JP3740345B2 - 定着装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに圧接回転する定着体及び加圧体の少なくとも一方の表面に離型剤を塗布する離型剤塗布装置、定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかる画像形成装置の一例として、図6に示すような定着装置105を備える画像形成装置が知られており、実用に供されている。
【0003】
定着装置105は、図6に詳細に示すように、回転自在に配設された定着体たる定着ローラ151と、定着ローラ151に圧接しながら回転する加圧体たる加圧ローラ152と、離型剤塗布装置153と、ローラクリーニング装置154,155を有した構成となっている。定着ローラ151及び加圧ローラ152の内部には、ハロゲンランプ等の加熱手段たるヒータ156,157がそれぞれ配設されている。又、定着ローラ151及び加圧ローラ152にはそれぞれサーミスタ158,159が接触するように配設されており、温度調節回路を介してヒータ156,ヒータ157への電圧を制御することにより定着ローラ151及び加圧ローラ152の表面の温度調節を行っている。
【0004】
又、定着ローラ151にはクリーニング装置154及び離型剤塗布装置153が取り付けられ、このクリーニング装置154により定着ローラ151上にオフセットしたトナー等のクリーニングがなされていると共に、離型剤塗布装置153により、離型剤であるシリコーンオイル等が定着ローラ151に塗布され、該定着ローラ151からの記録媒体たる転写紙Pの分離の容易化及びトナーのオフセットの防止が図られている。
【0005】
クリーニング装置154は、帯状の耐熱不繊布からなるクリーニングウェブ154aと、該クリーニングウェブ154aを定着ローラ151に押圧する押圧ローラ154bと、新しいクリーニングウェブ154aを巻き出す巻出しローラ154cと、トナー等が付着しクリーニング能力の低下したクリーニングウェブ154aを徐々に巻き取っていく巻取りローラ154d等とから構成されるもので、特にサーミスタ158にオフセットトナーが付着してこのサーミスタ158に検知不良を生じさせないよう、このクリーニング装置154はサーミスタ158に対して定着ローラ151の回転方向上流側に設けられている。
【0006】
クリーニングウェブ154aの巻き取り方法としては、カウンターから所定枚数コピーしたと判断した時に、ソレノイド(図示せず)がONしワンウェイクラッチが動作することにより、ローラー回転と逆方向に所定量巻き取っている。逆方向に巻き取ることによりクリーニングウェブ154aはローラ回転方向に巻き込まれないようになっている。
【0007】
離型剤塗布装置153は、シリコーンオイル等の離型剤を収容する離型剤溜り部である離型剤容器たるオイルタンク153aと、該オイルタンク153aから汲み上げローラ153b,153cによって汲み上げられた離型剤であるオイルを担持し定着ローラ151表面に供給する離型剤供給手段たる塗布ローラ153d等から構成されてるもので、特に定着ローラ151への均一なオイルの塗布を図るべく、塗布ローラ153dは表面のオイル量を一定量に規制するため弾性体からなる規制ブレード153eが当接され、この離型剤塗布装置153はサーミスタ158に対して定着ローラ151の回転方向下流側に配設されている。
【0008】
又、加圧ローラ152にも、定着ローラ151のクリーニング装置154と同様なクリーニングウェブ155a、押圧ローラ155b、巻出しローラ155c、巻取りローラ55d等とからなるクリーニング装置155が取り付けられ、定着ローラ151を介して加圧ローラ152に付着したトナーのクリーニングがなされている。
【0009】
又、加圧ローラ152には、加圧ローラ152上に残った余剰離型剤を除去する離型剤除去用弾性体たるオイル除去ブレード160が当接している。このオイル除去ブレード160がない場合は、余剰離型剤が定着ローラ151と加圧ローラ152とのニップに溜り、記録材上にシミとなったり、OHP用の透明ラミメートフィルムがスリップしてニップヘの進入不良が発生する。オイル除去ブレード160の材質としては、Siゴム、フッ素ゴム等が用いられ、これらのブレードが加圧ローラ152の回転方向に対して順方向又は逆方向へ適当な進入量をもって当接している。
