JP4964368B2 - 燃料電池用燃料ガス生成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、炭化水素系燃料を水素リッチガスに改質して燃料電池用燃料ガスを生成する燃料電池用燃料ガス生成装置に関し、特に、始動性に優れた燃料電池用燃料ガス生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
メタノールやガソリンなどの炭化水素系燃料をオートサーマル改質器を備えた燃料ガス生成装置によって水素リッチな燃料ガスに改質し、この燃料ガスと酸化剤ガス(例えば、空気)を燃料電池に供給し発電を行う燃料電池システムは従来から知られている(特開2000−302408号公報等)。
【0003】
従来の燃料電池システムは、図6に示すように、蒸発器70と、改質反応器71と、熱交換器72と、燃料電池スタック73を備えている。蒸発器70は、メタノール等の原燃料と水とを混合してなる液体原燃料(以下、改質燃料という)を蒸気化させるとともに改質空気を加熱してこれらを改質反応器71に供給する。改質反応器71は、蒸発器70で生成した燃料蒸気と改質空気とを反応させて水素リッチな改質ガスを生成するオートサーマル式の改質器74と、改質器74で生成された改質ガスの温度を下げる熱交換器75と、熱交換器75で温度低下させた改質ガスにCO除去空気を加えて改質ガス中の一酸化炭素を除去し燃料ガスを生成するCO除去器76と、を備え、CO除去器76にはCO除去触媒を冷却するための冷却水回路が設けられている。熱交換器72は、改質反応器71によって生成された燃料ガスを燃料電池スタック73に供給可能な温度まで冷却する。なお、熱交換器72,75とCO除去器76の冷却水回路にはラジエターポンプ78を介して冷却水が循環するようになっている。
【0004】
燃料電池スタック73は、熱交換器72によって温度調節されてアノード電極に供給される燃料ガスと、スーパーチャージャ77からカソード電極に供給される空気(酸化剤ガス)との電気化学反応により発電を行う。燃料ガスと空気は発電に供された後、蒸発器70に内蔵の触媒燃焼器に導かれ、この触媒燃焼器で燃焼させられ、その燃焼熱で、蒸発器70に供給される改質燃料と改質空気を加熱した後、排気される。
【0005】
この燃料電池システムでは、始動後に燃料ガス組成が安定し、且つ、燃料ガス温度が燃料電池スタック73に供給可能な温度に安定するまで、システム全体を暖機する必要がある。そのために、蒸発器70の上流には蒸発器用始動燃焼器80が設けられている。また、システムの暖機完了まで燃料電池スタック73をバイパスしてガスを蒸発器70に流せるように、熱交換器72と燃料電池スタック73との間に三方切替弁79が設けられている。
【0006】
従来の燃料電池システムの暖機方法を図7に示すフローチャートを参照して説明すると、始動スタートにより三方切替弁79をバイパス側に接続し燃料ガスが燃料電池スタック73に流入しないようにし(ステップS201)、ラジエターポンプ78を起動して冷却水を循環させ(ステップS202)、蒸発器用始動燃焼器80に原燃料を供給して起動し(ステップS203)、始動用改質空気を蒸発器70に供給する(ステップS204)。これにより、蒸発器用始動燃焼器80の燃焼ガスで始動用改質空気を加熱し、加熱された始動用改質空気を改質反応器71→熱交換器72→三方切替弁79→蒸発器70に流通させて、改質器71の改質触媒を暖機する。
【0007】
そして、蒸発器70から排出される排気の温度が所定温度(以下、これを蒸発器暖機終了温度Tvstという)よりも高くなり、且つ、改質触媒の温度が所定温度(以下、これを改質器暖機終了温度Trfstという)よりも高くなったら(ステップS205で肯定判定)、蒸発器70に所定流量で改質燃料の供給を開始し(ステップS206)、図8に示す改質空気量マップを参照して改質燃料量に対応する改質空気量を算出し、その空気量で蒸発器70に改質空気の供給を開始し(ステップS207)、さらに、図9に示すCO除去空気量マップを参照して前記改質燃料量に対応するCO除去空気量を算出し、その空気量でCO除去器76にCO除去空気を供給する(ステップS208)。これにより、蒸発器70に供給された改質燃料は燃料蒸気となって改質空気とともに改質反応器71に供給され、改質反応器71で改質ガスが生成され、この改質ガスが改質反応器71→熱交換器72→三方切替弁79→蒸発器70に流通し、改質ガスは蒸発器70に内蔵の触媒燃焼器で燃焼して、改質燃料を蒸発させるための熱源となる。そして、改質ガスが蒸発器70に供給されるようになったら、蒸発器用始動燃焼器80への原燃料の供給をストップする(ステップS209)。
