JP4963808B2 - 記憶制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、データの記憶技術に関し、具体的には、複数のストレージシステムを備えた記憶制御システムにおけるデータ記憶制御に関する。
例えば、以下の技術が知られている。すなわち、第1ストレージ装置と第2ストレージ装置とが互いに接続され、且つ、第2ストレージ装置とホスト計算機とが互いに接続されている。第1ストレージ装置が有する第1論理デバイスに、第2ストレージ装置が有する第2論理デバイスが対応付けられる。第2論理デバイスは、ホスト計算機で認識される。第2ストレージ装置は、ホスト計算機から第2論理デバイスへのリード要求を受けた場合、そのリード要求を、その第2論理デバイスに対応付けられている第1論理デバイスへのリード要求に変換し、変換後のリード要求を第1ストレージ装置に送信する。第2ストレージ装置は、第1ストレージ装置から入出力完了報告を受けた場合、第2論理デバイスへの入出力要求に対する完了報告を、ホスト計算機に送信する。
このような技術は、例えば、特開2004−220450号公報に開示されている。
特開2004−220450号公報。
ところで、上記のような記憶制御方式では、例えば、ホスト装置から、第二のストレージシステムの第二の論理デバイスへデータの書込み要求が発行された場合、そのデータは、第二のストレージシステムによって、第二の論理デバイスに対応付けられた、第一のストレージシステムの第一の論理デバイスに書き込まれる。第二の論理デバイスは、例えば、仮想デバイス或いは仮想ボリュームと呼ばれることがあり、第一の論理デバイスは、例えば、外部デバイス或いは外部ボリュームと呼ばれることがある。故に、このような記憶制御方式を、本明細書では、便宜上、「外部接続」と呼ぶことにする。
また、ストレージシステム同士を接続した場合に行われる記憶制御方式として、例えば、リモートコピーがある。リモートコピーの具体例を説明すると、以下の通りである。すなわち、例えば、ホスト装置がプライマリのストレージシステムに接続される。プライマリのストレージシステムがセカンダリのストレージシステムに接続される。プライマリのストレージシステムが有するプライマリの論理デバイスと、セカンダリのストレージシステムが有するセカンダリの論理デバイスとがペアにされる。プライマリのストレージシステムが、プライマリの論理デバイスに対するデータの書込み要求を受けた場合には、そのデータをプライマリの論理デバイスに書き、それと同期で又は非同期で、そのデータを、プライマリの論理デバイスとペアにされたセカンダリの論理デバイスに対して転送する。セカンダリのストレージシステムは、プライマリのストレージシステムから転送されて来たデータを受け、そのデータを、セカンダリの論理デバイスに書込む。
外部接続とリモートコピーは、互いに通信可能に接続された複数のストレージシステムにより行われるという点で共通する。
本発明の一つの目的は、外部接続とリモートコピーの共通点を利用した新規な記憶制御技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、後の説明から明らかになるであろう。
本発明の第一の側面に従がう記憶制御方法では、三台以上のストレージシステムの各々が、少なくとも一つの論理ボリュームとして、仮想的な論理ボリュームである仮想ボリューム、及び/又は、実体的な論理ボリュームである実ボリュームを備える。或るストレージシステム内の前記仮想ボリュームと、別のストレージシステム内の前記実ボリュームである外部ボリュームとが対応付けられる。或るストレージシステム内の論理ボリュームをコピー元とし、別のストレージシステム内の論理ボリュームをコピー先としたボリュームペアが形成される。前記三台以上のストレージシステムのうちの一つを始点ストレージシステムとし、別の一つを終点ストレージシステムとした複数の経路の中から少なくとも一つの経路が選択される(複数の経路のうちの少なくとも一つの経路には、また別の一つ以上のストレージシステムを中継点ストレージシステムとした経路がある)。前記始点ストレージシステム内の論理ボリュームの指定と書込み対象データとを含んだ書込み要求を前記始点ストレージシステムが受信する。前記選択された経路に従って、前記仮想ボリュームに対応付けられた前記外部ボリュームに対して前記書込み対象データを書込む外部接続処理、及び/又は、コピー元ボリュームに書かれる前記書込み対象データをコピー先ボリュームに書き込むリモートコピー処理が少なくとも一回行われることにより、前記始点ストレージシステムが受信した書込み要求中の書込み対象データが、少なくとも、前記終点ストレージシステム内の論理ボリュームに書き込まれる。
一つの実施態様では、前記複数の経路のうちの少なくとも前記選択された経路の接続状態が把握され、前記把握された接続状態に応じて、前記選択された経路が別の経路に切り替えられてもよい。
一つの実施態様では、前記複数の経路の各々の負荷が把握され、前記把握された各負荷に応じて、前記選択された経路が別の経路に切り替えられてもよい。
一つの実施態様では、前記リモートコピー処理が済んだ書込み対象データか否かが管理され、前記複数の経路のうちの少なくとも前記選択された経路の接続状態が把握され、前記複数の経路の各々の負荷が把握され、前記把握された接続状態及び/又は各負荷に応じて、前記選択された経路が別の経路に切り替えられてもよい。そして、経路の切替後、経路の切替を前記接続状態に応じて行った場合、前記リモートコピー処理の済んだ書込み対象データについて再度リモートコピー処理が行われ、経路の切替を前記各負荷に応じて行った場合、前記リモートコピー処理が済んでいない書込み対象データについてリモートコピー処理が行われてもよい。
一つの実施態様では、各ストレージシステムが、接続先情報を記憶してもよい。前記接続先情報は、書込み対象データの送信先となる接続先ストレージシステムのIDと、その接続先ストレージシステムに対して書込み対象データを外部接続処理とリモートコピー処理のどちらで送信するかを表す接続種別とを含んでいてもよい。この場合、各ストレージシステムの前記接続先情報に基づいて、どのストレージシステムとどのストレージシステムとがどのような接続種別で接続されているかの経路要素を複数個含んだ前記複数の経路が構築されてもよい。
一つの実施態様では、前記複数の経路のうち、前記選択した経路を含む二以上の経路を使用して、前記外部接続処理及び前記リモートコピー処理が行われ、且つ、それら二以上の経路では、コピー元ボリュームに対する書込み要求の処理と同期でリモートコピー処理を実行する同期型リモートコピーと、コピー元ボリュームに対する書込み要求の処理とは非同期でリモートコピー処理を実行する非同期型リモートコピーとの両方が行われてもよい。
上述した記憶制御方法は、ハードウェア、コンピュータプログラム又はそれらの組み合わせによって実現することができる。コンピュータプログラムは、所定のプロセッサに読み込まれて実行される。また、コンピュータプログラムがプロセッサに読み込まれて行われる情報処理の際、適宜に、メモリ等のハードウェア資源上に存在する記憶域が使用されてもよい。
本発明によれば、外部接続とリモートコピーの共通点を利用した新規な記憶制御技術が提供される。
図1は、本発明の一実施形態に係る記憶制御システムのハードウェア構成の概要を示す。
管理サーバ11と、第一〜第四のストレージシステム33A〜33Dとが、第一の通信ネットワーク、例えばLAN(Local Area Network)47に接続されている。業務サーバ1と、第一のストレージシステム33Aとが、第二の通信ネットワーク、例えば第一のSAN(Storage Area Network)に接続されている。第一のストレージシステム33Aと第三のストレージシステム33Cとが、第三の通信ネットワーク、例えば第二のSAN43に接続されている。第二のストレージシステム33Bと第四のストレージシステム33Dとが、第四の通信ネットワーク、例えば、第二のSAN43に接続された第四のSAN45に接続されている。第一〜第四の通信ネットワークのうちの二以上の通信ネットワークは、一つの同一の通信ネットワークであっても良い。具体的には、例えば、第二のSAN43と第三のSAN45は、共通のSANであっても良い。
