JP2000039799A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2000039799A
JP2000039799A JP10208912A JP20891298A JP2000039799A JP 2000039799 A JP2000039799 A JP 2000039799A JP 10208912 A JP10208912 A JP 10208912A JP 20891298 A JP20891298 A JP 20891298A JP 2000039799 A JP2000039799 A JP 2000039799A
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fixing
fixing roller
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JP10208912A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Inoguchi
英彦 猪口
Tadafumi Shimizu
忠文 志水
Tetsuya Mitsuyasu
哲也 光安
Hiroyuki Noda
宏之 野田
Junichi Terayama
純一 寺山
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着ローラにおけるトナー像の定着位置の直
前に配置したサーミスタによるオイル筋を除去する。 【解決手段】 定着ローラ2および加圧ローラ3と、シ
リコーンオイルが含浸され、押圧ローラ8に押圧されて
このシリコーンオイルを定着ローラ2の表面に供給する
ウェブ5と、ウェブ5の未使用部分が巻き付けられたウ
ェブローラ6と、シリコーンオイルを定着ローラ2に供
給した後のウェブ5を巻き取る巻き取りローラ7と、定
着ローラ2におけるウェブ5の接触位置からトナー像の
定着位置に至る途中で定着ローラ2に当接して配置さ
れ、定着ローラ2の回転に連動して回転する均しローラ
20と、定着ローラ2におけるウェブ5の接触位置から
均しローラ20の当接位置に至る途中で定着ローラ2に
接触して取り付けられ、定着ローラ2の表面温度を測定
するサーミスタ21とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタな
どの画像形成装置に取り付けられた定着装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真方式を用いた画像形成装
置の定着装置においては、シリコーンオイル等の離型剤
を定着ローラに塗布して、トナーが定着ローラにオフセ
ットすることを防止する技術が採用されている。
【0003】特に、複数の異なる色のトナーを混色させ
た印刷を行うフルカラー画像形成装置では、定着ローラ
は非常に高い離型性を必要とするので、定着ローラには
多量の離型剤が塗布される。
【0004】次に、従来のフルカラー画像形成装置に取
り付けられた定着装置について説明する。ここで、図2
は従来の定着装置を示す概略図である。
【0005】トナー像を用紙4に定着させる定着装置
は、図2に示すように、定着ローラ2と、搬送されてき
た未定着トナー像の転写された用紙4を定着ローラ2と
ともに挟持して回転する加圧ローラ3と、定着ローラ2
に離型剤であるシリコーンオイルを塗布するとともに定
着動作の終了した定着ローラ2の表面をクリーニングす
るウェブ5を有している。
【0006】定着ローラ2の芯金および加圧ローラ3の
芯金内にはハロゲンヒータ(図示せず)がそれぞれ配置
されている。そして、定着ローラ2の温度をこれに当接
したサーミスタ(温度測定手段)12で検知してハロゲ
ンヒータをオンオフ制御し、定着ローラ2をたとえば1
65℃に一定に維持するようにしている。
【0007】ウェブ5は、その未使用部分が巻き付けら
れたウェブローラ6と、使用済みの部分を巻き取る巻き
取りローラ7とに張架されている。そして、押圧ローラ
8によって裏面側から定着ローラ2の表面に押し当てら
れている。
【0008】このようなウェブ5は、ギア9,10,1
1を介して独立した駆動源(モータ)により回転駆動さ
れる巻き取りローラ7に巻き取られるように定量送りさ
れて押圧ローラ8で定着ローラ2に押し付けられ、定着
ローラ2のオフセット防止層にシリコーンオイルを塗布
するようになっている。
【0009】次に、以上のように構成された従来の定着
