JP4964905B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、波形サイプを形成した陸部を有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤに関し、特にスタッドレスタイヤとして有用である。
従来、スタッドレスタイヤでは、ブロックやリブなどの陸部にサイプと呼ばれる切り込みを形成しており、このサイプによるエッジ効果や除水効果によって、摩擦係数が低いアイス路面での走行性能(以下、「アイス性能」と称する。)を高めている。かかるサイプとしては、長手方向に沿って直線状に延びる直線サイプや、波状に延びる波形サイプが実用化されている。
サイプによるエッジ効果や除水効果は、サイプ本数を増やしてサイプ密度を高めることにより増大させることができる。しかし、サイプ本数を増やし過ぎると、陸部の剛性が低下して過度に倒れ込んでしまうため、却ってエッジ効果が小さくなり、アイス性能が低下するという問題がある。近年では、サイプ形状を深さ方向で変化させて陸部の過度の倒れ込みを抑制した、所謂3次元サイプが提案されているものの(例えば、下記特許文献1)、実用上は3次元サイプでなくともアイス性能を高められる手法が望まれる。
下記特許文献2には、タイヤ幅方向に延びる横サイプの開口側に傾斜面を形成した空気入りタイヤが記載されている。この傾斜面は、横サイプの回転方向後側側面にて半径方向外側に向かって回転方向後方に傾斜する、或いは、回転方向前側側面にて半径方向外側に向かって回転方向前方に傾斜するものである。このような傾斜面を形成することで、陸部の倒れ込みによる反作用力の作用方向を半径方向に近付けて、エッジ効果を高めるようにしている。
しかし、上記のサイプ構造は、ひとえに直線サイプを対象とするものであり、仮に波形サイプにそのまま適用しても企図する作用効果が得られるものではない。即ち、波形サイプは、回転方向に対してエッジ部の向きを変化させながら延在するため、上記の如き傾斜面を一律に形成してもエッジ効果が然程に向上せず、そればかりか、トレッドゴムの配合によっては、傾斜面の形成により接地面積が減少することで、却ってアイス性能が低下する場合がある。
特開2002−321509号公報 特開2007−223493号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、波形サイプに対する簡単な形状変更によってアイス路面での走行性能を効果的に向上できる空気入りタイヤを提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成すべく、アイス路面での波形サイプの挙動について鋭意研究を重ねたところ、走行時に波形サイプの振幅方向に沿って入力があると、波形サイプの頂部のうち入力方向に突き出ている方の頂部に接地圧が局所的に集中し、それに隣接する逆向きの頂部では接地圧が低いことを見出した。本発明は、このような波形サイプに特有の挙動に着目してなされたものであり、下記の如き構成により上記目的を達成することができるものである。
即ち、本発明の空気入りタイヤは、長手方向に沿って波状に延びる波形サイプを形成した陸部を有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤにおいて、前記波形サイプが、互いに逆向きとなる第1の頂部と第2の頂部とを長手方向に沿って交互に有しており、その両頂部の接地面側に、前記波形サイプを振幅方向に沿って傾斜させた傾斜部が設けられると共に、前記第1の頂部の傾斜部と前記第2の頂部の傾斜部とが傾斜方向を互いに逆向きにしていて、前記傾斜部が、接地面を基準として前記波形サイプの深さの5〜30%となる深さの範囲でのみ設けられているものである。
本発明では、波形サイプが有する第1の頂部と第2の頂部の両方の接地面側に、サイプを振幅方向に沿って傾斜させた傾斜部が設けられている。そのため、アイス路面上での入力時に接地圧が集中する頂部において、陸部の倒れ込みによる反作用力の作用方向を半径方向に近付けることができる。その結果、波形サイプによるエッジ効果、特に該頂部におけるエッジ効果を高めて、アイス路面での走行性能を効果的に向上することができる。
しかも、第1の頂部の傾斜部と第2の頂部の傾斜部とが傾斜方向を互いに逆向きにしていることから、陸部への入力が逆方向であっても対応することができ、タイヤの装着方向(回転方向)に関して特段の制約を設ける必要がない。また、傾斜部では、波形サイプを振幅方向に沿って傾斜させているので、接地面積の減少が抑えられ、アイス性能を好適に確保できる。そのうえ、傾斜部をサイプの接地面側に設けているため、陸部の剛性を確保して過度の倒れ込みを抑制することができる。