管理サーバ11は、種々のコンピュータプログラムを記憶することができる記憶資源(例えばメモリ17やハードディスクドライブ(HDD)15)や、記憶資源からコンピュータプログラムを読込んで実行するCPU13や、LAN47に接続されるLANポート19等のハードウェア資源を備えるコンピュータマシンである。
業務サーバ1も、同様に、種々のコンピュータプログラムを記憶することができる記憶資源(例えばメモリ7やHDD5)や、記憶資源からコンピュータプログラムを読込んで実行するCPU3や、SAN41に接続されるファイバチャネルポート(FCポート)9等のハードウェア資源を備えるコンピュータマシンである。
第一〜第四のストレージシステム33A〜33Dは、有する機能が異なっていても、ハードウェア構成を同じにすることができる。説明を分かり易くするため、第一〜第四のストレージシステム33A〜33Dのハードウェア構成は実質的に同じとする。故に、第一のストレージシステム33Aを代表的に例に採り説明する。なお、図1では、第一〜第四のストレージシステム33A〜33Dにおいて、同一種類の構成要素については、同一の親番号と異なる枝符号との組み合わせで表すことにより、区別することとする。しかし、同一種類の構成要素を区別することなく説明する場合には、親番号のみを用いることとする。
第一のストレージシステム33Aは、制御装置31Aと、複数のHDD29A、29A、…とを備える。制御装置33Aは、第一のストレージシステム33Aの動作を制御する装置である。制御装置33Aは、例えば、第一のSAN41に接続されるFCポート21や、LAN47に接続されるLANポート22や、各HDD29Aに接続されるFCポート24、25や、第二のSAN43に接続されるFCポート28や、CPU25や、メモリ27を備えることができる。メモリ27は、例えば、第一のストレージシステム33Aが行う処理の制御に必要とされる制御情報(例えば後述の接続ストレージ管理表)が記憶される制御領域と、業務サーバ1とHDD29Aとの間でやり取りされるデータを一時的に記憶するためのキャッシュ領域とを有する。
以上が、本実施形態に係る記憶制御システムのハードウェア構成についての説明である。続いて、本実施形態の概要について説明する。
図2は、本発明の一実施形態の概要の説明図である。
業務サーバ1には、アプリケーションプログラム51や、図示しないオペレーティングシステム(OS)等の種々のコンピュータプログラムが備えられている。業務サーバ1では、例えば、アプリケーション51がOSに対してI/O要求(入出力要求)を発行することにより、アクセス先を指定したI/O要求(データの書込み要求又は読出し要求である入出力要求)をOSから第一のストレージシステム33Aに発行する処理が行われる。業務サーバ1は、アクセス先として、後述する仮想ボリューム69Aを指定することができる。換言すれば、この実施形態では、業務サーバ1からI/O要求を受信することができるストレージシステムが第一のストレージシステム33Aとなる。
第一〜第四のストレージシステム33A〜33Dには、複数の論理ボリュームが用意される。論理ボリュームの種類としては、例えば、HDD29等の物理的な記憶資源上に設けられた実体のある論理ボリュームである実ボリューム68や、必ずしも物理的な記憶資源上に設けられていない仮想的な論理ボリュームである仮想ボリューム69とがある。以下、実ボリュームについては、例えば、自分であるストレージシステムに存在する場合には、「内部ボリューム」と呼び、自分ではない他のストレージシステムに存在する場合には、「外部ボリューム」と呼ぶことにする。
第一〜第四のストレージシステム33A〜33Dのうちの少なくとも第一及び第二のストレージシステム33A及び33Bが、外部接続機能を有している必要がある。外部接続機能とは、他のストレージシステムが有する記憶資源(典型的には外部ボリューム)を、自分が有する記憶資源(典型的には仮想ボリューム)として提供する機能である。従がって、例えば、仮想ボリュームに対する書込み要求が発行された場合、その仮想ボリュームに対応付けられた外部ボリュームに対する書込み要求が発行され、その結果、仮想ボリュームに対する書込み要求中のデータが、外部ボリュームに書かれることになる。
また、第一〜第四のストレージシステム33A〜33Dのうちの少なくとも第一、第三及び第四のストレージシステム33A、33C及び33Dが、リモートコピー機能を有している必要がある。リモートコピー機能とは、自分が有する記憶資源(典型的にはプライマリの論理ボリューム)に対してデータが書き込まれる場合に、そのデータを、他のストレージシステムに転送することで、その記憶資源に対応付けられた、他のストレージシステム内の記憶資源(典型的にはセカンダリの論理ボリューム)に書き込む機能である。
この実施形態では、業務サーバ1からI/O要求を受け付ける第一ストレージシステム33Aが、間接的に、換言すれば、他のストレージシステム33B又は33Cを介して、第四のストレージシステム33Dの内部ボリューム68Dにアクセスすることができる。そして、この実施形態では、第一のストレージシステム33Aから第四のストレージシステム33Dの内部ボリューム68Dまでの経路として、第二のストレージシステムを経由する第一の経路と、第三のストレージシステム33Cを経由する第二の経路との2通りの経路を用意することができる。更に、この実施形態では、各経路の状況に応じて、2通りの経路の中から、データの転送速度がより速いと予想される最適な経路が自動的に選択され、選択された方の経路を介して、第一のストレージシステム33Aから第四のストレージシステム33Dの内部ボリューム68Dへのアクセスを行うことができる。以下、具体的に説明する。
この実施形態では、例えば、第一のストレージシステム33Aに、ボリュームID「1」を有する仮想ボリューム69Aが用意されており、第二のストレージシステム33Bに、ボリュームID「10」を有する仮想ボリューム69Bが用意されており、第三のストレージシステム33Cに、ボリュームID「5」を有する内部ボリューム68Cが用意されており、第四のストレージシステム33Dに、ボリュームID「50」を有する内部ボリューム68Dが用意されているとする。そして、仮想ボリューム69Aには、仮想ボリューム69B及び内部ボリューム68Cが対応付けられており、仮想ボリューム69Bには、仮想ボリューム69A及び内部ボリューム68Dが対応付けられており、内部ボリューム68Cと内部ボリューム68Dとが互いに対応付けられているとする。
ここで、例えば、第一のストレージシステム33Aが、仮想ボリューム69Aを指定した書込み要求と書込み対象データとを業務サーバ1から受けた場合には、第一及び第二の経路のうちのどちらが選択されたかに応じた処理が行われる(この選択は、例えば、第一のストレージシステム33Aが書込み要求を受けたタイミングで行われても良いし、別のタイミングで行われても良い)。以下、具体的に説明する。
(1)第一の経路が選択された場合。
第一のストレージシステム33A(正確には制御装置31A)は、仮想ボリューム69Aに対応付けられている仮想ボリューム69Bを特定し、受信した書込み対象データを仮想ボリューム69Bに書き込むためのリモートコピー要求を、第二のストレージシステム33Bに送信する。第二のストレージシステム33Bが、リモートコピー要求及び書込み対象データを受信し、そのリモートコピー要求で指定されている仮想ボリューム69Bに対応付けられた外部ボリューム(第四のストレージシステム33Dにとっては内部ボリューム)68Dを特定し、その外部ボリューム68Dを指定した書込み要求を生成し、その書込み要求と書込み対象データとを、第四のストレージシステム68Dに送信する。第四のストレージシステム33Dは、書込み要求及び書込み対象データを受信し、受信した書込み対象データを、受信した書込み要求で指定されている内部ボリューム68Dに書き込む。以上の処理により、業務サーバ1から送信された書込み対象データが、内部ボリューム68Dに書き込まれる。なお、第四のストレージシステム68Dは、例えば、リモートコピー要求と、内部ボリューム68Dに書き込まれた書込み対象データとを、第三のストレージシステム33Cに発行しても良い。この場合、内部ボリューム68Cにも、業務サーバ1から送信された書込み対象データが書き込まれる。
