JP4958585B2 - 転写定着装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

転写定着装置、及び、画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、記録媒体上にトナー像を転写するとともに定着する転写定着装置と、それを備えた画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置では、転写工程と定着工程とを同時におこなう転写定着装置を用いる技術が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
このような転写定着装置を備えた画像形成装置は、転写工程と定着工程とを別々におこなう画像形成装置に比べて、表面性の粗い記録媒体を使用しても画像品質の低下が起こり難いという利点がある。
詳しくは、転写工程と定着工程とを別々におこなう画像形成装置では、表面性の粗い記録媒体を使用すると、中間転写ベルト等の中間転写体が記録媒体の表面性に追従できずに中間転写体と記録媒体との間に微小ギャップが形成されてしまう。そのため、その微小ギャップが形成された部分で異常放電が発生して、中間転写体上に担持された画像が記録媒体上に正常に転写されずに、画像が全体としてボソボソになってしまう。
これに対して、転写定着装置を備えた画像形成装置では、トナー像に対して転写と同時に熱を加えるため、トナーが軟化・溶融して粘弾性を帯びたブロック状の塊になる。そのため、表面性の粗い記録媒体を使用して定着部材と記録媒体との間に微小ギャップが形成されても、その部分に画像が塊として転写されてしまう。したがって、画像は、ボソボソにならずに、良好で高画質なものになる。
さらに、転写定着装置を備えた画像形成装置は、転写工程と定着工程とを別々におこなう画像形成装置に比べて、トナー像を加熱する時間を長くとれるために定着部材の設定温度を比較的低く設定できる。したがって、熱エネルギーの消費を低減することができる。
一方、特許文献2、特許文献3等には、転写工程と定着工程とを別々におこなう画像形成装置であって、定着ローラ上に付着したトナー等の付着物を除去するために定着クリーニング装置を設置する技術が開示されている。
詳しくは、特許文献2等において、定着クリーニング装置は、定着ローラに当接して定着ローラ上に付着したトナーを除去する第1クリーニングローラ、第1クリーニングローラに当接して第1クリーニングローラ上に付着したトナーを除去する第2クリーニングローラ、第2クリーニングローラに当接して第2クリーニングローラ上に付着したトナーを除去するブレード、等で構成される。そして、ブレードとクリーニングローラとのロックを防止するために、ブレードの先端領域にテフロン(登録商標)入りニッケルメッキを施している。
また、特許文献3等では、定着ローラから除去したクリーニングローラ上のトナーが定着ローラ上に逆付着するのを防止するために、定着ローラと第1クリーニングローラと第2クリーニングローラとの離型性及び温度を規定している。
また、特許文献4等には、転写工程と定着工程とを別々におこなう画像形成装置であって、定着部材の離型層の水に対する接触角を規定する技術が開示されている。
特開2004−145260号公報 特開平11−194646号公報 特開昭61−86776号公報 特開2005−148322号公報
上述した従来の転写定着装置では、転写・定着工程後に定着部材に残留するトナーを除去するためにクリーニング装置を設置しても、クリーニング部材とブレード部材とのロックが生じてしまうことがあった。
これは、転写定着装置に設置されるクリーニング装置は、定着工程のみをおこなう装置に設置されるもの(例えば、特許文献2〜4等参照。)に比べて、クリーニングローラに入力するトナー(加熱状態にあるトナーである。)の量が圧倒的に多いことによる。具体的に、転写定着装置が設置された画像形成装置において記録媒体のジャム(紙詰まり)が発生すると、定着部材(被クリーニング部材)上に未転写・未定着のトナーが大量に残留することになる。また、転写定着装置における定着部材上には、作像プロセスで形成された地肌汚れトナー(本来的に付着を予定していない非画像部のトナーである。)が残留することになる。
そして、このような場合には、ブレード部材における先端部(クリーニング部材との当接部である。)の離型性を高めても、ブレード部材に覆い被さるように堆積したトナー樹脂が加熱状態と冷却状態とを繰り返すことによりトナーの塊となって、その塊が引っかかりクリーニング部材の回転を阻害してしまう。したがって、クリーニング部材を回転駆動する駆動源(モータ)の負荷が大きくなってしまう。
さらに、上述したトナーの塊が砕けても、そのトナーがクリーニング部材からきれいに剥離されるわけではなく、クリーニング部材の一部に固着・残留するために、被クリーニング部材とクリーニング部材との接触状態が不均一になってしまったり、ブレード部材の先端部が破損してしまったりする。
このような不具合を解決するために、クリーニング部材やブレード部材をヒータ等によって加熱して、上述したトナーの塊を溶融する方策が考えられる。しかし、その場合、トナーの溶融に要する時間(ウォーミングアップ時間)や電力、ヒータの設置に要するコスト、等が浪費されることになる。
また、クリーニング部材の表面の離型性を高めて、固着トナーをクリーニング部材から剥離しやすくする方策も考えられる。しかし、その場合、被クリーニング部材から残留トナーを除去するクリーニング部材の本来的な機能が低下してしまうことになる。
なお、このような問題は、転写定着装置に設置されるクリーニング装置において顕著であるものの、転写工程と定着工程とを別々におこなう画像形成装置に設置されるものであっても、加熱状態にあるトナーが大量に入力するクリーニング装置であれば共通するものである。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、加熱状態にあるトナーが大量に入力する場合であっても、装置の駆動源の負荷やウォーミングアップ時間が増大したり構成部材の破損が生じたりすることなく、定着部材に付着又は残留したトナーを確実にクリーニングできる、転写定着装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる転写定着装置は、記録媒体上にトナー像を転写するとともに定着する転写定着装置であって、トナー像を担持して所定方向に走行するとともに、加熱手段によって直接的又は間接的に加熱されて当該トナー像を加熱・溶融する定着部材と、前記定着部材に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧部材と、所定方向に走行するとともに前記定着部材に当接して当該定着部材上のトナーを除去する第1クリーニングローラと、所定方向に走行するとともに前記第1クリーニングローラに当接して当該第1クリーニングローラ上のトナーを除去する第2クリーニングローラと、前記第2クリーニングローラに対してカウンタ方向に当接して当該第2クリーニングローラ上のトナーを除去するブレード部材と、を備え、前記定着部材の表面における水に対する接触角をθ0とし、前記第1クリーニングローラの表面における水に対する接触角をθ1とし、前記第2クリーニングローラの表面における水に対する接触角をθ2としたときに、
