JP4959352B2 - 半田供給装置および半田供給方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半田供給装置および半田供給方法に関するものである。
半導体装置の製造設備であるダイボンダなどには半田供給装置が使用される。リードフレームを使用して半導体装置を製造する設備のダイボンダは、リードフレームのアイランドに定量の半田を供給し、供給した半田上に半導体チップをマウントしている。このダイボンダにおけるリードフレームへの半田供給には、固体半田を溶融させた液体半田をリードフレーム上に供給するものがある(特許文献1)。
液体半田を直接にリードフレーム上に供給する半田供給装置は、図5に示すように、半田ポット(ルツボ)1に投入した半田インゴットをヒーター2で加熱して溶融させるものである。半田ポット1の下端には小径のノズル3が形成され、半田ポット1の上端開口は蓋4で塞がれる。蓋4にガス配管5が連接される。ガス配管5から加圧ガスを半田ポット1内に供給してポット内の液体半田Sの上方空間を陽圧にする。この陽圧でノズル3から液体半田(溶融半田)Sが微量ずつリードフレーム6上に吐出される。このようにリードフレーム6上に供給された半田は、必要に応じて矩形の半導体チップに合わせて半導体チップより少し大きめの矩形に押し広げられて整形される。
また、固形半田を溶融させてリードフレーム上に供給する半田供給装置としては、図6に示すような半田ワイヤ12を使用するものもある。すなわち、図6の半田供給装置は、半田ワイヤ12をツール10に挿通し、ツール10の先端部に設置したヒーター11で加熱して溶融させながら、微量ずつリードフレーム6上に供給する。この場合、ツール10の先端部内に向けて半田ワイヤ12を送り込み、半田ワイヤ12がツール10先端部のツール孔13に摺動して送り込まれるタイミングで半田ワイヤ12が順に溶融する。ツール孔13が液体半田Sで充填され、上方からの半田ワイヤ12の送り込み力とガス圧でツール10の先端から液体半田Sが吐出され、リードフレーム6上に供給される。この場合も、リードフレーム6上に供給された半田は、必要に応じて矩形の半導体チップに合わせて半導体チップより少し大きめの矩形に押し広げられて整形される。
特開平4−72639号公報
前記図5に示すように、半田ポット(ルツボ)1を使用するものでは、半田ポット内で半田インゴットを加熱して溶融させた液体半田Sが下限値まで減少すると、半田供給動作を一旦停止して、新たに半田インゴットを投入して溶融させねばならず、連続供給ができない。新半田インゴットの投入は、半田ポットの蓋を開いて行うが、このときにポット内の半田が酸化されて品質が劣化することがある。
また、図6に示すように、半田ワイヤ12を使用するものでは、連続供給が可能である。しかしながら、半田ワイヤ12をツール10の先端部のツール孔13に挿通して加熱溶融させるとき、固体の半田ワイヤ12の先端部とツール孔13で溶融した液体半田Sの境界部分である固液融合部分が温度、形状共に不安定な状態にある。そのため、半田ワイヤ12を連続してツール10に送り込む動作時に固液融合部分が一時的に固まってツール孔13の入口で詰まり、このワイヤ詰まりが影響してリードフレームへの半田供給量がばらつき、連続した半田供給動作の信頼性に欠ける問題がある。
そこで、図5の装置と図6の装置とを組合せた装置を提案することができる。すなわち、ルツボ内に半田ワイヤを供給し、このルツボ内で半田ワイヤを溶解し、このルツボに設けたノズルから溶融半田(液体半田)を吐出するようにする。これによって、図5の装置が有する問題点と図6の装置が有する問題点とを解決することができる。
図5の装置と図6の装置を組合せた場合、半田ワイヤをルツボ内に連続して供給することになる。このため、ルツボ内に供給するための供給口(挿入路)をシールする必要がある。しかしながら、シールが不完全な場合、ルツボ内を密封状態とすることができない。このため、ルツボ内に溶融した半田を収容しているうちに、溶融半田の表面に酸化物が生成される。このような酸化物が生成されると、この酸化物は粘度が高いので、ノズルから安定した量の溶融半田を吐出できなくなるおそれがあるとともに、ノズルが詰まる場合がある。また、酸化物は、半田の酸化を助長するだけでなく、半田付けされる部品の汚染やブリッジ、ツララ等はんだ不良を起こす原因となる。