(2)第二の経路が選択された場合。
第一のストレージシステム33Aが、仮想ボリューム69Aに対応付けられた外部ボリューム68Cを特定し、その外部ボリューム68Cを指定した書込み要求を生成し、その書込み要求と書込み対象データとを、第三のストレージシステム68Cに送信する。第三のストレージシステム33Cは、書込み要求及び書込み対象データを受信し、受信した書込み対象データを、受信した書込み要求で指定されている内部ボリューム68Cに書き込む。また、第三のストレージシステム33Cは、内部ボリューム68Cに対応付けられている内部ボリューム68Dを特定し、受信した書込み対象データを内部ボリューム68Dに書き込むためのリモートコピー要求を、第四のストレージシステム33Dに送信する。以上の処理により、業務サーバ1から送信された書込み対象データが、内部ボリューム68Cと68Dとの両方に書き込まれる。
以上のように、第一の経路と第二の経路のどちらが選択されたかによって、この記憶制御システムにおいて行われる処理が異なる。そして、第一の経路と第二の経路のどちらを選択するかは、例えば、管理サーバ11に備えられている管理プログラム11がCPU13に読込まれて実行されることにより行うことができる。
以下、本実施形態についてより詳細に説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る記憶制御システムの機能ブロック図である。
第一のストレージシステム33Aと第二のストレージシステム33Bとは、実質的に同じであるので、第一のストレージシステム33Aを代表的に例に採り説明する。制御装置31Aのメモリ27が、例えば、制御プログラム61A、接続ストレージ管理表62A、ボリューム一覧表63A、外部ボリューム管理表64A、接続状態管理表65A、コピーボリューム管理表66A及び経路管理表67Aを記憶することができる。制御プログラム61Aは、制御装置31Aの動作を制御するためのプログラムであって、CPU23に読込まれて実行される。
第三のストレージシステム33Cと第四のストレージシステム33Dとは、実質的に同じであるので、第三のストレージシステム33Cを代表的に例に採り説明する。制御装置31Cのメモリ27が、例えば、制御プログラム61C、接続ストレージ管理表62C、ボリューム一覧表63C、接続状態管理表65C及びコピーボリューム管理表66Cを記憶することができる。制御プログラム61Cは、制御装置31Cの動作を制御するためのプログラムであって、CPU23に読込まれて実行される。
上述した各表62〜67は、電子的な表であって、その内容は、全てのストレージシステム33A〜33Dにおいて共通の内容であっても良いが、各ストレージシステム33毎に特有の内容であっても良い。以下、各表62〜67の具体的な構成例について説明する。
図4Aは、ボリューム一覧表63Dの構成例を示す。
ボリューム一覧表63については、ボリューム一覧表63Dを代表的に例に採り説明する。ボリューム一覧表63Dは、それを有する第四のストレージシステム33Dに存在する論理ボリューム68、69を管理するための表である。ボリューム一覧表63Dには、例えば、各論理ボリューム毎に、その論理ボリュームのIDと、その論理ボリュームのタイプ(例えば内部か仮想か)と、その論理ボリュームの記憶容量とが記録される。
図4Bは、接続ストレージ管理表63Aの構成例を示す。図4Cは、接続ストレージ管理表63Bの構成例を示す。図4Dは、接続ストレージ管理表63Cの構成例を示す。図4Eは、接続ストレージ管理表63Dの構成例を示す。
接続ストレージ管理表63は、それを有するストレージシステム33がどのストレージシステムとどのような形態で接続されているかを管理するための表である。接続ストレージ管理表63には、例えば、接続先のストレージシステムのIDと、接続タイプとが記録される。接続タイプとしては、例えば、接続先に対して外部接続に従う記憶制御が行われることを意味する「外部」と、接続先に対してリモートコピーに従う記憶制御が行われることを意味する「リモート」とがある。
図4Bによれば、第一のストレージシステム33Aが、ID「600」が割り当てられた第三のストレージシステム33Cに対して外部接続に従う記憶制御を行え、ID「15000」が割り当てられた第二のストレージシステム33Bに対してリモートコピーに従う記憶制御を行えることがわかる。図4Cによれば、第二のストレージシステム33Cが、ID「650」が割り当てられた第四のストレージシステム33Dに対して外部接続に従う記憶制御を行え、ID「10000」が割り当てられた第一のストレージシステム33Aに対してリモートコピーに従う記憶制御を行えることがわかる。図4Dによれば、第三のストレージシステム33Cが、ID「650」が割り当てられた第四のストレージシステム33Dに対してリモートコピーに従う記憶制御を行えることがわかる。図4Eによれば、第四のストレージシステム33Dが、ID「600」が割り当てられた第三のストレージシステム33Cに対してリモートコピーに従う記憶制御を行えることがわかる。
図4Fは、外部ボリューム管理表64Aの構成例を示す。図5Aは、外部ボリューム管理表64Bの構成例を示す。
外部ボリューム管理表64は、外部接続を管理するための表であり、具体的には、それを有するストレージシステム33内のどの論理ボリュームがどのストレージシステム33内のどの外部ボリュームに対応付けられているかを管理するための表である。外部ボリューム管理表64には、例えば、それを有するストレージシステム33内の論理ボリュームのIDと、そのストレージシステム33の接続先である他のストレージシステム33のIDと、外部ボリュームのIDとが登録される。
図4Fによれば、ID「1」の仮想ボリューム69Aが、第三のストレージシステム33C内の、ID「10」が割り当てられた外部ボリューム68Cに対応付けられていることがわかる。図5Aによれば、ID「5」の仮想ボリューム69Bが、第四のストレージシステム33C内の、ID「50」が割り当てられた外部ボリューム68Dに対応付けられていることがわかる。
図5Bは、経路管理表67Aの構成例である。
経路管理表67については、経路管理表67Aを代表的に例に採り説明する。経路管理表67Aは、それを有する第一のストレージシステム33Aが関わる複数の経路を管理するための表である。この実施形態では、第一のストレージシステム33Aが関わる経路は2つなので、2つの経路の各々を管理するための経路管理データが、経路管理表67Aに存在する。各経路管理データには、例えば、経路ID、システム1のシステムID、1−2間タイプ、システム2のシステムID、2−3間タイプ、及びシステム3のシステムIDが含まれる。システム1とは、経路の始点となるストレージシステム(ここでは第一のストレージシステム33A)のことである。システム3とは、経路の終点となるストレージシステム(ここでは第四のストレージシステム33D)のことである。システム2とは、システム1とシステム3と間の中継点となるストレージシステム(ここでは第二又は第三のストレージシステム33B又は33C)のことである。1−2間タイプとは、システム1のシステム2に対する接続タイプ(例えば外部かリモートか)のことであり、具体的には、システム1からシステム2に対してどのような記憶制御が行われるのかを表す。2−3間タイプとは、システム2のシステム3に対する接続タイプのことである。
図5Cは、接続状態管理表65Aの構成例を示す。
接続状態管理表65については、接続状態管理表65Aを代表的に例に採り説明する。接続状態管理表65Aは、各接続先ストレージシステム毎に、接続状態がどのようになっているか(例えば正常か異常か)を表す情報である。この図5Cによれば、第一のストレージシステム33Aが、第二及び第三のストレージシステム33B及び33Cのいずれにも正常に接続されていることがわかる。この状態において、例えば、第一のストレージシステム33Aが、第三のストレージシステム33Bにアクセスできなくなったことを検出したならば、接続先ストレージシステムID「600」に対応した状態を「正常」から「異常」に更新することができる。
図5Dは、コピーボリューム管理表66Cの構成例を示す。
