JP4961130B2 - エッチング液の長寿命化方法 - Google Patents

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Description

本発明は、クロムエッチング液(以下単に「エッチング液」という場合がある)の長寿命化方法に関し、詳しくは、液晶ディスプレイパネルのカラーフィルターに使用されるクロム薄膜からなるブラックマトリックスやアレイ側の配線などの製造に使用されるエッチング液を、エッチング中に絶えず再生し、液劣化が起きないようにエッチング液を長寿命化する方法に関する。
一般に、液晶ディスプレイパネルのカラーフィルターに使用されるクロム薄膜からなるブラックマトリックスやアレイ側の配線などの製造に使用されるエッチング液としては、硝酸第二セリウムアンモニウムと硝酸を配合したもの、硝酸第二セリウムアンモニウムと過塩素酸を配合したもの、硝酸第二セリウムアンモニウムと硝酸と過塩素酸を配合したものなどの水溶液として使用されている。上記のエッチング液は、該エッチング液を使用して得られる製品に求められる性能あるいは用途によって上記の各々の成分を適宜に配合して使用している。
上記のエッチング液は、エッチング中にクロム薄膜のエッチングが進行すると、該液中に3価のクロムイオン(以下「クロムイオン」を単に「クロム」という場合がある)、6価のクロム、3価のセリウムイオン(以下「セリウムイオン」を単に「セリウム」という場合がある)および反応せず残留した4価のセリウムが含有されている。
上記のエッチング液中の4価のセリウムが還元されることによってクロム薄膜を溶解し、3価のセリウムが生成する。このことから、エッチングが進行すると、クロム薄膜の溶解に寄与する4価のセリウムが減少し、3価のセリウムとなることにより、クロム薄膜の溶解力が減退する。このことは、エッチング液の劣化の要因となっている。
上記の使用中のエッチング液の劣化の防止方法として、ある種のエッチング液およびエッチング方法(特許文献1)が開示されている。しかしながら、特許文献1に記載のエッチング方法は、エッチング液の液寿命を保持するために、エッチング中にエッチング液の循環槽からエッチング液の一部を連続的あるいは間欠的に抜き出すと共に、エッチング槽または循環槽に、新たな硝酸第二セリウムアンモニウムおよび必要に応じて他の成分を補給したりしなければならないという不都合が生ずる。また、エッチング液の品質管理が難しい。
また、前記の使用済みエッチング液を廃液として処分した場合には、高価なセリウムを廃棄してしまうことになり、また4価のセリウムは強酸化性の物質で有害であるためエッチング液からその回収が要望されている。
上記のセリウムの回収方法として、近年の環境配慮の点から酸化剤および還元剤などの化学物質を使用した化学的処理により、使用済みエッチング液から回収したセリウムをさらに硝酸第二セリウムアンモニウムに変換して再利用するようになってきた。上記のセリウムの回収として、例えば、特定のセリウムの回収方法(特許文献2)が提案されている。しかしながら、特許文献2に記載の方法で回収されるセリウムをエッチング液用とする方法は、新たな硝酸第二セリウムアンモニウムを使用する方法に比べて、手間がかかり、経済的あるいは管理上有効でない。
上述のことから、劣化したエッチング液を新たなエッチング液で交換することもなく、また、複雑な工程を経て得られる回収セリウムを再使用することもなく、経済的に効率よくエッチング中にエッチング液中の3価のセリウムを4価のセリウムに再生することによって、エッチング液の寿命を延ばすことが望まれている。
特開2002−30469号公報 特開2000−7332号公報
したがって、本発明の目的は、エッチング中のエッチング液に含まれる3価のセリウムを、エッチング中に絶えず4価のセリウムに再生し、新しいエッチング液に近い状態でエッチングが行われ、液劣化が起きないように上記のエッチング液を長寿命化する方法の提供を目的とする。
上記の目的は、以下の本発明によって達成される。すなわち、本発明は、硝酸第二セリウムアンモニウムを主成分とするクロム薄膜に対するエッチング液の長寿命化方法であって、クロム薄膜をエッチングする際に生成する3価のセリウムイオンおよびクロムイオンを含有するクロムエッチング液中の3価のセリウムイオンを電気化学処理により酸化して4価のセリウムイオンする際に、電気化学処理を、作用極および対極に白金電極を用い、その電位を1.2〜2.0Vvs.SCEとし、かつ、その液温を20〜50℃として、エッチング液中の硝酸第二セリウムアンモニウムの濃度変化を抑制することを特徴とするエッチング液の長寿命化方法を提供する。
