JPH08190924A - 燃料電池発電装置及び燃料電池を用いた発電システム - Google Patents

燃料電池発電装置及び燃料電池を用いた発電システム

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JPH08190924A
JPH08190924A JP7003103A JP310395A JPH08190924A JP H08190924 A JPH08190924 A JP H08190924A JP 7003103 A JP7003103 A JP 7003103A JP 310395 A JP310395 A JP 310395A JP H08190924 A JPH08190924 A JP H08190924A
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JP
Japan
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fuel cell
fuel
air
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turbo compressor
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JP7003103A
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English (en)
Inventor
Ko Wada
香 和田
Tokuichi Mineo
徳一 峰尾
Tatsuyuki Amamiya
達之 雨宮
Masahiro Komukai
真宏 小向
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/06Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues
    • H01M8/0606Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants
    • H01M8/0612Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants from carbon-containing material
    • H01M8/0625Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants from carbon-containing material in a modular combined reactor/fuel cell structure
    • H01M8/0631Reactor construction specially adapted for combination reactor/fuel cell
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば可搬式発電装置、車両駆動用電源、一
般家庭用発電装置、定置式発電機などに適用される燃料
電池発電装置及びそれを用いたシステムを提供する。 【構成】 原燃料を水素配合の多い燃料ガスに改質して
燃料電池本体に供給する燃料改質器25と、該改質され
た燃料ガスが供給される水素極及び空気極を有する燃料
電池本体16とを備えた燃料電池発電装置において、燃
料電池本体16へ空気を供給し、且つ燃料改質器25へ
改質に必要な熱量を供給するターボコンプレッサ11及
びバーナ装置18を具備してなり、発電起動時には、タ
ーボコンプレッサ11及びバーナ装置18並びに起動装
置を用いて起動して上記燃料電池本体16へ空気を供給
し且つ上記改質器25へ改質に必要な熱量を供給し、上
記ターボコンプレッサ11の自立回転移行後は、上記起
動装置を停止し、上記改質器の触媒温度が作動温度に達
した時点で原燃料を改質して、上記燃料電池本体で発電
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば可搬式発電装
置、車両駆動用電源、一般家庭用発電装置、定置式発電
機などに適用される燃料電池発電装置及びそれを用いた
システムに関する。
【0002】
【背景技術】近年、従来の水力、火力、原子力等とは異
なった発電効率が高く反応生成物が水であり、騒音、振
動等が極めて少なくクリーンなエネルギーとして期待さ
れているものとして「燃料電池」がある。該燃料電池と
しては種々の発電装置が開発されているが、燃料電池本
体と燃料改質器、及びターボコンプレッサを組み合わせ
た発電装置において、システムに搭載したバッテリのみ
の電力で起動出来る発電装置、または、ターボコンプレ
ッサの排ガスを燃料改質器への供給熱源とする上記発電
装置の提案は未だなされていない。
【0003】ところで、燃料電池発電システムは燃料電