第三及び第四のストレージシステム33C、33D内のコピーボリューム管理表66C及び66Dは、同じ構成にすることができるので、コピーボリューム管理表66Cを代表的に例に採り説明する。コピーボリューム管理表66Cは、それを有する第三のストレージシステム33C内のどの論理ボリュームが、どのストレージシステム内のどの論理ボリュームとペアにされているかを管理するための表である。例えば、コピーボリューム管理表66Cには、コピー元のストレージシステム(ここでは第三のストレージシステム33C)のIDと、コピー元の論理ボリューム(例えば内部ボリューム68C)のIDと、コピー先のストレージシステム(ここでは第四のストレージシステム33D)のIDと、コピー先の論理ボリューム(例えば内部ボリューム68D)のIDと、コピータイプ/タイミングとが記録される。コピータイプ/タイミングは、コピーのタイプ(例えば、リモートコピーか、或いは、同一のストレージシステム内でのボリューム間コピーである内部コピーか)と、コピーのタイミング(例えば同期か非同期か)を表す。
コピーのタイミングが「同期」の場合、リモートコピーであれば(つまり同期型のリモートコピーでは)、例えば、ストレージシステム33Cは、内部ボリューム68Cに対する書込み要求を受けた場合に、書込み要求に従う書込み処理の実行タイミングと実質的に同じタイミング(例えば、書込み対象データをキャッシュ領域に蓄積したタイミング、又は、書込み対象データを内部ボリューム68Cに書き込んだタイミング)で、書込み対象データのリモートコピー要求を第四のストレージシステム33Dに送信する。そして、ストレージシステム33Cは、第四のストレージシステム33Dから所定の応答を受けた場合に、書込み要求元(例えばストレージシステム33A)に、書込み完了を返す。
一方、コピーのタイミングが「非同期」の場合、リモートコピーであれば(つまり非同期型のリモートコピーでは)、例えば、ストレージシステム33Cは、内部ボリューム68Cに対する書込み要求に従う書込み処理の実行タイミングとは異なるタイミングで、書込み対象データのリモートコピー要求を第四のストレージシステム33Dに送信する。ストレージシステム33Cは、書込み要求を受けた場合に、書込み完了報告を、書込み要求元(例えばストレージシステム33A)に返すことができる。非同期のリモートコピーの場合、例えば、ストレージシステム33Cは、未コピーの書込み対象データを、メモリ27に用意された所定の記憶領域であるサイドファイルに蓄積し、所定のタイミングで、サイドファイルに蓄積された未コピーの書込み対象データを第四のストレージシステム33Dに送信することができる(すなわち、内部ボリューム68Cからわざわざ未コピーのデータを読み出さなくても良い)。
図6Aは、コピーボリューム管理表66Aの構成例を示す。
業務サーバ1側に位置する第一及び第二のストレージシステム33A、33B内のコピーボリューム管理表66A及び66Bは、同じ構成にすることができるので、コピーボリューム管理表66Aを代表的に例に採り説明する。コピーボリューム管理表66Aには、各仮想ボリューム毎に、その仮想ボリュームが関わる各経路においてどのようなリモートコピーが行われるかが記録される。例えば、図6Aによれば、ID「1」を有する仮想ボリューム69Aについて、経路IDが「2」である第二の経路では、第三のストレージシステム(ID「600」)内の内部ボリューム68C(ID「10」)から第四のストレージシステム(ID「650」)内の内部ボリューム68D(ID「50」)に同期型のリモートコピーが行われることがわかる。
図6Bは、書込み要求及びリモートコピー要求の構成例を示す。
すなわち、書込み要求及びリモートコピー要求には、例えば、要求先となるストレージシステムのIDと、論理ボリュームのIDと、書込み対象のデータとが含まれている。
具体的には、例えば、業務サーバ1は、第一のストレージシステム33AのIDと、仮想ボリューム69AのIDと、書込み対象データAとを含んだ書込み要求を、第一のストレージシステム33Aに発行することができる。この場合、第一のストレージシステム33Aは、仮想ボリューム69Aに対応した外部ボリューム68Cが存在することを外部ボリューム管理表64Aから特定し、第三のストレージシステム33CのIDと、外部ボリューム68CのIDと、書込み対象データAとを含んだ書込み要求を生成し、その書込み要求を、第三のストレージシステム33Cに発行することができる。また、第一のストレージシステム33Aは、仮想ボリューム69Aとボリュームペアを構成するボリューム69Bが存在することをコピーボリューム管理表66Aから特定し、第二のストレージシステム33BのIDと、仮想ボリューム69BのIDと、書込み対象データAとを含んだリモートコピー要求を生成し、そのリモートコピー要求を、第二のストレージシステム33Bに発行することができる。
図6Cは、リモートコピー作成要求メッセージの構成例を示す。図6Dは、リモートコピー環境設定要求メッセージの構成例を示す。これらの構成例については、後述する。
さて、本実施形態に係る記憶制御システムでは、種々の処理が行われるが、それらの処理は、リモートコピーボリューム作成処理と、リモートコピー実行処理との2つに大別することができる。ボリュームペア作成処理では、例えば、リモートコピーボリューム(コピー元ボリュームとペアを成すコピー先ボリューム)を作成するために必要な情報を管理者に提供するための処理や、管理者から要求されたリモートコピーボリュームを作成するための処理が行われる。リモートコピー実行処理では、例えば、リモートコピーにおいて必要に応じて代替経路を管理者に提示する処理や、管理者の要求に応じてリモートコピーのための経路を変更する処理や、ボリュームペア間でのデータ転送が行われる。
以下、リモートコピーボリューム作成処理と、リモートコピー実行処理とについて説明する。
まず、リモートコピーボリューム作成処理の流れについて、大まかに説明する。本処理を実現するプログラムは、管理プログラム53であっても、制御プログラム61A〜61Dであっても良い。以降の説明では、管理プログラム53であるものとする。
(1)管理サーバ11のオペレータである管理者は、管理サーバ11上で、リモートコピーのためのボリュームペア(すなわち、コピー元ボリュームとコピー先ボリューム)を選択する。この場合、管理者が選択したボリュームが仮想ボリュームである場合、管理サーバ11は、その仮想ボリュームに対応する外部ボリュームを管理者に示す。また、管理者が選択したボリュームが外部ボリュームである場合、管理サーバ11は、その外部ボリュームに対応する仮想ボリュームを管理者に示す。
(2)管理者は、コピー元ボリュームとコピー先ボリュームとを決定し、管理サーバにリモートコピーボリュームを作成するためのリモートコピー作成要求を発行する。
(3)管理サーバ11は、リモートコピー作成要求を受け付けると、外部ストレージシステム(接続タイプが「外部」である接続先ストレージシステム)経由も含め、リモートコピーボリュームを作成可能な経路を探し、管理サーバ11のディスプレイ画面に表示する(つまり管理者に示す)。
(4)また、管理サーバ11は、各ストレージシステム33A〜33Dの負荷状況や接続状態(例えば正常か異常か)を調べ、最適な経路をディスプレイ画面に表示する。
(5)リモートコピーのための経路が決定し、コピー元ボリュームのコピーであるコピー先ボリュームを実際に作成するとき場合、管理サーバ11は、その作成が外部ストレージシステム経由であれば、外部ストレージシステムに、リモートコピー用の環境設定を指示した上で、外部ストレージシステムにリモートコピーの作成を要求する。
上記(1)の処理が必要な理由としては、例えば以下の通りである。すなわち、仮想ボリューム69は、内部ボリューム68と同様に扱うことができる。そのため、通常、管理者は、ボリュームが仮想ボリュームかどうか、また、それに対応する外部ボリュームがどのボリュームかを意識しない。しかし、リモートコピーボリュームを作成する場合、管理者は、どのストレージシステム間でリモートコピーボリュームを作成するかを把握しておく必要がある。そのため、上記(1)のように、仮想ボリュームとそれに対応する外部ボリュームを示すようにする。