本発明者らは、前記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、上記の方法により、エッチング中のエッチング液中の3価のセリウムを電気酸化により4価のセリウムに連続的に再生することができ、これによりクロムに対するエッチングスピードが低下するような液劣化が起こらず、エッチング液の寿命を長く保てることを見いだした。
本発明によれば、エッチング中にエッチング液中で生成した3価のセリウムを絶えず連続的に酸化して4価のセリウムに再生することにより、使用中のエッチング液の劣化が抑制され、エッチングの途中で新たなエッチング液の交換を行わなくても、新しいエッチング液に近い状態でエッチングが行われ、エッチング液の液寿命を長く保持し品質的にも安定したエッチングができ、かつ従来廃棄していたセリウムの再利用としても有効である。
次に発明を実施するための最良の形態を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。本発明は、エッチングの進行とともに、エッチング液中において生成した3価のセリウムを電気化学処理により4価のセリウムに酸化させることが特徴である。すなわち、硝酸第二セリウムアンモニウムを主成分とするエッチング液により、クロム薄膜をエッチングする際にエッチング液中において生成する3価のセリウムを電気酸化(電解酸化)して4価のセリウムに連続的に再生し、エッチング液の長寿命化を図る。
以下、本発明の方法の具体的実施態様を図1を用いて説明する。図1は、硝酸第二セリウムアンモニウムを主体としたエッチング液によりクロム薄膜をエッチングし、エッチング液中に生じた3価のセリウムを4価のセリウムに連続的に電気酸化して再生するエッチング液再生装置の略図である。上記の図1において符号1はエッチング槽、符号2はエッチング液、符号3はクロム薄膜、符号4はエッチング液をエッチング槽1から電気酸化槽7に送り込む液循環用の配管、符号5は再生されたエッチング液を電気酸化槽7からエッチング槽1に送り込む液循環用の配管、符号6は循環ポンプ、符号7は電気酸化槽、符号8は電機制御系、符号9は作用極、符号10は対極、符号11は参照電極(飽和カロメル電極)および符号12は再生されたエッチング液を表わす。
本発明の好ましい実施形態では、図1において、まず、エッチング槽1に硝酸第二セリウムアンモニウムを主成分とするエッチング液2を注入する。次に、該エッチング液2の中にクロム薄膜3を浸漬し、クロム薄膜3のエッチングを開始する。上記のエッチング槽1中においてクロム薄膜のクロムを溶解したエッチング液を液循環用の配管4を通して循環ポンプ6にて適当な送液量で、エッチング槽1から電気酸化槽7に送り込む。電気酸化槽7に送り込まれた3価のセリウムを含むエッチング液は、電気酸化槽7中の作用極9で、エッチング液中に存在している3価のセリウムが4価のセリウムに電気酸化される。4価のセリウムを含有する再生されたエッチング液12を循環用配管5を通して循環ポンプ6にて適当な送液量で、再びエッチング槽1に戻す。
上記のエッチング槽1は、該槽内に注入されたエッチング液2により、クロム薄膜をエッチングするものである。上記のエッチング槽1において、エッチングが進行すると、上記のエッチング液は、クロム薄膜のクロムを溶解し、3価のセリウムおよびクロムを含有するエッチング液となる。本発明では、上記の3価のセリウムおよびクロムを含有するエッチング液を再生する。
上記のエッチング液2にてエッチングされる前記のクロム薄膜3は、液晶ディスプレイ用無アルカリガラス、ソーダーライムガラス、フロートガラスなどのガラス基板に、公知の蒸着やスパッタリング法によって、クロム金属を使用して、酸素雰囲気または窒素ガス雰囲気下あるいは脱ガス状態で薄膜を形成したものである。クロム薄膜としては、例えば、クロム金属、クロム酸化物、クロム窒化物、クロム炭化物、クロム酸化窒化物、クロム酸化炭化物などの単体の薄膜、あるいはクロム金属/クロム酸化物、クロム金属/クロム窒化物、クロム金属/クロム窒化物/クロム酸化物、クロム金属/クロム窒化物/クロム炭化物/クロム酸化物などの複合体薄膜など、その他、上記の金属および金属化合物などの金属単体などが挙げられる。上記のクロム薄膜の厚みは、1,500〜3,000Å(150〜300nm)程度である。