本発明は、上記課題に鑑みて、詰まることなくルツボのノズルから滑らかに液体半田(溶融半田)を吐出することができ、半田供給作業が安定して作業性に優れる酸化物をルツボのノズルから吐出させない半田供給装置及び半田供給方法を提供する。
本発明の半田供給装置は、圧力制御手段による内圧制御にてノズルから液体半田を吐出するための密封されたルツボと、半田を溶融する溶融槽と、この溶融槽内の溶融半田をルツボ内に供給する供給路構造とを備えた半田供給装置であって、前記溶融槽をルツボの上方に配置するとともに、前記供給路構造は、溶融槽の底壁に開設される半田流出口を開閉する開閉機構を備え、開閉機構は、大径のロッド本体とこのロッド本体の下端にテーパ部を介して連設される小径先端部とからなる上下方向ロッドを備え、上下方向ロッドの下降にて前記テーパ部が半田流出口周縁部に当接して閉状態となるとともに、上下方向ロッドの上昇にて前記テーパ部が半田流出口周縁部から離れてこの半田流出口が開状態となり、この開状態において、前記溶融槽の底壁から下方に延びる小径先端部を介して、溶融槽下部における半田酸化物を有さない溶融半田をルツボに供給するものである。
本発明の半田供給装置によれば、ルツボには溶融槽で生成された半田酸化物が供給されず、ノズルから吐出される溶融半田には半田酸化物が含まれない。
開閉機構を開状態とすることによって、ルツボに半田酸化物を含まない溶融半田を、圧送手段(搬送手段)を介することなく、ルツボに供給することができ、また、開閉機構を閉状態とすることによって、ルツボへの溶融半田の供給を停止することができる。
すなわち、上下方向ロッドが下降した状態になれば、テーパ部が半田流出口周縁部に当接して閉状態となるので、溶融半田の供給路構造への供給が停止される。また、上下方向ロッドが上昇した状態になれば、溶融半田が供給路構造側に供給される。この際、溶融半田は小径先端部を介して供給されることになるので、溶融半田は小径先端部にガイド(案内)されつつルツボに供給される。
供給路構造は、前記ルツボに連通する上下方向孔部を有するとともに上面に第1テーパ面が形成された固定ブロック体と、第2テーパ面が形成された移動ブロック体とを備え、往復機構による移動ブロック体の固定ブロック体側の移動にて、移動ブロック体の第2テーパ面が固定ブロック体の第1テーパ面に当接して、前記上下方向孔部を閉状態としてルツボを密閉するとともに、往復機構による移動ブロック体の反固定ブロック体側の移動にて、移動ブロック体の第2テーパ面が固定ブロック体の第1テーパ面から離間して前記上下方向孔部を開状態とする。
移動ブロック体が固定ブロック体側へ移動した状態で、固定ブロック体の上下方向孔部を閉状態としてルツボを密閉するので、この状態でのルツボ内への外気の流入を防止することができる。また、移動ブロック体が反固定ブロック体側へ移動した状態で、上下方向孔部が開状態となって、溶融槽からの溶融半田のルツボへの供給を許容する。
溶融槽の供給路構造側からの取り外しを可能とする。これによって、溶融槽の交換や洗浄を行うことができる。
本発明の半田供給方法は、溶融槽をルツボの上方に配置するとともに、溶融槽に、大径のロッド本体とこのロッド本体の下端にテーパ部を介して連設される小径先端部とからなる上下方向ロッドを配設し、上下方向ロッドの下降にてテーパ部が半田流出口周縁部に当接して閉状態となった状態から、上下方向ロッドを上昇させることにより、テーパ部が半田流出口周縁部から離れてこの半田流出口が開状態となり、この開状態において、前記溶融槽の底壁から下方に延びる上下方向ロッドの小径先端部を介してルツボに溶融槽下部における半田酸化物を有さない溶融半田を供給するものである。
本発明の半田供給方法によれば、ルツボのノズルから半田酸化物を含まない液体半田を吐出して半田付けを順次行うことができる。
本発明では、ノズルから吐出される溶融半田には半田酸化物が含まれない。このため、詰まることなくノズルから滑らかに液体半田(溶融半田)を吐出することができ、半田供給作業が安定して作業性に優れる。しかも、半田酸化物がノズルから吐出しないので、半田付けされる部品への半田酸化物による汚染やはんだ不良等を起こすおそれがなくなる。このように、この半田供給装置を使用すれば、高精度のはんだ付けが可能となる。また、本発明では、溶融槽において半田酸化物が生成されることを前提としているので、溶融槽はあまり高精度の気密性が要求されず、溶融槽に対する半田材料の補給が容易となる。しかも、溶融槽の製造性の向上及びコスト低減を図ることができる。