【0010】
この状態において、転写紙Pが搬送されてくると、定着ローラ151と加圧ローラ152は回転し、定着ローラ151の表面に離型剤としてシリコーンオイルが塗布され、転写紙Pが定着ローラ151と加圧ローラ152の間を通過する際に表裏両面からほぼ一定の圧力、温度で加圧、加熱され紙表面上の未定着トナー像は溶融して定着され、転写紙P上にフルカラー画像が形成される。画像が定着された転写紙Pは下分離爪168によって加圧ローラ152から分離され、機外へ排出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像形成装置においては、以下に示すような問題が生じていた。
【0012】
先ず、一般に複写機における熱定着装置では、電源投入後定着ローラが所定の温度に到達するまで所定時間待機して、所定温度に到達した後コピー可能状態となる。しかしここで、コピー可能状態になった直後(以下、朝一状態という)と、コピー可能状態でスタンバイ放置して所定時間経過した状態(以下、放置状態という)とでは、定着性が異なっていた。これは定着ローラの表面温度だけではなく、定着装置全体の温度や特に定着ローラの表面に塗布する離型剤の温度が朝一状態と放置状態とで異なることによるものである。
【0013】
即ち、放置状態においては、定着ローラの熱が塗布ローラ、汲み上げローラを介して、離型剤に伝わり離型剤の温度は高温となる。この状態では、定着ローラに離型材を塗布しても定着ローラの温度低下は少なく、且つ定着ローラとトナーとの間にある離型剤も高温の為、定着性は良くなっていた。一方、朝一状態では離型剤の温度が低く、これを定着ローラの表面に塗布すると定着ローラの温度が急激に低下し、且つ定着ローラとトナー面との間に低温の離型剤が存在するため、定着性が悪くなってしまう。これは低温の環境になると、より顕著になる。
【0014】
これを解消するために、従来の定着装置にあっては、一例として、図7に示すように、オイルタンク153a内の離型剤の温度を検知する離型剤温度検知手段185と、発熱体であるヒータ182、金属等の熱伝導部材181等からなりオイルタンク153a内の離型剤を加熱する離型剤加熱体180とを備える定着装置が提案されている。
【0015】
かかる定着装置にあっては、離型剤温度検知手段185で離型剤の温度を検知し、その検知温度が所望の温度より低い場合、離型剤加熱体180のヒータ182に電力が供給され、ヒータ182の温度が上昇する。このヒータ182の熱は熱伝導部材181を伝わり、離型剤の温度が上昇する。そして、離型剤の温度が所望の温度に達すると、ヒータ182への電力の供給が遮断され、離型剤温度は上昇しなくなる。
【0016】
しかし、このような従来の方法では、離型剤温度検知手段が検知する場所によって検知される離型剤の温度差が大きく、オイルタンクの内部で離型剤加熱体に近い箇所では離型剤温度が検知温度より高くなってしまうことがあり、安全面で問題があった。
【0017】
そこで、本発明は、離型剤加熱体の過昇温を防止し装置の安全性の向上を図りつつ、離型剤容器内の離型剤の温度低下を防止することができる離型剤塗布装置、定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置の提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は、互いに圧接回転する定着体及び加圧体と、定着体及び加圧体の少なくとも一方を加熱する加熱手段と、離型剤を収容する離型剤容器と、定着体及び加圧体の少なくとも一方の表面に離型剤容器内の離型剤を塗布する離型剤塗布手段と、離型剤容器内の離型剤を熱伝導により加熱する加熱体と、を有する定着装置において、
離型剤容器内の離型剤の温度を検知する離型剤温度検知手段と、加熱体の温度を検知する加熱体温度検知手段と、加熱体への通電を制御する制御手段と、を有し、この制御手段は、
離型剤の検知温度が所定の温度よりも高い場合、加熱体への通電をオフし、