装置の動作について説明する。定着ローラ2および加圧
ローラ3が相互に反対方向、図示する場合においては定
着ローラ2は矢印Aで示す反時計回り方向、加圧ローラ
3は矢印Bで示す時計回り方向に回転する。そして、複
数の色のトナーより成るトナー像を積層して担持した用
紙4を挟持しながら矢印Cで示す搬送方向に移動させる
ことにより、トナー像を用紙4上に混色させつつ熱定着
させ、フルカラー像を用紙4上に形成する。
【0010】このとき、ウェブ5は定着ローラ2の回転
に同期して矢印Dで示す時計回り方向に回転するウェブ
ローラ6から一定量ずつ送り出されて巻き取りローラ7
に巻き取られている。そして、これによりウェブ5は定
着ローラ2に一定量ずつシリコーンオイルを塗布すると
ともに、用紙4から定着ローラ2に付着したトナーを除
去して定着ローラ2の表面をクリーニングする。
【0011】ここで、定着ローラ2は、定着により温度
を用紙4に吸収されるために定着直後が最も温度が低下
する。そこで、回転を続ける間にハロゲンヒータにより
加熱され、定着直前には165℃になるように制御され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の技
術では、サーミスタ12はトナー像の定着位置の直後に
設けられているため、記録を継続している時点では定着
温度である165℃よりもかなり低い温度が検知される
ことになる。
【0013】しかしながら、定着開始直後、用紙4の厚
みや材質により温度が急激に変化した場合、ジャムの解
除直後などは定着ローラ2の表面温度が均一となってい
ない場合など定着ローラ2の表面温度が均一となってい
ないときに、サーミスタ12が低い温度を検知したため
にハロゲンランプの点燈時間が長くなるように制御さ
れ、実際の定着温度が高くなりすぎて定着ローラ2への
用紙4の巻き付きが発生したり、逆にサーミスタ12が
高い温度を検知したためにハロゲンランプの点燈時間が
短くなるように制御され、実際の定着温度が低くなりす
ぎて定着不良が発生する。
【0014】このような定着不良を防止するためには、
サーミスタ12をトナー像の定着位置の直前に配置すれ
ばよい。
【0015】しかし、サーミスタ12は接触型であるた
めに、このような配置ではサーミスタ12の接触により
定着ローラ2の表面に形成されたシリコーンオイルの層
に筋が生じてしまうことになる。これでは、用紙4上に
オイル筋が発生したり、定着ローラ2への用紙4の巻き
付きが発生したりする危険性があった。
【0016】そこで、本発明は、定着ローラにおけるト
ナー像の定着位置の直前に配置した温度測定手段による
オイル筋を除去することのできる定着装置を提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の定着装置は、記録媒体に転写されたトナー
像を加熱加圧してこれを記録媒体に定着させる定着ロー
ラおよび加圧ローラと、離型剤が含浸され、押圧ローラ
に押圧されてこの離型剤を定着ローラの表面に供給する
シート状のウェブと、ウェブの未使用部分が巻き付けら
れたウェブローラと、離型剤を定着ローラに供給した後
のウェブを巻き取る巻き取りローラと、定着ローラにお
けるウェブの接触位置からトナー像の定着位置に至る途
中で定着ローラに当接して配置され、定着ローラの回転
に連動して回転する均しローラと、定着ローラにおける
ウェブの接触位置から均しローラの当接位置に至る途中
で定着ローラに接触して取り付けられ、定着ローラの表
面温度を測定する温度測定手段とを有する構成としたも
のである。
【0018】これにより、定着ローラに連動して回転す
る均しローラで温度測定手段の接触で定着ローラに発生
したオイル筋を除去することが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、記録媒体に転写されたトナー像を加熱加圧してこれ
を記録媒体に定着させる定着ローラおよび加圧ローラ
と、離型剤が含浸され、押圧ローラに押圧されてこの離
型剤を定着ローラの表面に供給するシート状のウェブ
と、ウェブの未使用部分が巻き付けられたウェブローラ
と、離型剤を定着ローラに供給した後のウェブを巻き取
る巻き取りローラと、定着ローラにおけるウェブの接触
位置からトナー像の定着位置に至る途中で定着ローラに
当接して配置され、定着ローラの回転に連動して回転す
る均しローラと、定着ローラにおけるウェブの接触位置
から均しローラの当接位置に至る途中で定着ローラに接
触して取り付けられ、定着ローラの表面温度を測定する