池本体、該燃料電池本体に空気を供給する電気駆動コン
プレッサ、燃料電池にメタノール、または都市ガスなど
の原燃料を水蒸気改質して水素リッチガスを供給する改
質器、該改質器内の各触媒を作動温度に昇温し、且つ水
蒸気改質に必要な熱量を供給する燃焼バーナとバーナ用
電気駆動コンプレッサ、熱交換器、ラジエータ、燃料ポ
ンプ、制御器、電力変換器などで構成されている。
【0004】上記燃料電池発電システムを起動するため
には、通常、商用電源を用い、制御器、バーナ用電気駆
動コンプレッサ、燃料供給ポンプをまず作動させ、燃焼
バーナを作動し高温燃焼ガスを発生、改質器に供給し、
改質器内の各触媒を作動温度に昇温する。これと同時
に、燃焼バーナの高温燃焼ガス、あるいは熱交換器に高
温燃焼ガスと水を通じて得た高温水で燃料電池本体を作
動温度に昇温する。改質器内の各触媒が作動温度に達し
た後、改質用燃料、例えばメタノールと水の混合溶液、
あるいは都市ガスと水蒸気の混合ガスを改質器へ供給す
る。燃焼バーナの作動を続け、水蒸気改質に必要な熱量
の供給を続けると、改質用燃料は水蒸気改質し水素リッ
チガスとなる。これを燃料電池本体に供給し、かつ、燃
料電池本体への空気を供給する電気駆動コンプレッサを
作動し、燃料電池本体へ空気を供給すると、発電を始
め、燃料電池本体の温度が作動状態になると、定格発電
を始める。
【0005】ここで空気供給機などの補機動力に必要な
電力供給を、商用電源から、燃料電池本体の発生する電
力の一部に切り替えて、起動工程を終了し、定格運転に
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
システムでは、上に起動工程に、4〜8時間かかり、こ
れをバッテリ電力で行うには、大容量が必要であり、可
搬式電源や車両駆動用電源に適用することは不可能であ
った。
【0007】また、定格運転後も、補機として比較的大
電力を要する電気駆動コンプレッサの必要電力を、燃料
電池本体の発生する電力から供給するため、システムの
定格出力を落とすことになる。
【0008】また、燃料電池本体は、供給空気の圧力を
上げると、発電効率が向上し、発生する電力が増加する
が、電気駆動コンプレッサで、加圧空気を供給するに
は、さらに大電力を要し、これを燃料電池本体の発生す
る電力から供給していると、全くメリットが生まれなか
った。
【0009】そこで、この加圧空気供給源として、ター
ビン圧縮機を用いるシステムもみられるが、このタービ
ン圧縮機を起動するのにコンプレッサからの圧縮空気が
必要であり、やはり商用電源を要し可搬式電源や車両駆
動用電源に適用することは不可能であった。
【0010】また、先記燃料電池発電システムにおける
改質器は、シェルアンドチューブ方式等の熱交換器に改
質触媒を充填したものであり、原燃料の一部をバーナで
燃焼させ、この高温燃焼ガスを先記熱交換器に供給して
改質熱源とする。現燃料の改質には、通常3〜4種類の
触媒を用いるが、それぞれ作動温度が異なるのでバーナ
及び原燃料供給系も複数必要となる。これはシステムの
複雑さ、補機動力の増加という点で、可搬式電源や車両
駆動用電源に適用することは不可能であった。
【0011】また、バーナとして、触媒バーナを用いる
場合、メタノールや都市ガス等は、常温では燃焼を開始
せず、水素等の常温でも触媒燃焼を開始する起動用燃料
を原燃料と別に、搭載しなければならない。
【0012】また、通常先記触媒バーナ燃料として、燃
料電池本体からの残水素を用いるが、燃料電池本体の負
荷変動により残水素量が変化すると、触媒燃焼が不安定
になる。そこで、現状では、上述したような燃料電池は
一定負荷にしか対応出来ず、車両駆動用としては適用不
可であった。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明に係る燃料電池発電装置の構成は、原燃料を水素配合
の多い燃料ガスに改質して燃料電池に供給する燃料改質
器と、該改質された燃料ガスが供給される水素極及び空
気が供給される空気極を有する燃料電池本体とを備えた
燃料電池発電装置において、上記燃料電池本体へ空気を
供給し、且つ上記燃料改質器へ改質に必要な熱量を供給
するターボコンプレッサ及びバーナ装置を具備したこと
を特徴とする。
【0014】上記燃料電池発電装置において、上記ター
ボコンプレッサで燃料電池本体への空気供給を行うに際
し、上記燃料電池本体からの残空気と残水素とを上記バ
ーナ装置へ導き燃焼させ、この高温燃焼ガスで上記ター
ボコンプレッサを駆動し、且つ該ターボコンプレッサか
らの排ガスを上記燃料改質器に供給し、改質用熱源とす
ることを特徴とする。
【0015】上記燃料電池発電装置において、上記ター
ボコンプレッサの起動装置が、システムに搭載したバッ
テリで駆動するブロアであることを特徴とする。
【0016】上記燃料電池発電装置において、上記バー
ナ装置手前に着火装置を設け、原燃料の燃焼を開始させ
