JP4962689B2 - 洗浄用粒子の空気輸送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、洗剤添加用に用いる洗浄用粒子の空気輸送方法に関する。
衣料用の粒状洗剤に代表される洗浄用粒子を効率的に輸送する手段として、配管内を空気と粒子とを同伴させて輸送する空気輸送法が一般に広く用いられている。空気輸送においては、配管内の粒子の流動状態によってその輸送性が左右されるため、配管内に好適な流動状態を実現することが重要となる。配管内の粒子の流動状態を示す指標として、Fr数(フルード数)が一般に良く知られており、粒状洗剤空気輸送時の好適なFr数が提案されている。例えば、通常の1粒子中の組成が均一な洗剤造粒物を球形化する目的で、Fr数8〜30の領域で空気輸送する方法が提案されている(特許文献1:特開2000−160197号公報)。また、無機化合物からなる漂白剤粒子を、粒子の壊れや微粉発生を抑制する目的から、Fr数3〜11の領域で空気輸送する方法が提案されている(特許文献2:特開2000−160197号公報)。このことから、通常の1粒子中の組成が均一な粒状洗剤等を輸送する際のFr数は30程度が品質保持上の上限であり、粒子の壊れを防止するという観点からはFr数15未満が限界であったといえる。
また、α−スルホ脂肪酸アルキルエステルのアルカリ金属塩を含有する造粒物の配管への付着性を評価する目的から、あえて粒子が壊れ易いFr数43という衝撃の強い輸送条件で空気輸送する技術が提案されている(特許文献3:特開平8−283799号公報)。しかしながら、これは評価手法上のもので、実使用上有効な値とはいえなかった。一方、過炭酸ナトリウム等のアルカリ無機化合物の保存安定性を向上するために、前記無機化合物を脂肪酸等で被覆した洗剤用粒子や、非イオン担持炭酸ナトリウムの流動性・安定性を改善するためにポリエチレングリコールで被覆した洗剤用粒子が知られている(特許文献4:特表2003−514982号公報、特許文献5:特開昭62−54799号公報)。以上により、前記のような被覆粒子を空気輸送すると粒子の壊れ、配管閉塞等の問題があった。上記事情から、上記のような粒子を空気輸送する際に、輸送時の壊れが防止され、効率的に輸送可能な粒子及び輸送方法が望まれていた。
特開2000−160197号公報(第2頁) 特開平8−337323号公報(第2頁) 特開平8−283799号公報(第4頁) 特表2003−514982号公報 特開昭62−54799号公報
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、輸送時における粒子の壊れが防止され、かつ配管閉塞が防止され、効率的に輸送可能な洗浄用粒子の輸送方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、[1]無機化合物を80〜98質量%、有機化合物を2〜20質量%含有してなる洗浄用粒子であって、無機化合物核粒子が有機化合物で表面処理されてなり、無機化合物核粒子と、この粒子表面上の一部又は全面に形成された有機化合物を含む表面処理部とを有する洗浄用粒子、又は[2]粒子表面が有機化合物で被覆された構造を有する洗浄用粒子であって、無機化合物及び有機化合物を特定質量比率とする洗浄用粒子を、引張破断応力を特定の範囲に調整して、特定Fr数で、空気輸送することによって、輸送時における粒子壊れ及び、配管閉塞が防止されて、効率的に輸送可能であることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は下記発明を提供する
[1].無機化合物を80〜98質量%、有機化合物を2〜20質量%含有してなり、無機化合物核粒子が有機化合物で表面処理されてなり、無機化合物核粒子と、この粒子表面上の一部又は全面に形成された有機化合物を含む表面処理部とを有する洗浄用粒子であって、
上記無機化合物が、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム及びセスキ炭酸ナトリウムから選ばれる無機化合物であり、
上記有機化合物が、下記(1)又は(2)
(1)アクリル酸重合体、マレイン酸重合体、アクリル酸/マレイン酸共重合体及びこれらの塩から選ばれる水溶性高分子化合物
(2)カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸及びオレイン酸から選ばれる脂肪酸、又はそのナトリウムもしくはカリウム塩
であり、引張破断応力が500〜20,000Paである洗浄用粒子を、Fr数15〜50の範囲で空気輸送することを特徴とする洗浄用粒子の輸送方法。
[2].洗浄用粒子が、粒子表面が有機化合物で被覆された構造を有する洗浄用粒子である[1]記載の輸送方法。
[3].炭酸ナトリウム、炭酸カリウム及び重炭酸ナトリウムから選ばれる無機化合物を80〜98質量%、有機化合物を2〜20質量%含有してなり、無機化合物核粒子が第1表面処理剤である第1の有機化合物で表面処理され、さらにその処理された表面が第2表面処理剤である第2の有機化合物で表面処理されてなる洗浄用粒子であって、第1の有機化合物が下記(1)であり、第2の有機化合物が下記(2’)
(1)アクリル酸重合体、マレイン酸重合体、アクリル酸/マレイン酸共重合体及びこれらの塩から選ばれる水溶性高分子化合物
(2’)カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸及びオレイン酸から選ばれる脂肪酸
であり、引張破断応力が500〜20,000Paである洗浄用粒子を、Fr数15〜50の範囲で空気輸送することを特徴とする洗浄用粒子の輸送方法。
[4].洗浄用粒子中の無機化合物/有機化合物の質量比率が83/17〜97/3であり、空気輸送のFr数が20〜45であり、配管の曲がり部であるベント数が30ヶ所以下で空気輸送することを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載の輸送方法。
[5].空気輸送における混相比(輸送洗浄用粒子質量[kg]/輸送空気質量[kg]が1〜15である[1]〜[4]のいずれかに記載の輸送方法。
本発明によれば、輸送時における粒子の壊れが防止され、かつ配管閉塞が防止され、効率的に輸送可能な洗浄用粒子の輸送方法を提供することができる。