温度測定手段とを有する定着装置であり、定着ローラに
連動して回転する均しローラにより、温度測定手段の接
触で定着ローラに発生したオイル筋を除去することが可
能になるという作用を有する。
【0020】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、均しローラの表面には弾性体層
が形成されている定着装置であり、定着ローラとの接触
面積が増加するとともに表面粗さが吸収されるので、よ
り確実に離型剤を定着ローラに均等に塗布してオイル筋
を除去することが可能になるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2記載の発明において、温度測定手段はサーミ
スタである定着装置であり、定着ローラに連動して回転
する均しローラにより、温度測定手段の接触で定着ロー
ラに発生したオイル筋を除去することが可能になるとい
う作用を有する。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図1
を用いて説明する。図1は本発明の一実施の形態である
定着装置を示す概略図である。
【0023】本実施の形態の定着装置はフルカラー画像
形成装置などの画像形成装置に取り付けられて使用され
るものである。
【0024】ここで、フルカラー画像形成装置は、感光
性受容層が塗布されて周回動する感光体ベルトの外周面
に沿って、ブラック(B)、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)の各色のトナーを収納する現像
器や、コロナ放電により感光体ベルトを帯電させる帯電
器などが設けられている。また、半導体レーザ素子が内
蔵され、画像データに応じレーザの発光と消灯を切換え
ながらレーザ光を感光体ベルトに照射し、静電潜像を形
成するLSU(Laser ScanningUni
t)が設けられている。さらに、感光体ベルトに対向し
て、感光体ベルト上のトナー像が転写される中間転写体
ベルトが設置されている。
【0025】そして、周回動する中間転写体ベルトに接
触するように用紙搬送路が形成されて、中間転写体ベル
トに重ね形成されたトナー像は、この用紙搬送路上を搬
送される用紙に転写される。
【0026】用紙搬送路の下流側には図1に示す定着装
置が設置されており、用紙に転写された未定着のトナー
像は定着装置により加熱、加圧定着される。
【0027】ここで、トナー像を用紙(記録媒体)4に
定着させる定着装置は、図1に示すように、内部または
外部の熱源により表面温度が最適定着温度(160℃〜
180℃)となるよう加熱されている定着ローラ2と、
この定着ローラ2と対をなして設けられ、搬送されてき
た未定着トナー像の転写された用紙4を定着ローラ2と
ともに挟持して回転する加圧ローラ3と、定着ローラ2
に離型剤であるシリコーンオイルを塗布するとともに定
着動作の終了した定着ローラ2の表面をクリーニングす
る離型剤塗布手段であるシート状のウェブ5を有してい
る。
【0028】ウェブ5は、たとえばゴア社製ゴアテック
スの不織布からなり、たとえば粘度500cSのシリコ
ーンオイルなどの離型剤が含浸されている。そして、こ
のようなウェブ5は、その未使用部分が巻き付けられた
ウェブローラ6と、定着ローラ2の表面に離型剤を塗布
するとともに表面をクリーニングした使用済みの部分を
巻き取る巻き取りローラ7とに張架されている。そし
て、ウェブ5は、裏面側から押圧ローラ8によって定着
ローラ2の表面に押し当てられている。
【0029】ここで、定着ローラ2は、基材であるアル
ミ製の芯金(図示せず)上に高温加硫型シリコーンゴム
(以下、「HTVシリコーンゴム」という。)からなる
弾性層を形成し、この弾性層上にフッ素ゴムよりなる耐
油層を、さらにその上に常温加硫型シリコーンゴム(以
下、「RTVシリコーンゴム」という。)からなるオフ
セット防止層を形成したものからなる。なお、この定着
ローラ2の外径は、たとえばφ40mmである。
【0030】また、加圧ローラ3は、アルミ製の芯金
(図示せず)上にHTVシリコーンゴムからなる弾性層
を形成し、弾性層上にフッ素樹脂の樹脂層を形成したも
のからなり、外径は、たとえば定着ローラ2と同様にφ
40mmである。
【0031】定着ローラ2の芯金および加圧ローラ3の
芯金内にはハロゲンヒータ(図示せず)がそれぞれ配置
されている。そして、定着ローラ2の温度を後述するサ
ーミスタ(温度測定手段)12で検知してハロゲンヒー
タをオンオフ制御し、定着ローラ2の温度を約165℃
