JPH07302012A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH07302012A
JPH07302012A JP9606494A JP9606494A JPH07302012A JP H07302012 A JPH07302012 A JP H07302012A JP 9606494 A JP9606494 A JP 9606494A JP 9606494 A JP9606494 A JP 9606494A JP H07302012 A JPH07302012 A JP H07302012A
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JP
Japan
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roller
toner
heating roller
cleaning
cleaning roller
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Pending
Application number
JP9606494A
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English (en)
Inventor
Shuji Koike
修司 小池
Motomichi Shibano
元通 芝野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱ローラの付着トナーを除去するクリーニ
ングローラの外周に複数の突起部及び離型性の高い皮膜
を形成した定着装置に関し、付着トナー除去に十分な効
果が得られ、装置の長寿命化を図ることができる定着装
置を提供する。 【構成】 熱源を内蔵する加熱ローラ14と、加熱ローラ
14に圧接する加圧ローラ15と、耐熱性を有する材料で形
成され、外周の全面に亙って複数の突起部25を有し、外
周を離型性の高い被覆材26で被覆して成り、加熱ローラ
14に接触して加熱ローラ14と同方向に回転するクリーニ
ングローラ24及びクリーニングローラ24に接するブレー
ド27を有するクリーナ16とを備え、トナー8の画像が転
写された媒体9を熱ローラ14及び加圧ローラ15の間に通
過させて画像を媒体9に定着させ、加熱ローラ14に付着
したトナー8をクリーニングローラ24により除去し、ク
リーニングローラ24に付着したトナー8をブレード27に
よって除去する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多色電子写真印刷装置
等の定着装置に係り、特に加熱ローラに付着したトナー
を除去するクリーニングローラの外周に複数の突起部を
形成し、フッ素樹脂材をコーティングした定着装置に関
するものである。
【0002】近年、オフィスオートメーション(OA)
の発達に伴い、複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ
等に電子写真印刷装置が多用されている。電子写真印刷
装置の画像プロセスには、静電潜像形成プロセス、静電
潜像現像プロセス、転写プロセス及び定着プロセスが含
まれる。
【0003】本発明は定着プロセスに関するもので、転
写プロセスにおいて用紙に転写されたトナー像が定着プ
ロセスで用紙に定着される。定着方法としては、圧力定
着法、フラッシュ定着法、熱定着法等が知られており、
いずれの定着法を採用するかによってトナー定着機構は
異なる。
【0004】プリンタや複写機等のOA機器では、省電
力化、小型化、ウォームアップ時間短縮化が要求されて
いるが、上記いずれの定着法もすべての要求を満たすこ
とができない。しかし、装置の小型・軽量化が可能なこ
と、装置構成が簡素なことから、ウオームアップ時間を
必要とするが熱定着法が広く用いられている。
【0005】最近では感光ドラムの静電潜像を順次異な
る色のトナーで現像して印刷媒体に転写する多色電子写
真印刷装置が開発、実用化されているが、特にモノクロ
印刷の場合に比べてカラー印刷の場合の定着器への要求
が一層厳しくなっており、ローラの寿命確保や定着ムラ
を防止できる機構が望まれている。
【0006】
【従来の技術】図7に多色電子写真印刷装置の内部側面