本発明の洗浄用粒子は、無機化合物核粒子が有機化合物で表面処理されてなり、無機化合物核粒子と、この粒子表面上の一部又は全面に形成された有機化合物を含む表面処理部とを有する構造、又は粒子表面が有機化合物で被覆された構造を有する。また、本発明は、一般に輸送工程での摩損度が高い無機化合物が主体の洗浄用粒子を効率的に輸送する方法であり、Fr数15〜50の比較的高速輸送領域を実現するものである。そのため、本発明における洗浄用粒子は、均一な組成構造を有する通常の粒子とは異なり、配管内における輸送時の衝撃を吸収可能な構造にする必要がある。本発明の洗浄用粒子の粒子構造は、粘断性の低い無機化合物を粒子内部に配置し、粘断性の高い有機化合物を粒子表面付近に配置している。これにより、空気輸送時の配管や粒子同士の衝突の衝撃を吸収し、洗浄用粒子を高速領域で空気輸送した際の粒子の壊れを防止するものである。さらには、有機化合物として、特に水溶性高分子化合物を含むことにより、より高い効果が得られる。空気輸送においては粒子の壊れに注意する一方、粒子の付着性やパッキング性に起因する配管閉塞性にも注意する必要がある。本発明の洗浄用粒子は、その洗浄用粒子の表面付着力に着目し、引張破断応力を500〜20,000Paにすることで、空気輸送時における配管閉塞が防止され、効率的に輸送可能な洗浄用粒子が得られるものである。
以下に本発明で使用される洗浄用粒子の材料等について詳述する。
[無機化合物]
本発明における無機化合物は後述する有機化合物以外の物質を意味するが、水は含まれない。
本発明に用いられる無機化合物は特に限定されないが、一般に洗剤成分として利用される無機ビルダーが好適に利用され、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
無機ビルダーとしては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、珪酸ナトリウム、結晶性層状珪酸ナトリウム、非結晶性層状珪酸ナトリウム等のアルカリ性塩、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム等の中性塩、オルソリン酸塩、ピロリン酸塩、トリポリリン酸塩、メタリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、フィチン酸塩等のリン酸塩、
一般式:x1(M2O)・Al23・y1(SiO2)・w1(H2O)
(式中、Mはナトリウム、カリウム等のアルカリ金属原子、x1、y1及びw1は各成分のモル数を示し、一般的には、x1は0.7〜1.5の数、y1は0.8〜6の数、w1は任意の正数を示す。)で表される結晶性アルミノ珪酸塩、
一般式:x2(M2O)・Al23・y2(SiO2)・w2(H2O)
(式中、Mはナトリウム、カリウム等のアルカリ金属原子、x2、y2及びw2は各成分のモル数を示し、一般的には、x2は0.7〜1.2の数、y2は1.6〜2.8の数、w2は0又は任意の正数を示す。)で表される無定形アルミノ珪酸塩、
一般式:x3(M2O)・Al23・y3(SiO2)・z3(P25)・w3(H2O)
(式中、Mはナトリウム、カリウム等のアルカリ金属原子、x3、y3、Z3及びw3は各成分のモル数を示し、一般的には、x3は0.2〜1.1の数、y3は0.2〜4.0の数、z3は0.001〜0.8、w3は0又は任意の正数を示す。)で表される無定形アルミノ珪酸塩等が挙げられる。前記無機ビルダーの中でも、5℃における水への溶解度が1g/100g以上で5℃の飽和水溶液のpHが8以上のアルカリ無機ビルダー、及び、金属イオン捕捉能を有するキレート無機ビルダーが特に好ましい。
前記無機ビルダーを配合する場合、十分な洗浄性を付与するために、無機ビルダーが、洗剤用粒子中、好ましくは15〜95質量%、より好ましくは20〜70質量%含まれるように配合することが望ましい。
無機化合物としては、無機ビルダーの他、シリカ等「周知・慣用技術集(衣料用粉末洗剤)」(平成10年3月26、日本国特許庁発行)に記載の吸油性担体や、また、柔軟剤成分としての粘土鉱物も利用することができる。
尚、本発明においては、無機化合物の結晶中に一定の化合比で含まれている水、いわゆる結晶水は無機化合物の一部とみなされ、それ以外の洗浄用粒子中の水は無機化合物には含まれない。
[有機化合物]
本発明における有機化合物とは炭素の酸化物及び金属の炭酸塩を除く全ての炭素化合物を意味する。
本発明における有機化合物は特に限定はされないが、洗浄に寄与する有機化合物が好適に利用でき、それらは主に界面活性剤や水溶性有機高分子化合物等である。これらは1種単独で又は2種以上を適且組み合わせて用いることができる。界面活性剤としては以下のものが挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、例えば以下のものが挙げられる。
(1)炭素数8〜18のアルキル基を有する直鎖又は分岐鎖のアルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)
(2)炭素数10〜20のアルキル硫酸塩(AS)又はアルケニル硫酸塩
(3)炭素数10〜20のα−オレフィンスルホン酸塩(AOS)
(4)炭素数10〜20のアルカンスルホン酸塩
(5)炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均付加モル数が10モル以下のエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド又はそれらの混合物を付加したアルキルエーテル硫酸塩(AES)又はアルケニルエーテル硫酸塩
(6)炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均付加モル数が10モル以下のエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド又はそれらの混合物を付加したアルキルエーテルカルボン酸塩又はアルケニルエーテルカルボン酸塩
(7)炭素数10〜20のアルキルグリセリルエーテルスルホン酸等のアルキル多価アルコールエーテル硫酸塩
(8)炭素数10〜20の高級脂肪酸塩
(9)炭素数8〜20の飽和又は不飽和α−スルホ脂肪酸(α−SF)塩又はそのメチル、エチルもしくはプロピルエステル等
アニオン界面活性剤としては、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(LAS)のアルカリ金属塩(例えば、ナトリウム又はカリウム塩等)、AOS、α−SF、AESのアルカリ金属塩(例えば、ナトリウム又はカリウム塩等)、高級脂肪酸のアルカリ金属塩(例えば、ナトリウム又はカリウム塩等)が好ましい。