θ0>θ1
θ2>100
なる関係が成立するものである。
また、請求項2記載の発明にかかる転写定着装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記定着部材と前記第1クリーニングローラとの当接位置における、前記定着部材の線速と前記第1クリーニングローラの線速とが異なるように構成されたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる転写定着装置は、前記請求項2に記載の発明において、前記定着部材の線速が前記第1クリーニングローラの線速よりも遅くなるように構成されたものである。
また、請求項4記載の発明にかかる転写定着装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記第1クリーニングローラと前記第2クリーニングローラとの当接位置における、前記第1クリーニングローラの線速と前記第2クリーニングローラの線速とが異なるように構成されたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる転写定着装置は、前記請求項4に記載の発明において、前記第1クリーニングローラの線速が前記第2クリーニングローラの線速よりも遅くなるように構成されたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる転写定着装置は、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記定着部材と前記第1クリーニングローラとの当接位置における、前記定着部材の表面温度が前記第1クリーニングローラの表面温度よりも高くなるように構成されたものである。
また、請求項7記載の発明にかかる転写定着装置は、前記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、前記第1クリーニングローラと前記第2クリーニングローラとの当接位置における、前記第1クリーニングローラの表面温度が前記第2クリーニングローラの表面温度よりも高くなるように構成されたものである。
また、請求項8記載の発明にかかる転写定着装置は、前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明において、前記第1クリーニングローラ及び前記第2クリーニングローラのうち少なくとも一方は、弾性層を具備したものである。
また、請求項9記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の転写定着装置を備えたものである。
本発明は、第1クリーニング部材及び第2クリーニング部材の表面性を最適化しているために、加熱状態にあるトナーが大量に入力する場合であっても、装置の駆動源の負荷やウォーミングアップ時間が増大したり構成部材の破損が生じたりすることなく、定着部材に付着又は残留したトナーが確実にクリーニングされる、転写定着装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図4にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機の装置本体、2は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(露光部)、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ、21は各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにそれぞれ収容された感光体ドラム、22は感光体ドラム21上を帯電する帯電部、23Y、23M、23C、23BKは感光体ドラム21上に形成される静電潜像を現像する現像装置、24は感光体ドラム21上に形成されたトナー像を中間転写ベルト27に転写する転写バイアスローラ、25は感光体ドラム21上の未転写トナーを回収するクリーニング部、を示す。
また、27は複数色のトナー像が重ねて転写される像担持体としての中間転写ベルト、28は転写定着ローラ67に中間転写ベルト27を介して対向するローラ部材、29は中間転写ベルト27上の未転写トナーを回収するクリーニング部(中間転写ベルトクリーニング部)、32Y、32M、32C、32BKは各現像装置23Y、23M、23C、23BKに各色のトナーを補給するトナー補給部、51は原稿Dを原稿読込部55に搬送する原稿搬送部、55は原稿Dの画像情報を読み込む原稿読込部、61は転写紙等の記録媒体Pが収納される給紙部、66は記録媒体P上にトナー像を転写・定着する転写定着装置、85は中間転写ベルト27を冷却する冷却ローラ、90は転写定着ローラ67の表面に残留したトナーを除去するクリーニング装置、を示す。
ここで、転写定着装置66は、定着部材としての転写定着ローラ67、加圧部材としての加圧ローラ68、クリーニング装置90、等で構成される。
また、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKは、それぞれ、感光体ドラム21、帯電部22、クリーニング部25が、一体化されたものである。そして、各プロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKにおける感光体ドラム21上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成がおこなわれる。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部51の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部55のコンタクトガラス53上に載置される。そして、原稿読込部55で、コンタクトガラス53上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部55は、コンタクトガラス53上の原稿Dの画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿Dにて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿Dのカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部(不図示である。)で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部2に送信される。そして、書込み部2からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ20Y、20M、20C、20BKの感光体ドラム21上に向けて発せられる。