に一定に維持するようにしている。なお、定着ローラ2
の温度測定には、サーミスタ12以外の接触型の温度測
定手段を用いることもできる。
【0032】定着手段である定着ローラ2および加圧ロ
ーラ3は図示しない駆動機構により印字動作中は連続的
に回転駆動されている。
【0033】一方、ウェブ5は必要に応じて断続的に送
ればよく、また、その搬送(巻き取り)速度は定着ロー
ラ2の回転速度に比べて低速で足りる。したがって、ウ
ェブ5は、ギア9,10,11を介して独立した駆動源
(モータ)により回転駆動される巻き取りローラ7に巻
き取られるように定量送りされて押圧ローラ8で定着ロ
ーラ2に押し付けられ、定着ローラ2のオフセット防止
層にシリコーンオイルを塗布するようになっている。な
お、巻き取りロール7には一方向クラッチ(図示せず)
が設けられており、ウェブ5を巻き取る方向へのみ回転
するよう構成されている。
【0034】図示するように、定着装置には、定着ロー
ラ2と所定の幅にわたって当接し、定着ローラ2の回転
に連動して回転する均しローラ20が設置されている。
たとえば金属製の均しローラ20は、定着ローラ2にお
けるウェブ5の接触位置からトナー像の定着位置に至る
途中で定着ローラ2に当接して配置されている。
【0035】また、定着ローラ2におけるウェブ5の接
触位置から均しローラ20の当接位置に至る途中には、
定着ローラ2に接触して、この定着ローラ2表面の温度
を測定するサーミスタ21が配置されている。
【0036】次に、以上のように構成された定着装置の
動作について説明する。定着ローラ2および加圧ローラ
3が相互に反対方向、図示する場合においては定着ロー
ラ2は矢印Aで示す反時計回り方向、加圧ローラ3は矢
印Bで示す時計回り方向に回転する。そして、複数の色
のトナーより成るトナー像を積層して担持した用紙4を
挟持しながら矢印Cで示す搬送方向に移動させることに
より、トナー像を用紙4上に混色させつつ熱定着させ、
フルカラー像を用紙4上に形成する。
【0037】このとき、ウェブ5は定着ローラ2の回転
に同期して矢印Dで示す時計回り方向に回転するウェブ
ローラ6から一定量ずつ送り出されて巻き取りローラ7
に巻き取られている。そして、これによりウェブ5は定
着ローラ2に一定量ずつシリコーンオイルを塗布すると
ともに、用紙4から定着ローラ2に付着したトナーを除
去して定着ローラ2の表面をクリーニングする。
【0038】ここで、定着ローラ2のウェブ5の接触位
置からトナー像の定着位置に至る途中にサーミスタ12
および均しローラ20が順次配置されているので、定着
ローラ2の表面には塗布されたシリコーンオイルは、ト
ナー像の定着位置に到達する前に、均しローラ20によ
り均一の厚さとされる。これにより、たとえばサーミス
タ12の接触、ウェブ5の厚さの変化や繊維の方向によ
り定着ローラ2上にシリコーンオイルのオイル筋ができ
たとしても、用紙4を挟持するまでに均しローラ20に
より均一の厚さにされる。
【0039】また、記録開始時やジャムの解除後の回転
開始時点において、シリコーンオイルが定着ローラ2上
に余分に溜まることにより横方向のオイル筋ができてし
まった場合でも、均しローラ20がバッファの働きをし
て余分なシリコーンオイルが均しローラ20により保持
される。これにより、均しローラ20を通過した後は、
定着ローラ2のオイル筋が低減される。
【0040】なお、ブレードを定着ローラ2に当接させ
てこれと同等の効果を得ようとした場合には、ブレード
のエッジ先端の仕上げ、長さ、反り、厚みなどを精度よ
く作成する必要が生じて高価な定着装置になってしま
う。また、シリコーンオイルの量が少ないと極めてわず
かな精度の狂いでもオイル筋を生じてしまう。
【0041】これに対し、本実施の形態に示すように均
しローラ20を採用すれば、ローラ表面の粗さのみにつ
いての精度を確保すれば良いため、比較的安価な定着装
置を得ることができる。また、シリコーンオイルの量が
少ない場合でも、オイル筋の発生を防止することができ
る。
【0042】なお、均しローラ20の表面には、たとえ
ばゴムからなる弾性体層を設けても良い。これにより、
定着ローラ2との接触面積が増加するとともに表面粗さ
が吸収されるので、より確実にシリコーンオイルを定着
ローラ2に均等に塗布してオイル筋を除去することがで
きる。
【0043】このように、本実施の形態によれば、定着
ローラ2に連動して回転する均しローラ20により定着
ローラ2におけるトナー像の定着位置の直前に配置した
サーミスタ12の接触によるオイル筋が除去されて、ウ