図を例示している。図に示すように、矢印の方向に回転
する感光ドラム1aの周囲に、ブラシ帯電器2、レーザ露
光器3、異なる色のトナー8a(イエロートナー、マゼン
タトナー、シアントナー、及びブラックトナー)を保持
している4個の現像器4a〜4d、中間転写ベルト50を備え
た中間転写器5、除電ランプ6、クリーナ7が配置され
ている。
【0007】現像器4a〜4dは図示していない離接機構を
有し、現像時には、4個中の1個だけが感光ドラム1aに
接触し、他の3個は離れている。現像器4a〜4dは、現像
ローラ40a〜40d、トナー8aを収容するトナー収容部41
a〜41d、及び現像ローラ40a〜40d上に吸着するトナ
ー8aの層厚を規制するブレード42a〜42dを備えてい
る。
【0008】また中間転写器5の中間転写ベルト50から
トナー像を印刷用紙(以下用紙という)9に転写する転写
ローラ10、転写後のトナー8aを清掃するクリーナ11、用
紙9上のトナー8aを定着する定着器12、転写ローラ10か
ら定着器12まで用紙9を搬送する搬送ベルト13が配置さ
れている。
【0009】例えば、感光ドラム1aの表面 (有機感光体
を用いた場合) が、ブラシ帯電器2によって全面にマイ
ナス帯電される。次に感光ドラム1aの表面に対して、レ
ーザ露光器3から所定の印刷パターンに応じた光が当て
られると、露光した部分の電荷が減少して静電潜像が形
成される。
【0010】この潜像領域が第1色目の現像器4aを通過
すると、マイナスに帯電したトナー8aが潜像領域に付着
してトナー像が形成される。付着した第1色目のトナー
像は、感光ドラム1aに接触する中間転写器5に転写され
る。
【0011】中間転写器5は中間転写ベルト50が一周し
て、次の第2色目の中間転写に備える。感光ドラム1aに
残留したトナー8aは、除電ブラシ6によって全面的に除
電されてクリーナ7によって清掃される。
【0012】かくて、順次第2色〜第4色の現像器4b〜
4dについて夫々同様に、位置決めされて露光、現像、及
び転写が行われ、4色のトナー像が中間転写器5上に重
ねて転写される。
【0013】一方、用紙9は、矢印A方向に1枚ずつ中
間転写ベルト50上に転写されたトナー像に接触する位置
に搬送される。転写ローラ10は用紙9にプラスの電荷を
与えるように構成されている。
【0014】従って中間転写ベルト50上のトナー像は用
紙9のプラス電荷に吸引されて転写される。中間転写器
5に4色のトナー像を転写した後、感光ドラム1aの残留
トナー8aは前記と同様に除電及び清掃され、また中間転
写ベルト50は、クリーナ11によって残留トナーが清掃さ
れて夫々初期状態に戻る。
【0015】用紙9に転写された4色のトナー像は定着
器12で定着され、図示省略したスタッカに送出される。
なお、上記例ではマイナス帯電のプロセスの場合を説明
したが、プラス帯電でも同様のプロセスである。
【0016】ここにおいて図8により定着器12の構成を
説明する。図において、定着器12は、ヒータH(例え
ば、600 Wのハロゲンランプ) を内蔵する加熱ローラ14
a、加熱ローラ14aに圧接して回転する加圧ローラ15
a、加熱ローラ14aに付着したトナー8a (二成分現像剤
ではキャリアが混入する) 及び塵を除去するクリーナ16
a、サーミスタ或いは熱電対で構成された温度検出器
S、加熱ローラ14aの表面に常に均一にオイルを塗布す
るオイル塗布装置17、加熱ローラ14aから用紙9を剥が
す分離爪18、ペーパーガイド19a,19b 、側板20で構成さ
れている。
【0017】加熱ローラ14a及び加圧ローラ15aは、ア
ルミニウムから成る素管とその表面をシリコーンゴムで
ライニングしたものである。このような構成を有するの
で、加熱ローラ14aをヒータHで加熱し、温度検出器S
で温度を検出して所定温度に達した後に、表面温度を一
定に制御する。そこで4色のトナー像が転写された用紙
9が矢印方向に搬送されて、加熱ローラ14a及び加圧ロ
ーラ15aの間を通過する。
【0018】この時、用紙9上のトナー8aは加熱ローラ
14aと加圧ローラ15aの熱と圧力により溶解して押し付
けられ、通過後の温度低下によって固化し定着する。加
熱ローラ14aにゴムがライニングされているので、定着
後のトナー像の表面が平滑になり、明度・彩度の良好な
色再現域の広い画像が得られる。