前記の作用極9および対極10は、導電性を有し、エッチング液に腐食されず、本発明の目的を妨げない導電性の電極であれば、いずれのものも使用することができ、上記の電極としては、例えば、白金、金、メッキチタンおよびカーボンなどの導電体などが挙げられ、好ましくは白金電極が挙げられる。特に、上記の白金電極は、酸性のエッチング液による腐食の影響がなく、またエッチング中に発生する3価のセリウムから4価のセリウムへの酸化反応が効率よく行われる。上記以外の電極として、チタン板電極を使用してみたところ、チタン板が黒色に変色し、作用極に高抵抗の被膜が生成されたために、3価のセリウムから4価のセリウムへの酸化反応をさせることができなかった。
前記の電気酸化槽7において、電機制御系8から作用極9、対極10および参照電極11に電流を通すことにより作用極9にて3価のセリウムを酸化させる際の電気化学処理の電位は、2.5Vvs.SCE以下、好ましくは1.2〜2.0Vvs.SCEである。上記の電位が高すぎると、電気量から見た3価のセリウムを酸化して、4価のセリウムにする生成効率が低下する。なお、上記の電位は、飽和カロメル参照電極(SCE)に対する電位をいう。
また、前記の電気酸化槽7中において、電気化学処理により再生されるエッチング液の液温は、好ましくは20〜50℃、とくに好ましくは20〜40℃である。液温が高すぎると電気化学処理の電気量に対する4価のセリウムの生成量が低下する。このことは、3価のセリウムから4価のセリウムへの酸化反応以外にアノード反応(酸素発生反応)が生じているためと推測される。
また、下記表1に見られるように、上記の電気酸化槽中において、再生されるエッチング液の液温が高いほど、また、電位が高いほど酸化効率が低下する。
Figure 0004961130
なお、本発明では、前記の電気酸化により、エッチング液中の3価のセリウムを4価のセリウムに酸化することによって、エッチング液が再生されエッチング能力が回復する。すなわちエッチング液が長寿命化する。上記のエッチング液の再生状態は、前記の電気酸化槽7より、一定間隔で再生中のエッチング液を少量採取し、モール塩滴定法により再生エッチング液中の4価のセリウム(硝酸第二セリウムアンモニウム)濃度を測定し、その再生状態を確認した。
本発明の対象となるエッチング液は、硝酸第二セリウムアンモニウムを主体とし、クロム薄膜をエッチングしている途中のエッチング液であればいずれのものも適用できるが、その他クロム薄膜のエッチングが完了した後の廃液であるエッチング液も対象とすることができる。
本発明のエッチング液の再生に伴う長寿命化を検証するために、下記表2の組成のエッチング液を使用し、図1の実験用のエッチング液再生装置を使用してエッチング液の再生を行った実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。なお、文中の「部」または「%」とあるのは特に断りのない限り質量基準である。なお、本発明は、下記の実施例に限定されるものではない。
Figure 0004961130
(実施例1〜5)
まず、図1の実験用エッチング液再生装置のエッチング槽1(容量200ml)に上記の組成のエッチング液を注入し、次にクロム金属片を浸漬し、クロム溶解速度0.6ppm/minにてエッチングを開始する。エッチング開始後、セリウムおよびクロムを含有するエッチング液を液循環用の配管4を通して循環ポンプ6にて送液量25g/minにて電気酸化槽7(容量300ml)に送り込む。
電気酸化槽7に送り込まれたエッチング液を該電気酸化槽内にて電気化学処理の電位を2.0Vvs.SCEとし、白金電極からなる作用極9にてエッチング液中の3価のセリウムを200〜1,000分間、電気酸化(電解酸化)する。上記にて再生されたエッチング液12を循環用の配管5を通して循環ポンプ6にて送液量25g/minにてエッチング槽1に戻すという液循環操作を連続的に行う。
(比較例1〜5)
実施例において、図1のエッチング液再生装置における電気酸化槽7内の両極の白金電極に電圧を負荷せず、電気酸化槽7に送り込まれたエッチング液中の3価のセリウムの電気酸化を全く行わず、エッチング液の循環のみを行う。
前記の実施例および比較例から、エッチング液の再生度合、エッチング液疲労度およびエッチング品質について下記の測定方法により評価し、本発明のエッチング液の再生による長寿命化を検証した。
(エッチング液の再生度合)
上記で得られる各々の200分、400分、600分、800分および1000分経過後の電気酸化槽内の実施例のエッチング液(W1〜W5)および比較例のエッチング液(X1〜X5)を使用して、該エッチング液中の硝酸第二セリウムアンモニウム濃度をモール塩滴定法(JIS K8556−6(1)に準拠)にて測定し、硝酸第二セリウムアンモニウム濃度の変化からエッチング液の再生の状態を確認した。測定結果を図2に示す。硝酸第二セリウムアンモニウム濃度が低いほど再生の度合いが低い。