【0008】
このようにしてシステムの暖機を行っている間に、改質器74の改質触媒やCO除去器76のCO除去触媒における反応熱によって、熱交換器72,75およびCO除去器76とラジエターポンプ78との間を循環する冷却水の暖機が行われることとなる。
そして、改質ガス組成が燃料電池スタック73へ供給可能なガス組成に安定し(ステップS210で肯定判定)、冷却水温度が所定温度(以下、これを冷却水暖機終了温度Tcstという)より高くなったら(ステップS211で肯定判定)、燃料電池システムは暖機完了であるので、三方切替弁79を燃料電池スタック73側に接続して(ステップS212)、改質ガスを燃料ガスとして燃料電池スタック73に供給し、燃料電池スタック73は発電可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の燃料電池システムにおける暖機方法では、改質器74の改質触媒やCO除去器76のCO除去触媒における反応熱によって冷却水を暖機しているため、冷却水の暖機に長時間を要した。また、CO除去器76はこれに供給される冷却水の温度が所定温度に達しないと性能を十分に発揮できないため、改質ガス組成が燃料電池スタック73へ供給可能な所定のガス組成に安定するまでの時間も長くなる。その結果、この冷却水の暖機時間が燃料電池システム全体の暖機時間を大きく左右することとなり、システム全体の暖機に長時間を要するという問題が生じた。
【0010】
そこで、この発明は、効率よく且つ迅速に冷却水を暖機することができ、燃料電池システム全体の早期暖機を達成することができる燃料電池用燃料ガス生成装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、改質器(例えば、後述する実施の形態における改質器11)とCO除去器(例えば、後述する実施の形態におけるCO除去器13)とを有し原燃料を改質して燃料電池用燃料ガスを生成する改質反応器(例えば、後述する実施の形態における改質反応器10)と、前記改質反応器により生成された燃料ガスを燃料電池(例えば、後述する実施の形態における燃料電池スタック21)に供給可能にする燃料ガス供給路(例えば、後述する実施の形態における燃料ガス供給管34,36,37)と、前記燃料ガス供給路に設けられ該燃料ガス供給路を流れるガスと熱媒体(例えば、後述する実施の形態における冷却水)との間で熱交換を行う熱交換器(例えば、後述する実施の形態における熱交換器20)と、前記改質反応器および前記熱交換器に前記熱媒体を循環させる熱媒体循環路(例えば、後述する実施の形態における冷却水管32a,32b,33a,33b,35a,35b,46a,46b)と、を備えた燃料電池用燃料ガス生成装置(例えば、後述する実施の形態における燃料ガス生成装置1)において、前記燃料ガス供給路における前記熱交換器の上流に燃焼ガスを供給可能にする燃焼器(例えば、後述する実施の形態における冷却水用始動燃焼器25)を備えることを特徴とする。
【0012】
このように構成することにより、燃焼器の燃焼ガスを熱交換器に直接流して熱交換器の能力を最大限利用して熱媒体を迅速に加熱することが可能となり、さらに、この加熱された熱媒体が改質反応器にも循環するので改質反応器も迅速に暖機することが可能となる。
また、燃焼ガスは改質反応器の下流であって熱交換器の上流に供給されることから、改質反応器には燃焼ガスが流れないので、改質反応器内の触媒に対する過熱防止が可能となる。また、燃焼ガスがガス流路を流れることにより、ガス流路も暖機される。
【0013】
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の発明において、前記熱媒体循環路の一部が、前記燃焼器と熱交換可能な熱交換路(例えば、後述する実施の形態におけるジャケット25c)を構成することを特徴とする。
このように構成することにより、燃焼器から放熱される熱を熱媒体循環路を流れる熱媒体に回収することができ、エネルギの有効利用を図ることが可能となる。
【0014】
請求項3に記載した発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記熱媒体の温度が所定温度以下のときに前記燃焼器が運転されることを特徴とする。
このように構成することにより、熱媒体の温度が所定温度以下のときだけ燃焼器が運転されるので、燃料の浪費を防止することができるとともに、冷却水の過熱を防止することが可能となる。