また、粒子中にアルカリ性物質を含む場合、上記アニオン界面活性剤の酸前駆体を用いて、表面処理と同時に中和することも好ましい。この際、特に好適に利用できるのは溶融状態で粘度が低く、アルカリ性物質の被覆性に優れる高級脂肪酸である。具体的には、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の飽和脂肪酸、及びオレイン酸等の不飽和脂肪酸が挙げられ、特に、ラウリン酸、オレイン酸等の融点45℃以下の脂肪酸が好ましく用いられる。
ノニオン界面活性剤としては、例えば、以下のものが挙げられる。
(1)炭素数6〜22、好ましくは8〜18の脂肪族アルコールに炭素数2〜4のアルキレンオキサイドを平均3〜30モル、好ましくは5〜20モル付加したポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテル
この中でも、ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル(又はアルケニル)エーテルが好適である。ここで使用される脂肪族アルコールとしては、第1級アルコール、第2級アルコールが挙げられる。また、そのアルキル基は、分岐鎖を有していてもよい。脂肪族アルコールとしては、第1級アルコールが好ましい。
(2)ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)フェニルエーテル
(3)長鎖脂肪酸アルキルエステルのエステル結合間にアルキレンオキサイドが付加した、例えば下記一般式(I)で表される脂肪酸アルキルエステルアルコキシレート
1CO(OA)nOR2 …(I)
(式中、R1COは、炭素数6〜22、好ましくは8〜18の脂肪酸残基を示し、OAは、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等の炭素数2〜4、好ましくは2〜3のアルキレンオキサイドの付加単位を示し、nはアルキレンオキサイドの平均付加モル数を示し、一般に3〜30、好ましくは5〜20の数である。R2は炭素数1〜3の置換基を有してもよい低級(炭素数1〜4)アルキル基を示す。)
(4)ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
(5)ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル
(6)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル
(7)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(8)グリセリン脂肪酸エステル
上記のノニオン界面活性剤の中でも、融点が50℃以下でHLBが9〜16のポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル(又はアルケニル)エーテル、脂肪酸メチルエステルにエチレンオキサイドが付加した脂肪酸メチルエステルエトキシレート、脂肪酸メチルエステルにエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドが付加した脂肪酸メチルエステルエトキシプロポキシレート等が好適に用いられる。
好ましい両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン系や、アミドベタイン系等の両性界面活性剤を挙げることができる。特に好ましい両性界面活性剤としては、例えば、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインや、ラウリン酸アミドプロピルベタイン等が挙げられる。
水溶性高分子化合物とは、20℃における水への溶解度が0.1g/100g以上の高分子化合物であり、分子量500以上が好ましい。水への溶解度は好ましくは0.2g/100g以上、より好ましくは0.3g/100g以上である。このような水溶性高分子化合物としては天然高分子化合物、半合成高分子化合物及び合成高分子化合物のいずれも好適に用いることができ、水溶性高分子化合物は、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
天然高分子化合物としては、寒天、アルギン酸ナトリウム等の海藻類の高分子化合物、キサンタンガム、アラビアガム等のガム類の高分子化合物、ゼラチン、カゼイン、コラーゲン等のタンパク質類の高分子化合物等が挙げられる。
半合成高分子化合物としては、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体、カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデンプン等のデンプン誘導体等が挙げられる。また、合成高分子化合物としては、アクリル酸重合体、マレイン酸重合体、アクリル酸/マレイン酸の共重合体、ポリビニルアルコール類、カルボキシビニルポリマー類、高重合ポリエチレングリコール類等が挙げられる。
好ましい水溶性高分子化合物としては、一般に洗浄用として用いられる、カルボキシメチルセルロース、アクリル酸重合体、マレイン酸重合体、アクリル酸/マレイン酸共重合体、及びこれらの塩、高重合ポリエチレングリコール等が挙げられる。
また、市販で入手可能な水溶性高分子化合物には様々なグレードのものがあるが、本発明の利用を限定するものではない。例えば、製造工程で混入する不純物や品質安定化のための保存安定剤や酸化防止剤を含む水溶性高分子化合物も本発明の範囲に含まれる。
[1].無機化合物を80〜98質量%、有機化合物を2〜20質量%含有してなる洗浄用粒子であって、無機化合物核粒子が有機化合物で表面処理されてなり、無機化合物核粒子と、この粒子表面上の一部又は全面に形成された有機化合物を含む表面処理部とを有する洗浄用粒子の場合、洗浄用粒子の無機化合物の含有量は、80〜98質量%であり、好ましくは83〜97質量%、より好ましくは85〜95質量%である。一方、有機化合物は2〜20質量%であり、好ましくは3〜17質量%であり、より好ましくは5〜15質量%である。有機化合物の含有量が2質量%未満では、衝撃吸収剤としての有機化合物の含有量が少なくなるため、空気輸送中に粒子が壊れ易くなる場合がある。また、20質量%を超えると粒子としての付着性が高くなり過ぎ、空気輸送時に配管等への付着を生じる場合がある。
