JP2006025482A - ディスク型回転電機のロータ構造およびロータ製造方法 - Google Patents

ディスク型回転電機のロータ構造およびロータ製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 永久磁石の磁力強度を最大限に活用でき、その結果、モータの出力向上を達成することができるディスク型回転電機のロータ構造を提供すること。
【解決手段】 ディスク形のロータコア40に複数の永久磁石43を配置したロータ2を備え、前記ロータ2とステータ3が軸方向に配設され、前記ロータ2は、ステータ3との間にエアギャップ11をもって回転可能に保持されたディスク型回転電機において、前記ディスク形のロータコア40に、磁石単体として着磁した永久磁石43,44を接着剤を用いて貼り付けた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ステータとロータが軸方向に対向配置されるディスク型回転電機のロータ構造およびロータ製造方法の技術分野に属する。
永久磁石をロータ内部に埋め込んだ埋込磁石同期モータ(IPMSM:Interior Permanent Magnet Synchronus Motor)や永久磁石をロータ表面に貼り付けた表面磁石同期モータ(SPMSM:Surface Permanent Magnet Synchronus Motor)は、損失が少なく、効率が良く、出力が大きい(マグネットトルクのほかにリラクタンストルクも利用できる)等の理由により、電気自動車用モータやハイブリッド車用モータ等の用途にその応用範囲を拡大している。
このような永久磁石同期モータであって、ステータとロータが軸方向に対向配置されるアキシャルエアギャップモータは、薄型化が可能であり、レイアウトに制限がある用途に使用されている。例えば、1個のステータと1個のロータが軸方向でエアギャップを保持したモータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−204559号公報
しかしながら、従来のアキシャルエアギャップモータのロータ構造にあっては、リング状磁石にN極とS極とが交互配置となるように帯磁したものであるため、このロータの磁石では磁力が弱くモーターの一層の出力向上は難しい、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、永久磁石の磁力強度を最大限に活用でき、その結果、モータの出力向上を達成することができるディスク型回転電機のロータ構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、ディスク形のロータコアに複数の永久磁石を配置したロータを備え、前記ロータとステータが軸方向に配設されたディスク型回転電機において、
前記ディスク形のロータコアに、磁石単体として着磁した永久磁石を接着剤を用いて貼り付けた。
よって、本発明のディスク型回転電機のロータ構造にあっては、ディスク形のロータコアに、磁石単体として着磁した永久磁石を接着剤を用いて貼り付けたため、永久磁石の磁力強度を最大限に活用でき、その結果、モータの出力向上を達成することができる。
以下、本発明のディスク型回転電機のロータ構造を実施するための最良の形態を、図面に示す実施例1〜実施例3に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1のロータ構造が適用されたディスク型回転電機を示す全体断面図であり。ディスク型回転電機は、ロータシャフト1と、ロータ2と、第1ステータ3と、第2ステータ4と、回転電機ケース5と、を備えている。前記回転電機ケース5は、フロント側サイドケース5aと、リヤ側サイドケース5bと、両サイドケース5a,5bに結合された外周ケース5cにより構成されている。
前記ロータシャフト1は、フロント側サイドケース5aに設けられた第1軸受け6とリヤ側サイドケース5bに設けられた第2軸受け7によって回転自在に支持されている。また、前記リヤ側サイドケース5bには、センサ設定カバー8とシャフトカバー9とがボルト50により共締め固定され、両カバー8,9に囲まれた空間位置には、ロータシャフト1の回転数を検出するレゾルバによる回転センサ10が設けられている。
前記ロータ2は、前記ロータシャフト1に固定され、第1ステータ3と第2ステータ4から与えられる回転磁束に対し、永久磁石に反力を発生させ、ロータシャフト1を中心に回転するように構成されている。前記複数の永久磁石は、周方向に隣接する表面磁極(N極,S極)が、互いに相違するよう配置されていて、ロータ2と第1ステータ3の間、および、ロータ2と第2ステータ4との間には、それぞれエアエアギャップ11,12と呼ばれる隙間が存在し、互いに接触することはない。このロータ2の詳しい構成については、後述する。