【0015】
請求項4に記載した発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明において、前記熱交換器の下流における前記燃料ガス供給路に、前記燃料電池をバイパスしてガスを流通させるバイパス通路(例えば、後述する実施の形態におけるバイパス管43)が接続されていることを特徴とする。
このように構成することにより、ガス組成の不安定なガスはバイパス通路に流し、燃料電池には流れないようにすることが可能となる。
【0016】
請求項5に記載した発明は、請求項2から請求項4のいずれかに記載の発明において、前記熱媒体の温度が前記所定温度よりも大きいときに前記熱媒体の前記熱交換路への流通を阻止する流通阻止手段(例えば、後述する実施の形態における冷却水バルブ47)を備えることを特徴とする。
このように構成することにより、熱媒体の温度が前記所定温度よりも大きいときには流通阻止手段によって熱媒体の熱交換路への流通を阻止することでき、その結果、熱媒体循環路を循環する熱媒体量を減少させることが可能となる。
なお、流通阻止手段は、熱媒体が熱交換器に流通するのを遮断するバルブで構成してもよいし、あるいは、熱媒体が熱交換器をバイパスして流れるようにするバイパス通路で構成してもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る燃料電池用燃料ガス生成装置の一実施の形態を図1から図5の図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、燃料電池自動車に搭載された燃料電池用燃料ガス生成装置の態様である。
【0018】
図1は燃料電池用燃料ガス生成装置(以下、燃料ガス生成装置と略す)1の概略構成図であり、燃料ガス生成装置1は、改質反応器10、熱交換器20、燃料電池スタック(燃料電池)21、蒸発器22、蒸発器用始動燃焼器23、スーパーチャージャ24,冷却水用始動燃焼器25、ラジエターポンプ26を主要構成としており、改質反応器10は、改質器11、熱交換器12、CO除去器13を備えている。
【0019】
燃料電池スタック21は固体高分子型の燃料電池であり、アノード電極に供給される燃料ガス中の水素と、カソード電極に供給される酸化剤ガスとしての空気中の酸素との電気化学反応により発電を行う。
燃料電池スタック21のアノード電極に供給される燃料ガスは、液体原燃料を蒸発器22で燃料蒸気にし、更に改質反応器10によって水素リッチな燃料ガスに改質したものが用いられる。
【0020】
すなわち、蒸発器22には、炭化水素系燃料(例えば、メタノール)と水とを所定の割合で混合してなる改質用の液体原燃料(以下、改質燃料という)と改質用の空気(以下、改質空気という)とが供給されるようになっていて、蒸発器22内において改質燃料および改質空気は加熱され、改質燃料は蒸気化されて燃料蒸気となり、加熱された改質空気と混合した状態で、蒸発器22から燃料供給管31を介して改質反応器10の改質器11に供給される。
【0021】
改質反応器10の改質器11は、内部に改質触媒を備えたオートサーマル式の改質器であり、蒸発器22で生成した燃料蒸気を改質空気によって部分酸化させた原燃料ガスから水素リッチな改質ガスを生成する。改質器11で生成された改質ガスは熱交換器12によって冷却された後、CO除去器13に供給される。CO除去器13は内部にCO除去触媒を備えるとともに、CO除去用の空気(以下、CO除去空気という)が供給可能になっていて、CO除去器13内において改質ガス中のCOは酸化されてCO2になり、すなわち、改質ガス中のCOが除去されて燃料ガスが生成される。また、熱交換器12には、ラジエターポンプ26と冷却水管32a,32bによって、燃料ガスを冷却するための冷却水が循環可能になっており、CO除去器13には、ラジエターポンプ26と冷却水管33a,33bによって、前記CO除去触媒を冷却するための冷却水が循環可能になっている。
【0022】
改質反応器10により改質された燃料ガスは、燃料ガス供給管34を介して熱交換器20に供給される。熱交換器20には、ラジエターポンプ26と冷却水管35a,35bによって、燃料ガスを燃料電池スタック21に供給可能な所定温度まで冷却するための冷却水が循環可能になっている。熱交換器20によって冷却された燃料ガスは、燃料ガス供給管36,37および三方切替弁38を介して燃料電池スタック21のアノード電極に供給される。燃料電池スタック21のカソード電極には、スーパーチャージャ24から空気供給管38を介して酸化剤ガスとして空気が供給可能になっている。