開閉機構を開閉することによって、ルツボへの溶融半田の供給と停止を行うことができる。このため、ルツボ内の溶融半田量を調整できる。しかも、ルツボの上方に溶融槽を配置することによって、溶融半田がその自重により溶融槽からルツボへ流出していく。このため、溶融槽とルツボとを横に並べたもののような搬送手段を設ける必要がなく、コストの低減および装置全体のコンパクト化を達成できる。
開閉機構にて半田流出口を開状態とすれば、溶融半田が上下方向ロッドの下端小径部にてガイドされるので、ルツボへの溶融半田の供給が安定する。
移動ブロック体が固定ブロック体側へ移動した状態で、ルツボを密閉してルツボ内への外気の流入を確実に防止することができるので、ルツボ内での半田酸化物の生成を有効に防止することができる。また、移動ブロック体が反固定ブロック体側へ移動した状態で、半田流出口が開状態とされた溶融槽からの溶融半田のルツボへの供給を許容し、ルツボへ溶融半田を安定して供給することができる。
溶融槽の取り外しを可能としたので、溶融槽の交換や洗浄を行うことができ、メンテナンス性に優れる。このように、溶融槽の交換や洗浄を行うことができ、これによって、溶融槽に有することになる半田酸化物を少なくすることができて、半田酸化物がルツボへ流入するのを精度良く防止できる。また、溶融槽を取り外す場合、移動ブロック体を固定ブロック体側へ移動させて、ルツボを密封した状態とすることによって、溶融槽を取り外した状態のまま、このルツボのノズルから溶融半田を吐出する半田付け作業を行うことができる。このため、半田付け作業を行っている間に、溶融槽の交換や洗浄を行うことができ、作業能率の向上を図ることができる。
図1は半田供給装置の比較例を示し、この半田供給装置は、ノズル21から液体半田Sを吐出するルツボ22と、半田を溶融する溶融槽23とを備える。ルツボ22には、収容される溶融半田Sを加熱(保温)する加熱手段24と、ルツボ22内の液体半田Sをノズル21から吐出させるための吐出制御手段(圧力制御手段)25とが付設される。
加熱手段24はルツボ22の下部外周に装着された円筒状のヒーター26を備える。ヒーター26は液体半田Sが常に適度な温度を保持するように通電量が制御される。すなわち、このルツボ22には、温度サーミスター等の温度センサ(図示省略)が付設され、この温度センサの温度に基づいて前記ヒーター26を制御する。このように、ルツボ22は温度管理(温度監視)され、液体半田Sが常に適度な温度を保持される。
圧力制御手段25は、ルツボ22の内圧をノズル21から液体半田Sを吐出させる陽圧と、ノズル21からの液体半田Sの吐出を止める負圧との間で切換制御する。図1に示される吐出制御手段25は、ルツボ22内にコンプレッサー27からの加圧ガスを供給して陽圧にするガス供給系30と、ルツボ22内を真空ポンプ29で適宜に真空吸引して負圧にするガス吸引系28を備える。ガス供給系30とガス吸引系28は、切換バルブ31を介してルツボ22の上壁22aに形成されたガス出入口19(シールされてこのガス出入口19からの外気の流入は防止されている)に連接される。切換バルブ31は、半田供給動作に合わせて適宜に切換制御される。
図1に示す状態の切換バルブ31は、ルツボ22とガス吸引系28とが連結され、ルツボ22内が負圧に保持される。このため、ノズル21からの液体半田Sの吐出が止められ、液だれが阻止される。また、切換バルブ31を切り換えて、ルツボ22とガス供給系30とを連通させれば、ルツボ22内が陽圧に保持されて、ノズル21から液体半田Sが少量ずつ吐出される。
ガス供給系30からルツボ22内に送給される加圧ガスは、窒素ガスの不活性ガスと水素ガスの還元ガスの混合ガスで、ルツボ22内の液体半田Sの酸化を防止し、高品質を維持する。ガス吸引系28はルツボ22内の混合ガスを吸引し、ルツボ22内の半田酸化防止の雰囲気を保持しようとしている。
溶融槽23には半田加熱手段33が付設される。この半田加熱手段33はヒーター32を備え、ヒーター32に通電することで、溶融槽23が加熱されて内部の半田が溶融して液体半田Sとなる。ヒーター32は、液体半田Sが常に適度な温度を保持するように通電量が制御される。すなわち、溶融槽23には、温度サーミスター等の温度センサ(図示省略)が付設され、この温度センサの温度に基づいて前記ヒーター32を制御する。このように、溶融槽23は温度管理(温度監視)され、液体半田Sが常に適度な温度を保持される。