前記第1ステータ3は、前記フロント側サイドケース5aに固定され、第1ステータコア13と、第1絶縁部材14と、第1ステータコイル15と、第1バックコア16と、第1コア固定プレート17と、第1コア冷却プレート18と、を有して構成されている。
前記第1ステータコイル15は、第1絶縁部材14(絶縁体または絶縁紙等)を介し、第1バックコア16に固定された分割構造の第1ステータコア13に巻き回される。
前記第1ステータコア13の固定は、第1ステータコア13が固定された第1バックコア16と第1コア固定プレート17とを予め第1ボルト51により固定しておき、フロント側サイドケース5aに対し、コア固定プレート17とコア冷却プレート18とを第2ボルト52により共締め固定すると共に、バックコア16とコア固定プレート17とコア冷却プレート18とを第3ボルト53により共締め固定することでなされる。
前記第1コア冷却プレート18は、ケース側に突出する冷却フィン18aを有し、この冷却フィン18aとフロント側サイドケース5aの凹環部5dとの間には第1冷媒路19を形成している。この第1冷媒路19には、フロント側サイドケース5aに形成された冷媒出入口20及び冷媒路21が連通する。
前記第2ステータ4は、前記リヤ側サイドケース5bに固定され、第2ステータコア23と、第2絶縁部材24と、第2ステータコイル25と、第2バックコア26と、第2コア固定プレート27と、第2コア冷却プレート28と、を有して構成されている。
前記第2ステータコイル25は、第2絶縁部材24(絶縁体または絶縁紙等)を介し、第2バックコア26に固定された分割構造の第2ステータコア23に巻き回される。
前記第2ステータコア23の固定は、予め第2ステータコア23が固定された第2バックコア26と第2コア固定プレート27とを第1ボルト51により固定しておき、リヤ側サイドケース5bに対し、コア固定プレート27とコア冷却プレート28とを第2ボルト52により共締め固定すると共に、バックコア26とコア固定プレート27とコア冷却プレート28とを第3ボルト53により共締め固定することでなされる。
前記第2コア冷却プレート28は、ケース側に突出する冷却フィン28aを有し、この冷却フィン28aとリヤ側サイドケース5bの凹環部5eとの間には第2冷媒路29を形成している。この第1冷媒路29には、リヤ側サイドケース5bに形成された冷媒出入口30及び冷媒路31が連通する。
図2は実施例1のディスク型回転電機のロータ構造を示す正面図、図2は実施例1のディスク型回転電機のロータ構造を示す断面図であり、実施例1のロータ構造について、図2及び図3に基づき説明する。
実施例1では、前記ロータ2は、ディスク形のロータコア40に、磁石単体として着磁した永久磁石43,44をシート状接着剤45(接着剤)を用いて貼り付けた。
前記ロータコア40は、磁性体材料とし、永久磁石43,44の外周部分に段差構造のリブ40aを設けた。
前記ロータコア40と永久磁石43,44との接着は、図3に示すように、シート状接着剤45を段差構造のリブ40aを用いて位置決めし、その後、永久磁石43,44をシート状接着剤45に接着した。
前記ロータコア40は、図3に示すように、段差構造のリブ40aの内側位置にエポキシ等の非磁性体接着剤46を付着することでアンバランス修正を行う。
前記ロータコア40は、図2に示すように、段差構造のリブ40aに連なって、周方向に隣接する永久磁石43,44間位置を規制する径方向の位置規制凸部40b(突起部)を設けた。すなわち、ロータコア40の両側面に、前記リブ40aと、該リブ40aより高さの低い位置規制凸部40bと、で囲まれる凹溝部を形成し、この凹溝部にシート状接着剤45を位置決めして貼り付け、このシート状接着剤45上に凹溝部により位置を規定して永久磁石43,44を貼り付けた。
次に、作用を説明する。
実施例1のディスク型回転電機のロータ構造は、ロータ2を、ディスク形のロータコア40に、磁石単体として着磁した永久磁石43,44をシート状接着剤45を用いて貼り付けることにより構成することで、永久磁石43,44の磁力強度を最大限に活用でき、その結果、モータの出力向上を達成しようとするものである。
すなわち、実施例1では、ロータコア40と永久磁石43,44とによって構成されるローター構造とし、永久磁石43,44はシート状接着剤45にてロータコア40に結合され、コア外周部には段差構造のリブ40aを設けることで、永久磁石43,44に作用する遠心力を受ける構造としている。