【0023】
燃料電池スタック21のアノード電極に供給された燃料ガスは発電に供された後、燃料オフガスとしてアノードオフガスバルブ39、燃料オフガス管40を介して蒸発器22に供給され、また、カソード電極に供給された空気は発電に供された後、空気オフガスとしてカソードオフガスバルブ41、空気オフガス管42を介して蒸発器22に供給される。なお、通常運転時はアノードオフガスバルブ39とカソードオフガスバルブ41はそれぞれアノード電極に供給される燃料ガスの圧力、カソード電極に供給される酸化剤ガスの圧力を制御する。また、三方切替弁38は燃料電池スタック21を迂回するバイパス管43によって燃料オフガス管40に接続されており、三方切替弁38は、燃料ガス供給管36を、燃料ガス供給管37とバイパス管43のいずれか一方と選択的に接続可能にする。三方切替弁38が燃料ガス供給管36と燃料ガス供給管37とを接続したときに熱交換器36を通過した燃料ガスは燃料電池スタック21に供給され、三方切替弁38が燃料ガス供給管36とバイパス管43とを接続したときに熱交換器36を通過した燃料ガスは燃料電池スタック21を迂回しバイパス管43を流れることになる。
【0024】
燃料電池スタック21から排出された前記燃料オフガスと前記空気オフガスは蒸発器22に内蔵された触媒燃焼器に導かれ、この触媒燃焼器で燃焼させられ、その燃焼熱で、蒸発器22に供給される改質燃料と改質空気を加熱する。なお、蒸発器22において加熱源とされた燃料オフガスと空気オフガスの燃焼ガスは、排気管44を介して大気に排気される。
【0025】
蒸発器用始動燃焼器23は蒸発器22に付設されており、蒸発器用始動燃焼器23には原燃料と空気が供給可能になっている。蒸発器用始動燃焼器23は始動時に限って燃焼され、その燃焼ガスが蒸発器22に導入され、蒸発器22に供給される始動用改質空気を加熱する。
【0026】
冷却水用始動燃焼器25は改質反応器10と熱交換器20の間に配置されている。図2は冷却水用始動燃焼器25を一部破断して示す概略斜視図である。冷却水用始動燃焼器25は内部に燃焼室(図示せず)を有し、この燃焼室に原燃料と空気が供給可能になっていて、この燃焼室に供給された原燃料をグロープラグ25aで着火して燃焼し、その燃焼ガスがガス出口25bから排出されるようになっている。この冷却水用始動燃焼器25は暖機時に所定条件が満たされたときにだけ運転されるようになっていて、ガス出口25bから排出される燃焼ガスは、図1に示すようにガス供給管45を通り、改質反応器10と熱交換器20とを接続する燃料ガス供給管34に導入される。
【0027】
また、冷却水用始動燃焼器25の前記燃焼室の周囲には冷却水ジャケット(熱交換路)25cが形成されており、このジャケット25cには、ラジエターポンプ26と冷却水管46a,46bによって冷却水が循環可能になっていて、冷却水管46aには冷却水バルブ47が設けられている。冷却水用始動燃焼器25の運転時にジャケット25cに冷却水を流すと、冷却水用始動燃焼器25から放熱される熱がジャケット25c内を流れる冷却水に回収されて、冷却水が加熱される。
【0028】
この実施の形態においては、1台のラジエターポンプ26によって、熱交換器12とCO除去器13と熱交換器20と冷却水用始動燃焼器25のジャケット25cに、冷却水を循環させており、これらと冷却水管32a,32b,33a,33b,35a,35b,46a,46bは熱媒体循環路を構成し、熱媒体循環路の一部であるジャケット25cと熱交換器20において、冷却水用始動燃焼器25の燃焼ガスと冷却水が熱交換をすることになる。
【0029】
次に、この燃料ガス生成装置1の作用について説明する。この燃料ガス生成装置1では、早期暖機を図るために、システム起動時に冷却水の温度が冷却水暖機終了温度Tcst以下のときには、冷却水用始動燃焼器25を運転してその燃焼ガスを熱交換器20に流通させるとともに、冷却水用始動燃焼器25のジャケット25cに冷却水を流通させることによって、冷却水を予備加熱して迅速に昇温するようにしている。
ただし、暖機は例えば起動時に系内温度が低いときに行われるものであり、再起動時など系内が十分に暖まっているときには行われない。
【0030】
