JP5321900B2 - 温度センサ - Google Patents
温度センサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5321900B2 JP5321900B2 JP2009177119A JP2009177119A JP5321900B2 JP 5321900 B2 JP5321900 B2 JP 5321900B2 JP 2009177119 A JP2009177119 A JP 2009177119A JP 2009177119 A JP2009177119 A JP 2009177119A JP 5321900 B2 JP5321900 B2 JP 5321900B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- connector portion
- sensor block
- convex
- concave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Radiation Pyrometers (AREA)
Description
さらに、測定対象物の表面を面として捉えて温度を測定する方法としては、赤外線イメージセンサなどの光学手法を用いて、測定対象物の表面から放射される輻射による赤外線を受けて温度測定する方法も知られている。例えば、特許文献3には、測定対象物であるヒートローラの表面温度を非接触で測定する温度センサであって、ヒートローラの表面に近接して非接触で保持される赤外線透過性フィルム上に赤外線吸収ガラスで溶封されたサーミスタ素子を有する非接触温度センサが提案されている。
すなわち、複数の電池セル等の温度を測定するために、複数の温度センサを配置するには、温度センサの設置数に応じて取付工数が増大すると共に複数の配線及びハーネスが必要になり、設置コスト及び部材コストが増えてしまう不都合があった。また、温度センサの設置数に応じて配線等の本数が増え、重量増加や線材の耐振動に対する信頼性低下などが生じる問題があった。さらに、並列に並べられた複数の電池セルの隙間に複数の温度センサを設置する場合、設置スペースが狭いと共に組立が複雑になって工数が増加するため、設置作業や電池交換等のメンテナンスの作業性に不都合があった。また、通気のための空間が多数の配線や取付治具などにより占有されてしまい、電池セルの放熱の妨げになるおそれもあった。
また、赤外線イメージセンサなどにより温度分布を測定する場合、画像処理などの演算コストが膨大であり、組電池などの温度監視に使用することは不適である。さらに、測定対象物の全体を赤外線の視野角に入れる必要があり、取付場所に制限があり、狭い設置スペースでは利用困難な場合がある。
さらに、赤外線センサを並列に並んだ複数の電池セルの隙間に設置する場合、少なくとも二方に電池セルが配置されているため、複数の赤外線センサを互いに異なる方向の電池セルに向けて設定する必要があり、設置位置の確保が難しいと共に設置作業に手間がかかってしまう問題があった。
また、少なくとも一つがセンサ素子に接続されて凸状コネクタ部から凹状コネクタ部まで配設された複数の内蔵配線と、凸状コネクタ部と凹状コネクタ部とに設けられ連結時に複数のセンサブロック体のセンサ素子のうちいずれかに内蔵配線を介して電気的に接続可能な複数の端子と、を備えているので、連結するだけで他の連結されたセンサブロック体のセンサ素子に電気的に接続され、各端子に対応するセンサ素子の検出温度を個別に測定することが可能になる。
すなわち、互いに嵌合された凸状コネクタ部と凹状コネクタ部とにより連結したセンサブロック体の端子同士が接続されて、対応するセンサ素子と電気的に接続されることで、連結端に配されたセンサブロック体の凸状コネクタ部又は凹状コネクタ部の端子から、対応するセンサブロック体におけるセンサ素子の検出温度を個別に測定することができる。
すなわち、この温度センサでは、凸状コネクタ部及び凹状コネクタ部に、一対のコモン端子と、複数対の接続端子と、センサ端子と、を上記配置構成で備えているので、開口部を異なる方向に向けて複数のセンサブロック体を連結しても、互いに嵌合する凸状コネクタ部と凹状コネクタ部とにより、センサ端子と接続端子の一つとが接続されて、連結状態の端部に配された凸状コネクタ部又は凹状コネクタ部のセンサ端子及び所定の接続端子で、対応するセンサブロック体におけるセンサ素子の検出温度を個別に測定することができる。
すなわち、この温度センサでは、凸状コネクタ部が、複数の外側面にセンサ端子及び接続端子を有する正多角柱形状とされていると共に、凹状コネクタ部が、凸状コネクタ部が嵌合可能で複数の内側面に接続端子を有する穴形状とされているので、多角柱形状とされた凸状コネクタ部を中心軸を中心に外側面単位で周回させて凹状コネクタ部に嵌め込むことで、各センサブロック体のセンサ端子と対応する接続端子とを個別に接続することができる。したがって、多角柱形状とされた凸状コネクタ部の外側面の数だけセンサブロック体を連結可能であると共に配線することができる。
すなわち、この温度センサでは、凸状コネクタ部が、センサブロック体の先端に設けられていると共に、凹状コネクタ部が、センサブロック体の後端に設けられているので、複数のセンサブロック体が直線状に連結され、配列された電池セルの隙間などに容易に挿入配置することができる。
すなわち、本発明に係る温度センサによれば、複数のセンサブロック体が、互いに凹状コネクタ部に凸状コネクタ部を嵌め込んで互いに異なる向きに開口部を向けて連結可能とされ、センサブロック体が、一つの側面に形成した開口部内に、測定対象物から放射される赤外線を開口部を介して受光して測定対象物の温度を検出するセンサ素子を備えているので、異なる方向に開口部を向けて複数のセンサブロック体を連結することで、異なる方向にある複数の測定対象物の温度を測定することができる。