【0019】また、オイル塗布装置17のオイル塗布によ
り、加熱ローラ14aと加圧ローラ15aの間をトナー画像
を乗せた用紙9が通過する際にトナー8aが加熱ローラ14
aに付着しないようにしている。もし、加熱ローラ14a
にオイルを塗布しない場合には、加熱ローラ14aへのオ
フセットにより画表面が荒れるほか、表面のトナーが加
熱ローラ14aに取られるため用紙9上の色も変化する。
【0020】定着器12の寿命は、印刷画像の品質低下で
評価される。特に画像側の加熱ローラ14aの表面に傷が
発生した場合には、印刷画像表面に縦すじが現れる。縦
すじ発生のメカニズムは、傷が浅い場合には傷の部分に
シリコーンオイルが多く付着し、画像にオフセットのす
じが現れる。また、傷が深い場合には、画像のトナー8a
がオフセットを起こし光沢のないすじが現れる。
【0021】加熱ローラ14aの表面の傷発生の原因とし
ては以下の4項目が挙げられる。 (二成分)現像器4a〜4dからのキャリアの流出 分離爪18の先端の接触 クリーナ16aに付着した固体(冷却凝固)トナー、及び
キャリア 用紙9との摩擦 上記及びがクリーニングにおける傷発生に関係して
おり、これに対処するために、多色電子写真印刷装置等
では加熱ローラ14aに付着したトナー8a等を除去する方
法として、フリースクリーナと呼ばれるクリーニング方
式が採用されている。
【0022】即ち、クリーナ16aはフリースクリーナ
で、図9に示すように、21は加熱ローラ14aに傷を付け
ないように柔らかい不燃性のロール紙、加熱ローラ14a
にロール紙21を圧接する押圧ローラ22、ロール紙21を巻
き取る巻取りローラ23で構成されている。
【0023】ロール紙21の走行方向は加熱ローラ14aの
回転方向に対して正逆どちらの方向でも良く(図では逆
方向)、ゆっくり巻取り、2万枚印刷で10m程度として
いる。従って、ロール紙21に付着したトナー8a等は巻き
取られるため、常に柔らかいロール紙21が加熱ローラ14
aに接触するのでローラ面に傷を付けない。
【0024】また、公知例として次のようなものがあ
る。特開昭53−123147号公報「定着ローラのク
リーニング装置」において、定着ローラよりも離型性の
悪い材質のクリーニングローラを用いてトナーを付着さ
せる方法が提案されている。
【0025】特開昭54−005442号公報「ロール
定着におけるクリーニング装置」において、定着ローラ
とクリーニングローラとの材質の表面エネルギー準位を
変えて、単に接触するだけでトナーがクリーニングロー
ラに吸着する方法が提案されている。
【0026】特開昭57−053776号公報「複写機
のクリーニング装置」において、クリーニングローラに
当接するブレードの形状に、クリーニングローラのカー
ブに沿ったエッジ部を持たせることで掻き取りの向上を
図る方法が提案されている。
【0027】特開昭57−086873号公報「定着装
置」において、クリーニングローラの材質として、トナ
ーと親和性の良いものを用いることでクリーニング効果
を図る方法が提案されている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法によれ
ば、フリースクリーナにおいてロール紙を巻き取る場合
に、ロール紙の交換周期が決まり、一巻きのローラ紙の
寿命が短い。
【0029】また、不慮の故障で未定着像がオフセット
により多量に付着した場合には、常にゆっくりとした巻
取り速度でローラ紙が走行しているので、ローラ紙上の
トナーやキャリアが加熱ローラに接触して傷発生の原因
となることがある。
【0030】また、従来技術に示した特開昭53−12
3147号公報の方法は、クリーニングローラの材質に
離型性の悪いクリーニングローラを用いることから、定
着ローラより取ったトナーはクリーニングローラに付着
するが、逆にクリーニングローラ上に付着したトナーは
回収することが困難となり、結果としてクリーニングロ
ーラの表面をトナーが覆った時点でクリーニング効果は
なくなる。
【0031】特開昭54−005442号公報の方法
は、定着ローラとクリーニングローラとの表面エネルギ
ー準位を調整した材質を用いているが、カラー電子写真
印刷では定着ローラ上にシリコーンオイルを塗布したも
のを用いるためにクリーニングローラの表面もシリコー
ンオイルで被覆される。このため、ローラの材質による
