JP4959026B2 - 記録媒体再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、円盤状に形成され中心にセンターホールが設けられた記録媒体を再生する記録媒体再生装置に関する。
CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)やBD(Blu-ray Disc)などの記録媒体から情報を読み出す記録媒体再生装置(例えば、特許文献1参照)は、機器本体と、挿入口を通してこの機器本体に記録媒体を出し入れする搬送手段と、機器本体内に設けられかつ記録媒体をクランプして当該記録媒体から情報を読み出すクランプ再生手段と、連動手段を備えている。
搬送手段は、互いに接離自在に設けられ、かつ互いに近づく方向又は離れる方向に付勢されたディスクガイドと、搬送ローラとを備えている。搬送手段は、互いに近づいたディスクガイドと搬送ローラとの間に記録媒体を挟んで、この搬送ローラがモータにより回転駆動されることで、記録媒体を機器本体に出し入れする。
クランプ再生手段は、ゴムやダンパなどの弾性部材により機器本体に対して移動自在に設けられたキャリッジシャーシと、このキャリッジシャーシに一端部を中心として回転自在に設けられたクランプアームとを備えている。
キャリッジシャーシは、回転自在に設けられたターンテーブルと、ターンテーブルを前述した記録媒体とともに回転させるスピンドルモータと、前述した記録媒体に記録された情報を読み取る光ピックアップが設けられている。
クランプアームは、その他端部にキャリッジシャーシに設けられたターンテーブルとの間に記録媒体を挟むためのクランパを設けているとともに、当該他端部がキャリッジシャーシに接離自在となるように、一端部を中心として回転自在にキャリッジシャーシに設けられている。
クランプ再生手段は、互いに近づいたキャリッジシャーシのターンテーブルとクランプアームのクランパとの間に記録媒体を挟みこんで、光ピックアップが当該記録媒体から情報を読み出す。
連動手段は、搬送手段のディスクガイドと搬送ローラとが互いに離れると、クランプ再生手段のキャリッジシャーシのターンテーブルとクランパとが互いに近づき、搬送手段のディスクガイドと搬送ローラとが互いに近づくと、クランプ再生手段のキャリッジシャーシのターンテーブルとクランパとが互いに離れるように、搬送手段とクランプ再生手段とを連動させる。
記録媒体再生装置は、機器本体内に記録媒体を収容する際には、連動手段がクランプ再生手段のキャリッジシャーシのターンテーブルとクランパとの間に記録媒体が位置すると、これらを互いに近づけてこれらの間に記録媒体をクランプするとともに、搬送手段のディスクガイドと搬送ローラとを互いに遠ざける。そして、情報処理装置は、ターンテーブルとクランパとの間に記録媒体をクランプして、ターンテーブルが記録媒体を回転させて光ピックアップが記録媒体から情報を読み出す。また、記録媒体再生装置は、機器本体外に記録媒体を排出する際には、連動手段がクランプ再生手段のキャリッジシャーシのターンテーブルとクランパとを互いに離した後に、搬送手段のディスクガイドと搬送ローラとを互いに近づけてこれらの間に記録媒体を挟んで、当該記録媒体を搬送手段により機器本体外に排出する。
前述した記録媒体を収容するケースとして、ケース本体と、このケース本体との間に前記記録媒体を挟んで収容する蓋体と、ケース本体の内面から凸でかつ前記記録媒体の中央孔(センターホールまたはクランプ孔とも呼ばれる)内に侵入して、この記録媒体を係止する係止部材と、を備えたケースが用いられることがある。この種のケースの係止部材は、スポンジなどの弾性変形自在な材料で構成され、そして、粘着性を有する接着剤により前記ケース本体の内面に取り付けられていることがある。この場合、記録媒体をケースから取り外す際に、ケース本体から取り外された記録媒体の中央孔に係止したままの状態で、係止部材がケース本体の内面から剥がれることがあった。
すると、記録媒体を機器本体内に挿入すると、係止部材が、ターンテーブルとクランパとの間に挟まれて、前述した接着剤によりターンテーブルに密着してしまう。こうなると、正常にターンテーブルとクランパとにより挟まれた記録媒体とは、当該記録媒体の厚み方向の位置が異なって、当該記録媒体から情報を読み出すことができないばかりでなく、記録媒体を搬送手段により機器本体外に排出しようとしても、前述した係止部材がターンテーブルに密着しているので、排出することができなくなる場合があった。
仮に、係止部材がターンテーブルに密着した状態で、機器本体外に記録媒体を排出しても、再度記録媒体を機器本体内に挿入した際に、当該記録媒体が係合部材を押圧して、この係止部材がキャリッジシャーシとクランプアームとの間に押し込められて、クランプ再生ユニットの動作を妨げて、最悪の場合には、記録媒体再生装置が正常に動作しなくなる恐れがあった。
このような係止部材などの異物の挿入を検知するために、例えば特許文献2に記載された情報記録媒体搬送装置のように、記録媒体の搬送経路の中央に光学式の挿入検知センサ6を設けて、搬送ローラ4の長手方向の両端位置に所定間隔をおいて離間配置された機械式のマイクロスイッチで構成された外形検知センサ7,8でセンターホールが挿入検知センサ6の検知位置にさしかかったことを検知し、その時の挿入検知センサ6による信号により正規の記録媒体のセンターホールを検知する方法により、前記係止部材の有無を検知することができる。