[2].粒子表面が有機化合物で被覆された構造を有する洗浄用粒子であって、無機化合物及び有機化合物を無機化合物/有機化合物=80/20〜98/2の質量比率で含有する洗浄用粒子の場合、洗浄用粒子の無機化合物/有機化合物の質量比は80/20〜98/2であり、好ましくは83/17〜97/3、より好ましくは85/15〜95/5である。有機化合物の含有量が2質量部未満では、衝撃吸収剤としての有機化合物の含有量が少なくなるため、空気輸送中に粒子が壊れ易くなる場合がある。また、20質量部を超えると粒子としての付着性が高くなり過ぎ、空気輸送時に配管等への付着を生じる場合がある。
本発明の洗浄用粒子は、[1]無機化合物核粒子が有機化合物で表面処理されてなり、無機化合物核粒子と、この粒子表面上の一部又は全面に形成された有機化合物を含む表面処理部とを有する構造、[2]粒子表面が有機化合物で被覆された構造である。このような粒子を得る、最も容易にかつ好ましく利用できる方法は、無機化合物核粒子を有機化合物で表面処理する方法である。より具体的には、コーティング機に、主に無機物から構成される核粒子を投入し、核粒子を流動化させつつ、有機物を核粒子に噴霧もしくは流下にて添加し、被覆する方法である。この際、得られる洗浄用粒子は、単一の無機化合物核粒子が有機化合物で被覆された粒子と、複数の無機化合物粒子が有機化合物をバインダーとして造粒され、外層部が有機化合物で被覆された粒子が混在する可能性があるが、これらの粒子も本発明における洗浄用粒子として好適に用いることができる。
また、洗浄用粒子の好ましい構造としては、下記のものが挙げられる。
1.無機化合物核粒子が有機化合物で表面処理されてなる洗浄用粒子。
2.無機化合物核粒子と、この粒子表面上の一部又は全面に形成された有機化合物を含む表面処理部とを有する洗浄用粒子。
3.無機化合物核粒子が第1表面処理剤である第1の有機化合物で表面処理され、さらにその処理された表面が第2表面処理剤である第2の有機化合物で表面処理されてなる洗浄用粒子。
4.無機化合物核粒子と、この粒子表面上の一部又は全面に形成された、第1の有機化合物を含む第1表面処理部と、第1表面処理部表面上の一部又は全面に形成された、第2の有機化合物を含む第2表面処理部とを有する洗浄用粒子。
この中でも、無機化合物核粒子としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩類、重炭酸ナトリウム等の重炭酸塩類等の水溶性アルカリ無機塩核粒子が好ましい。第1表面処理剤としては、水溶性高分子化合物が好ましく、第2表面処理剤としてはアニオン界面活性剤の酸前駆体が好ましい。この場合、表面とは、水溶性アルカリ無機塩核粒子の一次粒子表面又は造粒して1次粒子が2個以上の複数の粒子が固まってひとつになっている水溶性アルカリ無機化合物核粒子群(2次粒子又は凝集粒子を含む)の全表面のどちらも含むものである。また、水溶性アルカリ無機塩核粒子を含む粉体を用いた場合には、その他の粉体を含め造粒した表面も含まれる。洗浄用粒子の特に好ましい構造は、水溶性アルカリ無機塩核粒子と、この粒子表面上の一部又は全面に形成された水溶性高分子化合物を含む第1表面処理部と、第1表面処理部表面上の一部又は全面に形成された界面活性剤酸前駆体を含む第2表面処理部とを有する構造である。通常は、第1表面処理部の水溶性高分子化合物によって水溶性アルカリ無機塩核粒子が溶出し、粒子表面がアルカリ性となっているため、添加された界面活性剤酸前駆体は中和される。添加する界面活性剤酸前駆体の量が比較的多い場合は、部分的に中和反応が起こらず、酸前駆体の形で残存することもあり得る。界面活性剤の酸前駆体の中和状態は示差走査熱量測定法(Differential Scanning Calorimetry)等によって調べることも可能である。このように、界面活性剤の酸前駆体は粒子表面で完全中和される場合も部分中和される場合もあり得るため、界面活性剤の酸前駆体及び/又はその塩による第2表面処理部が形成されるが、いずれの場合も本発明における洗浄用粒子として好適に利用可能である。
本発明における洗浄用粒子は、粒子の付着性やパッキング性に起因する空気輸送中の配管閉塞を防止する上で、粒子を圧着させた場合に生じる特定の範囲の表面付着力を有する必要がある。この表面付着力は後述する測定方法によって測定され、引張破断応力[Pa]で表わされる。その値は500〜20,000Paであり、好ましくは1,000〜15,000Pa、より好ましくは1,500〜12,000Paである。500Pa未満では、洗浄用粒子や洗浄用粒子混合物の流動性が高すぎ、パッキングしやすくなる場合がある。また、20,000Paを超えると、表面付着力が大きすぎて空気輸送配管内部に付着しやすくなる場合がある。
また、引張破断応力は一般には粒子の表面付着性を示す指標であるが、後述する実施例及び比較例の実験結果から鑑みると、同一の空気輸送条件では引張破断応力の値が高いほど粒子壊れ性が低減されており、粒子の強度も表す指標であることが推定される。
上述の通り、空気輸送中の配管閉塞を防止する上では、本発明の洗浄用粒子を圧着させた場合に生じる表面付着力、すなわち引張破断応力を500〜20,000Paとする必要があるが、その値を制御する手段としては一様ではなく、複数挙げることができる。
(引張破断応力を増加させる手段)
(1)被覆剤となる有機化合物の含有量を多くする。
(2)洗浄用粒子中の水分(結晶水ではない水)の含有量を多くする。
(3)洗浄用粒子の粒子形状を角の多い不定形粒子とする。
(4)核粒子となる無機化合物の粒子硬度を高くする。
(5)洗浄用粒子の平均粒子径を小さくする。
(6)洗浄用粒子の粒度分布をブロードにする。
等の方法が挙げられる。
(引張破断応力を低下させる手段)
(1)被覆剤となる有機化合物の含有量を少なくする。
(2)洗浄用粒子中の水分(結晶水ではない水)の含有量を少なくする。
(3)洗浄用粒子の粒子形状を球形化する。
(4)核粒子となる無機化合物の粒子硬度を低くする。
(5)洗浄用粒子の平均粒子径を大きくする。
(6)洗浄用粒子の粒度分布をシャープにする。
等の方法が挙げられる。
[引張破断応力の測定方法]
アグロボット(ホソカワミクロン(株)製)を使用する。上下に2分割可能な金属製のセル(セル内部直径25mm×高さ37mmであり、上側セル及び下側セル内部に1mm間隔で、それぞれ円周方向、底面と平行に上側セル24本、下側セル11本の溝が彫ってあるもの)に、洗浄用粒子15gを充填し、温度20℃、最高圧縮力980N(最高圧縮圧力2.0MPa)、保持時間0秒、圧縮速度1.0mm/secの条件で圧縮する。その後、引張バネ線径1.2mm、引張速度0.4mm/sec、20℃の条件で上側のセルのみを引っ張り、セルが上下に破断した際の最大引張応力を引張破断応力とする。