また、管理者がコピー先ボリュームとして外部ボリュームを選択したとき、それに対応する仮想ボリュームを示す理由は、業務サーバ側のストレージシステム33A、33B(例えばいわゆる新型のストレージシステム)からコピー先ボリュームを利用できるようにするためである。
リモートコピーボリューム作成処理では、例えば、ボリューム対応関係検索処理(図7参照)、経路探索処理(図8参照)、経路決定処理(図9参照)、及びコピーボリューム作成実行処理(図10参照)が行われる。以下、各処理について詳細に説明する。
図7は、ボリューム対応関係検索処理の流れの一例を示す。この図に示す処理は、この図に示す処理は、管理サーバ11において管理プログラム53がCPU13によって実行されることにより行われる。
管理プログラム53を実行するCPU(以下、便宜上、「管理CPU」と称する)13は、当該ボリュームのボリュームタイプが「内部」か否かの識別を行う(ステップS1)。具体的には、例えば、管理CPU13は、各ストレージシステム33A〜33Dの制御プログラム61A〜61Dに所定の指令を出すことで、LAN47を介して、ボリューム一覧表63A〜63Dを取得することができる。管理CPU13は、取得したボリューム一覧表63A〜63Dに基づいて、各ストレージシステム33A〜33D内の複数の論理ボリュームを選択可能に表示したGUI(Graphical User Interface)を、例えば、管理サーバ11のディスプレイ画面に表示することができる。管理CPU13は、そのGUI上で或る論理ボリュームの選択を受けた場合、選択された論理ボリュームのIDに対応したボリュームタイプを、ボリューム一覧表63A〜63Dから識別することができる。
S1でYESの場合について説明する。なお、ここの説明では、説明を分かり易くするために、当該ボリュームは内部ボリューム68Cであるとする。管理CPU13は、各ストレージシステム33A〜33Dから接続ストレージ管理表62A〜62Dを取得する(S2)。そして、管理CPU13は、取得した接続ストレージ管理表62A〜62Dを参照し、当該ボリューム68Cを有するストレージシステム33Cに対する接続タイプが「外部接続」であるストレージシステム33Aを識別する(S3)。次に、管理CPU13は、識別されたストレージシステム33Aから外部ボリューム管理表64Aを取得する(S4)。管理CPU13は、取得した外部ボリューム管理表64Aから、当該ボリューム68Cを外部ボリュームとして設定している仮想ボリュームを探す(S5)。仮想ボリューム69Aが特定された場合(S6でYES)、管理CPU13は、特定された仮想ボリューム69AのボリュームIDに対応するストレージシステム33AのストレージシステムIDをボリューム一覧表63Aから特定し、特定されたボリュームID及びストレージシステムIDを提供(例えば表示)することができる(S7)。
S1でNOの場合について説明する。なお、ここの説明では、説明を分かり易くするために、当該ボリュームは仮想ボリューム69Aであるとする。管理CPU13は、当該ボリュームのボリュームタイプが「仮想」か否かを識別する(S8)。「仮想」であると識別した場合(S8でYES)、管理CPU13は、当該ボリューム69Aを有するストレージシステム33Aから外部ボリューム管理表64Aを取得し、外部ボリューム管理表64Aから、当該ボリューム69Aに対応するストレージシステムと外部ボリュームとを探す(S9)。その結果が、外部ボリューム68Cが見つかれば(S10でYES)、管理CPU13は、その外部ボリューム68CのボリュームIDと、その外部ボリューム68Cを有するストレージシステム33CのストレージシステムIDとを提供(例えば表示)する(S11)。
図8は、経路探索処理の流れの一例を示す。この図に示す処理も、管理CPU13が実行することができる。
管理CPU13は、例えば、図6Cに例示したリモートコピー作成要求メッセージの入力を管理者から受けることで、この図に示す処理を開始することができる。リモートコピー作成要求メッセージは、ボリュームペアを設定するための要求である。リモートコピー作成要求メッセージには、例えば、図6Cに例示するように、コピー元システムID、コピー元ボリュームID、コピー先システムID、コピー先ボリュームID及び経路IDが含まれる。ここでは、例えば、リモートコピー作成要求メッセージは、ストレージシステム33Aに対するものであり、コピー元システムID「600」、コピー元ボリュームID「10」、コピー先システムID「650」及びコピー先ボリュームID「50」を含んでいるものとする。すなわち、第三ストレージシステム33Cの内部ボリューム68Cがコピー元として指定され、第四ストレージシステム33Dの内部ボリューム68Dがコピー先として指定されているとする。この指定は、例えば、管理CPU13が、ボリューム一覧表63A〜63Dに基づいて複数のボリュームを選択可能に表示し、ボリュームの選択を受け付けることで、行うことができる。また、ここでのリモートコピー作成要求メッセージには、未だ経路の設定が行われていないので、経路IDはヌルデータであるとする。
管理CPU13は、始点ストレージシステムの接続ストレージ管理表上の全レコードについて、S22〜S31の処理を行う。なお、「始点ストレージシステム」とは、経路の始点となるストレージシステムのことである。管理CPU13は、例えば、上記のように、ストレージシステム33Aに対するリモートコピー作成要求メッセージを受けた場合には、始点ストレージシステムを、第一のストレージシステム33Aであるとする。故に、接続ストレージ管理表は62A(図4B参照)であるとする。
管理CPU13は、接続ストレージ管理表62A上の或るレコードにおいて、接続タイプとして「外部」と書かれていれば(S22でYES)、その接続タイプに対応した第三のストレージシステム33Cの接続ストレージ管理表62Cから、接続タイプ「リモート」を含んだレコードを取得する(S23)。そして、管理CPU13は、取得したレコード中の接続先ストレージシステムIDが、指定されたコピー先ストレージシステムIDと同じかどうかを調べる(S24)。その結果、同じであれば(S25でYES)、管理CPU13は、管理サーバ11の記憶資源上に用意された経路管理表67Aに経路管理データを登録する(S26)。ここで登録される経路管理データは、図5Bにおいて二行目のレコードとなる。すなわち、経路IDとして「2」が割り当てられ、システム1のシステムIDは、始点ストレージシステムである第一のストレージシステム33AのIDとされ、システム2のシステムIDは、接続タイプ「外部」に対応した第三のストレージシステム33CのIDとされ、システム3のシステムIDは、接続タイプ「リモート」に対応したストレージシステムID(つまり第四のストレージシステム33DのID)とされる。
管理CPU13は、接続ストレージ管理表62A上の或るレコードにおいて、接続タイプとして「リモート」と書かれていれば(S22でNO、S27でYES)、その接続タイプに対応した第二のストレージシステム33Bの接続ストレージ管理表62Bから、接続タイプ「外部」を含んだレコードを取得する(S28)。そして、管理CPU13は、取得したレコード中の接続先ストレージシステムIDが、コピー先ストレージシステムIDと同じかどうかを調べる(S29)。その結果、同じであれば(S30でYES)、管理CPU13は、管理サーバ11の記憶資源上に用意された経路管理表67Aに経路管理データを登録する(S31)。ここで登録される経路管理データは、図5Bにおいて一行目のレコードとなる。すなわち、経路IDとして「1」が割り当てられ、システム1のシステムIDは、始点ストレージシステムである第一のストレージシステム33AのIDとされ、システム2のシステムIDは、接続タイプ「リモート」に対応した第二のストレージシステム33BのIDとされ、システム3のシステムIDは、接続タイプ「外部」に対応したストレージシステムID(つまり第四のストレージシステム33DのID)とされる。
接続ストレージ管理表62Aの全レコードについて、上記のS22〜S31が行われたならば、管理CPU13は、管理サーバ11の記憶資源上に用意された経路管理表67Aを提供する(S32)。例えば、管理CPU13は、その経路管理表67Aを表示したり、第一のストレージシステム33Aに送信したりすることができる。