一方、4つの感光体ドラム21は、それぞれ、図1の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム21の表面は、帯電部22との対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム21上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム21表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部2において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。レーザ光は、ポリゴンミラー3に入射して反射した後に、レンズ4、5を透過する。レンズ4、5を透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、ミラー6〜8で反射された後に、紙面左側から1番目のプロセスカートリッジ20Yの感光体ドラム21表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー3により、感光体ドラム21の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電部22にて帯電された後の感光体ドラム21上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光は、ミラー9〜11で反射された後に、紙面左から2番目のプロセスカートリッジ20Mの感光体ドラム21表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光は、ミラー12〜14で反射された後に、紙面左から3番目のプロセスカートリッジ20Cの感光体ドラム212表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、ミラー15で反射された後に、紙面左から4番目のプロセスカートリッジ20BKの感光体ドラム21表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム21表面は、それぞれ、現像装置23Y、23M、23C、23BKとの対向位置に達する。そして、各現像装置23Y、23M、23C、23BKから感光体ドラム21上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム21上の潜像が現像される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、複数のローラ部材に張架・支持された中間転写ベルト27との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト27の内周面に当接するように転写バイアスローラ24が設置されている。そして、転写バイアスローラ24の位置で、中間転写ベルト27上に、感光体ドラム21上に形成された各色の画像(トナー像)が、順次重ねて転写される(第1転写工程である。)。
そして、第1転写工程後の感光体ドラム21表面は、それぞれ、クリーニング部25との対向位置に達する。そして、クリーニング部25で、感光体ドラム21上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム21表面は、不図示の除電部を通過して、感光体ドラム21における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム21上の各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト27(像担持体)表面は、図中の矢印方向に走行して、転写定着ローラ67の位置に達する。そして、転写定着ローラ67の位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト27上のフルカラーの画像が2次転写される(第2転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト27表面は、中間転写ベルトクリーニング部29の位置に達する。そして、中間転写ベルト27上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部29に回収されて、中間転写ベルト27上の一連の転写プロセスが完了する。
他方、中間転写ベルト27から転写されたトナー像を担持した転写定着ローラ67(定着部材)表面は、図1の時計方向に回転して、加圧ローラ68との当接位置(ニップ部である。)に達する。ここで、転写定着ローラ67は内設された加熱手段としてのヒータ70によって直接的に加熱されていて、転写定着ローラ67に担持されたトナー像が加熱・溶融される。そして、転写定着ローラ67と加圧ローラ68とのニップ部にて、転写定着ローラ67に担持されたトナー像(フルカラー画像)が記録媒体Pに転写される(第3転写工程である。)とともに定着される。
その後、転写定着ローラ67表面は、クリーニング装置90の位置に達する。そして、転写定着ローラ67上の残留トナーがクリーニング装置90に回収されて、転写定着ローラ67上の一連の転写・定着プロセスが完了する。
