JP4960748B2 - アキシャルギャップ型モータ - Google Patents
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Description
さらに、本発明の第2態様に係るアキシャルギャップ型モータによれば、複数のモータユニットに対して共通となる単一の位置検出手段によって互いに同軸に連結された回転軸の回転位置を検出することができ、この位置検出手段の検出結果に基づき、アキシャルギャップ型モータの運転を適切に制御することができる。
さらに、本発明の第4態様に係るアキシャルギャップ型モータによれば、モータユニットの極対数nと、ティースの周方向幅または周方向で隣り合うティース間のスロットの周方向幅の何れか小さいほう相当する電気角度d(edeg)とに基づき、所定数式(0<D≦(360/n)−(d/2))により所定位相差の電気角度D(edeg)が設定されることから、コギングトルクの総量を適切に低減することができ、アキシャルギャップ型モータの運転時の騒音や振動の発生を抑制することができる。
本実施の形態によるアキシャルギャップ型モータ10は、例えば図1および図2に示すように、互いの回転軸が同軸に連結された複数、例えば2つの第1モータユニット10aおよび第2モータユニット10bを備えて構成され、各モータユニット10a,10bは、このアキシャルギャップ型モータ10の回転軸O周りに回転可能に設けられた略円環状のロータ11と、回転軸O方向の両側からロータ11を挟みこむようにして対向配置され、ロータ11を回転させる回転磁界を発生する複数相の各固定子巻線(例えば、図3に示す各固定子巻線12a)を有する1対のステータ12,12とを備えて構成されている。
例えば回転軸O方向で対向する1対のステータ12,12に対し、U+,V+,W+極およびU−,V−,W−極の一方に対応する一方のステータ12の3個のティース22,22,22と、U+,V+,W+極およびU−,V−,W−極の他方に対応する他方のステータ12の3個のティース22,22,22とが、回転軸O方向で対向するように設定され、回転軸O方向で対向する一方のステータ12のティース22と、他方のステータ12のティース22とに対する通電状態が電気角で反転状態となるように設定されている。
この実施の形態では、ロータフレーム33の内周側筒状部35が外部の駆動軸に接続されることから、径方向リブ34の径方向の内方側がシャフト部側となり、径方向リブ34の径方向の外方側がリム部側となる。
ロータフレーム33内において、各主磁石極部31の主永久磁石片41は2つの径方向リブ34によって周方向の両側から挟み込まれ、主永久磁石片41の回転軸O方向での厚さは、径方向リブ34と同様に、径方向において所定の一定値となるように設定されている。
また、磁性材部材42の回転軸O方向での厚さは、後述する副永久磁石片43と同様に、径方向において所定の一定値となるように設定されている。
副永久磁石片43の回転軸O方向での厚さは、磁性材部材42と同様に、径方向において所定の一定値であって、副永久磁石片43の周方向幅は径方向リブ34の周方向幅と同等とされている。
そして、ロータフレーム33内において、周方向で隣り合う副磁石部32,32の副永久磁石片43,43同士は、主磁石極部31の磁性材部材42を周方向の両側から挟み込んでいる。
なお、ロータ11のロータフレーム33とロータフレーム33以外の構成要素(つまり、主磁石極部31および副磁石部32)とを分離して示す図2においては、回転軸O方向で対向する1対の副永久磁石片43,43間および周方向で隣り合う主永久磁石片41,41間に、ロータフレーム33の径方向リブ34が配置される空間部34aが形成されている。
そして、回転軸O方向の一方側に配置された1対の副永久磁石片43,43同士は、回転軸O方向に磁化された主永久磁石片41の一方側の磁極と同極の磁極を対向させ、回転軸O方向の他方側に配置された1対の副永久磁石片43,43同士は、回転軸O方向に磁化された主永久磁石片41の他方側の磁極と同極の磁極を対向させるように配置されている。
これにより、所謂永久磁石のハルバッハ配置による磁束レンズ効果により主永久磁石片41および各副永久磁石片43,43の各磁束が収束し、各ステータ12,12に鎖交する有効磁束が相対的に増大するようになっている。
なお、下記数式(1)において、所定位相差D(電気角:edeg)は、各モータユニット10a,10bの極対数nと、各ステータ12のティース22の周方向幅または周方向で隣り合うティース22,22間のスロット23の周方向幅のうち何れか小さい方(例えば、図3ではスロット23の周方向幅)に相当する電気角度d(edeg)とに基づき記述されている。
所定数式(0<D≦60−(d/2))
により設定される所定位相差の電気角度D(edeg)により、コギングトルクおよびトルクリップルを低減することができる。