ることを特徴とする。
【0017】上記燃料電池発電装置において、上記バー
ナ装置に原燃料の一部を供給し、上記燃料電池本体から
の残水素と合せて燃焼させることを特徴とする。
【0018】一方の、本発明に係る燃料電池を用いた発
電システムの構成は、原燃料を水素配合の多い燃料ガス
に改質して燃料電池本体に供給する燃料改質器と、該改
質された燃料ガスが供給される水素極及び空気が供給さ
れる空気極を有する燃料電池本体とを備え、燃料電池発
電を行う発電システムにおいて、発電起動時には、ター
ボコンプレッサ及びバーナ装置並びに起動装置を用いて
起動すると共に上記燃料電池本体へ空気を供給し且つ上
記改質器へ改質に必要な熱量を供給し、上記ターボコン
プレッサの自立回転移行後は上記起動装置を停止し、上
記改質器の触媒温度が作動温度に達した時点で原燃料を
改質して、上記燃料電池本体で発電することを特徴とす
る。
【0019】すなわち、本発明の燃料電池発電装置を構
成する要素は、燃料電池本体、改質器、熱交換器、ラジ
エータ、燃料ポンプ、制御器、電力変換器、バッテリな
どの燃料電池発電装置の構成要素に加えて、更に、従来
のような電気駆動コンプレッサではなく、ターボコンプ
レッサと触媒バーナとを用い、該ターボコンプレッサの
コンプレッサ出口から得られる加圧空気を燃料電池に供
給すると共に、燃料電池から出る残空気を触媒バーナに
送ると共に、次いでターボコンプレッサのタービン入口
に導入し、且つターボコンプレッサのタービン出口から
出る残空気を改質器の熱供給部に通じるようこれら要素
を配置することで、効率のよい発電を行うようにしたも
のである。
【0020】また、バーナ手前に着火装置を配し、ター
ボコンプレッサのコンプレッサ入り口にはターボコンプ
レッサと触媒バーナからなる装置を短時間で起動するス
ーパーチャージャと直流モータからなる起動装置を配置
して、簡易な起動システムとするようにしたものであ
る。
【0021】以下本発明の内容を図1を参照して詳細に
述べる。
【0022】同図に示すように、ターボコンプレッサ1
1のコンプレッサ11C入口とエアクリーナ12との間
の配管13から分岐した位置に、発電装置内バッテリを
電力源とする直流モータ14で駆動されるブロアとして
のスーパーチャージャ15をを配設し、且つ上記ターボ
コンプレッサ11のコンプレッサ11C出口と燃料電池
本体16空気極16A入口とに配管17を配設すると共
に、燃料電池空気極16A出口とバーナ装置としての触
媒燃焼バーナ18とに配管19を配設している。さらに
触媒燃焼バーナ18の燃焼ガス出口とターボコンプレッ
サ11のタービン11T入口とに配管20を配設してい
る。また、上記ターボコンプレッサ11のコンプレッサ
11C入口とエアクリーナ12との間の配管分岐部13
aとエアクリーナ12との間には電磁弁21を設けると
共に、上記配管分岐部13aとスーパーチャージャ15
との間にも電磁弁22を設けている。
【0023】このような配置により、エアクリーナ12
側の電磁弁21を閉じ、スーパーチャージャ15側の電
磁弁22を開き、スーパーチャージャ15を駆動する
と、該スーパーチャージャ15からの加圧空気は、ター
ボコンプレッサのコンプレッサ11Cを通り、配管17
を介して燃料電池本体16の空気極16Aを通り、次い
で配管19を介して触媒燃焼バーナ18を通って、ター
ボコンプレッサ11のタービン11T入口に入り、ター
ボコンプレッサのタービン11T出口より排気されるこ
ととなる。
【0024】ここで、上記触媒燃焼バーナ18に原燃料
(例えば、メタノール)23をポンプを用いて送給する
と、触媒燃焼バーナ18手前に設けた着火装置24の働
きで着火し、触媒燃焼して高温燃焼ガスがターボコンプ
レッサ11のタービン11T入口に供給される。この結
果、高温燃焼ガスの温度上昇と共にターボコンプレッサ
11の回転数が上り、ターボコンプレッサのコンプレッ
サ11C出口からの空気流量とその圧力が増加する。
【0025】ここで、ターボコンプレッサ11のコンプ
レッサ11Cが供給空気に対してする仕事をLc 、ター
ビン11Tが高温燃焼ガスから回収する仕事をLt とす
れば、触媒燃焼バーナ着火前においては、 Lc >Lt ×コンプレッサ効率×タービン効率×機械効率 ・・・(1) という関係が成立する。しかしながら、触媒燃焼バーナ
18に着火し、高温燃焼ガスがタービン11Tに供給さ
れると、高温燃焼ガスの温度上昇と共に、タービン11
Tが高温燃焼ガスから回収する仕事Lt が増加する。
【0026】その結果、ターボコンプレッサ11の回転
数が上り、空気流量とその圧力が増加するので、Lc
増加する。しかしながら、Lt の増加率が、Lc の増加
率を上回るため、ある温度で以下のような関係となる。 Lc =Lt ×コンプレッサ効率×タービン効率×機械効率 ・・・(2)
【0027】さらに、高温燃焼ガスの温度が上ると、以
下のような関係となる。 Lc <Lt ×コンプレッサ効率×タービン効率×機械効率 ・・・(3)