よって、磁石単体として着磁した永久磁石43,44を利用でき、永久磁石43,44の磁力強度を最大限活用できモータの出力密度を高くすることができるし、ロータコア40を磁性体材料としたことで、永久磁石43,44の磁束の漏れが最小限に抑えられ、モータ性能が不必要に悪化することもない。
さらに、ロータコア40の外周部分には段差構造のリブ40aを設けたため、遠心力により永久磁石43,44に作用する力をこの段差構造のリブ40aで受け、シート接着剤45に作用する力を、弱い剪断力から強い引っ張り力に変換することができる。
次に、効果を説明する。
実施例1のディスク型回転電機のロータ構造にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) ディスク形のロータコア40に複数の永久磁石43を配置したロータ2を備え、前記ロータ2とステータ3が軸方向に配設されたディスク型回転電機において、前記ディスク形のロータコア40に、磁石単体として着磁した永久磁石43,44を接着剤を用いて貼り付けたため、永久磁石43,44の磁力強度を最大限に活用でき、その結果、モータの出力向上を達成することができる。
(2) 前記ロータコア40を、磁性体材料としたため、永久磁石43,44の磁束の漏れが最小限に抑えられ、モータ性能が不必要に悪化することもない。
(3) 前記ロータコア40は、永久磁石43,44の外周部分に段差構造のリブ40aを設けたため、遠心力により永久磁石43,44に作用する力をこの段差構造のリブ40aで受け、シート接着剤45に作用する力を、弱い剪断力から強い引っ張り力に変換することができる。
(4) 前記ロータコア40と永久磁石43,44との接着に、シート状接着剤45を用いたため、接着剤の塗布ムラによる磁石表面の平面度悪化を防ぐことができる。
(5) 前記ロータコア40と永久磁石43,44との接着は、シート状接着剤45を段差構造のリブ40aを用いて位置決めし、その後、永久磁石43,44をシート状接着剤45に接着したため、シート状接着剤45のサイズを必要最小限にすることができる。
(6) 前記ロータコア40は、段差構造のリブ40aの内側位置に非磁性体接着剤46を付着することでアンバランス修正を行うため、永久磁石43,44を接着後でも鉄粉をだすことなくロータ2のバランス修正ができる。
(7) 前記ロータコア40は、段差構造のリブ40aに永久磁石43,44間位置を規制する位置規制凸部40bを設けたため、分割した永久磁石43,44のθ方向(回転方向)隙間を均一にすることができる。
(8) 前記永久磁石43,44を、ロータコア40の両側面に貼り付けたため、2ロータ・2ステータ構造よりロータ2の厚みを薄くしながら、1ロータ・1ステータ構造より一層のモータ出力の向上を達成することができる。
実施例2は、ロータコアを鉄損での発熱を効率的に放熱する形状に設定した例である。
すなわち、図4に示すように、ロータコア40に形成された段差構造のリブ40aの断面形状を、外周部方向の表面積が広くなる形状、例えば、リブ40aの外側に2つの斜面40c,40cを形成し、ロータコア40の外周部をホームベース状の断面形状に設定する。なお、他の構成は実施例1と同様であるので全体図並びに説明を省略する。
作用を説明すると、永久磁石43,44やロータコア40がモータ運転時に発熱すると、表面積の広い2つの斜面40c,40cから効果的に放熱し、ロータコア40が高温になることを抑制することができる。なお、他の作用は実施例1と同様であるので説明を省略する。
次に、効果を説明すると、実施例2のディスク型回転電機のロータ構造にあっては、実施例1の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(9) 前記ロータコア40に形成された段差構造のリブ40aの断面形状を、外周部方向の表面積が広くなる形状に設定したため、渦電流等によるいわゆる鉄損での発熱を効率的に放熱することができる。
実施例3は、ディスク型回転電機のロータ製造方法の例である。
すなわち、ディスク形のロータコア40に複数の永久磁石43,44を配置したロータ2を製造するディスク型回転電機のロータ製造方法において、前記永久磁石43,44の位置を規定するフレーム47をロータコア40に配置し、分割した各永久磁石43,44を熱硬化性接着剤にてロータコア40に結合した。なお、前記フレーム47は、ロータコア40や永久磁石43,44より熱膨張率の大きな素材(例えば、アルミ素材)により形成し、また、前記熱硬化性接着剤は、熱硬化性のシート状接着剤45とした。
具体的に実施例1及び実施例2にて示したロータコア40の両面に永久磁石43,44を備えたロータ2の製造方法を、図5に基づいて説明する。