エネルギー準位の関係がなくなり、クリーニング効果は
低下する。また二成分現像におけるキャリア上がりに対
するクリーニング効果はない。
【0032】特開昭57−053776号公報の方法で
は、クリーニングローラ上のトナーの掻き取りに関し
て、クリーニングローラの曲率を有するエッジのブレー
ドを用いることとしているが、弾性体ローラを用いてい
る場合、当接するブレードのエッジがシャープであると
クリーニングローラ表面に傷を付けることになり、この
ローラ上の傷に掻き取ったトナーが付着し始めクリーニ
ング効果が低下する。
【0033】特開昭57−086873号公報の方法で
は、トナーと親和性の良いクリーニングローラを用いる
こととしているが、クリーニングローラ上に付着したト
ナーの除去が困難になり、クリーニング効果は長続きし
ない。という問題点がある。
【0034】本発明は、加熱ローラ上のトナー及びキャ
リア等のクリーニング効果が高く、加熱ローラ表面の傷
の発生を減少でき、装置の長寿命化を図ることができる
クリーナを有する定着装置を提供することを目的として
いる。
【0035】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。図において、8はトナー、9は媒体、25は突起
部、26は被覆材、14は熱源を内蔵する加熱ローラ、15は
加熱ローラ14に圧接する加圧ローラ、24はクリーナ16に
設けられ、耐熱性及び弾性を有する材料で形成され、外
周の全面に亙って複数の突起部25を有し、外周を離型性
の高い被覆材26で被覆して成り、加熱ローラ14に接触し
て加熱ローラ14と同方向に回転するクリーニングロー
ラ、27はクリーナ16に設けられ、クリーニングローラ24
に接触するブレード、16はクリーニングローラ24及びブ
レード27を有するクリーナである。
【0036】トナー8の画像が転写された媒体9を加熱
ローラ14及び加圧ローラ15の間に通過させて、トナー8
の画像を媒体9に定着させ、且つ加熱ローラ14に付着し
たトナー8をクリーナ16のクリーニングローラ24によっ
て除去し、クリーニングローラ24に付着したトナー8を
クリーナ16のブレード27によって除去するように構成さ
れている。
【0037】
【作用】加熱ローラ14にクリーナ16のクリーニングロー
ラ24が接触して加熱ローラ14と同方向に回転すると、接
触面で逆方向に移動するので、クリーニングローラ24の
外周の複数の突起部25により、加熱ローラ14に付着した
トナー8が容易にクリーニングローラ24の面に付着す
る。クリーニングローラ24の面に付着したトナー8は、
クリーニングローラ24の外周が離型性の高い被覆材26で
被覆されているので、クリーニングローラ24に接触する
ブレード27によって容易に掻き取られて除去される。
【0038】従って、加熱ローラ14の面に付着したトナ
ー8がクリーナ16によって効率良くクリーニングされ、
フリースクリーナのようにロール紙の使い切りでロール
紙を交換する場合よりも長時間のクリーニングが可能と
なり、交換周期が長くなり、また、オフセット等による
加熱ローラ14上への付着の際にも十分な除去効果が得ら
れる。更に加熱ローラ14に傷を付けることがなくなり、
定着装置の長寿命化を図ることができる。
【0039】
【実施例】以下、従来例で説明した多色電子写真印刷装
置に本発明を適用した実施例(請求項1、請求項2及び
請求項5に対応している)を図2〜図4を参照して説明
する。図2は本発明の実施例を示す定着器の構成図、図
3は実施例のクリーニングローラを示す一部破断して示
す斜視図、図4は実施例の説明図である。全図を通じて
同一符号は同一対象物を示す。
【0040】図2の皮膜26aは、図1の被覆材26に対応
している。図2(a) の側面図及び(b) の要部拡大図に示
すように、定着器12aにおいて、クリーナ16bは、筺体
160 に収容されたクリーニングローラ24a及びブレード
27aで構成され、クリーニングローラ24aは加熱ローラ
14aに転接し、ブレード27aはクリーニングローラ24a
に先端で接触している。
【0041】ブレード27aは、板ばね270 の先端部に、
耐熱性ゴム(例えば、硬度700)で形成したゴム板271 が
取り付けられている。(或いはすべて金属板で形成した
時は、先端のエッジをラウンド研磨する。) 図3に示すように、クリーニングローラ24aは、金属