【0028】そして、上記式(2)と式(3)とを併せ
た、 Lc ≦Lt ×コンプレッサ効率×タービン効率×機械効率 ・・・(4) という状態で、エアクリーナ12側の電磁弁21を開
き、スーパーチャージャ15側の電磁弁22を閉じる
と、ターボコンプレッサ11は自立回転し、エアクリー
ナ12から空気を吸引し、圧縮供給する。この結果、こ
の時点でスーパーチャージャ15の駆動用モータ14を
止めることが出来る。
【0029】一方、燃料を改質するための燃料改質器2
5は、原燃料(メタノール、都市ガス等)の種類に応じ
て数種の触媒を必要とするので、それぞれ個別の反応器
25A,25Bとし、この構造を熱交換器構造として、
一方に高温ガス、一方に改質触媒を充填し、改質ガスが
通る構造とした。
【0030】これら反応器25A,25Bを、例えば触
媒Aを充填した反応器25Aの高温ガス出口と、触媒B
を充填した反応器25Bの高温ガス入口とを、配管26
を介してつながるように構成した。
【0031】また各触媒の作動温度が異なるので、必要
に応じて熱交換器構造で一方が高温ガス、他方が水であ
るような冷却器27を触媒作動温度の異なる反応器の間
に設け、一方の反応器25Aを出た高温ガスを冷却し
て、他方の反応器25Bに入るようにつないだ。
【0032】また原燃料が液体の場合あるいは気体の場
合でも燃料改質器25においては、改質反応が水蒸気改
質であるので、原燃料に水又は水蒸気を付加し、加えて
その混合燃料をガス化して改質器に送る必要があるが、
この原燃料又は水を蒸発させるための蒸発器28も、熱
交換器型構造とし、一方に高温ガス、他方に原燃料、水
あるいは原燃料に水を付加したものを通す構造としてい
る。
【0033】この蒸発器28もその高温ガスの出入口
が、他の反応器25Aあるいは冷却器27の高温ガス出
入口につながるようにしている。上記のような構成を備
えた改質器25において、その高温ガス入口とターボコ
ンプレッサ11のタービン11T出口とを配管29でつ
なぎ、タービン11Tから排気される高温ガスを改質に
必要な熱の供給源として有効に利用することが出来た。
【0034】ここで、改質器25の高温ガス入口と、タ
ーボコンプレッサのタービン入口との間の配管29を分
岐し、分岐点29a先に冷却器30及びその先に流量調
整バルブ31を設けている。これはタービン11Tから
排気される高温ガスの熱量が、燃料改質器25において
その改質に必要な熱量を上回る場合、タービン11Tか
ら排気される高温ガスの一部を逃がし、改質器25への
供給熱量を減すためのものである。
【0035】上記改質器25からの改質された水素リッ
チガスについては、改質器25から配管32を介して水
素リッチガス用の加湿器33を通って燃料電池本体16
の燃料極16Bへ供給している。
【0036】また、燃料電池燃料極16Bを出た水素リ
ッチガスあるいは発電によって水素が消費され、水素濃
度の減少した残ガスが、燃料電池空気極16Aを出た空
気と一体化するように配管34をつないでいる。これは
燃料電池の燃料極16Bから出る残ガス中の水素を、触
媒バーナ18で燃焼させるためである。
【0037】また、改質器25の水素リッチガス出口
と、加湿器33の間の配管32に分岐部を設けて、この
分岐部と燃料電池空気極16Aを出た空気と一体化する
ように配管35をつないでいる。これは改質器25にお
ける改質初期の一酸化炭素濃度の高い水素リッチガスを
燃料電池本体16に送らず、直接触媒バーナ18で燃焼
させて、燃料電池電極触媒が一酸化炭素で被毒されるの
を防ぐためである。
【0038】上記のようにターボコンプレッサ11、触
媒バーナ18、燃料電池本体16、改質器25、起動装
置であるスーパーチャージャ15を用いるという、構成
したことで以下の作用・効果を奏する。
【0039】上記燃料電池システムにおいて、その発電
起動時においては、先ず、スーパーチャージャ15と直
流モータ14からなる起動装置を、バッテリにより駆動
し、ターボコンプレッサ11に空気を供給すると、ター
ボコンプレッサ11は回転を始め、かつ供給された空気
は燃料電池本体16の空気極16Aを通った後、触媒燃
焼バーナ18を通ってターボコンプレッサ11のタービ
ン11T入口に供給される。
【0040】ここで触媒燃焼バーナ18に原燃料23を
ポンプ24を用いて送り、燃焼を開始するとタービン1
1T入口に供給される燃焼ガスの温度上昇と共にターボ
コンプレッサ11の回転が上昇する。
【0041】そして、ターボコンプレッサ11のコンプ
レッサ11Cが供給空気に対してする仕事をLc 、ター
ビンが高温燃焼ガスから回収する仕事をLt とした場合
に、Lc ≦Lt ×コンプレッサ効率×タービン効率×機
械効率より極短時間となった時点で、エアクリーナ12
側の電磁弁21を開き、スーパーチャージャ15側の電
磁弁22を閉じると、ターボコンプレッサ11は自立回
転し、エアクリーナ12から空気を吸引し、圧縮供給す