本発明の洗浄用粒子の嵩密度は特に限定されないが、一般に0.6〜1.3g/cm3であり、好ましくは0.7〜1.2g/cm3、さらに好ましくは0.8〜1.2g/cm3である。嵩密度が0.6g/cm3未満では輸送効率が低下する場合があり、また、1.3g/cm3を超えると、空気輸送中の配管内で流動状態が悪化する場合がある。なお、嵩密度の測定は後述する実施例に記載した方法による。
また、本発明における洗浄用粒子はその流動性が良好であることが好ましい。流動性の指標としては特に限定はされないが、安息角による評価が一般的であり簡便である。安息角としては70°未満が好ましく、50°未満がより好ましい。安息角が70°以上では空気輸送に供する際に輸送前のホッパーやブロータンク内で、ブリッジ現象を起こして空気輸送に支障をきたす可能性がある。なお、安息角は、容器に満たした粒子が流出するときに形成されるすべり面の水平面となす角を測定する、いわゆる排出法による安息角測定法により測定する。
本発明における洗浄用粒子の平均粒子径は、特に制限されるものではないが、好ましくは200〜1,500μm、より好ましくは300〜1,000μmである。平均粒子径が200μm未満になると、ハンドリング性が劣化する場合があり、一方、1,500μmを超えると洗浄用粒子そのものの溶解性が劣化する場合がある。なお、平均粒子径は、ロータップ型篩振とう機に目開き1,680〜50μmを9段階に区分けした篩を取付け、これら9段階の篩分けにより得られた重量分布から求めた値である。
以下、本発明の洗浄用粒子の製造方法について詳述する。
本発明の洗浄用粒子を得るための製造方法は特に限定されないが、無機化合物核粒子を有機化合物で表面処理する方法が最も容易である。さらに、下記第1及び第2表面処理工程を有することが好ましい。
第1表面処理工程:無機化合物核粒子に第1の有機化合物水溶液を添加し、第1の有機化合物で無機化合物核粒子を表面処理し、第1表面処理粒子を得る工程。
第2表面処理工程:第1表面処理工程で得られた第1表面処理粒子に第2の有機化合物を添加し、前記粒子を表面処理する工程。
表面処理方法は、まず無機化合物核粒子を、後述する造粒・被覆(コーティング)装置内に充填し、これに有機化合物を添加することにより、無機化合物核粒子の表面を有機化合物で造粒・被覆(コーティング)操作する方法が挙げられる。
主に無機化合物から構成される核粒子を造粒・被覆(コーティング)する方法としては以下の方法が挙げられる。核粒子に有機化合物等の処理剤を添加し撹拌羽根で撹拌して、造粒・被覆(コーティング)する撹拌造粒法、核粒子を転動させつつ処理剤等を噴霧して、造粒・被覆(コーティング)する転動造粒法、核粒子を流動化させつつ、処理剤等を噴霧し造粒・被覆(コーティング)する流動層造粒法等が挙げられる。以下に、それぞれの方法、製造装置、条件等について説明する。
1.撹拌造粒法
撹拌造粒法では任意の型式の撹拌造粒装置を使用することができる。その中でも、撹拌羽根を備えた撹拌軸を内部の中心に有し、撹拌羽根が回転する際に撹拌羽根と器壁との間にクリアランスを形成する構造の装置であることが好ましい。クリアランスは1〜30mmであるのが好ましく、3〜10mmがより好ましい。クリアランスが1mm未満では付着層により混合機が過動力となりやすい場合がある。30mmを超えると圧密化の効率が低下するため粒度分布がブロードに、また、造粒時間が長くなり生産性が低下する場合がある。この様な構造を有する撹拌造粒機としては、例えばヘンシェルミキサー(三井三池化工機(株)製)、ハイスピードミキサー(深江工業(株)製)、バーチカルグラニュレーター((株)パウレック製)等の装置が挙げられる。特に好ましくは横型の混合槽で円筒の中心に撹拌軸を有し、この軸に撹拌羽根を取付けて粉末の混合を行う形式のミキサーである。このようなミキサーとしては、例えばレーディゲミキサー((株)マツボー製)、プローシェアーミキサー(大平洋機工(株)製)が挙げられる。
撹拌造粒法において、有機化合物等の処理剤は、好ましくは撹拌・流動状態の粒子に対して、滴下もしくは噴霧して添加される。静置状態にある粒子に処理剤等を滴下もしくは添加した後、撹拌を開始して造粒・被覆操作も可能である。しかしながら、被覆性を高めるためにも、撹拌・流動状態の粒子に対して滴下もしくは噴霧して添加することが好ましい。
2.転動造粒法
転動造粒法では任意の型式の転動造粒装置を使用することができる。その中でもドラム状の円筒が回転して処理するものが好ましく、特に任意の形状の邪魔板を具備しているものが好ましい。ドラム型造粒機としては、水平円筒型造粒機、日本粉体工業技術協会編、造粒ハンドブック第一版第1刷記載の円錐ドラム型造粒機、多段円錐ドラム型造粒機、撹拌羽根付ドラム型造粒機等が挙げられる。
転動造粒法において、有機化合物等の処理剤は、転動・流動状態の粒子に対して噴霧して添加される。静置状態にある粒子に処理剤等を滴下もしくは添加した後、撹拌を開始して造粒・被覆操作も可能である。しかしながら、被覆性を高めるためにも、撹拌・流動状態の粒子に対して滴下もしくは噴霧して添加することが好ましい。
3.流動層造粒法
流動層造粒法では流動層本体、整流板、送風機、吸気フィルター、エアヒーター及びクーラー、スプレー装置、集塵装置等で構成された任意の型式の流動層造粒装置を使用することができる。例えば、日本粉体技術協会編、造粒ハンドブック第一版第1刷記載の回分式流動層造粒装置(トップスプレー式、サイドスプレー式、ボトムスプレー式等)、噴流流動層造粒装置、噴流動層造粒装置、半連続式流動層造粒装置(分散板反転排出式、下部排出式、側壁排出式等)、連続式流動層造粒装置(横型多室型、円筒型等)等が好適に利用できる。具体的装置の利用例としては回分式流動層造粒装置のGlatt−POWREXシリーズ[(株)パウレックス製]、フローコーターシリーズ[(株)大川原製作所製]、連続式流動層造粒装置のMIXGRADシリーズ[(株)大川原製作所製]等が挙げられる。