離型剤の検知温度が所定の温度よりも低い場合、加熱体の検知温度が所望の温度よりも低いときは加熱体への通電をオンし、加熱体の検知温度が所望の温度よりも高いときは加熱体への通電をオフすることを特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0025】
本発明の実施形態にかかる画像形成装置の一例として、図1及び図2に示すような複数の光走査手段を有する4ドラムレーザビームプリンタ(以下、プリンタという)について説明する。
【0026】
図1は、かかるプリンタの概略構成を示す模式的断面図であり、図2は、図1の画像形成装置の画像形成部の拡大断面図である。
【0027】
かかるプリンタは、図1に示すように、潜像担持体たる電子写真感光体(以下、「感光ドラム」とする)の周囲に、現像装置等を有して構成される画像形成手段たる画像形成ステイションが4個設けられ、該各画像形成ステイションにて形成された感光ドラム上の画像が、該感光ドラムに隣接して移動通過する搬送手段上の紙等の記録材(以下、単に紙とする)へ転写される構成となっている。
【0028】
又、図2に示すように、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色の画像を形成する各画像形成ステイションPa,Pb,Pc,Pdには、それぞれ感光ドラム1a,1b,1c,1dが配置されており、各感光ドラムは矢印方向に回転自在となっている。
【0029】
更に、各感光ドラム1a,1b,1c,1dの周囲には、帯電器12a,12b,12c,12d及び現像装置2a,2b,2c,2d、そして、クリーナ4a,4b,4c,4dが上記感光ドラムの回転方向に沿って順次配設されており、各感光ドラムの下方には、転写部3が配設されている。該転写部3は、各画像形成ステイションに共通の記録材搬送手段たる転写ベルト31及び転写用帯電器3a,3b,3c,3dを有している。
【0030】
以上のようなプリンタにおいて、図1に示す記録材供給手段たる給紙カセット61から供給された記録媒体たる転写紙Pは、転写ベルト31上に支持されて各画像形成ステイションヘ搬送され、上記各感光ドラム上に形成された各色のトナー像を順次転写される。この転写工程が終了すると、転写紙Pは転写ベルト31から分離されて定着装置5へ記録材案内手段たる搬送ベルト62により搬送される。
【0031】
定着装置5は、図3に詳細に示すように、回転自在に配設された定着体たる定着ローラ51と、定着ローラ51に圧接しながら回転する加圧体たる加圧ローラ52と、離型剤供給塗布手段たる離型剤塗布装置53と、ローラクリーニング装置54,55を有した構成となっている。定着ローラ51及び加圧ローラ52の内部には、ハロゲンランプ等の加熱手段たるヒータ56,57がそれぞれ配設されている。又、定着ローラ51及び加圧ローラ52にはそれぞれサーミスタ58,59が接触するように配設されており、温度調節回路(図示せず)を介してヒータ56、ヒータ57への電圧を制御することにより定着ローラ51及び加圧ローラ52の表面の温度調節が行なわれるようになっている。
【0032】
尚、図3は、定着装置5の概略構成を示す模式的断面図である。
【0033】
又、定着ローラ51にはクリーニング装置54及び離型剤塗布装置53が取り付けられ、このクリーニング装置54により定着ローラ51上にオフセットしたトナー等のクリーニングがなされていると共に、離型剤塗布装置53により、離型剤であるシリコーンオイル等が定着ローラ51に塗布され、該定着ローラ51からの転写紙Pの分離の容易化及びトナーのオフセットの防止が図られている。
【0034】
クリーニング装置54は帯状の耐熱不繊布からなるクリーニングウェブ54aと、該クリーニングウェブ54aを定着ローラ51に押圧する押圧ローラ54bと、新しいクリーニングウェブ54aを巻き出す巻出しローラ54cと、トナー等が付着しクリーニング能力の低下したクリーニングウェブ54aを徐々に巻き取っていく巻取りローラ54d等とから構成されるもので、特にサーミスタ58にオフセットトナーが付着してこのサーミスタ58に検知不良を生じさせないよう、このクリーニング装置54はサーミスタ58に対して定着ローラ51の回転方向上流側に設けられている。
【0035】