材、例えば、アルミニウム材で形成された軸240 に耐熱
性及び弾性を有する樹脂材、例えば、シリコーンゴム24
1(或いはフッ素ゴム等) を(例えば、5mm厚) ライニ
ングし (例えば、直径20mm) 、外周の全面に亙って突
起部25a (例えば、高さ数10μm)が形成され、更に外
周表面を離型性の高い材料、例えば、フッ素樹脂のコー
ティングが施されて被膜26aが形成されている。突起部
25aは、ライニング後の研磨加工、或いはライニング時
に金型によって形成される。
【0042】また、クリーニングローラ24aは、加熱ロ
ーラ14aの回転に対して同方向に低速度で回転するよう
に構成されている。図4は低速回転させる機構で、加熱
ローラ14aと同軸のギヤG1にギヤG2が噛合し、ギヤG2と
同軸の一枚歯形を有するギヤG3がクリーニングローラ24
aと同軸のギヤG4に噛合するように構成されている。
【0043】従って、加熱ローラ14aのギヤG1の回転に
連動してギヤG2,G3 が一回転すると、ギヤG4が間欠的に
一歯形分だけ回転し、クリーニングローラ24aが低速回
転する。
【0044】このような構成を有するので、印刷が開始
されると、加熱ローラ14aに転接しているクリーナ16b
のクリーニングローラ24aが加熱ローラ14aと同方向に
回転して、接触面で逆方向に移動し、クリーニングロー
ラ24aの外周の複数の突起部25aにより機械的な力で掻
き取り、加熱ローラ14aに付着したトナー8a(及びキャ
リア)が容易にクリーニングローラ24aの面に付着す
る。
【0045】そしてクリーニングローラ24aの面に付着
したトナー8aは、クリーニングローラ24aの外周が離型
性の高いフッ素樹脂の被膜26aで被覆されているので、
クリーニングローラ24aに接触するブレード27aによっ
て容易に掻き取られて除去される。
【0046】従って、加熱ローラ14aの面に付着したト
ナー8aがクリーナ16bによって効率良くクリーニングさ
れ、従来例で説明したフリースクリーナのようにロール
紙21の使い切りでロール紙21を交換する場合よりも長時
間のクリーニングが可能となる。また、オフセット等に
よる加熱ローラ14a上への付着の際にも十分な除去効果
が得られる。更に加熱ローラ14aに傷を付けることがな
くなり、定着装置12bの長寿命化を図ることができる。
【0047】また、図5及び図6に異なる実施例(1) 及
び(2) を示す。図5に示す異なる実施例(1)(請求項3に
対応している)が、上記実施例と異なるのは、実施例が
クリーニングローラのライニング材にシリコーンゴムを
使用したのに代えて、耐熱性樹脂材のスポンジを使用し
たことである。
【0048】即ち、図5に示すように、クリーニングロ
ーラ24bは、軸240 と耐熱性樹脂材のスポンジ241aで構
成し、スポンジ241aの面にフッ素樹脂をコーティングし
て皮膜26bが形成され、コーティングの際の熱収縮によ
り外周面に複数の凹凸25bが形成されている。従って、
スポンジ241aの柔軟性により加熱ローラ14aの表面への
負担を軽減させ、しかも、加熱ローラ14aとクリーニン
グローラ24bの接触幅を大きく(1.5mm→3mmに増
加)とることができ、クリーニング効果を一層高めるこ
とができる。
【0049】次に図6の異なる実施例(2)(請求項4に対
応している)が、上記実施例及び異なる実施例(1) と異
なるのは、実施例或いは異なる実施例(1) がクリーニン
グローラの外周面に複数の突起部或いは複数の凹凸を形
成したのに代えて、軸に平行なライン状の凸部を形成し
たことである。
【0050】即ち、図6に示すように、クリーニングロ
ーラ24cは、上記実施例の場合と同様に、シリコーンゴ
ム241bをライニングする時の金型により軸240 に平行し
てライン状に凸部25cが形成されている。凸部25cが形
成された後にフッ素樹脂のコーティングが施されて、被
膜26cが形成されている。
【0051】従って、加熱ローラ14aに付着したトナー
8aの掻き取りが容易になり、クリーニング効果が向上す
る。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1及び請求項2では、クリーニングローラの外周の
複数の突起部の機械的な力により、加熱ローラに付着し
たトナーが容易に掻き取られてクリーニングローラに付