特開2002−329361号公報 特開2003−338112号公報
しかしながら、特許文献2に記載された方法では、検出するセンサが2種類必要でその分コストアップとなってしまう。さらに、搬送中のディスクの位置を正確に認識する必要があるので、各々のセンサが精度よく検出できる位置に設置する必要があり、他の機構部分の設計に制約がかかることがあった。
そこで、本発明は、挿入口から挿入される異物を検出する際に、コストアップを抑え、かつ、機構部分の設計の制約を少なくすることができる記録媒体再生装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の記録媒体再生装置は、機器本体と、円盤状に形成され中心にセンターホールが設けられた記録媒体を前記機器本体内部へ挿入するための挿入口と、前記挿入口を通してこの機器本体に前記記録媒体を出し入れする搬送手段と、前記機器本体内に設けられかつ前記記録媒体をクランプして当該記録媒体から情報を読み出すクランプ再生手段と、を備えた記録媒体再生装置において、前記搬送手段が前記記録媒体を前記挿入口から前記クランプ再生手段まで搬送する際の前記センターホールの移動軌跡上に設けられた発光手段と、前記発光手段から前記移動軌跡を挟む位置に対向するように設けられ前記発光手段から発せられた光を受光し、前記発光手段からの光を受光している受光状態か、前記発光手段からの光を受光していない非受光状態か、を示す信号を出力する受光手段と、前記受光手段が出力する信号が前記受光状態から前記非受光状態へ変化したことを検出した後に、前記非受光状態から前記受光状態へ変化する回数を計数し、その回数が偶数か奇数かに応じて異物が前記挿入口から挿入されたか否かを判断する異物判断手段と、前記異物判断手段が異物が前記挿入口から挿入されたと判断した際には前記搬送手段に排出動作を行わせる制御手段と、を備えたことを備えたことを特徴としている。
本発明の第1の実施例にかかるCDプレーヤの斜視図である。 図1に示されたCDプレーヤのシャーシ本体及びクランプ再生ユニットなどを示す斜視図である。 図1に示されたCDプレーヤの概略の構成を示すブロック図である。 記録媒体としてのCDの構成を示した説明図である。 CDのセンターホールに異物検出動作を示したフローチャートである。 通常のCDが挿入された際のCDの各領域と受光部から出力される波形との対応を示した説明図である。 センターホールに係止部材が係止されたCDが挿入された際のCDの各領域と受光部から出力される波形との対応を示した説明図である。 本発明の第2の実施例にかかる異物検出動作を示したフローチャートである。 本発明で検出可能なCDの他の構成を示した説明図である。 本発明で検出可能なCDの他の構成を示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる記録媒体再生装置を説明する。本発明の一実施形態にかかる記録媒体再生装置は、搬送手段が記録媒体を挿入口からクランプ再生手段まで搬送する際のセンターホールの移動軌跡上に発光手段を、発光手段から移動軌跡を挟む位置に受光手段をそれぞれ設け、発光手段が出力する受光状態か非受光状態かを示す信号が受光状態から非受光状態に変化したことを検出した後に、非受光状態から受光状態への変化の回数が偶数か奇数かに応じて異物が挿入口から挿入されたか否かを異物判断手段で判断して、異物が前挿入口から挿入されたと判断された際には制御手段で搬送手段に排出動作を行わせているので、センサは発光手段と受光手段からなる光学式のセンサ1種類で良く、低コスト化を図ることができるとともに、設置位置は記録媒体のセンターホールの移動軌跡上であればよいので機構部分の設計制約を少なくすることができる。また、受光手段から出力される信号の変化の回数で異物か否かを判断しているので、複数種のセンサを使用した際のように信号間のタイミング等を考慮する必要が無く処理内容が単純化できる。
また、記録媒体が挿入口から挿入された際の記録媒体の後端を検出する後端検出手段を備え、異物判断手段が、後端検出手段が記録媒体の後端を検出した時点の非受光状態から受光状態への変化の回数が奇数の場合は異物が挿入口から挿入されたと判断してもよい。このようにすることにより、本来センターホールが検出される場合は非受光状態から受光状態への変化の回数が偶数であるはずが奇数となった場合はセンターホールに異物があると判断することができる。さらに、後端検出手段は、記録媒体の後端を検出するだけなので、設置位置に自由度があり機構部分の設計の制約を少なくすることができる。
また、異物判断手段が、受光手段が出力する信号が受光状態から非受光状態に変化したことを検出した後の予め定めた所定時間内における非受光状態から受光状態への変化の回数が偶数の場合は異物が挿入口から挿入されたと判断してもよい。このようにすることにより、記録媒体を検知し始めてから少なくともセンターホールが検知されるべき時間を設定し、その時間内の非受光状態から受光状態への変化の回数が、本来センターホールが検出される場合は奇数であるはずが偶数となった場合はセンターホールに異物があると判断することができる。さらに、記憶媒体の後端を検出する必要が無いので、記憶媒体の後端を検出する部品等が不要となり、さらなるコストダウンを図ることができる。