図9は、経路決定処理の流れの一例を示す。この図に示す処理は、例えば、デフォルトの経路を設定する場合に行うことができるが、リモートコピーが行われている最中にも行うことができる。この図に示す処理も、管理CPU13が実行することができる(それに限らず、例えば、制御プログラム61Aを読込んで実行するCPU23によって行われても良い)。なお、以下の説明では、図9の処理流れを理解し易くするために、利用される経路管理表は67Aとする。
管理CPU13は、経路管理表67Aにおける全レコード、換言すれば、経路管理表67Aで定義されている全ての経路について、S41及びS42の処理を行う。すなわち、管理CPU13は、経路管理表67Aにおける一つのレコードが表す経路上の各ストレージシステム(始点及び終点を含む)から、接続状態(具体的には、そのストレージシステム33における接続状態管理表65に記録されている状態)を取得する(S41)。また、管理CPU13は、同経路上の各ストレージシステムから、負荷状況を取得する(S42)。ここで、接続状態の取得方法としては、例えば、(A)LAN47経由で取得する方法、(B)ストレージシステム経由で取得する方法(例えば、ストレージシステム33Dからはストレージシステム33Cを経由して取得する方法)、又は、(C)SAN43、45を構成するファイバチャネルスイッチから取得する方法を採用することができる。また、負荷状況の取得方法としては、上記(A)又は(B)の方法を採用することができる。また、取得される負荷状況としては、例えば、そのストレージシステム33におけるコンピュータリソースの使用状況、具体的には、例えば、CPU23の使用状況、メモリ27(特に上記サイドファイル)の使用状況である。使用状況は、例えば、使用率である。
管理CPU13は、経路管理表67Aにおける全レコードについてS41及びS42を行った後、接続状態が「正常」である経路を見出し(S43)、見出された経路の中から、負荷が最も低い経路を見出す(S44)。管理CPU13は、例えば、S43で見出された各経路毎に、経路上に存在する複数のストレージシステムの負荷の平均値を算出し、算出された平均値が最も低いものを、負荷が最も低い経路とすることができる。
管理CPU13は、S44で見出された経路の経路IDを提供する(S45)。例えば、管理CPU13は、その経路IDを表示したり、経路管理表67Aを有する第一のストレージシステム33Aに通知したりすることができる。
図10は、コピーボリューム作成実行処理の流れの一例を示す。この図に示す処理も、管理CPU13が行うことができる。
管理CPU23は、リモートコピー作成要求メッセージを受ける(S51)。ここでは、例えば、リモートコピー作成要求メッセージは、ストレージシステム33Aに対するものであり、コピー元システムID「600」、コピー元ボリュームID「10」、コピー先システムID「650」、コピー先ボリュームID「50」及び経路ID「2」を含んでいるものとする。
管理CPU23は、リモートコピー作成要求メッセージに含まれている経路IDを有した経路管理データを経路管理表67Aから検索し、検索された経路管理データから、外部ストレージシステム(接続タイプが「外部」となった接続先、例えば第三のストレージシステム33C)を使ったリモートコピーかどうかを判断する(S52)。具体的には、管理CPU13は、検索された経路管理データにおける1−2間タイプを参照して、それが「外部」か否かを判断する。
S52でYESの場合、管理CPU13は、外部ストレージシステム33Cに、リモートコピーの環境が設定されているかどうかを問い合わせる(S53)。
その結果、未設定との回答が得られた場合には(S54でYES)、管理CPU13は、外部ストレージシステム33Cにリモートコピー環境設定要求メッセージを送信する(S55)。リモートコピー環境設定要求メッセージは、リモートコピーを実行するための環境設定を行うことの要求である。リモートコピー環境設定要求メッセージには、例えば、図6Dに例示するように、ローカル側のストレージシステムのポート番号(例えば、外部ストレージシステム33CのFCポートの番号)、リモート側のストレージシステム(例えば、第四のストレージシステム33D)のシステムID、リモート側のストレージシステムのポート番号(例えば、第四のストレージシステム33DのFCポートの番号)が含まれている。外部ストレージシステム33Cは、例えば、そのリモートコピー環境設定要求メッセージに従がって、リモートコピーのための環境設定を行い(具体的には、例えば、リモートコピー環境設定要求メッセージに含まれている情報を記憶する)、それが済んだことを示すリモートコピー環境設定応答メッセージを管理サーバ11に送信する。管理CPU13は、そのリモートコピー環境設定応答メッセージを受信する(S56)。
次に、管理CPU13は、リモートコピー作成要求メッセージを外部ストレージシステム33Cに送信する。ここで送信されるリモートコピー作成要求メッセージは、S51で受信したリモートコピー作成要求メッセージと同じメッセージにすることができる。外部ストレージシステム33Cは、そのリモートコピー作成要求メッセージを受信し、そのリモートコピー作成要求メッセージに従がって、例えば、コピー元ボリュームIDを有する内部ボリューム68Cと全く同じ内部ボリュームであって、コピー先ボリュームIDを有する内部ボリューム68Dを第四のストレージシステム33Dに用意させる。また、外部ストレージシステム33Cは、リモートコピー作成要求メッセージに含まれている種々の情報をコピーボリューム管理表66Cに書き込む。外部ストレージシステム33Cは、リモートコピー作成応答メッセージを管理サーバ11に送信する。管理CPU13は、そのリモートコピー作成応答メッセージを受信する(S58)。
その後、管理CPU13は、作成したリモートコピーに関する情報をコピーボリューム管理表66Aに登録する(S61)。具体的には、例えば、管理CPU13は、S51で受信したリモートコピー作成要求メッセージに含まれている種々の情報や、そのメッセージ内のコピー元ボリュームIDと一致する仮想ボリュームID(外部ボリューム管理表64Aに登録されているボリュームID)を、コピーボリューム管理表66Aに登録する。コピータイプとしては、例えば、経路管理表67Aにおける2−3間タイプ「リモート」が登録されても良い。コピータイミングとしては、例えば、デフォルトのタイミング、或いは管理者等から指定されたタイミングが登録されても良い。
S61の後、管理CPU13は、S51で受信したリモートコピー作成要求メッセージの送信元に、リモートコピー作成応答メッセージを提供する(S62)。
ところで、上記のS52でNOの場合、管理CPU13は、リモート側ストレージシステム(ここでは第二のストレージシステム33B)に、リモートコピー作成要求メッセージを送信する(S59)。これにより、リモート側ストレージシステム33Bにおいて、この図10に示す処理が行われて、管理CPU13は、リモート側ストレージシステム33Bから、リモートコピー作成応答メッセージを受信する(S60)。その後、管理CPU13は、前述したS61以降の処理を行う。
以上が、リモートコピーボリューム作成処理の流れの一例である。次に、リモートコピー実行処理について説明する。リモートコピー実行処理では、例えば、経路切替処理(図11参照)及びリモートコピー処理(図12参照)が行われる。以下、各処理について詳細に説明する。
図11は、経路切替処理の流れの一例を示す。この図に示す処理は、例えば、本実施形態に係る記憶制御システムの稼動中に(例えば、リモートコピーが行われている最中に)、第一のストレージシステム33Aの制御プログラム61Aを読込んで実行するCPU(以下、制御CPU)23、又は管理サーバ11の管理CPU13が実行することができる。以下、制御CPU23が実行するものとして説明する。
制御CPU23は、コピーボリューム管理表66Aから、当該リモートコピー(例えば、現在参照している一行目のレコードに関わるリモートコピー)で使用されている経路(例えば経路ID「2」)を判別する(S71)。