ここで、転写定着装置66の位置の記録媒体Pは、給紙部61から搬送ガイド63、レジストローラ64等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部61から、給紙ローラ62により給送された転写紙Pが、搬送ガイド63を通過した後に、レジストローラ64に導かれる。レジストローラ64に達した記録媒体Pは、転写定着ローラ67上のトナー像とタイミングを合わせて、転写定着ローラ67と加圧ローラ68とのニップ部に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写・定着された記録媒体Pは、排紙ローラ80によって、装置本体1外に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、本実施の形態1において用いられるトナーは、低温定着に適したものであって、軟化点(1/2流出温度)が90〜115℃に設定されている。ここで、トナーの軟化点は、高架式フローテスター「CFT500D型」(島津製作所社製)を用いて測定されるトナーの溶融特性(フローカーブ)から1/2法にて求めたものである。その際、測定条件は、荷重を5kg/cm2、昇温速度を3.0℃/分、ダイ口径を1.00mm、ダイ長さを10.0mmに設定した。
また、トナーのバインダー樹脂として、例えば、ポリエステル、ポリスチレン、ポリp−クロロスチレン、ポリビニルトルエン等のスチレン及びその置換体の単重合体;スチレン−p−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレンーイソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体等のスチレン系共重合体を用いることができる。
また、以下の樹脂を混合して使用することもできる。ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族叉は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックス等である。これらの中で特に、ポリエステル樹脂は、充分な定着性を得るために、好ましい。ポリエステル樹脂は、アルコールとカルボン酸との縮重合によって得られるが、用いられるアルコールとしてはポリエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール等のジオール類、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポリエキシエチレン化ビスフェノールA、ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA等のエーテル化ビスフェノル類、これらを炭素数3〜22の飽和もしくは不飽和の炭化水素基で置換した2価のアルコール単体、その他の2価のアルコール単体を挙げることができる。
バインダー樹脂として用いるポリエステル樹脂を得るためには、以上の2官能性単量体のみによる重合体のみでなく、3官能以上の多官能性単量体による成分を含有する重合体を用いることも好適である。かかる多官能性単量体である3価以上の多価アルコール単量体としては、例えば、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−サルビタン、ペンタエスリトール、ジペンタエスリトール、トリペンタエスリトール、蔗糖、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼン、その他を挙げることができる。
また、3価以上の多価カルボン酸単量体としては、例えば、1,2,4−ペンゼントリカルボン酸、1,2,5−ペンゼントリカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレンカルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸、エンボール3量体酸、これらの酸無水物、その他を挙げることができる。
また、転写定着工程時における転写定着ローラ67表面のトナー離型性を向上させるために、トナーに離型剤を含有させることができる。離型剤として、公知のものをすべて使用できるが、特に、脱遊離脂肪酸型カルナウバワックス、モンタンワックス及び酸化ライスワックス、エステルワックスを単独又は組み合わせて使用することができる。カルナウバワックスとしては、微結晶のものがよく、酸価が5以下であり、トナーバインダー中に分散した時の粒子径が1μm以下の粒径であるものが好ましい。モンタンワックスについては、一般に鉱物より精製されたモンタン系ワックスを指し、カルナウバワックス同様、微結晶であり、酸価が5〜14であることが好ましい。酸化ライスワックスは、米ぬかワックスを空気酸化したものであり、その酸価は10〜30が好ましい。各ワックスの酸価が各々の範囲未満であった場合、低温定着温度が上昇して低温定着化が不充分となる。逆に酸価が各々の範囲を超えた場合、コールドオフセット温度が上昇して低温定着化が不充分となる。ワックスの添加量としてはバインダー樹脂100重量部に対して1〜15重量部、好ましくは3〜10重量部の範囲で用いられる。1重量部未満では、その離型効果が薄くなり所望の効果が得られにくい。また、15重量部を超えた場合はキャリアへのスペントが顕著になる等の問題が生じる。
また、トナーに帯電を付与する目的で、帯電制御剤を含有させることができる。帯電制御剤としては、従来公知のものをすべて使用できる。正帯電制御剤としては、ニグロシン、塩基性染料、塩基性染料のレーキ顔料、四級アンモニウム塩化合物他等が挙げられ、負帯電制御剤としては、モノアゾ染料の金属塩、サリチル酸、ナフトエ酸、ダイカルボン酸の金属錯体他等が挙げられる。この極性制御剤の使用量は、バインダー樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤の有無、分散方法を含めたトナー製造方法によって決定されるもので、一義的に限定されるものではないが、バインダー樹脂100重量部に対して0.01〜8重量部、好ましくは0.1〜2重量部の範囲で用いられる。0.01重量部未満では、環境変動時における帯電量(Q/M)の変動に対してその効果が小さく、7重量部を超えると低温定着性が劣る結果となる。また、使用される含金属モノアゾ染料としては、含クロムモノアゾ染料、含コバルトモノアゾ染料、含鉄モノアゾ染料を単独もしくは組み合わせて使用することができる。これらを添加することにより、現像剤中における帯電量(Q/M)の立ち上がり(飽和までの時間)がより優れたものとなる。使用量としては、上述した極性制御剤と同様に、バインダー樹脂の種類、必要に応じて使用される添加剤の有無、分散方法を含めたトナー製造方法によって決定されるもので、一義的に限定されるものではないが、バインダー樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部、好ましくは1〜7重量部の範囲で用いられる。0.1重量部未満では、その効果が薄く、10重量部を超えると帯電量の飽和レベルが低下する等の欠点が生じる。