また、発光手段及び受光手段が、挿入口内側の長手方向中央に設けられていてもよい。このようにすることにより、挿入口が記録媒体と略同じ大きさに形成されていれば、センターホールが発光手段及び受光手段の設けられている位置を通過するために、確実に異物の判断をすることができる。
以下、本発明の第1の実施例にかかる情報処理装置としてのCDプレーヤ1を、図1ないし図7に基づいて説明する。図1などに示すCDプレーヤ1は、移動体としての自動車のインストルメントパネル(以下、インパネと呼ぶ)などに取り付けられて、記録媒体としてのCD2(図2に示す)を一枚収容して、このCD2に記録された情報を読み出(再生)して、音声として出力する装置である。
CD2は、勿論、円板状即ちディスク状に形成されており、コンピュータなどの電子機器で読みとることのできる情報を記録した記録媒体である。また、図2や図4に示したように、CD2の中央には、センターホール2aが設けられている。また、CD2の一方の盤面には、文字や図形、絵柄等の画像を印字可能なレーベル面2bが形成され、他方の盤面には、レーザ光によりデータを読み取る図示しない記録面が形成されている。また、レーベル面2bの内周には記録面やレーベル面2bが形成されない透明な樹脂で形成されたクランプ領域2cが設けられている。
また、CD2は、ケース本体と、このケース本体との間に当該CD2を収容する蓋体と、前記ケース本体の内面に取り付けられて、前記センターホール2a内に係止する係止部材100(図4に示す)とで構成されたケースに収容されていることがある。前記係止部材100は、外径が前記センターホール2aより若干大きな円板状に形成されかつスポンジなどの弾性変形自在な材料で構成されているとともに粘着性を有する接着剤によりケース本体の内面に取り付けられている。係止部材100は、当該ケース本体の内面に取り付けられた状態で、CD2のセンターホール2a内に係止することで、当該CD2をケース本体即ちケースに固定する。なお、以降の説明において、係止部材100がセンターホール2aに係止された状態のCD2を異物として説明するが、本実施例における異物とは、本CDプレーヤ1で再生可能なディスクのセンターホール2aに何らかの物体が係止または付着してセンターホール2aを塞いだ状態の他に、挿入口10から挿入可能であるがセンターホール2aを有しない物体も含む。
CDプレーヤ1は、図1及び図2に示すように、機器本体3(図1に示す)と、搬送手段としての搬送ユニット5と、クランプ再生手段としてのクランプ再生ユニット6と、連動機構と、図示しない信号処理部と、異物判断手段、制御手段としてのμCOM4(図3に示す)などを備えている。なお、以下、CD2の表面と搬送ユニット5のCD2の搬送方向との双方と平行な図1中の矢印YをCDプレーヤ1の奥行き方向と記し、CD2の表面と平行でかつ前記奥行き方向Yと直交する矢印XをCDプレーヤ1の幅方向と記し、CD2の表面と奥行き方向Yと幅方向Xの全てと直交する矢印ZをCDプレーヤ1の厚み方向と記す。
機器本体3は、合成樹脂や金属等からなる図1に示す外側ケース8と、図2に示すシャーシ本体9とを備えている。
外側ケース8は、扁平な箱状に形成されている。外側ケース8の前述したインパネに取り付けると乗員に相対する前面8a(図1に示す)には、CD2を出し入れ可能な挿入口10が一つ設けられている。なお、前面8aは、外側ケース8即ちCDプレーヤ1がインパネに取り付けられると、該インパネの外側に露出する外側ケース8の一つの面である。
挿入口10は、外側ケース8の外壁を貫通している。挿入口10は、長手方向の長さがCD2の直径よりも若干大きく開口し、内側にCD2を通すことができる。挿入口10を通して、前記CD2は、外側ケース8即ち機器本体3内に収容されたり、該機器本体3内から排出される。即ち、挿入口10は、CD2を機器本体3に出し入れ自在とする。
さらに、前述した前面8aには、表示パネル11と、各種のスイッチ12とが設けられている。
表示パネル11は、前面8aに露出して、使用者に対し各種の情報を表示する表示領域としての表示面を備えている。表示パネル11は、表示面に再生中のプログラム名等の情報を表示する。
各種のスイッチ12は、使用者が操作するための操作部を構成している。スイッチ12が使用者などに操作されることによって、例えば、クランプ再生ユニット6が再生するCD2のプログラムの選択やCD2の出し入れなどが行われる。
シャーシ本体9は、図2などに示すように、複数の折り曲げられた板金などが互いに取り付けられて構成されている。シャーシ本体9は、図2及び図3に示すように、略平坦な底壁13と、該底壁13に間隔をおいて相対する略平坦な天井壁15と、これらの底壁13と天井壁15とに連なる複数の周壁14と、を備えている。これらの壁13,14,15には、それぞれ、前記シャーシ本体9の軽量化と剛性の確保とのために、複数の開口部が設けられている。