る。ここで、ターボコンプレッサ11が自立回転に移行
したので、スーパーチャージャ15の駆動用モータ14
を止めることが出来る。
【0042】上述したように、本システムによれば、触
媒バーナ18による燃料燃焼において、その昇温速度は
非常に速く、それに伴なうターボコンプレッサ11Cの
回転上昇も非常に早く、つまりスーパーチャージャ15
起動からターボコンプレッサ11の自立回転移行による
スーパーチャージャ15停止までの時間が非常に短いた
め、起動工程で消費する電力を従来のシステムに比べ大
きく減少せしめることが出来た。
【0043】改質器25への熱供給は、ターボコンプレ
ッサ11のタービン11Tからの排ガスを用いるため、
触媒燃焼バーナ18の燃焼開始と同時に始まり、ターボ
コンプレッサ11の自立回転移行後は、電気駆動コンプ
レッサを必要としないので、定格運転時に燃料電池の出
力電力の一部で駆動する補機動力の要する電力が非常に
少く出来た。
【0044】燃料電池本体への空気供給は、スーパーチ
ャージャ15起動と同時に始まるため、改質器25の各
触媒温度が作動温度の達した時点で、原燃料25を改質
器25へ供給すると、水蒸気改質反応により、水素リッ
チガスが得られるので、これを燃料電池本体に供給する
ことにより、燃料電池本体16の発電が作動することと
なる。
【0045】以上、本発明によれば、 触媒燃焼によ
る高温燃焼ガスの温度上昇と、それに伴うターボコンプ
レッサ11Cの回転上昇は非常に早いので、スーパーチ
ャージャ15の駆動を始めてから、止めるまでの時間は
非常に短く、消費電力は少い。よって上記「発明が解決
しようとする課題」で述べた従来システムにおいて起動
工程をバッテリで行うには大容量が必要となる問題点が
解決される。 燃料電池本体16への空気供給と、改質器25への
熱供給とが、ターボコンプレッサ11と触媒バーナ18
により同時に行うことができ、電気駆動コンプレッサの
ように大電流を消費することがないので、上記「発明が
解決しようとする課題」で述べた従来システムにおける
定格運転時にシステムの定格出力を落すことがなくなっ
た。 ターボコンプレッサ11のタービン11Tの排ガス
のみを改質器25に必要な熱源とするので、上記「発明
が解決しようとする課題」で述べた従来システムにおい
てバーナ及び原燃料供給系が複数必要となり、システム
の複雑さ、補機動力の増加をもたらすという問題点が解
決される。 着火装置を備えることで、原燃料とバッテリのみで
起動出来るシステムとなった。 燃料電池が負荷変動に追従し、残水素が変動して
も、バーナへの原燃料供給量を変化させることで、バー
ナは安定して燃焼し、結果として負荷変動に追従出来る
発電システムとなった。
【0046】
【実施例】以下に、本発明にかかる好適な一実施例を図
面を参照にして説明する。上述した本発明を、10kw出
力規模の固体高分子式メタノール改質型燃料電池を製作
し具現化し、運転試験を行って実施例とした。以下に、
その内容を説明する。
【0047】図2は本実施例に係る発電装置のフローチ
ャートを示す。
【0048】図1中、ターボコンプレッサ11を自立回
転させるための起動装置としての、スーパーチャージャ
15は、ルーツ式スーパーチャージャを用いた。符号1
4はこれを駆動する直流モータを図示する。本実施例に
おいては、ルーツ式スーパーチャージャとして、富士重
工業(株)製軽自動車用のものを用いたが、仕様が合え
ば他製品でも良く、これに限定されるものではない。
【0049】本実施例において、ターボコンプレッサ1
1としては、三菱重工業(株)製軽自動車用ターボチャ
ージャを用いたが、仕様が合えば他製品でも良く、これ
に限定されるものではない。尚、符号12、51はエア
クリーナを図示する。また、21,22は電磁弁であ
り、それぞれ25ASUS管13に介装され、ターボコ
ンプレッサ11のコンプレッサ11C入口に接続してい
る。コンプレッサ11C出口からの空気はステンレス管
17で導かれるが、該ステンレス管17は二股に分けら
れており、それぞれ流量調整弁52,53を取り付けら
れている。上記流量調整弁52を通る空気は、固体高分
子式燃料電池本体16の空気極16Aへ導かれ、空気極
16Aを出た後、上記流量調整弁53を通った空気と一
体となり、気水分離器54へ導かれる。
【0050】一方、燃料として、ポンプ55で供給され
る改質用原燃料メタノール水56は、ターボコンプレッ
サ7のタービン11T出口排ガスとつながっている蒸発
器28としてのコルゲート型熱交換器に導入され、高温
ガスにより蒸発加熱された後、反応器25Aとしての改
質器へ導かれる。
【0051】上記改質器25Aはシェルアンドチューブ
構造の熱交換器型とし、シェル内にCu−Zn系改質触
媒を充填した。改質器25に導かれたメタノール水蒸気
は、熱交換器28の出口排ガスから改質熱を得て、水
素、二酸化炭素、一酸化炭素、水蒸気の混合ガスにな
り、やはりシェルアンドチューブ構造の反応器25Bと