次に、この実施の形態における燃料ガス生成装置1の暖機処理手順を図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、燃料電池始動スイッチがONされて始動スタートになると、燃料電池制御用コントロールユニット(以下、FCECUと略す)は、アノードオフガスバルブ39、および、冷却水バルブ47を閉じ、三方切替弁38を燃料ガス供給管36とバイパス管43とを接続するように切り替える(ステップS101)。なお、この実施の形態では、この時点でカソードオフガスバルブ41はカソード電極に空気を供給するために開いているものとするが、空気が燃料電池を通らないように、図示しないバイパス通路に流すようにしてもよい。このようにすると、始動時はアノード電極には何も供給されないので、カソード電極側だけに圧力がかかるのを防止することができ、極間差圧を保つことができる。
【0031】
次に、ステップS102に進み、ラジエターポンプ26を起動して冷却水を熱交換器12とCO除去器13と熱交換器20に循環させ、さらにステップS103に進んで、冷却水温度が冷却水暖機終了温度Tcst(例えば、約60゜C)を越えているか否か判定する。なお、冷却水温度の検出位置は、熱交換器20の入口側である燃料ガス供給管35aとするのが好ましい。
【0032】
ステップS103において肯定判定した場合には、すなわち、冷却水温度が冷却水暖機終了温度Tcstを越えているときには、冷却水を予備加熱する必要がないのでステップS104に進み、ステップS103において否定判定した場合には、すなわち、冷却水温度が冷却水暖機終了温度Tcst以下であるときには、冷却水を予備加熱する必要があるのでステップS111に進む。
【0033】
初めに、ステップS103で肯定判定した場合の処理について説明する。この場合には、冷却水の予備加熱を実行する必要がないので、ステップS104において蒸発器用始動燃焼器23に原燃料を供給して起動スタートした後、ステップS105に進んで蒸発器22に始動用改質空気を供給する。これにより蒸発器用始動燃焼器23で原燃料が燃焼され、これにより生じた燃焼ガスが蒸発器22に供給され、始動用改質空気を加熱する。そして、加熱された始動用改質空気(以下、加熱空気という)は、改質反応器10→燃料ガス供給管34→熱交換器20→燃料ガス供給管36→三方切替弁38→バイパス管43→燃料オフガス管40を通って蒸発器22導入され、この間に、加熱空気はこの経路内の各機器の筐体や配管を加熱するだけでなく、改質器11の改質触媒やCO除去器13のCO除去触媒を加熱する。
【0034】
なお、このときには冷却水バルブ47が閉じているので、冷却水用始動燃焼器25のジャケット25cには冷却水は循環していない。したがって、冷却水の予備加熱を実行しないときには、冷却水の循環量を減少させることができるので、ラジエターポンプ26の動力(例えば、モータの消費電力)を低減することができる。また、改質反応器10の温度制御性が向上する。
また、冷却水用始動燃焼器25は燃焼していないので、冷却水用始動燃焼器25内の温度は冷却水温度よりも低いが、冷却水を冷却水用始動燃焼器25のジャケット25cに通さないので、冷却水温度が低下するのを防止することもできる。
【0035】
そして、ステップS106において、改質触媒温度が改質器暖機終了温度Trfstよりも高く、且つ、蒸発器22から排出される排気の温度が蒸発器暖機終了温度Tvstよりも高く、且つ、冷却水温度が冷却水暖機終了温度Tcstよりも高いか否か判定する。ステップS106において否定判定した場合には、加熱空気による加熱処理を継続する。
【0036】
これに対して、ステップS106において肯定判定した場合には、ステップS107に進んで、蒸発器22に改質燃料と改質空気を供給すると共に、CO除去器13にCO除去空気を供給する。なお、この時の改質燃料量、改質空気量、CO除去空気量の決定方法は従来と同じであるので説明を省略する。
これにより、蒸発器22に供給された改質燃料は加熱されて燃料蒸気となり、蒸発器22において加熱された改質空気とともに改質反応器10に供給され、改質反応器10において燃料蒸気は改質されて改質ガスが生成され、この改質ガスが改質反応器10→燃料ガス供給管34→熱交換器20→燃料ガス供給管36→三方切替弁38→バイパス管43→燃料オフガス管40を通って蒸発器22に導入され、蒸発器22に内蔵の触媒燃焼器で燃焼されて、改質燃料および改質空気を加熱するための熱源となる。
【0037】
このように、改質ガスが蒸発器22に供給されるようになったらステップS108に進んで、蒸発器用始動燃焼器23への燃料供給をストップして、加熱空気による加熱処理を終了する。
【0038】