また、シャーシ本体9の挿入口10の近傍には、発光手段としての発光部16aと受光手段としての受光部16b(図3に示す)とが設けられている。発光部16aは、発光ダイオードなどの発光素子から構成され、受光部16bは、フォトダイオードなどの受光素子から構成されている。この発光部16aと受光部16bは、挿入口10長手方向中央近傍に互いに対向するように配置されている。すなわち、発光部16aと受光部16bは、搬送ユニット5がCD2を挿入口10からクランプ再生ユニット6まで搬送する際のセンターホール2aの移動軌跡上に設けられている。
また、発光部16aと受光部16bは、挿入口10内にCD2が挿入されたか否かや、挿入口10外へのCD2の排出が完了したか否かを、発光部16aからの光が受光部16bで受光できたか否かで検出する。つまり、受光部16bは、CD2が挿入される前は発光部16aからの光が受光している受光状態となっており、CD2が挿入され発光部16aからの光が遮られると受光部は非受光状態となるのでCD2の検知ができる。受光部16bは、受光状態または非受光状態を示す信号をμCOM4に向かって出力する。本実施例の場合は受光時はLow(L)レベル、非受光時はHigh(H)レベルの信号を出力する。
搬送ユニット5は、図3などに示すように、ローラアーム18と、ディスクガイド17と、を備えている。ローラアーム18は、挿入口10の近傍に配されている。ローラアーム18は、板金などからなるアーム本体19と、搬送ローラ20と、を備えている。
アーム本体19は、長手方向が幅方向Xと平行な帯状に形成されている。アーム本体19は、当該アーム本体19自体の幅方向の一方の縁部を中心として底壁13に回転自在に支持されている。アーム本体19の回転中心は、幅方向Xと平行である。アーム本体19は、当該アーム本体19自体の幅方向の他方の縁部が底壁13から離れる方向に、図示しないコイルばねによって付勢されている。
搬送ローラ20は、アーム本体19の前記他方の縁部に回転自在に支持されている。搬送ローラ20の回転中心は、幅方向Xと平行である。搬送ローラ20の一端部には、図示しない歯車が取り付けられている。アーム本体19の前記他方の縁部が底壁13から離れた状態において、搬送ローラ20の歯車は、駆動源としての搬送用モータ30(図3に示す)などにより回転駆動される歯車31(図3に示す)と噛み合う。搬送ローラ20は、前記歯車31などを介して、搬送用モータ30の回転駆動力によって回転される。なお、アーム本体19の前記他方の縁部が底壁13に近づいた状態において、搬送ローラ20の歯車は、前述した歯車31と噛み合わない。
ディスクガイド17は、板金などからなるガイド本体21と、該ガイド本体21に取り付けられた平板状の滑り部材22と、を備えている。ガイド本体21は、ガイド本体21自体の長手方向が幅方向Xと平行な帯状に形成されている。ガイド本体21は、図示しない突出ピンと、該突出ピンが侵入するガイド孔とによって、鉛直方向に沿ってスライド自在にシャーシ本体9に支持されている。滑り部材22は、摩擦係数の小さい合成樹脂からなる。滑り部材22は、薄い板状に形成されている。滑り部材22は、ガイド本体21のシャーシ本体9の内側に位置する表面に取り付けられている。
前述した構成のローラアーム18とディスクガイド17は、互いに接離自在に設けられ、かつ互いに近づいて互いの間にCD2を挟んで、搬送ローラ20が搬送用モータ30により回転駆動されることで、機器本体3にCD2を出し入れする。
クランプ再生ユニット6は、図3などに示すように、キャリッジシャーシ23と、クランプアーム24と、を備えている。キャリッジシャーシ23は、板金などからなるシャーシ本体25と、該シャーシ本体25に取り付けられたターンテーブル26と、駆動源としてのスピンドルモータ32と、シャーシ本体25に取り付けられた図示しないピックアップと、ディスク検出スイッチ40と、を備えている。
シャーシ本体25は、略平板状に形成されている。ターンテーブル26は、シャーシ本体25に回転自在に支持されている。ターンテーブル26は、厚手の円盤状に形成されたテーブル本体28と、このテーブル本体28の表面28aから凸に形成された侵入凸部29とを一体に備えている。
テーブル本体28は、その表面28a上にCD2が載置される。侵入凸部29は、平面形状が円形に形成され、かつテーブル本体28と同軸に配置されている。
侵入凸部29は、テーブル本体28の表面28aから凸の接頭円錐状に形成されている。侵入凸部29は、テーブル本体28の表面28aに載置されたCD2のセンターホール2a内に侵入して、当該CD2に係止する。
前述した構成のターンテーブル26は、侵入凸部29がセンターホール2a内に侵入しかつテーブル本体28が表面28a上にCD2を載置する。そして、ターンテーブル26は、シャーシ本体25に取り付けられたスピンドルモータ32の駆動力によって、その軸芯回りに回転されることで、CD2を回転させる。スピンドルモータ32は、キャリッジシャーシ23に取り付けられている。
ピックアップは、CD2の表面に照射するレーザ光を発生させるレーザダイオードや、CD2の表面にレーザダイオードからのレーザ光を照射する対物レンズ、信号処理部からの支持によりフォーカスやトラッキングを合わせるために対物レンズを駆動するアクチュエータ及びCD2から反射された反射光を受ける受光器とを備えて、信号処理部からの指示によりフォーカスやトラッキングを合わせるとともに、CD2に記録された情報を読みとる。