してのCOシフト反応器へ導かれる。
【0052】上記COシフト反応器25Bのチューブ内
にはCu−Zn系触媒を充填した。また、冷却器27と
して、コルゲート型熱交換器を用いており、これは上記
COシフト反応器25Bへ供給される排ガス温度を下げ
るために設けている。
【0053】上記COシフト反応器25Bへ導かれた水
素、二酸化炭素、一酸化炭素、水蒸気の混合ガスは、シ
フト反応により、一酸化炭素濃度が数千ppm に落とされ
る。COシフト反応器25Bを出た排ガスはコルゲート
型熱交換器57で冷却され、排気される。
【0054】上記COシフト反応器25Bを出た水素、
二酸化炭素、一酸化炭素、水蒸気の混合ガスは、コルゲ
ート型熱交換器58で冷却され、小形コンプレッサ59
と流量調整弁60で調整供給される少量の空気と混合さ
れ、やはりシェルアンドチューブ構造のセレクトオキソ
反応器61に導かれる。該セレクトオキソ反応器61の
チューブ内にはAu−Fe系触媒が充填されている。
【0055】上記セレクトオキソ反応器61では水素、
二酸化炭素、一酸化炭素、水蒸気の混合ガス中の一酸化
炭素と調整供給された少量の空気中の酸素が反応し一酸
化炭素濃度が数十ppm 以下に落とされた後、加湿器33
で加湿され固体高分子式燃料電池本体16の燃料極16
Bへ送られる。
【0056】上記固体高分子式燃料電池本体16の燃料
極16Bを出た水素、二酸化炭素、一酸化炭素、水 蒸
気の混合ガスは、流量調整弁53を通った空気、および
固体高分子式燃料電池本体16の空気極を出た空気と一
体になり、気水分離器54へ導かれる。
【0057】上記気水分離器54で余剰加湿水及び発電
に伴う生成水を分離除去した後、第一触媒バーナ18A
に導かれる。ここでポンプ62で供給される原燃料とし
てのメタノール23はその供給管が第二触媒バーナ18
Bの表面に巻かれており、そこで第二触媒バーナ18B
の放熱により蒸発させられ第一触媒バーナ18Aの水
素、二酸化炭素、一酸化炭素、水蒸気の混合ガスが導か
れる側と第一触媒バーナ18Bと第二触媒バーナ18A
の間に流量制御弁63で流量配分されて導かれる。
【0058】上記第一触媒バーナ18Aと第二触媒バー
ナ18Bとで燃焼させられた水素、二酸化炭素、一酸化
炭素、水蒸気、及びメタノールの混合ガスは高温燃焼排
ガスとなり、ターボコンプレッサ11のタービン11T
に導かれ、ターボコンプレッサ11のコンプレッサ11
Cを駆動すると共にターボコンプレッサ11のタービン
出口から上記のように燃料改質器25へ供給される。
【0059】また、コルゲート型熱交換器30は、ター
ボコンプレッサ11のタービン11T出口排ガスの一部
を分離しこれを冷却して排気するために設けている。流
量調整弁31は分離する排ガス量を調整するものであ
る。
【0060】なお、燃料改質器25に用いた各触媒は、
性能さえ満たせば、上記触媒に限定されるものではな
く、他の触媒でも構わない。
【0061】図3は本発電装置の冷却系を示す。水タン
ク71内の冷却水は、ポンプ72により、図2でも示し
た熱交換器57,27,30の順で送られ、ターボコン
プレッサ11のタービン11T出口排ガスにより加熱さ
れて加湿器33に送られる。ここで加湿水として一部蒸
発除去され、温度が下がった後固体高分子式燃料電池本
体16の冷却を行い続いてラジエータ73で冷却され、
水タンク71に戻る。
【0062】図4は本発電装置の冷却系を示す。水タン
ク81内の冷却水は、ポンプ82により、熱交換器58
に送られ改質ガスを冷却し自らは加熱されてセレクトオ
キソ反応器61のシェル側に導かれ、該反応器61を適
温に保ち続いてラジエータ83で冷却され水タンク81
に戻る。
【0063】図5は本発電装置の電気系を示す。固体高
分子式燃料電池本体16の直流出力電流の一部を並列回
路で取り出し、これを直流電力変換器91に入力し、そ
の出力を60Ah−24Vバッテリ92へバッテリが充
電される向きに入力した。
【0064】上記バッテリ92の直流出力は、24Vで
駆動できる補機92aと、直流電力変換器93へつなが
れ、直流電力変換器93の出力は12Vで駆動できる補
機93aへつながれた。
【0065】ここで、直流電力変換器91は入力電圧範
囲が60〜30Vで出力電圧は27Vであり、内部に出
力のオン、オフスイッチを持つ。バッテリ92の電圧を
センサ94でモニタし、バッテリ92の電圧が22V以
下になったら、直流電力変換器91の内部出力スイッチ
をオンにしてバッテリ92の充電を行いバッテリ92の
電圧が25Vになったら直流電力変換器91の内部出力
スイッチをオフにする操作を行った。この操作はシーケ
ンサ制御とした。直流電力変換器93の入力範囲は20
〜30Vで、出力電圧は12Vである。
【0066】上記発電装置を運転した結果を参考として
以下に示す。図3及び4に示す冷却水ポンプ72,82
をオンにし、図2に示すルーツ式スーパーチャージャ1