(エッチング液疲労度)
また、上記の時間経過後の電気酸化槽内の実施例のエッチング液(W1〜W5)および比較例のエッチング液(X1〜X5)を使用して、下記の通りクロム薄膜をエッチングし、エッチング液の疲労度を測定した。
液晶ディスプレイ用ガラス基板の表面にクロム酸化物/クロム窒化物/クロム金属からなる1,700Å(170nm)厚みのクロム薄膜を有する基板の表面に東京応化(株)製のOFPR−800を1.2μm(乾燥厚み)になるようにスピンコーティングし、乾燥後、超高圧水銀灯により液晶ディスプレイ用のテストパターンを介して露光し、露光後にアルカリ現像液にてスプレイ現像し、レジスト膜をベーキング硬化してエッチングマスクを形成した。次に、該エッチングマスクを加温せず、25℃の液温に調整された前記の各エッチング液を使用して、エッチング液を循環しながら、80秒間浸漬エッチングしてブラックマトリックスを形成した。
上記の方法でブラックマトリックス100枚を作り、スタート時の1枚目と、最終の100枚目のブラックマトリックスのエッチングされたストライプ間隔の形状の変化を1,000倍の顕微鏡を使用して測定することによって、エッチング液疲労度を下記の基準にて判定した。評価結果を表3に示す。
評価点:
○:エッチングされたストライプの間隔の幅に変化が認められない。
△:エッチングされたストライプの間隔の幅がわずかに狭くなっている。
×:エッチングされたストライプの間隔の幅が狭くなっている。
(エッチング品質)
また、前記の各々のエッチング液を使用して、形成された前記のブラックマトリックスを1,000倍の顕微鏡を使用し、開口部のガラス基板上のクロム薄膜のエッチング残りと、ガラス基板に対する異物の付着状態を下記の基準にて判定した。評価結果を表3に示す。
評価点:
○:エッチング残りや、異物の付着によるガラスの曇が認められない。
△:エッチング残りや、異物の付着によるガラスの曇がわずかに認められる。
×:エッチング残りや、異物の付着によるガラスの曇が認められる。
Figure 0004961130
前記の図2の結果から、再生処理したエッチング液は、再生処理しないエッチング液に比べて、経時変化してもエッチング液中の硝酸第二セリウムアンモニウムの濃度変化がほとんどなく、硝酸第二セリウムアンモニウムが再生されていることが検証される。また、表3に示したエッチング液疲労度およびエッチング品質からして、再生処理したエッチング液は再生処理しないエッチング液に比べて、エッチング液が劣化していないことが検証される。以上の上記の結果から、本発明は、エッチング液の長寿命化が図られていることが検証される。
本発明によれば、エッチング液をエッチング中に絶えず再生し、液劣化が起きないようにエッチング液の長寿命化が図られることから、液晶ディスプレイパネルのカラーフィルターに使用されるクロム薄膜からなるブラックマトリックスやアレイ側の配線などの精密製品の製造に使用されているエッチング液に有効であり、エッチングを経済的に、また安定した品質で行うことができる。また、高価なセリウムの再利用としても有効となる。
本発明の方法の一例を説明する図である。 エッチング液の再生度合の測定結果を説明する図である。
符号の説明
1:エッチング槽
2:エッチング液
3:クロム薄膜
4:液循環用の配管
5:液循環用の配管
6:循環ポンプ
7:電気酸化槽
8:電機制御系
9:作用極
10:対極
11:参照電極(飽和カロメル電極)
12:再生されたエッチング液

Claims (2)

  1. 硝酸第二セリウムアンモニウムを主成分とするクロム薄膜に対するエッチング液の長寿命化方法であって、
    クロム薄膜をエッチングする際に生成する3価のセリウムイオンおよびクロムイオンを含有するクロムエッチング液中の3価のセリウムイオンを電気化学処理により酸化して4価のセリウムイオンする際に、電気化学処理を、作用極および対極に白金電極を用い、その電位を1.2〜2.0Vvs.SCEとし、かつ、その液温を20〜50℃として、エッチング液中の硝酸第二セリウムアンモニウムの濃度変化を抑制することを特徴とするエッチング液の長寿命化方法。
  2. 前記のクロムエッチング液が、クロム(Cr)薄膜のエッチング途中、あるいはエッチング後の3価のセリウムイオンを含むエッチング液である請求項1に記載の長寿命化方法。
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