後端検出手段としてのディスク検出スイッチ40は、キャリッジシャーシ23のシャーシ本体25に、挿入口10から離れた端部に設けられ、このスイッチがONになることでCD2が後述するキャリッジシャーシ23とクランプアーム24とによりクランプされる位置にあることを検出し、μCOM4へ出力する。なお、ディスク検出スイッチ40は、クランプアーム24のアーム本体33がシャーシ本体25と略平行な状態になることを検出する図示せぬスイッチ(クランプ完了スイッチ)で兼用してもよい。
クランプアーム24は、板金などからなるアーム本体33と、クランパ34と、を備えている。アーム本体33は、略平板状に形成されている。キャリッジシャーシ23のシャーシ本体25に、挿入口10から離れた端部を中心として回転自在に支持されている。アーム本体33の回転中心は、幅方向Xと平行である。アーム本体33がシャーシ本体25に近づいた状態では、シャーシ本体25とアーム本体33とが略平行になる。
クランパ34は、ターンテーブル26に相対する位置に配されている。クランパ34は、円板状に形成されているとともに、アーム本体33に回転自在に支持されている。クランパ34は、アーム本体33がシャーシ本体25と略平行な状態となると、ターンテーブル26との間にCD2を挟むことができる。さらに、クランプ再生ユニット6のキャリッジシャーシ23とクランプアーム24とは、図示しないばねなどの付勢手段により互いに近づく方向に付勢されている。
また、前述した構成のクランプ再生ユニット6は、図示しないゴムなどの弾性体からなるダンパと、コイルばねなどによって、前記機器本体3に対し移動自在にシャーシ本体9内に支持される。クランプ再生ユニット6は、クランプアーム24のアーム本体33がキャリッジシャーシ23に回転自在に支持されることで、これらのキャリッジシャーシ23とクランプアーム24とが互いに接離自在に設けられている。クランプ再生ユニット6は、クランプアーム24とキャリッジシャーシ23とが互いに近づいて、ターンテーブル26とクランパ34との間にCD2を挟んで(即ち互いの間にCD2を挟んでクランプし)、スピンドルモータ32及びターンテーブル26でCD2を回転させピックアップで該CD2に記録された情報を読み出す。
そして、クランプ再生ユニット6は、前記自動車の走行中の振動によって機器本体3が振動しても、前記ダンパとコイルばねとによってシャーシ本体9に対し移動する。このように、前記ダンパとコイルばねなどは、前記自動車の走行中の振動などが前記CD2の情報を読み出す作業に悪影響を与えることを防止する。
また、キャリッジシャーシ23がターンテーブル26を回転自在に支持しかつ当該ターンテーブル26を回転させるスピンドルモータ32が設けられている。また、クランプアーム24がクランパ34を回転自在に支持している。
信号処理部は、周知のアンプ、サーボ信号処理部、音声信号処理部、メモリ、コンバータなどで構成されている。信号処理部は、ピックアップから出力される信号を所定の値に増幅した後、この増幅された信号に基づいてピックアップのフォーカス及びトラッキングの制御を行い、CD2に記録された情報を正確に読めるようにする。さらに、信号処理部は、μCOM4からの命令通りに、搬送用モータ30及びスピンドルモータ32などの制御を行う。
さらに、信号処理部は、CD2に記録された情報を含む信号をアナログ/デジタル変換して、CD2に記録された情報を含む信号を音声信号に復調し、エラー訂正などを行った後、再度、デジタル信号からアナログ信号に変換して、スピーカなどの外部の機器に向かって出力する。
また、信号処理部には、図3に示すドライバ35が接続されている。このドライバ35は、搬送用モータ30、スピンドルモータ32及びピックアップに接続している。ドライバ35は、信号処理部から入力された命令を示す信号を増幅し、搬送用モータ30、スピンドルモータ32及びピックアップに出力する。
μCOM4は、プログラムに従って各種の処理を行う中央処理ユニット(CPU)と、CPUが行う処理のプログラムなどを格納した読み取り専用のメモリであるROMと、CPUでの各種の処理過程で利用するワークエリア、各種データを格納するデータ格納エリアなどを有する読み取り書き込み自在のメモリであるRAMなどを内蔵し、これらがバスラインによって互いに接続されている。
μCOM4は、搬送ユニット5と、クランプ再生ユニット6と、連動機構と、信号処理部などと接続しており、スイッチ12から入力された命令やスイッチ16から入力されたCD2が挿入されたことなどを示す情報に応じて、これらの動作を制御して、CDプレーヤ1全体の制御を司る。
次に、上述した構成のCDプレーヤ1において、例えばCD2のセンターホール2aに異物としての係止部材100が係止したまま挿入された場合などを検出する動作について図5のフローチャートを参照して説明する。図5に示したフローチャートはμCOM4で実行される。
まず、ステップS101において、後述する受光部16bが出力する信号がHレベルからLレベルに変化する回数を数えるカウンタをリセットしてステップS102に進む。
次に、ステップS102において、CD2(ディスク)を検出したか否かを判断し、検出した場合(Yの場合)はステップS103に進み、検出していない場合(Nの場合)は本ステップで待機する。CD2を検出したか否かは、受光部16bがLレベルの信号を出力しているか(非受光状態)否かで判断する。