5を駆動する直流モータ14のスイッチをオンにし、空
気を1200 l/minで供給した。このとき電磁弁22は
開いており電磁弁21は閉じている。
【0067】流量制御弁52,53はあらかじめターボ
コンプレッサ11のコンプレッサ出口空気量が1500
l/minのとき流量制御弁52を通る空気流量が1000
ni/min、流量制御弁53を通る空気流量が500ni/min
となるように調整しておいた。続いて、ポンプ62のス
イッチをオンにしメタノール23を80cc/min供給し
た。供給メタノールは流量制御弁63で第一触媒バーナ
18A手前に20cc/min、第一触媒バーナ18Aと第二
触媒バーナ18Bの間に60cc/minとなるよう調整し
た。
【0068】着火装置としては、図6に示すように第一
触媒バーナ18A手前のメタノール供給口64の直後に
通電式セラミック製グロープラグ65を設け、流量制御
弁63により制御されたメタノール23の一部を着火さ
せた。この燃焼ガス温度は約140度でありこれで第一
触媒バーナ18Aの触媒部が昇温し、第一触媒バーナ1
8Aの触媒部が120度になった時点で第一触媒バーナ
18A手前に20cc/minで供給したメタノールは全量燃
焼始めた。
【0069】これにより第一触媒バーナ18A出口の燃
焼ガスの温度は200度に達し、この燃焼ガスで第二触
媒バーナ18Bの触媒が昇温し、第二触媒バーナ18B
の触媒が120度になった時点で第一触媒バーナ18A
と第二触媒バーナ18Bの間に60cc/minで供給したメ
タノールが全量燃焼開始し、第二燃焼バーナ18Bの出
口燃焼ガス温度が急激に上昇した。
【0070】第二燃焼バーナ18Bの出口燃焼ガス温度
の上昇と共に、ターボコンプレッサ11の回転数が上昇
し、タービン11Tに入る燃焼ガスの温度が800度に
なったとき、ターボコンプレッサ11の回転数が18万
3千rpm となり、ここで電磁弁21を開き、一方の電磁
弁22を閉じ、直流モータ14のスイッチを切る操作を
瞬時に行ったところ、ターボ過給機11が自立回転始
め、ターボコンプレッサ11のコンプレッサは約160
0ni/min、1.92atm で空気供給を始めた。
【0071】ここでポンプ62を調節しメタノール23
の流量を減らし、メタノール流量75cc/ min で回転数
17万3千rpm ,1500ni/min,1.9atm で空気供給
始めた。
【0072】この時点でターボ過給機11のタービンへ
の燃焼ガスの温度は730度であり、タービン出口排ガ
ス温度は600度であった。これを全量改質装置25に
供給し、改質器25Aの触媒温度が380度を示した
時、ポンプ55でメタノール対水がモル比で1対2のメ
タノール水56を、メタノールが300mol/h となるよ
う供給した。
【0073】供給されたメタノール水56は熱交換器2
8で520度まで昇温され、改質器25Aに導かれ、改
質され水素、二酸化炭素、一酸化炭素、水蒸気の混合ガ
スとなり、また温度が340度まで下がった。一酸化炭
素濃度は、3.5%である。この混合ガスはCOシフト反
応器25Bへ導かれる。
【0074】この時点でCOシフト反応器25Bの触媒
部の平均温度は280度であり、ここで一酸化炭素濃度
は6200ppm まで下がり、冷却器58で57度まで下
げられ、セレクトオキソ反応器61に導かれる。
【0075】ここでコンプレッサ59のスイッチをオン
にし、流量制御弁60を徐々に開き空気流量が42.5ni
/minになったところで、セレクトオキソ反応器61の出
口混合ガス中の一酸化炭素濃度が最低値の3ppm を示し
た。
【0076】これを固体高分子式燃料電池本体16の燃
料極16Bに導いたところ、固体高分子式燃料電池本体
16の初期電圧は53.4Vを示した。固体高分子式燃料
電池本体16の燃料極16Bを出た混合ガスはターボコ
ンプレッサ11のコンプレッサ11Cから供給された空
気と一体になり、気水分離器54をへて第一触媒バーナ
18Aに導かれ混合ガス中の水素ガスが燃焼を開始し
た。
【0077】第一触媒バーナ18Aの出口温度、第二触
媒バーナ18Bの出口温度共に上昇し、ターボコンプレ
ッサ11の回転が上昇したため、流量調整バルブ62を
閉じポンプ62を調整してメタノール23の供給量を減
らし、第二触媒バーナ18Bの出口温度を730度とし
て再びターボコンプレッサ11の回転数を17万3千rp
m とした。
【0078】この時点で図4で示した冷却水の加湿器3
3の入口温度は98度であり、十分な加湿水が得られる
状態になったので、図5の電子負荷器95を操作し、固
体高分子式燃料電池本体16から電流を取出したとこ
ろ、300A,33.6Vで10080kwとなった。この
時点では直流電力変換器91の内部スイッチはオフであ
り、バッテリ充電は行われていない。このときバッテリ
でまかなう補機動力は620Wであった。固体高分子式
燃料電池本体16が発電を始めると水素が消費されるの
でバーナに供給される水素量が減りバーナ出口温度が下