着し、クリーニングローラに付着したトナーは、クリー
ニングローラが離型性の高い被覆材で被覆されているの
で、ブレードによって容易に掻き取って除去することが
できる。従って、加熱ローラに付着したトナーがクリー
ナによって効率良くクリーニングされ、フリースクリー
ナのようにロール紙の使い切りでロール紙を交換する場
合よりも長時間のクリーニングが可能となり、また、オ
フセット等による加熱ローラ上への付着の際にも十分な
除去効果が得られる。更に加熱ローラに傷を付けること
がなくなり、定着装置の長寿命化を図ることができる。
【0053】請求項3では、クリーニングローラにスボ
ンジを使用することにより、加熱ローラの表面への負担
を軽減させ、しかも加熱ローラとクリーニングローラの
接触幅を大きくとることができ、クリーニング効果を一
層高めることができる。
【0054】請求項4では、突起部を軸方向に平行した
長い凸形状とすることにより、加熱ローラに付着したト
ナーの掻き取りが容易になり、クリーニング効果を高め
ることができる。
【0055】請求項5では、ブレードを耐熱材で形成す
ることにより、ブレードの長寿命化を図ることができ
る。という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明の実施例を示す構成図
【図3】 実施例のクリーニングローラを示す斜視図
【図4】 実施例の説明図
【図5】 異なる実施例(1) を示す斜視図
【図6】 異なる実施例(2) を示す斜視図
【図7】 多色電子写真印刷装置を示す内部側面図
【図8】 従来例の定着器を示す側面図
【図9】 従来方法を示す側面図
【符号の説明】
8,8a はトナー、 9は媒体、
9aは用紙、14,14aは加熱ローラ、 15,15aは加圧
ローラ、16,16a,16bはクリーナ、 24,24a〜24d はク
リーニングローラ、25,25aは突起部、 25bは
凹凸、 25cは凸部、26は被覆材、
26a〜26cは被膜、 27,27aはブレー
ド、240 は軸、 241,241bはシリコーン
ゴム、241aはスポンジ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源を内蔵する加熱ローラ(14)と、 該加熱ローラ(14)に圧接する加圧ローラ(15)と、 耐熱性及び弾性を有する材料で形成され、外周の全面に
    亙って複数の突起部(25)を有し、該外周を離型性の高い
    被覆材(26)で被覆して成り、該加熱ローラ(14)に接触し
    て該加熱ローラ(14)と同方向に回転するクリーニングロ
    ーラ(24)及び該クリーニングローラ(24)に接触するブレ
    ード(27)を有するクリーナ(16)とを備え、 トナー(8) の画像が転写された媒体(9) を該加熱ローラ
    (14)及び該加圧ローラ(15)の間に通過させて、該トナー
    (8) の画像を該媒体(9) に定着させ、且つ該加熱ローラ
    (14)に付着したトナー(8) を該クリーニングローラ(24)
    によって除去し、該クリーニングローラ(24)に付着した
    トナー(8) を該ブレード(27)によって除去することを特
    徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記クリーニングローラ(24)は、金属材
    で成る軸に耐熱性及び弾性を有する樹脂材をライニング
    して形成したことを特徴とする請求項1の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニングローラ(24)は、金属材
    を軸として耐熱性を有する樹脂材のスポンジで形成した
    ことを特徴とする請求項1の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記突起部(25)は、軸方向に平行した長
    い凸形状であることを特徴とする請求項1、請求項2或
    いは請求項3の定着装置。
  5. 【請求項5】 前記ブレード(27)は、耐熱性を有する材
    料で形成されたことを特徴とする請求項1、請求項2、
    請求項3或いは請求項4の定着装置。
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