次に、ステップS103において、受光部16bがHレベルからLレベルに変化したことを検出したか否かを判断し、検出した場合(Yの場合)はステップS104へ進み、検出していない場合(Nの場合)は本ステップで待機する。
次に、ステップS104において、前記したカウンタをインクリメント(+1)してステップS105に進む。すなわち、受光部16bがHレベルからLレベルに変化した回数を計数している。
次に、ステップS105において、CD2の後端を検出したか否かを判断し、検出した場合(Yの場合)はステップS106に進み、検出していない場合(Nの場合)はステップS103に戻る。後端の検出は、例えばディスク検出スイッチ40がONになることで検出する。
次に、ステップS106において、受光部16bがHレベルからLレベルに変化したことを検出した回数、即ちカウンタの数が偶数か否かを判断し、偶数である場合(Yの場合)は、ステップS107に進み、偶数でない場合(Nの場合)はステップS108に進む。
ここで、CD2が挿入口10から挿入された際の受光部16bから出力される波形について図6および図7を参照して説明する。図6は、通常のCD2が挿入された際のCD2の各領域と受光部16bから出力される波形との対応を示した図である。搬送ユニット5の搬送方向を図中の左右方向とすると、受光部16bは上述したように挿入口10の長手方向の中央に設置されているので、CD2のセンターホール2aは図中の受光部の設置位置Xに沿うように移動する。このときの受光部16bの出力波形は図中下部に示したようになる。まず、時刻t1でCD2のレーベル面2bによって発光部16aからの光が遮られるために、受光部16bの出力はLレベルからHレベルへ変化する。そして、時刻t2でCD2のクランプ領域2cに差し掛かるため、発光部16aからの光がクランプ領域2cを透過して受光部16に到達し、受光部16bの出力はHレベルからLレベルへ変化する。そして、時刻t3でCD2のレーベル面2bに再度差し掛かるために、受光部16bの出力はLレベルからHレベルへ変化する。そして、時刻t4でCD2の後端が通過するので、発光部16aからの光が受光部16bに到達し、受光部16bの出力はHレベルからLレベルへ変化する。
つまり、図6のケースでは、時刻t2とt4の2回(偶数)受光部16bの出力はHレベルからLレベルへ変化する。
次に、係止部材100がセンターホール2aに係止されたままのCD2が挿入された際のCD2の各領域と受光部16bから出力される波形との対応を図7に示す。このときの受光部16bの出力波形は図中下部に示したようになる。まず、時刻t1でCD2のレーベル面2bによって発光部16aからの光が遮られるために、受光部16bの出力はLレベルからHレベルへ変化する。そして、時刻t2でCD2のクランプ領域2cに差し掛かるため、発光部16aからの光がクランプ領域2cを透過して受光部16に到達し、受光部16bの出力はHレベルからLレベルへ変化する。そして、時刻t21でセンターホール2aに係止された係止部材100に差し掛かるので、発光部16aからの光が遮られるために、受光部16bの出力はLレベルからHレベルへ変化する。そして、時刻t22で再度クランプ領域2cに差し掛かるため、発光部16aからの光がクランプ領域2cを透過して受光部16に到達し、受光部16bの出力はHレベルからLレベルへ変化する。そして、時刻t3でCD2のレーベル面2bに再度差し掛かるために、受光部16bの出力はLレベルからHレベルへ変化する。そして、時刻t4でCD2の後端が通過するので、発光部16aからの光が受光部16bに到達し、受光部16bの出力はHレベルからLレベルへ変化する。
つまり、図7のケースでは、時刻t2とt22とt4の3回(奇数)受光部16bの出力はHレベルからLレベルへ変化する。したがって、センターホール2aに係止部材100(異物)があるか否かによって、受光部16bがHレベルからLレベルに変化する回数が奇数または偶数に変化することから、この回数を計数し奇数または偶数を判定することで異物の有無を判定することができる。すなわち、CD2の後端を検出した時点のHレベルからLレベルへの変化の回数が奇数の場合は異物が挿入口10から挿入されたと判断している。
図5のフローチャートに戻って、ステップS107において、挿入されたのは正常なCD2であるとしてCD2(ディスク)をクランプして、スピンドルモータ32及びターンテーブル26でCD2を回転させピックアップで該CD2に記録された情報を読み出し再生する。
一方、ステップS108においては、正常なCD2ではなくセンターホールに係止部材100など係止されたディスクまたはその他の異物が挿入されたと判断して、搬送用モータ30を駆動させて搬送ローラ20を逆回転させて異物の排出処理を行う。
本実施例によれば、挿入口10の長手方向の中央近傍の外側ケース8の内側に発光部16aと受光部16bとを対向するように設けて、CD2が挿入された際の受光部16bの出力波形のHレベルからLレベルへの変化の回数が偶数か奇数かをμCOM4で判断し、偶数の場合は正常なディスクとしてクランプ後再生処理を行い、奇数の場合は異物が挿入されたとして排出処理を行っているので、光学式のセンサ1種類で異物検出が可能となり、低コスト化を図ることができるとともに、センサが挿入口10の内側の長手方向の中央に設けているので、搬送ユニット5やクランプ再生ユニット6などの他の機構部分の設計制約を少なくすることができる。また、受光部16bから出力される信号がHレベルからLレベルへ変化した回数で異物か否かを判断しているので、複数種のセンサを使用した際のように信号間のタイミングなどを考慮する必要が無く処理内容が単純化できる。