溶融槽23の上蓋35には半田供給口36が設けられ、この半田供給口36を介して、溶融槽23内に半田インゴットを供給することができる。また、溶融槽23と、ルツボ22との間には供給路構造37が配置され、この供給路構造37を介して、溶融槽23の溶融半田がルツボ22に供給される。なお、溶融槽23に、窒素ガスの不活性ガスを供給し、内部を陽圧とするのが好ましい。
供給路構造37は、配管路38と、図示省略のポンプ等の圧送手段とを備える。また、配管路38は、溶融槽23に挿入される鉛直部38aと、ルツボ22に挿入される鉛直部38bと、両鉛直部38a、38bを連結する水平部38cとを備える。この場合、鉛直部38aの下方開口部が溶融槽23の溶融半田S内に浸漬される。
このため、圧送手段であるポンプ等が駆動することによって、溶融槽23の溶融半田Sが配管路38を介してルツボ22に供給される。この際、配管路38の一端部は溶融半田S内に浸漬されているので、溶融半田Sの半田感化物がルツボ22に供給されない。すなわち、溶融槽23の溶融された半田は、半田インゴットを供給する際等において外気と接触するので、SnO(酸化第一錫)、PbO(一酸化鉛)等の酸化物(半田酸化物)が発生するおそれがある。この半田酸化物は、溶融半田Sの表面層(上層)に生成される。しかしながら、本発明では、表面層(上層)をルツボ22に供給しないので、ルツボ22には半田感化物が供給されない。すなわち、半田酸化物をこの溶融槽23内に残して密封状態のルツボ22に溶融半田を供給することになる。
このため、図1に示すような供給路構造37を用いる場合、配管路38の一端部の開口部が溶融半田Sの上層部(表面層)に対応しないように、溶融槽23の溶融半田の量を監視して、溶融半田量をほぼ一定にする必要がある。また、ルツボ22のノズル21から溶融半田Sを吐出させるものであるので、このルツボ22の溶融半田Sの量も監視して溶融半田量をほぼ一定にする必要がある。なお、溶融槽23およびルツボ22において、溶融半田Sの量を監視する手段としては、後述する半田量検出手段を使用することができる。また、配管路38には加熱手段(ヒーター等)を付設して、半田圧送中に半田を冷やさないようにするのが好ましい。
次に図1に示す半田供給装置を使用した半田付け方法(半田供給方法)を説明する。まず、図1に示すように、溶融槽23内に半田インゴットを供給して、この半田インゴットを溶融して、溶融槽23に所定量の溶融半田を貯えるようにする。ここで、所定量とは、配管路38の一端部が溶融半田S内に十分浸漬される量とする。
そして、圧送手段であるポンプ等が駆動することによって、溶融槽23の溶融半田Sを配管路38を介してルツボ22に供給する。すなわち、この溶融槽23内で生成される半田酸化物を残して溶融槽23から密封状態のルツボ22内に溶融半田を供給する。
ルツボ22に供給された溶融半田Sを、圧力制御手段25による内圧制御にてノズル21から液体半田を吐出する。すなわち、切換バルブ31を切り換えて、ルツボ22とガス供給系30とを連通して、ルツボ22内を陽圧に保持して、ノズル21から液体半田Sが少量ずつ吐出する。これによって、リードフレーム6等の被半田付け部材に供給して半田付けを行うことができる。
この図1に示す半田供給装置によれば、ノズル22から吐出される溶融半田Sには半田酸化物が含まれない。このため、詰まることなくノズル22から滑らかに液体半田(溶融半田)Sを吐出することができ、半田供給作業が安定して作業性に優れる。しかも、半田酸化物がノズル22から吐出しないので、半田酸化物による半田付けされる部品への半田酸化物による汚染やはんだ不良等を起こすおそれがなくなる。このように、この半田供給装置を使用すれば、高精度のはんだ付けが可能となる。また、温度監視を行うことによって、溶融槽23では半田の溶融が安定し、ルツボ22では半田の吐出を安定して行うことができる。また、この半田供給装置では、溶融槽において半田酸化物が生成されることを前提としているので、溶融槽23はあまり高精度の気密性が要求されず、溶融槽23に対する半田材料の補給が容易となる。しかも、溶融槽23の製造性の向上及びコスト低減を図ることができる。
次に図2は本発明の半田供給装置を示し、この場合も、半田を溶融する溶融槽40と、この溶融槽40内で生成される半田酸化物をこの溶融槽40内に残して密封されたルツボ42に溶融半田Sを供給する供給路構造41とを備えている。