また、カラートナーには、サリチル酸誘導体の金属塩を用いることが特に好ましいが、必要に応じてカラートナーの色調を損なうことのない透明もしくは白色の物質を添加して、トナーの帯電性を安定的に付与することができる。具体的には、有機ホウ素塩類、含フッ素四級アンモニウム塩類、カリックスアレン系化合物等が用いられるが、これらに限られるものではない。
また、トナーは、さらに磁性材料を含有させ、磁性トナーとしても使用し得る。磁性材料としては、マグネタイト、ヘマタイト、フェライト等の酸化鉄、鉄、コバルト、ニッケルのような金属あるいはこれら金属のアルミニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、カルシウム、マンガン、セレン、チタン、タングステン、バナジウムのような金属の合金及びその混合物等が挙げられる。これらの強磁性体は平均粒径が0.1〜2μm程度のものが望ましく、トナー中に含有させる量としては樹脂成分100重量部に対して約20〜200重量部、特に好ましくは樹脂成分100重量部に対して40〜150重量部である。
着色剤としては、トナー用として公知のものをすべて使用できる。黒色の着色剤としては、例えば、カーボンブラック、アニリンブラック、ファーネスブラック、ランプブラック等が使用できる。シアンの着色剤としては、例えば、フタロシアニンブルー、メチレンブルー、ビクトリアブルー、メチルバイオレット、アニリンブルー、ウルトラマリンブルー等が使用できる。マゼンタの着色剤としては、例えば、ローダミン6Gレーキ、ジメチルキナクリドン、ウォッチングレッド、ローズベンガル、ローダミンB、アリザリンレーキ等が使用できる。イエローの着色剤としては、例えば、クロムイエロー、ベンジジンイエロー、ハンザイエロー、ナフトールイエロー、モリブデンオレンジ、キノリンイエロー、タートラジン等が使用できる。
また、外添加剤として、トナーの流動性を向上させる目的で、疎水性のシリカ、酸化チタン、アルミナ等、さらに必要に応じて脂肪酸金属塩類やポリフッ化ビニリデン等を添加してもよい。
次に、図2にて、本実施の形態1において特徴的なクリーニング装置90(転写定着装置66)について詳述する。
図2に示すように、転写定着装置66は、定着部材としての転写定着ローラ67、加圧部材としての加圧ローラ68、クリーニング装置90、等で構成される。
ここで、定着部材としての転写定着ローラ67は、図2中の矢印方向に回転する薄肉の円筒体であって、その円筒体の内部には加熱手段としてのヒータ70(熱源)が固設されている。転写定着ローラ67は、アルミニウム等からなる芯金上に離型層が形成されたものであって、加圧部材としての加圧ローラ68に当接してニップ部を形成する。
転写定着ローラ67の離型層としては、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、等を用いることができる。転写定着ローラ67の表層に離型層を設けることにより、トナー(トナー像)に対する離型性(剥離性)が担保されることになる。ここで、離型層は、導電性と耐磨耗性とを得るために、カーボン等の充填剤が数%含有されている。本実施の形態1において、転写定着ローラ67の離型層の離型性が高くなるように設定されている。具体的には、離型性(表面エネルギー)を表す「水に対する接触角」が110〜125°になるように設定されている。
なお、転写定着ローラ67は、芯金と離型層との間に、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等からなる弾性層を設けることもできる。
転写定着ローラ67のヒータ70(加熱手段)は、ハロゲンヒータであって、その両端部が転写定着装置の側板に固定されている。そして、装置本体の電源部(交流電源)により出力制御されたヒータ70によって転写定着ローラ67が加熱されて、その表面から転写定着ローラ67上のトナー像に熱が加えられる。ヒータ70の出力制御は、転写定着ローラ67表面に当接する温度センサ(不図示である。)によるローラ表面温度の検知結果に基いておこなわれる。このようなヒータ70の出力制御によって、転写定着ローラ67の温度(定着温度)を所望の温度(目標制御温度)に調整制御することができる。
また、加圧ローラ68は、鉄、ステンレス等からなる芯金上に表面層(離型層)が形成されたものであって、図2中の矢印方向に回転する。加圧ローラ68は、不図示の加圧機構によって転写定着ローラ67に圧接する。こうして、加圧ローラ68と転写定着ローラ67との間に、所望のニップ部が形成される。
加圧ローラ68の表面層としては、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、等を用いることができる。
なお、加圧ローラ68は、芯金と離型層との間に、多孔質セラミック等からなる断熱層を設けたり、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等からなる弾性層を設けたりすることもできる。
図2を参照して、クリーニング装置90は、第1クリーニング部材としての第1クリーニングローラ91、第2クリーニング部材としての第2クリーニングローラ92、ブレード部材93、等で構成される。
第1クリーニングローラ91は、鉄、ステンレス等からなる芯金上に表面層(離型層)が形成されたものであって、所定の方向(図2中の矢印方向である。)に回転(走行)する。第1クリーニングローラ91は、被クリーニング部材としての転写定着ローラ67(定着部材)に当接して、転写定着工程後に転写定着ローラ67上に残留したトナーを除去する。
第1クリーニングローラ91の表面層は、PTFE、PFA、FEP等のフッ素化合物に、耐摩耗性に優れたカーボン、ガラス繊維、セラミック、ポリイミド等の充填剤や摺動性に優れた二硫化モリブデン等の充填剤を2〜20%加えたものである。特に、フッ素化合物として、四フッ化エチレン・エチレン共重合体樹脂(ETFE)等のように水素の半分がフッ素に置換された構造のものを用いた場合には、水に対する接触角の異なる材料を容易に得ることができる。また、表面層に充填剤を多く含ませることで、耐磨耗性が確保され、トナーを掻き取ることによる損耗も軽減される。
第2クリーニングローラ92は、鉄、ステンレス等からなる芯金上に表面層(離型層)が形成されたものであって、所定の方向(図2中の矢印方向である。)に回転(走行)する。第2クリーニングローラ92は、第1クリーニングローラ91に当接して、転写定着ローラ67から除去されて第1クリーニングローラ91上に移行したトナーを除去する。