また、本発明に係る温度センサは、少なくとも一つがセンサ素子に接続されて凸状コネクタ部から凹状コネクタ部まで配設された複数の内蔵配線と、凸状コネクタ部と凹状コネクタ部とに設けられ連結時に複数のセンサブロック体のセンサ素子のうちいずれかに内蔵配線を介して電気的に接続可能な複数の端子と、を備えているので、連結するだけで他の連結されたセンサブロック体のセンサ素子に電気的に接続されて、各端子に対応するセンサ素子の検出温度を個別に測定することができる。
このように、本発明の温度センサでは、複数の測定対象物に対して、任意の指向角で複数の検出角を有して赤外線を受光可能なマルチビーム方式の非接触温度センサを容易に構成することができる。また、センサ素子毎に個別の配線を別途配設する必要が無く、複数のセンサブロック体を異なる検出角で連結しても互いに凸状コネクタ部と凹状コネクタ部とを嵌合させるだけで、配線接続が行われるため、配線コスト及び部材コストを削減可能であると共に設置やメンテナンス等の作業性にも優れている。さらに、配線増による重量増加や線材の耐振動に対する信頼性低下を抑制可能であると共に、配線スペースを極力省くことができ、狭い設置スペースでも容易に設置可能で通気性も確保可能である。
したがって、本発明の温度センサは、組電池を構成する電池セルの隙間に設置して周囲の複数の電池セルの温度監視を行う温度センサとして好適である。
上記センサ素子5は、例えばチップ型のサーミスタ素子である。このサーミスタ素子として、NTC型、PTC型、CTR型等のサーミスタがあるが、本実施形態では、NTC型サーミスタを採用している。このサーミスタ素子は、Mn−Co−Cu系材料、Mn−Co−Fe系材料等のサーミスタ材料で形成されている。
また、上記凸状コネクタ部2は、センサブロック体4の先端に設けられていると共に、凹状コネクタ部3が、センサブロック体4の後端に設けられている。
この際、第1から第3の3つのセンサブロック体4A,4B,4Cの開口部4aを互いに異なる測定対象物Bに向けて連結する。すなわち、第1のセンサブロック体4Aの開口部4aの向きと第2のセンサブロック体4Bの開口部4aの向きとは、120°異なるように連結すると共に、第1のセンサブロック体4Aの開口部4aの向きと第3のセンサブロック体4Cの開口部4aの向きとは、240°異なるように連結する。
さらに、凸状コネクタ部が、センサブロック体の先端に設けられていると共に、凹状コネクタ部が、センサブロック体の後端に設けられているが、先端や後端以外の部分に凸状コネクタ部又は凹状コネクタ部を設けても構わない。この場合、直線的な直列連結だけでなく、直角方向や2方向や3方向等の複数方向への連結も可能になり、さらに三次元的な多方向に複数の開口部を向けて温度を測定することが可能になる。
Claims (2)
- 凸状コネクタ部と凹状コネクタ部とを有すると共に一つの側面に開口部が形成された複数のセンサブロック体が、互いに前記凹状コネクタ部に前記凸状コネクタ部を嵌め込んで互いに異なる向きに前記開口部を向けて連結可能とされ、前記センサブロック体が、前記開口部内に設置されていると共に測定対象物から放射される赤外線を前記開口部を介して受光して前記測定対象物の温度を検出するセンサ素子と、少なくとも一つが該センサ素子に接続されて前記凸状コネクタ部から前記凹状コネクタ部まで配設された複数の内蔵配線と、前記凸状コネクタ部と前記凹状コネクタ部とに設けられ連結時に複数の前記センサブロック体の前記センサ素子のうちいずれかに前記内蔵配線を介して電気的に接続可能な複数の端子と、を備え、
前記凸状コネクタ部及び前記凹状コネクタ部のそれぞれの中心軸上に形成され互いに電気的に接続された一対のコモン端子と、
前記凸状コネクタ部の外周部及び前記凹状コネクタ部の内周部にそれぞれ同心円上に形成され前記凸状コネクタ部と前記凹状コネクタ部とで対応する対同士で互いに電気的に接続された複数対の接続端子と、
前記凸状コネクタ部の外周部又は前記凹状コネクタ部の内周部に形成され前記センサ素子を介して前記コモン端子に電気的に接続されたセンサ端子と、を備え、
前記凸状コネクタ部が、複数の外側面に前記センサ端子及び前記接続端子を有する正多角柱形状とされていると共に、前記凹状コネクタ部が、前記凸状コネクタ部を嵌合可能で複数の内側面に前記接続端子を有する穴形状とされ、
前記凸状コネクタ部を、中心軸を中心に外側面単位で周回させて前記凹状コネクタ部に嵌め込むことで、前記凸状コネクタ部の外側面の数だけ前記センサブロック体を、前記開口部の向きを互いに変えて連結可能であることを特徴とする温度センサ。 - 請求項1に記載の温度センサにおいて、
前記凸状コネクタ部が、前記センサブロック体の先端に設けられていると共に、前記凹状コネクタ部が、前記センサブロック体の後端に設けられていることを特徴とする温度センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009177119A JP5321900B2 (ja) | 2009-07-29 | 2009-07-29 | 温度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009177119A JP5321900B2 (ja) | 2009-07-29 | 2009-07-29 | 温度センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011033360A JP2011033360A (ja) | 2011-02-17 |
JP5321900B2 true JP5321900B2 (ja) | 2013-10-23 |