溶融槽40は有底円筒体からなり、包囲枠体44に収納状とされ、この包囲枠体44の外周側には加熱手段45としてのヒータ46が配置されている。なお、溶融槽40に、窒素ガスの不活性ガス等を供給し、内部を陽圧とするのが好ましい。包囲枠体44は、溶融槽40を収容する有底円筒体からなる第1部47と、第1部47の下方に連設される第2部48とを備える。
第1部47の底壁49には貫通孔50が設けられ、第2部48に連通されている。すなわち、第2部48は、筒部48aと、この筒部48aの下端側の鍔部48bとからなり、供給路構造41にボルト部材等の固定具を介して鍔部48bが固定されている。この場合、筒部48aは貫通孔50の外周縁から連設され、これによって、貫通孔50と筒部48aの孔部48cとが連通されている。このため、供給路構造41側から第2部48を取り外せば、供給路構造41から溶融槽40を取り外すことができる。
溶融槽40の底壁51には肉厚部52が形成され、この肉厚部52には貫通孔からなる半田流出口53が形成されている。この半田流出口53は図4(a)(b)に示すように、内部側(上方側)のテーパ部53a(下方から上方に向かって順次拡径するテーパ部)と、下方側の小径の上下方向部53bとからなる。
半田流出口53は開閉機構54を介して開閉することになる。開閉機構54は、溶融槽40内に配置される上下方向ロッド55を備える。上下方向ロッド55は、大径のロッド本体55aとこのロッド本体55aの下端にテーパ部55bを介して連設される小径先端部55cとからなる。
上下方向ロッド55は図示省略の往復動機構にて、図4(a)に示す上昇状態と図4(b)に示す下降状態とに変移することができる。なお、往復動機構としては、シリンダ機構、ボールねじ機構等の種々の往復動機構を使用することができる。また、小径先端部55cの下端は、その下降状態で図3に示すように、供給路構造41の後述するケーシング76の孔部76aに達している。
上下方向ロッド55のテーパ部55bと、半田流出口53のテーパ部53aは同一角度で傾斜するとともに、小径先端部55cの外径寸法を半田流出口53の上下方向部53bの孔径よりも小さく設定している。このため、図4(a)に示す上昇状態では、上下方向ロッド55のテーパ部55bの外面と半田流出口53のテーパ部53aの内径面との間に隙間が形成され、この隙間と、上下方向ロッド55の小径先端部55cの外面と半田流出口53の上下方向部53bの内径面との間の隙間を介して、溶融半田Sのルツボ42側への流出を許容する。つまり、半田流出口53が開状態となる。また、図4(b)に示す下降状態では、上下方向ロッド55のテーパ部55bの外面が、半田流出口53のテーパ部53aの内面に当接して、溶融半田Sの半田流出口53からの流出を規制する。つまり半田流出口53が閉状態となる。
ルツボ42は、有底円筒体の本体部42aと、この本体部42aの上方開口部に設けられる内鍔部42bとを有し、本体部42aの外周側に加熱手段60としてのヒータ61が配置されている。また、本体部42aの底壁64には、ノズル孔62aを有するノズル62が付設されている。
ルツボ42には半田量検出手段65が付設される。半田量検出手段65は、ルツボ42内の液体半田Sの液面高さを検出して液体半田Sの容積増減を検知し、容積が規定の範囲内に維持されるように制御する。すなわち、半田量検出手段65は、ルツボ42内に設置した2本の電極棒66、67と、電極棒66、67の通電の有無を検出する検流計と、電源等を備えた通電式液面センサ等にて構成することができる。この半田量検出手段65では、一対の電極棒66、67は、ルツボ42内の上端部から下方に延び、下端位置が相違している。この場合、一方の電極棒66の下端が他方の電極棒67の下端よりも高位置にある。
液体半田Sの液面が一方の電極棒66の下端より下がると、電極棒66の通電が停止し、これを検流計が検出して、液体半田Sの容積が規定値(上限値)より減少したことを検知する。液体半田Sの液面が他方の電極棒67の下端より下がると、電極棒66の通電が停止し、これを検流計が検出して、液体半田Sの容積が規定値(下限値)より減少したことを検知する。
両電極棒66、67は、その下端が液体半田Sに浸漬されると、電極棒66、67に液体半田Sを通じた通電が発生し、これを検流計が検出して液体半田Sの容積が規定値まで収容されていることが検知される。
このため、検流計の検知信号が半田量供給手段65の図示しない制御手段(制御回路)に送られて、ルツボ42内の液体半田Sがほぼ定量(液面が両電極棒66、67の下端間に配置される量)になるよう制御される。なお、制御手段は例えばマイクロコンピュータにて構成することができる。