第2クリーニングローラ92の表面層は、PTFE、PFA、FEP等のフッ素化合物に、耐摩耗性に優れたカーボン、ガラス繊維、セラミック、ポリイミド等の充填剤や摺動性に優れた二硫化モリブデン等の充填剤を2〜20%加えたものである。第2クリーニングローラ92の表面層も、第1クリーニングローラ91と同様に、好適な材料を選択することで水に対する接触角を任意に設定することができる。
ブレード部材93は、肉厚が0.1mmのステンレス(例えば、SUS301である。)からなる板状部材であって、第2クリーニングローラ92に対してカウンタ方向に当接している。そして、ブレード部材93は、第1クリーニングローラ91から除去されて第2クリーニングローラ92上に移行(転移)したトナーを除去する。
ここで、本実施の形態1では、被クリーニング部材としての転写定着ローラ67の表面における水に対する接触角をθ0とし、第1クリーニングローラ91の表面における水に対する接触角をθ1とし、第2クリーニングローラ92の表面における水に対する接触角をθ2としたときに、
θ0>θ1 …(1)
θ2>100 …(2)
なる関係が成立するように構成している。なお、「水に対する接触角」は、物体の離型性(表面エネルギー)を表す特性値であって、この値が大きいほど離型性が高い(表面エネルギーが低い)ことになる。
上述した式(1)、(2)の関係を満足することで、加熱状態にあるトナーがクリーニング装置90に大量に入力する場合であっても、転写定着ローラ67(被クリーニング部材)に残留したトナーを不具合なく確実にクリーニングすることができる。
以下、上述の特性値の適正範囲を知得するために本願発明者がおこなった実験について説明する。
図3は実験の条件及び結果を示す表図であって、図4は図3の実験の結果を示すグラフである。図4において、実線グラフはクリーニングローラの水に対する接触角と起動トルクとの関係を示し、一点鎖線グラフはクリーニングローラの水に対する接触角とクリーニング性との関係を示す。また、図4中の破線は、被クリーニング部材の接触角(110°)を示す。
図3を参照して、実験は、水に対する接触角が異なる7つのクリーニングローラ(接触角:80、90、99、104、110、115、125°)を用意して、それらをそれぞれ被クリーニング部材及びブレード部材に当接させたときの、(1)ブレード部材の先端部(当接位置)にトナーが固着した場合の装置の起動トルク、(2)クリーニング性、(3)ブレード部材の破損状態、を調べたものである。
クリーニングローラは、金属材料からなる直径20mm程度の芯金を用意して、金属無垢のもの(接触角80°のものである。)と、表面にコート剤を塗布したもの(接触角90°〜125°のものである。)と、を作製した。なお、コート剤としてはポリイミドと4弗化エチレンとを含む混合物を用い、コート剤の焼き付け温度条件等を変化させることで、接触角90°〜125°のものを作成した。
被クリーニング部材として、パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂(PFA)や四弗化エチレン樹脂(PTFE)等の表層とシリコンゴム等の耐熱ゴム層を有する多層構造の転写定着ローラを用いた。転写定着ローラの接触角は約110°であった。
ブレード部材は、肉厚が0.1mmのSUS301にて形成した。
クリーニング性の評価は、被クリーニング部材上にトナー付着量が比較的少ないハーフトーン画像(付着量:0.05mg/cm2)が形成されたときと、トナー付着量が比較的多いベタ画像(付着量:0.50mg/cm2)が形成されたときと、の2水準についておこなった。
また、クリーニング性の評価は、被クリーニング部材上にトナー(画像)を担持させてクリーニングローラの位置を1回通過した後に、被クリーニング部材上に残ったトナー量(トナー汚れ)について判定したものである。評価は目視によるランク評価であって、ランク1はクリーニング性が最も良い状態(まったく汚れが残っていない状態である。)であって、ランク2はクリーニング性がある程度良い状態(少し汚れが残っているが気にならない状態である。)である。画像形成装置として不具合のないトナー汚れは、ランク2以下である。ランク3以上はトナー汚れが目立ってしまい、ランク5はほとんどクリーニングされていないような状態である。
起動トルクの評価は、クリーニングローラとブレード部材との当接位置(界面)にトナーを盛り付けて、さらにその状態でトナーを加熱した後に冷却することで実機にて発生するのと同等のトナー固着状態を再現させた。この状態で、クリーニングローラの回転軸にトルクゲージを取り付けて、クリーニングローラの回転開始時の起動トルクを測定した。なお、図3中の数値は、測定値をクリーニングローラ(直径2cm、幅32cm)の幅全域にトナーが固着した場合の値に換算したものである。
図3及び図4に示す実験結果から、以下のことがわかる。
まず、クリーニング性について、定性的にクリーニングローラの接触角が小さい程良く、特に、クリーニングローラの接触角を被クリーニング部材の接触角よりも小さくすることで大きな効果が得られることがわかる。なお、ベタ画像に比べてハーフトーン画像に対するクリーニング性が困難なのは、ベタ画像はトナーがフィルム状に集まっていてクリーニングローラに転移しやすいためである。このような場合、被クリーニング部材とクリーニングローラとの温度状態が重要である。すなわち、クリーニングローラの温度を被クリーニング部材の温度よりも下げることで、クリーニングローラ側に接触したトナー面が粘着性を発してクリーニングローラ側に転移しやすくなる。本実施の形態1の構成によれば、転写定着部材67、第1クリーニングローラ91、第2クリーニングローラ92の順に加熱手段から遠ざかるために、その順位で自然に温度が低下することになる。一方、ハーフトーン画像のようにトナーがフィルム状にならないくらい少量の画像である場合は、被クリーニング部材とクリーニングローラとの表面性の優劣(接触角の大小)が重要になることがわかる。
以上の結果から、被クリーニング部材(転写定着ローラ67)の接触角をθ0とし、クリーニングローラ(第1クリーニングローラ91)の接触角をθ1としたときに、θ0>θ1なる関係を満足する必要があるとの結論を得た。
さらに図4の結果にて、クリーニングローラの接触角が104°以下の領域において非常に優れたクリーニング性が得られたことから、θ0−θ1>5程度に調整することが望ましいとの結論を得た。
次に、起動トルクについて、接触角が99°以下のクリーニングローラを用いた場合には、トナー固着時の起動トルクが10N・mを超えてしまうことがわかる。起動トルクの増大に対しては、駆動部のモータの大型化やギア比の調整により対応することがある程度可能であるが、トルク増大があまりに大きい場合には現実的な対策とはいえない。好ましくは、起動トルクは10N・m以下に設定したい。