流動層造粒法における造粒条件として、静置時の原料粉体層の平均厚さは50〜500mm程度が好ましい。その後、流動層に風を送り、粉体を流動化させた後に水溶性高分子化合物水溶液、水難溶性化合物等の処理剤の噴霧を開始する。噴霧ノズルとしては、通常の加圧ノズルのほか、噴霧状体を良好にするため、2流体ノズルを用いることも好ましい。この時の平均液滴径は5〜500μm程度が好ましい。噴霧が進むにつれて造粒も進み粒子径が大きくなるため、流動化状態を維持するため風速を調整しながら造粒を行う。風速は0.2〜4.0m/sの範囲で調整を行い、風温度は5〜70℃、好ましくは7〜65℃で行う。バグフィルターに付着した微粒子は定期的にパルスエアーで落としながら製造を行うことが好ましい。
上述の造粒・被覆方法で洗浄用粒子を製造する際、特に、有機化合物としてアニオン界面活性剤の酸前駆体を用いる場合には、アニオン界面活性剤の酸前駆体を添加する前の核子温度に注意する必要がある。具体的にはアニオン界面活性剤の酸前駆体の融点以上としておくことが好ましい。また、アニオン界面活性剤酸前駆体の添加前の粒子温度が該アニオン界面活性剤の融点未満であった場合は、該アニオン界面活性剤の酸前駆体による表面処理終了後の洗浄用粒子の温度として該アニオン界面活性剤の酸前駆体の融点以上であることが好ましい。これらの温度が融点未満であると、アニオン界面活性剤の酸前駆体による被覆や中和反応が不十分となることがある。
核粒子としては、無機塩等の単独の粒子を用いることもできるし、複数の粒子や粉体を有機バインダーや水を用いて上述の各造粒方法により造粒して得られたものを用いてもよい。核粒子の平均粒子径は一般に100〜1,500μm、好ましくは200〜1,000μmである。平均粒子径が100μm未満では高分子によるコーティングが困難になる場合があり、1,500μmを超えると核粒子自体の溶解性が低下する場合がある。
上述の方法により得られた洗浄用粒子は、造粒直後、粒子表面の付着力を低減するために冷却してもよい。冷却速度は5℃/hr以上が好ましく、より好ましくは10℃/hr以上である。冷却装置としては一般に知られたいかなる冷却装置も用いることができ、特に流動層が好適に利用できる。流動層冷却法では流動層本体、整流板、送風機、吸気フィルター、クーラー、集塵装置等で構成された任意の型式の流動層冷却装置を使用することができる。例えば、回分式流動層冷却装置、半連続式流動層冷却装置(分散板反転排出式、下部排出式、側壁排出式等)、連続式流動層冷却装置(横型多室型、円筒型等)等が好適に利用できる。装置としては回分式流動層冷却装置のGlatt−POWREXシリーズ[(株)パウレックス製]、フローコーターシリーズ[(株)大川原製作所製]、連続式流動層造粒装置のMIXGRADシリーズ[(株)大川原製作所製]等が挙げられる。
流動層冷却法における冷却条件として、静置時の原料粉体層の平均厚さは50〜500mm程度が好ましい。その後、流動層に冷風を送って粉体を流動化させ、流動化状態を維持するため風速を調整しながら冷却を行う。風速は0.2〜4.0m/sの範囲で調整を行い、風温度は0〜40℃、好ましくは5〜25℃で行う。バグフィルターに付着した微粒子は定期的にパルスエアーで落としながら冷却を行うことが好ましい。
上述の方法により得られた洗浄用粒子は、必要に応じて分級して所望の粒度の洗浄用粒子のみ製品に利用することもできる。分級装置としては一般に知られたいかなる分級装置も用いることができ、特に篩が好適に利用できる。中でもジャイロ式篩、平面篩及び振動篩が好適である。ジャイロ式篩は僅かに傾斜した平面篩に対し、水平な円運動を与える篩である。平面篩は僅かに傾斜した平面篩に、面にほぼ平行に往復運動を与える篩である。振動篩は、篩面にほぼ直角方向に急速な振動を与える篩である。篩に供する時間は5秒以上とすることが好ましく、また、ふるい効率を向上させる為にはタッピングボールを用いることも好ましい。このような篩の具体例としては、ジャイロシフター((株)徳寿工作所製)、ローテックススクリーナー((株)セイシン企業製)、ダルトン振動ふるい((株)ダルトン製)等が挙げられる。篩による振動は、好適には60〜3,000回/分、好ましくは100〜2,500回/分、さらに好ましくは150〜2,000回/分の振動で与えられる。篩の振動数が60回/分未満であると分級効果が悪化する場合がある一方、3000回/分を超えると発塵が増大する場合がある。
分級方法により分級した際に発生した所望の粒度以外の洗浄用粒子の内、微粉については再度核粒子と共に造粒機に投入し造粒・被覆(コーティング)操作に供することが好適である。また、粗粉については粉砕し、造粒・被覆(コーティング)前の核粒子と同等の粒子径にした後、再度核粒子と共に造粒機に投入し造粒・被覆(コーティング)操作に供することが好適である。この際粗粉を粉砕する粉砕機としては、分級スクリーンと回転ブレードを持った機種が好ましい。このような粉砕機としてはフィッツミル(ホソカワミクロン(株)製)、ニュースピードミル(岡田精工(株)製)、フェザーミル(ホソカワミクロン(株)製)等がある。また、粉砕機内に冷風を流し冷却しながら粉砕することもできる。冷風と粉砕品をサイクロンで分級し、その時微粉を分級することも可能である。さらに、多段粉砕することで、より粒度分布がシャープになる。粉砕機のブレードの先端周速としては15〜90m/sが好ましく、20〜80m/sがより好ましく、25〜70m/sがさらに好ましい。先端周速が15m/s未満であると粉砕能力が不十分となる場合があり、90m/sを超えると粉砕されやすくなる場合がある。
上記製造方法によって得られた洗浄用粒子は、空気輸送後そのまま洗浄用剤として用いることもできるが、界面活性剤及び洗浄ビルダーを含有するその他の洗剤粒子、漂白剤粒子、漂白活性化剤粒子、酵素粒子等と混合した洗剤組成物として利用することもできる。
本発明の輸送方法は、上記洗浄用粒子をFr数15〜50の範囲で空気輸送する方法である。本発明の洗浄用粒子を、この方法で空気輸送することで、輸送時における粒子の壊れが防止され、かつ配管閉塞が防止されて、効率的に輸送可能となる。
空気輸送は、パイプに空気を流し、この中に粉体や粒子を混入して、粉体や粒子を輸送する方法である。この空気輸送に用いる空気輸送装置は、配管の他に混入機(供給機)、分離器(排出機)、空気ポンプ(圧縮機又は真空ポンプ)からなる。特に、空気ポンプの配置により、真空(吸引)式、圧送式及び両者を組み合わせた組み合わせ式等の形式があるが、これらの形式のいずれのものも使用できる。
真空(吸引)式の空気輸送装置は、輸送管内が大気圧以下で運転され、排気ブロアー、真空ポンプ等で配管内に粉体や粒子を吸引し、輸送後、サイクロン等の分離器で粉体や粒子を分離するもので、市販品として、例えば、日研テクノ(株)製のパウローダー、不二パウダル(株)のバキューマックス等がある。