また、ディスク検出スイッチ40がCD2がクランプ位置まで搬送されたことを検出したことでCD2の後端を検出したと判断しているので、本来センターホール2aが検出される場合はHレベルからLレベルへの変化の回数が偶数であるはずが奇数となった場合はセンターホール2aに異物があると判断することができる。さらに、ディスク検出スイッチ40は、CD2の後端を検出するだけなので、設置位置に自由度があり機構部分の設計の制約を少なくすることができる。
次に、本発明の第2の実施例にかかるCDプレーヤ1について図8を参照して説明する。なお、前述した第1の実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施例においては、図1乃至図3に示したCDプレーヤ1の構成は第1の実施例と同様であるが、CD2のセンターホール2aに異物としての係止部材100が係止したまま挿入された場合などを検出する動作が若干異なる。図8にCD2のセンターホール2aに異物としての係止部材100が係止したまま挿入された場合などを検出する動作のフローチャートを示す。
まず、ステップS201において、後述する受光部16bが出力する信号がHレベルからLレベルに変化する回数を数えるカウンタと、そのカウンタがカウントする期間が設定されたタイマをリセットしてステップS202に進む。
次に、ステップS202において、CD2(ディスク)を検出したか否かを判断し、検出した場合(Yの場合)はステップS203に進み、検出していない場合(Nの場合)は本ステップで待機する。CD2を検出したか否かは、受光部16bがLレベルの信号を出力しているか(非受光状態)否かで判断する。
次に、ステップS203において、ステップS201でリセットしたタイマをスタートさせてステップS204に進む。
次に、ステップS204において、受光部16bがHレベルからLレベルに変化したことを検出したか否かを判断し、検出した場合(Yの場合)はステップS205へ進み、検出していない場合(Nの場合)は本ステップで待機する。
次に、ステップS205において、前記したカウンタをインクリメント(+1)してステップS206に進む。
次に、ステップS206において、タイマがタイムアウトしたか否か判断し、タイムアウトした場合(Yの場合)はステップS207に進み、タイムアウトしていない場合(Nの場合)はステップS204に戻る。このタイマがタイムアウトするまでの時間は、例えば、CD2の先端(外周部)を検出してからセンターホール2aとクランプ領域2cを通過するまで(図6、図7の時刻t3を超えた程度)の時間とする。この時間は、CDプレーヤ1が再生可能なディスクのサイズと搬送用モータ30の回転数などに基づく搬送速度から算出することができる。
次に、ステップS207において、受光部16bがHレベルからLレベルに変化したことを検出した回数、即ちカウンタの数が奇数か否かを判断し、奇数である場合(Yの場合)は、ステップS208に進み、奇数でない場合(Nの場合)はステップS209に進む。予め定めた所定時間内におけるHレベルからLレベルへの変化の回数が偶数の場合は異物が挿入口10から挿入されたと判断している。
次に、ステップS208において、挿入されたのは正常なCD2であるとしてCD2(ディスク)をクランプして、スピンドルモータ32及びターンテーブル26でCD2を回転させピックアップで該CD2に記録された情報を読み出し再生する。
一方、ステップS209においては、正常なCD2ではなくセンターホールに係止部材100など係止されたディスクまたはその他の異物が挿入されたと判断して、搬送用モータ30を駆動させて搬送ローラ20を逆回転させて異物の排出処理を行う。
本実施例では、第1の実施例とは逆に受光部16bがHレベルからLレベルに変化したことを検出した回数が奇数の場合正常なCD2と判断し、偶数の場合異物と判断しているが、これは、タイマで受光部16bがHレベルからLレベルに変化したことを検出した回数を計数する時間を時刻t3とt4の間までに制限し、CD2の後端を検出しないようにしているためである。
本実施形態によれば、タイマで設定した所定時間内における受光部16bの出力がHレベルからLレベルへの変化する回数が偶数の場合は異物が挿入口10から挿入されたと判断しているので、CD2の後端を検出する必要が無く、所定時間内のHレベルからLレベルへの変化の回数が、本来センターホール2aが検出される場合は奇数であるはずが偶数であった場合はセンターホール2aに異物があると判断することができる。
また、このタイマをスタートするタイミングは、CD2の先端を検出した時点(時刻t1)でなく、最初のHレベルからLレベルへの変化検出時(時刻t2)からスタートさせてもよい。この場合は、タイマをスタートした時点のカウンタの値を1とすれば図8のフローチャートと同様にHレベルからLレベルへの変化の回数が偶数で異物と判断することができる。