また、ルツボ42には、図1で示した圧力制御手段25が後述する上下方向孔部70を介して接続される配管68が配置されている。すなわち、この場合であっても、図1に示す半田供給装置と同様、圧力制御手段25による内圧制御にてノズル62から液体半田Sを吐出する。
供給路構造41は、ルツボ42に連通する上下方向孔部70を有するとともに上面に第1テーパ面71が形成された固定ブロック体73と、第2テーパ面72が形成された移動ブロック体74とを備える。移動ブロック体74は往復機構75にて水平方向に移動する。
移動ブロック体74はケーシング76に収納されている。すなわち、固定ブロック体73はケーシング76内で形成され、移動ブロック体74はケーシング76内を水平方向に沿って移動する。包囲枠体44の第1部47の貫通孔50、第2部48の孔部48c、ケーシング76の孔76a、ケーシング76の内部、及び上下方向孔部70で、半田通路80が構成される。この場合、上下方向ロッド55の軸心と、半田通路80の軸心と、ルツボ42の軸心とは一致するように配置される。
往復機構75は、その先端が移動ブロック体74に連結された水平方向ロッド81を備え、このロッド81が矢印A、B方向に往復動する。水平方向ロッド81を往復動させる機構としては、シリンダ機構、ボールねじ機構等の種々の機構を用いることができる。なお、往復動機構75としては手動であっても電動であってもよいが、図3に示すように、閉状態において移動ブロック体74が反固定ブロック体側へ移動しないようにロックするのが好ましい。
また、固定ブロック体73の第1テーパ面71は、反往復機構側から往復機構側に向かって下傾し、移動ブロック体74の第2テーパ面72も、反往復機構側から往復機構側に向かって下傾する。そして、第1テーパ面71と第2テーパ面72の傾斜角度を同一に設定している。
このため、図3に示すように、往復機構75のロッド81が矢印A方向に延びれば、第1テーパ面71と第2テーパ面72とが当接する。この当接状態では、固定ブロック体73の上下方向孔部70が移動ブロック体74にて塞がれる。往復機構75のロッド81が矢印B方向に縮まれば、第2テーパ面72が第1テーパ面71から離れ、固定ブロック体73の上下方向孔部70が開状態となる。
上下方向孔部70の第1テーパ面71側の開口部の外周には、凹周溝84が形成され、この凹周溝84にOリング等のシール材82が装着されている。これによって、図3に示すように、第1テーパ面71と第2テーパ面72とが重ね合わされた閉状態で、ルツボ42の密封性を高めることができる。
また、供給路構造41には固定ブロック体73の上下方向孔部70が塞がれた状態で、半田通路80の移動ブロック体74よりも上部に不活性・還元ガスを供給する供給口(図示省略)が形成されている。
次に図2に示す半田供給装置を用いた半田供給方法を説明する。半田インゴットを溶融槽40に供給し、ヒータ46にて溶融槽40を加熱して半田インゴットを溶かす。この際、上下方向ロッド55を図3及び図4(b)に示すように、下降させて、半田流出口53を閉状態としておく。
なお、溶融槽40にも、ルツボ42に付設されるような半田量検出手段65を付設するのが好ましい。すなわち、この半田量検出手段65によって、溶融槽40の溶融半田量を監視して、常時一定(規定)量に維持するようにするのが好ましい。
そして、ルツボ42に溶融半田Sを供給するには、図2に示すように、供給路構造41の移動ブロック体74を矢印Bのように、固定ブロック体73から離し、固定ブロック体73の上下方向孔部70を開状体とする。この状態で、開閉機構54に上下方向ロッド55を図4(a)に示すように、上昇させて、半田流出口53を開状態とする。
このように、半田流出口53が開状態になれば、この半田流出口53を介して半田通路80に溶融半田Sが供給される。この際、上下方向ロッド55の軸心と、半田通路80の軸心と、ルツボ42の軸心とは一致するように配置され、しかも、上下方向ロッド55の小径先端部55cが包囲枠体44の第2部48に侵入しているので、溶融半田Sがこの小径先端部55cを伝わって半田通路80からルツボ42に供給される。
溶融槽40で溶融された半田は、半田インゴットを溶融槽40に供給する場合等においては、外気に接触することになるので、その表面にSnO(酸化第一錫)、PbO(一酸化鉛)等の酸化物(半田酸化物)が発生するおそれがある。このため、溶融槽40の溶融半田の上層に酸化層が形成される。しかしながら、溶融槽40からの溶融半田Sは底壁51の半田流出口53から流出するので、上層の酸化層がルツボ42側には供給されない。