第1工程は、図5(a)に示すように、永久磁石43を接着する面を上面にしてロータコア40を水平に配置する。
第2工程は、図5(b)に示すように、ロータコア40に対しシート状接着剤45を段差構造のリブ40aを用いて位置決めする。
第3工程は、図5(c)に示すように、各永久磁石43の周りを囲むような窓枠構造のフレーム47を、ロータコア40に対し位置決めして配置する。
第4工程は、図5(d)に示すように、フレーム47の各窓枠開口部47aから永久磁石43を挿入し、その後、加熱して熱硬化性のシート状接着剤45を硬化させて永久磁石43を接着する。なお、この加熱によりシート状接着剤45の粘度が一時的に低下するとき、必要に応じてフレーム47により永久磁石43の位置校正を行う。
第5工程は、図5(e)に示すように、ロータコア40に対する永久磁石43の接着完了により、フレーム47を外す。なお、永久磁石44についても、上記第1行程〜第5行程を実行する。
以上の工程を経過し、ロータコア40の両面に永久磁石43,44を備えたロータ2が製造される。
次に、作用を説明する。
例えば、特開2002−204559号公報の図6に示すように、一体型磁石にて構成されたロータの場合、磁石は専用の着磁機を用意する必要がある。専用の着磁機は高価であり、また、距離の狭い範囲にNS偽薬の磁石を作るように設計されている。
この方法では、量産数が少ない場合、着磁機のコストの元が取れるまでに非常に長い期間を要するし、距離の狭い範囲に逆の着磁方向の磁石を構成するので、淡々で着磁するよりも磁力が弱くなるおそれがある。
実施例3のロータ製造方法は、上記のような問題を解決するために考えられたもので、組み付け性、コスト、磁力を高いバランスで実現できる製造方法である。
すなわち、実施例1のロータ製造方法によれば、着磁済みの分割型の永久磁石43,44をロータコア40に結合することができるので、磁石を接着した後に着磁させる場合のような着磁中間層がなく、単体着磁による高いマグネットトルクによるモータ性能を発揮することができる。また、永久磁石43,44の減磁温度よりも低い温度でシート状接着剤45を硬化するので、加熱接着によってもモータ性能の悪化が無い。また、フレーム47により永久磁石43,44の位置が高精度で規制され、バランスや強度も確保できる。
さらに、熱硬化性樹脂が硬化する際に粘性が一時的に低くなることと、フレーム47とロータコア40との熱膨張率差を利用し、接着磁に永久磁石43,44の位置を自動的に調整し、発生するアンバランス量を最小限にすることができる。つまり、フレーム47は永久磁石43,44に対して熱膨張係数の高い材質でできており、熱硬化性樹脂を固める際の温度で永久磁石43,44とフレーム47間の隙間が小さくなり、結果的に各永久磁石43,44間の間隔が均一化される。一方、熱硬化性樹脂は固まる際にその粘度が一時的に大きく低下する。この結果、上記フレーム47による校正が容易になる。
次に、効果を説明する。
実施例3のディスク型回転電機のロータ製造方法にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(10) ディスク形のロータコア40に複数の永久磁石43,44を配置したロータ2を製造するディスク型回転電機のロータ製造方法において、前記永久磁石43,44の位置を規定するフレーム47をロータコア40に配置し、分割した各永久磁石43,44を熱硬化性接着剤にてロータコア40に結合したため、組み付け性、コスト、磁力を高いバランスで実現することができる。
(11) 前記フレーム47は、熱膨張率の大きな素材により形成したため、フレーム47による永久磁石43,44の位置調整作用により、組み付け後の永久磁石43,44のアンバランス修正を最小限に抑えることができる。
(12) 前記熱硬化性接着剤は、熱硬化性のシート状接着剤45であるため、無駄なく均一厚の接着剤塗布を容易に達成できると共に、分割型の永久磁石43,44としながら、各永久磁石43,44の表面位置を高精度で一致させることができる。
以上、本発明のディスク型回転電機のロータ構造およびロータ製造方法を実施例1〜実施例3に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1〜3では、ロータが1つ、ステータが2つの場合を述べているが、例えば、ロータが1つ、ステータが1つの場合、ロータが2つ、ステータが1つの場合、ロータが2つ、ステータが3つの場合、ロータが3つ、ステータが2つの場合等、それら以外の組み合わせでも良い。
実施例3では、ロータコア40の両面に永久磁石43,44を備えたロータ2の製造方法の例を示したが、ロータコア40の片面のみに永久磁石43を備えたロータ2の製造方法にも流用することができる。