次に、制御CPU23は、判別した経路上のストレージシステム(例えば33C及び33D)から、接続状態及び負荷状況を取得する(S72及びS73)。制御CPU23は、取得された接続状態が「異常」を示しているか否か、又は、負荷が高いか否かを判定する(S74)。負荷が高いか否かの判定は、例えば、取得されたメモリ使用率が所定使用率より高いか否か、或いは、取得されたCPU使用率が所定使用率より高いか否かの判定である。
S74でYESの場合、制御CPU23は、代替経路を見出し、見出された代替経路(例えばそれの経路ID)を、管理サーバ11に通知する(S76)。ここで、見出すべき代替経路としては、経路管理表66Aにおいて、システム1のシステムID(つまり始点のシステムID)及びシステム3のシステムID(つまり終点のシステムID)が、S71で判別された経路システム1のシステムID及びシステム3のシステムIDと同じであるものである。
その通知を受けた管理サーバ11では、例えば、管理プログラム53に記述された所定の計算式により、或いは、管理サーバ11を利用する管理者の判断により、見出された代替経路への接続要求を発行するか否かが決定される。発行すると決定された場合、制御CPU23は、管理サーバ11から、代替経路への切替要求を受信する。
制御CPU23は、S76の後、代替経路への切替要求を受信した場合(S77でYES)、当該リモートコピーを行っているストレージシステム33Cに、リモートコピーの中断を指示する(S78)。これにより、リモートコピーが中断される。
制御CPU23は、中断したリモートコピーに関するレコードをコピーボリューム管理表66Aから削除する(S79)。その後、例えば、図8及び図10の処理が行われることにより、代替経路でのリモートコピーが作成され(S80)、作成されたリモートコピーに関する情報が、コピーボリューム管理表66Aに登録され(S81)、リモートコピー作成応答メッセージが、管理サーバ11に返信される(S82)。
以上が、経路切替処理の流れの一例についての説明である。なお、この流れでは、例えば、S74でYESの場合、代替経路が見出されたら、S76及びS77を経ることなくS78が行われても良い。また、例えば、コピーボリューム管理表66Aには、図8及び図10の処理により、予め、各経路毎に、その経路を使用するリモートコピーに関する情報を登録しておき、S78の後、S79以降の処理が行われることなく、代替経路を利用したリモートコピーが開始されても良い。
図12は、リモートコピー処理の流れの一例を示す。
制御CPU23が、書込み要求(図6B参照)を受信した場合(S91)、コピーボリューム管理表66を参照し、書込み要求で指定されている当該ボリュームがリモートコピー対象かどうかを調べる(S92)。具体的には、例えば、制御CPU23は、コピーボリューム管理表66を参照し、当該ボリュームがコピー元ボリュームかどうかを調べる。或いは、例えば、管理CPU13又は制御CPU23が、現在選択されている経路の経路ID(例えば、図9の処理で見出された代替経路への変更前の経路ID)を、メモリ27に設定しておき、制御CPU23が、経路管理表67Aを参照し、その経路IDを含んだレコードにおける1−2間タイプを識別し、識別されたタイプがリモートかどうかを調べる。
S92の結果、リモートコピー対象であれば(S93でYES)、制御CPU23は、同期型か否かを調べ(S94)、同期型であれば(S94でYES)、直ちにコピー先ボリュームに書込み対象データを転送し(S95)、書込み応答を、S91の書込み要求の発行元に返信する(S96)。S94で、非同期型であれば(S94でYES)、制御CPU23は、例えば、S91で受信した書込み要求中の書込み対象データを上記サイドファイルに蓄積し、S95を行うことなくS96を実行する。
S92の結果、リモートコピー対象でなければ(S93でNO)、制御CPU23は、外部ボリューム管理表64を参照し、書込み要求で指定されている当該ボリュームが仮想ボリュームかどうかを調べる(S97)。その結果、仮想ボリュームであれば(S98でYES)、制御CPU23は、仮想ボリュームに対応する外部ボリュームを外部ボリューム管理表64から見出し(S99)、その外部ボリュームのIDを含んだ書込み要求を、外部ストレージシステムに発行する(S100)。その後、制御CPU23は、その書込み要求の応答(例えば書込み完了報告)を、外部ストレージシステムから受信する(S101)。
以上、上述した実施形態によれば、外部接続とリモートコピーとの共通点を利用した新規な記憶制御技術が提供される。すなわち、第一のストレージシステム33Aの仮想ボリューム69Aと、第四のストレージシステム33Dの内部ボリューム68Dとの間には、第二のストレージシステム33Bを経由する第一の経路と、第三のストレージシステム33Cを経由する第二の経路とが用意される。第一の経路と第二の経路のどちらを使用するかが、管理サーバ11又は第一のストレージシステム33Aによって選択され、仮想ボリューム69Aに対してデータの書込み要求が発行された場合、選択された方の経路で、そのデータを内部ボリューム68Dに書き込むことができる。
また、上述した実施形態によれば、経路の選択は、ストレージシステム間の接続状態及び経路の負荷状況に基づいて行われる。具体的には、例えば、管理サーバ11又はストレージシステム33Aが、第一の経路を選択した後、各経路の接続状態及び負荷を収集し、第一の経路で障害が発生した(例えばストレージシステム33Bで障害が発生した)、及び/又は、第一の経路の負荷よりも第二の経路の負荷の方が低いと判断した場合に、第一の経路から第二の経路に切り替える。以後、第二の経路に沿って、仮想ボリューム69Aに対する書込み対象のデータが、内部ボリューム68Dに格納される。これにより、記憶制御システムのスループット(単位時間当たりに内部ボリューム68Dに書き込めるデータ量)の低下を抑えることができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
例えば、図13A及び図13Bに例示するように、第一の経路と第二の経路との両方を使用してリモートコピーが行われても良い。その際、第一の経路と第二の経路の選択は、リモートコピータイプの選択となる。例えば、図13Aに例示するように、第一の経路が選択された場合、第一の経路で同期型リモートコピーが行われ、第二の経路で非同期型リモートコピーが行われても良い。同様に、例えば、図13Bに例示するように、第二の経路が選択された場合、第二の経路で同期型リモートコピーが行われ、第一の経路で非同期型リモートコピーが行われても良い。また、例えば、記憶制御システムの稼動中に、第一の経路及び第二の経路のリモートコピータイプの切替が行われても良い(すなわち、図13Aと図13Bとの相互切替が行われても良い)。また、例えば、図13Aにおいて、第一の経路よりも第二の経路の負荷の方が低いことが判断された場合には、図13Bのように、第一の経路で非同期型リモートコピーとし、第二の経路で同期型リモートコピーとされても良い。
また、例えば、図14Aに例示するように、代替経路への変更が行われた場合、その変更の理由(原因)が、接続状態が障害になっていたためである場合には(S111でYES)、リモートコピーが完全にやり直され(S112)、一方、負荷が高くなった等の別の理由である場合には(S111でNO)、未コピー分のデータのみがリモートコピーされても良い(S113)。具体的には、例えば、第一ストレージシステム33Aは、ストレージシステム33B、33Cへの転送済みのデータと未転送のデータとを管理しており、S111でYESの場合には、転送済みのデータを代替経路に従がって転送してもよい。一方、S111でNOの場合には、第一ストレージシステム33Aは、未転送のデータのみを代替経路に従がって転送しても良い。
また、例えば、各ストレージシステム33A、33Bは、二台以上のストレージシステムに対して外部接続に従うデータの書込みを行うことができる。例えば、図14Bに例示するように、第一のストレージシステム33Aには、仮想ボリュームE´に対応した外部ボリュームEを有する第五のストレージシステム33Eが接続されても良い。また、第二のストレージシステム33Bには、仮想ボリュームF´に対応した外部ボリュームFを有する第六のストレージシステム33Fに接続されても良い。この場合、外部ボリュームE,F間のリモートコピーの経路として、例えば、「33A→33B→33F」という経路と、「33A→33C→33D→33F」という経路が選択的に使用されても良い。