ェブ5に含浸されたシリコーンオイルが定着ローラ2に
均等に塗布されるようになる。
【0044】これにより、サーミスタ21をトナー像の
定着位置の直前に配置することが可能になって、実際の
定着温度により近い温度が測定できる。これにより、定
着開始直後、用紙4の厚みや材質により温度が急激に変
化した場合、あるいはジャムの解除直後など定着ローラ
2の表面温度が均一となっていないときでも、サーミス
タ12により定着直前の温度が測定できるので、ハロゲ
ンランプの点燈時間を適切に制御できて定着ローラ2へ
の用紙4の巻き付きや定着不良の発生を低減させること
が可能になる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、定着ロ
ーラに連動して回転する均しローラにより、温度測定手
段の接触で定着ローラに発生したオイル筋を除去するこ
とが可能になるという有効な効果が得られる。
【0046】これにより、ウェブに含浸された離型剤が
定着ローラに均等に塗布されるようになって実際の定着
温度により近い温度が測定できるので、定着ローラの温
度制御が適切になり、定着ローラへの記録媒体の巻き付
きや定着不良の発生を低減させることが可能になるとい
う有効な効果が得られる。
【0047】また、均しローラの表面に弾性体層を形成
すれば、定着ローラとの接触面積が増加するとともに表
面粗さが吸収されるので、より確実に離型剤を定着ロー
ラに均等に塗布してオイル筋を除去することが可能にな
るという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である定着装置を示す概
略図
【図2】従来の定着装置を示す概略図
【符号の説明】
2 定着ローラ 3 加圧ローラ 4 用紙(記録媒体) 5 ウェブ 6 ウェブローラ 7 巻き取りローラ 8 押圧ローラ 20 均しローラ 21 サーミスタ(温度測定手段)
フロントページの続き (72)発明者 光安 哲也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 野田 宏之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 寺山 純一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA39 BA32 BA51 5H323 AA35 BB01 CA08 CB04 DA01 DA10 EE01 FF01 GG04 HH02 KK05 MM02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に転写されたトナー像を加熱加圧
    してこれを前記記録媒体に定着させる定着ローラおよび
    加圧ローラと、 離型剤が含浸され、押圧ローラに押圧されてこの離型剤
    を前記定着ローラの表面に供給するシート状のウェブ
    と、 前記ウェブの未使用部分が巻き付けられたウェブローラ
    と、 前記離型剤を前記定着ローラに供給した後の前記ウェブ
    を巻き取る巻き取りローラと、 前記定着ローラにおける前記ウェブの接触位置から前記
    トナー像の定着位置に至る途中で前記定着ローラに当接
    して配置され、前記定着ローラの回転に連動して回転す
    る均しローラと、 前記定着ローラにおける前記ウェブの接触位置から前記
    均しローラの当接位置に至る途中で前記定着ローラに接
    触して取り付けられ、前記定着ローラの表面温度を測定
    する温度測定手段とを有することを特徴とする定着装
    置。
  2. 【請求項2】前記均しローラの表面には弾性体層が形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】前記温度測定手段はサーミスタであること
    を特徴とする請求項1または2記載の定着装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7568487B2 (en) 2006-04-20 2009-08-04 Maytag Corporation Lid mechanism for a drawer-type dishwasher
JP2016180792A (ja) * 2015-03-23 2016-10-13 コニカミノルタ株式会社 定着装置及び画像形成装置

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