実施例1〜3では、ロータ2と第1ステータ3の間、および、ロータ2と第2ステータ4との間には、それぞれエアギャップ11,12と呼ばれる隙間が存在する例を示したが、ロータとステータとの間のエアギャップには油膜が存在するだけで、実質的にエアギャップを介在させることなく軸方向にロータとステータとを対向させたものであっても良い。
実施例1〜3では、ディスク型回転電機のロータ構造と述べているが、それはディスク型モータのロータ構造として適用しても良いし、また、ディスク型ジェネレータのロータ構造として適用しても良い。
実施例1のロータ構造が適用されたディスク型回転電機を示す全体断面図である。 実施例1のディスク型回転電機のロータを示す正面図である。 実施例1のディスク型回転電機のロータを示す拡大断面図である。 実施例2のディスク型回転電機のロータを示す拡大断面図である。 実施例3のディスク型回転電機のロータ製造方法を説明する工程説明図である。
符号の説明
1 ロータシャフト
2 ロータ
3 第1ステータ
4 第2ステータ
5 回転電機ケース
6 第1軸受け
7 第2軸受け
40 ロータコア
40a リブ
40b 位置規制凸部(突起部)
40c 傾斜面
43,44 永久磁石
45 シート状接着剤
46 非磁性体接着剤

Claims (12)

  1. ディスク形のロータコアに複数の永久磁石を配置したロータを備え、前記ロータとステータが軸方向に配設されたディスク型回転電機において、
    前記ディスク形のロータコアに、磁石単体として着磁した永久磁石を接着剤を用いて貼り付けたことを特徴とするディスク型回転電機のロータ構造。
  2. 請求項1に記載のディスク型回転電機のロータ構造において、
    前記ロータコアを、磁性体材料としたことを特徴とするディスク型回転電機のロータ構造。
  3. 請求項1または2に記載のディスク型回転電機のロータ構造において、
    前記ロータコアは、永久磁石の外周部分に段差構造のリブを設けたことを特徴とするディスク型回転電機のロータ構造。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のディスク型回転電機のロータ構造において、
    前記ロータコアと永久磁石との接着に、シート状接着剤を用いたことを特徴とするディスク型回転電機のロータ構造。
  5. 請求項4に記載のディスク型回転電機のロータ構造において、
    前記ロータコアと永久磁石との接着は、シート状接着剤を段差構造のリブを用いて位置決めし、その後、永久磁石をシート状接着剤に接着したことを特徴とするディスク型回転電機のロータ構造。
  6. 請求項3、4、5の何れか1項に記載のディスク型回転電機のロータ構造において、
    前記ロータコアは、段差構造のリブの内側位置に非磁性体接着剤を付着することでアンバランス修正を行うことを特徴とするディスク型回転電機のロータ構造。
  7. 請求項3乃至6の何れか1項に記載のディスク型回転電機のロータ構造において、
    前記ロータコアは、段差構造のリブに永久磁石間位置を規制する突起部を設けたことを特徴とするディスク型回転電機のロータ構造。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項に記載のディスク型回転電機のロータ構造において、
    前記永久磁石を、ロータコアの両側面に貼り付けたことを特徴とするディスク型回転電機のロータ構造。
  9. 請求項1乃至7の何れか1項に記載のディスク型回転電機のロータ構造において、
    前記ロータコアに形成された段差構造のリブの断面形状を、外周部方向の表面積が広くなる形状に設定したことを特徴とするディスク型回転電機のロータ構造。
  10. ディスク形のロータコアに複数の永久磁石を配置したロータを製造するディスク型回転電機のロータ製造方法において、
    前記永久磁石の位置を規定するフレームをロータコアに配置し、分割した各永久磁石を熱硬化性接着剤にてロータコアに結合したことを特徴とするディスク型回転電機のロータ製造方法。
  11. 請求項10に記載のディスク型回転電機のロータ製造方法において、
    前記フレームは、熱膨張率の大きな素材により形成したことを特徴とするディスク型回転電機のロータ製造方法。
  12. 請求項10または請求項11に記載のディスク型回転電機のロータ製造方法において、
    前記熱硬化性接着剤は、熱硬化性のシート状接着剤であることを特徴とするディスク型回転電機のロータ製造方法。
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