クリーニングウェブ54aの巻き取り方法としては、カウンターから所定枚数コピーしたと判断した時に、ソレノイド(図示せず)がONしワンウェイクラッチが動作することにより、ローラー回転と逆方向に所定量巻き取っている。逆方向に巻き取ることによりクリーニングウェブ54aはローラ回転方向に巻き込まれないようになっている。
【0036】
離型剤塗布装置53は、シリコーンオイル等の離型剤を収容する離型剤溜り部である離型剤容器たるオイルタンク53aと、該オイルタンク53aから汲み上げローラ53b,53cによって汲み上げられた離型剤であるオイルを担持し定着ローラ51表面に塗布する離型剤塗布手段たる塗布ローラ53d、オイルタンク53a内の離型剤を加熱する離型剤加熱体80等から構成されているもので、特に定着ローラ51への均一なオイルの塗布を図るべく、塗布ローラ53dは表面のオイル量を一定量に規制するため弾性体からなる規制ブレード53eが当接され、この離型剤塗布装置53はサーミスタ58に対して定着ローラ51の回転方向下流側に配設されている。
【0037】
又、加圧ローラ52にも、定着ローラ51のクリーニング装置54と同様なクリーニングウェブ55a、押圧ローラ55b、巻出しローラ55c、巻取りローラ55d等とかならるクリーニング装置55が取り付けられ、定着ローラ51を介して加圧ローラ52に付着したトナーのクリーニングがなされている。
【0038】
又、加圧ローラ52には、加圧ローラ52上に残った余剰離型剤を除去する離型剤除去用弾性体たるオイル除去ブレード60が当接している。このオイル除去ブレード60がない場合は、余剰離型剤が定着ローラ51と加圧ローラ52とのニップに溜り、記録材上にシミとなったり、OHP用の透明ラミメートフィルムがスリップしてニップヘの進入不良が発生する。オイル除去ブレード60の材質としては、Siゴム、フッ素ゴム等が用いられ、これらのブレードが加圧ローラ52の樹転方向に対して順方向又は逆方向へ適当な進入量をもって当接している。
【0039】
この状態において、転写紙Pが搬送されてくると、定着ローラ51と加圧ローラ52は回転し、定着ローラ51の表面に離型剤としてシリコーンオイルが塗布され、転写紙Pが定着ローラ51と加圧ローラ52の間を通過する際に表裏両面からほぼ一定の圧力、温度で加圧、加熱され紙表面上の未定着トナー像は溶融して定着され、転写紙P上にフルカラー画像が形成される。画像が定着された転写紙Pは下分離爪68によって加圧ローラ52から分離され、機外へ排出される。
【0040】
次に、本実施形態にかかる離型剤塗布装置について図4又は図5に基づいて詳細に説明する。
【0041】
図4は、離型剤塗布装置の概略構成を示す模式的断面図である。
【0042】
離型剤塗布装置53に備えられオイルタンク53a内の離型剤を加熱する離型剤加熱体80は、例えば抵抗発熱体をSiゴム等の絶縁体で覆った面状の発熱体で電力の供給によって発熱するヒータ82と、ヒータ82に接触して取り付けてられ一部がオイルタンク53a内の離型剤に浸っている高熱伝導性の金属板金である熱伝導部材81とを有している。熱伝導部材81の材質としてはAl、Cuが好ましい。
【0043】
又、離型剤塗布装置53は、加熱体温度検知手段83と、離型剤加熱体80のヒータ82表面に当接しヒータ82の過昇温防止するサーモスイッチ84と、離型剤温度検知手段85と、離型剤温度制御手段(図示せず)及び加熱体温度制御手段(図示せず)とを備えている。
【0044】
ヒータ82は、加熱体温度検知手段83及び離型剤温度検知手段の検知温度に基づきヒータ82の温度を設定加熱体温度以下に維持しながらオイルタンク53a内のオイル温度を設定離型剤温度となるよう離型剤温度制御手段及び加熱体温度制御手段によって後述の如く駆動制御される。
【0045】
次に、このような離型剤加熱体80を用いて、オイルタンク53a内の離型剤を加熱する様子を図5を用いて説明する。
【0046】
先ず、離型剤温度検知手段85によって検知離型剤温度tlが検知される。そして、この検知離型剤温度tlが所望の温度である設定離型剤温度Tlより大きい場合は、離型剤温度制御手段が離型剤温度が高温であると判断し、ヒータ82への電力の供給を遮断する。
【0047】
一方、検知離型剤温度tlが設定離型剤温度Tlより小さい場合、加熱体温度制御手段が、加熱体温度検知手段83の検知加熱体温度t2が設定加熱体温度T2より高いか否かによってヒータ82に電力を供給するか否かを決定する。
