材13aの熱を第2部材13bを介して各端子42に確実に伝導させると共に、各端子42の熱を第2部材13bを介して第1部材13aに確実に伝導させることができる結果、各端子42の温度を均熱板13の温度と同じ温度に維持して、各端子42の温度を確実に均熱化することができる。
さらに、この測定装置1によれば、ケース11における第3ケース23の天面23b、底面23cおよび両側面23d,23eに通気口33を形成したことにより、均熱板13に伝導したケース11内部の熱を効率的にケース11の外部に放熱することができるため、端子42の温度上昇を一層確実に防止して低い温度に均熱化することができる。
また、この測定装置1によれば、ケース11における第3ケース23の前面23aに形成された筒状部32の中心孔32aにその先端部43aを挿通させかつ中心孔32aを形成する筒状部32の内周面に対して非接触状態となるようにして端子42近傍の温度を検出する温度センサ43を取り付けたことにより、温度センサ43の先端部43aを第3ケース23に対して非接触の状態に維持することができる結果、端子42の先端部42bと、温度センサ43の先端部43aとを同じ温度となる状態に維持することができる。このため、この測定装置1によれば、温度センサ43によって検出された温度に基づいて、測定対象体300の温度を一層正確に測定することができる。また、この測定装置1によれば、温度センサ43がケース11の外部に露出していないため、温度センサ43の破損を確実に防止することができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、4つの熱電対200を接続可能な4チャンネル分の端子42を備えた構成例について上記したが、これに限定されず、任意のチャンネル数分の端子42を備えた構成に適用することができる。また、2つの温度センサ43を備えた構成例について上記したが、1つまたは3つ以上の温度センサ43を備えた構成を採用することもできる。さらに、通気口33を第3ケース23の天面23b、底面23cおよび両側面23d,23eの4つの面に形成した例について上記したが、必ずしも4つの面の全てに形成する必要はなく、任意の1つ以上の面に形成することができる。ただし、測定装置1の各種設置形態を考慮した場合、上記した4つの面の全てに形成するのが好ましい。
測定システム100の構成を示す斜視図である。 測定システム100の構成を示す構成図である。 測定装置1の構成を示す構成図である。 測定装置1の分解斜視図である。 測定装置1の斜視図である。 第3ケース23、端子盤12および均熱板13の斜視図である。 均熱板13を端子盤12の背面側に装着した状態の斜視図である。 温度センサ43の取付け構造を示す断面図である。
符号の説明
1 測定装置
11 ケース
12 端子盤
13 均熱板
13a 第1部材
13b 第2部材
14 回路基板
21 第1ケース
22 第2ケース
23 第3ケース
23a 前面
23b 天面
23c 底面
23d,23e 側面
31 開口部
32 筒状部
32a 中心孔
33a,33b 通気口
42 端子
42a 基端部
42b 先端部
43 温度センサ
51 測定部
200 熱電対

Claims (3)

  1. 直方体状の筐体と、複数の熱電対をそれぞれ接続可能な複数の端子の基端部が固定されると共に前記筐体の一面に対向しかつ当該一面に形成された開口部に当該各端子の先端部が位置するようにして当該筐体内に配設された端子盤と、前記熱電対が接続された一対の前記端子間の電位差および当該各端子近傍の温度に基づいて前記熱電対が配設されている測定対象体の温度を測定可能に構成されて前記筐体内に配設された測定部と、前記各端子の基端部に対して電気的に絶縁されつつ接触した状態で前記端子盤に対向して配設されて当該各端子の温度を均熱化する均熱板を備え、
    前記筐体には、前記端子盤に対向して配設されている前記均熱板の端面が位置する部位の近傍に通気口が形成され
    前記均熱板は、金属で形成された板状の第1部材と、前記第1部材に取り付けられると共に柔軟性および非導電性を有し前記各端子の前記基端部に接触させられる板状の第2部材とを備えて構成されている測定装置。
  2. 前記通気口は、前記一面に隣接する前記筐体の4面に形成されている請求項記載の測定装置。
  3. 前記各端子近傍の温度を検出する温度検出部を備え、
    前記温度検出部は、前記一面に形成された挿通孔に挿通されると共に当該挿通孔の縁部に対して非接触状態で取り付けられている請求項1または2記載の測定装置。
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