Family
ID=43762593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009177119A Expired - Fee Related JP5321900B2 (ja) | 2009-07-29 | 2009-07-29 | 温度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5321900B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6876775B2 (ja) * | 2019-11-21 | 2021-05-26 | 日置電機株式会社 | 輻射熱計測装置 |
JP7430956B1 (ja) | 2023-10-02 | 2024-02-14 | 紅根株式会社 | 放射熱測定装置およびその放射熱測定方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0510824A (ja) * | 1991-07-03 | 1993-01-19 | Toshiba Corp | 輻射熱温度センサ |
JP4519339B2 (ja) * | 2001-03-05 | 2010-08-04 | サンクス株式会社 | センサシステム、検出センサ及び検出センサ用コネクタ |
JP2008119197A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | Tokai Rika Co Ltd | 状況監視装置の装置本体、及び状況監視装置 |
-
2009
- 2009-07-29 JP JP2009177119A patent/JP5321900B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011033360A (ja) | 2011-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9651428B2 (en) | Battery system temperature monitor | |
JP5133335B2 (ja) | 電力供給装置温度センサー及び電力供給システム | |
US20150023392A1 (en) | Battery pack | |
KR101275816B1 (ko) | 배터리 모듈 | |
JP5651930B2 (ja) | 温度センサ | |
CN111656566A (zh) | 电动汽车电池管理系统的集成感测板 | |
US10658711B2 (en) | Temperature sensor, battery system and method for fitting a battery system | |
CN102478431B (zh) | 温度传感器 | |
KR101293206B1 (ko) | 2차전지 카트리지 모듈의 부풀림 검출/보호 시스템 및 그방법, 이에 보호받는 2차전지 카트리지 모듈 | |
US20070034799A1 (en) | Infrared sensor having thermo couple | |
JP2012523553A (ja) | センサ装置及び測定装置 | |
EP3249740A1 (en) | Power storage unit | |
JP5321900B2 (ja) | 温度センサ | |
US20220416371A1 (en) | Cell-contacting system for a battery module and battery module with such a cell-contacting system | |
CN112042008A (zh) | 具有集成导体的剪力墙 | |
CN105914415A (zh) | 一种温度监测装置及电源装置 | |
KR20200063994A (ko) | 센서 어셈블리 및 물리량 측정 장치 | |
JP5955214B2 (ja) | 電池モジュール | |
KR102242968B1 (ko) | 배터리의 이상징후 또는 열화 모니터링을 위한 시스템 | |
US11346725B2 (en) | Temperature measurement | |
CN211184430U (zh) | 柔性电路板、电池模组及电池包 | |
JP5093270B2 (ja) | 制御機器 | |
CN211205554U (zh) | 热敏线缆、温度探测装置、动力电池装置和电动车辆 | |
JP5234365B2 (ja) | 温度センサ | |
KR102615446B1 (ko) | 온도 이상 검출 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120328 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130227 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130523 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130620 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130703 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5321900 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |