JP2016180792A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Yoshihiro Murakoshi
美洋 村越
茂 田代
Shigeru Tashiro
茂 田代
さや香 森田
Sayaka Morita
さや香 森田
前田 裕之
Hiroyuki Maeda
裕之 前田
大 諏訪間
Masaru Suwama
大 諏訪間
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Abstract

【課題】 定着部材と加圧部材との間において、ワックスを含有するトナーを用いたトナー画像を用紙に定着させた場合に、定着部材の表面に付着されたワックスを適切に分散させて、次の記録媒体に形成されたトナー画像に光沢ムラが発生するのを防止する。【解決手段】 記録媒体Sに形成されたワックスWを含有する未定着のトナー画像tを定着ベルト31に接触させるようにして、このトナー画像を定着ベルトと加圧ローラー34とにより記録媒体に定着させる定着装置30において、外周面に凸部35bが設けられたワックス転移用部材35を、定着ベルトの表面に接触させて回転駆動させ、このワックス転移用部材により、定着ベルトの表面に付着したワックスの一部を定着部材の表面から除去させると共に、除去させたワックスを定着部材の表面の他の位置に転移させるようにした。【選択図】 図4

Description

本発明は、トナー画像を記録媒体に定着させるのに使用する定着装置及びこのような定着装置を用いた画像形成装置に関するものである。特に、ワックスを含有するトナーを用いて記録媒体に形成された未定着のトナー画像を回転駆動される定着部材に接触させるようにして、前記の記録媒体を定着部材と加圧部材との間に導いて、前記のトナー画像を記録媒体に定着させる定着装置において、トナー画像が形成された部分とトナー画像が形成されていない非画像部分とにおいて、定着部材に付着されるワックスの状態が異なる場合において、定着部材の表面に付着されたワックスを適切に分散させて、次の記録媒体に形成されたトナー画像に光沢ムラが発生するのを防止するようにした点に特徴を有するものである。
従来から、複写機、プリンター、ファクシミリ及びこれらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置においては、一般に、感光体等の像担持体からトナー画像が転写された記録媒体を定着装置に導き、記録媒体に転写された未定着のトナー画像を、この定着装置において記録媒体に定着させるようにしている。
ここで、このような定着装置においては、一般に、像担持体から記録媒体に転写された未定着のトナー画像を回転駆動される定着部材に接触させるようにして、この記録媒体を定着部材と加圧部材との間において加熱・加圧させ、前記のトナー画像を記録媒体に定着させるようにしている。
また、このような定着装置においては、記録媒体が定着部材に巻き付くのを防止するため、特許文献1に示されるように、オイル塗布機構部に設けられたオイル塗布ローラーから定着部材にシリコーンオイル等のオイルを塗布するようにしたものが提案されている。
しかし、この定着装置においては、オイル塗布機構部に、オイル塗布ローラーの他に、オイル塗布ローラーにオイルを供給するために、オイル保持部、オイル輸送部、オイル吐出部、オイル供給ローラー等を設けることが必要になり、装置が大型化すると共に、コストも高くつき、またオイル保持部にオイルを補給することも必要になり、作業が面倒で、さらにコストも高くつくという問題があった。
また、従来においては、ワックスを含有するトナーを用いて記録媒体にトナー画像を形成し、この記録媒体を定着部材と加圧部材との間において加熱・加圧させて、トナー画像を記録媒体に定着させる際に、トナーに含有されるワックスを溶融させて定着部材に供給し、記録媒体が定着部材に巻き付くのを防止するようにしたものも提案されている。
しかし、このようにトナー画像を形成するトナーに含有されるワックスを溶融させて定着部材に供給するようにした場合、トナー画像が形成された部分とトナー画像が形成されていない非画像部分とにおいて、定着部材に対するワックスの付着状態にむらが生じて、定着部材にワックスによる潜像が形成され、この状態で、次の記録媒体を定着部材と加圧部材との間に導いてトナー画像を定着させるようにした場合、定着部材におけるワックスの付着量が多い部分と少ない部分とで、定着されたトナー画像に光沢ムラが生じ、特に、写真等の画像部の比率が高いトナー画像を定着させる場合に、このような光沢ムラが目立つという問題があった。
また、従来においては、特許文献2に示されるように、定着部材の表面の汚れをクリーニング部材により清掃するクリーニング装置を設け、このクリーニング部材の材料に、多孔質ポリテトラフルオロエチレンを使用し、これを弾性発泡体上に被覆させてロール形状にしたものや、ウェブ状にしたものを用い、このようなクリーニング部材によって定着部材の表面に付着したワックスを除去することが提案されている。
しかし、このようにクリーニング部材によって定着部材の表面に付着したワックスを除去した場合、記録媒体が定着部材に巻き付くのを防止することが困難になり、特許文献1に示されるように、定着部材にオイル等を塗布させることが必要になるという問題があった。
特開2004−101986号公報 特開2013−231893号公報
本発明は、記録媒体に形成された未定着のトナー画像を回転駆動される定着部材に接触させるようにして、前記の記録媒体を定着部材と加圧部材との間に導いて加熱・加圧させ、前記のトナー画像を記録媒体に定着させるようにした定着装置における前記のような問題を解決することを課題とするものである。
特に、本発明においては、ワックスを含有するトナーを用いて記録媒体に形成された未定着のトナー画像を記録媒体に定着させるようにした定着装置において、トナー画像が形成された部分とトナー画像が形成されていない非画像部分とにおいて、定着部材の表面に付着されるワックスの状態が異なる場合に、定着部材の表面に付着されたワックスを適切に分散させて、次の記録媒体に形成されたトナー画像に光沢ムラが発生するのを防止することを課題とするものである。
本発明に係る定着装置においては、前記の課題を解決するため、ワックスを含有するトナーを用いて記録媒体に形成された未定着のトナー画像を回転駆動される定着部材に接触させるようにして、前記の記録媒体を定着部材と加圧部材との間において加熱・加圧させ、前記のトナー画像を記録媒体に定着させる定着装置において、外周面に凸部が設けられたワックス転移用部材を、前記の定着部材の表面に接触させて回転駆動させ、前記のワックス転移用部材により、前記の定着部材の表面に付着したワックスの一部を、定着部材の表面から除去させてワックス転移用部材に保持させると共に、ワックス転移用部材に保持されたワックスを、定着部材の表面の他の位置に転移させるようにした。
このように外周面に凸部が設けられたワックス転移用部材を定着部材の表面に接触させて回転させ、このワックス転移用部材により、定着部材の表面に付着されたワックスの一部を、定着部材の表面から除去させてワックス転移用部材に保持させると共に、ワックス転移用部材に保持されたワックスを、定着部材の表面の他の位置に転移させると、トナー画像の部分と非画像部分とにおいて定着部材の表面に付着するワックスの状態が異なっても、定着部材の表面に付着したワックスが前記のワックス転移用部材により転移されて分散されるようになる。
ここで、前記のワックス転移用部材は、ローラーであっても、回転部材に架け渡される無端ベルトであってもよいが、装置を小型化させる点からは、ローラーで構成されたものを用いることが好ましい。
また、ワックス転移用部材の外周面に凸部を設けるにあたり、凸部間の間隔が大きくなると、定着部材の表面に付着したワックスを適切に分散させることが困難になるため、凸部間の間隔を300μm以下にすることが好ましい。また、定着部材の表面に付着したワックスのむらによる光沢むらがより目立たなくなるようにするため、前記の凸部間の間隔を等間隔にして、十分なスクリーン効果が得られるようにすることが好ましい。
また、ワックス転移用部材の外周面に設けられた凸部が定着部材の表面に適切に接触されて、定着部材の表面に付着したワックスの一部がこのワックス転移用部材における凸部により定着部材の表面から適切に除去されて保持されると共に、このように保持されたワックスが、このワックス転移用部材から定着部材の表面の他の位置に適切に転移されるようにするため、前記の凸部を弾性部材で構成することが好ましい。
また、本発明に係る画像形成装置においては、前記のような定着装置を用いて、未定着のトナー画像を記録媒体に定着させるようにした。
本発明の定着装置においては、前記のように外周面に凸部が設けられたワックス転移用部材を定着部材の表面に接触させて回転させ、定着部材の表面に付着されたワックスの一部を、ワックス転移用部材により定着部材の表面から除去させて保持させると共に、このワックス転移用部材に保持されたワックスを、定着部材の表面の他の位置に転移させるようにしたため、トナー画像の部分と非画像部分とにおいて定着部材の表面に付着するワックスの状態が異なっても、定着部材の表面に付着したワックスが前記のワックス転移用部材によって転移されて適切に分散されるようになる。
この結果、本発明の定着装置を用いて、ワックスが含有された未定着のトナー画像を連続して記録媒体に定着させる場合に、次の記録媒体に形成されたトナー画像に光沢ムラが発生するのを簡単且つ適切に防止できるようになる。
本発明の一実施形態に係る定着装置を使用した画像形成装置の例を示した概略説明図である。 前記の実施形態に係る定着装置により、未定着のトナー画像を記録媒体に定着させる状態を示した概略説明図である。 前記の実施形態に係る定着装置において、未定着のトナー画像を記録媒体に定着させた場合に、定着ベルトの表面に、ワックスが付着した部分とワックスが付着していない部分とが存在する状態を示した部分説明図である。 前記の実施形態に係る定着装置において、(A)は定着ベルトの表面に付着しているワックスの一部を、ワックス転移用部材により剥離させてワックス転移用部材に保持させる状態を示した概略説明図、(B)はワックス転移用部材に保持されたワックスを、ワックスが付着されていない定着ベルトの部分に転移させる状態を示した概略説明図である。 前記の実施形態に係る定着装置において、(A),(B),(C)は、それぞれワックス転移用部材における芯金の外周面に凸部を設ける場合の例を示した部分拡大断面図である。 前記の実施形態に係る定着装置において、(A),(B)は、それぞれワックス転移用部材の外周に凸部を配列させる場合の例を示した部分拡大平面図である。 前記の実施形態に係る定着装置において、ワックス転移用部材を定着ベルトの表面に接触させるように設けるにあたって、(A),(B)はワックス転移用部材を設ける位置を変更させた変更例を示した概略説明図である。
本発明の実施形態に係る定着装置及びこの定着装置を使用する画像形成装置について図面を参照しながら具体的に説明する。なお、本発明に係る定着装置及び画像形成装置は、下記の実施形態に示したものに限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
本発明の実施形態に係る定着装置30を使用する画像形成装置1においては、図1に示すように、その内部に4つのイメージングカートリッジ10A〜10Dを装着させている。
そして、前記の各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおいては、感光体11と、この感光体11の表面を帯電させる帯電装置12と、帯電された感光体11の表面に画像情報に応じた露光を行って感光体11の表面に静電潜像を形成する露光装置13と、感光体11の表面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー画像を形成する現像装置14と、感光体11の表面に形成されたトナー画像を中間転写ベルト21に転写させた後に、この感光体11の表面に残留するトナーを除去するクリーニング装置15とを設けている。
ここで、前記の各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおける各現像装置14においては、収容させるトナーの色彩を異ならせ、黒色、黄色、マゼンタ色、シアン色のトナーを収容させるようにしている。
また、前記の各トナーとしては、トナー粒子内にワックスが分散されて含有されたトナーを用いている。ここで、前記のワックスとしては、例えば、パラフィン系ワックス、ポリオレフィン系ワックス、これらの変性物(例えば、酸化物やグラフト処理物)、高級脂肪酸及びその金属塩、アミドワックス、エステル系ワックス等の一般に用いられている公知のワックスを使用することができる。
そして、この画像形成装置1においては、前記の各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおいて、それぞれ感光体11の表面を帯電装置12によって帯電させ、このように帯電された各感光体11の表面にそれぞれ露光装置13によって画像情報に応じた露光を行い、各感光体11の表面にそれぞれ画像情報に応じた静電潜像を形成し、各感光体11の表面に形成された静電潜像に、前記の各現像装置14からそれぞれの色彩のトナーを供給して、各感光体11の表面にそれぞれの色彩のトナー画像を形成するようにしている。
次いで、このような各イメージングカートリッジ10A〜10Dにおける各感光体11の表面に形成された各色彩のトナー画像を、中間転写ベルト21の内周側に設けられた一次転写ローラー21aにより中間転写ベルト21に順々に転写させて、この中間転写ベルト21の上に合成されたトナー画像を形成すると共に、転写後の各感光体11の表面に残留するトナーをそれぞれクリーニング装置15によって各感光体11の表面から除去するようにしている。
一方、この画像形成装置1内に収容された記録媒体Sを給紙ローラー22により給紙してタイミングローラー23に導き、このタイミングローラー23によって記録媒体Sを適当なタイミングで前記の中間転写ベルト21と転写ローラー24との間に導き、中間転写ベルト21上に形成された前記のトナー像を、この記録媒体Sに転写させるようにしている。
そして、記録媒体Sに転写されずに中間転写ベルト21上に残ったトナーを、第2クリーニング装置25によって中間転写ベルト21から除去するようにしている。
また、前記のようにしてトナー画像が転写された記録媒体Sを定着装置30に導き、この定着装置30において、前記のトナー画像を記録媒体Sに定着させ、その後、トナー画像が定着された記録媒体Sを排紙ローラー27によって排紙するようにしている。
次に、本発明の実施形態に係る定着装置30について具体的に説明する。
この定着装置30においては、図1及び図2に示すように、定着部材として無端状の定着ベルト31を用い、この定着ベルト31を、ハロゲンランプ等の加熱装置32aが設けられた加熱ローラー32と定着側加圧ローラー33とに架け渡し、この定着ベルト31を前記の加熱ローラー32によって加熱させるようにしている。
また、この定着装置30においては、加圧部材として加圧ローラー34を用い、この加圧ローラー34を前記の定着ベルト31を介して定着側加圧ローラー33に押圧させて、この加圧ローラー34を回転装置(図示せず)により回転させ、この加圧ローラー34の回転に伴って、前記の定着ベルト31と定着側加圧ローラー33とを従動回転させるようにしている。
そして、前記のようにトナー画像tが形成された記録媒体Sを、トナー画像tが形成された面が前記の定着ベルト31に接するようにして、前記の加圧ローラー34と定着ベルト31との間のニップ部分に導き、このニップ部分において前記の記録媒体Sを加圧ローラー34と定着ベルト31とにより加熱・加圧させて、トナー画像tを記録媒体Sに定着させるようにしている。
ここで、前記のようにトナー画像tが形成された面が定着ベルト31と接するようにして、トナー画像tを記録媒体Sに定着させるようにした場合、図3に示すように、トナー画像tと接触する部分における定着ベルト31の表面には、トナーに含有されたワックスWが溶融されて付着する一方、トナー画像tが形成されていない非画像部分と接触する部分においては、定着ベルト31の表面にはワックスWが付着されず、定着ベルト31の表面において、ワックスWが付着した部分と、ワックスWが付着していない部分とが存在するようになる。
そして、このように定着ベルト31の表面にワックスWが付着した部分とワックスWが付着していない部分とが存在する状態で、この定着ベルト31に次の記録媒体Sに形成されたトナー画像tを接触させて、このトナー画像tを記録媒体Sに定着させるようにした場合、ワックスWが付着した定着ベルト31の表面と接触する部分においては、ワックスWが定着ベルト31から記録媒体Sに付与される一方、ワックスWが付着されていない定着ベルト31の表面と接触する部分においては、ワックスWが記録媒体Sに付与されず、次の記録媒体Sに形成されたトナー画像tに光沢ムラが発生するようになる。
このため、この実施形態に係る定着装置30においては、図1及び図2に示すように、トナー画像tを記録媒体Sに定着させる加圧ローラー34と定着ベルト31とのニップ部分よりも定着ベルト31の移動方向下流側であって前記の定着側加圧ローラー33と対向する位置に、芯金35aの外周面に凸部35bが設けられたローラー状のワックス転移用部材35を設け、このワックス転移用部材35を定着ベルト31の表面に接触させて回転駆動させるようにしている。
そして、このように外周面に凸部35bが設けられたワックス転移用部材35を前記の定着ベルト31の表面に接触させて回転駆動させると、図4(A)に示すように、ワックスWが付着した定着ベルト31の部分においては、前記のワックス転移用部材35における凸部35bにより、定着ベルト31の表面に付着しているワックスWの一部が剥離されて、このワックスWがワックス転移用部材35に保持されるようになる。また、このようにワックス転移用部材35に保持されたワックスWが、図4(B)に示すように、このワックス転移用部材35からワックスWが付着されていない定着ベルト31の表面に付与されるようになり、ワックスWが付着された定着ベルト31の部分におけるワックスWの一部が、前記のワックス転移用部材35によりワックスWが付着されていない定着ベルト31の部分に転移されるようになる。
この結果、記録媒体Sにおけるトナー画像tの部分と非画像部分とにおいて定着ベルト31の表面に付着されるワックスWの状態が異なっても、定着ベルト31の表面におけるワックスWが、ワックス転移用部材35によって定着ベルト31の表面に適切に分散されるようになり、次の記録媒体Sに形成されたトナー画像tに光沢ムラが発生するのが防止されるようになる。
ここで、前記のワックス転移用部材35において、芯金35aの外周面に凸部35bを設けるにあたっては、図5(A)に示すように、芯金35aの外周面に凸部35bを直接設けるようにすることもできるが、図5(B)に示すように、芯金35aの外周面に、凸部35bが設けられた被覆層35cを取り付けるようにすることができ、さらに前記の凸部35bが摩耗したりするのを抑制するために、図5(C)に示すように、凸部35bが設けられた被覆層35cの上にPFA等の樹脂で構成されたコート層35dを設けるようにすることもできる。
また、前記のようにワックス転移用部材35の外周に凸部35bを設けるにあたり、定着ベルト31の表面に付着したワックスWが、このワックス転移用部材35における凸部35bによって定着ベルト31の表面から適切に除去されて保持されると共に、このように保持されたワックスが、このワックス転移用部材35からワックスWが付着されていない定着ベルト31の表面の位置に適切に転移されるようにするために、前記の凸部35bを弾性部材で構成することが好ましく、またこの弾性材料としては、耐熱性に優れたメチルシリコーンゴム、ビニルメチルシリコーンゴム、フェニルメチルシリコーンゴム、フロロシリコーンゴム等のシリコーンゴムや、フッ化ビニリデン系ゴム、四フッ化エチレン−プロピレンゴム、四フッ化エチレン−プロピレンゴム等のフッ素ゴムを用いることが好ましい。
また、前記のようにワックス転移用部材35の外周に凸部35bを配列させるようにして設けるにあたっては、例えば、図6(A)に示すように、ワックス転移用部材35の軸方向xにおける凸部35bの間隔pxとワックス転移用部材35の周方向yにおける凸部35bの間隔pyとが一定になるように配列させるようにしたり、図6(B)に示すように、ワックス転移用部材35における各凸部35b間の間隔pが一定になるように配列させるようにすることができる。なお、このように凸部35bを配列させる場合、前記の各凸部35b間の間隔px、py、pを300μm以下にすることが好ましい。
また、前記の実施形態に係る定着装置30においては、ワックス転移用部材35を定着ベルト31の表面に接触させるように設けるにあたり、ワックス転移用部材35を定着側加圧ローラー33と対向する位置に設けるようにしたが、ワックス転移用部材35を設ける位置は特に限定されない。例えば、図7(A)に示すように、前記の加熱ローラー32と対向する位置において、ワックス転移用部材35を定着ベルト31の表面に接触させるようにしたり、図7(B)に示すように、ワックス転移用部材35を定着側加圧ローラー33と加熱ローラー32との間における定着ベルト31と接触するように設けると共に、このワックス転移用部材35に押されて定着ベルト31が撓むのを防止するように、ワックス転移用部材35と対向する位置にバックアップローラー36を設けるようにすることもできる。
なお、この実施形態においては、定着部材として、無端状の定着ベルト31を用い、この定着ベルト31を、加熱ローラー32と定着側加圧ローラー33とに架け渡すようにしたが、定着部材はこのようなものに限定されず、図示していないが、内部にハロゲンランプ等の加熱装置が設けられた定着ローラー等を用いることもできる。
また、この実施形態においては、ワックス転移用部材35として、芯金35aの外周面に凸部35bが設けられたローラー状のものを用いるようにしたが、ワックス転移用部材35はこのようなものに限定されず、図示していないが、外周面に凸部が設けられた無端ベルト状のものを用いることもできる。
1:画像形成装置
10A,10B,10C,10D:イメージングカートリッジ
11:感光体
12:帯電装置
13:露光装置
14:現像装置
15:クリーニング装置
21:中間転写ベルト、21a:一次転写ローラー
22:給紙ローラー
23:タイミングローラー
24:転移ローラー
25:第2クリーニング装置
27:排紙ローラー
30:定着装置
31:定着ベルト(定着部材)
32:加熱ローラー、32a:加熱装置
33:定着側加圧ローラー
34:加圧ローラー(加圧部材)
35:ワックス転移用部材、35a:芯金、35b:凸部、35c:被覆層、35d:コート層
36:バックアップローラー
S:記録媒体
W:ワックス
t:トナー画像
px,py,p:凸部間の間隔

Claims (5)

  1. ワックスを含有するトナーを用いて記録媒体に形成された未定着のトナー画像を回転駆動される定着部材に接触させるようにして、前記の記録媒体を定着部材と加圧部材との間に導いて、前記のトナー画像を記録媒体に定着させる定着装置において、外周面に凸部が設けられたワックス転移用部材を、前記の定着部材の表面に接触させて回転駆動させ、前記のワックス転移用部材により、前記の定着部材の表面に付着したワックスの一部を、定着部材の表面から除去させてワックス転移用部材に保持させると共に、ワックス転移用部材に保持されたワックスを、定着部材の表面の他の位置に転移させることを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、前記のワックス転移用部材がローラーで構成されていることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の定着装置において、前記のワックス転移用部材における凸部間の間隔が300μm以下であることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の定着装置において、前記のワックス転移用部材における凸部が、弾性部材で構成されていることを特徴とする定着装置。
  5. 未定着のトナー画像を記録媒体に定着させる定着装置を備えた画像形成装置において、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載した定着装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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