本発明では、前記傾斜部が、前記波形サイプの振幅が接地面に向かって小さくなるように設けられているものが好ましい。これにより、波形サイプを形成するためのブレードの製作が比較的容易となるうえ、タイヤの加硫成形時に該ブレードをタイヤから引き抜き易くなり、脱型時の作業性が向上する。
本発明では、頂部の向きに対する傾斜部の傾斜方向を一致させた複数の波形サイプが、振幅方向に間隔を置いて並設されているものが好ましい。かかる構成によれば、アイス路面を走行時の入力に対して、並設された複数の波形サイプが一様にエッジ効果の向上効果を奏するため、アイス性能をより効果的に向上することができる。
本発明では、前記傾斜部におけるサイプ壁面が平面視にて三日月状をなすものが好ましい。この場合、接地圧が特に集中しがちな頂部の先端側にて傾斜部の傾斜角度が大きくなるため、傾斜部によるエッジ効果の向上効果を高めることができる。
上記において、前記第1の頂部の傾斜部と前記第2の頂部の傾斜部とが、互いのサイプ壁面をなだらかに連続させて、長手方向に波状に延びる湾曲面を形成するものが好ましい。かかる構成によれば、波形サイプの波形状が接地面側においても適切に保持されるため、波形サイプとしての利点が損なわれないと共に、ブレードの製作に関しても有利である。
本発明では、前記傾斜部が、接地面を基準として前記波形サイプの深さの5〜30%の深さで設けられている。かかる構成によれば、傾斜部が適度な深さで設けられ、上述したエッジ効果の向上効果を適切に発現し得ると共に、陸部の剛性を適切に確保することができる。
本発明では、陸部の幅方向における中央領域での前記傾斜部の傾斜角度が、その両端領域での前記傾斜部の傾斜角度よりも大きいものが好ましい。一般に、アイス路面では、陸部の中央部における接地圧が端部よりも高くなり、ドライ路面では、陸部の端部における接地圧が中央部よりも高くなる傾向にある。本発明の上記構成によれば、アイス路面で接地圧が高くなりがちな領域では、傾斜部の傾斜角度が大きいことから、アイス性能を良好に高めることができる。それでいて、ドライ路面で接地圧が高くなりがちな領域では、傾斜部の傾斜角度が小さいことから、陸部の剛性を確保して過度の倒れ込みが抑えられ、ドライ路面での走行性能が確保される。
本発明に係る空気入りタイヤのトレッド面の一例を示す展開図 ブロックの拡大図 図2のA−A矢視断面図 図2のB−B矢視断面図 波形サイプのサイプ壁面を示す斜視図 図5のサイプ壁面を拡大して示す平面図 3次元サイプとしての波形サイプに本発明を適用したときのサイプ壁面の斜視図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る空気入りタイヤのトレッド面の一例を示す展開図である。この空気入りタイヤは、図1に示すように、長手方向に沿って波状に延びる波形サイプ10を形成したブロック1(陸部の一例)を有するトレッドパターンを備える。ブロック1は、タイヤ周方向PDに延びる主溝2と、それに交差して延びる横溝3とにより区分されている。
図2に拡大して示すように、波形サイプ10は、互いに逆向きとなる頂部11(第1の頂部に相当)と頂部12(第2の頂部に相当)とを長手方向に沿って交互に有している。図1,2では、頂部11が上向きであり、頂部12が下向きである。各ブロック1には、複数(本実施形態では6本)の波形サイプ10が振幅方向ADに間隔をおいて並設されている。振幅方向ADは、波形サイプ10の振幅基準線に対して直交する方向であり、本実施形態では振幅方向ADがタイヤ周方向PDに一致している。
図3は、図2のA−A矢視断面図であり、図4は、図2のB−B矢視断面図である。図5は、波形サイプ10のサイプ壁面を示す斜視図である。図6は、図5のサイプ壁面を拡大して示す平面図である。両頂部11,12の接地面側には、波形サイプ10を振幅方向ADに沿って傾斜させた傾斜部11S、12Sが設けられており、その傾斜部11Sと傾斜部12Sとは傾斜方向を互いに逆向きにしている。
波形サイプ10は、その長手方向がタイヤ幅方向に沿ったものであり、図2の上向きに制動力が入力されると、接地圧が頂部11に局所的に集中し、制動に対する寄与度が他の部分に比べて大きくなる。そして、その頂部11に傾斜部11Sが設けられていることから、ブロック1の倒れ込みによるエッジ部11Eでの反作用力の作用方向が半径方向に近付き、エッジ効果が効率良く高められて制動性能がアップする。その結果、アイス性能を効果的に向上することができる。