また、接触角が99°よりも小さいクリーニングローラを用いた場合には、ブレード部材に負荷がかかりブレード部材にゆがみ(破損)が発生してしまった。ブレード部材のゆがみに対しては、ブレード部材の機械的強度を向上させる方策も可能であるが、ブレード部材のロックが解除された後にクリーニングローラ表面にトナーが固着して不均一な状態になり被クリーニング部材との密着性が低下してクリーニング性が劣化する不具合は解消できない。したがって、ブレード部材を接触させるクリーニングローラに関しては、クリーニングローラからのトナーの剥離をスムーズにするために、接触角を99°以上に設定することがよいことがわかる。
以上の結果から、本実施の形態1におけるクリーニング装置90の構成において、第1クリーニングローラ91には転写定着ローラ67の接触角θ0よりも小さい接触角θ1(<θ0)をもつ材料を選択して、第2クリーニング部材92としては100°以上の接触角θ2(>100)をもつ材料を選択することが好適であるとの結論を得た。
ただし、θ1とθ2との関係については、必ずしもθ1>θ2なる関係を満足する必要はない。被クリーニング部材から第1クリーニングローラへのトナー転移と、第2クリーニングローラとブレード部材とのロック回避と、を総合的に考慮すると、むしろθ1<θ2なる関係を満足する方がよいことになる。このような条件では、第1クリーニングローラから離型性の良い第2クリーニングローラへのトナー転移が困難に思えるが、実際は、そのようなことは生じない。なぜなら、ベタ画像形成時に関して第1クリーニングローラから第2クリーニングローラへのトナーの転移は、第1クリーニングローラよりも第2クリーニングローラの方が被クリーニング部材から離れているために自然と温度が低くなっており、トナーの粘着性の温度依存性により第1クリーニングローラから第2クリーニングローラへの転移が進行するためである。ただし、ハーフトーン画像形成時に関しては、やはり第1クリーニングローラから第2クリーニングローラへの転移が鈍化する状況にはなるが、まったく転移がおこなわれないわけではない。また、第1クリーニングローラにトナーが残留した状態でもθ1をθ0よりも小さく設定していれば、その残留トナーが被クリーニング部材に再付着することはなく、第1クリーニングローラ上にある程度のトナーが溜まった段階で、そのトナーが自然に第2クリーニングローラに転移することになるため問題はない。
このように、本実施の形態1におけるクリーニング装置90では、転写定着ローラ67と第1クリーニングローラ91との当接位置における、転写定着ローラ67の表面温度が第1クリーニングローラ91の表面温度よりも高くなるように構成することが好ましい。
同様に、第1クリーニングローラ91と第2クリーニングローラ92との当接位置における、第1クリーニングローラ91の表面温度が第2クリーニングローラ92の表面温度よりも高くなるように構成することが好ましい。
すなわち、ヒータ70(加熱手段)に対する距離が、転写定着ローラ67、第1クリーニングローラ91、第2クリーニングローラ92の順に大きくなるように構成することが好ましい。
また、本実施の形態1におけるクリーニング装置90において、転写定着ローラ67と第1クリーニングローラ91との当接位置における、転写定着ローラ67の線速と第1クリーニングローラ91の線速とが異なるように構成することが好ましい。その際、転写定着ローラ67の線速が第1クリーニングローラ91の線速よりも遅くなるように構成することがさらに好ましい。
また、第1クリーニングローラ91と第2クリーニングろーら92との当接位置における、第1クリーニングローラ91の線速と第2クリーニングローラ92の線速とが異なるように構成することが好ましい。その際、第1クリーニングローラ91の線速が第2クリーニングローラ92の線速よりも遅くなるように構成することがさらに好ましい。
このように摺接する双方の部材間に線速差を設けることで、双方の部材間のトナー転移が促進されてクリーニング能力を向上させることができる。なお、その際の線速差は、20%の範囲内であることが好ましい。これを超えると摺接する部材の振動や異音が大きくなってしまう。また、線速差をもうける場合、トナーが転移させられる側の部材の線速を早めるほうが良い。これは、トナーを取られる側の部材よりも早いペースでクリーニングする表面が送り込まれる方が、クリーニングの効率が高まるためである。
また、本実施の形態1におけるクリーニング装置90において、第1クリーニングローラ91及び第2クリーニングローラ92のうち少なくとも一方に、弾性層を設けることが好ましい。これにより、転写定着ローラ67に対する第1クリーニングローラ91の密着性や、第1クリーニングローラ91に対する第2クリーニングローラ92の密着性や、第2クリーニングローラ92に対するブレード部材93の密着性、を高められるために、クリーニング装置90全体のクリーニング性が向上する。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、第1クリーニングローラ91(第1クリーニング部材)及び第2クリーニングローラ92(第2クリーニング部材)の表面性(離型性)を最適化しているために、加熱状態にあるトナーがクリーニング装置90に大量に入力する場合であっても、クリーニング装置90の駆動源の負荷やウォーミングアップ時間が増大することなく、ブレード部材93等の構成部材の破損が生じることなく、転写定着ローラ67(被クリーニング部材)に残留したトナーを確実にクリーニングすることができる。
なお、本実施の形態1では、ヒータ70(加熱手段)によって直接的に加熱される転写定着ローラ67を被クリーニング部材としてその表面のトナーを除去するクリーニング装置に対して本発明を適用した。これに対して、加熱手段によって間接的に加熱される被クリーニング部材の表面のトナーを除去するクリーニング装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。その場合にも、第1クリーニング部材及び第2クリーニング部材の表面性(離型性)を最適化することで、加熱状態にあるトナーがクリーニング装置に大量に入力するときであっても、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態1では、加熱手段としてヒータ70を用いて転写定着ローラ67を輻射熱により加熱したが、転写定着ローラ67を電磁誘導により加熱してもよい。さらに、本実施の形態1では、転写定着ローラ67に対向する像担持体として中間転写ベルト27を用いたが、転写定着ローラ67に対向する像担持体として中間転写ドラムを用いることもできる。これらの場合にも、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図5にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図5は、実施の形態2における転写定着装置を示す構成図であって、前記実施の形態1における図2に相当する図である。本実施の形態2における転写定着装置は、中間転写ベルトと転写定着ローラとのニップ部に記録媒体が搬送される点が、転写定着ローラと加圧ローラとのニップ部に記録媒体が搬送される前記実施の形態1のものと相違する。