そして、ルツボ42では、圧力制御手段25による内圧制御にてノズル62から液体半田Sを吐出し、図1に示すように、リードフレーム等の被半田付部材に半田付けを行うことができる。この際、半田量検出手段65によって、溶融槽40の溶融半田量を監視して、常時一定(規定)量に維持される。また、溶融槽40及びルツボ42には、温度サーミスター等の温度センサ(図示省略)が付設され、この温度センサの温度に基づいてヒーター46、61を制御する。このように、溶融槽40及びルツボ42は温度管理(温度監視)され、液体半田Sが常に適度な温度を保持される。
図2と図3に示す半田供給装置によれば、ルツボ42には溶融槽40で生成された半田酸化物が供給されず、ノズル62から吐出される溶融半田Sには半田酸化物が含まれない。このため、前記図1に示す半田供給装置と同様の作用効果を奏する。
また、開閉機構54を開状態とすることによって、ルツボ42に半田酸化物を含まない溶融半田Sをルツボ42に供給することができ、また、開閉機構54を閉状態とすることによって、ルツボ42への溶融半田の供給を停止することができる。このため、ルツボ42内の溶融半田量を調整できる。しかも、ルツボ42の上方に溶融槽40を配置することによって、溶融半田Sがその自重により溶融槽40からルツボ42へ流出していく。このため、図1に示すように溶融槽23とルツボ22とを横に並べたもののような搬送手段(圧送手段)を設ける必要がなく、コストの低減および装置全体のコンパクト化を達成できる。
開閉機構54にて半田流出口53を開状態とすれば、溶融半田Sが上下方向ロッド55の下端小径部55cにてガイドされるので、ルツボ42への溶融半田Sの供給が安定する。
移動ブロック体74が固定ブロック体73側へ移動した状態で、固定ブロック体73の上下方向孔部70を閉状態としてルツボ42を密閉するので、この状態でのルツボ42内への外気の流入を防止することができる。また、移動ブロック体74が反固定ブロック体側へ移動した状態で、上下方向孔部70を開状態となって、溶融槽40からの溶融半田Sのルツボ42への供給を許容する。
溶融槽40の供給路構造側からの取り外しを可能としているので、溶融槽40の交換や洗浄を行うことができ、メンテナンス性に優れる。このように、溶融槽40の交換や洗浄を行うことによって、溶融槽40に有することになる半田酸化物を少なくすることができ、ルツボ42へ半田酸化物が流入するのを防止する精度を向上させることができる。また、溶融槽40を取り外す場合、移動ブロック体74を固定ブロック体73側へ移動させて、ルツボ42を密封した状態とすることによって、溶融槽を取り外した状態のまま、このルツボ42のノズル62から溶融半田を吐出する半田付け作業を行うことができる。このため、半田付け作業を行っている間に、溶融槽40の交換や洗浄を行うことができ、作業能率の向上を図ることができる。
また、供給路構造41には、固定ブロック体73の上下方向孔部70が塞がれた状態で、半田通路80の移動ブロック体74よりも上部に不活性・還元ガスを供給する供給口(図示省略)が形成されている。このため、ルツボ42内の溶融半田Sとの外気の接触を回避することができる。すなわち、溶融槽40を取り外して、再度溶融槽40を取り付けた際には、半田通路80の移動ブロック体74よりも上方側においては外気(空気)が満たされている。このため、この外気を不活性・還元ガスと置き換えて、ルツボ42内の溶融半田Sの外気の接触を回避するようにしている。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、溶融槽23、40に供給(投入)する半田材料として、インゴットに限るものではなく、半田ワイヤを使用してもよい。また、ルツボ22、42の内容積としては、種々選択することができる。
図2に示す半田供給装置において、開閉機構54として、上下方向ロッド55を有さない開閉弁構造のものであってもよく、供給路構造41としても、溶融槽40とルツボ42との間に形成される半田通路80を開閉できるものであればよいので、固定ブロック体73と移動ブロック体74とを備えることなく、例えば、スライド板が水平方向にスライドするようなものであってもよい。