また、例えば、図15に示すように、三台のストレージシステムにより、記憶制御システムが構成されても良い。ここでは、「33A→33C→33B」という経路と、「33A→33B」という経路が、選択的に使用されても良い。また、この場合、第一のストレージシステム33Aは、第三ストレージシステム33Cに対しては接続タイプが「外部」であること認識した場合、仮想ボリューム69Aに対応付けられている外部ボリューム68Cを業務サーバ1に提供することができる。一方、第一のストレージシステム33Aは、第二ストレージシステム33Bに対しては接続タイプが「リモート」であること認識した場合、仮想ボリューム69Aに対応付けられている内部ボリューム68Bを業務サーバ1に提供しない。
図1は、本発明の一実施形態に係る記憶制御システムのハードウェア構成の概要を示す。 図2は、本発明の一実施形態の概要の説明図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る記憶制御システムの機能ブロック図である。 図4Aは、ボリューム一覧表63Dの構成例を示す。図4Bは、接続ストレージ管理表63Aの構成例を示す。図4Cは、接続ストレージ管理表63Bの構成例を示す。図4Dは、接続ストレージ管理表63Cの構成例を示す。図4Eは、接続ストレージ管理表63Dの構成例を示す。図4Fは、外部ボリューム管理表64Aの構成例を示す。 図5Aは、外部ボリューム管理表64Bの構成例を示す。図5Bは、経路管理表67Aの構成例である。図5Cは、接続状態管理表65Aの構成例を示す。図5Dは、コピーボリューム管理表66Cの構成例を示す。 図6Aは、コピーボリューム管理表66Aの構成例を示す。図6Bは、書込み要求及びリモートコピー要求の構成例を示す。図6Cは、リモートコピー作成要求メッセージの構成例を示す。図6Dは、リモートコピー環境設定要求メッセージの構成例を示す。 図7は、ボリューム対応関係検索処理の流れの一例を示す。 図8は、経路探索処理の流れの一例を示す。 図9は、経路決定処理の流れの一例を示す。 図10は、コピーボリューム作成実行処理の流れの一例を示す。 図11は、経路切替処理の流れの一例を示す。 図12は、リモートコピー処理の流れの一例を示す。 図13Aは、本発明の別の実施形態に係る記憶制御システムにおいて行われる一つの処理を示す。図13Bは、同実施形態に係る記憶制御システムにおいて行われる別の処理を示す。 図14Aは、本発明のまた別の実施形態に係る記憶制御システムにおいて行われる一つの処理の一例を示す。図14Bは、本発明の更に別の実施形態に係る記憶制御システムの構成例を示す。 図15は、本発明の更にまた別の実施形態に係る記憶制御システムを示す。
符号の説明
1…業務サーバ 3…CPU 5…ハードディスクドライブ(HDD) 7…メモリ 11…管理サーバ 13…CPU 15…HDD 17…メモリ 29A、29B、29C、29D…HDD 31A、31B、31C、31D…制御装置 33A、33B、33C、33D…ストレージシステム 41、43、45…SAN 47…LAN 68A、68B、68C、68D…内部ボリューム(外部ボリューム) 69A、69B、69C、69D…仮想ボリューム

Claims (1)

  1. 通信ネットワークに接続された三台以上のストレージシステムと
    前記通信ネットワークに接続された管理サーバと
    を有し、
    前記三台以上のストレージシステムの各々が、少なくとも一つの論理ボリュームとして、物理的な記憶資源に基づかない仮想的な論理ボリュームである仮想ボリューム、及び/又は、物理的な記憶資源に基づき設けられた実体的な論理ボリュームである実ボリュームを備えており、
    或るストレージシステム内の前記仮想ボリュームと、別のストレージシステム内の前記実ボリュームである外部ボリュームとの対応付けである外部接続ペアがあり、前記外部接続ペアについては外部接続処理が行われるようになっており、前記外部接続処理では、前記仮想ボリュームに対して書込み対象のデータの書込みが行われる場合、その仮想ボリュームを有するストレージシステムからその仮想ボリュームと外部接続ペアを構成する前記外部ボリュームを有するストレージシステムにその書込み対象のデータが転送されることにより、その仮想ボリュームと外部接続ペアを構成する前記外部ボリュームに、その書込み対象のデータが書き込まれるようになっており、
    或るストレージシステム内の仮想ボリューム又は実ボリュームである論理ボリュームを転送元ボリュームとし、別のストレージシステム内の仮想ボリューム又は実ボリュームである論理ボリュームを転送先ボリュームとしたボリュームペアがあり、前記ボリュームペアでは、リモート転送処理が行われるようになっており、前記リモート転送処理では、前記転送元ボリュームを有するストレージシステムからその転送元ボリュームとボリュームペアを構成する前記転送先ボリュームを有するストレージシステムに、前記転送元ボリュームを書込み先としたデータを転送することにより、その転送元ボリュームとボリュームペアを構成する転送先ボリュームに対して、そのデータが転送されるようになっており、転送先ボリュームが実ボリュームであれば、そのデータが、転送先ボリュームに書き込まれ、転送先が仮想ボリュームであれば、そのデータが、転送先ボリュームに対応付けられている実ボリュームに前記外部接続処理によって書き込まれるようになっており、
    前記三台以上のストレージシステムのうちの一つを始点ストレージシステムとし別の一つを終点ストレージシステムとした複数の経路のそれぞれについて、前記始点ストレージシステム内の仮想ボリューム又は実ボリュームである始点ボリュームから、前記終点ストレージシステム内の実ボリュームである終点ボリュームへと至る2以上のペアがあり、各2以上のペアは、外部接続ペアとボリュームペアを含み、各ペアは、外部接続ペア又はボリュームペアであり、少なくとも1つのボリュームペアの転送元ボリューム又は転送先ボリュームは、外部接続ペアの仮想ボリューム又は実ボリュームであり、
    各ストレージシステムが、接続先情報を記憶し、
    前記接続先情報は、書込み対象データの送信先となる接続先ストレージシステムのIDと、その接続先ストレージシステムに対して書込み対象データを外部接続処理とリモート転送処理のどちらで送信するかを表す接続種別とを含んでおり、
    前記管理サーバが、各ストレージシステムの前記接続先情報に基づいて、どのストレージシステムとどのストレージシステムとがどのような接続種別で接続されているかの経路要素を複数個含んだ前記複数の経路を構築し、
    前記管理サーバが、前記複数の経路の中から少なくとも一つの経路を選択し、
    前記始点ストレージシステムが、前記始点ボリュームの指定と書込み対象データとを含んだ書込み要求を前記始点ストレージシステムが受信し、
    前記選択された経路に従う2以上のペアにおいて、前記仮想ボリュームに対応付けられた前記外部ボリュームに対して書込み対象データを書込む外部接続処理、及び、転送元ボリュームを書込み先とした前記書込み対象データを転送先ボリュームを書込み先として送るリモート転送処理が行われ、それにより、前記始点ボリュームに書き込まれた書込み対象データが前記終点ボリュームに書き込まれ、
    前記管理サーバ又は前記始点ストレージシステムが、前記複数の経路のうちの少なくとも前記選択された経路の接続状態を把握し、前記複数の経路の各々の負荷を把握し、前記把握された接続状態が障害である場合、又は、前記選択された経路よりも別の経路の方が負荷が低い場合に、前記選択された経路を前記別の経路に切り替え、
    経路の切替後、前記始点ストレージシステムは、
    (a)前記把握された接続状態が障害であることを理由に経路の切替が行われた場合、前記リモート転送処理の済んだ書込み対象データについて再度リモート転送処理を行い、(b)前記選択された経路よりも前記別の経路の方が負荷が低いことを理由に経路の切替が行われた場合、前記リモート転送処理が済んでいない書込み対象データのみについてリモート転送処理を行う、
    記憶制御システム。
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