JP4964068B2 - 天井材反り防止金物および天井構造 - Google Patents
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Description
(1) 第1の天井材支持フレームとなる図7のような断面形状逆T字状の主Tバー31を、吊りボルトを介して吊木材(いずれも図示しない)に固定する。
(2) 前記主Tバー31と同じ断面形状で第2の天井材支持フレームとなる直交Tバー32を、前記主Tバー31に対して直角方向に延びるように配置し、直交Tバー32の端部を主Tバー31の側面に図示しない接合金物を介して締結する。
(3) 前記主Tバー31と直交Tバー32で囲まれた矩形枠状部(グリッド)に板状の天井材30を載せ掛ける。
(1) 一定の長さ寸法に切断された補強桟29の前記天井材30への接合面に、粘着テープを貼る。
(2) 天井材30の上面に補強桟29の取付位置を罫書く。
(3) 天井材30の上面の罫書位置に補強桟29を配置する。
(4) 補強桟29の粘着テープが十分天井材30に接着するように、補強桟29を天井材30の上面に圧着する。
この構成によると、天井材の上面に、この天井材反り防止金物を載せ、両側の係合片を折り曲げることで、この天井材反り防止金物を天井材に取付けることができる。係合片を折り曲げ状態から元の角度に戻せば、天井材反り防止金物が取り外せる。そのため、接着テープで天井材の上面に接着させる従来例の場合に比べて、簡単な作業により天井材反り防止金物を天井材に取付けでき、取付作業のためのコストを低減できる。また、取外しも簡単であり、天井材や天井材反り防止金物が再利用できる。この点でもコスト低減が可能となる。
この構成の場合、切起し爪を設けたため、反り防止金物本体を天井材の上面に確実に接合できる。また、溝形の反り防止金物本体を用い、その端部に係合片を、また中間に切起し爪を加工すれば良いため、天井材反り防止金物の製造が簡単である。
この構成によると、天井材に固定した天井材反り防止金物の係合片が、Tバーの突条の間の溝部に嵌まり込むため、Tバーに載せ掛けた天井材が位置決めされ、天井材の位置ずれが防止される。そのため、天井材反り防止金物が、反り防止機能と位置決め機能を兼用する。
この発明の天井構造は、水平片およびこの水平片の中央から上方に延びる垂直片を有する断面形状逆T字状を成し水平姿勢で複数本平行に吊られた主Tバーと、水平片およびこの水平片の中央から上方に延びる垂直片を有する断面形状逆T字状を成し隣合う主Tバー間に渡って主Tバーと直交する方向に複数本平行に設けられた直交Tバーと、これら主Tバーと直交Tバーとで構成される各矩形枠状部に配置されて周縁が前記主Tバーおよび直交Tバーに載せられる板状の天井材とを備え、この天井材に、この発明の複数本の天井材反り防止金物が、前記係合片で取付けられ、この係合片が、前記主Tバーまたは直交Tバーの水平片の上面の先端および垂直片近傍部に設けられた2本の突条の間の溝部に嵌まり込んだものとしているので、Tバーに載せ掛けた天井材が位置決めされる。また、天井材反り防止金物が、反り防止機能と位置決め機能を兼用し、簡素な構成で天井材の反り防止と位置決めが行える。
係合片3は、天井材10の端面から下面の側縁に係合する断面L字状の形状とされ、反り防止金物本体2に対して基端で外側へ斜めに延びて設けられている。具体的には、係合片3は、反り防止金物本体2のウエブ部2aの端縁から外側へ斜めに延出している。この係合片3は、図1(A)に鎖線で示すように天井材10の端面に沿う角度まで基端で折り曲げ可能とされている。
(1) 先ず、天井材10の上面に天井材反り防止金物1の取付位置を罫書き、その罫書位置に天井材反り防止金物1の反り防止金物本体2を、図2(A)のように載せる。
(2) 次に、天井材反り防止金物1の一対の係合片3を、図2(B)のように天井材11の端面に沿う角度まで基端で折り曲げて、天井材10の端面から下面の側縁に係合させる。
(3) 次に、図2(C)のように、反り防止金物本体2のウエブ部2aに設けられた複数の切起し爪4をハンマー等で下側に折り曲げて、その先端を天井材10に食い込ませる。これにより、反り防止金物本体2が天井材10の上面に確実に接合される。
これらのTバー11,12における前記水平片14の上に、前記天井材10の周縁が載せられる。
天井材10の周縁のうち、天井材反り防止金物1の係合片3が係合する端部側が載せ掛けられるTバー11,12では、その水平片14の上面の前記2本の突条14a,14bの間の溝部14cに前記係合片3を嵌め込む。これにより、Tバー11,12に載せ掛けた天井材10が位置決めされ、天井材10の位置ずれが防止される。
2…反り防止金物本体
2a…ウエブ部
3…係合片
4…切起し爪
10…天井材
11…主Tバー
12…直交Tバー
14…水平片
14a,14b…突条
14c…溝部
15…垂直片
Claims (3)
- 板状の天井材の上面に、対向する両側縁に渡って載せられる枠材状の反り防止金物本体と、この反り防止金物本体の両端にそれぞれ設けられ、前記天井材の端面から下面の側縁にわたって係合する断面形状L字状の一対の係合片からなり、前記係合片は、反り防止金物本体に対して基端で外側へ延びて設けられていて、天井材の端面に沿う角度まで基端で折り曲げ可能とした天井材反り防止金物。
- 請求項1において、前記反り防止金物本体は、上向きの溝形であり、前記係合片は反り防止金物本体のウエブ部の端縁から延出し、前記ウエブ部に、上向きに突出した断面L字状の切起し爪が、長さ方向に並んで複数設けられ、これら各切起し爪は、下側へ折り曲げることで、先端が前記天井材に食い込み可能である天井材反り防止金物。
- 水平片およびこの水平片の中央から上方に延びる垂直片を有する断面形状逆T字状を成し水平姿勢で複数本平行に吊られた主Tバーと、水平片およびこの水平片の中央から上方に延びる垂直片を有する断面形状逆T字状を成し隣合う主Tバー間に渡って主Tバーと直交する方向に複数本平行に設けられた直交Tバーと、これら主Tバーと直交Tバーとで構成される各矩形枠状部に配置されて周縁が前記主Tバーおよび直交Tバーに載せられる板状の天井材とを備え、この天井材に、請求項1または請求項2に記載の複数本の天井材反り防止金物が、前記係合片で取付けられ、この係合片が、前記主Tバーまたは直交Tバーの水平片の上面の先端および垂直片近傍部に設けられた2本の突条の間の溝部に嵌まり込んだ天井構造。
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JP2007232259A JP4964068B2 (ja) | 2007-09-07 | 2007-09-07 | 天井材反り防止金物および天井構造 |
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JP2007232259A JP4964068B2 (ja) | 2007-09-07 | 2007-09-07 | 天井材反り防止金物および天井構造 |
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2007
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