次に、ステップS109に進んで、熱交換器20から流出する改質ガスの組成(例えば、THCやCO)が、燃料電池スタック21に供給可能な許容濃度範囲に安定して収まっているか否か判定する。ステップS109で否定判定した場合、すなわち改質ガス組成が安定していないときには、システム全体としての暖機がまだ不十分であるので、改質ガスをバイパス管43に流通させるバイパス運転を継続する。
【0039】
ステップS109で肯定判定した場合、すなわち、改質ガス組成が安定しているときには、システム全体としての暖機は完了であるので、ステップS110に進み、アノードオフガスバルブ39を開くとともに、三方切替弁38を燃料ガス供給管36と燃料ガス供給管37とを接続するように切り替えて、改質ガスを燃料ガスとして燃料電池スタック21のアノード電極に供給するとともに、空気をカソード電極に供給し、燃料電池スタック21を発電可能な状態にする。
このように、ガス組成が不安定で燃料電池スタック21に供給するのに適さない間は、改質ガスをバイパス管43に流し、燃料電池スタック21に供給しないようにしているので、燃料電池スタック21が保護される。
以上が冷却水の予備加熱の実行を必要としない場合の処理である。
【0040】
次に、ステップS103において否定判定して場合の処理について説明する。前述したように、この場合には冷却水の予備加熱を実行する必要があるので、ステップS111に進んで冷却水バルブ47を開き、さらにステップS112に進んで冷却水用始動燃焼器25を起動スタートし原燃料を供給する。冷却水バルブ47を開き、冷却水用始動燃焼器25を起動することにより、冷却水用始動燃焼器25で原燃料が燃焼され、その燃焼ガスが、ガス供給管45および燃料ガス供給管34を介して熱交換器20に直接供給される。その結果、熱交換器20の能力を最大限利用して前記燃焼ガスと冷却水との間で熱交換を行うことができ、冷却水を迅速に加熱することができる。
【0041】
また、これと同時に、冷却水が冷却水用始動燃焼器25のジャケット25cを通過する間に、冷却水用始動燃焼器25から放熱される熱がジャケット25cを流れる冷却水に回収されて、冷却水は加熱される。
熱交換器20において加熱された冷却水は冷却水管35bを通ってラジエターポンプ26に戻り、ジャケット25cにおいて加熱された冷却水は冷却水管46bを通ってラジエターポンプ26に戻り、これら加熱された冷却水は再びラジエターポンプ26から各冷却水管32a,33a,35a,46aに送出されので、冷却水系全体が加熱されることになる。なお、熱交換器20において冷却水と熱交換した後の燃焼ガスは、燃料ガス供給管36→三方切替弁38→バイパス管43→燃料オフガス管40→蒸発器22→排気管44を通って排気される。
【0042】
このようにして冷却水の予備加熱をスタートした後、ステップS113に進んで蒸発器用始動燃焼器23に原燃料を供給して起動スタートし、ステップS114に進んで蒸発器22に始動用改質空気を供給する。これにより蒸発器用始動燃焼器23で原燃料が燃焼され、その燃焼ガスが蒸発器22に供給され、始動用改質空気を加熱する。そして、加熱された始動用改質空気、すなわち加熱空気は、改質反応器10→燃料ガス供給管34→熱交換器20→燃料ガス供給管36→三方切替弁38→バイパス管43→燃料オフガス管40を通って蒸発器22導入され、この間に、加熱空気はこの経路内の各機器の筐体や配管を加熱するだけでなく、改質器11の改質触媒やCO除去器13のCO除去触媒を加熱するとともに、熱交換器12,20とCO除去器13と冷却水用始動燃焼器25のジャケット25cを循環する冷却水を加熱する。
【0043】
すなわち、この場合には、冷却水は、加熱空気および燃焼ガスと熱交換することで加熱されると同時に、冷却水用始動燃焼器25から放熱される燃焼熱を回収することでも加熱されることとなる。したがって、冷却水の温度が冷却水暖機終了温度Tcstに達するまでの所要時間が、冷却水用始動燃焼器25の燃焼ガスの熱を利用しないときよりも、大幅に短縮される。
【0044】
そして、ステップS115に進み、改質触媒温度が改質器暖機終了温度Trfstよりも高く、且つ、蒸発器22から排出される排気の温度が蒸発器暖機終了温度Tvstよりも高く、且つ、冷却水温度が冷却水暖機終了温度Tcstよりも高いか否か判定する。ステップS115において否定判定した場合には、冷却水用始動燃焼器25による冷却水の予備加熱処理、および、加熱空気による加熱処理を継続する。
【0045】
一方、ステップS115において肯定判定した場合には、ステップS116に進んで、冷却水用始動燃焼器25をストップするとともに、冷却水バルブ47を閉じて、冷却水用始動燃焼器25による冷却水の予備加熱処理を終了する。
【0046】