このタイヤの車両への装着方向を左右で入れ替えると、制動力は図2の下向きに入力され、接地圧が頂部12に集中することになる。かかる場合であっても、頂部12には頂部11Sとは逆向きの傾斜部12Sが設けられているため、ブロック1の倒れ込みによるエッジ部12Eでの反作用力の作用方向が半径方向に近付き、上記と同様にエッジ効果が効率良く高められ、アイス性能を効果的に向上することができる。
傾斜部11S及び傾斜部12Sでは、波形サイプ10を振幅方向ADに沿って傾斜させていることから、単なる面取りによる傾斜面を形成した場合に比べて、接地面積の減少が抑えられたものとなる。これにより、ブロック1による粘着摩擦効果が低下することを避け、アイス性能を好適に確保できる。
波形サイプ10は、頂部11,12を適切な向きにしてアイス路面での制動性能を高める観点から、タイヤ幅方向に対する振幅基準線の傾斜角度が80°以下で傾斜していることが好ましい。但し、本発明では、波形サイプ10の振幅基準線をタイヤ周方向に近付けて、アイス路面での旋回性能を高めるようにしても構わない。なお、振幅基準線は、波形状の振幅中央(振幅=0)を通る仮想線を意味する。
傾斜部11S,12Sの接地面を基準とした深さdSは、波形サイプ10の深さdの5〜30%であり、それによってエッジ効果の向上効果を適切に発現し得ると共に、ブロック1の剛性を良好に確保できる。波形サイプ10の深さdは、十分なエッジ効果を発現するうえで、主溝2の深さの30〜80%であることが好ましい。また、波形サイプ10の厚みとしては、0.2〜1mmが例示される。
本実施形態では、傾斜部11S,12Sが、波形サイプ10の振幅が接地面に向かって小さくなるように設けられているが、本発明では、これと逆向きになるように、即ち、傾斜部11S,12Sが、波形サイプ10の振幅が接地面に向かって大きくなるように設けられるものでもよい。かかる場合には、図3,4における傾斜部11S,12Sの傾斜方向が左右反対となる。
このブロック1には、頂部の向きに対する傾斜部の傾斜方向を一致させた複数の波形サイプが、振幅方向ADに間隔を置いて並設されている。つまり、ブロック1に形成された6本の波形サイプ10においては、傾斜部11S,12Sの傾斜方向が統一されている。これにより、アイス路面を走行時の入力に対して、ブロック1に形成された複数の波形サイプ10が一様にエッジ効果の向上効果を奏し、アイス性能をより効果的に向上することができる。
半径方向に対する傾斜部11S,12Sの傾斜角度θは、例えば50〜80°に設定される。この角度θが80°を超えると、ブロック1の倒れ込みによる反作用力の作用方向を半径方向に近付けることによるエッジ効果の向上代を大きくできず、アイス性能の改善効果が小さくなる傾向にある。また、角度θが50°未満であると、接地面にて波形状を維持するのが難しくなる場合がある。
傾斜部11S,12Sにおけるサイプ壁面は、図6に示すように平面視にて三日月状をなす。これにより、接地圧が特に集中しがちな頂部11,12の先端側にて傾斜部11S,12Sの傾斜角度を大きくできるため、エッジ効果の向上効果が高められる。また、傾斜部11Sと傾斜部12Sとが、互いのサイプ壁面をなだらかに連続させて、長手方向に波状に延びる湾曲面を形成していることから、接地面側においても波形状が適切に維持され、波形サイプとしての利点が確保される。
図2に示すように、ブロック1のタイヤ幅方向における中央領域をY1、その両端の領域をY2とした場合、領域Y1における傾斜部11S,12Sの傾斜角度θを、領域Y2における傾斜角度θよりも大きくすることが好ましい。これにより、アイス性能を向上しながら、ドライ路面での走行性能を確保できる。領域Y1のタイヤ幅方向長さは、ブロック1のタイヤ幅方向長さの40〜60%に設定される。かかる場合においては、少なくとも中央領域Y1における傾斜角度θが、上述した数値範囲に収められることが好ましい。
本発明の空気入りタイヤは、トレッド面の陸部に上記の如き波形サイプを形成したこと以外は、通常の空気入りタイヤと同等であり、従来公知の材料、形状、構造、製法などが何れも本発明に採用できる。
本発明は、いわゆる夏用タイヤにも適用できるが、アイス路面での走行性能に優れていることから、特にスタッドレスタイヤ(冬用タイヤ)として有用である。
[他の実施形態]
(1)本発明の空気入りタイヤが有するトレッドパターンは、上述したものに限定されず、種々のパターンを採用可能である。本発明では、上記の如き波形サイプを、前掲したような矩形のブロックや、その他の形状のブロック、或いは、タイヤ周方向に沿って延びるリブに形成することができる。
(2)前述の実施形態では、サイプ形状が深さ方向で変化しない、通常の波形サイプの頂部に傾斜部を設けた例を示したが(図3〜5参照)、本発明はこれに限定されず、サイプ形状を深さ方向で変化させて陸部の過度の倒れ込みを抑制した、所謂3次元サイプに適用することも可能である。