圧送式の空気輸送装置は、通常使用圧力は7気圧以下であるが、利用エネルギーが大きいので、長距離、高濃度輸送が可能で、各所に粉体や粒子を分配するのに適している。送風ブロワーにて風を配管に送り紛粒体を輸送した後、サイクロンで風と粉を分離するタイプの装置がある。また、特に少風量で大容量の粉体や粒子の輸送が可能な圧縮空気を利用した、圧送式の高濃度空気輸送装置(通称)も市販されている。本発明では特にこのタイプの圧縮空気を利用した高濃度空気輸送装置も好適に利用できる。
空気輸送装置の配管内径は、20〜500mmが好ましく、より好ましくは40〜250mm、さらに好ましくは50〜125mmである。配管長は、通常500m以下であり、好ましくは400m以下、より好ましくは300m以下である。配管長は、短いほど粒子の壊れや配管内の閉塞が生じにくいため好ましいが、本発明の洗浄用粒子の空気輸送であれば、100m以上でも粒子の壊れや配管内の閉塞が生じにくい。また、配管の曲がり部であるベント数は、通常50ヶ所以下であり、好ましくは30ヶ所以下、より好ましくは20ヶ所以下である。また、ベント数も少ないほど粒子の壊れや配管内の閉塞が生じにくいため好ましいが、本発明の洗浄用粒子の空気輸送であれば、10ヶ所以上でも粒子の壊れや配管内の閉塞が生じにくい。
この市販装置の具体例としては、東洋ハイテック(株)製のハイプレッソ及びプラグマスター、不二パウダル(株)製のパウダルポンプ、日研テクノ(株)製のハイパック、ミニパック、新田ゼラチン(株)製のコンクフロー、日本スピンドル製造(株)製のダイナチェックブースター、赤武エンジニアリング(株)製のブロータンク式ポンプ、西村機械製作所製のセラーブロープラグ輸送、新東工業(株)製のフローパス圧送式シリーズ、(株)徳寿工作所製のEライン、デンカエンジニアリング(株)製のハイフローニューマ等である。
空気輸送における混相比、すなわち、(輸送洗浄用粒子質量[kg]/輸送空気質量[kg]は1〜15がとすることが好適である。この混相比が1未満では輸送風速が速くなり洗浄用粒子の壊れ抑制に効果がなく、一方、15を超えると配管内の固体分が多くなり閉塞し易く輸送が困難となる場合がある。混相比は、経済性を考慮し少風量で多量の輸送が可能になる領域が好ましく、Fr数決定後に最適領域を設定するのが望ましいが、混相比2〜10がより好ましく、さらに好ましくは混相比3〜8である。
本発明における洗浄用粒子は空気輸送装置を用いて下記式(I)で定義されるフルード数(以下Fr数)が15〜50の範囲で輸送されるが、Fr数20〜45で輸送することが好ましく、25〜40の領域で輸送することがさらに好ましい。Fr数が15未満では空気輸送効率が低下し、生産性低下の面で好ましくなく、50を超えると洗浄用粒子が壊れ微粉の発生が著しくなり好ましくない。
Fr=u/√(D×g) (I)
u:輸送風速(m/s)
D:輸送配管の内径(m)
g:重力加速度(m/s2
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において特に明記のない場合は、組成の「%」は質量%、比率は質量比を示し、表中の各成分の量は純分換算した量である。
[実施例A〜I]
表1,2に示す組成の洗浄用粒子を、下記洗浄用粒子の製造方法(I)又は(II)に基づいて調製した。得られた洗浄用粒子について、下記方法に基づいて嵩密度、引張破断応力を測定した。
洗浄用粒子の製造方法I:
1.造粒・被覆操作工程
下記表1のA〜Gに示す組成のうち、予め50℃に調製した核粒子を、鋤刃状ショベルを装備し、ショベル−壁面間クリアランスが5mmのプローシェアーミキサー(大平洋機工(株)製、WB75型)に投入し(充填率30容量%)、ついで主軸169rpmの撹拌を開始した(チョッパーは停止)。撹拌開始10秒後に、アクリル酸/マレイン酸コポリマーナトリウム水溶液を4分間で滴下添加し、造粒・被覆操作を行った。アクリル酸/マレイン酸コポリマーナトリウム水溶液(60℃)添加終了後、必要に応じてさらにラウリン酸(60℃)を同様に4分間で滴下添加し、造粒・被覆操作を行った。最後に30秒間撹拌を続け表面状態の均一化を図り、粒子を得た。なお、ラウリン酸の融点は44℃である。
2.冷却工程
1で得られた粒子を、流動層((株)パウレックス製、Glatt−POWREX、型番FD−WRT−20)に、静置時の粉体層厚が150mmになる質量添加した。その後、20℃の風(空気)を流動層内に送り、1.0m/sの風速で7分間冷却操作を行い、粒子を26℃まで冷却した。
3.分級工程
2で得られた冷却後の粒子を、目開き2,000μmの篩を用いて分級し、目開き2,000μmの篩を通過する粒子を得て、洗浄用粒子とした。
なお、上記洗浄用粒子の製造方法において、有機化合物は融点以上の液体状態で添加した。また、分級工程で発生した洗浄用粒子として用いない篩上品の粗粒子は、フィッツミル(ホソカワミクロン(株)製、DKA−3)を用いて粉砕し(スクリーン穴径1.2mm、回転数:全段4,700rpm)、次の造粒時に核粒子と共に造粒機に投入し再利用した。
洗浄用粒子の製造方法II(有機化合物が均一に存在する粒子)
1.噴霧乾燥工程
下記表2にHに示す洗剤粒子組成のうち、ノニオン界面活性剤、A型ゼオライトを除く成分を、水に溶解もしくは分散させた水分38%のスラリーを調製した後、このスラリーを向流式噴霧乾燥塔を用いて熱風温度300℃の条件で噴霧乾燥し、水分3%の噴霧乾燥粒子を得た。
2.造粒工程
1で得られた乾燥粒子と共に、ノニオン界面活性剤及び水を連続ニーダー((株)栗本鐵工所製、KRC−S4型)に投入し、捏和能力120kg/h、温度70℃の条件で捏和し、不定形固形洗剤を得た。この不定形固形洗剤を穴径10mmのダイスを装備したペレッターダブル(不二パウダル(株)製、EXDFJS−100型)を用いて押し出しつつ、カッターで切断し(カッター周速は5m/s)長さ5〜30mm程度のペレット状固形洗剤を得た。次いで、得られた固形洗剤に粉砕助剤としての粒子状A型ゼオライトを表2に示した量添加し、冷風(10℃、15m/s)共存下で直列3段に配置したフィッツミル(ホソカワミクロン(株)製、DKA−3)を用いて平均粒子径が500μmとなるように粉砕し(スクリーン穴径:1段目/2段目/3段目=12mm/8mm/3mm、回転数:1段目/2段目/3段目=3,760rpm/4,700rpm/4,700rpm)、洗浄用粒子を得た。
[実施例1〜11、比較例1〜6]
実施例A〜Iで得られた洗浄用粒子を、表中の下記空気輸送方法(1)〜(4)で輸送し、粒子壊れ性及び配管閉塞性を評価した。結果を表3,4に併記する。