図1に示すように、溶融槽23とルツボ22とを併設したものであれば、圧送手段を必要とし、この圧送手段としては通常はポンプを使用することになるが、ポンプとしては、溶融半田を搬送(圧送)できるものであれば、種々の種類のものを採用できる。また、図1の半田供給装置では、供給路構造37の配管路38は、溶融槽23に挿入される鉛直部38aと、ルツボ22に挿入される鉛直部38bと、両鉛直部38a、38bを連結する水平部38cとを備えたものである。このため、溶融半田Sを一旦上昇させてから水平方向へ搬送することになるので、圧送力としては比較的大きくなる。そこで、供給路構造37の配管路38として、水平方向の配管のみで構成するようにすれば、圧送力を小さくでき、使用するポンプの小型化を図ることができる。また、配管路38を水平方向の配管のみで構成すれば、ポンプとしては、スクリュウポンプ等を使用することができる。
ルツボ22、42及び溶融槽23、40は、加熱手段33、45,24、60にて加熱できて、溶融した半田の温度に耐えることができ、しかも半田と濡れ性が悪い材質のもの、例えばセラミック系金属材料やカーボン等で構成できる。
比較例を示す半田供給装置の簡略図である。 本発明の実施形態を示す半田供給装置の溶融槽からルツボへの半田供給状態の断面図である。 前記図2の半田供給装置の溶融槽からルツボの半田供給停止状態の断面図である。 前記図2の半田供給装置の溶融槽を示し、(a)は半田供給可能状態の要部拡大断面図であり、(b)は半田供給可能停止状態の要部拡大断面図である。 従来の半田供給装置の簡略断面図である。 従来の他の半田供給装置の簡略断面図である。
符号の説明
21、62 ノズル
22、42 ルツボ
23、40 溶融槽
25 圧力制御手段
37,41 供給路構造
53 半田流出口
54 開閉機構
55 上下方向ロッド
55a ロッド本体
55b テーパ部
55c 小径先端部
70 上下方向孔部
71、72 テーパ面
73 固定ブロック体
74 移動ブロック体
75 往復機構
S 溶融半田

Claims (4)

  1. 圧力制御手段による内圧制御にてノズルから液体半田を吐出するための密封されたルツボと、半田を溶融する溶融槽と、この溶融槽内の溶融半田をルツボ内に供給する供給路構造とを備えた半田供給装置であって、
    前記溶融槽をルツボの上方に配置するとともに、
    前記供給路構造は、溶融槽の底壁に開設される半田流出口を開閉する開閉機構を備え、
    開閉機構は、大径のロッド本体とこのロッド本体の下端にテーパ部を介して連設される小径先端部とからなる上下方向ロッドを備え、上下方向ロッドの下降にて前記テーパ部が半田流出口周縁部に当接して閉状態となるとともに、上下方向ロッドの上昇にて前記テーパ部が半田流出口周縁部から離れてこの半田流出口が開状態となり、この開状態において、前記溶融槽の底壁から下方に延びる小径先端部を介して、溶融槽下部における半田酸化物を有さない溶融半田をルツボに供給することを特徴とする半田供給装置。
  2. 供給路構造は、前記ルツボに連通する上下方向孔部を有するとともに上面に第1テーパ面が形成された固定ブロック体と、第2テーパ面が形成された移動ブロック体とを備え、往復機構による移動ブロック体の固定ブロック体側の移動にて、移動ブロック体の第2テーパ面が固定ブロック体の第1テーパ面に当接して、前記上下方向孔部を閉状態としてルツボを密閉するとともに、往復機構による移動ブロック体の反固定ブロック体側の移動にて、移動ブロック体の第2テーパ面が固定ブロック体の第1テーパ面から離間して前記上下方向孔部を開状態とすることを特徴とする請求項1に記載の半田供給装置。
  3. 前記溶融槽の前記供給路構造側からの取り外しを可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半田供給装置。
  4. 溶融槽をルツボの上方に配置するとともに、溶融槽に、大径のロッド本体とこのロッド本体の下端にテーパ部を介して連設される小径先端部とからなる上下方向ロッドを配設し、上下方向ロッドの下降にてテーパ部が半田流出口周縁部に当接して閉状態となった状態から、上下方向ロッドを上昇させることにより、テーパ部が半田流出口周縁部から離れてこの半田流出口が開状態となり、この開状態において、前記溶融槽の底壁から下方に延びる上下方向ロッドの小径先端部を介してルツボに溶融槽下部における半田酸化物を有さない溶融半田を供給することを特徴とする半田供給方法。
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