図7は、3次元サイプである波形サイプに本発明を適用した例である。この波形サイプ20は、サイプ壁面の凹凸列を長手方向に沿って「く」の字状に屈曲させたサイプ部25を備える。波形サイプ20は、互いに逆向きとなる頂部21と頂部22とを長手方向に沿って交互に有し、各頂部21,22の接地面側に、上記と同様な傾斜部21S,22Sが設けられている。かかる構成によれば、3次元サイプの構造に基づく作用効果に加えて、本発明による既述の作用効果が奏されるため、アイス性能をより効果的に高めることができる。
本発明の構成と効果を具体的に示すためにアイス路面における制動性能を評価したので説明する。この制動性能は、タイヤを実車(3000ccクラスのFRセダン)に装着し、アイス路面を走行して速度40km/hから制動力をかけてABSを作動させ、制動距離の逆数を算出して評価した。比較例1の結果を100として指数で示し、数値が大きいほど制動性能が良好であることを示す。
比較例1,2
図1に示すようなトレッドパターンを有し、ブロックに一般的な波形サイプ(図5において傾斜部を有しないもの)を形成したタイヤを比較例1、上記特許文献1に記載された3次元サイプとしての波形サイプ(図7において傾斜部を有しないもの)を形成したタイヤを比較例2とした。いずれのタイヤサイズも205/65R15とした。
実施例1〜4
図3〜5の如く頂部の接地面側に傾斜部を設けたこと以外は、比較例1と同じものを実施例1とした。図7の如く頂部の接地面側に傾斜部を設けたこと以外は、比較例2と同じものを実施例2とした。いずれの傾斜部の傾斜角度θも60°とした。更に、各傾斜部の傾斜角度をブロックの中央領域で55°、両端領域で70°としたこと以外は、実施例1と同じものを実施例3とし、同様に実施例2と同じものを実施例4とした。該中央領域の幅寸法は、ブロックの幅寸法の60%とした。評価結果を表1に示す。
Figure 0004964905
表1に示すように、実施例1,3では、比較例1に比べてアイス路面での制動性能が改善されている。また、3次元サイプとしての構造が同じでありながら、実施例2,4では、比較例2に比べてアイス路面での制動性能が改善されている。そのうえ、実施例3,4では、両端領域における傾斜部の傾斜角度を中央領域よりも大きくしたことにより、ブロック剛性を確保して過度の倒れ込みが抑えられ、ドライ路面での制動性能も改善されている。
1 ブロック(陸部の一例)
10 波形サイプ
11S 傾斜部
11 頂部(第1の頂部)
12 頂部(第2の頂部)
12S 傾斜部
AD 振幅方向
Y1 中央領域
Y2 両端領域
θ 傾斜部の傾斜角度

Claims (6)

  1. 長手方向に沿って波状に延びる波形サイプを形成した陸部を有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤにおいて、前記波形サイプが、互いに逆向きとなる第1の頂部と第2の頂部とを長手方向に沿って交互に有しており、その両頂部の接地面側に、前記波形サイプを振幅方向に沿って傾斜させた傾斜部が設けられると共に、前記第1の頂部の傾斜部と前記第2の頂部の傾斜部とが傾斜方向を互いに逆向きにしていて、前記傾斜部が、接地面を基準として前記波形サイプの深さの5〜30%となる深さの範囲でのみ設けられていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記傾斜部が、前記波形サイプの振幅が接地面に向かって小さくなるように設けられている請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 頂部の向きに対する傾斜部の傾斜方向を一致させた複数の波形サイプが、振幅方向に間隔を置いて並設されている請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記傾斜部におけるサイプ壁面が平面視にて三日月状をなす請求項1〜3いずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記第1の頂部の傾斜部と前記第2の頂部の傾斜部とが、互いのサイプ壁面をなだらかに連続させて、長手方向に波状に延びる湾曲面を形成する請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 陸部の幅方向における中央領域での前記傾斜部の傾斜角度が、その両端領域での前記傾斜部の傾斜角度よりも大きい請求項1〜5いずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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