これに対して、2つの第1モータユニット10aと第2モータユニット10bとの間で、互いのステータ12,12同士の位相差を、電気角度D=(3×6)(edeg)とした第1実施例または電気角度D=(7×6)(edeg)とした第2実施例でのアキシャルギャップ型モータでは、第2比較例でのアキシャルギャップ型モータに比べて、磁気吸引力に起因して回転方向に作用するトルクは同程度としつつ、コギングトルクの大きさ(つまり、回転変動の大きさ)をほぼ半減させることができ、第1比較例でのアキシャルギャップ型モータに比べて、磁気吸引力に起因して回転方向に作用するトルクはほぼ倍増させつつ、コギングトルクの大きさをほぼ同程度とさせることができる。
つまり、アキシャルギャップ型モータ10を、第1モータユニット10aおよび第2モータユニット10bによって、いわば2層化することにより、出力可能なトルクは低減させずに、無通電時のコギングトルクおよび通電時のトルクリップルを適切に低減することができ、反回転方向のバックトルクの発生を抑制することができ、アキシャルギャップ型モータ10の運転時の騒音や振動の発生を抑制することができる。
PDU52は、例えばトランジスタのスイッチング素子を複数用いてブリッジ接続してなるブリッジ回路を具備するパルス幅変調(PWM)によるPWMインバータを備え、各モータユニット10a,10bと電気エネルギーの授受を行う高圧系のバッテリ51が接続されている。
PDU52は、例えばアキシャルギャップ型モータ10の駆動時等において制御部53から入力されるスイッチング指令であるゲート信号(つまり、PWM信号)に基づき、PWMインバータにおいて各相毎に対をなす各トランジスタのオン(導通)/オフ(遮断)状態を切り替えることによって、バッテリ51から供給される直流電力を3相交流電力に変換し、3相の固定子巻線12aへの通電を順次転流させることで、各相の固定子巻線12aに交流のU相電流IuおよびV相電流IvおよびW相電流Iwを通電する。
なお、各トランジスタUH,ULおよびVH,VLおよびWH,WLを、パルス幅変調(PWM)によりオン/オフ駆動させるためのパルスのデューティ、つまりオン/オフの比率のマップ(データ)は予め制御部53に記憶されている。
また、例えば図9に示すように、アキシャルギャップ型モータ10に具備される複数のステータ12,…,12の各固定子巻線12aは、各ステータ12毎にスター結線されると共に各相毎に並列に接続されてもよい。
10a 第1モータユニット(モータユニット)
10b 第2モータユニット(モータユニット)
11 ロータ
12 ステータ(第1ステータ、第2ステータ)
22 ティース
23 スロット
41 主永久磁石片(主永久磁石)
43 副永久磁石片(副永久磁石)
55 位置センサ(位置検出手段)
Claims (4)
- 互いの回転軸が同軸に連結された複数のモータユニットを備え、
前記モータユニットは、回転軸周りに回転可能なロータと、前記ロータの回転軸に平行な回転軸方向の両側から前記ロータを挟み込むように対向配置された1対の第1ステータおよび第2ステータを備え、
前記ロータは、磁化方向が前記回転軸方向であって周方向に配置された複数の主永久磁石を備え、
前記第1ステータおよび前記第2ステータは、周方向に配置されて前記回転軸方向に前記ロータに向かい突出すると共に互いに同位相となるように配置された複数のティースを備え、
前記複数のモータユニットのうち、少なくとも2つの適宜のモータユニットの一方および他方に対し、
前記一方の前記ロータの前記複数の主永久磁石と、前記他方の前記ロータの前記複数の主永久磁石とは、互いに同位相となるように配置され、
前記一方の前記1対の第1ステータおよび第2ステータの前記複数のティースと、前記他方の前記1対の第1ステータおよび第2ステータの前記複数のティースとは、互いに所定位相差を有するように配置されていることを特徴とするアキシャルギャップ型モータ。 - 前記ロータの回転位置を検出する単一の位置検出手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のアキシャルギャップ型モータ。
- 前記ロータは、磁化方向が前記回転軸方向に直交する方向であって前記主永久磁石の端部近傍に配置された複数の副永久磁石を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアキシャルギャップ型モータ。
- 前記所定位相差の電気角度D(edeg)は、前記モータユニットの極対数nと、前記ティースの周方向幅または周方向で隣り合う前記ティース間のスロットの周方向幅に相当する電気角度d(edeg)とに基づく所定数式
(0<D≦(360/n)−(d/2))
により設定されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかひとつに記載のアキシャルギャップ型モータ。
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