そして、ステップS116からステップS107に進む。ステップS107以降の処理については、前述した冷却水の予備加熱を実行しない場合と同じであるので簡単に説明する。ステップS107において蒸発器22に改質燃料と改質空気を供給すると共に、CO除去器13にCO除去空気を供給する。これにより、蒸発器22で生成した燃料蒸気を改質空気とともに改質反応器10に供給し、改質反応器10において燃料蒸気を改質して改質ガスを生成し、この改質ガスを熱交換器20、バイパス管43等を介して蒸発器22に導入し、蒸発器22に内蔵の触媒燃焼器で燃焼して、改質燃料および改質空気を加熱するための熱源とする。このように、改質ガスが蒸発器22に供給されるようになったらステップS108に進んで、蒸発器用始動燃焼器23への燃料供給をストップして、加熱空気による加熱処理を終了する。なお、このように改質ガスを生成する前に、ステップS107において冷却水用始動燃焼器25をストップしているので、水素リッチな改質ガス中に冷却水用始動燃焼器25から酸素リッチな燃焼ガスが混入するのを防止することができる。
【0047】
次に、ステップS109において、熱交換器20から流出する改質ガスの組成が、燃料電池スタック21に供給可能な許容濃度範囲に安定して収まっているか否か判定し、ステップS109で否定判定した場合には、システム全体としての暖機がまだ不十分であるので、改質ガスをバイパス管43に流通させるバイパス運転を継続し、燃料電池スタック21を保護する。
【0048】
ステップS109で肯定判定した場合には、システム全体としての暖機は完了であるので、ステップS110に進み、アノードオフガスバルブ39を開くとともに、三方切替弁38を燃料ガス供給管36と燃料ガス供給管37とを接続するように切り替えて、改質ガスを燃料ガスとして燃料電池スタック21のアノード電極に供給するとともに、空気をカソード電極に供給し、燃料電池スタック21を発電可能な状態にする。
以上が冷却水の予備加熱の実行を必要とする場合の処理である。
【0049】
このように、この実施の形態の燃料ガス生成装置1では、始動時に冷却水温度が冷却水暖機終了温度Tcst以下のときには冷却水用始動燃焼器25を運転して冷却水の予備加熱処理を実行するので、冷却水を迅速に暖機することができ、しかも、加熱された冷却水が改質反応器10の熱交換器12およびCO除去器13にも循環するので、改質反応器10をも迅速に暖機することができる。その結果、燃料ガス生成装置の暖機時間を大幅に短縮して早期暖機が可能になり、始動性が向上する。
【0050】
図4は、燃料ガス生成装置を始動してから暖機終了までの所要時間(すなわち、暖機時間)について、この実施の形態における暖機方法と、冷却水の予備加熱を行わない従来の暖機方法とを比較した図であり、この実施の形態の暖機方法が従来よりも格段に暖機時間が短縮されることを確認することができる。
【0051】
また、この実施の形態の燃料ガス生成装置1の場合には、冷却水用始動燃焼器25の燃焼ガスを改質反応器10の下流であって熱交換器20の上流に位置する燃料ガス供給管34に導入しているので、燃焼ガスが改質反応器10に流れないので、改質器11の改質触媒やCO除去器13のCO除去触媒が燃焼ガスの高熱に晒されることがなく、したがって、これら触媒を過熱するのを防止することができ、熱劣化を防止することができる。
【0052】
また、冷却水用始動燃焼器25による冷却水の予備加熱は、始動時の冷却水温度が冷却水暖機終了温度Tcstを越えるときだけ実行され、冷却水暖機終了温度Tcst以下のときには冷却水用始動燃焼器25を運転せず予備暖機を実行しないようにしているので、燃料の浪費を防止することができ、燃費向上を図ることができるとともに、冷却水の過熱を防止することができ、熱交換器20の性能を適正に維持することができる。
【0053】
なお、図5は、冷却水の早期暖機にかかる消費電力について、冷却水用始動燃焼器25を用いた本実施の形態の場合と、電気ヒータを用いて冷却水を加熱した場合とを比較した図である。本実施の形態のように冷却水用始動燃焼器25を用いて冷却水を加熱する場合にも、各デバイス(例えば、燃料供給装置、グロープラグ、空気供給のためのスーパーチャージャ24)を動かすための消費電力が必要になるが、その量は電気ヒータの消費電力よりも格段に少ないことが、この図から明らかである。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載した発明によれば、燃焼器の燃焼ガスを熱交換器に直接流して熱交換器の能力を最大限利用して熱媒体を迅速に加熱することが可能となり、さらに、この加熱された熱媒体が改質反応器にも循環するので改質反応器も迅速に暖機することが可能となるので、燃料電池用燃料ガス生成装置の早期暖機が可能になり、その結果、始動性が向上するという優れた効果が奏される。