なお、本発明は、図9に示したレーベル面2bがセンターホール2aの外縁付近まで形成されているディスクや、図10に示したクランプ領域2cに独立したレーベル面2c1が設けられている場合でも適用可能である。例えば図9の場合はHレベルからLレベルの変化がディスクの後端も含め2回、図10の場合は4回であり、ともに偶数である。従って、第1の実施例のフローチャートによる異物検出が可能である。勿論、図9図10ともディスク後端の検出を除けば検出回数は奇数となるので第2の実施例のフローチャートによる異物検出も可能である。
前述した実施例によれば、以下のCDプレーヤ1が得られる。
(付記)機器本体3と、円盤状に形成され中心にセンターホール2aが設けられたCD2を機器本体3内部へ挿入するための挿入口10と、挿入口10を通してこの機器本体3にCD2を出し入れする搬送ユニット5と、機器本体3内に設けられかつCD2をクランプして当該CD2から情報を読み出すクランプ再生ユニット6と、を備えたCDプレーヤ1において、
搬送ユニット5がCD2を挿入口10からクランプ再生ユニット6まで搬送する際のセンターホール2aの移動軌跡上に設けられた発光部16aと、
発光部16aから移動軌跡を挟む位置に対向するように設けられ発光部16aから発せられた光を受光し、発光部16aからの光を受光しているLレベルか発光部16aからの光を受光していないHレベルかを出力する受光部16bと、
受光部16bから出力する信号がLレベルからHレベルへ変化したことを検出した後に、HレベルからLレベルへの変化する回数を計数し、その回数が偶数か奇数かに応じて異物が挿入口10から挿入されたか否かを判断するμCOM4と、
μCOMが異物が挿入口10から挿入されたと判断した際には搬送ユニット5に排出動作を行わせるμCOM4と、
を備えたことを特徴とするCDプレーヤ1。
このCDプレーヤ1によれば、センサは発光部16aと受光部16bからなる光学式のセンサ1種類で良く、低コスト化を図ることができるとともに、設置位置はCD2のセンターホール2aの移動軌跡上であればよいので機構部分の設計制約を少なくすることができる。また、受光部16bから出力される信号の変化の回数で異物か否かを判断しているので、処理内容が単純化できる。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 CDプレーヤ(記録媒体再生装置)
2 CD(記録媒体)
2a センターホール
3 機器本体
4 μCOM(異物判断手段、制御手段)
5 搬送ユニット(搬送手段)
6 クランプ再生ユニット(クランプ再生手段)
10 挿入口
16a 発光部(発光手段)
16b 受光部(受光手段)
40 ディスク検出スイッチ(後端検出手段)

Claims (4)

  1. 機器本体と、円盤状に形成され中心にセンターホールが設けられた記録媒体を前記機器本体内部へ挿入するための挿入口と、前記挿入口を通してこの機器本体に前記記録媒体を出し入れする搬送手段と、前記機器本体内に設けられかつ前記記録媒体をクランプして当該記録媒体から情報を読み出すクランプ再生手段と、を備えた記録媒体再生装置において、
    前記搬送手段が前記記録媒体を前記挿入口から前記クランプ再生手段まで搬送する際の前記センターホールの移動軌跡上に設けられた発光手段と、
    前記発光手段から前記移動軌跡を挟む位置に対向するように設けられ前記発光手段から発せられた光を受光し、前記発光手段からの光を受光している受光状態か、前記発光手段からの光を受光していない非受光状態か、を示す信号を出力する受光手段と、
    前記受光手段が出力する信号が前記受光状態から前記非受光状態へ変化したことを検出した後に、前記非受光状態から前記受光状態へ変化する回数を計数し、その回数が偶数か奇数かに応じて異物が前記挿入口から挿入されたか否かを判断する異物判断手段と、
    前記異物判断手段が異物が前記挿入口から挿入されたと判断した際には前記搬送手段に排出動作を行わせる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする記録媒体再生装置。
  2. 前記記録媒体が前記挿入口から挿入された際の前記記録媒体の後端を検出する後端検出手段を備え、
    前記異物判断手段が、前記後端検出手段が前記記録媒体の後端を検出した時点の前記非受光状態から前記受光状態への変化の回数が奇数の場合は異物が前記挿入口から挿入されたと判断することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体再生装置。
  3. 前記異物判断手段が、前記受光手段が出力する信号が前記受光状態から前記非受光状態に変化したことを検出した後の予め定めた所定時間内における前記非受光状態から前記受光状態への変化の回数が偶数の場合は異物が前記挿入口から挿入されたと判断することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体再生装置。
  4. 前記発光手段及び受光手段が、前記挿入口内側の長手方向中央に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の記録媒体再生装置。
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