【0048】
加熱体温度検知手段83の検知加熱体温度t2が設定加熱体温度T2より小さい場合は、ヒータ82に電力が供給される。ヒータ82に電力が供給されると抵抗発熱体が発熱し、ヒータ82は設定加熱体温度T2に向かって昇温を始め、熱伝導部材81を介して離型剤の加熱が行われる。
【0049】
加熱体温度検知手段83の検知加熱体温度t2が設定加熱体温度T2より大きい場合は、検知離型剤温度tlが低い場合でも、加熱体温度制御手段は、ヒータ82への電力の供給を遮断し、離型剤の加熱は行われない。上述の制御を所定の時間毎に繰り返す。
【0050】
即ち、検知離型剤温度tlが設定離型剤温度Tlより低い場合でも、ヒータ82の温度を示す検知加熱体温度t2が設定加熱体温度T2より大きい場合はヒータ82に電力の供給がされない。
【0051】
上述したように、本実施形態では、離型剤温度検知手段の検知温度に基づく離型剤温度制御手段による離型剤加熱体の駆動制御より、加熱体温度検知手段の検知結果に基づく加熱体温度制御手段による加熱体の駆動制御を優先することで、離型剤加熱体の設定加熱体温度を安全な温度に設定しておけば、離型剤の温度が所望の温度より高くなることはなく、安全に離型剤加熱を行なうことができる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、離型剤容器内の離型剤を熱伝導により加熱する加熱体への通電を制御する制御手段が、離型剤の検知温度が所定の温度よりも高い場合、加熱体への通電をオフし、離型剤の検知温度が所定の温度よりも低い場合、加熱体の検知温度が所望の温度よりも低いときは加熱体への通電をオンし、加熱体の検知温度が所望の温度よりも高いときは加熱体への通電をオフするので、定着体及び加圧体の少なくとも一方の表面が離型剤により温度低下を生じ定着性が悪化してしまうのを防止しつつ加熱体の過昇温を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる画像形成装置の概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】図1に示す画像形成装置の画像形成部の拡大断面図である。
【図3】図1の画像形成装置に備えられた定着装置の概略構成を示す模式的断面図である。
【図4】図3の定着装置に備えられた離型剤塗布装置の概略構成を示す模式的断面図である。
【図5】図4の離型剤塗布装置における離型剤温度制御手段及び加熱体温度制御手段による離型剤加熱体の駆動制御を説明するためのフローチャートである。
【図6】従来の定着装置の概略構成を示す模式的断面図である。
【図7】他の従来の定着装置の概略構成を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
5 定着装置
51 定着ローラ(定着体)
52 加圧ローラ(加圧体)
53 離型剤塗布装置
53a オイルタンク(離型剤容器)
53b,53c 汲み上げローラ
53d 規制ブレード
53e 塗布ローラ(離型剤供給手段)
80 離型剤加熱体
81 熱伝導部材
82 ヒータ
83 加熱体温度検知手段
84 サーモスイッチ
85 離型剤温度検知手段
P 転写紙(記録媒体)
Claims (1)
- 互いに圧接回転する定着体及び加圧体と、定着体及び加圧体の少なくとも一方を加熱する加熱手段と、離型剤を収容する離型剤容器と、定着体及び加圧体の少なくとも一方の表面に離型剤容器内の離型剤を塗布する離型剤塗布手段と、離型剤容器内の離型剤を熱伝導により加熱する加熱体と、を有する定着装置において、
離型剤容器内の離型剤の温度を検知する離型剤温度検知手段と、加熱体の温度を検知する加熱体温度検知手段と、加熱体への通電を制御する制御手段と、を有し、この制御手段は、
離型剤の検知温度が所定の温度よりも高い場合、加熱体への通電をオフし、
離型剤の検知温度が所定の温度よりも低い場合、加熱体の検知温度が所望の温度よりも低いときは加熱体への通電をオンし、加熱体の検知温度が所望の温度よりも高いときは加熱体への通電をオフすることを特徴とする定着装置。
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