図5を参照して、本実施の形態2における転写定着装置は、像担持体としての中間転写ベルト27に圧接してニップ部を形成する転写定着部材としての転写定着ローラ69が設置されている。転写定着ローラ69の内部には、加熱手段としてのヒータ70が設置されている。また、転写定着ローラ69を被クリーニング部材とするクリーニング装置90が設けられている。このクリーニング装置90は、前記実施の形態1のものと同様に構成され動作するものである。
このように構成された転写定着装置では、前記実施の形態1と同様のプロセスを経て形成された中間転写ベルト27上のトナー像が、転写定着ローラ69とのニップ部に搬送される記録媒体P上に、転写定着ローラ69によって転写・定着されることになる。そして、転写定着ローラ69の表面に付着したトナーが、クリーニング装置90によって除去される。
以上説明したように、本実施の形態2においても、前記実施の形態1と同様に、第1クリーニングローラ91(第1クリーニング部材)及び第2クリーニングローラ92(第2クリーニング部材)の表面性(離型性)を最適化しているために、加熱状態にあるトナーがクリーニング装置90に大量に入力する場合であっても、クリーニング装置90の駆動源の負荷やウォーミングアップ時間が増大することなく、ブレード部材93等の構成部材の破損が生じることなく、転写定着ローラ67(被クリーニング部材)に付着したトナーを確実にクリーニングすることができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置における転写定着装置を示す構成図である。 実験の条件及び結果を示す表図である。 図3の実験の結果を示すグラフである。 この発明の実施の形態2における転写定着装置を示す構成図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、
27 中間転写ベルト(像担持体)、
66 転写定着装置、
67 転写定着ローラ(定着部材)、
68 加圧ローラ(加圧部材)、
69 転写定着ローラ(転写定着部材)、
70 ヒータ(加熱手段)、
90 クリーニング装置、
91 第1クリーニングローラ(第1クリーニング部材)、
92 第2クリーニングローラ(第2クリーニング部材)、
93 ブレード部材、 P 記録媒体。

Claims (9)

  1. 記録媒体上にトナー像を転写するとともに定着する転写定着装置であって、
    トナー像を担持して所定方向に走行するとともに、加熱手段によって直接的又は間接的に加熱されて当該トナー像を加熱・溶融する定着部材と、
    前記定着部材に圧接して記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧部材と、
    所定方向に走行するとともに前記定着部材に当接して当該定着部材上のトナーを除去する第1クリーニングローラと、
    所定方向に走行するとともに前記第1クリーニングローラに当接して当該第1クリーニングローラ上のトナーを除去する第2クリーニングローラと、
    前記第2クリーニングローラに対してカウンタ方向に当接して当該第2クリーニングローラ上のトナーを除去するブレード部材と、
    を備え、
    前記定着部材の表面における水に対する接触角をθ0とし、前記第1クリーニングローラの表面における水に対する接触角をθ1とし、前記第2クリーニングローラの表面における水に対する接触角をθ2としたときに、
    θ0>θ1
    θ2>100
    なる関係が成立することを特徴とする転写定着装置。
  2. 前記定着部材と前記第1クリーニングローラとの当接位置における、前記定着部材の線速と前記第1クリーニングローラの線速とが異なるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の転写定着装置。
  3. 前記定着部材の線速が前記第1クリーニングローラの線速よりも遅くなるように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の転写定着装置。
  4. 前記第1クリーニングローラと前記第2クリーニングローラとの当接位置における、前記第1クリーニングローラの線速と前記第2クリーニングローラの線速とが異なるように構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の転写定着装置。
  5. 前記第1クリーニングローラの線速が前記第2クリーニングローラの線速よりも遅くなるように構成されたことを特徴とする請求項4に記載の転写定着装置。
  6. 前記定着部材と前記第1クリーニングローラとの当接位置における、前記定着部材の表面温度が前記第1クリーニングローラの表面温度よりも高くなるように構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の転写定着装置。
  7. 前記第1クリーニングローラと前記第2クリーニングローラとの当接位置における、前記第1クリーニングローラの表面温度が前記第2クリーニングローラの表面温度よりも高くなるように構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の転写定着装置。
  8. 前記第1クリーニングローラ及び前記第2クリーニングローラのうち少なくとも一方は、弾性層を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の転写定着装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の転写定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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