がり、ターボコンプレッサ11の回転が下がり始めたの
でポンプ62を調整し、メタノール23の流量を70cc
/minにし、再びターボコンプレッサ11の回転数を17
万3千rpm とした。
【0079】上記操作による発電装置要素各部の状態は
再現性のあるものであり、発電装置として十分に実用性
のあるものであった。
【0080】
【発明の効果】本発明は、実施例でも明らかなように、
燃料電池発電装置の起動工程に要する電力を著しく低
減した。大電力を要する電気駆動コンプレッサを用い
ないので燃料電池出力に対する補機動力の割合を、低減
出来た。ターボコンプレッサのタービン排ガスのみを
改質に必要な熱源とするので、バーナ及び原燃料供給系
が単純である。以上の効果から、可搬式発電装置、車両
駆動用電源、商用電源のない地域での定置式発電装置等
に好適であることがわかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発電システムの概略図である。
【図2】本発明の一実施例に係る発電システムのフロー
図である。
【図3】本発明の一実施例に係るシステムの冷却系図で
ある。
【図4】本発明の一実施例に係るシステムの冷却系図で
ある。
【図5】本発明の一実施例に係るシステムの電気系図で
ある。
【図6】本発明の一実施例と係るシステムの燃焼系の図
である。
【符号の説明】
11 ターボコンプレッサ 12 エアクリーナ 15 スーパーチャージャ 16燃料電池本体 16A 空気極 16B空気極 18 触媒燃焼バーナ 23 原燃料(例えば、メタノール) 24 着火装置 25 燃料改質器 25A,25B 反応器 27 冷却器 28 蒸発器 30 冷却器 31 流量調整バルブ 33 加湿器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小向 真宏 神奈川県相模原市田名3000番地 エム・エ イチ・アイ さがみハイテック株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原燃料を水素配合の多い燃料ガスに改質
    して燃料電池に供給する燃料改質器と、該改質された燃
    料ガスが供給される水素極及び空気が供給される空気極
    を有する燃料電池本体とを備えた燃料電池発電装置にお
    いて、 上記燃料電池本体へ空気を供給し、且つ上記燃料改質器
    へ改質に必要な熱量を供給するターボコンプレッサ及び
    バーナ装置を具備したことを特徴とする燃料電池発電装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の燃料電池発電装置におい
    て、 上記ターボコンプレッサで燃料電池本体への空気供給を
    行うに際し、上記燃料電池本体からの残空気と残水素と
    を上記バーナ装置へ導き燃焼させ、この高温燃焼ガスで
    上記ターボコンプレッサを駆動し、且つ該ターボコンプ
    レッサからの排ガスを上記燃料改質器に供給し、改質用
    熱源とすることを特徴とする燃料電池発電装置。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2記載の燃料電池発電装置
    において、 上記ターボコンプレッサの起動装置が、システムに搭載
    したバッテリで駆動するブロアであることを特徴とする
    燃料電池発電装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載の燃料電池発電装置に
    おいて、 上記バーナ装置手前に着火装置を設け、原燃料の燃焼を
    開始させることを特徴とする燃料電池発電装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4記載の燃料電池発電装置に
    おいて、 上記バーナ装置に原燃料の一部を供給し、上記燃料電池
    本体からの残水素と合せて燃焼させることを特徴とする
    燃料電池発電装置。
  6. 【請求項6】 原燃料を水素配合の多い燃料ガスに改質
    して燃料電池本体に供給する燃料改質器と、該改質され
    た燃料ガスが供給される水素極及び空気が供給される空
    気極を有する燃料電池本体とを備え、燃料電池発電を行
    う発電システムにおいて、 発電起動時には、ターボコンプレッサ及びバーナ装置並
    びに起動装置を用いて起動すると共に上記燃料電池本体
    へ空気を供給し且つ上記改質器へ改質に必要な熱量を供
    給し、上記ターボコンプレッサの自立回転移行後は上記
    起動装置を停止し、上記改質器の触媒温度が作動温度に
    達した時点で原燃料を改質して、上記燃料電池本体で発
    電することを特徴とする燃料電池を用いた発電システ
    ム。
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