また、改質反応器に燃焼ガスが流れず、改質反応器内の触媒に対する過熱防止を図ることができるので、改質反応器を保護することができるという効果もある。
【0055】
請求項2に記載した発明によれば、燃焼器から放熱される熱を熱媒体循環路を流れる熱媒体に回収することができ、エネルギの有効利用を図ることが可能となるので、燃費が向上するとともに、燃料電池用燃料ガス生成装置の暖機をさらに速めることができるという効果がある。
請求項3に記載した発明によれば、燃料の浪費を防止することができるので燃費が向上するとともに、冷却水の過熱を防止することができるので熱交換器の性能を適正に維持することができるという効果がある。
【0056】
請求項4に記載した発明によれば、ガス組成の不安定なガスはバイパス通路に流し、燃料電池には流れないようにすることができるので、燃料電池を保護することができるという効果がある。
請求項5に記載した発明によれば、熱媒体循環路を循環する熱媒体量を減少させることができるので、改質反応器の温度制御性が向上し、熱媒体を循環させるのに必要な動力を低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る燃料電池用燃料ガス生成装置の一実施の形態における概略構成図である。
【図2】 前記実施の形態における燃料ガス生成装置に使用される冷却水用始動燃焼器を一部破断して示す斜視図である。
【図3】 前記実施の形態における燃焼ガス生成装置の暖機処理を示すフローチャートである。
【図4】 燃料ガス生成装置を始動してから暖機終了までの暖機時間について、従来の暖機方法と本発明の暖機方法とを比較した図である。
【図5】 冷却水の早期暖機にかかる消費電力について、電気ヒータを用いた場合と本発明の冷却水用始動燃焼器を用いた場合とを比較した図である。
【図6】 従来の燃料ガス生成装置の一例を示す概略構成図である。
【図7】 従来の燃料ガス生成装置の暖機方法の一例を示す暖機処理フローチャートである。
【図8】 改質空気量マップの一例である。
【図9】 CO除去空気量マップの一例である。
【符号の説明】
1 燃料電池用燃料ガス生成装置
10 改質反応器
20 熱交換器
21 燃料電池スタック(燃料電池)
25 冷却水用始動燃焼器(燃焼器)
25c ジャケット(熱交換路)
34,36,37 燃料ガス供給管(燃料ガス供給路)
32a,32b,33a,33b,35a,35b,46a,46b 冷却水管(熱媒体循環路)
43 バイパス管(バイパス通路)
47 冷却水バルブ(流通阻止手段)
Claims (5)
- 改質器とCO除去器とを有し原燃料を改質して燃料電池用燃料ガスを生成する改質反応器と、前記改質反応器により生成された燃料ガスを燃料電池に供給可能にする燃料ガス供給路と、前記燃料ガス供給路に設けられ該燃料ガス供給路を流れるガスと熱媒体との間で熱交換を行う熱交換器と、前記改質反応器および前記熱交換器に前記熱媒体を循環させる熱媒体循環路と、を備えた燃料電池用燃料ガス生成装置において、前記燃料ガス供給路における前記熱交換器の上流に燃焼ガスを供給可能にする燃焼器を備えることを特徴とする燃料電池用燃料ガス生成装置。
- 前記熱媒体循環路の一部が、前記燃焼器と熱交換可能な熱交換路を構成することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用燃料ガス生成装置。
- 前記熱媒体の温度が所定温度以下のときに前記燃焼器が運転されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池用燃料ガス生成装置。
- 前記熱交換器の下流における前記燃料ガス供給路に、前記燃料電池をバイパスしてガスを流通させるバイパス通路が接続されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の燃料電池用燃料ガス生成装置。
- 前記熱媒体の温度が前記所定温度よりも大きいときに前記熱媒体の前記熱交換路への流通を阻止する流通阻止手段を備えることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の燃料電池用燃料ガス生成装置。
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