空気輸送方法(1)
得られた洗浄用粒子を低圧吸引式空気輸送装置(ルーツブロア)を用いて吸引輸送した。空気輸送に用いた配管は、配管内径105.3mm、配管長142.1m(垂直部17.6m、水平部124.5m)、ベンド数15ヶ所とした。
空気輸送方法(2)
得られた洗浄用粒子を東洋ハイテック(株)製、ハイプレッソHIP−2B型を用いて圧送した。空気輸送に用いた配管は、配管内径47.8mm、配管長142.1m(垂直部17.6m、水平部176.1m)、ベンド数15ヶ所とした。
空気輸送方法(3)
得られた洗浄用粒子を東洋ハイテック(株)製、ハイプレッソHIP−2B型を用いて圧送した。空気輸送に用いた配管は、配管内径47.8mm、配管長193.7m(垂直部17.6m、水平部176.1m)、ベンド数23ヶ所とした。
空気輸送方法(4)
得られた洗浄用粒子を、空気輸送方法(3)の条件で2回実施した(合計の配管長387.4m、合計ベント数46ヶ所)。
(1)嵩密度の測定
嵩密度はJIS K3362に準じて測定した。
(2)引張破断応力の測定
アグロボット(ホソカワミクロン(株)製)を用いた。上下に2分割可能な金属製のセル(セル内部直径25mm×高さ37mmであり、上側セル及び下側セル内部に1mm間隔で、それぞれ円周方向、底面と平行に上側セル24本、下側セル11本の溝が彫ってあるもの)に、サンプルを15g充填して、温度20℃、最高圧縮力980N(最高圧縮圧力2.0MPa)、保持時間0秒、圧縮速度1.0mm/secの条件で圧縮した。その後、引張バネ線径1.2mm、引張速度0.4mm/sec、20℃の条件で、上側のセルのみを引っ張り、セルが上下に破断した際の最大引張応力を引張破断応力[Pa]とした。
(3)粒子壊れ性評価
空気輸送を行った際の洗浄用粒子中の目開き75μmの篩を通過する粒子の増加率を、次式により算出し、空気輸送前後における粒子の壊れ性を下記評価基準に基づいて評価した。
Figure 0004962689
<評価基準>
◎:100%以上150%未満
○:150%以上200%未満
△:200%以上300%未満
×:300%以上
(4)配管閉塞性評価
空気輸送を行った際の洗浄用粒子の配管閉塞性を下記基準に基づいて評価した。
<評価基準>
◎:まったく閉塞しない
○:時々閉塞しそうになるが問題なく輸送できる
△:閉塞したり、閉塞が解消されたりする
×:完全に閉塞する(完全に輸送不能となる)
Figure 0004962689
Figure 0004962689
Figure 0004962689
Figure 0004962689
実施例中で用いた原料を下記に示す。
・アクリル酸/マレイン酸コポリマーナトリウム:アクアリックTL−300(日本触媒(株)製)、純分40%水溶液
・ラウリン酸:日本油脂(株)製、NAA−122
・α−SF−Na:C14−C16アルキル鎖をもつα−スルホ脂肪酸ナトリウム(純分67%の水性ペースト)
・LAS−K(アルキルベンゼンスルホン酸カリウム):ライポンLH−200(ライオン(株)製)のカリウム塩
・LAS−Na(アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム):ライポンLH−200(ライオン(株)製)のナトリウム塩
・石鹸:C12:C18、F1=1:1の脂肪酸ナトリウム、純分68%の水性ペースト
・ノニオン界面活性剤:ダイアドール13(三菱化学(株)製)の酸化エチレン20モル付加体、純分84%
・炭酸カリウム:炭酸カリウム(粉末)(旭硝子(株)製)
・炭酸ナトリウム:軽灰(旭硝子(株)製)
・亜硫酸ナトリウム:無水亜硫酸曹達(神州化学(株)製)


Claims (5)

  1. 無機化合物を80〜98質量%、有機化合物を2〜20質量%含有してなり、無機化合物核粒子が有機化合物で表面処理されてなり、無機化合物核粒子と、この粒子表面上の一部又は全面に形成された有機化合物を含む表面処理部とを有する洗浄用粒子であって、
    上記無機化合物が、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム及びセスキ炭酸ナトリウムから選ばれる無機化合物であり、
    上記有機化合物が、下記(1)又は(2)
    (1)アクリル酸重合体、マレイン酸重合体、アクリル酸/マレイン酸共重合体及びこれらの塩から選ばれる水溶性高分子化合物
    (2)カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸及びオレイン酸から選ばれる脂肪酸、又はそのナトリウムもしくはカリウム塩
    であり、引張破断応力が500〜20,000Paである洗浄用粒子を、Fr数15〜50の範囲で空気輸送することを特徴とする洗浄用粒子の輸送方法。
  2. 洗浄用粒子が、粒子表面が有機化合物で被覆された構造を有する洗浄用粒子である請求項1記載の輸送方法。
  3. 炭酸ナトリウム、炭酸カリウム及び重炭酸ナトリウムから選ばれる無機化合物を80〜98質量%、有機化合物を2〜20質量%含有してなり、無機化合物核粒子が第1表面処理剤である第1の有機化合物で表面処理され、さらにその処理された表面が第2表面処理剤である第2の有機化合物で表面処理されてなる洗浄用粒子であって、第1の有機化合物が下記(1)であり、第2の有機化合物が下記(2’)
    (1)アクリル酸重合体、マレイン酸重合体、アクリル酸/マレイン酸共重合体及びこれらの塩から選ばれる水溶性高分子化合物
    (2’)カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸及びオレイン酸から選ばれる脂肪酸
    であり、引張破断応力が500〜20,000Paである洗浄用粒子を、Fr数15〜50の範囲で空気輸送することを特徴とする洗浄用粒子の輸送方法。
  4. 洗浄用粒子中の無機化合物/有機化合物の質量比率が83/17〜97/3であり、空気輸送のFr数が20〜45であり、配管の曲がり部であるベント数が30ヶ所以下で空気輸送することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の輸送方法。
  5. 空気輸送における混相比(輸送洗浄用粒子質量[kg]/輸送空気質量[kg]が1〜15である請求項1〜4のいずれか1項記載の輸送方法。
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